ニセコ町議会 令和2年第8回定例会 2020年9月16日
水資源対策等水道事業について
2020年9月16日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「水資源対策等水道事業について」質問し、町長 片山健也、上下水道課長 石山康行が答弁しました。
- 質問者
- 高木直良 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、上下水道課長 石山康行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 高木直良
水資源対策等水道事業についてお尋ねいたします。近年のニセコ町内での開発の進行、人口の増加に伴い、水資源、水道関係インフラの整備に関する関心が高まっております。老朽管の破損、漏水対策、水源枯渇への対応は緊急の課題として担当部署、職員の努力で対策が進められております。大きな課題としては、増え続ける水需要に対する中長期の対策がございます。現時点での問題点とその対策について以下質問させていただきます。1つは、市街地、とりわけ元町地区の水道圧力の低下が心配されております。圧力の維持、低下対策案が検討されておりまして、これは平成30年の市街地区水量水圧増強検討業務委託として報告されております。その結果がどうなっているかお尋ねいたします。2番目、市街地の民家、アパート等の建築の増加やSDGs街区計画による住戸の増加が見込まれますが、新水源の調査の状況と今後の整備計画について明らかにしていただきたいと思います。3点目、桂地区の水源枯渇の原因が新幹線トンネル工事に起因するものか原因調査が続けられておりますが、その状況と今後の対応について、直近の状況を明らかにしていただきたいと思います。以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。1点目の市街地区水量増強検討業務の結果につきましては、これまでも昨年度の決算特別委員会、産業建設常任委員会などでご説明させていただいておりますが、元町地区への水量を増強する案を複数検討し、その中で町道旧国道線沿いに連絡管を新たに布設する案が効果、費用面で最善な結果となってございます。次に、2点目の市街地区の水源地の調査状況につきましては、近藤地区での水源、羊蹄地区での2か所の水源の計3か所の調査を実施し、羊蹄地区での旧水源、元使っていた水源を利用するのが現実的であると考え、現在進めているところであります。今後の整備計画は、来年度の基礎調査及び認可変更作業を実施し、令和4年度に実施設計、令和5年度以降に工事着手と見込んでおります。なお、中央地区、駅前温泉綺羅乃湯横で新たに掘削する井戸の状況にも注視をしてまいりたいと考えております。次に、3点目の桂地区の水源枯渇の状況につきましては、町で水源の水量を確認するとともに、鉄道運輸機構も別途確認をしておりますが、現在も水量の回復の兆候は見られません。現在水源の水量については、引き続き確認を続けていくこととしております。今後の対応につきましては、新たな水源として今年度鉄道運輸機構において地下水のボーリング調査を実施するということになっておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 8番 高木直良
先ほど町長のお答えの中で、元町地区の水圧確保のために検討した結果、旧国道へ管を増設するという、これが最善策であるというふうにお聞きいたしましたけれども、これを実施するということには多分なっていないのだと思うのです。むしろ新水源、先ほどご紹介ありました羊蹄の羊蹄近藤連絡線(通称パチンコ街道)沿いの今の水源といいますか、貯水施設の近くの旧水源、あの近くにあるというところで、そこが有力だという今のお話ですけれども、そこの新水源を整備することによって、元町も含めてこの市街地区全体がカバーされると、水について安心ができるのだというお話だというふうに私は解釈しております。その辺ちょっと整理をいただきたいと思っています。それで、先ほど言った報告書によりますと、市街地区の計画給水人口というのが前提になっておりまして、現在というのはこのまとめていった平成30年度現在は計画給水人口が2,880人、そして開発予定分として450人で、合計3,330人を計画人口とするということが前提になっておりますが、これらについては直近でもこの計画人口というのが変わっていないのかどうか。例えば近年の人口増加なり、建築物の増加、そしてSDGs街区の予定では310人ですか、350人かな、プラスの入居予定と、3期まで含めて。そういった人口の変動というのがあると思うのですけれども、この当時の計画3,330人という人口は変わらないのか、あるいは少し修正されるのか、これについてまずお尋ねしたいと思います。それと、桂地区の水源の新たな確保については、これは今お話がありましたように機構のほうで地下ボーリングを進めているということですから、これは機構としてきちっとトンネルの工事に伴うものということをはっきり認めたということで私は解釈します。その辺は、例えば新水源のボーリング進めて、ここに水源が新たにできるとすれば、これは今度はこの桂地区今止まっている部分の水源として町が補償されるという形になると思うのですが、この辺の事務手続上の問題についてはどのようにされるおつもりか確認したいと思います。
答弁 上下水道課長 石山康行(上下水道課長は2026年3月まで)
今の質問にお答えいたします。市街地の水源のことについては、元町地区との関係性ということで、今議員が言われたとおり、まず元町地区の水量増強に伴ってもやっぱり市街地区の全体の水量が確保できなければならないということで、元町地区の水量の増強の工事は市街地区の水量を確保した上で進めていくという考えで今進めております。2点目の元町地区の市街地区の2,880人プラス450人の3,330人の人口は変わらないかということなのですけれども、この人口には当時元町地区にある程度の開発があるということも進んでおりまして、その人口が入っておりますが、この人口にはSDGsの人口は入っておりません。ですから、今後、今議員がおっしゃられたとおり、SDGsの350人何がしか増えていくとなると、また元町地区の検討も変わってくるのかと今考えております。あと、3点目の桂地区の水源、新しいボーリング調査を今年度、9月末のほうから調査開始していく形になっております。今年度、来年3月までかけて調査を行っていって、その後適正な水として使えるという判断になっていくと、今後そのそばに配水地なりを建設していただいて、行く行くは維持管理、あとそのものの施設を含めて町のほうに移管してやっていくという形になるのかなと思っております。以上です。
議員の質問 8番 高木直良
例えばSDGsの事業につきましても、それから今後人口増の見込みにつきましては5,600人をピークに今人口の推計がされております。これらについていろいろな、例えばコロナもそうですけれども、あるいはインバウンドが止まっているという状況も含めて、いろいろ町をめぐる、あるいは町の開発をめぐる状況というのは変動しております。そういう下で改めて人口全体の推計、あるいは供給する計画給水人口の見直し等々、非常に難しい問題ではありますけれども、一定の見直し、修正というのは適宜行われる必要があると私は考えます。そういう意味で、今後の職場の体制等も含めた町としての姿勢があればお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
大きな視点からいきますと、今国も大変なことになっています、財政的には。地方自治体もこれまでのいろんな事業の結果も踏まえて、財政的には全体を見れば予断を許さない状況かというふうに思っています。そんな中で、私たちのような自治体がこのまんまこのような自治体の規模で存続できるというのは相当ハードルが高いと思っています。昔21兆円あった地方交付税が今や15兆円まで落ちている。今後、今は地方大事と言っていただいて、非常に期待はしておりますが、こういったあつれきがいつ訪れるかも分からないと。そういう中では、やっぱり行政自体が肥大化しないように、そこはきっちり将来を見据えて、スリムにできるものはスリムにする、行政の無駄とコストというものをきちっと仕分けをするということが重要ではないかというふうに考えております。今回先ほどから株式会社ニセコまちというのが話題に随分出ておりますが、今アメリカにおいてもヨーロッパにおいても行政が全てを総合行政として全部を住民サービスの名の下にやっていく時代はもう終わっているというふうに思っておりまして、それを将来は第2役場、あるいは第3、第4の役場的な多様な主体がこのまちづくりを担っていくことが大事だというふうに考えております。行政需要、例えば今国営事業を一生懸命やっております。これもいずれ終了します。そこのパイがまた別なところへいくであるとか、あるいは年代によっても変わっていきますので、その辺は長期的な見通しを立てながら、組織のありようというのは見据えていきたいというふうに思っています。それから、計画は適宜見直すべきというのは全くそのとおりで、計画はできた瞬間から劣化をすると私は思っています。絶えず時代は流れています。計画はできたから、このとおりやるのがいいことだと言っていたらもう完全に遅れてしまうというふうに思っていますので、絶えず適宜、適切に見直しをしながら、そこは柔軟に方向づけなり、あるいは数字を確認するなりしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。