みんなの議会

更別村議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日

本村における今後の人口対策

2016年6月16日、更別村議会の一般質問で、上田幸彦議員が「本村における今後の人口対策」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
上田幸彦 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 上田幸彦

2点目であります。平成13年に更別村定住化促進住宅管理条例を策定しているところでありまして、当時空き家だった5戸の住宅を改修したところであります。これは、全て公有財産でありましたけれども、それを改修をして移住、定住化対策を推進しておりました。しかし、現在はお試し住宅を含めてわずか2戸になっているところであります。私は、新たな発想でやはり定住化促進住宅の建設を進めていただきたいというようなことで、これができないだろうかと、これが2点目であります。3点目であります。旧更南小学校と、それから中学校のグラウンドの跡地の利用についてであります。地域の人口増対策として、定住化促進住宅の建設だとか団地の造成等は考えられないのだろうかというようなことであります。4点目であります。協和区の高台に日高山脈を一望できる、これは皆さんそう思うかどうかわかりませんけれども、私はそう思っておりますから言わさせていただきますけれども、絶景ともいうべき村有地、山林ですけれども、これが約12ヘクタールあります。この土地を民間との協働による宅地開発で移住、定住の促進を図ることができないだろうかというようなことで、この4点について村長にお伺いしたいと思います。

答弁 村長

上田議員の本村における今後の人口対策についての質問にお答えをいたします。昨年度国勢調査の人口速報値では、前回調査時に比較して250人の人口減少が見られました。予想以上の減少に改めて危機感を感じておりますし、この部分についてはご指摘のとおりゆゆしき大変な事態であるというふうなことで、大きな村づくりの課題と。人口減少を抱える中での課題でもありますし、この危機感については大変な危機感を持っているというふうに認識をしていただきたいというふうに思います。また、住民基本台帳におきましては、平成23年6月末で3,406人でありましたけれども、人口、今平成28年5月末現在3,261人となっております。この間でも5年間で145人の減少となっているところであります。増田レポートにおきましては消滅自治体には入っていないわけですけれども、国勢調査の大幅な結果200人以上の減少ということ、それと緩やかではありますけれども、まだ減少状況が続いているという状況は、これは本当にきちんと真正面から受けとめなければならないということであると思います。議員のおっしゃるとおり、人口の増減そのものはその地域の活気を示すものであることで間違いありません。そのため、しっかりとその対応について考えなければいけませんし、人口減少対策のための昨年度策定しましたまち・ひと・しごと創生総合戦略、あるいは今現在進行中であります総合計画に沿って本村の喫緊の課題として、そこで作成されました部分についてしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。そこで、議員からの1点目の質問でございますけれども、大規模な団地造成についての考え方ですけれども、近年更別村におきましては緑町団地、すずらん団地、新緑町団地、コムニ団地ということで、市街地において団地分譲を行ってきているところであります。これにより議員が言われるように人口増に大きく寄与したものと考えられますけれども、人口減少の中において大規模な分譲を行うリスクもあるということもあります。中心街の空洞化対策、活性化対策も考えると、今市街地に点在する村有地の有効活用を図ることが必要であるというふうに考えております。今後につきましては、空き地・空き家バンクの活用による中心市街地の空洞化対策とあわせて、今回分譲いたします更別幼稚園前宅地分譲5区画の販売状況をしっかりと見定め、過不足のないように随時小中規模の分譲を進めてまいりたいと現時点では考えています。ただ、状況によって大幅な分譲が必要になった場合については、それについては速やかに検討していきたいというふうに考えております。2点目の定住化促進住宅ですけれども、2戸のうちの1戸は定住化促進住宅として、もう一つはお試し暮らし体験短期住宅として活用させていただいているところであります。定住化促進住宅については、村内にある空き家の有効活用を行い、更別村の定住の足がかりとなることを目的に設置されているものでありまして、入居できる住宅のない方についても使用いただいているものでございますけれども、整備をしてから15年を経過しており、建設から30年余り経過をしております。このことから老朽化も進んでおり、また古い住宅でありますことから断熱等についても非常に見劣りというか、問題がある状況にはなっているのではないかと思います。ただ、家賃が安いという設定になっておりますし、利用しやすい状況にもあるのは少しのメリットかなというようなことも考えています。新たな発想で定住化促進住宅の建設ということでもありますけれども、低賃金、低家賃の設定ということもありますことから、基本的には空き住宅の再生かつ活用が望ましいと考えているところであります。ただ、整備については現施設を可能な限り利用していくとともに、その間に発生する空き家等の活用、あとお試し短期体験住宅の制度もあわせてより定住に結びつく制度設計、あるいはそういう住宅についても検討を進めていかなければならないというふうに考えております。3点目の旧更南小学校と中学校グラウンドの跡地利用ですけれども、郊外型の団地分譲ということで、今議員がお話ありました協和地区の高台の土地も完了しておりますので、あわせてお答えしたいと思いますけれども、村内外における市街地は上更別市街地も市街地としてオークヴィレッジ、東区のどんぐり団地、民間事業によって行われております。勢雄区のセオイの里は村で分譲を行っておりますけれども、現在の関連ではコムニ団地、オークヴィレッジの分譲、郊外型はセオイの里が行われていましたけれども、その後については行われていないのが現状であります。宅地分譲については、定住化促進のため取り組むべきものと考えており、購入希望者のニーズを考えるときに生活の利便性、さまざまな点から、市街地における分譲を中心に市街地の活性化を図るということにおきまして、村全体の活性化につなげていかなければならないということを基本的には考えております。しかしながら、郊外の景観、環境面を重視した宅地供給を求めるニーズは近年非常に大きくなっております。田舎暮らしをしたいとか、環境がいい、この辺でいえば日高山脈が見えるとか、見晴らしがいいとかというところもありまして、むしろそういう郊外に、林の中とか、そういうところに望む方もおられます。協和区の土地については、森林の面積減少に対して森林の持つ多面的機能性を持続的に発揮させることを目的に購入したという事情もあります。ということもあり、また旧更南小学校、中学校においても一部植樹が行われていることから、その部分を宅地分譲に活用することについてかなり慎重に判断をしていかなければならないということもあります。費用とか宅地整備に係るコスト、いろんな部分もありますけれども、住みたい、購入したいというニーズをしっかりと把握をして、郊外型分譲の実施について、これは検討を進めてまいりたいというふうに考えております。以上、お答えといたします。

質問 5番 上田幸彦

ありがとうございました。昨年の12月に十勝毎日新聞社による「脱人口減の処方箋」と題して、島根県の邑南町の取り組みについて記事に載っておりました。また、ことしの1月号の更別の広報の村長室だよりの中で、西山村長は邑南町の政策が今後自治体が生き残っていくための大きなキーワードになるのだというようなことも述べていらっしゃいました。私も全く同感であります。ご存じかと思いますけれども、邑南町の取り組みについてちょっと語らせていただきたいと思いますけれども、邑南町は日本一の子育て村を政策の柱に掲げて、特殊出生率2.65を実現した町として全国に知られています。各市町村から見学というか、勉強に来ているという状況であります。邑南町は、ことしの4月1日現在で1万1,000人ぐらいの更別よりかなり大きな町なのですけれども、日本一の子育て村を自称するように、妊娠から出産、子育てまでを支援することによって女性と子どもが輝ける町にしたいというようなことを言っております。一方で、子育て支援とセットで進めてきたのが移住者の受け入れや住宅環境の整備といった定住化対策だそうであります。空き家を修繕して入居する際の修繕費の助成や町営住宅の建設、民間による賃貸住宅の建設にも補助しているというようなことで、生活基盤が安定していて、しかも仕事が広島市まで高速に乗ると1時間程度で通勤が可能だというようなことで、いわゆる便利な田舎というようなイメージをしているそうであります。その結果、平成23年度以降5年間で200人の人口がふえたというようなことで載っておりました。本村における状況はどうなのかということで、西山村長の公約だった子育て応援課がことしの4月に設置され、2年後には上更別において認定こども園もできるというようなこともあります。先ほどもちょっと言いましたけれども、日本一の大型農業を中心とした経済活動だとか、医療、福祉、介護、教育も含めて相当充実されているというふうに私は思っているところであります。更別の状況ですけれども、位置的には空港まで15分、飛行機を利用すると都心まで2時間、帯広までは高規格道路できましたので、30分で行ける。こういう立地条件であります。したがって、ここで何を述べたいかというと、更別村の移住、定住対策は政策によっては非常に可能性のある地域だというふうに私は思っているところであります。そこで、再度村長に伺いたいのですけれども、更別への移住者の可能性について村長はどのように考えているのか。今言ったように、邑南町のやってきたことも更別は当然今までもやってきたわけなのです。先ほど言いました定住化促進住宅もそうなのです。5戸あったものが2戸に減ってしまったという、そこに問題点があると思うのです。全国にいろんな部分で発信していくためには、いろんな間口をふやしていかなければならない。その中で縮小したのはどういうことなのかなというようなことで、移住者の可能性についてちょっと伺いたいなとまず思います。それで、更別市街を初め更南、更生、勢雄、上更とかあるわけなのですけれども、そういったところに、要するに人口の1%は先ほど村長言いましたようにやっぱり田舎に暮らしたい、山に暮らしたいという人もいるわけなのです。その人方がいかがなものかというのはちょっと別ですけれども、人口をふやすための一つの手段としてはいいかと思うのですけれども、その部分で可能性のある地域に定住化促進住宅を建設して移住しやすい環境をつくったらどうなのかというようなことが私の今回の質問であります。そのことによって全国に発信したらどうかということでありますけれども、村長はどのように考えますか。

答弁 村長

今ご質問の点でありますけれども、私は移住、定住の可能性は極めて大きいというふうに思いますし、そのことを肌身で感じております。ことしも埼玉県のほうから、それと昨年お試し住宅に入ってきた方が実際にこちらに来ておられます。私もその方とは大型遊具のところで昨年お会いしまして、こんなすばらしいところはないと。生活はしやすい。お子さんは小さいお子さんがいらっしゃいませんでしたけれども、温泉にも行ける。いろんな部分で本当に住みたいのだというふうなお話がありまして、実際に来ていただきました。あと、勢雄地区のほうとか、あるいは南4線だったと思いますけれども、森林の中ですか、そういう林の中に好んで家を建てておられる方とか、いろんな方もおられます。田舎暮らしをしたいということで、そういうような要望もあると思いますし、何よりも私はもう本当にビッグチャンスが来ているというふうに何回も職員にも言っておりますけれども、高規格ができ、そしてロケットの誘致が今話が進んでいます。これが高規格が延伸をされ、そして今熱中小学校がなぜ我々の村だったのかといいますと、空港から非常に近いわけです。いろんな意味でこれからあらゆる可能性を秘めている南十勝であります。そういう意味で言えば大型遊具、これに来られている方、何回か今PR活動ということで役場職員が出向いているわけですけれども、室蘭ナンバー、札幌ナンバー、どんどん来ています。私は、その中でやっぱりこの村が邑南町と一緒に子育てがしっかり、あそこは日本一の子育ての村を目指したいと、実際に書いてあるのですけれども、日本一の村というふうに、町と書いてあるのですけれども、みんなでそういうことを目指したいということとか、いろんな部分で、そのためには子育て支援の財源を何年間かにわたって少しずつ積み立てているというような地道な努力もあります。何といってもすばらしいのは、そういった疲弊して人口が減少していく我がふるさとを見たときに、このままではいけないということで住民が立ち上がったということです。そして、できるところから始めましょうと。雇用をつくりましょう、あるいはいろんな形でしていきましょうということで、子育て支援をやってください、あるいはそういう働ける場所を、あそこの場合はひとり親の方も積極的に来ていただいて、そしていろんな仕事を紹介したりしております。その中で安心して子育てができるというようなことで、喜んで移住をしてこられる方もたくさんいます。そういう点で、本当にいろんな意味で機運もありますし、そういうニーズもありますし、移住、定住者の可能性は非常に大きい。むしろこれから大きなチャンスが私は来るというふうに思っています。そういった意味においては、先ほど答弁をさせていただきましたけれども、来る方々のニーズによって、郊外型の住宅望んでおられる方、あるいはいろんな部分でその部分については応えていかなければいけませんし、本当にお試しのところについてもやっぱり来てすぐに入れるような、そういうような状況に環境整備をしていかなければならないというふうに考えています。今後その辺の部分を検討して、前向きに取り組んでいきたいというふうに思っています。以上でございます。

質問 5番 上田幸彦

ありがとうございました。最後の質問になります。今回の質問は4点しているわけなのですけれども、その中で特化してちょっと申し上げたいと思いますけれども、旧更南小学校のグラウンドの跡地の再利用についてであります。ご承知のように、この旧更南小学校グラウンド跡地は1.2ヘクタールあります。既に補助金などを利用して木の植栽がされております。私は、この平たん地に植栽というのは非常にもったいない土地だなというふうに思っているところであります。ご承知のように、更南地域は村の中でも最も人口の減少が激しかった地域だというふうに思っているところであるのですけれども、これ以上地域を疲弊させないために、何とか人口増対策を組んでいかなければならないだろう。ややもすると限界集落になっていくのではないのかなというふうな、そこまで心配しているところであります。そういったようなことで、先ほど来から言っておりますけれども、定住化促進住宅とそこに団地造成を含めて移住、定住対策を進めてもらえないだろうか。私は必要だと思っているところであります。先ほどふるさと納税でも質問させていただきましたけれども、移住、定住促進を盛り込んだ地域再生計画による資金確保も当然必要になってくるかと思います。場合によっては、村単費でも実施するといった強い村長のリーダーシップも必要でないのかなというふうに私は思っているところであります。私からの最後の質問とさせていただきたいと思いますけれども、この点についてよろしくお願いいたします。

答弁 村長

最初にも申し上げたのですけれども、本当に議員がご指摘する部分も思いも非常に強く、よくわかります。植樹についても行われていることでもありますけれども、分譲住宅に活用することの必要性について、その判断について、いろんな部分について購入希望者のニーズとか費用とか、いろんな部分があります。今の段階ですぐにしますというふうな形ではお答えはできませんけれども、郊外型の分譲あるいは再生計画等々含めまして、この部分を含めながら検討させていただきたいというふうに思っています。決して後ろ向きに考えているわけではありませんので、その点はお話をしていきたいというふうに思います。検討させてください。以上でございます。

質問 5番 上田幸彦

以上で終わらさせていただきます。ありがとうございました。

出典:更別村議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる