みんなの議会

更別村議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日

観光協会とどんぐり推進部会のあり方

2016年6月16日、更別村議会の一般質問で、太田綱基議員が「観光協会とどんぐり推進部会のあり方」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
太田綱基 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 太田綱基

通告に従い、一般質問させていただきます。質問事項は、観光協会とどんぐり推進部会のあり方についてです。要旨ですが、観光協会とどんぐり推進部会を一元化し、民営化して行政と連携をとってはということです。内容ですが、観光協会は商工主導の役員が集まり活動している会であり、どんくり推進部会はJA主導の役員の会で集まり活動しています。お互い会として目的や事業内容は一緒なのに別々に事業に取り組んでいて、事務局はお互い役場産業課に置いています。事務局は一緒なのに別々の機関で別々の人が同じ目的に向かって活動することは、特産品開発、販売、PRとどれをとっても非効率であると感じます。協力隊、観光協会、どんぐり推進部会の業務を産業課に置いても変化が見えないのが現状です。私は、観光協会とどんぐり推進部会を一緒にし、民営化することによってビジネス感覚を持ち、生産性を高め、新たな発想と特産品に対する思いが村の力となり、本領を発揮できるものだと思っております。村の目的を明確にして、民官一体となり連携していくことが必要だと思いますし、ここから特産品の開発、販路拡大、PRと新しい目線でよりよい村おこしができ、発展していけるものだと思いますが、いかがでしょうか。村長の意見をお伺いいたします。

答弁 村長

太田議員の観光協会とどんぐり推進部会のあり方についてお答えをいたします。本村の観光協会は、更別村の観光事業を推進し、本村の観光並びに産業の振興に寄与することを目的に昭和47年に設立をされ、会の趣旨に賛同する個人、団体、企業等で構成し、主に観光資源に関する調査研究、特産品に関する調査研究、宣伝、紹介、観光イベント等の推進などの事業を行っております。現在会員は個人、任意団体会員8名、法人、個人、営業者会員20名、合計28名というふうになっております。一方、どんぐり推進部会につきましては、農業を初めとする製造業、商業、観光などの地域産業との連携を進め、地域における有形、無形の資源を活用した製品の開発及び販路の拡大等の研究、実践並びに地域の振興を目的とする団体等の協調、連携により地域産業の活性化及び村民意識の向上による地域の振興に寄与することを目的に昭和60年に更別村農業振興協議会を組織改編して設立をされたものであります。主に特産品の開発、研究、支援、特産品の販売、普及、イメージキャラクターとしておなじみですけれども、ドングリマークとか、どんちゃんですね。これの普及などの事業を行っており、現在は村、JA、商工会、さらべつ産業振興公社、更別農業高校の役職員9名で構成しております。このうち3名が観光協会にも所属をしているわけであります。観光客を対象とした事業が少ない本村におきましては、観光協会に所属される会員の負担が多くなること、そしてまた観光資源となり得る施設等の大半が村の施設であるということもあって、村に事務局を配置し、活動費の助成を行ってきているところであります。また、観光と物産の一元化を推進するため、どんぐり推進部会の事務局を平成26年に企画政策課から産業課へ所管がえをしました。現在は、いずれの事務局も産業課に置き、あわせて観光振興、特産品開発支援に従事する地域おこし協力隊も産業課に配置し、両団体の業務を効率的に推進するよう体制を整備しているところであります。人口減少が強まった今観光業務は地域経済の活性化のみならず、更別村の知名度向上にも重要なものであります。本村のPRアイテムたる特産品の開発と情報の発信により一層努めていかなければならないと考えている次第であります。こうした考えの中で、非常に大きな役割を持つ観光協会、どんぐり推進部会の活動がより活発になるように、村としても環境を整える必要があると考えておりますし、議員の提案にあります民営化につきましても選択肢の一つとして捉えているところであります。いずれも自主財源の確保が難しい活動でありますことから、有効な体制整備についてこれから研究を行い、それぞれの構成員の方々とも議論を重ねながら検討していきたいというふうに考えております。以上、お答えとします。

質問 2番 太田綱基

観光協会、どんぐり推進部会の活動がより活発になるためには、まずこの二重構造をなくし、一元化していくことが本当に重要だと私は思っております。そして、民営化についても選択肢の一つとして捉えているみたいですが、自主財源の確保が難しい活動であるということです。民営化していく動き、これはやはり利益主義、ビジネス感覚を一人一人が持つことということに尽きると私は思います。この自主財源の確保が難しいのは、今の体制があるからではないでしょうか。観光産業として幾ら稼いでいることも把握できておらず、把握といっても道の駅のレジカウントぐらいで、観光を目玉にとった動きがなかなかとれていないのが現状ではないでしょうか。財源の確保ができない課題を村長はどう考えていますか。私は産業振興に関するもの全てをPDCAサイクルを使い、ビジネス感覚を持った数値目標を設定したらいいと思います。例えば祭り一つにしても、どのくらいの収容を目指し、どのくらいの売り上げ、利益を目指していくのか、そういったところも明確にしていく必要があると思います。民営化や一元化といっても民間と行政がどれだけどのようにかかわっていけるでしょうか。そこで、私は協力隊の力が出てくると思うわけですが、協力隊は平成27年には全国で2,799名、673団体と増加しており、その活動に期待する自治体も多いところです。彼らの仕事は、村での取り組みにくいこと、新しい発想を持って特化した業務を行うことです。現在更別村は、観光PRとして1名、特産品開発で2名の合計3名の協力隊員を雇用しています。本来村が求める姿と照らし合わせてどう感じていますでしょうか。中には、自分から行動が全てとアクションを起こし、積極的に活動している人もいるが、行政の組織としてうまく連携がとれず、暴走した形にしか見えないのは私だけでしょうか。そして、行政内の連携がとれない、これが連携不足が村長との話し合いのもとトップダウンしているからこのようなことになっているのではないかと疑念を持つところであります。行政組織としてこのような状態は、村長が何を言っても連携不足としか私は言いようがないと思っております。ほかの隊員にしても、うどんづくりが本業になっていて、隊員のやりたいこと、やる気が受けとめ切れず、更別村の発展にうどんづくりしかできていないと思います。それでは何ための協力隊でしょう。通常業務とうどんづくりがマンネリ化になって個性を生かし切れていません。本来隊員に求めることは、6次産業や地域のブランド化を確立し、地域を活性化させる経済的施策、コミュニティー活動、地域づくりを目指した自主的施策、住民ワークや移住、定住と地域再生を目指す再編的施策、地域の誇りから成る地域おこし、情緒的施策と多面的であり、観光協会、どんぐり推進部会の目的と一致しているところでもあります。なのでまず、観光協会とどんぐり推進部会を一元化し、協力隊を有効に使い、民と官がつなぎ合わさった形をつくる。その中で住民が何をしたくて何を望んでいるのかを村がしっかり把握し、目的を明確にする。観光はこうする、特産品は、ふるさと納税額は幾ら上げるために幾らの数値目標、戦略を持って特化し、開発していく。このつくり上げということが私は重要だと思っております。そうした仕事をこなす中で、さらに協力隊の将来、未来を更別村の問題と合致させた中でつくっていかなければならないと思います。彼らの特徴や才能、やる気を生かし、マッチングさせた活動です。例えば村の現状課題にある移住、定住、酪農や農業後継者の問題などいろいろありますが、4月から新しく協力隊に採用されている隊員は将来酪農家を目指していると聞いています。これ一つでも村の課題となっているところに合致しているわけですし、新規就農対策や移住、定住に特化させて体験型ファームを確立させ、移住、定住を促してはどうでしょうか。そういった形が村にとっても隊員にとっても未来をつくれる形、これが協力隊の活動のさせ方だと思うし、育て方だとも思います。そして、村としての実績のつくり方ではないでしょうか。まずは、観光協会とどんぐり推進部会の一元化に向けてビジネス感覚を持った数値目標を設定し、協力隊を有効活用する。そして、それとは別に協力隊の3年後を見据え、更別村の課題と一致した動きをとって、協力隊に求める姿を合致させる必要があると感じますが、村長の意見をお聞かせください。

答弁 村長

非常に多岐にわたっておりますので、一つ一つ本当に正確にお答えできるかどうかちょっとわからないですけれども、不足がありましたらまたご指摘していただきたいというふうに思います。どんぐり推進部会と観光協会の初めというのですか、私ちょっと見てみたのですけれども、やっぱり村の歴史の中では観光協会は資源に乏しい更別村の観光行政ということで、長年関心を持たれなく過ごしてきたのですけれども、昭和46年ごろからようやく商工会青年部の間で議論されるようになって観光協会設立の機運が生まれたということ。昭和47年に過疎振興対策事業の一環として協会が設立が具現化して、昭和47年12月に設立を見ているというふうに考えます。その間に57年には非常に村とか農協とか商工会、もう本当にたくさん、更別エスキモー犬保存同好会とか、団体17団体、そして加入会員17人ということがありまして、それが天然記念物の保全とか環境の整備あるいは観光の事務等ということで、いろんな形で村の助成を得ながら、いろんなことで観光資源の開発とか、そういうふうなことに努めてきたという古い歴史があります。一方、どんぐり推進部会のほうについては、これ答弁の中にも最初に申し上げましたけれども、農協関係団体職員で組織する農業技術員連絡協議会が農業振興協議会に組織がえをして活動を進めてきて、時代に即応した地場産品の開発、特産品の売り込みということで、そこに特化した部分で活動が行われてきたということであります。現在規約を見ると、観光協会の会則は本村の観光並びに産業の振興ということで、大きなくくりの中で目的がなってございます。中身も観光資源に対する調査研究、特産品に対する調査研究、宣伝、観光イベントの推進、そしていろんな必要な事業ということになっております。一方、どんぐり推進部会は、いろんな農協とか商工会さん、そして振興公社、更別農業高校さん、村の役職職員、当該団体の長が指定する者をもって構成しておりますけれども、これは有形、無形というふうにありますけれども、製品の開発、販路拡大ということでされております。ただ、構成員の中には、先ほども言いましたけれども、例えば農協の専務の方、あるいは営農部長の方、さらべつ産業振興公社の方、それぞれ観光協会にも重複して所属をしているということがあります。議員が言われましたけれども、目的は大まかなくくりは観光協会のほうにありますけれども、特産品の部分はどんぐり推進部会ということもありまして、その部分も観光協会は内包しているというか、含んでいるというふうに考えるのは妥当であるというふうに思います。二重ということではないというふうに、私も何かその辺では重複しているところがあるということを感じてはいたのですけれども、それは全く同じということではなくて、それそれの目的があって、それぞれの歴史があって、その中でずっときたということであります。ただ、事務局が産業課に置かれるということもありまして、行政が主導という中でいろんな形で事が行われているというふうに思います。先ほど地域おこし協力隊のこともありました。おっしゃるとおり、うどんをつくるために地域おこし協力隊になったわけではありませんし、それに私ものぞきには行きますけれども、イベントとか、いろんなものに携わっておられますけれども、一定その部分の業務は大きいというのも事実で、これ本当に事実であります。ということで、その部分を含めてこれは何とかしなければいけないなというのは従前から私も思っている次第であります。できれば本当に今熱中小学校とか、いろんな部分で法人化とか、特産品でも担っている部分がありますし、村のチャレンジの部分で、そっちの部分で特産品の開発をする人たちもいますし、また違う団体でするという人もいます。ある程度その業務というか、中身について整理をする必要があると思います。その部分をして、機構改革といいますか、民間に任せる部分をはっきりさせて、その部分を民間に委託をするとか、そういうことも必要ではないかなというふうなことを思っています。その辺については、各部局も含めまして関係団体とこれ本当にしっかりと調整をしていかないとだめだと思いますし、今まさにその必要性がある時期に来ているというふうに、議員の指摘のとおりであるというふうに思っています。その部分検討しながら、そして地域おこし協力隊がどうあるべきかというのも含めまして検討して整理をし、なおかつ民間に委託する部分とか、民間に任せる部分とかというところを整理しながらやっていきたいというふうに取り組んでまいりたいというふうに考えています。以上でございます。

質問 2番 太田綱基

村長言ったとおり、関係部局と連携していって自立性や生産性を高める動きをつくっていくことが村づくりの基本となってくるだろうし、村長の進める熱中小学校にもかかわりがあり、民と官の融合した姿が、村長の目指す姿がそこにあるのではないかと私は感じております。村長の政策を進める中で、私は熱中小学校の人材育成をしながら、行政内の、役場内の連携を強固にすること、この組織力を強めることが加えて大事だと思っております。この熱中小学校を進める中で、連携不足が一番懸念していることなのですが、その意識は村長はお持ちでしょうか。もしそういった意識をお持ちなら、役場内の連携をどうまとめるつもりでしょうか。村長としてどういったリーダーシップをとりますか。私は、トップダウンはあってもいいと思いますが、村長として組織をまとめた連携のとれた組織力のある姿が更別村のあり方だと思っております。そして、将来的に人材育成する場所で、人材育成だけではなく、どう発展するのか。村長今の答弁でもおっしゃっていた村の業務の委託も考えているようですが、課題をしっかり明確にし、まずは行政で実行した上でチェックし、改善する、このPDCAサイクルの繰り返しがなければ、委託という言葉を使って仕事を丸投げする形になってしまいます。開発跡地は人の集まる場所づくりです。公園とリンクさせた景観づくりの視点から、村長はどのような形を目指しているか、そしてそこでどのようなリーダーシップをとって連携していくのか、行政は住民を巻き込んで進行する上でどのようなことをしていくのか、かかわろうと思ったことにどう協力していくのか、その中でどうリーダーシップをとるのか、最後にお伺いしたいと思います。

答弁 村長

大きなスタンスから申し上げます。私は、今回の議会の招集のところにも申し上げました。今課題が山積しています。その中にあってリーダーとしての役割は、人が歩んだ道を歩むのではなくて、人が後ろからついてくる、前を行ってもいいですけれども、ついてきてくれる、そういう道を歩むのがリーダーとしての姿であると。そして、そのためにはやはり自分がトップダウンということではなくて、いろいろなアイデアとか英知を結集する中でしていかなければならないというふうに考えています。役場内においては、同じベクトルというふうな形で申し上げました。今ここ一、二年でやらなければならないことが本当にいっぱいあります。もうこの課題を解決することなくしては村の未来はあり得ません。子育てしかり、人口問題しかり、農業しかり、商工業しかり、一歩前、二歩前にみんなで進まないとだめです。そのときにやはり役場職員として求められるのは、いかに地域住民のニーズを聞き、そしてその中から耳を傾けて政策立案できる能力があるかどうかということです。コミュニティーをとり、そしてその中で住民と対話し、そしてそれを政策立案するということです。私は、決してトップダウンでやってはおりません。それはなぜかというと、私は最初に就任したときに役場職員を前にして申しました。私は、あなたたちからの提案、いろんな部分を待っている。幹部職員にも言っております。いろいろな答弁をします。その中で、では実際に政策立案能力というのですか、そういうものが問われるのはやっぱり現場です、いろんなところで。しっかりといろんな議員さんのお話とか指摘とか住民のニーズに応えて、それを立案していくということです。それが行政の仕事です。政策立案が行政の仕事であります。それをいかにもんでつくるかということです。そういうことからいえば、私はトップダウンということもありますけれども、時にはしますけれども、やはり下からの積み上げというか、いろんなアイデアを持ち寄って、今ふるさと納税もそうしています。自転車もそうです。いろんな部分でアイデアを持ち寄って、PRしようとか、いろんな部分、そういう部分を私は大いに評価をしていますし、そうでなければならないというふうに考えています。今回のことにつきましても、そういうような形で組織力を最大限に生かした、そして連携のとれた、そういうような行政執行を進めていきたいというふうに考えております。いろんな連携とかありますけれども、やっぱり関係団体あるいは関係の方々と本当にいろいろとコミュニケーションをとり合ったり、いろんなことをするということです。そこのところをしっかりしていかないと、やっぱり私は立候補したとき言いましたけれども、行政主導ではだめだと。住民主体の、そして住民が主人公である村政に転換をしなければいけない。今までもそうしてこられましたけれども、まさにそのことが問われた部分であります。だから、新しい風を吹かせると私は言ったのです。そのためにやっぱり一丸となって今直面している課題、これこのまま行ったら50年後、100年後、もしこの更別村がなくなってしまったとしたら、我々は今いる子どもたちから一体何をしてきたのだということを問われます。私は胸を張って、この時期に住民と行政と議会とみんなで力を合わせて一つ一つの政策を知恵を出し合いながらやってきたのだと。そして、努力をしたと。だから、今日の繁栄があるというふうなことにしたいのです。胸を張ってそういうことを言える我々にしたいのです。だからこそ、今力を発揮しなければいけないのです、そのために。そういう意味で今ある当面の諸課題について、私は対応していますし、職員も信頼しています。そして、その中で力を持っていますから、一生懸命やりたいというふうに考えています。開発跡地もそうです。今からいろんな形で、熱中小学校もそうですけれども、これは全てを丸投げにするわけではありません。いろんな自治体との連携、ネットワーク、そして10の課題を提示してありますけれども、それを解決するために具体的に一歩一歩進むということであります。もちろん交流人口の増加ということもありまして、大型遊具の関係とか、開発跡地は本当にご指摘のとおりそのところはすごく考えております。いかにして交流人口、そして人の流れをつくり、我が財産であるいろんな施設を点から線へ、線から面にするにはどうすべきかということを真剣に考えながら、今役場としても取り組んでいる次第であります。そういう形で、私はそういう課題に向かって皆さんとともに、また役場職員とともに不退転の決意で村政を執行してまいりたいというふうな決意を述べさせていただきまして、答弁にかえさせていただきたいというふうに考えます。以上でございます。

質問 2番 太田綱基

村長、リーダーシップをとり、組織力を持って進めてほしいと思います。これで私の一般質問を終わらせていただきます。

出典:更別村議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる