みんなの議会

更別村議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日

高齢者の孤立化防止等

2018年3月13日、更別村議会の一般質問で、織田忠司議員が「高齢者の孤立化防止等」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
織田忠司 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 織田忠司

議長の許しをいただきましたので、通告に従いまして、高齢者の孤立化防止について質問させていただきます。平成27年の国勢調査による更別村の高齢者のいる世帯は572戸、うち夫婦のみの高齢者世帯は145戸、また単身高齢者世帯は135戸となっており、現在においてはその数は多くなっていると思われます。また、介護保険係による平成29年の要介護認定を受けていない一般高齢者380名のアンケート調査では、地域づくり、社会参加について29.1%の人が参加したくないと回答しています。閉じこもり傾向リスクについても、27.3%の人がほとんど外出しないか週1回の外出と回答しています。このような調査結果をもとに、高齢者の孤立化防止に向けた対策についてお伺いいたします。まず、1点目は、要介護認定を受けていない独居高齢者、夫婦高齢者の健康面を含めた状態の把握体制と生活支援の必要な方への対策及び携帯電話が普及した現在における緊急時の通報システムの対応について。2点目は、高齢者になっても大変元気な方が多くおられます。仕事に情熱を持って取り組んできた世帯も多いのです。社会福祉協議会でも高齢者勤労事業に取り組んでいますが、高齢者にもできる多種多様な形態の仕事をもっと多く発掘し、仕事を通じての地域づくり、社会参加を進めてみてはどうでしょうか。3点目は、井戸端会議という言葉がありますが、地域コミュニティーを進める上では必要なことではないでしょうか。住民、高齢者が曜日、時間を気にせずに、何の制約もなく気軽に立ち寄り、お茶を飲みながら多くの仲間や友人と世間話をしたり、情報交換ができる憩いの場があれば、これからの高齢者の認知症予防や孤立化防止に役立っていくと思いますが、今後そのような場所を検討してはどうでしょうか。村長の考えをお伺いいたします。

答弁 村長

高齢者の孤立化防止等について織田議員さんの質問にお答えをいたします。高齢者の孤立化に関しましては、マスコミの報道等で孤独死等が記事になり、さまざまな番組等でも取り上げられるように、非常に国民の関心が高い事柄であり、本村としても2025年問題を考えると力を入れていかなければならない分野と考えております。1点目の要介護認定を受けていない高齢者についてでありますが、現状の把握は民生委員の福祉活動対象者等名簿があります。これは、住民記録から独居高齢者世帯、夫婦高齢者世帯等を拾い出し、作成しているものでありまして、毎月定例民生委員児童委員協議会で確認を行ってきております。また、75歳に到達した場合については訪問をお願いし、何かあれば情報をいただき、必要に応じ保健福祉課で対応しているところであります。生活支援への対応ですが、現在介護保険の地域支援事業の中で生活支援体制整備事業を社会福祉協議会に委託し、進めております。その中で、支え合いマップづくりが平成29年度に6つの行政区で行われております。マップづくりを通して、介護保険での対応が必要な方だけでなく、地域で何かあれば支え合うことができる情報をみんなで共有し合い、実践していくことが重要であると考えており、今後も村民みずからによる取り組みを支援していきたいと考えているところであります。村の緊急通報システムは、独居高齢者については申し込みがあれば対応しておりますが、高齢夫婦世帯ではどちらか一方が要支援等の状態でない限り対応できない状況となっております。固定電話で全世帯の対応となると、現在65世帯分で400万9,000円を予算計上している状況です。織田議員さんの調査された数字で計算しますと、監視委託料で年間1,600万円、その他工事費で未設置分で568万9,000円が必要となります。全戸設置は厳しいのかなというようなことを考えております。また、システムの性格上、住宅からの緊急対応となるため、固定電話のみの対応となっており、携帯電話には対応しておりませんが、この件については今後検討していかなければならないと思っております。また、補完するものとして緊急医療情報カードを2月末現在276件配付しておりますが、冷蔵庫の前面等に磁石で張りつくようになっております。この中には薬、疾病、かかりつけ医等の情報が記載されておりまして、救急車等の緊急時への情報提供の役割を担ってきております。2つ目の高齢者勤労事業以外の多種多様な形態の仕事の発掘でありますけれども、第7期の高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の中にも、高齢者がこれまで培ってきた知識や経験を生かし、地域や社会で役割を持って活躍をできるよう、就労や社会貢献、参加活動の場や機会を一層充実させるとともに、高齢者が希望する活動内容と活動先とのマッチング機能や情報提供機能、相談支援体制の強化と計画の中でうたってきており、今後支え合いの地域づくりを進めていく中で生き生きと活躍できる環境づくりなどの取り組みを進めていきたいというふうに考えております。3点目の井戸端会議の提案ですけれども、第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の圏域調査では、一般高齢者の6割に当たる人が地域づくりへ参加者として参加してみたいと回答されております。5割の方が地域づくりのお世話役、企画や運営を通して活躍してみたいと回答しておられます。その目指す姿が1点目で答弁させていただきました生活支援体制整備事業も活用しながら、元気な方たちによる自発的なコミュニティー活動の場として今後育成していかなければならないと考えております。温泉入浴の帰るまでのひとときに老人保健福祉センターのロビー等で談笑している高齢者の方も見られます。この場を利用してPRしていくことも一つの方法となるかもしれません。また、曜日が限られておりますが、社会福祉協議会でも毎月第1、第3水曜日にふれあいサロン、介護カフェの触れ合いの場を開催し、高齢者の方が参加する場を提供しているところであります。井戸端会議とは少々異なりますが、介護保険の介護予防普及啓発事業として、まる元運動教室、健康運動指導士による状態に応じた運動指導でありますけれども、さらには元気アップ講座、歯科の観点からの健康づくり、元気クラブ、インストラクターによる筋力維持の教室など、また大人の学びや専用の教材を使った認知症予防教室等の一般高齢者を対象とした各種講座を開催してきております。男性を含め参加者が増加傾向にあり、各種事業で楽しく話し合いながら一緒に参加することが孤立化予防や認知症予防に効果が高いと見込まれていることから、今後参加者をよりふやすよう積極的に周知に努めてまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 4番 織田忠司

第7期計画出ているので、この後質問しづらいのですけれども、あえて質問させていただきます。独居高齢者世帯、夫婦高齢者世帯、また最近では親子で高齢者世帯もありまして、今後ますますふえていくと思われます。要介護認定を受けていない高齢者の把握は、先ほど村長言われたとおり、民生委員児童委員協議会で確認しているということなのですけれども、高齢者の方の生活実情は、入院があったり、あるいは急に健康を害したりして変化しやすいものであります。社会福祉協議会、医療機関、また各ボランティアサークルや支え合いグループなど、いろいろな情報を持っていると思います。また、高齢者みずからの緊急時連絡や、あるいは生活支援の要望、それから高齢者の相談などをわかりやすく1カ所で把握できる窓口みたいなところをつくってはどうでしょうかと思います。そのことによって高齢者の移動手段初め、生活支援の充実を図る社会参加の手助け、そしてまた孤立化防止の体制の検討をしてはどうでしょうか、お伺いいたします。

答弁 村長

今織田議員さんおっしゃるとおりでありまして、介護あるいは認知症等、受けていない方のところの部分は、そういうサービスのすき間となったり、気がつかない場合が多くあると思います。窓口の一本化をして情報の共有を図るということはとっても大切なことでありますし、やっぱりそれは検討していかなければならないというふうに考えて、おっしゃるとおりであると思います。あと、今支え合いとかいろんな形で本当に機運が高まってきて、行政だけには任せておられないということで、自分たちの手でということもありまして、いろんな支え合いマップとか、自分の町内で高齢の方がお一人で暮らしているとか、ご夫婦で暮らしている。あるいは、老老介護といいますか、いろんな形で、私もこの職につく前に、村内にはそういう方で在宅で本当に苦労している方がたくさんいると、そういう人たちの声に耳を傾けて、そういう政策を打たなければだめだよというような話もお聞きしています。そういう点では、織田議員さんおっしゃるとおり、そういうニーズの把握とかにも努めていかなければならないし、町内の中で行政も少しずつかかわりながらいろんな面で状況の的確な把握。もし事が起こった場合とか、あるいは災害があった場合、私はこのことも危惧しているわけですけれども、要介護者はどこにいて、あるいは足の不自由な人がいて、どういうふうに駆けつけるのかと、そこまでプランを立てていないと実際に動けないということになりますので、その辺も含めてやっております。今事業所とか郵便局とか、商工会の方も含めてですけれども、15の方々と見守りのいろんな協定を結んでおりますし、この輪をどんどん広げていって、日常的にいろんな場でいろんな様子を見ていただいて、それを保健福祉課なり、あるいはそういう窓口というのですか、そのところに集約をして、すぐに機敏に対応できるという方法をとっていきたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 4番 織田忠司

最後に1点、高齢者とは限らないのですけれども、私たちも現役を引退しますと出かける機会が非常に少なくなるわけなのです。そして、ほかの人と会う、家族以外の人と会うという機会がおのずと少なくなっていって、家族以外の人と話すのを非常に楽しみにしているという話も結構聞くわけなのです。また、それであってお互いの家の訪問というのはなかなか気が引けます。そういうとき、みんなが気軽に集まれるサロンでもあればいいのではないかなという話はよく会話の中で聞くわけなのですけれども、確かに社会福祉協議会や各ボランティアでも先ほど村長言われたようにいろいろと触れ合いの場は持っているわけなのですけれども、そういうところに参加した後です。また仲間同士でどこか気軽に寄って話をしたりとか、あるいはこの間村民バスのあれも見たのですけれども、利用してきてから帰るまでのあいた時間、結構あるわけなのです。そういうときも利用した人が寄れるような場所、それぞれの仲のいい友達とゆっくり話し合える場所も必要ではないかと考えます。これは理想になるかもしれないのですけれども、そこに飲み物とか軽食等の提供があり、仕事が生まれるということにより高齢者や障害者の就労支援などにつなげることも必要だと思いますし、それは地域住民とともに思い切った福祉支援を進めることで福祉の村更別としての知名度を上げれれば、既にほかの町村からそれで更別に移住してきているという方もいると聞いていますが、そのことが更別の人口増の一端になればと考えております。最後に村長の考えをお伺いいたします。

答弁 村長

今本当に貴重なご意見というか、全く織田議員さんおっしゃるとおりだというふうに思います。まず、長屋というふうに表現をされましたけれども、私は今支え合いとか強く叫ばれているのは、近所のおつき合いとかがだんだん、だんだん、昔のようにはなかなかできないような状況になっているということと、また逆に今それが本当に地域の中で必要とされている。いわゆる長屋みたいな、いろんなところに住んでおりますけれども、一つのところに集まって交流したり、楽しくお話をしたり、あるいはいろんな趣味をするという場所が私は必要だと思っていますし、また予算のところ、あるいは村瀨議員さんの質問にもあると思いますけれども、CCRCの中でそういう方たちが、子どもたちやお年寄りに限らず、障害者たちも含めてごちゃまぜに交流できる、そういう長屋的な部分もやっぱり必要でありますし、そういうことをしたいという方のお話もお聞きをしています。私は、積極的にそういう部分で考えていきたいなということを思っていますし、特にコミュニティーバスにも乗っていただいて、村長、乗りぐあいが非常に不便なところもあるのだと、行くのはいいのだけれども、帰れないよと、あるいはサラリさんとかいろんな部分やってもらっているけれども、例えば病院に帯広に送っていってもらった場合でも診療が終わるまで待っていなければならないと。それが1時間、2時間であればいいのですけれども、それが5時間とか6時間に及ぶ場合も間々あるというときに、帰りぐらいは足を確保してというようなお話がありました。私は、最大のネックは、高齢者の免許の返納、返還というのもあるのですけれども、そのときにほかの町村はタクシー会社があったり、いろんな交通手段があるわけです。そこに行政が支援をしていっているということでそういう一助をしているわけですけれども、私たちのところにはコミュニティーバスはあります。NPOはありますけれども、そういうような具体的な交通手段がないということで、今喫緊の課題として部署と話をしています。具体的には、業者の方と話し合いをして、何とかうちの村に営業所の支所をつくってくれないかと、あるいは毎日でなくてもいいから、そういうような形で常駐してもらえるようにできないか。あるいは、比較的ご高齢でも若い方々にいろんな形で移動手段、サラリさんもあるわけですけれども、登録をしていただいてというような話もあります。そういう面では、今お話もありましたように、高齢者の方が移住希望を持っておられる方がたくさんいらっしゃいますし、実際に移り住んできておられます。なぜかというと、診療所には4人のお医者さんがいます。それぞれの介護段階、あるいは要介護段階でそれぞれの施設がきちんと整っているということで、その部分を充実をして、私は子育てにも力入れますけれども、やっぱりお年寄りは大事にしなければいけないというふうに思っていますので、日本一の福祉の村、それを掲げて村づくりをしっかり織田議員さんの言われるとおり進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 4番 織田忠司

答弁ありがとうございました。

出典:更別村議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日 議事録 PDF(59ページ) 間違いを知らせる