更別村議会 令和7年第1回定例会 2025年3月12日
男女共同参画基本計画
2025年3月12日、更別村議会の一般質問で、斎藤憲議員が「男女共同参画基本計画」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 斎藤憲 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 斎藤憲
では、議長の許可をいただきましたので、通告書に基づいて男女共同参画基本計画について村長に質問いたします。平成11年法律第78号として男女共同参画社会基本法が平成13年1月6日、経過年数が分かるために西暦で申し上げますと、2001年1月6日、今から24年前ということになります。24年が経過しておりますが、この法律ではその第14条に男女共同参画基本計画というものを定めるということ、都道府県に対しては義務づけられておりまして、市町村に対して努力義務として規定されております。道内での市町村の対応は、実は大きく立ち遅れまして、法律施行から10年以上経過した、全部西暦で申しますが、2012年、今から13年前、その4月時点で、全国で見ると14の府県では既に策定自治体の割合が9割を超えていたのに、道内ではその時点で計画策定の自治体は39、割合でいうと21.8%でした。しかし、その後かなり策定の自治体増加しまして、これは担当しているのは道の環境生活部くらし安全局道民生活課ということになりますが、ここが昨年3月に公表した資料では、一昨年4月時点での策定率の場合は男女共同参画あるいは助成に関する計画を単独で計画作成しているところと総合計画の一部として策定しているところを合わせているわけですが、これが113ある。さらに、その時点で9市町が策定に向けて検討中と。道内179の自治体の中でかなりの割合になっています。十勝管内では、策定がかなり進んでおりまして、この時点で計画のなかった自治体は5町村のみで、その5町村のうち清水町は昨年3月に計画策定をしております。幕別町は、計画案へのパブリックコメントを1月に実施しておりますので、つい2か月前に。間もなく正式に策定されることと思います。そうなりますと、管内でこの男女平等、道のほうのは男女平等という言葉を使っています。国の法律では男女共同ですね。平等参画か共同参画。男女平等参画あるいは共同参画に関する計画を策定する動きがないのが本村と大樹町、広尾町のみとなっております。大樹町に関して、この場ですので補足させていただきます。不正確なことがあると大変申し訳ないことになりますので。大樹町の総合計画の中には男女共同参画に関する言及が、言葉が出てきますが、具体的な施策の計画は見当たりません。いろいろ調べてみたのですけれども、幕別町では2年前の3月に一般質問があったとき飯田町長が、総合計画には一応あるけれども、具体的な施策の体系等に関する記載がないと。なので、計画策定というふうに扱われていないのでと言って、それから2年間かけて策定に至っております。なので、現時点で大樹町は策定済みなのか、これからということになるのかは、どういうような考え方、その評価の仕方であると思います。全くないわけではないということをここで申し上げておきます。そこで、お伺いいたします。まず、本村は道内、国内のほかの自治体と比較して男女平等参画、道の言葉で平等参画をこの後使いますが、進んでいるとお考えでしょうか。まず、村長の実感としてどうかということと、これに関しては第5次男女共同参画基本計画という国の計画を内閣府男女共同参画局というところが公表しております。成果目標があって、2025年度末までにどういうところで女性が何%というようなことがありますので、そういった成果目標に照らしてお答えいただければと思います。その上で、更別村で男女平等参画あるいは共同参画、女性に関する計画といったものを策定するお考えはおありでしょうか。よろしくお願いいたします。
答弁 村長
斎藤議員さんの男女共同参画基本計画についてのご質問にお答えをいたします。ご質問にありましたとおり、現在本村では男女共同参画社会基本法に基づく男女共同参画計画は策定しておりません。これは、市町村における男女共同参画計画の策定が努力義務とされている一方で、男女共同参画社会基本法の基本理念にのっとり、女性の職業生活における活躍の推進につきまして、その基本原則を定める女性の職業生活における活躍の推進に関する法律において、地方公共団体が定めなければならないとされている特定事業主行動計画を策定していることによるものであります。しかしながら、ご指摘のように男女の人権が尊重され、かつ社会経済情勢の変化に対応できる豊かで活力ある社会を実現するため、男女共同参画社会の形成に関し地方公共団体に求められる役割はますます大きくなっていくものと思います。したがいまして、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく特定事業主行動計画の目標である女性の職業生活における活躍の推進に関する取組の実施にとどまらず、本村における男女共同参画社会を実現するため意識改革や家庭生活、職場、地域活動における男女共同参画の促進、男女が安心して暮らせる環境づくりの推進など、本村における男女共同参画社会の形成の促進に関する施策について検討し、男女共同参画計画の策定に向け議論を始めたいと考えております。本村における男女共同参画が進んでいるかどうかのご質問ですが、令和2年に国が策定しました第5次男女共同参画基本計画で設定されている成果目標のうち、本村に当てはまる比較が可能と思われる目標についてお答えをいたします。初めに、都道府県の地方公務員採用試験から採用者に占める女性の割合について、基本計画の成果目標は令和7年度期限で40%となっておりますが、本村の令和6年4月1日採用者は1名、採用者は女性でしたので、採用者に占める女性の割合は一応100%というふうになっております。次に、市町村職員の各役職段階に占める女性の割合につきまして、基本計画の成果目標は本町係長相当職が令和7年期限で40%となっておりますが、本村の令和7年3月現在の係長相当職に占める女性の割合は27.3%であります。同じく本町課長補佐相当職が令和7年期限で33%の成果目標となっておりますが、本村の現在7年3月現在の課長補佐相当職に占める女性の割合は16.7%です。同じく本町課長相当職が令和7年期限で22%の成果目標に対し、本村では3月現在課長相当職にいる女性職員はおりません。だから、ゼロ%です。次に、地方公務員の男性の育児休暇取得率についてであります。基本計画の成果目標は、令和7年期限で30%になっておりますが、令和6年度中に育児休業取得の対象となった本村の男性職員は7名おります。育児休暇を取得した男性職員は1名でしたので、男性の育児休暇取得率は14.3%となっております。次に、地方公共団体の審議会等委員に占める女性の割合につきましては、基本計画の成果目標は令和7年期限で40%以上60%以下となっております。令和7年3月現在で本村の非常勤特別職に占める女性の割合は24.7%となっております。以上、主なものについて絞ってお答えしましたが、決して本村が他の自治体と比較して男女参画が進んでいるとは申せません。思っておりません。男女共同参画計画の策定に向け検討する中で、本村における男女共同参画社会の在り方について議論を深めてまいりたいというふうに考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 3番 斎藤憲
ただいまのご答弁、男女共同参画が進んでいるとは残念ながら言えないという率直なご認識、私も同じです。十勝では、既にほとんどの自治体が策定している男女共同参画基本計画、それに相当するものを本村でも策定することに向けて議論を始めるというご答弁、大変ありがとうございます。さて、こういう基本計画ですが、条例として策定しているところもあります。そういうものを策定すれば男女共同参画は進むかというと、それほど簡単ではないと思います。道全体、北海道では男女共同参画基本法が施行されてすぐに、名前の上ではその一歩先を行く男女平等参画推進条例というものを制定、公布しています。それは、もう平成13年、2001年のことで、それから四半世紀を過ぎておりますが、しかし47都道府県を比較すると、行政、教育、経済の分野では北海道が全都道府県の中で男女格差が最大であるという記事がつい先日、3月8日、国際女性デーの日の北海道新聞の1面の真ん中を飾ってしまいました。だから、計画も条例もどんなすばらしいものがあっても、それが自動的に状況を変えるというわけではないということになります。私個人の話になりますが、更別の状況として感じるのは、私は移住して7年近くになります。