みんなの議会

大空町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日

(1)大規模停電時の対応について/(2)ヒグマの出没について

2019年9月11日、大空町議会の一般質問で、上地史隆議員が「大規模停電時の対応について」「ヒグマの出没について」について質問し、町長、総務課長、産業課長が答弁しました。

質問者
上地史隆 議員
答弁者
町長、総務課長、産業課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 上地史隆

はい、3番。皆様おはようございます。9月1日の防災の日に東藻琴で開催されました防災訓練では、町長をはじめ職員、自衛隊、日本赤十字奉仕団、参加された地域住民の皆様大変お疲れさまでございました。関係機関や各種団体の皆様の御協力もあり、参加された住民の方は、改めて万が一の災害に備える必要性を再認識することができたのではないでしょうか。最近では、九州北部が豪雨により大きな被害が出ております。現在でも、台風15号の影響により千葉県を中心に、大規模な停電が起きております。被災5された方には、一刻も早く復旧が進み、普通の生活を取り戻されることを心より願いたいと思います。それでは、通告に従い一般質問に移らせていただきます。ほかの議員の方と重なる質問がありましたら、御容赦いただきたいと思います。それではまず一つ目の質問です。大規模停電時の対応についてです。2018年9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震をきっかけに、苫東厚真石炭火力発電所にある発電機3台が停止し、北海道ほぼ全域が連鎖停電するというブラックアウトが発生しました。これまで2011年3月に発生した東日本大震災及び原発事故に伴う広域停電などはあったものの、いずれも電力システム全域が停電した訳ではなく、いわゆるブラウンアウトと呼ばれる状態でした。そのようなことからも日本史上初めてのブラックアウトを北海道は経験したことになります。大空町も影響を受け、ほぼ全域が停電になりました。停電当時、電力が復旧されるまでに町はどのように対応されたのか。また、当時の教訓により、どのような対策を考えているのか、町長よりお聞かせいただきたいと思います。続いて二つ目の質問に移らせていただきます。ヒグマの出没についてです。北海道のヒグマ対策は昭和37年、十勝岳が噴火し、降灰の影響等により、ヒグマによる人身、家畜、農作物に対する甚大な被害が生じたため、昭和41年から春グマ駆除を開始したところ、人身、家畜等の被害や捕獲数の減少が見られましたが、道内人口の増加による耕地宅地化により、生息域が分断、縮小されるなど、生息環境が悪化したことから、個体数の減少が懸念され、平成元年度をもって春グマ駆除は廃止されました。ですが、春グマ駆除廃止以降、北海道では保護に重心を置いた施策を実施してきましたが、近年は捕獲圧を緩めたことが原因と考えられる人への警戒心が見られない、人を恐れないヒグマ出現してきております。そのほか生息頭数も増加傾向にあり、他市町村においては、近年、市街地でも出没情報が寄せられるようになりました。そのような中で大空町の出没状況や対策はどうなっているのか、町長よりお聞かせいただきたいと思います。以上、最初の質問とさせていただきます。

答弁 町長

上地議員の一般質問に御答弁を申し上げたいと存じます。1点目でございます。昨年9月6日、胆振東部地震が発生をいたしました。本町は震度3を観測、北海道全域が停電となりました。午前7時に災害対策本部を設置し、現状把握、災害対応、情報共有を主に対応を行ってまいりました。本町のメール配信はサービス提供拠点が道外にあったため、停電の影響を受けることなくメール配信ができましたが、ウェブサイトによる情報は発信できませんでした。役場庁舎では、パソコン、コピー機を使った業務が出来ず大変不便な状況にございました。災害時の情報伝達手段の確保と同時に最低限必要な行政事務業務の継続性を確保する必要があると認識をいたしました。このため、既設の発電設備とは別に非常用発電設備を整備する経費を本年度予算に計上し、現在、6発注作業を進めているところでございます。なお、災害発生時の具体的な対応内容などにつきましては、担当課長から説明をさせたいと思います。次に2点目でございます。北海道内では、昭和38年にヒグマ捕獲奨励事業が開始をされました。55年まで捕獲を推進してきたところであります。また、昭和41年度から平成元年度まで御指摘のとおり、春グマ駆除を推進し、生息数を減少させてきた経過にあります。しかしながら、昭和63年度に北海道環境管理計画が策定され、野生生物との共存が基本となり、保護に重点を置いた施策が実施されました。このような状況もあり、人への警戒心が希薄で人を恐れないクマの出現が見られるようになったのではないかと、そのように考える説もあるようでございます。最近、目撃でありますとか、被害の情報が報道される機会が多くなりました。さらに市街地へ出没し、家庭菜園を荒らしたり、家畜や飼犬が襲われるなどの被害も起きております。大空町も例外ではなく、出没や目撃情報が増えている状況にございます。出没状況の具体的な数字は、後ほど担当者から報告をさせたいと思います。町へ、さまざまな通報があった場合の対応でございますが、一つは、猟友会事務局へ連絡し、現場の確認を致します。近くに住宅があった場合は、出没した旨の周知も行います。そして注意看板の設置をいたします。クマメールの配信を行い、さらに農協を通じて農業者へファクスの送信を行わせていただきます。教育委員会を通じ、学校等へ連絡をするでありますとか、状況に応じましては、警察への通報を行うとなってございます。駆除に関しましては、猟友会と連携をし、箱わなの設置やパトロールなどを行っているところでございます。箱わなにつきましては、今年度1基を購入いたしました。全部で9基となっております。現在6基を設置しているところでございます。今後も関係の機関の方々、団体の皆さん方と連携をしながら、住民の安全対策というところに努めてまいりたいと考えているところでございます。以上1回目の御答弁とさせていただきます。

答弁 総務課長

私から災害発生時等の対応状況について、御報告させていただきます。災害発生後、大空町におきましては、メール配信サービスを住民向け10回発信しております。内容としましては、停電、また水道の利用、学校の休業関係、またガソリンスタンドの開設状況について発信しております。また、発電機の設置につきましては、水道施設、役場庁舎、避難所などに設置し、役場または総合支所庁舎におきましては、スマートフォンや携帯電話の充電対応も行ってきたところであります。避難所の開設につきましては、旅行者の受け入れということで、空港閉鎖やホテル宿泊等の受け入れができないというような状況が分かりましたことから、そういう方々、道内1名、道外36名、合計37名の帰宅困難者受け入れ施設として避難所を開設したところであります。また、生活状況の確認が必要な独居、高齢者世帯の方々につきましては、訪7問または電話により確認をとっているところであります。停電によりまして給水ができない世帯もございました。合計12軒の方に給水をしているところであります。また、教育関連につきましては、幼稚園、小中学校につきまして、午前もしくは1日休業というような取り扱いをしております。また、各町内の被害状況の調査を行い、特に搾乳農家の被害状況についての把握も行ったところであります。また、そのほかの行政事務の業務の中には、新たに非常用電源設備を設備するに当たりましては、災害対策業務はもとより、住民票発行、税務、医療保険、収納業務等の遂行ができるような体制をとりたいというようなことから、パソコンやプリンター、ファクス、コピー機、テレビ受信設備への電源供給、通信経路等の確保を図るために、防災強化工事の一環として非常用発電機の購入と分電盤の切りかえや専用コンセントなどを設置する電源設備の切り替え工事を予定しているところでございます。以上でございます。

答弁 産業課長

ヒグマの出没状況につきまして、私からお答えさせていただきます。足跡の発見や目撃などによる町への通報のあった件数ですが、平成30年度58件、29年度61件、28年度41件、27年度30件で、そのうち駆除や現場確認に猟友会の方が出動した件数、人数は、30年度18件で65人、29年度16件で29人、28年度15件で34人、27年度17件で54人です。また、ヒグマを駆除した頭数は30年度4件4頭、29年度8頭、28年度6頭、27年度0頭となっております。本年度8月末までの状況につきましては、通報のあった件数が32件、出動9件で25人、駆除4頭であります。また、大空町におけます市街地区へのヒグマの出没状況ですが、平成30年8月21日の早朝に女満別市街地に隣接します湖畔野営場や町道中央本郷14線で出没、目撃され、通勤通学の時間帯とも重なっていたことから、猟友会や警察、町の職員で付近を巡回し、また、周辺への注意喚起などを行いまして、町民の安全確保に努めたところでございます。さらに27年10月にも、女満別地区のめちゃいるど館付近で出没、目撃され、安全対策を講じてきたところでございます。以上でございます。

再質問 上地史隆

はい、3番。改めて再質問させていただきたいと思います。当時の対応については、町長よりお聞かせをいただきました。そして、課長からも帰宅困難者ために避難所を設置したと。大変苦労もされたんだなと。メール配信10件ということもお聞きをしましたし、関連としては、気になる水道とかそういうものに対しても、地域住民の方に情報提供をしていたと。高齢者の方にも訪問したりと、そのような対応もされて大変だったのではないかなと改めて聞かせていただいて、そのように感じました。私自身も実際被災した1人として大変思ったことは、適切な情報がなかなか8伝わってなかったのではないかなと、町内に。やっぱりSNSやネット上では結構間違った情報があったりと、私自身はメール登録をしていたので、的確な情報、行政の対応などは確認はできていましたが、ですが同じ町内会に住むような近隣の住民の方も、私のところに来られて、すぐ水が止まるのではないか、食糧もそんなに続かないと。そして、復旧もいつまでかかるか分からないと、そのように何人もの方と話すことがありました。私自身そのように情報を受けていても、近い人に言われたら、いやこれはどうなのかなと大変不安に思ったことを思い出します。実際、混乱としては、市内のスーパーとかでは食料、水を買い求めて何時間も並ぶ方もいましたし、ガソリンスタンドも並んでいて2,000円、電力でガソリンを引き上げるのでその関係もあって並んでいる方が多数いました。私が思うのは、いかに情報を適切に伝えるかというのは、大切なことなんだなと、そのように思いました。このことからも改めて、実際にそのように対応して災害時は難しいのは分かるのですが、その教訓として今後どのように考えていくべきなのかという課題もあると思います。改めてお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 町長

災害時において、いろんな情報がありますけれども、最近はスマートフォンでありますとか、携帯電話、これが著しく普及をしております。そういったところから、SNSなどを使って情報を入れるといいましょうか、確認をする方も非常に多くなってきていると思っております。ただ、昨年の状況を見ますと、ブラックアウトということで電力が無いということで、その充電を心配されるという方も沢山おりまして、町では、その対応で充電を役場で行っておりますというようなことも配信させていただいたところでもあります。大変便利なものだと思いますけれども、一方でいろいろな錯綜した不確かな情報というものも流れているということも否めない事実だというふうに思ってございます。こういったときに、混乱時にいかに正しい情報を入手をしていただくかということを、私ども常日ごろから、皆さん方にお知らせをしておかなければならない。正しい情報の選び方といいましょうか、入手の仕方、そういったことにつきるのではないかなと思ってございます。9月1日は防災の日ということでございました。今月の広報には、災害時における情報の入手方法、そして日ごろ準備しておくと良い防災グッズと題しまして、インターネットや携帯電話を使って気象情報を得るでありますとか、避難行動に必要な情報などを得る方法、また、準備すべき防災グッズの例などを掲載したところでございます。正しい情報を早く入手すること、これが命を守ることにつながることかと思ってございます。町のホームページなどでは、正しい情報をきちんと載せておりますので、そういったものを、ブックマクというのでしょうか、登録をして直ちにスマートフォンなどで見られるようにしていただいておくということも大切ですし、最近は災害用の伝言ダイヤルというものもございます。私自身も正直言ってどこにかければいいのかというのは今すぐ言えというとなかなか言えません。そんなことを考えますと、今ですと、9携帯電話やスマートフォンに、そういったものも事前に登録をしておくということも大切ではないかなと思ってございます。そういう正しい情報を迅速に入手できる、そういう仕組みを機会あるごとに町民の皆さんにお知らせをして準備をしていただくということに努めてまいりたいと、そのように考えているところでございます。

再質問 上地史隆

町長より、当時の教訓を生かして、今後そのように的確な適切な情報を伝えるよう検討していきたいということもお聞かせいただきました。確かに町長が言われるように僕も急に災害が起きた場合、どこに情報を確認したらいいかと、多少混乱するのだろうなと、今すぐどこだって言えば言えない状態だと思います。その中で、改めて思ったのですが、最近の記事で網走市の例があります。網走市は緊急告知ラジオ約7,000台を75歳以上の高齢者の世帯を対象にではございますが、予算としては7,400万円程度だったと思いますが、無料配布、貸与するという記事が出ておりました。予算としてはすごい莫大な予算だなと。そしてまたそれに関連して、今年2月に開設されましたFM網走ネットワーク、町長ももちろんご存知なものだと思いますが、それらと連携してJアラート多重化整備事業というものがありまして、記事で確認すると予算としては919万円程度だったと思います。それに絡めて整備をすることによって、確かに金額も大きいのですが、国、道などの助成等も受けられるということで思った程の金額は掛らないのかなと。先ほど言ったように、私たちの町でも周波が合わなくて、なかなか聞き取れないところもあるということもお聞きしていました。だからと言って全部に配布しれというわけではないですけど、自動的に緊急時に入るというシステムは、確かに1台にしたら、1万円以上と高価な物なのだなと。全世帯まではいきませんけど、そういう情報を伝える期待のツールということも大切なのかなと私自身はそのように考えましたが、防災グッズの中の説明でもあったように、最近は安く、手動で充電が出きたり、または携帯の充電ライト、ラジオの聞けるものもあります。今後地域住民の方に、そういう防災グッズの周知、購入などもお願いすると。そのほかにも高齢者の方または低所得の方もいると思います。そういう方に助成をして防災グッズを揃えるということも金額としてはすごく大きな金額にはならないと思うので、検討する必要があるのではないかと思いますが、そのことについてどうお考えでしょうか。

答弁 町長

網走市におきまして、防災ラジオを整備したということについて報道で承知してございます。担当が内容などについて、確認をさせていただきました。75歳以上の高齢世帯を中心に無料で貸与すると、そのラジオにつきましては緊急時、強制的に起動され、地域のFM放送から情報が伝達されるという内容のものであります。本年2月にFM網走が開局をしてございます。そんな中で、当初は網走市そして大空町の一部と言われておりました。ただ、場所によっては大空町全域で10ある程度聴くことができるのではないかということで、うちの職員にもいろいろ試させました。確かに、道路などを走っていて車のラジオで聞いている部分については、多少聞き取りづらいというところもありましたけれども、移動しているうちにまたラジオが入るというような状況もありました。ただ、住宅の中では、最近気密性の高い住宅もありまして、住宅のいろんな場所で聴けるという状況にはなっていないようであります。例えばその網走側の北側の窓辺にラジオを置けば何とか入るけれども、反対側ではなかなか入りづらい。役場庁舎の私の部屋の窓のところでは聴くことは出来ますが、総務課長側の南側のところではほとんど入らないというような状況もございます。そういった中で、各家庭にある程度区切ったとして今時点で全てそういったところでラジオを配布するという考え方までには至ってはおりませんけれども、まずは、そういう手段もあるということで、町民の皆さん方には是非ラジオのご購入ということをまず、行っていただきながらそういった対応もお願いをしてみたいものだと思ってございます。あわせて、今FM網走さんとは今年の7月に契約をいたしまして、今は行政情報を地域FMとして流してほしいということで契約をして週1回の発信をさせていただいております。あわせて、そのことを一つのステップといたしまして、災害時の情報提供でありますとか、発信これらの取り扱い、協議を進めているところでございます。ただ、FM網走さんの方も準備万端間違いなくというところまでまだ至っていないということもあって、協定を締結するというところまでには至っておりませんけれども、今後、そういうものについても、網走市内だけではなくて、大空町、また、周辺電波の届くところなどと検討してみたいというお話をいただいておりますので、そのことについて改めて協議を進めてまいりたいと思っているところでございます。そんな中で先ほどと同じように、いろいろなグッズがございます。その中で、ラジオからの情報、公的放送としての放送というものは、災害時大変重要なものであると考えてございます。そのことについてまずはPRをさせていただきながら、さらにその上でどういった御家庭に、例えば町として支援をすればいいのかということについて、検討してまいりたいと、そのように考えているところでございます。今後のその状況によって、そういった内容について検討させていただきたいと思っておりますので、しばらくお時間をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

再質問 上地史隆

はい、3番。情報の伝達についてはこれで質問を終わりたいと思います。町長からFM網走、ほかの機関などを通じて地域限定の情報とかも今後整備を進めていくことも検討してまいりたいと。また時間もかかることだと思いますので、ぜひ盤石な情報体制をできるような、体制をつくっていただきたいなと思います。続いて、当時の教訓を生かして非常用電源設備等を計画的に、予算としても今年度予算に計上しているということもお聞かせをいただきました。その中で改めて質疑をしたいと思います。国のほうのホームページとかを見させていた11だいたのですが、国は災害対策基本法に基づく防災計画の中で、防災中枢機能を果たす拠点病院、あとは行政庁舎、そして指定避難場所などについて、災害時の対応について、代替エネルギーシステムの活用及び自家発電等の設備の整備を図り、充分な期間の発電が可能となるよう準備を各自治体に呼びかけたと出ておりました。この充分な期間の発電についてでありますが、内閣府の自治体の業務継続の手引きというものに二つのものが出てまして、時間というのは、まず一つ目ですけど、一つは、外部からの供給無しで非常用電源を稼働させる時間として、人命救助の観点が必要な72時間というものが出ておりました。もう一つは充分な災害対応ができるように、停電の長期化に備え、1週間程度というものが期間として出ておりました。そして改めて質問をさせていただきたいのは、人命救助の壁で生死を分ける3日間72時間です。非常用電源の設備がどれぐらいの能力があるのか、また、備蓄などについても、そのような時間対応できるだけあるのか、改めてお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長

現在のところ、通信でありますとか消防設備稼働のための非常用電源設備、これを役場庁舎側はですね、72時間という対応の状況になっておりません。9月4日の新聞報道の中で、大空町は7時間以内の稼働と、なっておりましたけれども、これは予備タンクなどもございますので、それを順次補給しながらいきますと、実際には24時間は可能ということになっております。しかし、目標とする72時間には全然届いていないと言うことでございます。そんなことで、その給油タンクをまずしっかりと設置をするということをして、その時間を延ばすということが必要だと思ってございまして、役場庁舎側は、給油タンクを2基設置するということで、今月中に発注ができると考えてございます。その中で、通信、消防設備稼働のための72時間をまずしっかりと確保したいと思ってございます。総合支所につきましては、平成29度に防災機能強化工事というものを行っておりましたので、今現在でも36時間については、通信、消防設備稼働が可能ということになっておりますけども、これも72時間まで至っておりませんので、こちらもあわせて給油タンクを今月中に発注をいたしまして、72時間が対応できるようなものにしてまいりたいと、それをに考えてございます。しかしこれは給油タンクの増設をすれば、全部が解決するということではなくて、先ほど言った通信と消防設備の稼働しか賄えない状況にございます。先ほども答弁の中で少し申し上げましたけれども、最低限の行政事務を確保するためには、別途工事が必要でありまして、これについては、今予定では来月ぐらいになろうかと思いますけれども、発注の準備を進めているところであります。タンクの増設とあわせて、そういった設備工事を行った中で、72時間、必要最小限度ではありますけれども、行政事務を含めた対応ができる機能というものを確保してまいりたいと考えているところでございます。現在、大空町には、先ほど答弁の中でも対応の中で申しましたように避難所におけるその発電設備だとか、燃料の構築というのは行っていないと。災害が12あったときに避難所に発電機を持っていくということにしておりますし、燃料については、それにあわせて配置をするということでありますけれども、石油販売店から優先的に補給を現在お願いしてございます。それはそれとして機能をしていただいておりまして、しっかりと石油販売協同組合の皆さん方で対応いただいておりますけども、きちんとした確実性があるかどうかということになると、きっちりとした約束事にはなっていない状況にございます。お願いをしているというだけでございますので、今後は、そういったところとの協定をしっかりと結びまして、しっかりと災害時の避難所など、もしくは役場なども含めて燃料供給も頂けるというところを、確実性のあるものにしていきたいと、そのように考えているところでございます。そういった中で、町民の皆さん方の安全に過ごしていたいただく時間というものの拡大を図ってまいりたいと、考えているところでございます。

再質問 上地史隆

町長より72時間は現在難しいと。だけど、今後タンクの発注または石油燃料系のお願いをしてる段階から確実性が上がるように協定とかも見直していきたいと、そのようにお聞かせをいただきました。是非これについては進めていただきたいと思います。その中で、改めて最近の記事で見たことでありますので、お聞かせをいただきたいなと思うのは、先ほど8月20日の行政報告の中で出てましたけど、網走信用金庫との包括連携協定の中で、地域防災力の向上というのが連携の事項の中であります。実際に電力の供給停止でインフラ等が使えなくなった場合、一時避難所として利用させていただくということでありましたが、このことについてどのようなものなのかなと。改めて、この機会にお聞かせいただければと思います。

答弁 町長

網走信用金庫様が今現在女満別支店の新築を行っております。その中で電力供給については、非常用電源についてもかなりしっかりとしたものを設置するということでございまして、災害時には、そういったものを自分の企業といいましょうか、その組織だけで使うのではなくて、広く町民の皆さんにも活用いただけることにしたいというお話がございました。具体的には災害時、網走信用金庫女満別支店につきましては、一時避難所としての指定をさせていただきながら、そこで、先ほど言いました携帯電話ですとかスマートフォンそういったものの充電を町民向けに開放するというようなことをお願いをしていくということにしてございます。そういった内容をもとに、8月20日に協定をさせていただいたところでございます。ただまだこれからということもあります。それ以外のことについても、何かできることはないか、また場所的に言っても役場、さらには文化会館、その隣接地ということであって、災害対策本部が置かれる役場から非常に近距離にあるということもありまして、連絡等もいろいろと密にすることが出来るのではないか。今考えているところは、先ほど申し上げたとおりでございますが、さらに次の段階でどういったことができるかということは、今後協議の中で確認をして進めてまいりたいと思っているところでございます。13

再質問 上地史隆

信用金庫の件、たまたま記事に載ったのと、行政報告の中で20日の件もあったので、そのことから、改めて電力に関わることなので、お聞かせいただきました。これから協議もさらに進めていくということなので、地域住民の方が困らないよう適切に進めていただきたいなと思います。これで1番目の大規模停電時の対策については終了をしたいと思います。続いて、2問目のヒグマのことについて改めて質疑をしたいと思います。大空町の第3次鳥獣被害防止計画、平成28年策定のものですが、その中で、農作物の被害、人身被害などについても出ております。ヒグマに関しては、確かに確実なものがないので記載はありませんでしたが、人身被害等は間違いなく起きてないだろうなと、そのように思っております。ですけど北海道単位にすると、今回質問の参考資料にさせていただいたのですけど、北海道ヒグマ管理計画というものがあって、5カ年で令和4年までだったと思うのですが、その中で、被害額が算定されていまして、農業被害額としては、平成26年度のものですけど、約1億2,800万円だそうです。内訳としては1番多いのはデントコーンが60%、そしてスイートコーンが6%とコーン類で約3分の2を占めるそうです。第2は何かと言いますと、ビート類で17%だそうです。4位は小麦で4%とありました。その他人身被害については明確なデータがある昭和37年から平成28年3月末までのものだと思いますが、人身被害は136名の方、その内亡くなった方が51名だそうです。内訳としては1番多かったのが捕獲に当たった狩猟者が41%だそうです。そして次に多いのは一般人の方が、まさにこれからの季節でありますが、山菜採り、またはキノコ採りだとか24%だそうです。だからと言ってクマ全般が悪いというわけではありません。この中で1番対応しなければいけないのは問題個体というものであります。先ほど駆除した件数などもお聞かせをいただきましたが、実際箱わなに入ったとクマを駆除したものだろうなと。他の市町村でも問題になっているのは、なかなかヒグマを討った、先ほど言ったようにクマの駆除というのは、一時行っていたものが期間があいていますので、なかなか駆除を討てる方がいなくなっていると。実際に問題行動を起こすようなクマが出た場合、クマというのは、町長が当然御存知のように、学習をすると、餌、特にごみとか農作物に対してすごい執着心を示す動物だと言われております。レベルとしても、ゼロから3まであって、ゼロというのは人を見たらすぐ恐れて逃げる個体です。これは良いのですけど、実際に1となると、民家の周辺、また、農地の周辺に出るようになると。2のレベルになると、これがちょっとたちの悪い問題個体と言ってもいいのかなと、農作業の活動に支障を来す、また人間活動に支障を来すと。最悪のレベル3については、1番たちが悪くて、人を見たら襲ってしまう。そして、しつこく付きまとうというクマだそうです。ですが、先ほど言ったようになかなか討てるような技能を有する人が最近は減ってきていると。実際にそういう例が出た場合、対応できる能力を有しているのか、または先ほどハンターの方とパトロールしていることも聞きましたが、実際他の町でも猟友会の会員の方の高齢化など、若い人に助成はしているが、14なかなか担い手を確保できないという現状も聞いております。その中で、町の現状はどうなっているのか、改めてお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 町長

先ほどの1点目の防災の関係、私から最後に申し上げたいと思ってございます。私どもの町はどちらかというと、災害そのものは少ないということで、町民の方の意識が高いほうかと言われるとそうではないのではないかと思っております。だからこそ、普段から、その災害を意識していただくための啓発活動というものは行政として真摯に取り組んで行かなければならないものと思っております。そんな中で昨年3月に防災マップというものを配付させていただきました。その中で情報提供したり、また風水害や地震、防風雪災害の時の対応の仕方、そして、それぞれのお家での防災対策、どんなものが考えられるか、そして避難に関するときの心得でありますとか、非常持ち出しの用品の準備、こういったものが必要だというものを書かせていただいておりますし、毎年配布しております生活あんしんガイドブックでもいろいろな情報を書かせていただいております。さらにいろんな機会を通じて、町民の皆さん方に意識を高めていただく工夫を行ってまいりたいと思っております。防災計画もございますけども一方では、国からはですね国土強靱化計画、こういったものをその防災の意識を持った中で取り組まなければならない。本町はまだこの国土強靱化計画を策定しておりませんけれども、担当には今年度中に策定ができるように準備を進めていくべきだというような指示も出しております。そういったところからもこの防災の対策意識というものも高めてまいりたいと考えてございます。次にクマの関係でございます。先ほどのハンターの方々についての言及がございました。高齢化しているということは、全国的な課題中でよく取り上げられていることでございます。大空町には東藻琴、女満別それぞれで猟友会支部というものがございまして、平均年齢を見てみますと、東藻琴地区が52.5歳、女満別地区は57.8歳ということでございます。そういった中で北海道全体を見ると最近若い方が増えてきているという状況があるようでございます。北海道内のハンターの方の数というものは、平成18年度8,500人の1番の下がった時期でございます。しかしこれではいけないということでいろんな奨励事業も行うということで、平成28年度、10年間の間に1万1,300人に増加してございます。特に20代から30代の方の若手ハンター言われている方々2,585人ということで、10年間で3倍に増加しているという状況がございます。平均年齢の比較というのはちょっとわからなかったんですけれども、60歳以上の方々のハンターの占める割合というものが出ておりました。それでちょっと比較をしてみたいと思います。全国では60歳以上の方の割合が62.7%、北海道は先ほど言った状況もあって、43.0%でございました。町内はどうかといいますと、東藻琴では35%、女満別では59%という状況で、全国から見ると60歳以上の方の割合というのは低いですけれども、北海道全体的から見れば私どものところもやはり高齢化の傾向というものはあるように感じております。15そういったことは、早くから言われておりましたので、町では狩猟免許の取得でありますとか鉄砲所持の許可に至る費用、これも結構な負担になるということで、上限5万円と設定いたしまして、その2分の1を助成する制度を設けてございます。平成27年度から30年度までは毎年20代の方がお1人ずつこの補助を受けてハンターの仲間入りをされてきているというふうに感じております。こういったこともハンターを確保する一助になればと思って取り組んでいるところであります。さらにハンターになった皆さん方であってもですね、なかなかそう駆除をしたことの経験というものは無いと言われております。保護の時代になってまいりまして、実際には、その駆除の対応したことがないという状況かと思います。そんなことから猟友会では、毎年、射撃の講習会というものを実施をして会員の技能向上に努められているようでございます。今後もそういった講習会を通じて技能の継承、そして向上に努めていただきたい。あわせて先ほど言ったように、外にいるといいましょうか、状態のクマを討つことはなかなか難しいことと思いますので、先ほど言いましたクマの箱わなをここ数年来順次順次増やして現在9基ということになっております。そういったものも活用しながら猟友会の皆さん方の技能向上とあわせて、駆除に当たってまいりたいと考えているところでございます。

再質問 上地史隆

是非、地元の猟友会の方、実際に駆除にあたる方ですので、そこと連携して、今後も進めていただきたいなと思います。改めて、ヒグマのことについて再質問しますが、出没状況なども聞いた中で確かに件数が増えてきているんだなと、そのように印象を受けました。実際に多い年では6頭とか、そういうふうに仕留めていることもお聞かせをいただきました。その中で近隣の網走市ですが、市内において出没件数は平成26年、15件程度だったものが、平成29年には35件と約3倍まで増加しているということが出ておりました。そういうような状況鑑み、これも記事で出ていたものですけど、知床財団に委託をしてクマの実態生息頭数調査をするということが出ておりました。関連予算としては60万円程度計上するということでありましたが、どのようなものかとかといいますと、DNA分析によって、ヒグマの個体の特定、また、小型カメラ等を市内近くとかの出没場所に設置をし、出没ルートの解明などを図るのが目的だそうです。それだけではなく、今後、猟友会など、また、地域住民を対象にした講習会なども企画をしていると、そのように記事で掲載をしておりました。大空町も網走市と山林が隣接していますので、先ほど言った野営場の方にクマの出没とかもありましたけれども、すぐ網走市と隣接している部分もありますし、より正確なデータとかルートとかを解明することによって地域住民への危険の周知はもとより、先ほど言った箱わなも現在6カ所設置していると。それを有効に設置をするためにもルートが解明した方が、捕獲技能の向上にもなるのではないかなと私自身は思っております。それに、知床財団で実際に問題個体を駆除した経験もここらでは多いですし、実績もあります。そして、町内の子どもたちの教育をしたり、地域住民を対象16にした講習会なども行っています。そのような観点から、僕は実際、私たちの町も連携して取り組む要素はあるのではないかなと、そのように感じております。このことについて、町長はどのようにお考えでしょうか。ぜひ町のために私自身は、予算も60万以上になるかもしれませんが、私としては有意義に使えるものかなと思っております。そのことについて改めてお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 町長

網走市内で出没する熊のDNA調査を知床財団さんにお願いをして分析をしたということですけども、その結果、東藻琴地区に生息しているものと同じであると判明したというふうに聞いてございます。そのために今年は、そのクマの移動ルートを、確認をするということのために、カメラの設置、それからクマの糞などの提供ということについて、財団さん、網走市を通じて、協力依頼がありまして、大空町としても、それに協力をさせていただいているところでございます。議員がおっしゃるように、網走市内では単にそのことだけではなくて、小学生や市民を対象にして、そのクマの生態をしっかりと分かってもらうと、そういう講座なども開いているところも含めて、先ほど言った委託業務として財団などにお願いをしていると、そのように聞いているところでございます。生息調査につきましては、先ほど言った糞ばかりではなくて駆除したクマの肉片だとか、そういったものなども含めて、DNA分析による遺伝子情報を収集していく、それを蓄積していくことに、さらにカメラの情報などもあわせてクマの生態行動範囲、そういったものを、しっかりと把握していく、そのことは、設置する箱わなの場所を単に見かけたところばかりではなくて、しっかりと根拠に基づいた設置ということにも繋がっていき、結果的には捕獲率の向上というところにもつながるのではないかと思ってございます。クマは行政エリアで動いているわけではございませんので、沢伝いにとか、山に連結した中で動くということがございますので、広域で取り組む必要性というのは十分に感じております。またこういったことが効果を生むという認識もございますので、ぜひ、広域での取り組みについて、今後協議を進めてまいりたいと思ってございます。現在は協力をするということだけですけれども、もっと範囲を広範囲にしながら、調査をしていくということに向けて、網走市また現在委託を受けていらっしゃいます財団のとも協議を進めてまいりたいと、そのように考えております。

再質問 上地史隆

はい、3番。是非、知床財団または近隣市町村と今後も進めていただきたいなと。最初はなかなか難しいものかもしれませんが、ですがそういうルートが解明することによっていろいろほかのことに生かすこともできるんではないかと思いますので、是非これからも進めていただくようお願いしたいなと。私自身は、クマに対してでありますが、町史の中でも、クマの話というところが出て810ページからなんですけど、クマは本当に開拓の歴史、戦後70年ぐらいのクマの話でありますけど、ヒグマのことに対して、東藻琴地区で717件の騒動がでておりました。まさに開拓の歴史の一部なんだなと。そして、この前アイヌの方の本とかも見ていたら、キムンカムイと言って山の神としてすごい威厳をもって崇められている存在なんだなと。私自身全てのクマが悪いというわけではありませんので、是非どのように共生をしていくのか、また、そのように悪い個体が出てきたときに、どのように対応していただくのか。今後も地域住民のためにも積極的に対策を進めていただきたいなと、そのようにお願い申し上げ一般質問を終わりたいと思います。以上で終わります。

答弁 町長

私、毎月1回広報に思ったことを少し書かせていただいておりますけども、平成26年の8月号にクマという題で書かせていただいております。当時も目撃情報やそういった糞だとか食害の情報などが多くて、随分とクマが身近に感じられると言ったらちょっと表現は違うのかもしれませんけれども、そういう時代になったなと。絵本の中ではですね、こくまちゃんとしろくまちゃんとかですね、ディズニーのプーさんだとかテディ―ベアだとか、どちらかというとその愛らしいクマというのが、子ども達には人気なんでしょうけれども、事その野生のクマという話になると話が少し変わってくると思っております。私の家も山中にありますので、町長クマ見たことあるのでしょうって言われることもあるんですけど、私はもちろん、昭和27年にあそこに分家して入った私の父親、母親、もう60数年住んでおりますけども、亡くなった父親も母親も野生のクマは一度も見たことはないと言っておりました。ただ、開拓からずっときた中でちゃんと人の住む場所とクマの住む場所っていうのが、あるどこかのラインで分かれていてなかなか接点というものが無かったのではないかな。ましてや、あったとしてもその足跡を見かける、クマはなかなか人間に姿を見せ無いものだというものがあった中で、最近は傾向が少し変わってきて、その接点がお互いに行き来するような形になってしまっていると。そこをどうやって新しいラインを引いていくかということが、今求められている課題ではないかなと思っております。私もただ単にどんどんと駆除すれば良いということではないとは思いますけれども、やはりそのラインを明確にするためには駆除という手段も一方では必要になってくると思っておりますので、それが的確にできるようなことにするためには、先ほど議員からもアドバイスがありました分析をきちりと行った中で対応していくことというものが大切になろうと思っております。是非、そういうことに取り組みながらお互いが共生できる、そして町民の方々の安全にもつながる取り組みにこれからも努めてまいりたいと思ってございます。是非、これからも、アドバイスいただきますようにお願いを申し上げたいと存じます。ありがとうございました。

再質問 上地史隆

質問終わります。

出典:大空町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる