猿払村議会 平成26年第3回定例会 2014年9月17日
地域活性化について
2014年9月17日、猿払村議会の一般質問で、佐々木淳議員が「地域活性化について」質問し、村長 伊藤浩一が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木淳 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 佐々木淳
一般質問通告書に従って質問したいと思います。地域活性化について。地域活性化について同僚議員も何度か質問されていますが、具体的な対策は大変難しい問題ではあると存じますが、行政として鬼志別商店街の立て直しは急務であると思いますが村長のお考えをお伺いします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただ今の佐々木議員の御質問にお答えしたいと思います。議員御心配のとおり、今年の7月にガソリンスタンドと商店が閉店し、猿払村の中心である鬼志別におきましても商店などの減少が進み、村民の生活必需品の購買環境は低下してきているというふうに私も思っております。3月の定例議会の一般質問の中でもお答えいたしましたが、遅ればせながら本年2月から商工会役員と担当課でそれぞれ何をすべきか、どのような施策が必要なのかなどの協議を始めておりました。その中で村民の生活を支える商店などの活性化に向け、今議会で商業振興条例においての助成制度を提案させていただいております。この条例の詳細は後ほどの審議の中で御説明いたしますが、意欲を持って商業経営を行う方々を支援し、鬼志別のみならず村内での生活必需品などの購買環境の向上につなげていければというふうに考えております。また、この助成制度を使う方の掘り起こしも商工会と共に進めてまいりたいというふうに考えておりますのでよろしく御理解をお願いいたしたいと思います。
質問 佐々木淳
振興条例も概略はお伺いしておりますのでね。ただ、補助金を出せば活性化するかというと決してそうではないと思うんですよね。今、非常に地域が、どの地域も人口が減少している。過疎化が進んでいる。その原因は一体何なのかというと、やはり地域に経済がない。働く場所が少ない。どこの地方も。今、国の方でも地方を再生しようという機運が高まってはいますが、しかし、今、我が村においては非常に遅い対応ではないのかなと思うんですよね。一つの私は案として、村で購買の施設を造って、そこに販売業者を募集するとか。あるいは、あの地域に村の住民課などが出先機関として置くとか。そういったその、行政が主体となって、ただ補助金を出すだけではなくて、具体的に、積極的に対策を練るという方向も一つお考えになったらいかがでしょうか。提案したいと思うのですが村長はどのように思いますか。
答弁 村長 伊藤浩一
私もこの度閉店した商店の方とちょっと若干お話しをさせていただきました。その中で閉店に至った経緯としては、やはり後継者がいないということが一つの問題であったというふうにお聞きしております。今、議員さんから御提案のあったとおり、そういう集中的なストアーといいますか、スーパーといいますか、そういう大きな建物の中に商店を入っていくと。入れていくという形の方法も過去には、そのような話しもあったというふうに聞いておりますけれども、ただ、前段で申し上げましたとおり後継者がいない中でそこの中に、もし仮に大きな店舗を建ててそこの中に商店が入っていただくという形になっても、やはり長期的な目でみるとなかなか投資が難しいというようなお話も過去に私が産業課長時代そのような話しもございました。そういった中でこれから商店が閉店、閉鎖していく中で買い物弱者といわれる方々がどんどん増えてくるという部分については、私としても非常に危惧をしているところでございますから、手法としては来ていただくんではなくて、こちらから逆に赴いていくというような形での、今1か所、車での移動販売という形でやっていただいているところもございますけれども、今後そういうことも含めながら検討していきたいなというふうに考えております。
質問 佐々木淳
実際そのとおりなんですけれどもね。例えば漁業者は後継者がきちっと居りますね。それから農業者っていうのはなかなか、今は後継者も段々できているようですけれども、なかなか農業の後継者というのも少ないという。一体どういう差があるのかというと簡単ですよね。経済的に自立できるのは一体どちらかというと、今は漁業者の方がずっと自立できます。ですから後継者も育ちやすい。それと同じように商店街の方も自立した経済ができないからこそ後継者ができないという。これは我々工業者、建設業も含めて同じようなことが言えるわけですよね。つまり、魅力のないような業種になると段々少なくなってくる。そこで、どのような案を出し、どのように改善し、改革していくかっていうところが村長さんの手腕。また、我々議員の手腕でもあると思うんです。我々も提案し、村長さんもお考えになり、新しい村づくりをしないと、どんどんどんどん寂れていくと思うんです。後継者がいない。後継者がいないというのは他に道があるからですよね。尚かつ継ぎたいと思うような状況にないということです。ですからそういう状況をどうやって乗り越えていくかというのが、我々の使命でもあると思うんですけれども村長さんはどの様にお考えですか。
答弁 村長 伊藤浩一
確かに議員おっしゃるとおりだと思います。これから商工業の部分については、商店関係については衰退していくというふうにつきましては、これ非常に猿払村にとっても、私にとっても困る状況であります。その中で今回、先ほど言いましたけれども商業振興条例の部分で、助成を出せばいいのかというような話しもありましたけれども、その部分で新規に商店を開業される方、それから後継者の方、そういうような方々の若干の手助けをさせていただく中で、少しでも商店の活性化をしていければというふうに考えておりますので、それが一つの手法でございます。また、いろいろな手法が多々あるかと思いますけども、今後も含めて商工会の方ときちっと担当課も含めて相談をしてまいりたいというふうに考えております。
質問 佐々木淳
次にですね。観光事業は基幹産業になるのかということを質問したいと思います。ここ最近、観光事業に力を入れて、かなりの助成金も出ておりますけれども。私共がこの6月に東北の方に、道の駅の視察に、見学に行ってまいりました。もちろんこれは聞いてらっしゃる方に不明な点があったら困るので説明しますけれども。この見学は、視察は自分達で、議員が自分達で積み立てしたお金でもっていろいろなプランを立てながら2年に一遍とかいろいろなところ、各地を視察に行くというそういうものであります。今回は道の駅というテーマでもって東北の方に行ってまいりました。私共が行ったのは岩手県の遠野市と、それから葛巻町というところの町をみてきました。遠野町というのは御存知のように柳田国男という民俗学者、民話学者の遠野物語。これ大変有名でありましてね。河童とか妖怪とかね。あるいは天狗、そういったものの民話を基に柳田国男が編さんして出したのが遠野物語。今だに観光客が来ているというそういう町であります。私も盛岡に何度か行った事あるんですけれども。遠野町には車でないと行けないもんですから、なかなか縁がなくて是非行きたいと思っていたところに今年そのようなチャンスをいただいたので感激しながらみてきましたけれども。そこにある道の駅。産直、農家や酪農家が作った物を直接売るという。そこの産直の道の駅のやり方としては、売り上げの10パーセントを振興公社がいただくわけです。売り手とかそういう人件費は振興公社で持って、尚かつ修繕費もすべて振興公社が持つと。そこに行政は、行政はただ造っただけですね。すべてのことを自立で賄っていると。大変に近隣の農家も含めて全ての方が潤っている。尚かつ有名なところでありますので観光客も多い。あるいは近隣の人達が新鮮な野菜や新鮮な乳製品を求めて日々来ているということで、黒字経営でやっていますよということで胸を張っておりました。また、葛巻町。なかなか縁がなくて私も何処にあるのか分からなかったんですけれども。久慈市というところに向かう盛岡の本当に青森の側をとおって近くですね。久慈市です。久慈市といえば日本のチベットと言われた本当に誰もが行かないような、岩手そのものがそれほど発達していない。なんせリアス式海岸で山も深いですから。そういったところで人がなかなか住めないということで日本のチベットと名が付いていました。私が付けたのではないから大丈夫だと思うんですけれど。そういうところの葛巻町の道の駅でさえ黒字ですと。案内をしていただいた葛巻町の役場の若い方でしたけれども胸を張って言ってました。凄いなと。ただ、助成金を出すだけでなくて、きちっと利益を上げて町民に還元できるというそういったお話を。また、ワイン工場もあったんですけれど。ちょっと話しが長くなって恐縮ですけれども。全ての事において活性化をしていると。尚かつそういった売り上げが町民にもきちっと還元できるような感じを受けました。ぜひ、私も村長さんにこの町のようにとは言いませんけれども、ただ助成金を出すばかりではなくて、何とか利益を上げて少しでも福祉に還元できるような、そういった方向でこの観光産業が発展してくれればいいなと望んでいるのですけれど村長さんのお考えをお伺いします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただ今の御質問にお答えさせていただきたいと思います。観光が基幹産業になるためには、私はいくつかのハードルを越えて、かつ時代の潮流に乗ることが重要であると考えております。まず一つ目は、住民の方々に観光について興味を持っていただくこと。二つ目は、現在基幹産業として確固とした基盤を持つ水産業、酪農業との融合であると思います。三つ目は、猿払村を、また、地場産品をより多くの方々に知っていただくために継続してPRし続けることだというふうに考えております。