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大空町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月19日

「平成24年第4回定例会に当たり、通告に基づき認知症対策につい…」

2012年12月19日、大空町議会の一般質問で、近藤哲雄議員が質問し、町長が答弁しました。

質問者
近藤哲雄 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 近藤哲雄

おはようございます。平成24年第4回定例会に当たり、通告に基づき認知症対策についての一般質問を行います。10月になって早々のころだったと思いますが、仕事を終え、暗くなって自宅に帰ると、玄関先に80歳を少し超えたおばあちゃんが立っていました。「どうしたの。」と尋ねると、「家族のある人にたたかれて、このままでは死んでしまう、どうか助けてほしい。」とのことでした。びっくりして話を聞いていましたが、つじつまの合わないところもあり、家族に確認をしてみますと、最近そのようなことを言うことがふえてきたとのことでした。少し会わなかった間に症状が進行したのかなと感じたものでした。また、先日16日には衆議院議員総選挙が行われ、その結果が大々的に報じられた翌17日の新聞の片隅に、認知症の介護で疲れ果て、77歳の夫が妻を殺害してしまうという記事がありました。あわせて、「急速な高齢化と核家族化は高齢者が高齢者を介護する老老介護をもたらした。そして、今は認知症患者同士の認認介護さえ珍しくなくなった。」という内容でした。家族としての介護力が低下してきているということだと思います。高齢化社会が進行していくにあわせて、誰もが健康で老いていきたいと思っているところですが、健康面では問題がなくても認知症で悩むといった問題もふえてきているのでは、あるいは今後ともふえていくのではと考えているところです。現状、大空町において、認知症と確認されている高齢者数はどの程度なのか。それに対して、どのような取り組みが行われているのか。今後の施設対応での見通しという部分も含めて、お伺いをいたします。認知症という呼び名が使われるようになって、それほど長い年月は経過していないと思いますが、1つの病気としての認識は、少しずつ浸透しているのかなと思います。家族内や夫婦間で、もしどちらかが、あるいは誰かが認知症になったらということが話題になったことがあるという家庭も少なくないのではと思います。その予防という点では、どのようにお考えかお聞きをいたします。この認知症ということに対して、本人も、あるいは家族も、なかなかそうとは認めたくないというのが実情だと思います。しかし、だからこそ早期に診断をし、治療、ケア体制の確立を図るということが一つの課題であると考えます。最近は治療薬もふえ、薬で進行をおくらせることが可能になり、早期に発見できれば軽度の状態で過ごせる時期が延ばせるということも耳にします。ちゅうちょしている期間に進行してしまうということを少しでも防いでいけるような対応策、その周知という点もお伺いをし、1回目の質問といたします。

答弁 町長

近藤議員の一般質問にお答えを申し上げたいと思います。認知症についてでございます。認知症とは、精神機能が慢性的に減退、消失することで、日常生活、社会生活を営めなくなる状態というふうに言われております。この認知症を大きく3つに分類するということができるかと言われております。1つは、脳の神経細胞が変性、死滅し、脳が萎縮する、いわゆるアルツハイマー型の認知症で、全体の60%と言われております。次には、脳の血管が詰まったり破れたりする、脳の部分の働きが悪くなって起こる脳血管障害の認知症というものもございます。また、脳の特定の神経細胞の中に、特異な変化があらわれるレビー小体型認知症というものもあるようであります。この3つを合わせると、全体の約90%と言われております。認知症の最大の危険因子は、加齢と言われております。年をとることと言われております。65歳から69歳までの有病率というのは、1.5%程度でありますけれども、85歳では27%に達すると言われております。65歳以上の高齢者の方々における有病率は、8%から10%程度と推定され、全国で200万人というような言い方をされているものがございます。現在65歳以上の人口の10%で換算をいたしますと242万人ということでありますので、先ほど言った8%から10%という数字が当てはまるのではないかと思います。大空町でございますが、65歳以上の人口は2,335人でございます。うち介護認定は404人、そのうち認知の低下を要因とする要介護認定者は、約6割の240名ということでございます。65歳以上の人口が2,335人、そのうち240人でありますので、約10%強ということで、全国の有病率とほぼ同じというようなことが言えるのではないかと思ってございます。予防の方策も、現在はいろいろなことが研究されて示されてきております。1つには、バランスのよい食事をする、塩分と動物性脂肪を控える、適度に運動をする、深酒をしない、たばこはやめる、規則正しい生活をする、いわゆる高血圧症でありますとか脂質異常症、肥満、動脈硬化、糖尿病など生活習慣病を予防するということが、この認知症の予防にもつながると言われております。そのためには、特定健診などの受診というものが大変大切になってくるというふうに考えられております。これらは、先ほど言いました脳血管障害の認知症を予防する手だてということになろうかと思います。また、転倒などによって頭部を強打するということを防ぐ、また脳の衰えを防ぐために積極的に脳を使う、活用する、そういう脳の訓練を行うということも予防に大切だと言われております。これは、アルツハイマー型の認知症などに対応するものかと思います。そのほか精神面でいいますと、くよくよしない、精神の安定を保つということも予防につながると言われております。大空町の取り組みでございますが、1つには集団脳機能検査というものを実施してございます。これは、脳刺激訓練教室の中で一環として実施をするわけでありますけれども、平成23年度は75名の方が受けられてございます。2点目は、今言いました脳刺激訓練教室というのを実施して、7クラブでそういった催しに取り組んでくださっております。平成23年度は、延べ136日、1,702名の方に参加をいただいたところでございます。そのほか、当事者というよりは、その周りの方々などを対象といたしまして、認知症サポーター養成講座というものも開催をしてございます。平成23年には2回実施をいたしまして、150名の参加をいただいたところであります。平成24年度につきましても、今後開催を予定しているという状況でございます。今、申し上げましたのは、町でいうところの福祉課サイドとしての取り組みでありますが、教育委員会としてもこれらの取り組みを実施をしてございます。教育委員会では、いきいき教室でありますとか水中運動教室。また、寝たきり予防、転倒予防のプログラム講習会というようなものを開催いたしまして、平成23年度は257名の参加をいただいたところであります。また、介護保険制度の中で、ヘルパーの派遣でありますとか通所サービス等の提供、さらにケアマネジャーが月に1回は訪問をし、介護相談を受けるというようなことを町としては実施をさせていただいております。施設の考え方でありますけれども、現在、第5期の高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画の期間中でございます。この期間中において、平成22年度は要支援、要介護認定者が382人でありましたが、平成26年度には456名というような予測を立てているところでございます。そのため、この期間中においては、認知症対応の共同介護施設、いわゆるグループホームの18床の増床というものを予定してございます。民間の増床要望において、この計画に位置づけたところであります。また、当然3年間のこの計画でありますので、次期計画においては特別養護老人ホームなどの増床などについても検討を行うこととしているところでございます。近藤議員が言われましたように、認知症は治る病気とも言われております。そして、早期発見、早期治療が大切であるということであります。早期発見によって、また薬の進歩によって症状の進行をおくらせることもできるようであります。しかしながら、気づいてから医療機関に相談するまでに、約7割の御家族の方が2年以上かかっているというような報告もあります。何より早い時期に病院で診察を受けていただくということが本来重要であります。また、一度だけ受診をするといっても、年々症状が進むというようなことも考えられます。定期的に受診をしていただくということが早い発見につながるのではないかと、そのように考えております。早い発見をするためには、御家族や周りの方が少しいつもと違うなと気づいていただくことが重要であります。そんなことのために、認知症サポーター養成講座というものを開催しているというところでございます。また、みずから、御自身が早期に自覚できる取り組みというのも大切でありますので、そのために脳刺激訓練教室や集団脳機能検査などを実施しているという状況にあります。しかしながら、課題もありまして、こういった訓練教室、検査などにつきましては、主に寿クラブを核とした団体などに働きかけて実施をしている状況にありますが、現在、老人クラブに加入していない方がかなりの数いらっしゃいます。そういった方々に、どうやってアプローチをしていくかということが一つ大きな課題となっております。もう一つの課題は、寿クラブに加入をされている方々もいらっしゃいますが、寿クラブにそういったクラブ活動、脳刺激訓練教室を実施しませんかと、そのように働きをかけても、寿クラブ自体が高齢化をしていたり、そのことによって事業が大変だというようなことから、なかなか希望の手が挙がってこないというような課題もあります。今後、そういうようなところをどのように解決に導いた中で、大勢の方々にこの症状を知っていただき、そして早期に取り組みを開始していただくかということが大きなテーマになってこようかと思います。以上、現状、町の取り組み、予防策、早期発見の対応策、課題などについて申し上げ、御答弁とさせていただきます。

質問 近藤哲雄

御答弁をいただきました。施設の部分での見通しもお聞きしたところでありますけれども、介護計画の中でのグループホームでの増床ですとか、あるいは、その後のことまで踏み込んだ形の中で特別養護老人ホームの増床も図りながらということでの対応ということでありました。ぜひ、そういった形で、その面の充実も進めていっていただきたいと思いますけれども、そうしたことにあわせて介護保険料との関係というのも出てくるのだろうと思います。そうした部分での理解を求めていくというような環境整備というものもあわせて取り組んだ形の中で、進めていっていただきたいなと思っているところであります。その施設の部分は、そういうことなのですけれども、そうだとしても、やはり現実、介護をしていくというのは、その家族でというか、そうした形が中心となっていくのではないかなと想像するところであります。先ほどの御答弁の中で、現在、本町においては65歳以上の方は、全国の平均的な10%前後という形だという御答弁をいただきましたけれども、その中には私の父も含まれておりまして、特別養護老人ホームでのいろいろなサービスを受けていたり、また、そこでのいろんなボランティア活動をされている方々の協力などを受けながら、本当に大変助けてもらっているところであります。家族としての接し方が、この症状などに影響を与えるということは重々承知をしているつもりでありますけれども、毎日ということの中では、ついつい大きな声を上げてしまったり、本当に同じことを繰り返すという形の中では、無視をしてしまったりということもたびたびあるところでありますけれども、そんな姿を見ているときに、これはそう遠くない時期での自分の姿なのだろうなというふうに思ったときに、自分の気持ちとしても行ったり来たりというようなことが繰り返されているというような現状にあるところであります。また、この認知症患者の特徴といたしまして、以前ある文献で読んだ記憶があるのですけれども、より身近な人に対して妄想や暴言などの症状があらわれて、親戚ですとか周りの人に対しては、それなりに取り繕っていくのだというような記事がありました。本当にそうだなと、身にしみたところであります。意外と世間話等は、本当にそれなりに交わせる部分もありまして、周りからは元気だねとか、心配ないねみたいな話をされることがあるのですけれども、やっぱり現実とはちょっとかけ離れた部分があるのではないかなというふうに感じています。そうした周りとその家族の受けとめ方、介護している人たちの受けとめ方は違うのでないかという形の中で、家族同士ですか、やっぱり介護している方同士の情報交換などの機会がもっとあっていいのではないかなと思っているところです。それぞれの状況のときに、どのように扱っていったらいいのか、介護していったらいいのか。そうしたことが具体的にわかれば家族としても助かりますし、ケアマネジャーさんなどがいろいろやりとりはしてくれておりますけれども、それとはまた違った形の中でのヒントが得られるのではないのかなと思っているところです。いろんな市町村というか、自治体の中では、家族の会的なものを組織いたしまして、活動されているというようなこともよく聞くところでありますけれども、我が町のこの規模の状況の中では、あるいは先ほど御答弁にあった現況の中におきましては、そういう今きちっとした組織づくりの中で活動を続けていくということが、果たしてできるのか、逆に負担になってしまう部分もあるのかなということも懸念されます。その中で、先ほどいろんな形の中で対応はされている中にありましたように、例えば講演活動の機会などにそれを利用いたしまして、さらに呼びかけを図った中で家族の方、介護している方同士が日々の思いを語り合うような場面を少しずつ設けていくということが現実的な対応なのかなと思っているところです。そんなことが介護する側のその人たちの気持ちの切りかえや心のゆとり、余裕といったようなものにつながり、介護者にとってのケアという部分につながっていけばという、そんな期待を込めて感じているところでありますけれども、どのようにお考えかお聞きをしたいと思います。

答弁 町長

介護、御本人が一番御苦労が多いのかもしれませんけれども、その周りの方々もなかなか難しい問題として、どのように対処していっていいのかということで悩むところも多いのではないかと思います。そういう状況に置かれた御家族の方などが、情報交換をする場といたしまして、例えば特別養護老人ホームなどでそういった家族交流会なども開催をしていたりする場面もございます。しかし、参加者が少なくて、なかなか実施にこぎつけられないというようなところもあります。女満別ドリーム苑などでは、デイサービスの利用者の家族会というものを開催しておりましたけれども、やはり参加者が少ないというような状況もございます。そんな中で、介護講習会などを開催しております。それは、いろいろな団体などに働きかけ、さらには一般の町民にも参加をいただけるような、そんな会として講習会などを実施しております。講習会といいましょうか、講演会といいましょうか、ただ人からお話を聞くだけということではなくて、その後、そこに参加をされた方々同士で意見交換をするような、そんな場面があってもいいのではないかなと、そのようにも考えるところでございます。介護の話となりますと、父、母、御両親の話などにもなります。そんな中で、今まででいうと、何となく恥ずかしいなというような思いがあったり、また、そういうことを言うことによって家族内の悪口を言っているのではないかと、そんなふうにとられてしまうと嫌だなと、そんなことを考えられる方もいらっしゃるのではないかと思います。そういった偏見といいましょうか、物の見方そのものを、改めて一つの病気なのだと受けとめながら大勢の方に理解をしていただく、そういうことを町とすれば努力をしてやっていかなければならないのではないかなと、そのように思っております。ぜひ、そういう中で相談をしっかりと受けたり、また情報交換の場を私どもが設定をするということに心がけていきたいと、そのように思います。また、家族の方は毎日接しておりますので、いつもと違う状況については、わかることが多いかと思いますが、周りの方は断片的にしかお会いすることがないという中で、その状況がいつもと違うのかどうなのかということについては、なかなかわからない。また、御本人の自覚というものがなかなかない病気だけに、御本人に対して先ほど言った受診でありますとか、そういうことを勧めても、御本人の理解が得られない、説得に応じてくださらないというような場合もあるのではないかというふうに思っております。いろんな場合、場合によっては状況が違うかもしれませんけれども、そういったいろんな状況に対してケアマネジャーでありますとか保健師が家族の皆さんと相談を申し上げ、その中で最善の対応策というものを考えていけるようにしなければならないなと、そんなことを担当の部署では常々ディスカッションしているという話もしておりました。そういう中で、何か細かなところでもお気づきの点があれば、細かなうちから役場、相談窓口、地域包括支援センターなどに御相談をいただくということをこれからもPRをしてまいりたいと、そのように思っておりますので、ぜひ、そういう取り組みに対して今後とも御支援をいただきますようにお願いを申し上げたいと思います。

質問 近藤哲雄

お互いの協力の中で、少しずつ拾い上げていけるような形の中で取り組んでいただきたいし、また、みずからという思いもしているところであります。また、もう一点、予防という観点からもお聞きをしたいと思いますけれども、先ほど答弁いただいた中で、生活習慣病の予防など、それに向けての健診などということも、その予防に結びついていくのだという御答弁をいただいた中で、そうしたいろんな分野からの取り組みというのがあるのだなということも改めて感じたところであります。それは、何も高齢者に限ったということではありませんので、私たちも本当に早い時期からそうしたことでの意識づけをしていくということも大切だと、改めて御答弁を聞きながら感じたところでもありました。最近、私たちの地区、開陽なのですけれども、開陽とJAとの懇談会、行政でいうとふれあいトーク的なものがあるわけですけれども、そんな中で続けて話題となっていることが、JAですから当然、経済活動を中心にしていくということなのでありますけれども、今後はJAとしても福祉的な分野に少し取り組みを持っていく必要性があるのではないか、そんな話が、自分より少し上の年代の方たちが中心になって発言する機会が多いのですけれども、そんなことが続けて話題になっているところでもあります。農産物ばかりの施設をつくらないで、人への施設もつくってほしいというような、かなり大きな話からのスタートではありましたけれども、実情といたしましては、仕事に一息ついたという形の中で、それこそ認知症の予防につながるような居場所づくりを求めているという気持ちですとか、かなり経営も大規模化されまして、家族労働力でその経営を行っていくには、本当に限界のような形の中の面積を所有している農家も多くなっているのかなと思います。特に農繁期などにおきましては、高齢者を抱えている家庭にとりましては、その負担軽減につながるような意味での居場所づくりというようなことが気持ちとして含まれているのかなと、やりとりを聞きながら感じているところであります。実際、農協といたしまして、介護施設に参入を図っていったり、また病院などと連携を図りながらその運営に取り組んでいるというところも出てきているところでありますし、JAといたしまして高齢者対策のさまざまなプロジェクトに取り組んでいるという動きも出てきているところであります。やはり、予防の一つといたしまして、お年寄りの生きがいを見つけるということでありますし、その手助けをしていくということになるのかなと思っています。先ほど、いろいろな取り組みの中で福祉課サイド、あるいは教育委員会サイド、いろんな形の中でその対応に当たっているというお話もお聞きいたしましたけれども、やっぱり行政のケアだけでは、なかなか今後限界もあるのではないのかなと思っているところであります。先ほど、町長も課題としていろいろな部分を挙げられておりました。今回、たまたま農協の部分について触れましたけれども、可能な団体等の連携の中で、それぞれの得意分野を持ち寄り合って、地域のすき間の部分を埋めていくといいますか、決してすぐにできるとか来年度からやりましょうとか、そういう部分ではないかもしれませんけれども、地域全体で支える体制づくり、充実への取り組みというのが、これはある部分理想的な話かもしれませんけれども、今後においては鍵になっていくのかなと感じているところでありますけれども、その部分でのお考えもありましたらお聞きをしたいと思います。

答弁 町長

JAさんなどは、戦後すぐから農村地域の医療活動、医療向上に御尽力をいただいてまいりました。また、昨今では、いろんな福祉の分野にも参入をされている、そういうもろもろの活動に行政の側からも敬意を表したいと、そのように思うところでございます。そういった、今でいいますと農業者年金などの関係があって、60歳代の中ほどぐらいで現役を引退し、後継に道を譲っていくという方々が多くなってきているように思います。今のその年代の方々というのは、言えばまだまだ元気で、いろいろな楽しみ方、余暇の過ごし方なども知っているわけでありますけれども、実際に受け皿となっているものが十分地域の中にあるのかというと、なかなかそこまでになっていないというところもあるのではないかと、そのように思います。先ほど、寿クラブの加入者率などがそう高くないというようなお話もいたしました。また、一方では高齢者大学というようなものもありますけれども、こちらもやはり加入の状況が全般的に押しなべて皆さんが入学するというような状況になっていないということを考えますと、今言った組織などについて、もう少し行政も一緒になって考えていかなければならない時期に来ているのではないかと。今の世代の方々のニーズに応え切れていない部分があるのではないかと、そのように思います。先ほど言いました脳刺激訓練教室などで、例えば、どのようなことをやっているかということでいいますと、あるクラブなどは花札をしたりマージャンをしたり、賭博ということではなくて頭を使う、そういうゲーム性の高いものを取り入れて楽しみと、また脳の訓練を行っているというようなところもあります。また、囲碁ですとか将棋、そういったものも頭を使う一つのものではないか。また、読書や歌といったようなところもあるのではないか。最近、私などが思いますのは、もともとは子供向けに開発をされた体感式のテレビゲームなどというものは、そういった世代の方々に対しても受け入れられるものではないかなと、そのようにも感じているところもあります。そんな中で、新しい楽しみ方というようなものを提供していく、そういう場所づくりというようなものがあっていいのではないかなと、そのように考えております。ことしだったでしょうか、昨年、ちょっと自信がないのですけれども、そういう年代の方々の居場所づくりというようなことを町政執行方針の中に書かせていただいたことがございましたけれども、そういう中で新しい世代の方々のニーズを取り入れた組織化というようなものを考えていく、そのことが先ほど言った予防などにもつながっていくのではないかなと、そのように感じているところであります。1つ、今、豊住地区で総合的スポーツクラブというものを実施しております。本格的なスポーツもありますけれども、軽スポーツ、中にはゲームなども取り入れて地域の方々に呼びかけをし、子供から高齢者の方まで参加をいただいて、いろいろな取り組みを年間通じて行うというものでございます。そんな中で、先日は地域のマージャン大会をやってみようというような催し物もありました。中にはソフトテニスでありますとかインディアカだとか、新しい形のスポーツなども取り入れて、いろんな方々が実施できるような、そんな取り組みもしておりました。そういったものが、今後こういった世代の方々の取り組みの一つのヒントになるのではないかと、そんなことも考えたところであります。この世代の方々のニーズに合った、その取り組みというものはどういうものか。そういうところに今後、大胆に取り組む、そういう姿勢をもって臨んでいきたいと、そのように思っておりますので、今後もそういう視点から御指導いただきますようにお願いを申し上げたいと思います。

質問 近藤哲雄

いろいろな角度から御答弁をいただきました。質問がなかなか焦点を絞り切れなくて、漠然としてしまった部分もありましたので、自分で通告をしながら、これは一般質問になじむのかなという思いも正直ありました。しかし、自分の思いといたしまして、一番最初に述べたような暗い中で立っていたおばあちゃんの姿ですとか、あるいは、本当に身近なところで火災が発生いたしまして、1人老人の方が亡くなってしまうということも目の当たりにしました。直前にいろいろ相談を受けていた、そんなやさきの出来事でもありましたので、自分自身、本当に悔しい思いをいたしました。また、今の時代、何々詐欺というのも横行しておりまして、ある報道の中で認知症の家庭の人が狙われまして、大きな被害を受けたというような特集報道等もありました。そんなもろもろのことを通した中で、改めて現状というものをより理解して、把握をして対応していくということの重要性を、これは自分への自戒という意味も込めてですけれども、感じた年でもありました。自分もこれから、まだまだ長生きをしていきたいと思っておりますし、今50歳ちょっとということでありますので、もう倍ぐらい生きたいという思いはありますけれども、当然のことですけれども、この長寿社会、本当に喜ばしいことだ。言うまでもないことですけれども、そういう当たり前の前提の中で、今回は認知症に関する部分でお聞きをいたしましたけれども、これを含めていろんなことが右肩上がりになっていくというのも現実なのだろうと思っているところであります。これを解決できるというものはないというような中で、すぐに解決できるという、そんな大胆な方策はないという形の中で、少しずつ網かけを広げていきながら、この右肩上がりとなってくるようなラインに対して対応していく、あるいは上回る、待ち構えていくというような気持ちの中で取り組んでいく。そんな当たり前のことなのですけれども、そんな当たり前のことを通してあったか福祉のまちづくり、そうしたことの実現に結びついていくということを信じて、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 町長

よく高齢者の皆さんにお話をするときに、高齢社会、高齢化社会という言葉、私は決してマイナスのイメージで捉えてはいない。何かそれが悪いことのような言い方をされるときがあろうかと思いますけれども、それは大勢の方々が長生きできる、そういう時代に変わってきたということで、そちら側から見ると、これは喜ばしいことだ。しかし、社会の仕組みが、まだそういった社会構造の中に十分適応していないというところが、そちらの側が課題ではないかと、そんなことをお話をさせていただいております。高齢の方々が元気で地域の中で暮らしていける、そんな地域社会をつくるということが、今の時代の一つの大きなニーズになっているのではないかなと思います。ますますそういった要望といいましょうか、必要性というものは多岐にわたってふえてくるものと、そのように思っております。今までは、福祉というのは行政や、言えば社会福祉協議会のような、さらには福祉会のような、そういうところが担うべきものというふうに、何か決められていたように思いますけれども、先ほど近藤議員からお話がありました、私どもの地域の中にはJAという大きな組織もあります。また、そこの所属の方々が、将来どのように過ごされていくかということについても、大きな関心事になってこようかと思います。そういうところとも、これからは力を合わせて地域のそういった高齢化社会に対応する仕組みづくり、また制度づくり、施設づくりというようなものに取り組んでいかなければならないのだなと、改めて感じたところでございます。そういったもろもろの方々などにも御指導いただきながら、これからの地域の福祉というものについて努力をしてまいりたい、そのように思いますので、今後とも御指導いただきますようにお願いを申し上げたいと思います。

出典:大空町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月19日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる