みんなの議会

更別村議会 令和7年第3回定例会 2025年9月17日

ヒグマから住民を守るための対策等

2025年9月17日、更別村議会の一般質問で、荻原正議員が「ヒグマから住民を守るための対策等」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
荻原正 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 荻原正

ただいま議長の許可をいただきましたので、通告書に基づき、ヒグマから住民を守るための対策等について村長に質問をしたいと思います。今回の一般質問につきましては8月28日に通告書を提出しましたが、その後9月4日と13日に十勝毎日新聞社において本村のヒグマ対策について大きく取り上げられまして、村民の方々も村の危機管理に関わる取り組み方について理解を深めたのかなというふうに思っております。さて、全国的に熊の出没による人的な被害や農作物への被害が報道されている中、北海道でも連日のようにヒグマによる深刻な事案が立て続けに発生しており、特に福島町では新聞配達中の男性がヒグマに襲われ死亡するという痛ましい事故も起こってしまいました。日常生活の中で発生したこの悲劇は他人ごとでは済まされず、本村においても頻繁に熊の出没情報が防災無線等で放送されている中、村民の命をヒグマから守るために住民に浸透した慎重な対策が必要であると考えます。ヒグマから住民を守るための体制づくり、情報提供の在り方、そして今後の安全対策等について以下の内容について村長のお考えをお伺いいたします。1、村内におけるヒグマの目撃状況と捕獲状況及び農作物への被害状況について直近5年間の現状はどのようになっているのか。また、徒歩で登下校中等の子どもたちをヒグマ被害から守るための対策について。2、更別村猟友会における会員数の推移や会員の高齢化、過年度と比べた出役回数の状況及び他町村と比較した報酬額はどのようになっているのか。また、出役する場合の村との連携方法や後継者育成のための支援策並びに駆除後の鳥獣処理に対する支援体制について。3、村民に対する情報発信については防災無線等によりスピード感を持って行っているが、デジタル化を進める本村において目撃情報と同時に熊の位置が確認できるグーグルマップ等を利用した瞬時の地図情報の提供がより有効であると考えるが、対応する考えはないか。以上3項目についてご答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 村長

荻原議員さんのヒグマから住民を守るための対策等についてのご質問にお答えをいたします。ヒグマにつきましては、十勝管内においても毎日のように新聞紙面に出没情報が掲載される状況であります。本村においても目撃や農作物への食害などの痕跡が出没情報が寄せられているところであります。村では令和2年から更別村鳥獣被害対策実施隊設置条例に基づく鳥獣被害対策実施隊を組織し、被害防止計画に定める対象鳥獣の捕獲とその他鳥獣被害対策を取り進めております。対象鳥獣の増加等に伴い、捕獲頭数等対応件数も増加の一途をたどっているところが現実であります。まず、ご質問の1点目でありますが、ヒグマの目撃情報は、令和2年度は3件、令和3年度は9件、令和4年度は18件、令和5年度は37件、令和6年度は26件、令和7年度は現在時点で10件となっております。捕獲状況につきましては、令和2年度はゼロ、令和3年度は3頭、令和4年度は4頭、令和5年度は2頭、令和6年度は6頭、令和7年度は現時点で8頭となっております。農作物等への被害の状況につきましては、ヒグマの被害として集計している部分につきましては令和2年度は0.7ヘクタール、18万4,000円、令和3年度は5.21ヘクタール、239万6,000円、令和4年度は3.4ヘクタール、175万5,000円、令和5年度は3.61ヘクタール、193万5,000円、令和6年度は2.48ヘクタール、200万6,000円となっております。ただし、この数値は農業者の申告による数値となっております。また、学校、児童生徒への対応は、目撃情報の一報が入った際には直ちに実施隊による現場確認を行うとともに、周辺住民への情報提供、警察への情報提供を行うとともに、学校、児童生徒に対しては教育委員会を通じ各学校に情報提供を行い、注意喚起をすることとしております。あわせて、保護者に対しても学校情報配信システムのメール配信により情報伝達がなされるようになっております。続きまして、質問の2点目でありますが、猟友会の会員数でありますが、令和3年度からの数値になりますが、令和3年度は8人、令和4年度は9人、令和5年度は9人、令和6年度は12人、令和7年度は10人となっております。現在の平均年齢は44.4歳となっておりまして、従来より若返ってきているものと考えております。出役回数につきましては、令和4年度、11回、11人、令和5年度は同じく11回、11人、令和6年度は12回、12人、令和7年度は現時点で6回、13人となっているところであります。報酬額につきましては、令和7年度から額の見直しを行っており、他町村と比較して中間より上位の位置づけとなっております。出役の際の村との連携につきましては、グループラインによる情報共有、出役依頼を行い、現地での打合せの後、必要な対策を行うようにしております。また、後継者育成のための支援としては、狩猟免許取得、用具等の際に上限を20万円として助成を行っております。駆除後の鳥獣処理につきましては、ヒグマについては自家処理を基本としております。処理後、廃棄工場へ持ち込み、またはこれがかなわない場合については埋設となっております。処理に係る費用については特に支援は行っていないところであります。質問の3点目につきまして、グーグルマップ等を利用した瞬時の地図情報の提供が有効と考えられるということでありますけれども、地図の情報は分かりやすいという議員ご指摘の点もあることから、瞬時ではありませんけれども、定期的にヒグマの目撃、痕跡情報の位置を地図上で分かるようホームページに掲載しております。ただ、近年SNSの普及により、自治体の目撃情報が出ると、それを基にヒグマの捜索状況の現場から配信を行うというような、そういうやじ馬目的といいますか、現場に近づく方が多くいることが問題となっておりまして、北海道からこれらの行為に対して注意喚起するよう発文、文書が発せられております。また、目撃されたヒグマのほとんどはその場に居座るのではなく、速いものであれば時速60キロで移動が可能であることから、高速でその場から移動し、実施隊員が現場に到着する頃には違う場所に移っていることがほとんどであります。そのため、地図上で可視化することで現在ヒグマがいる場所であるように伝わり、この場所以外では大丈夫のような誤解を与えてしまうことが想起されるため、あえて瞬時の地図情報の提供を控えてまいりました。現時点におきましては防災行政無線並びにその際に発信されるメール、ライン等による情報発信で出没情報を提供しております。広範囲での注意が必要であることが伝わるよう具体的な地番でなく号線で表現しております。今後も地図情報の活用につきましてはこれらのことを踏まえて誤解を招かないように、住民の安全を第一に考え、適切なタイミングで情報提供してまいります。以上、お答えといたします。

質問 6番 荻原正

ご答弁ありがとうございます。ヒグマの生息数については、北海道ヒグマ管理計画第2期、北海道2022によりますと、1990年の春熊駆除廃止後の、その後の30年ほどで個体数は約2.2倍に増加して、2020年度には北海道全体で1万1,700頭のヒグマが生息しているとされております。本村における捕獲の実績においても先ほど説明いただきましたけれども、5年ほど前の平成30年と令和2年は年度別捕獲数はゼロということでありました。その後昨年度は6頭、今年度は既に8頭ということで確実にその生息数は増えていると推測されるところであります。そして、昨年は更別中央中学校付近にヒグマが出没して関係者の皆様の素早い対応をいただきましたが、ヒグマの出没場所がこれまでとは違って市街地周辺にも広がってきたことを改めて認識しなければならないのかなと考えております。市街地に出没して人が食べるものの味を知った個体は再び同じ場所に現れます。これが子どもたちの登下校、あるいは村民の皆様の散歩中にそのようなヒグマに出くわしたことを想像すると、もう取り返しのつかない事故につながらないか大きな不安を感じるところであります。先日北海道知事がヒグマ駆除への抗議電話に対する説明を行って理解を求めるニュースを拝見いたしました。しかしながら、その人方は、その多くは熊とは無縁の道外からの誹謗中傷の電話であって、私たちのように熊と隣り合わせに住んでいる者とは違う環境の人たちであります。そのような電話に時間を取られて業務に支障が出ている自治体もあるとお聞きしますので、村長においては毅然とした態度で対応をお願いしたいと思いますけれども、村長はどのようにお考えかお聞きしたいと思います。また、多発する目撃情報に対して村は正確な情報提供をしなければならないと考えております。防災無線や一斉メール、ホームページ等で村は早急な情報提供を行っていますが、それは文字で示された情報であって、住所は確認できてもそこがどこなのか把握できない方も多くいらっしゃると思います。本村は過年度からデジタル化に向けた取組を進めておりまして、その実績を利用して熊の位置情報を瞬時に地図に落とし込み、今現在の状況を一斉メールの中に添付してお知らせすることは重要な取組の一つであると私は考えております。先ほどのご答弁では地図情報の提供は住民に誤解を与えてしまうというふうなお話をされておりましたが、村長は本当にそうお考えでしょうか。生き物である動物は常に行動し、目撃箇所に居座らないことは説明しなくても分かることであります。道内では既に地図に示された目撃情報を発信している自治体も多くありますので、ぜひ村民の命を守るために新たな取組として検討していただきたいと思いますが、改めて村長のお考えをお聞きしたいと思います。さらに、本村では更別村鳥獣被害防止計画を令和5年度に作成いたしまして、基本方針、あるいは関係機関等の役割等を取りまとめて計画に基づいた取組を進めております。そこでは緊急時の連絡体制についても掲載されておりますが、子どもたちの安全を守るべき教育委員会の名前が見当たりません。先ほどは緊急時にはしっかりと教育委員会にも情報を提供し、子どもたちの安全を確保しているというような説明をお聞きしましたけれども、更別村鳥獣被害防止計画として策定されている以上は教育委員会、あるいは子育て応援課を含めて子どもの安全確保に向けた計画にすることが望ましいと考えますが、いかがでしょうか。ご答弁をお願いしたいと思います。あわせて、私たち村民のヒグマ対策に対する心がけとしては、一度ごみを食べたヒグマは人間の食べ物に執着し、市街地に出没したり人間に付きまとうなどの行動を取るおそれがあること、山中などのヒグマの生息域に入られた際は絶対にごみを放置せず、必ず持ち帰ることなどの決まりを守らなければならないと考えております。また、ふだんの生活においてもごみを家の外に放置しない、そしてごみを出す時間を守るなどの心がけをするようさらなる事故防止の啓発をお願いするなどの対策をしなければなりませんが、村民への呼びかけの在り方について再度村長のお考えをお示しいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 村長

ただいま荻原議員さんの多岐にわたる質問ありましたけれども、これについて1つずつお答えしたいと思います。1つは、特徴ですけれども、頭数が増えてきているのは当然ですけれども、本当に危惧しております。毎朝、あるいは出没すると産業課の職員が一斉にいなくなります。それが合図ではないですけれども、出動したということで、村内にもハンターも、役場にもいますので、そういう形で出役する回数も増えているのではないかなというようなことを思っています。特徴的なことは、村民の方もおっしゃっていますけれども、高規格道路で、山から侵入してくるわけですけれども、大抵の場合は。今までは高規格道路で止まっていたと。ところが、近年は高規格道路を越えてくるという状況が新たに発生しているという状況であります。昨年中学校のグラウンドの向かいにある林帯、保安林ですか、の中で発見をされました。通報があって、直ちに警察署、派出所、木下さんはそのときはおりませんでしたけれども、忠類さんから応援を呼んで、それぞれの猟友会の方たちも来て、私も実際に行きました。その一部新聞、テレビで報道されましたけれども、ちょうど参観日だったということもあって校長にも連絡を取って、不測の事態に備えて人員の配置と、そして職員中入って追い出しにかかりましたので、そして外側にはハンターが待ち受けているというような状況でありました。1回目については、これは発見できなかったということですけれども、それから時間がたって捕獲をしたということでありました。だから、私も本当にびっくりしましたけれども、市街地、高規格越えて畑にというのだったらまだあれですけれども、ただ農家の方の家も近くにありましたし、今年はかなり農家の方のところに箱わなも用意していますけれども、そのような形で出てくるというような状況でありますので、そこは絶対油断してはいけないなというようなこと思っていますので、特に市街地等に十分注意をしなければいけないと。緊急銃猟訓練もそうだったのですけれども、市街地で今回警察官の指示でなくても市町村長ができるというような状況も新たにありましたので、実際にやってみるとこれはとても大変なことだったのですけれども、一部報道されておりますけれども、そういう場合について、荻原議員の言うとおり、やっぱり命守らなければいけないので、子どもたちの。やっぱりそういうふうな、生活圏に現れたときにはそういう形で考えていかなければいけないのかなというようなことを考えています。鳥獣被害防止計画の中で教育委員会というふうにきっちり明記はしていないと思うのですけれども、ほかのいろんな要綱とか実施条例等については教育委員会のほうも持っていますけれども、かなり法令等、5つくらい村でも整備をしております。通報の体制、連絡パターンということを、住民から通話があって更別村に来ました。出動命令、防災無線、電話連絡、このときに教育委員会にも行っていると思います。また、住民から直接警察に連絡が行った場合についても出動命令、その他従って、村に警察から連絡が来ますので、そこから直ちに動くということであります。苦情とか、今のところは産業課等々、あるいは総務課等々にはそういうような形は来ていないということだったのですけれども、ゾーンの計画を新しくつくって、ゾーン計画をつくったのですけれども、その部分については本当に目的は何なのかといったら、やっぱりすみ分けなのです。明確に村は示してありますので、ただやみくもに熊を捕獲するということではなくて、完全に生息していますよという地域と緩衝帯がありますよと、防除というのですか、しなければいけない地域もありますよと。生息地域については、これは銃を使ったりということではなくて、これはやっぱり熊の領域ですから、そこには行く必要がないわけというのですか、ありますので、そのような形ですみ分けをする。ただ、ここのピンクでありますように排除地域、上更別市街地と更別市街地ですけれども、農家のところも一部危険がある場合は入ってくると思うのですけれども、そういう形で分けて、ゾーンというのは管理というのは人と野生動物とすみ分ける手法の一つであると。北海道が令和6年に出した北海道ヒグマ管理計画の第2期計画ではそのゾーニング管理を推進するということで、その都度その地域的な部分もエリアも見て、これは生命に危険を及ぼすとか、そういうような事例が認められるということになればそこは早急に対応すると。ただ、もともと生息している地域には、そこまでわざわざ踏み込んでということについては、これはやっぱりすみ分けをする必要があるのではないかというようなことがあります。今のところそういった点で理解を広めて、今のところ苦情は来ておりませんけれども、対応をしていきたというふうに思っています。地図情報なのですが、デジタルをして3Dマップ今立体で映るようになっていますね、ひゃくワクのところから。去年は実証ということで熊の出没、あるいは移動を3Dマップ、立体で出るのですけれども、それをやってみたのですけれども、今のところそこの更新が、更新というか、ということで今ちょっと検討中でありますので、いろんな、道から文書が発せられたという話ありましたけれども、そこを何か面白がってということではないと思うのですけれども、わざわざそこの現場に来て、そしてそこから発信してというような形を、これは報道機関であるならば許されると思いますけれども、そうではなくて違う目的のためにそうされるということもありましたので、ただ正確な場所、あるいは正確な号線、今どちら方面に、通報するときにもどこどこで目撃、どちら方面に向かったというような細かい防災無線も流すようにはしておりますので、しっかり取り組んでいきたいというふうに思います。今のところ地図の瞬時のについてはちょっと検討させていただきたいなというようなことを思っています。子どもです。これ一番肝腎なので、今教育委員会いますけれども、ラインとか直ちに、学校にもそうですし、学校の危機管理体系もさることながら、やっぱり保護者に対してもそういうものはしなければいけないというようなことで、例えばスクールバスを待っていたとき、あるいは徒歩で帰ってきたときにそういう遭遇する場面も、近くにいる場面もあるわけですから、そこは保護者に対してしっかりライン等々で説明をしていかなければいけないなというふうなことを思っています。あと、市街地のごみとかいろんな部分ありますけれども、これ、ちゃんと条例とか規則でそういうものを出さないようにするというようなことで明記してありますので、本当に荻原議員が言ったように、一回そういう味を覚えてしまうとまた来ますので、畑もどこが今実ってきてどこがおいしいのかということもかなり分かっているというようなことも聞いていますので、そういうところは注意喚起をしなければいけないということで、広報でも春に4月号、それと8月号、秋の収穫の前です。お知らせしています。春には春熊ということであるのですけれども、4月1日から5月31日は春のヒグマ注意特別月間ですと、食べ物やごみは持ち帰る、一人で野山に入らない、音を出しながら歩く、事前に出没情報を確認する、薄暗いときは行動しない、ふんや足跡を見たら引き返すというようなこと、そして8月にはより詳しくヒグマ被害の防止対策ということで、やっぱりごみとか周辺環境の整備をお願いします。山菜取りとか、会わないためにきめ細かくかなり書いてありますし、実際の写真を掲載して、このようなものを目撃した場合については直ちに村役場等々、あるいはその場から離れていくことが大事ですので、背中を見せないようにとか、子熊だけだったら大丈夫だと思わないようにしてくれというようなこととか、広報で注意喚起をしているということで、村民への周知も今後徹底していきたいというふうに考えています。以上です。

質問 6番 荻原正

ご答弁ありがとうございます。種々注意喚起に関わる取組については説明いただきましたので、村民の皆様がその辺の危機感が薄れないように、常にその辺の注意喚起はしていただきたいなというふうに思っております。あと、検討するべきところは検討したいという話でしたので、地図情報についても再度もう一回検討していただければなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。そして、最後に更別村猟友会について改めて質問をさせていただきたいと思います。昨年道内のある猟友会が熊の出没時に対応しないと自治体に伝えたということがニュースになりました。理由は、要するに会に示された報酬が安過ぎないか、そしてこの報酬を見ても町の姿勢が分かると。山の中は彼らの縄張、その中で極端な話命のやり取りをしているのだということであります。そういうことが理由で自治体要請の駆除には出席しなかったということであります。言うまでもなく、ヒグマから住民の命を守っていただく最前線にいる方は猟友会の皆様であります。それぞれが自分の仕事を持ちながら、出動の要請を受ければすぐに対応していただいていることに私たちは感謝しなければならないというふうに思っております。ヒグマへの発砲は非常に危険な業務であります。茂みから突然現れるかもしれない熊を追跡して駆除する業務は命がけと言っても過言ではありません。そして、その恩恵を受けている私たちは相応の負担をするべきだというふうに考えます。頂いた令和5年度の資料を基に十勝管内市町村の報酬等を確認いたしましたけれども、最高が7万円、最低がゼロ円と、平均が2万8,171円でありました。本村については今年度から、先ほども説明ありましたけれども、今年度から額の改定を行いまして、捕獲報償金が4万円、出動が1万5,000円ということであります。また、この額を超える市町村は2町だけでありましたけれども、ただこの比較は令和5年度のものであって、今回の出動拒否の問題を受けて多くの市町村が額の見直しを図っていることも考えられますので、今現在の他市町村の状況を踏まえて、大きな内容変更があるようであれば更別村猟友会と改めて協議を行って対応していただきたいと思いますけれども、村長のお考えをお聞きしたいと思います。また、猟友会の会員についても現在12名の方が在籍して、平均年齢も44.4歳ということで若い方々に多く入会していただいており、感謝の気持ちに堪えません。令和5年度に作成された更別村鳥獣被害防止計画における課題点としてベテランハンターの減少に伴い、後継者の育成が急務というふうに示されておりましたが、関係機関のご努力によりましてこの問題は解決したものと確認することができます。しかしながら、この状況を維持していくためには継続したハンター養成等の支援や更別村猟友会との連携が必要とも考えられます。今後の更別村猟友会との関わりについて、改めて村長のお考えあればご答弁いただきたいと思います。最後に、捕獲した鳥獣の処理については更別村鳥獣被害防止計画において原則捕獲従事者による持ち帰っての自家処理、やむを得ない場合については適切な方法により埋設処理とするというふうに書かれております。つまり最終的な処理方法についてはハンターに任されていますが、自家処理についても施設を整備するには費用が発生します。有害鳥獣捕獲従事者育成事業助成金交付要綱では狩猟免許及び銃所持許可の取得並びに用具整備に要する経費については助成金を交付していますが、自家処理に対する経費は含まれておりません。捕獲された鳥獣の処分方法については、例えば食肉にされたり、ペットフードに加工されたり、様々な方法がありますが、ハンターの方々も捕獲した鳥獣が有効活用できるよう様々な努力をされております。私の知り合いのハンターの方にお会いしたときにも自宅に簡易な処理施設を自費で整備して、家族の協力を得ながら処理しているとお話をお聞きしました。ここに係る経費についても村は内容に応じた支援を行う必要があると思われますけれども、村長のお考えをお聞きしたいと思います。以上です。よろしくお願いいたします。

答弁 村長

1つは報酬等についてですけれども、これにつきましては荻原議員さんおっしゃったように、日当、出動した場合、これは4万83円、うち国費が2万5,083円、市町村費は1万5,000円というふうになっています。頭数払い、1頭捕獲した場合、これは6万3,434円、これもうち国費が2万3,000円、村では4万なのですけれども、それに上乗せをする形で、やっぱり最初におっしゃったように、住民の方もあれですけれども、命の、大変ですけれども、逆にハンターの人たちの、そんな命の危険を顧みないで行っているということですから、これはお聞きしますとやっぱり、怖くないですかと言ったら、いや、そんなことないよって、急に帰ってくるときもあるし、横通って逃げていくときもあると。足跡見て、あんまり大きかったらこれは相当警戒しなければいけないというようなこととか、複数で待ち構えていたりもします。だから、そういう点ではハンターさんの出役に見合った今日当と、捕れなくても日当お支払いするということと頭数のこともお話ししました。全体の中では中間より上ということになっています。これ一覧表があって、全て、市町村全部書いてあるわけですけれども、協議会とハンターさんの中で会議の中でもお話をしていますので、報酬等、村としては上げましたけれども、これについてもっと、今ほかの町村も検討しておりますので、これについて不足の部分、あるいはもうちょっと検討しなければいけないのではないかという部分があれば随時協議をしていきたいというふうに思いますし、何より猟友会の方の意見をきちんと吸い上げて決めていきたいなというようなことを思っています。あと、育成です。12人ということなのですけれども、ただお聞きしますと散弾銃からライフルにいく、あるいは箱わなからというようなことで、実際にはライフルを使わないと仕留められないというのですか、捕獲できないということで、それもかなりの技術が要るということらしいのです。スコープ見ても、本当にベテランになればかなり遠くからでも捕獲できるのですけれども、なかなかそういうわけにもいかないというようなこととか、この間ゾーンの見たときに、訓練したときに弾道の計算というのをするのです。コンクリートに向かって撃つなと、上から草むらに向かって熊を通して弾が貫通して、あるいはバックヤード、畑とか人家に行かないような場所に向かって撃てと。建物に向かっては撃つなとかという、そういう規制があったり、チェック項目があって、それを全部クリアしないと町村長、もちろん警察もそうですけれども、許可与えないと。もちろん対面で、すぐ近くにいれば、これ撃ち損じたときにも逆にハンターの命に関わることになりますから、その辺も含めてしっかり考えていかなければいけないなというふうに思います。ハーフライフルとかいろんな部分はありますけれども、報酬あるいは育成、ベテランにというのですか、そういうような形で、研修の機会とかもあると思うのですけれども、そういうこともしっかりしていかなければいけないなというようなことを思っています。あと、用具等ですけれども、助成金交付要綱もありまして、銃を購入したときには上限20万円とか、私も見てびっくりしたのですけれども、弾丸とか、あるいは猟銃そのまま出たら困るので、ガンロッカーとか装弾ロッカー等に対しても用具全体で14万円を上限に支出をするというようなことで、箱わなについてもそうですけれども、購入での助成もしっかりやっているということであります。ただ、処理なのです。本当にやむを得ない場合はそういうところに、処理できるところに運んでというようなこともあって、ただジビエの関係とか、いろんな活用ができるからということで村としてもそういう施設を造ったらどうなのかというような話は前々からありましたし、そういうお話もハンターさんから聞いておりますけれども、ただ加工場の設置につきましては、南十勝はジビエ加工業者、中札内村に十勝エゾ鹿工房、道内20か所にもありますけれども、食品衛生法に基づいて許可が必要なのです。それで、捕獲許可200頭では実は採算が取れないというようなことで、本当にこの辺も含めて処理するのに遠くまで持っていかなければいけないとかというようなこともあったり、自家処理って名前はあれかもしれないですけれども、ハンターさんにお任せしなければいけない部分もあってというようなことで、先ほど言っておられましたように、もし駄目だった場合には埋設というようなことで、そのハンターさんの方々とかご家庭にも迷惑をかけるというようなこともあるのかなというようなことを思っています。今ミーティングに関しても年1回最初に実施隊との打合せ会議をしますけれども、今のところ村としては実施隊の設置条例、交付金要綱、防止、先ほどの計画です、それと捕獲計画、そして新たにヒグマゾーニング計画をつくりましたので、これらのことを新しい事態に即対応できるように条例等、規則等も変えながら、そして何よりも猟友会の方々と連携を取り、そして住民の皆様の生命、財産、そういうものをしっかり、子どもたちの命を守っていくという点、これからしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上であります。

質問 6番 荻原正

ご答弁ありがとうございました。ヒグマ対策についてはうちの村だけではなくて近隣町村とも連携取らなくてはいけないというところがありますので、今後も関係機関との連携を深めて対応のほうをよろしくお願いしたいというふうに思います。以上で私からの一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。

出典:更別村議会 令和7年第3回定例会 2025年9月17日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる