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大空町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月20日

水資源の保全について

2022年12月20日、大空町議会の一般質問で、上地史隆議員が「水資源の保全について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
上地史隆 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 上地史隆

令和4年第4回定例会において、通告に従い一般質問に移らせていただきます。ほかの質問された議員の方と質問の内容や説明が重なるところがありましたらご容赦をいただきたいと思います。今回の質問は水資源の保全についてです。世界中では異常気象や環境汚染、人口増加により水不足が深刻となっており、世界各地で争奪戦が激化をしています。そのことからも水資源の保全は大変に大切なことであります。私達の住む北海道大空町の水資源は、森林を初めとする豊かな自然環境が持つ水源涵養機能により保たれており、安全で安心な生活や農林水産業を初めとした産業が健全な発展を遂げていく上で欠かすことができない、私たちの先人たちから引き継いだ貴重な財産であります。ですがその一方で、近年水源周辺において利用目的が明らかでない大規模な土地取引の問題も全国各地で発生をしており、多くの市町村が懸念をしているところであります。そのようなことからも、私たちの町の水源地の現状はどのようになっているのか、また、女満別地区の水質改善のために東藻琴地区で行われている新規水源調査についても、その後進展などはあるのか、併せて町長よりお伺いしたいと思います。以上で最初の質問とさせていただきます。

答弁 町長

上地議員からの一般質問にお答えいたします。1点目の大空町の水源の現状についてでありますけども、女満別地区では7カ所の井戸を使用し、東藻琴地区では2カ所の湧水を使用しています。女満別地区の井戸は昭和地区に4カ所、大成地区に1カ所、開陽地区に2カ所あります。周辺の状況といたしましては、昭和地区にあります4カ所以外はほとんどが農地となっております。水源の水質に関しては、昭和地区の4カ所の井戸のうち2カ所の井戸は、鉄、マンガンの成分が非常に強く浄水処理に多くの薬品が必要となっています。また他の2カ所については比較的良質な水質ですが、急速ろ過方式と言う36浄水処理を実施しています。大成地区の井戸については、鉄、マンガンの成分が若干含まれており、昭和地区と同様に急速ろ過方式により浄水処理を実施しています。開陽地区の2か所の井戸は全て非常に良好な水質で、塩素滅菌処理のみで配水しています。東藻琴地区の湧水については、末広地区と山園地区にあります。末広地区の湧水は町有林内にありますが、周辺は民有林に囲まれている状況となっているところであります。山園地区の湧水につきましては、国有林で取水しております。水源の水質状況ですが、2カ所の湧水とも非常に良好な水質で塩素滅菌のみで配水しています。2点目の新規水源調査債につきましては、女満別地区の水道水の水質改善を図るため、東藻琴地区の水質が良好な湧水を女満別地区に引込むことができないかということで、平成26年から調査を初め、湧水量や水質などを観測していたものであります。昨年6月から本年の1月まで用地交渉を行っておりましたが、町が考えている単価と土地所有者が考えている単価に大きな乖離がありまして、合意に至ることが困難と判断し、現在交渉を中断している状況にあります。また、これとは別に網走市の水道水源が東藻琴地区にありますので、網走市の水源から水の供給が可能なのかどうかについて、網走市と意見交換、勉強会を続けているところであります。以上、上地議員の質問に対する1回目のご答弁とさせていただきます。

再質問 上地史隆

再質問をさせていただきたいと思います。町長より、水源地の現状についてお聞かせをいただきました。女満別が7カ所、東藻琴が2カ所ということも聞いて、どうしても女満別地区の方についてはマンガン等が強くて、急速ろ過を行っているということもお聞かせをいただきました。あと2カ所は水質、比較的で良いということで、塩素滅菌ってこともお聞きもしました。あと東藻琴については、末広、山園地区ということで、こちらも水質、水源が良いということで、塩素滅菌で大丈夫ということもお聞きしましたが、その中で心配するのが山園のほうは国有林とかあるので囲まれているということですが、末広地区は民有林もあるということでございました。そんな中で心配してるのは、さきに水源地のことを触れたんですが、北海道においては水源地の保全条例で危機的状況ということであって条例を制定しているんです。北海道で平成24年から、よくニュースとか記事でも見られたこともあるかと思うんですが、海外資本等による森林の取得状況、平成24年から毎年調査を行って公表しております。令和3年12月現在の状況でありますが、面積としては3,153ヘクタール、そして所有者が260社という数字でございました。実際自治体によっては、すでに大きな土地を所有されているところもあるということもお聞きをしております。実際、農林水産省のページで市町村ほかのとこにも触れるので、そこは出しませんが出ております。37私は別に土地の売買とか悪いわけではないんですけど、やはり理由目的ぐらいははっきりさせたいと。なによりも私たちの貴重な水源でございますから、やはり地区に保全地域を指定してほしい。北海道に申請を行って審議会を経て、知事の判断で指定を行えるということでありますし、それを行うと売買のときに3カ月前に届け出を出すんですね。理由とかに対して。そして場合によっては市町村が配慮すべき事項又は法令に尊重する事項ついては、直接北海道を通じて助言をすることができるとあります。また、1番心配な日本の所有権。民法第207条であるように法令に反しない限り上下の土地の利用認められていると。森林の伐採は当然に有りますが、問題は地下水と温泉とか貴重な資源が採掘されてしまうんじゃないかと。また1番怖いのは環境汚染。やはり水の水源地、元栓でございますからそこが汚染してしまうと大変なことになると。あと私たちの町利用したい場合も、やはりしっかりと利用出来るようにしなければいけないと。そのように心配をしているところであります。そのことについて改めて、町長の考えをお聞かせをいただきたい。

答弁 町長

議員のおっしゃるとおり水源というのは非常に貴重な財産、命の水でありますので、そのように認識しているところであります。特に良好な、そして良質な水が得られる水源というものは、この現状の環境が将来世代にわたって引き継いでいく、引き継がなければならないものであるとそのように考えているところであります。水源地周辺の土地につきましては、そのほとんどが農用地や森林整備計画の位置づけがなされた森林となっており、現状として直ちに無秩序な土地開発が行われる危険性、そういったものはそれほど高くはないのかなというふうに思っておりますけども、土地所有権の移転など事前に把握できない場合もありまして、将来的なリスクにつながる可能性というものは否定できないのではないかとそのように考えております。いずれにいたしましても、将来も町民皆さんの命の水でありますので、水源保全地域の指定、これは北海道の北海道水資源の保全に関する条例によるところの指定なのですけども、それについて慎重に検討してまいりたいとそのように考えております。ただ、北海道の条例の指定区域に大空町がなっても、こちらの条例も規制ができるというものではなく、やはり届出者への助言であったり、届け出義務違反に対する勧告であったり、それを守らない個人名あるいは企業名の公表といったところまでしか行っていない条例ですけども、ただ、こういった条例に位置づけていくということも大切なことではないかなと思っておりますので、この点については今後検討してまいりたいと考えております。

再質問 上地史隆

改めて、再質問をさせていただきますが、条例のほう、北海道条例を通じてそれらも検討していただけるということでありましたが先ほど説明にもあったように、実際に東藻琴の水源を網走市も利用しているところということでありますが、やはり網走とも連携して北海道と協議をして、保全地域の指定なども検討していただきたいと思いますし、やはり水源地について改めて調査とか行うときも網走市なども入れて、それこそ財政的負担も少し軽減することができるのではないかと思います。また、実際にオホーツクの総合振興局内3市町村ですね保全地域指定しています。網走市が東網走中園水源地のところ。斜里町が湧水で有名な雷雲地区、そして、置戸がちょっと保安林網走東部の組合の関係があるので、そこは森林とかも兼合いがあるのでなかなか難しいところあるんですが、そのように3カ所指定をされております。やはりほかの地域、近隣自治体とも連携して進めていただきたいと思いますが、改めてこのことについて考えていただけないかと。あと早期にやっていただきたい理由としてはやはり円安です。海外資本にとっては買いやすい状況にあると。それに反比例して山林は価値が落ちているという段階でございます。このようなことからも一刻も早く進めていただきたいと思いますが、最後にどの様にお考えか改めてお聞かせをいただきたい。

答弁 町長

町の水源地を北海道に指定していただくということに関して、網走市は既に議員おっしゃったとおり2カ所水源のところをこの北海道の水資源の条例において、指定していただいているんですけども、山園地区というか、実際に東藻琴山の湧水を活用した地域につきましては、これは指定を受けていないというふうに思っております。大空町として東藻琴地区の末広あるいは山園地区の現在の湧水の取水位置、そこをこれから保全地域に指定をいただくということに際しましては、特に山園地区については網走市とも連携し、網走市もその同じ山園地区の所で取水していますので共に新たに加えられられないかどうか、そういったことも含めて検討してまいりたいと、そのように考えております。

再質問 上地史隆

山園地区、網走とも関わりがあるということでございますが、しっかりしていただくようお願いをしたいと思います。また、先に言われたように貴重な財産でありますので次世代にしっかり水資源を残すことができるように取り組んでいただきたい。そのようにお願い申し上げ最初の質問は終了いたします。続いて、2点目について改めてお聞きをしたいと思います。実際になぜ聞いたかといいますと、臨時会の補正の時にお聞きしたことがあって調査について。その際、土地の交渉者としっかりやれるのかと危惧をしていた覚えもあるので、実際交渉のほうはなかなか難しいだろうなと。説明の中でも一時中断とはいう39ふうにお聞きはしたんですけども、今後も、やはり単価はなかなか合わないとしても、これからも何かしらのそういうパイプというか、協議する場は継続していく必要があるのではないかと。そしてもう1点の網走市との関係も、今協議も行っていただいているということでありますので、しっかりこれも協議をして行っていただきたいと思います。あと、水質が女満別地区一刻も早くいいもの、それこそ東藻琴湧水を飲むことができれば大変地域住民も喜ばれますし、ほかの議員の方も関心を持って何回か質問した経緯もありますし、しっかり取り組んでいただきたいと思うんですが、やはり合併の象徴としてもう現在16年が経過し17年に入ろうとし、そのようなことから一刻も水のほう統一していただきたいのと、あと統一のおりには水道料金のほうが東藻琴地区、女満別地区違いがあるので、一般の基本料金8立方メートルが女満別地区が1,495円で1立方メートルは186円と。東藻琴地区が1,144円で136円だったと思いますが、そのようにまだ差異があるのでしっかり同じ水にして、ようやく合併したんだと。あとはさっき言ったように、価格の是正も今後しっかり検討していただきたいと思いますし、また、交渉とかも進展があった場合は議会にも図りながら進めていただきたいと思います。以上、最後の質問とします。

答弁 町長

新規水源の土地所有者との交渉につきましては、今後の可能性を残して現段階で中断しているということ。決して町として、そこの水源地を諦めたわけではないということでご理解いただきますとともに、また今後の交渉のパイプというか、そういったところはしっかり残しておきたいと思っています。ただ一方で議員おっしゃられるように、女満別地区の水質を何とか美味しい水を飲みたいと言うお声は当然私のところにも入ってございます。そういった中で考えていくこととして、網走市と協力しながら水をいただけないかということの協議を先ほど申しましたように勉強会という形で行わせていただいています。当然、大空町の人口もそうですし、網走市にしても人口というのはこれからも減っていく、そういった中で水道施設というのを維持管理していくためには、やはり人口が減る中で1人当たりの負担を重くしていかなければこのままではならなくなってきます。そういったことで協働して協力しながら実施して行くことが出来れば将来的な負担も少なくなりますし、いち早く新規水源で引っ張るよりも、網走市と協力することで早く美味しい水を届けることが出来るようになるのではないかとそのように考えております。これはなかなか網走市へお願いしているところでございますので、今後引き続き、勉強等行っていきたい、そのように考えております。また、水道料金に関しましては、こちらは当然水質の改善にかかわらず給排40水審議会におきまして検討していただいている状況にあります。水道事業につきましては、下水道もそうですけども、令和6年度より公営企業会計となりますので、より一層効率的な事業運営が図れるように取り組んでまいりたい、そのように考えておりますので、これからもご指導ご助言をよろしくお願いしたいと思います。

出典:大空町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月20日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる