みんなの議会

本別町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日

1番目ですが、ペット可の住宅で人口対策に

2018年6月14日、本別町議会の一般質問で、阿保静夫議員が「1番目ですが、ペット可の住宅で人口対策に」について質問し、町長 髙橋正夫が答弁しました。

質問者
阿保静夫 議員
答弁者
町長 髙橋正夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 阿保静夫

〔登壇〕議長のお許しがありましたので、2問の質問をしたいと思います。まず1番目ですが、ペット可の住宅で人口対策にということで伺っていきたいと思います。以前、小笠原議員のほうからも同種の質問がありましたけれども、公営住宅への入居をペット可と、私は部屋でなくて、指定棟というか、1棟なら1棟という、そういう意味なのですが、指定棟を設け、広く入居を呼びかけることにより、定住、移住対策の推進を図るということにつながらないだろうか、そういう考えはないかということで伺いたいと思います。公営住宅で犬、猫等のペットを飼うことは、ほとんどの自治体で禁止になっていると思われます。実は半日以上かけて、ネットですけれども、全国調べました。押しなべて、判を押したように同じ中身です。公営住宅での犬、猫等のペットは、他の住人の迷惑にもなるというような趣旨で、禁止ということです。ここにも書いてありますけれども、その主な理由は、他の住人への迷惑、鳴き声やふん尿の始末、動物アレルギー等で、それと、住宅内部の破損、においなどが挙げられています。一方、道内でも、公営住宅でペットと入居が可能として取り組んだ自治体の例があります。調べた中では、たった1例でした。2010年からの取り組みとのことですが、入居の第1号は猫3匹とともに町外から転居してきた御夫婦とのことでした。この町の担当の方に電話で伺いました。当初、そういうことで取り組んだのですけれども、町から遠く離れた公営住宅で、非常に古いところ、インターネット上では共同風呂となっていました。というようなこともあってかと思いますが、老朽化と入居者自身の減少で、廃止の方向ということで、非常に私からすると残念な例かなと思うけれども、取り組んだ当初は、やはり人口対策の一助にしようという意気込みで取り組んだということだけはわかりました。そして、宮城県などでは、東日本大震災津波災害の復興公営住宅というのを今建てられているのですけれども、そこはペットとの入居を可とする、可能としている例が多いです。ちょっと調べると、御承知のとおり、ペットを残してきたと。それを連れに帰って被災された方もいっぱいいらっしゃるというようなことが、その説明の文書にも書いていて、私、ちょっと涙するような中身だなと思いながら、痛いほどわかりました。それから、熊本市も災害があったばかりですけれども、これからペットとの入居を可能とする災害公営住宅を建てるという方向で相談をしている、要件緩和を検討しているということです。非常に災害住宅ということで限定的な話ではあるのですけれども、そういうペット可という方向性も一部にはあるというふうに私は捉えたところです。それで、①、本町においても、人口減対策につなげる定住対策、移住を促進する方策の一つとして、ペット同居可というような町営住宅、公営住宅を、先ほど申し上げましたとおり、部屋ごとではなくて、1区画、あるいは一つの棟を指定して、そういうものを設けていく考えはないかということを伺いたいと思います。民間においては、実は私の息子も札幌で、猫が飼えるアパートでしょうか、民間ではそういうことをかなり取り組んでいるということで、それぞれの民間ですから、考え方はいろいろあるのでしょうけれども、わりと苦労なく探せたということを息子に聞いたら言っていましたので、そういう方向もあるのかなというふうに思ったところです。この点について、見解を伺いたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕阿保議員の、ペット可の住宅で人口対策でありますが、御質問にありましたように、以前にも御質問いただいて、答弁をさせていただきました。何と言っても公営住宅ですから、本当に公共の皆さん方の大事な財産を住宅として預かって、住宅困窮ではないですけれども、住宅に入居をする希望のある方が、その基準に沿って入居していただいて、それも、本町の場合は一つの住宅団地が非常に戸数も多いということで、それを含めて、これはやっぱり公共の公営住宅としてはペットは持ち込まないということになって、誓約書もいただきながら入居を可にしているところもありますから、いろいろな観点から考えて、今、アレルギーだとか環境問題、いろいろありましたけれども、それらも全てあわせて、今のようなこういう基準の中で対応しているということでありまして、以前に、許可なしに飼っている人がいて、退居するときに大変だったという思いもありまして、悪質ということではないかもしれませんが、ついついそこに猫が集まってくるのですね、例えば猫にしても、その猫に餌づけをして、最終的に自分の公営住宅の部屋に何匹も猫を飼ってしまって、退居するときにとてもとても、全面改修しなければ後の人が入居できないような状況なども当然出てくるわけでありまして、その間は近隣の皆さんには大変な御迷惑をかけて、花畑から野菜畑から、全然使いものにならないようなことにもなって、いろいろなことを、障害を挙げれば幾らでも出てくるぐらい、それだけ動物を飼うということの難しさというのがあるのです。そんなことを含めて、以前もお答えさせていただきましたけれども、これはやっぱり本町の公営住宅としては、それは今御質問のように、棟を一つ一つということですが、それもやっぱり現実には不可能ですし、これだけ今、常に空きがないぐらい住宅に入居されるということも含めて、非常に難しいことだし、そういうことの状況にはなっていかないだろうというふうに思っています。ただし、盲導犬だとか介助犬につきましては、これはまた別でして、これはしっかりと入居者の身体障がいの補完するものにつきましては、国の通達によりまして認めておりますが、それ以外のペットについては飼育しない旨の確約書をいただきながら、それぞれその制度をしっかり守っていただいて、公営住宅に入居いただいているということでありますので、この辺については御理解をいただければなというふうに思っています。癒やしのためにということもありましたけれども、逆にそれでまたアレルギーなどを含めても、大変な思いをするということでありますから、公営住宅は住宅困窮、また、低廉な家賃で住宅を供給するという目的がありまして、いろいろな体に事情を持った方々が利用するものでありまして、現在の公営住宅の配置からも集団地となっておりまして、住宅が隣接しているなどから、団地全体の住宅環境を考えると、今後も動物の飼育を禁止することについては御理解をいただければなというふうに思っています。公営住宅入居の増加にということもありますけれども、それは本当に今御質問ありましたように、全国でもまさにまれな例でありますから、そういうことも鑑みて、逆に本町で今、空き家バンクなどの活用によって、それぞれペットも安心して生活できるような住宅の提供ができればという思いもありますので、それらも含めて、別な方式の中で、そういう希望に応えられるような住居の検索も含めて対応できればなというふうに思っております。なにぶんにも、公営住宅というものについては、先ほどから申し上げますが、公共の最たるものでありますから、そういう意味では、なかなか御質問の趣旨には添うことはなかなか難しいのかなと、こういうことで答弁をさせていただきたいと思います。以上申し上げて、答弁とします。

質問 10番 阿保静夫

今、町長から答弁いただいた中身については、先ほど申し上げたように、本当に全国がほとんどというか、ほぼ99.9パーセントぐらいだと思いますけれども、そういう状況です。ただ、復興住宅などは、先ほどのような説明したとおりの、どういうふうに実際にやっていくのかはちょっとわかりませんけれども、町長、最後のほうでおっしゃった、心のよりどころとしての重要性を非常に復興住宅に関しては重要視をして、東北震災のところと熊本ですか、そこについてはそういう方向性を出して、実際に東北のほうは、宮城のほうは始めているようですけれども、ですから、可能か不可能かという点では、不可能ではないというふうに、私はその時点で思いました。それで、公営住宅の果たす役割は、町長おっしゃったとおりで、所得の少ない方や何かを対象とした住環境の整備ということにつながるというふうに思います。それから、全国に本当にまれな例、ほとんど例がないというとおりです。それは言いかえると、いろいろな意味で取り組めば、全国的には非常に注目もされるし、それから、先ほど申し上げているように、ほかからの移住、定住につながっていくのではないかなというふうに思うわけです。一番最初に道内の例を申し上げたとおり、担当者の方とお話をして、こちらは伺う側なので言えなかったのですけれども、一番古い住宅でそういう共同風呂のようなところならいいよということでは、やはり厳しいのだろうなというふうに、私は聞きながら考えたけれども、いずれにしても、それは1回はそういうことでスタートして、何例かがやっぱりペットと一緒に住んだという実例はあるのです。その取り組みが、だから全くゼロではないのだけれども、非常に現時点では難しい。その殻を破るかどうかということを提案をしているつもりです。それで、現時点では、そういう法律の決めもある、それから、公営住宅としてのいろいろな果たすべき役割もある、そう思っています。ただ、人口減ということは待ったなしでどんどんどんどん進んでいる現状の中で、そこの新たな未来につなげていく一つの方法論として、これで全て解決するとはもちろん思っていませんけれども、一つの方策としてどうなのだろうなと、そういう議論をすべきでないかなというふうに思うのですけれども、再度伺いたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

今流ではないですけれども、規制を破ってということもあるかもしれませんが、私は決してこの規制は破るべきものでないというふうに思いますし、ただいま私どもの本別町がどこかやったりしても、これが先例ができたから後が続くとか、前例がないから、やってみたら前例になるのではないかということでは、私はないと思います。やっぱりこの種のものについては、それぞれあくまでも、何回も言いますが、公共のものですから、圧倒的多くの皆さんのための住宅ですから、そこをいろいろな障害があって、障害ということは、規制に対する、また、地域の皆さん方に対する意識も含めてある中で、それをあえて公共の施設の中でペットを飼育するということについては、私はやっぱりこれは、私どもの立場としては、それはなかなかできることではないなと思っています。民間でいってみれば、民間の賃貸マンション含めても、なかなかこういう条件が整うというところはそんなにないと思います。それと、飼っているときは何とかいいかもしれませんが、もし何かあったらと、そこまで考えることないと言われるかもしれませんが、そうなるとまた野良になってしまうのです。野良犬になったり野良猫になったり、その始末はどうするのですか。その生かされてきた動物はどうなっていくのか、そういうことも考えたときに、私はとてもとても、その末路は見出せないのかなと。やっぱり考えたくもないなというようなことも含めてあります。ですから、あくまでもそれは個人的なところで、認めてもらえるような住宅の斡旋だとか、そういうものがもしできるようになれば、それはそういうことも含めて対応させていただくということはやぶさかでありませんが、現下の公営住宅の中では、先例があるとかないとかでなくて、今の私どもの公営住宅のありようによっては、そのようなペットを可とするような住居の住み方については、なかなかそれは賛同いただけないということだと思いますので、その部分について御理解いただきますのと、これをやったから人口減に歯どめがかかるということでは、私どもはそういうぐあいにはなかなか認識ができないということもありますから、そういうことで御理解いただければと思います。

質問 10番 阿保静夫

おっしゃっている意味はよくわかりますし、現時点ではそういうことだろうなというふうに思いますが、私の立場で、この提案をしている立場で、突破口になるかどうかはわからないけれども、災害住宅ということで、一部そういう緩和をするということが、今後の大きな流れの中でどうなっていくのかなというふうに思っております。今後とも、今、町長の答弁の中で、今のやり方でやっていくということなのですけれども、住居や定住という対策の中での一つの材料になり得るのではないかなというふうに思って質問しています。今後ともこれについては検討する考えはないというふうに述べられたと思いますけれども、そこを再度伺いたいというふうに思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

気持ちとしては、復興だとか、そういう災害に見舞われたとき、また、ひとり暮らしの高齢者の皆さんが動物と一緒に住むことによって、本当によりどころとして心癒やされるし、また、動物と一緒に生活することによって、いろいろな精神的な安定などを含めてということは、それはよく私も理解はさせていただくところですが、ただ、それが公営住宅という建物の中で、それを実行するということについては、私どもはそれは到底踏み込めるものでもありませんし、それは逆にやるべきことではないなというふうに思っています。公営住宅は公営住宅としてのきちっとした管理を、また、環境も含めて、しっかりと住んでいただける人により快適に、安全に暮らしていただくということに努めなければなりませんし、また、そういうペットを含めての要望があるとすれば、それはペットと一緒に住めるような、そういう住宅環境を何とか整えていただけるようなところもしっかりと探していくというか、そういう情報も含めて提供できればというふうに思っておりますので、何が何でも動物だからだめだということでありませんが、それはそれぞれ認可いただけるような、また、そこが飼育することを可とするようなところは、それぞれまた別な対応をできるだけしていけるように、そこもまた空き家情報などなど含めてもしっかりまた対応できればというふうに思っておりますので、その部分については御理解いただきたいと思います。以上です。

出典:本別町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日 議事録 PDF(67ページ) 間違いを知らせる