やはり最初来たときは、男性と女性の社会的活動の場がくっきり分かれていることに非常に驚きました。そのとき私の頭に思い浮かんだのは、ある中東の国のことでした。大変豊かな産油国で、7年前まで女性が運転免許を取れなかった国があります。名前は言いませんけれども。それを思い出してしまうほどショックでした。男女の役割分担というのは、ずっと長いことなされてきたわけですが、世界では、少なくとも先進国の世界では過去のものとなりつつあります。その世界から見て日本がそういう点で進んでいない、遅れているという報道も多いのですが、その日本の中でも更別の常識というか、意識というか、習慣は日本のほかの地域から見ると驚くところがあるのではないかと思います。それは、移住定住者の数にも影響しているのではないかというのが私の印象です。これについては、人口動態の統計を調べてみたのですが、やはりコロナの影響があって、最近の人口動態について正確なことがはっきり言えるという状態でないので、今そういう統計数字は省略します。ただ、こういうことを申し上げると、必ず更別にも移住定住の人は来ていると。女性もたくさん来ているという、こういう反論が必ず来るのですが、それが反論として成り立っているかというと、それはなかなか微妙です。というのは、更別は非常に豊かですばらしいところもたくさんあります。だから、いろんなことを総合的に判断して、やっぱり更別に住もうと、そういうようにお考えになる女性も男性も当然いらっしゃるわけです。私の印象では、これだけいいところがあるのに、何でもっと人が来ないのかと。やはり更別の社会の在り方が何割かの移住者を逃しているのではないか。それは、来なかった人は見えませんから。そういうのが私の印象です。それで、村長が今後こういう男女共同参画基本計画に向けて議論を始めると、大変心強いご答弁いただきましたが、ただこれを役場内、そして村内で議論するだけでは十分なのだろうか。外部の知恵を借りる、助言を受けるということが必要なのではないかと。その趣旨で2回目の質問をさせていただきたいと思います。それについて、何といっても3回しかないので、1回ごとに多少まとめてしゃべってしまいます。再び、私の個人的な話になりますけれども、移住して間もない頃に、私、夢大地さらべつ推進委員会の公募委員になりました。委員会の場だったか、その終了直後の場でだったかは覚えていませんが、毎年1月にある行政区懇談会、これ男性しか来ていないのですけれどもと村長に申し上げたら、村長は、上更別区では夫婦で皆さん、女性の方も見えられていますよとおっしゃってくださった。それを聞いた私は、非常に無邪気に、では次の懇談会までには村のほうから皆さん来てくださいというふうに呼びかけてくれるのだろうと思っていたけれども、そういうことはなくて、現在に至るまで、少なくとも私の行政区では状況は同じです。行政区懇談会の出席者がいつも圧倒的に男性である。もちろん村側から出席する幹部職員もほぼ全員が男性である。ということはそこに、村の半分しかいないわけですね、最初から。男女平等参画の理念からするとゆゆしき問題です。しかも、村長はそれが大きな問題だとは気づかないと。移住者に言われても、なお大問題だとは認識されなかったのだと思います。これ、厳しい言い方すると、女性を2級村民扱いして差別していることになるわけです。でも、そういう意識がお持ちでない、意識していない、そここそが問題なのだと思います。無意識のそういったものがあちこち存在して、それが結局村全体で男女平等参画が進まない原因になっている。この場で村長だけやり玉に上げたら大変申し訳ありません。ただ、そういう無意識の、この村での常識、でも日本の外ではというところ、こういったところを何とかしないと多分絵に描いた餅になってしまうのではないか。先ほどのご答弁で、多分役場での職階別の割合、特に上のほうに行くほどなかなか目標値に達しない。課長22%目標だけれども、今のところ一人もいらっしゃらない。これに関しては、職員の数としてそれほど少なくないのに、なかなか上に上がらないというのはいろんな要因があると思います。こういうことは、役場だけではなくて企業でも問題なので、あちこちでいろんなことを分析されていますので、あまり細かくは申し上げませんが、1つだけ例を挙げます。これは、3月6日の北海道新聞の記事にありましたが、会社に入ると、最初から女性と男性で割り当てられる仕事が違うと。能力を磨いてキャリアを積むベースになるような、スキルアップになるような仕事や業務は男性だけに与えられて、女性には単純な補助作業が与えられると。そうすると、そのことに気づいた女性が東京に転職してしまったという話が実際北海道新聞にありました。こういったことが役場であるかどうかは私は知りません。ただ、目に見えないいろんなことがあるのではないかと。そういうことを解決していかないといけないと。そうすると、どうしてもまず策定の段階からそういういろんな計画の、女性が入っていないといけない。このことは、実はずっと前から言われていたことなのです。というのは、男女共同参画社会基本法が成立した際だから、西暦で申しますと1999年です、国会を通ったのは。衆参両院でそれぞれいろんな附帯決議が採択されております。参議院総務委員会で全会一致で採択された附帯決議の一番最初には、こう書いてあるのです。政策等の立案及び決定への共同参画は、男女共同参画社会の形成に当たり不可欠のものであることに鑑み、その実態を踏まえ、国及び地方公共団体において積極的改善措置の積極的活用も図ることにより、その着実な進展を図ること。難しい文章ですけれども、積極的改善措置というのは英語のアファーマティブ・アクションの翻訳です。平たく言えば、そういう男女共同参画立案決定を男性だけでやっていては進まないと。だから、この際積極的改善、簡単に言えば女性をえこひいきして昇進させてでもそこに加えさせることが必要ですよと言っているわけです。なので、こういう女性を例えば昇進させるというと、逆差別だという議論がすぐ出るのですが、必要なときは最初はやむを得ないのだということで、そういう点では逆差別という議論はもう25年前に論破されているわけですね。それで、本論に戻ります。村長が長年にわたって行政区懇談会に行かれる、男性しかそこにいないと思っても、それが何か大きな問題だと思わなかったほどに、この村では男女平等参画、共同参画は進んでいないのです。気がつかないと問題解決できませんので、それでしたら今後そういう男女共同参画、平等参画の計画を策定するために議論を始めるという点で、やはり実効性がある計画をつくるためには外部の知恵を利用する必要があるのではないかと。まず最初には、道の担当部局ですね。先ほど申し上げた環境生活部くらし安全局道民生活課でしょうし、あるいはいろんな有識者を呼ぶ、あるいは村長は外部のコンサルタントを使うことにはそれほど抵抗ないでしょうから、こういうときはコンサルタントを使ってでも、そういったこと。だから、外の視線、目、意見、そういったものを積極的にこの後の議論に取り入れたらいかがかと、こう思います。これは、2点目の質問としてお伺いしたいと思います。
答弁 村長
誤解していただいては困りますけれども、私は外部のコンサルが好きとかそういうことではありませんので、私は慎重にそういう形、道外の、あるいは村外の企業であってもかなり厳しい目で見ておりますので、そのことはご理解いただきたいなというふうに思います。参画のための方法論ということで、斎藤議員さんの個人的な印象は、それはもちろん尊重したいと思いますけれども、行政区懇談会の在り方というのはまた違うところで論議しなければいけないので、それはなぜ女性が少ないのかとか、あるいはまた例えば出前講座があった場合には旭区とか、女性があふれておりますし、その中で一緒に懇談会の中身も聞いてくれるのですけれども、農事組合の方とか、いろんな地区を代表する方も来られていますので、その辺はこれについて女性が少ないことに問題意識を感じていないのかということでありますけれども、女性の意見を聞くための行政区懇談会という、そういう意図があればいいですけれども、全体としてその地域の課題を拾い上げる、要望を聞く、ニーズを聞くということでありますから、本来はそういう形で行われているということで、また違う機会に行政区懇談会の女性の参加の在り方についてというのは議論をしたほうがいいのかなというようなことで、あえてここでは。ただ、それについて問題意識を持っていないのかと言われると、それは斎藤議員さんの個人の印象ですので、私は決してそういうふうには受け止めておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。あと、いろんな外部からの、もちろんそうですよね。策定に向けて動き出すということは、男女共同参画ですから、もちろん双方のそういう形の方を呼んで、あるいは有識者とか、もちろん道もつくっているわけですし、斎藤議員おっしゃっていたように、ひな形があるのだというような形で、そういうような形も参考にしてもらいますし、もちろん道や振興局にはいろいろとお聞きしたいというふうに思います。幕別が2年間かかったということでありますけれども、やっぱり今多様性の時代でジェンダーフリーとか、いろんなことがありますよね。そういう社会の変化に適応した男女共同参画というのはとても大事なことだと思っていますし、職場の中で女性が少ないのではないか、昇任させていないのではないかという意味ではなくて、やっぱりいろんな期間とか時間的な問題もあるし、配置の問題もありますので、女性の管理職がいたときもありますから、その辺は誤解をなさらないようにしていただきたいですし、女性を差別したり、男性と違う仕事を与えているというようなことは全くございませんので、そういうことでご理解いただきたいと思います。一番最初に言いました、女性活躍推進法に基づく特定事業主行動計画というようなことで定めてありますが、村長部局、村議会事務局、村教育委員会、村農業委員会においてそれぞれ女性職員の職業生活における活躍に関する状況を把握し、改善すべき事情について分析を行っております。そして、これについても結果が出て、今回も少しその中に加味してありますけれども、まだまだ達成の状況は少ない。こちらの計画に合わせても少ない状況もあるということで、これを基本にして、事業主だけではなくて、いわゆる議員がおっしゃるとおり条例として、あるいはそういうものとしてしっかり制定をしていくということについては最初の答弁で申し上げましたとおり制定に向けて議論を交わしますので、時間はかかるかもしれませんけれども、しっかりとそれについてつくっていくのは、あるのが当然だというふうに思っていますので、策定に向けて努力をしていきたいなというようなことを考えております。議論についても、先ほどおっしゃったように構成とかいろんな部分も含めていろいろと勘案しながらしっかりやっていきたいというふうに思います。議員さんも個人的な移住が少ないのではないかと。私は、決してそうは思っていません。かえって女性の方が戻ってきたり、いろんなことでそこはもういろんな支援をしたりもしていますので、ということでやっておりますし、こちらに来られる方もたくさんおりますので、その辺は見解の相違ということになりますけれども、ただそういう女性の方がたくさんこちらに移住してこられるような、家族の方も含めてそういうような取組はしっかりこれからも取り組んでまいりたいというふうに思います。以上、答弁といたします。
質問 3番 斎藤憲
どうもご答弁ありがとうございました。何か印象からスタートしているという部分もあるので、基本的な認識で多少擦れ違っているところもあるのではないかという感じはいたしますが、全体としては前向きに進んでいただけるのではないかと思います。昨日の行政執行方針でも、男女共同参画に関連した部分、昨年とほぼ同じなのです。そこに書いてあるのが結婚新生活支援事業であったのです。これはもう、何か認識が私から見るとずれている。というのは、結婚といえば男尊女卑は当然だった戦前のほうが人は結婚していたのです。だから、男女共同参画とか結婚の数は全然無関係のことで、そういったことをあそこに書いてあるというのがちょっと驚きでした。こんな質問をしていると、もうあしたからというよりも、今日議場を出た瞬間から村中の男の人から嫌われて、女の人はきっと遠巻きに見ているという。私、何にも得がなくて、これから暮らしにくくなるだけではないかと思うのですが、しかし論語には義を見てなさざるは勇なきなりと、正しいと分かっていてやらないのは意気地なしだという言葉もあります。論語は、それがまた女性差別的な言葉もたくさんあって、引用するべきではないかもしれませんけれども、ともかくここで今、村々の秩序の中で地位を持っている、主に中高年男性からこれから嫌われるからといって、やっぱり言わないわけにいかないだろうと。議員になって、いつまでも知らん顔をしているのはいけないだろうと思って意を決して、ちょうど国際女性デーの3月に質問させていただいております。念のために申し上げておきたいのは、こういう基本計画を策定、施策を進めるといっても、それは一人ひとりの個人の考えを変えさせるということではないわけですね。人をつかまえて、あなたの考えは男尊女卑で間違っているとか、そんなことを言うわけにいかないわけです、当然。では、行政は何をするのか、何ができるのかということですけれども、それは環境を変えることと雰囲気をつくることであるというふうに思います。こちらに来てから、これは私の印象ではなくて、ずっと長らく住んでおられる方から、周りと比べてもここは保守的なのですよということを何度も聞きました。その逆は聞いたことないので、多分事実なのでしょう。よくそれを見ていると、保守的な人が多いというよりは、考えが違う、少数だという意見が何となく発言しにくい雰囲気があると。更別ではこういう考え方するのだよねというのをみんな何となく同意している考えがあると、それと違う考えを持つ人が自己規制してしまうという雰囲気がどうもあると。これ、長い目で見ると、村の活力という点で問題ではないかと思います。それから、世代による違いというのは結構大きいのではないかと。
質問 3番 斎藤憲
共同参画において、だから何をすべきかということについて誤解があるといけないので、環境をつくることが村の役目であるということを今説明しようとしております。
質問 3番 斎藤憲
はい。結局、どういうことを念頭に置いて施策を、計画をつくっていただきたいかということの関連で今お話をしております。あともう一つは、世代によっての考え方、大分違うということです。50歳より若い人は家庭科男女共修で中学校育っております。最近の学校の名簿は男女混合で、男が先ということもありません。そういった人の感覚は、もう村長や私の世代の人と大分違って当然です。だから、女性だけの問題でなく、男性も考え方が当然と思っている感覚は違うと。実は、学校が一番そういうのが進んでいて、社会はそうでもないので、社会を出たときにショックがあったりするわけですね。そういったことを考えると、更別村も実は保守的といいながら見えないところで少しずつ変わっている。だから、やはり女性の問題に限らず、そして女性に限らず、新しい意見、自分の意見が少数でも言える雰囲気をつくると、そういった環境をつくるということをぜひ計画策定においては考えていただきたいと。これに関して、内閣府の目標にも上がっている農業委員会もあります。一昨年の6月に農業委員会の委員の任命があったときに、12名の候補者が全員男性であることについて、私この場で質問させていただきました。それで、その後農業委員会に行ってご相談したり、農業委員会でなくて、ここにある農業委員会事務局ですね。ところが、そうすると更別はこうなので、余計なことはしなくていいと私に助言してくださる方が出てきたりする。そういうことは、当然ある程度予期していたので。でも、幸いなことに農業委員会の斗澤委員長は、先日の村づくり懇談会で女性が農業委員になったときどういうことが業務上問題が起こり得るかということを検討しているというふうなお話をされました。今の農業委員会が次の農業委員を決めるわけではありませんけれども、女性が農業委員となったときに業務に支障が出ないような環境を整えようとしているわけです。そういった環境を整えるということが非常に大事だと思います。それで、最後に1つだけ、せっかく3回目ご質問したいと思います。村長は、いろんなところで女性の意見も聞いていると。だから、行政区懇談会が男性だけだからといっても、それが直ちに問題ではないとおっしゃるけれども、確かに今の現状では男性もいるところで女性の方が発言しにくいということも、そう感じられる方が現におられるということもあると思います。そうすると、女性の集まりでお話を聞くということが当然大事になってきますけれども、しかしやっぱり理想的には別々に聞いているからいいというわけではないと。別々で、だから平等だというのは、それも何十年も前にアメリカの公民権運動で否定されている考え方ですから、そうではなくて、やはり行政区懇談会として一般的にやる以上は若い人も、多分中学生ぐらいになったらもう分かると思います。女性も男性もみんな来てもらうというのは原則だと思います。だから、村のほうで呼びかけるお考えはないでしょうか。つまり世帯主だけでなくて、家のいろんな都合とか受験生とかいろいろありますけれども、来れる人はぜひ皆さんお越しくださいというふうに村のほうで呼びかけて、それもただ防災無線や広報で言ってもなかなか今まで来なかった方はいらっしゃらないので、区長会議などでも念押しして、なんだったら出席数を集計して翌年の区長会議でフィードバックするというようなことをして、最初は多分そういうふうにしても若い人とか女性とかなかなか発言はされなくて聞いているだけだと思うけれども、でもそういった村が公式にそれぞれの行政区で説明をしてみんなに意見を聞く、という場に参加するということは男女共同参画の第一歩として大きいのではないかと思うので、ぜひ次回から、もちろんいろいろなチャンネルで意見を集める、聞くということは大事ですけれども、やはり行政区懇談会は全村民を対象とするものであるべきですので、そういうふうにされるお考えはないでしょうか。これを最後の質問にしたいと思います。
答弁 村長
斎藤議員さんのお話ですけれども、一部飛躍しているところもあるので、私としてもなかなか答えづらいところもあります、正直なところ。それで、結婚支援金の、質問の趣旨にはなかったのですけれども、これについては誤解がないように、それだけで議論はできるのですけれども、結婚したい男女はやっぱり経済的な負担が大きいわけです。それについて、何とか支援ができないかという趣旨でしておりますので、旧態依然の結婚のところで男尊女卑とか、そういう形は全く当てはまりませんので、誤解のないようによろしくお願いいたします。それと、行政区懇談会は行政区懇談会であります。それぞれの行政区が抱えている問題、課題をいろいろと出していただいて、それを政策に出すということで、お聞きした内容について即答した部分もありますけれども、持って帰っている部分で各課が検討して返答を今ホームページで載せております。たくさんの要望がありますし、その中で女性の課題とかそういうのもあったとは思いますけれども、いろんな地域的な課題を解決するための行政区懇談会ですから、例えば女性の方に集まってもらったり、奥さんたちに集まってもらったり、若い女性の方に集まってもらっているというのは、やっぱり別の会をつくって、その中でやっていかないと、行政区懇談会、こちらが行政の執行方針とか今年度の年度計画について説明しているわけですけれども、その中で全部の意見をその場所で集約するということになれば、一つの地域に、それは2時間とか3時間になるところもありますけれども、それだけでは済まないと思います。それは、やっぱり意味合いが違うのであって、そういう女性の方の意見を集約するというのは違う場とかそういう、例えば教育を考える会にもたくさん来ていらっしゃいますし、村長はそれが問題意識持っていないとか、ほかのところに行っているからいいのだと、そういうことではありません。実際に私はいろんなところに行って、お年寄りからいろんな方の話も聞いています。だから、高校入学時の支援策出しましたよね、年度途中で。高校の入学に一番お金がかかるのだと。それは、たくさんの主婦の方に聞いたのです。そこに村長は支援をしていないと。出産祝金から入学祝金までやっているけれども、そこ抜けているよね。分かりましたと。直ちにそれを政策にしますというような形で持っていっていますので、そういうお母さんたちの意見、あるいは若い女性の意見とか、しっかり私はいろんなところへ行って、やっぱり足で稼がないといけませんので、いろんな場所、いろんなところに出ていって、意見を集約して聞いてくる。それが全部行政区懇談会に集約して、その中に女性が入っていなければ女性の声は聞けないというのは、これは当てはまらないというふうに思いますので、その辺誤解ないように、よろしくお願いしたいというふうに思います。ともあれ、女性参画の共同計画についてはしっかり作成について歩みを開始しなければなりません。ただ、おっしゃるように、計画ができたから、それで解決するということは、一般行政報告でも年次計画の改定時期で話をしましたよね。計画つくることに丁寧に時間かけましたけれども、でも問題はその計画をいかに実行していくかということにありますね。その辺の観点は、私はしっかり持っていかなければいけないというふうに思いますので、更別村の男女共同参画がどんどん、どんどん進んでいくように、私としても力を尽くしていきたいというふうに考えております。以上、答弁といたします。
質問 3番 斎藤憲
議論かみ合わないところがあって、3回という制限が大変残念ですけれども、3回しゃべってしまいましたので、これで終わります。ありがとうございました。