猿払村議会 平成23年第4回定例会 2011年12月14日
特別養護老人ホームやすらぎ苑について
2011年12月14日、猿払村議会の一般質問で、野村雅男議員が「特別養護老人ホームやすらぎ苑について」質問し、村長 巽昭が答弁しました。
- 質問者
- 野村雅男 議員
- 答弁者
- 村長 巽昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 野村雅男
次に特養ホームについてお尋ねをいたしたいと思います。特別養護老人ホームやすらぎ苑は、定員30名それからショートステイ9名の枠で運営をされているところでございますが、今現在村内には待機者は何人ぐらいになるのかお聞きをしたいと思います。先日、日刊宗谷あるいは道新紙上には稚内の記事が出ていました。稚内市でも富士見園、あるいは特養の緑が丘ホームというようなところでかなりの定員を持っているわけですが、それでもやはり待機者が200人超になると。それを解消するには増床しかないというようなことが書いてありました。猿払の私どもの方でも、このやすらぎ苑以外に他所へ数名入っていると、そういうこともありますので、あわせて増床すると、待機者の解消のために増床すると、そういう考え方はないのかお伺いをしたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまのご質問につきまして答弁をさせていただきます。特別養護老人ホームさるふつやすらぎ苑におきます直近での待機者は13名となっております。待機者の内訳といたしましては、村民の方が12名、稚内市の方が1名となっております。また、増床の件でございますが、増床の有無につきましては昨年1年間をかけて検討してまいりました庁内での高齢者福祉施策会議の中でやすらぎ苑の増床につきましても検討協議を進めてまいりました。その中で、現況のデータ分析や将来推計などをしながら進めてきた結果といたしまして、やすらぎ苑の増床につきましては緊急的な必要性があるとは言えないことから増床につきましては現在策定中であります第5期介護保険計画には盛り込まないこととしております。しかしながら、今後、新規利用者の発生が不透明なことと、第5期介護保険計画の策定に当たりまして65歳以上のニーズ調査も実施しておりますので、それも参考としながら第6期介護保険計画に向けて施設系サービスも含めて高齢者福祉施策会議の中で継続検討してまいります。以上でございます。
質問 野村雅男
昨年1年間かけていろいろと検討したということで、今現在はそういう増床の意思は持っていないということでございますが、11月22日の新聞でございますが、高齢化人口は幸せな証しということで宗谷総合振興局は10月1日現在における管内の高齢者人口が全人口に占める率は26.9%に達すると。これは全道平均の24.8%に2.1%、さらに全国に比べて4.1%上昇していると。宗谷管内の方も10年前に比べまして高齢者の人口いわゆる6.1%上昇していると。若者が都会に流出していることもこの6.1%の中に押し上げていることは間違いありませんが、やはり猿払村でもこの上昇の傾向ということは、変わりがないということで、今管内の定員も調べさせていただきましたけれども定員は特養で698名、養護老人ホームで、105名、待機者が実人数で500人弱あるいは400人台かなというようなところだそうでございます。申請者全員が今既に入所しなければならないという状況ではないというふうに聞いておりますが、やはり今後そういう形でまだまだ高齢化率がじりじりと上がってくると私は考えておりますが、そういった中で、どこかで見直しの機会が来るのではないのかなと、そんなふうに思う一人でございます。その点について村長のお考えをお聞きをしたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。私も将来的には増床もあり得るのかなとは思っておりますが、ただ就任当初、昨年ですね。昨年の5月から1月まで半年以上庁内の中の福祉に関する専門の皆さんに集まっていただきまして、前の副村長を委員長として、いろんなケースを協議、またシミュレーションをしていただきました。いろんなメリットデメリットございます。増床すれば当然介護保険料も上がるわけでございます。そのようなところのシミュレーションもすべて半年かけてやっていただきました。そのときの今年の1月に結果が出ております。その結果によりますと、施設増設の緊急性はないのではないかと。それよりは訪問介護や訪問リハビリ等の在宅サービス、この充実を今するべきではないのかなとという、こういう結論が出ましたので、今回に関しましては、私もこの結論のとおり在宅介護の方に力を注いで、施設経営のことに関しましては将来にわたって検討するという結論に達しました。以上でございます。
質問 野村雅男
時代は変化すると申しますので、いろんな形でその数字等を押さえていって、そういう必要が生じたときはひとつそういう決断をしていただきたいなと、そんなふうに思うところでございます。次にグループホームということでお尋ねをいたしたいと思います。現在、猿払村にグループホームはありません。隣の浜頓別町にグループホームが、ちょっと私しっかり勉強しておりませんので、部屋数が幾つあるのか、何人くらい入っているのか、あるいは猿払村から何人お世話なっているのか、1人か2人くらいお世話なっているという話は以前には聞いたことがありますけれども、しかし今猿払村には老人専用の住宅というのが公営住宅として建設をされております。しかし、そこはすべてやっぱり自賄いで自分で食事も作って摂ってという形でしょうけども、グループホームは食事の提供も受けてと案外簡単に入居をご夫婦でもあるいは1人でもそういう形で、ある程度歩けても入れるというようなふうに聞いております。猿払村の中では全く需要はないのか。またはあるのか。またあっても少数のためにそういう考え方を持っていないのか。その辺をちょっとお伺いをしたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまの質問につきまして、答弁をさせていただきます。グループホーム等の需要は全くないわけではございません。現在策定中の第5期介護保険計画のニーズ調査におきましても、約10%の方が認知型グループホームの整備が必要だとの回答をいただいております。参考までに、中でも一番多かった回答といたしましては、在宅介護のための住宅を訪問するサービスの充実が40%で、続いて病院や診療所などの医療機関の充実が32%となっております。以上でございます。
質問 野村雅男
今の村長のご答弁だと、ある程度の需要はあるという形で私も押さえていいということですね。私も前からは思っていたんですけど、やはりそういう需要があるのであれば、やはりいろんな形で活用していただく、あるいはまた何と言うのですか、やはり在宅介護という、そういうのもやっぱり効率的にそういう1つのあるいは、2つくらいの施設であれば何人か同じような方々が入っているという、効率的にできる面もあると。それとやはり食事もきちっと提供できるというのが何よりだと思います。そういう形の中でいえば、そういう需要があるのであれば、やはり検討していただきたいなとそんなふうに思う一人でございます。グループホームの件については質問は以上で終わりたいと思います。10月に議会の方で視察をしてまいりました。新得町の共働学舎について私なりに感じてきたことを皆さん方にお伝えをしたいなと、そんな気持ちでここに載せました。新得町の学舎の視察をしてまいりまして、大変このチーズづくりという面に感銘を深めてまいりました。チーズができるまでの過程が大変すばらしいと、そういうふうに思った一人でございます。この学舎は、学長と申しますか代表の宮嶋望様が農業生産と障害を持った方々との共生の場所であります。宮嶋様がアメリカで6年間の酪農の研修を終えた後にまずこの共働学舎という考え方を強く持っておりまして、それに新得町も町営牧場の新得町側では、町営牧場の担い手を探していたと。それがお互いに片っ方はやってみたい、片っ方はこういう方だったらお任せをしたいということで、宮嶋様が新得町の方に来られて、新得の町営牧場をお借りをして始まったというふうに聞きました。乳牛を20頭育てまして、搾った乳を全量チーズに加工して、その販売代金でこの共働学舎を運営しているそうでございます。私どもが訪ねましたときも、新たな男子寮の建設中でありました。健常者とそれと障がい者と合わせて現在70名の方がここで生活をしているそうでございます。このような学びの館、農業生産の現場が猿払村の村内にもあってもいいのではないかなとそんなふうに考えている一人でございます。村長の忌憚のない意見をお聞かせをしていただけばなとそういうふうに思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。このたびの議員研修の成果につきましては、各議員の皆様からいろいろと聞いております。この共働学舎の件につきましても、皆様からもお話しを聞き、私としてもそのようなすばらしいところがあるのかなと大変感銘したところでございます。しかしながら、今この猿払の現実を考えますと、この共働学舎のような幅広い人たちを受け入れるようなことはなかなか難しいと思いますが、まずは今まで何度か議論になっておりますけれども、当面の懸案事項となっております障がい者に対する就労の場づくりを目指してまいりたいと考えております。引き続き、民間企業とも協議をさせていただくとともに、公共施設での利活用を工夫したり、または指定管理者と協議をさせていただきながら就労の場づくりを進めてまいりたいと今考えております。以上でございます。
質問 野村雅男
今、お答えをいただきました。村長も障がい者という形の中で村内にそういう就労の場を民間企業、あるいはまた役場関連の中で確保していきたいと、そういう言葉でございます。私がすばらしいなと思ったのは、なかなかできないことでありますけれども、チーズ1本でやっぱりそういう形でやってきたということと、それが猿払村にすぐ当てはまるとは私言いませんが、健常者それから障がいを持っている人がお互いにできることを分担しながら、それぞれ支え合いながら70名という、最初からそうではなかったんだと思います。大変なご苦労をされたようにもお伺いしておりますけれども、私も本当に感銘を受けたくらいでございますので、こういうようなものがやはりそういう考え方の人、宮嶋さんという方がいなければできなかったんだと、それは思っていますけれども、しかしこういう共生の仕方、こういうこともあるんだなと大変参考になって帰ってきましたので、また、そういうところもお互いにまた我々もまだまだ勉強を深めてまいりたいなと、そんなふうに思う一人でございます。