また、その中で先日、世界的に有名な中国料理人、脇屋氏を観光大使に任命していただきました。脇屋氏におきましては、本村を売り込んでいただくために、御自分のお店やメディアを利用しながら現在御協力いただいているところでございます。また、観光まつりとは別に、札幌教育大学、札幌市立大学及び札幌天使大学の栄養学科の学生達の協力を得ながら事業を実施し、また、各種イベントや地場産品を利用した料理の提供をしていただき、住民や観光客の方に楽しんでいただいた事はもちろんのことでございますが、この学生たちに猿払村や本村の地場産品を知っていただいたことも大きな収穫であるというふうに私は思っております。また、企画政策課で商品開発を進めておりました試作品も、先日、議員各位に御正味いただきましたので、御意見等を踏まえ、もう少し味付けなどに工夫をしながらできるだけ早いうちに商品化に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。本村では観光事業を生業としている事業主は少ないとは思いますけれども、それでも村としては観光協会などと協働し、さるふつ公園を核としながら、可能性を見出しながら私は進めてまいりたいというに考えております。そのことによって将来観光事業を副業でもいいからやってみようかという方々が出てくれば、さらなる地域の活性化や住民の活力につながると思いますし、少しずつでも基幹産業へ進むというふうに思っております。以上です。
質問 佐々木淳
観光産業を発展させるのに、特にこの北海道なんかはそうだと思うんですけれど、常に行政が持ち出しをするという。補助金を出すという。そういったところが多いと思うんです。最終的には立ち行かなくなって、ホテルなんかもそうなんですけれども。稚内もそうでしたね。全日空ホテルを売却したりとかですね。そういうふうに常に負の財産が膨らんでしまうという。そういった事がないような。きちっとした。業者にももちろん利益を上げてもらう。だけども村が造ったものについてはきちっと手数料、あるいは地代なり代金をきちっと払ってもらう。そういった中で健全なる観光事業を発展させていくっていうのが村民にとっても望むべき姿ではないかと思うんですよ。どうもこう、我々もそうですけれども、この過疎地において、どうやって事業展開をしていくかというのは非常に難しいですから、ついつい補填、補填ということで、限りある村の財源というか、財政がせっぱ詰ってしまうような状況に落ち込んでしまうことが多々あります。これからはぜひ、考えを変えていただいて、利益の、採算の取れないものはすぐ後退してしまう。例えば遠野町の道の駅では、まず参加するのに参加料として3万円取られるそうです。その他に売上げから10パーセントですから暴利と言ってもいいぐらいだと思うんですけれど、それでもきちっとして生業としてやったということですから。そこまで私は猿払村のこの観光事業に望んではいません。ただ、村民が納得するような。せっかく出したお金が少しでも村民に還元できるような、そんな村長さんのこの采配を期待してるということなので、ぜひその辺についても一言お考えをお聞かせください。
答弁 村長 伊藤浩一
今議員の方からお話しありました、遠野町と本村との比較をされているんですけれども、なかなかそこの遠野町と本村との出店も含めて若干なかなか成り立たないところがあるんではないかと思います。遠野町につきましては全体的な大きな建物の中にいろいろな方々が出店していただけるような状況というか、建物もありますけれども、本村についてはそういうところが今だありません。本村の地場産品だとか道の駅の活性化のために猿払村が建物を、売店を建てさせていただいて、そこに出店して、家賃を払って出店していただいているという状況の中で、なかなかそこで利益を生んで振興公社等の中で全体的にやるというのはなかなか今の状況としては非常に難しいんだろうなというふうに思います。ただ、今後、前回からお話ししております複合店舗という話しも、現在改めて煮詰めておりますので、そういうことも含めて今後どういう体制にしていくのか、個々にするか複合店舗的な話しになるのかということで、また、話しが後戻りになるかもしれませんけれども、改めてそういうことも検討していきたいなというふうに考えております。
質問 佐々木淳
今の質問は遠野町の真似をしろということではなくて、考え方として少しでも村民に還元できるような、そういった事業を展開するようにこれから考えて、お互いに、村民とも皆で考えていくような、そういったコンセプトにしてほしいというお願いでありますから。昔のように建物を造って、ただ、どんどんどんどん補填していくというような、そういう時代ではありませんよねと。これからは少しでも造った以上は多少でも村民に還元できるような、そういった考え方で皆で知恵を出して頑張っていきましょうというそういう話しだったので、これからもお互いに意見を出し合って前向きにいきたいとそのように考えております。