更別村議会 令和5年第3回定例会 2023年9月19日
高齢者介護業務に関わる外国人の住環境整備等
2023年9月19日、更別村議会の一般質問で、荻原正議員が「高齢者介護業務に関わる外国人の住環境整備等」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 荻原正 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 荻原正
ただいま議長の許可をいただきましたので、通告書に基づき、高齢者介護業務に関わる外国人の住環境整備等について村長に質問をいたします。全国的に介護スタッフは不足している職種であり、上更別で運営しているグループホーム元気の里さらべつにおいても人材の確保は重要な課題となっております。このため、本施設ではベトナムから4名の技能実習生を受入れしていますが、介護職員の確保はそれでも十分な状況にはなく、来年度はさらにインドネシアから2名の技能実習生を受け入れる予定もあるそうです。本施設の利用者は、ほぼ全員が村内出身者の方であります。今日の更別村を築き上げてきた皆様がこれからも快適な生活を送れるように、村のできる限りの支援が必要と感じております。そこで、1点目の質問ですが、外国人技能実習生については自動車通勤ができないこと、勤務時間が不規則で送迎が難しいことなどから、上更別市街での居住が求められております。しかしながら、今の上更別地区の住宅にはほぼ空きがなく、仮に来年、インドネシアから技能実習生を受け入れた場合、住宅の確保が不透明な状況にあります。上更別地区には民間住宅も少ないため、安定的な住宅を供給するためには村の地域状況を踏まえた施策が必要と思われますが、村長のお考えをお聞きしたい、というふうに思います。2点目ですが、外国人技能実習生の皆さんは言葉も文化も全く違った日本で生活し、仕事や人間関係等で過度なストレスがたまらないか心配しております。心の健康を保つためにも職場外での様々な事業の情報を提供し、自主的に参加できる環境をつくることは介護業務にもよい影響をもたらすものと思われますが、村長のお考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 村長
荻原議員さんの高齢者介護業務に関わる外国人の住環境整備等についてのご質問にお答えをいたします。グループホーム元気の里さらべつは、平成14年4月に9床、1ユニットで上更別市街に開設、その後、施設が手狭になり、入居希望者も多いことから、平成25年1月に18床、ツーユニット、2つのユニットに増やし、同じ上更別市街地で移転新築、地域密着型サービスである認知症対応型共同生活介護施設として多くの更別村民が利用しております。荻原議員のご指摘のとおり、全国的な介護スタッフの不足は本村においても重要な課題となっております。元気の里さらべつを運営する社会福祉法人元気の里とかちでは、令和元年7月から技能実習生の受入れを行っており、更別村の施設では現在4名の外国人を受け入れております。ご質問の1点目でありますが、上更別市街地における賃貸住宅の状況は公営住宅が5棟23戸、民間賃貸住宅が1棟6戸ありますが、現在ほぼ空きがない状況となっております。今年3月の第1回定例議会でも小谷議員さんから上更別地区の移住、定住対策に関するご質問をいただいておりますが、これまで村では上更別市街地において村有地を活用した民間住宅分譲事業や民間賃貸住宅建設補助などを実施してきたところであります。民間分譲地のオークヴィレッジは、今年1件の売買契約締結の報告を受けており、残り5区画となりました。決して順調とは言えないまでも、定住化が図られてきていると考えております。今後とも上更別地域活性化協議会のご意見もお聞きしながら、上更別市街地における賃貸住宅の需給状況を確認し、民間賃貸住宅の建設促進などの住環境整備について検討してまいりたいと考えております。次に、ご質問の2点目でありますが、ご指摘のとおり、職場外での様々な事業の情報提供、自主的に参加できる環境をつくることは介護業務にもよい影響があります。元気の里さらべつは、地域の行事にも入居者、職員が参加するなど地域に溶け込んだ活動を進めておりますので、引き続き運営法人と連絡調整、意思疎通を図り、外国人労働者の雇用の安定と施設利用者がこれからも快適な生活が送れるよう、村としても支援をしてまいります。以上、答弁とさせていただきます。
質問 6番 荻原正
ご答弁ありがとうございました。ただいま、いただいたご説明は、上更別地域全体での住環境整備についてお答えいただいたのかなというふうに思っております。少し内容を絞って、外国人介護職員の住環境整備について再度質問させてもらいたいというふうに思います。今回質問させていただいているグループホーム元気の里さらべつは、大変多くの村民の方々が利用されております。また、その家族の方々も、本施設に多大な恩恵をいただいております。私の母親も、昨年亡くなりましたけれども、その間、本施設でお世話になりました。この間、ベトナムからの技能実習生の方々からも母親に寄り添った本当に親切な介護をしていただき、心から感謝をしているところでございます。先ほどご答弁の中にありましたとおり、現在本施設には1ユニット9名で2ユニット18名、ということで村民の方が入所されております。そして、これに対して管理者を除く12名の介助員の方が実質利用者と直接関わる業務に当たっているということですけれども、職員の休日を考慮した場合、今の12名体制というのが最低限必要な人数であるというふうにお聞きしております。要するに人員配置に余裕はないということのお話でありました。そのため、来年度新たな外国人技能実習生を確保するというお話でございます。現在の上更別公営住宅につきましては、先ほどお話ありましたとおり23戸ということで、現在の空き状況は1戸ということでありました。民間賃貸住宅につきましては、1棟ありますけれども、これは全て満室という話でございます。外国人実習生の方は、お国柄ということなのか、1人が1戸を借りるということではなくて、1部屋自分の部屋があれば他は共用でもいい、というようなことでお話を伺っております。つまり2LDKを1戸借りれば2名の方が利用できる、というようなお話であります。しかしながら、現在の公営住宅の入居の基準では他人同士が1戸の住宅に入ること、そういう入居は認められておりません。そのため、要するに2名を受け入れる場合につきましては2戸の住宅が必要ということになります。これは、非常に苦労して運営している施設にとっては大きな費用負担につながるものと感じております。あわせて、空き住宅がない場合は上更別公営住宅への受入れは不可能ということにもなります。先ほどのご答弁にもありました民間賃貸住宅の建設促進についても、これも本当に非常に有効な手段であるというふうには思いますけれども、事業に着手していただける民間事業者の方がいらっしゃらなければ外国人技能実習生の住宅確保にはつながらないのかな、というふうに思っております。一方、村が管理するその他の住宅として、上更別地域には公営住宅から用途変更した教員住宅が6戸あります。現在、本住宅には教員の入居はありませんけれども、校務の方が1名入居しておりまして、5戸は空き状態ということで情報をいただきました。こちらの有効活用も一つの検討材料かな、というふうに思っておりますので、ご検討いただければな、と思っております。全国的に介護スタッフは不足している職種であります。各施設とも苦労しながら人材確保に努めている状況にあります。その中で、本村が、なすべき事業所支援の一つとして外国人技能実習生の住宅確保について再度村長のお考え、ご意見をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 村長
今、荻原議員のご指摘ですが、何点かありましたので、お答えしたいと思います。1番目に、外国人の上更別での雇用状況でありますけれども、今、外国人の女性の方が4名、公営住宅2戸に2名、2LDK、3LDKに入っておられるのと民間賃貸住宅1戸に2名ということで、1LDKになっております。来年の雇用なのですけれども、9月6日に本部に照会しましたけれども、外国人受入れの予定はありますが、更別村に配置されるかどうかについては今検討中であるということでありました。ご指摘のとおり、今介護人材が不足しているということで、いろいろな施設たくさんやっていらっしゃいますので、その調整を経て更別村の配置が決まるのではないかというふうに考えております。現在受入れしている4名は、継続予定であるということであります。村全体としては12名の方がおられまして、男子3名、女子9名の方がおられます。2つ目の公営住宅等々、本当に空きがない、という状況なのですけれども、規制が、今、荻原議員が言ったように、公営住宅は国の法律で同居は親族のみと規定をされており、また村の裁量政策で入居要件を緩和することはできない、というふうになっております。厳しい規制ですよね。ということで、なかなかその辺の部分が大変な状況なのかな、というようなことを思っております。また、教職員住宅ですけれども、これについては上更別小学校は入居が3で空きが5ということで38%の稼働率ということになっております。長期間入居していない住宅もあって、5戸の空き家はあるのですけれども、リフォームしなければいけないですよね。これも何回も指摘されていますし、小谷議員さんからもご指摘ありましたですけれども、空きが多い状況ですけれども、入居要件は教職員等に限定をされております。ただし、用途変更はできますので、これについては教育委員会会議、土地利用会議などで方針協議が必要ですけれども、用途変更すれば入れないことはないというような状況であります。このようなところから鑑みて、本当にシェアしたい、というのですか、部屋があって複数で住みたいというご希望もあるというふうに聞いておりますけれども、今の上更別の状況で教員住宅しか空いていない、ということで大変厳しい状況で、公営住宅は空きは1戸あるのですけれども、9月5日時点で、民間住宅はなしと、教員住宅は空きがあってもリフォームしなければいけない、というちょっと厳しい状況がありますけれども、せっかく来ていただいているような状況もありますので、何とかこの辺については、車で通勤できないということは更別市街から向こうに通おうとしてもなかなか、送迎も必要になるということになりますので、その辺について、今、ちょっと検討を進めていますけれども、実際にたくさんの方が来られた場合、この方たちは村民の、今、事例ありましたけれども、本当に親身になってやってくれますし、この間も上更別の盆踊りに来ていましたし、本当に地域の、こちら側の盆踊りにも更別にいる外国人の方が来てくれて、いろんな形で協力していただいているので何とかしてあげたいな、というふうなことを思っていますけれども、今後ちょっと検討して、住環境の整備ということについては努めてまいりたい、というふうに考えております。以上であります。
質問 6番 荻原正
ご答弁ありがとうございました。外国人介護職員の住環境整備についていろいろ前向きな検討をする、ということでご答弁いただきました。今後住宅に困ることがないような対策ということで改めて検討いただければな、と思います。次に、先ほどもご説明申し上げましたけれども、現在、グループホーム元気の里さらべつには介護業務に対し、管理職含め10名の方が勤務していると。うち4名が外国の技能実習生ということになっております。その割合は、約3割、30%に近いというような状況であります。来年の状況は、先ほど説明の中にありましたとおり、更別村に配置されるかどうかはちょっと不透明ですけれども、もし来られるとすれば、また、さらに2名の外国籍の方ということになるのかなと思います。この外国人研修生の介護技術を向上させるためには、職場に孤立させることなく、事業所との連携を図りながら人材育成に努めていくことが必要というふうに考えております。初めに申し上げましたとおり、外国人研修生の皆様は単身で来日し、言葉も文化も日常生活も全く違った場所で生活をしております。また、若い女性が非常に多くて、仕事や人間関係で精神的に過度なストレスがたまらないことを心配しております。本村で開催されました二十歳を祝う会、これには昨年から2年続けて二十歳になったベトナムの方、民族衣装を着て式典に出席してくださいました。このときには村の二十歳の方々と楽しそうに交流している、というふうな部分も見受けられました。私は、このような場は本当に必要だな、というふうに考えております。若い外国人技能実習生の方が職場に孤立することなく、広く更別村や村外での様々な交流の場に参加できる環境をつくることは、やはり、日本という見知らぬ土地で孤立することなく心の健康を保つことができて、ひいては、地域を愛する介護職員として育成につながるものと思われます。何かこの取組に関しまして村長の思いがあればご答弁いただきたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 村長
本当に成人式来てくれて、私もベトナム語でご成人おめでとうございます、と言ったのですけれども、なかなか通じなかったので、私もちょっと下手くそだったのですけれども、そこに出席していただいただけでも非常にうれしかったですし、同じ二十歳を迎えた我が村の出身者たちも喜んで交流をしていただけていたということで、いいことだなというふうなことを思いました。それと、技能実習から特定技能ということで、この間の5月1日付の十勝毎日新聞の報道がありました。うれしいことに村から出身者が2人ですか、技能実習から特定技能、特定技能では介護の業務に関わってずっと日本にいれるわけです。その辺のビザの関係もありますけれども、技能実習生だと帰国後に技術を広めるという目的もあるのですけれども、そうではない部分でしっかりやっていただいているということで、これは法人の方も努力をしていただいているということで非常にうれしく思いますし、実際に成人式に参加された方も合格されたということで、これは非常にありがたいことだなと思います。また、村では老人福祉施設雇用対策事業として月1万円、12か月分12万円を3年間にわたって36万円支給しているわけですけれども、これもまだまだ足りないというふうには思っていますけれども、実際に前段の話ありました、かつかつのところで法人の方も運営されているということで、もちろん外国人の方の助けも必要とされていますけれども、本当に安定した雇用確保をつなげていくためにどうしたらいいのか、ということをしっかり行政としても正面から法人の皆さんと連携も取りながらやっていかないと駄目なのかな、ということを思っています。本当に厳しい状況の中、村の福祉行政、介護行政を支えていただいていることについては本当に心から感謝したいと思いますし、それに見合った行政の支援策というのを今後考えてまいりたいというふうに思っております。以上であります。
質問 6番 荻原正
以上で一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。