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猿払村議会 平成25年第1回定例会 2013年3月6日

バイオガス発電について

2013年3月6日、猿払村議会の一般質問で、佐々木淳議員が「バイオガス発電について」質問し、村長 巽昭が答弁しました。

質問者
佐々木淳 議員
答弁者
村長 巽昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 佐々木淳

それでは次にですね、バイオガス発電について御質問をいたします。以前に村長は、バイオガス発電に前向きに検討し推進をする、との発言をされています。そこでお伺いしますが、計画はどの程度進捗しておりますか。再生エネルギーの価格、条件の中で、バイオガス発電がかなりの好条件であり、20年間は高価格で買い取りとなれば、この時期にバイオガス発電施設を設置したほうが有利と考えますが、いかがでございますか。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただ今の質問にお答えいたします。この再生可能エネルギー買い取りにつきましては、我が国のエネルギー自給率の向上、地球温暖化対策、産業の育成を目指す観点から、平成24年7月、再生可能エネルギーの固定価格買い取りが制度化され、電力会社に一定の価格、期間で、再生可能エネルギーで作られた電気の買い取りが義務付けられたものであります。議員のおっしゃられたとおり、再生可能エネルギーの中でも、家畜糞尿を原料としたバイオガス発電の買い取り価格は、太陽光発電や風力発電に続いて高価格の、1キロワット当たり税抜き39円で、 20年間買い取りをしてもらえる再生可能エネルギーであります。本村における家畜糞尿を原料としたバイオガス発電施設の導入について、猿払村地球温暖化対策地域協議会を推進母体に検討されておりますが、現状の段階としては、乳牛飼養頭数約400頭規模と、900頭規模の家畜糞尿を原料とした数戸の農家による集約型の施設について、糞尿の収集システムや施設の規模、形態、収支計画の概要など、具体的な数値を積算し、農家の皆様に提示できるような資料を今、作成しているところであります。今後は、農協を始めとした関係機関と共にその内容を精査し、農家の皆さんへの説明や、猿払村地球温暖化対策地域協議会にもお諮りしながら進めてまいりたいと考えております。また、これまでの議論の積み重ねから、個別完結型のケースとして、一つの大規模法人におきまして、約500頭の糞尿を原料とするバイオガスプラントの設置計画が本格的に始動し、経済産業省の発電施設の認定、北海道電力との系統連携協議のための詳細設計の提出など、具体的な手続きが今、されております。この法人は、法人化による大規模経営に移行した際、近代的な施設を効率的に建設配置しており、本村におけるバイオガスプラント化に最も適した農場であり、先進地の事例の研究も積極にされております。また、これまで培ってこられた人脈やパイプを駆使され、今後の農場経営を見据えながら、最も効果的な技術の投入に熱心に取り組んでおられると伺っております。村といたしましても、道北における、この再生可能エネルギー分野での先駆者になろうとする同社の意欲的な挑戦、そして、そのリスクをサ ポートするため補助や交付金などの諸制度適用の道を探るなどの支援をしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

質問 佐々木淳

今の答弁で、主体は行政ではなくて民間が主体となってやられていると。どの程度、行政のバックアップというか、行政が主体となってですね、計画というのはないのでしょうか。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

今、最後のほうで申し上げましたけども、この件に関しましても、行政として何らかの形で支援していきたいと思っております。私の考えといたしましては、議会とも相談しなければなりませんけども、このように個別型で今やりたいという方が現れましたので、積極的に財政的な支援などを行って、やっていただきまして、そしてまず成功例をこの猿払村で作っていただくと。それからですね、その後において今度、集合型ですね、四つの牛舎が集まるとか、八つの牛舎が集まるとか、また、村営牧場を中心に何戸かでやるとか。そういうほうに進めて、全村的に広めていきたいなと、かように考えております。その前には、まず佐々木議員も私も会社を経営したことがございますから、よくお分かりになると思いますけども、まず誰かが成功すれば、必ず続く者があります。その成功例を、まず出したいというのが今、思っていることでございます。

質問 佐々木淳

痛い所を突かれたような気もしますけども、確かに、おっしゃるとおりではございますが、しかしながらですね、行政の持っているですね、民間の力とですね、行政が持っている力というのは、力の差が違うわけですよね。どうしても民間では、新しいもの、先進的なものにいくのに、非常に億劫になるというか。大手企業であればね、余剰資金があるような大企業であれば、いろいろな、例えばソフトバンクだとかも風力発電とか太陽光発電とかにね、チャ レンジするということで、いろいろ模索されてますけどもね。しかしながら、こういう過疎地域でね、なかなかと思うのですね。そういうことであればですね、例えば、村が主体となってね、大手企業とタイアップしてですね、せっかくここにですね、原料になる糞尿がですね、無尽蔵とまではいきませんけども、ある一定の農家とね、契約さえすれば、村営牧場の辺りにですね、できないこともないのではないかと。あるいはまた、そういうですね、発想を。これが実行できるかどうかは別としましてもですね、そういった案を模索していくということをされると、また夢と希望があっていいのではないのかなと思うのですね。というのは、太陽光発電というのは、お天気に左右されますしね、もちろん風力発電もそうですよね。お天気次第ですから、いくら大規模にね、装置を設置してもですね、電力が賄えるのかどうか。お天道さん任せ、風任せですからね。その点、このバイオガス発電というのはですね、安定できると。これは設備に非常にお金が掛かってという情報も、私も勉強してみましたけども、なかなか二の足、三の足で、先ほど村長さんがおっしゃったようにですね、成功例がないと、なかなか足を踏み出せないというのは、よく分かります。しかしですね、そう言ってるとね、何もできないわけでありましてね。例えば、きのう一昨日の新聞で、道が、次世代空間モデルということでね、いろいろな自然エネルギーを生かす提案をされた中でね、村長さんも視察に行かれたと思いますけど、十勝管内鹿追町でですね、国内最大のバイオガス発電プラントの建設に着手するということが決定したといういうことでありますのでね。これができてからでも結構ですけど、まず最初に案としてね、いろいろな角度から研究していくのもいいのではないのかな、ということを提案したいのですよ。そういうことについてね、村長さんの考えをさらにね。村長さんでなくても結構です。担当者の方でも結構ですからね。これだけの行政マンがたくさんいるわけですからね。俺はこういうふうに考えるとかね、いろいろな案を持っている方は、多分いると思うのです。そういった案をね、集約していって、そして厳選して、まず、いろいろな計画を立てて実行に移すということも重要だと思いますけども。まず、その前にいろいろな計画を練るということがね。検討をするということをされてはいかがかなと思うのですけど、どうでしょうか。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

まさしく今、そういう、いろいろな案を検討しているところでございます。いろいろなパターンにおきましてですね。ただ、先ほど成功例というお話をしたのは、あくまでも技術面のことでございまして、39円という買い取り価格はですね、誰がやっても採算が合うような、そういう試算でできた計画でございますから、採算面では大丈夫だと思います。大丈夫だということを証明するために今、一生懸命そういういろいろな試算を作ってですね。単体でやる形が一番効率的ですけども、集合型でやりますと、いろいろな経費が掛かってきますから、その計算が今、いろいろやっているところですけども、ただ、採算的に合う事業だということ。とは言っても、私が、成功例を見たほうがいいよ、見ないと皆さんやらないよ、と言うのは、私も何件か視察に行きましたけども、バイオガスの発生量とかですね、その辺は、やはり一生懸命 やっている人が間違いなく、たくさん量が出ます。そういうことを考えますとね、やはり村が主体でやるのではなくて、自分たちでやったほうが間違いなく成功すると、私は思いますし、それが近道だと思っています。先ほども言ったように、行政としては、それが大丈夫なんだよ、という施策をですね、今、一生懸命作って、リスクといいますか、その多少のリスクを和らげるための、そういう補助制度とか、そういうものを使いながらですね、補助して、推進してまいりたいなと、今、そのように思っております。

質問 佐々木淳

2番目の質問にですね、糞尿の環境問題に関する調査、対策について、どのようにお考えかお伺いしたい、ということで質問してありますが、実はこれもですね、この糞尿をね、是非バイオガス発電に使うとですね、この問題も解消するのではないのかなという質問を兼ねてね、提示をしたのですけども、糞尿についてのね、臭気問題については、どのようにですね、調査されているのか。また、問題があるのかないのかということを、まずお伺いしたいと思います。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただ今の質問にお答えいたします。家畜糞尿の処理につきましては、平成11年に制定、平成16年11月から本格施行となった、家畜排泄物法により適正に管理することが義務付けられました。家畜糞尿の環境への影響については、これまでも宗谷総合振興局が中心となり、市町村、農協などと連携をし、適正化指導チームを設け、各農家の施設を巡回し、現地において不適切な状況が確認されれば、農協を通じて指導してきております。このような中で、農家では糞尿の適正な管理保管をするため、堆肥舎や尿溜め、スラリーストアーを建設、整備しながら、環境対策に努めてきておりますが、こうして管理保管した家畜排泄物の農地への散布、還元は、土づくり、草づくりに欠かせない重要な営農行為であり、自給肥料の確保が、経営の安定に直結するものであります。糞尿の臭気対策については、これまで臭気を少しでも抑える方法や、市街地周辺の農地への散布については、時期、気象を配慮、調整するなど、様々な工夫を凝らしながら対策を講じてきております。今後も農協が主体となり、昨年発足した家畜糞尿適正検討会などで、その対策について検討を進めてまいりたいと思っております。また、先の御質問にもありましたバイオガス施設は、議員もおっしゃられましたが、臭気対策にも効果のある施設でありますから、先の法人における実践効果を参考にし、環境対策を講じてまいりたいと考えているところであります。

質問 佐々木淳

猿払村もですね、農業とね、漁業の村でありますから、多少の臭気はですね、やはり我慢しないといけないのだと私は思っておりますが、しかし、いろいろ調べてみるとですね、こういうのがありました。別海町でですね、別海町も酪農で有名な所でありますから、家畜糞尿から出る臭いに対する取り組みということで、この農業を基盤とする別海町にあっても、家畜糞尿の圃場散布に発生する臭気は町全体に漂い、地域の臭いとはいえ住民生活に不快感を与えていた。臭気に対する農家意識の向上と、臭気対策への取り組みを促進し、町内における家畜糞尿の臭気低減を図り、快適な農村社会の形成に努めると。そういうことで、年間85万円ほどの予算でですね、一農家当たりですけども、消臭液を投入し、撹拌、曝気するなどの対策を取っている、ということであります。ちょっと話はですね、また戻ってしまって非常に恐縮なのですけども、先ほどのですね、村長は御存じだと思うのですけどね、液肥になるわけですよね、この糞尿がね。バイオガス発電をして 残った残渣ですよ。本来であれば、この残渣も処理しなければいけないのですけども、農家においてはですね、これを畑に撒けるということですから、一挙両得ではないのかなと、このように考えているわけですよね。しつこいですけども、別に村が主体とならなくてもね、大手企業を誘致してね、村営牧場の辺りを提供してですね、家賃、土地代を取りながら、また、農家は糞尿を提供することによって、その料金をいただきながらですね、なおかつ液肥もいただける、というようなこともあります。新聞にも載っていましたけども、2016年には電力が小売りになると。電力小売が規制改正されるらしいと。らしいというか、こうなると多分、改正されると思うのですね。そうなってくると、今の買い取り制度もですね、どのようになるのか、ちょっと不安になりますよね。なるべく早くですね、先ほども村長さんもおっしゃったように、採算の取れる買い取り価格ですから、それが20年間もいただけるということなので、これは是非ですね、誘致なり営業なりですね、する価値があるなと、私でも思いついたわけですよ。また、自由化になればですね、売電もできるわけですから、そうなってくると、もしかしたらですね、猿払村の電力もバイオガスで賄えるのかな、ということも考えられるなということで、しつこくなるのでね、答弁はいいですけども、そういった、いろいろな夢がね、希望があるので、是非ですね、検討しているということでありますから、早急に具現化、形にですね、なればいいなという希望を申し上げて、この質問を終わりたいと思います。

質問 佐々木淳

よろしかったら答弁をいただければ、ありがたいのですが。

答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)

ただ今、議員おっしゃられたように、このバイオマスプラントにつきまして、産業としても様々な魅力がございますので、企業誘致というのは、ちょっと難しいかもしれませんけども、積極的に様々な方面に当たってみたいなと思っております。以上でございます。

出典:猿払村議会 平成25年第1回定例会 2013年3月6日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる