みんなの議会

大空町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月14日

(1)町長公約の達成状況について/(2)教育行政について

2009年3月14日、大空町議会の一般質問で、近藤哲雄議員が「町長公約の達成状況について」「教育行政について」について質問し、町長、教育長が答弁しました。

質問者
近藤哲雄 議員
答弁者
町長、教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 近藤哲雄

平成21年第1回定例会に当たり、通告に基づき、2点にわたって一般質問をさせていただきます。1点目として、町長公約の達成状況についてです。大空町がスタートして3年を経過しようとしています。新町ということもあり、総合計画、財政計画、行政改革などさまざまな計画等が作成をされてきているところであります。こうしたこととあわせて、対話と協働の社会を開く、子供たちや若い世代の夢を紡ぐ、働く人たちの元気を支える、人と環境の安心をつくるという4つの柱を基本政策の公約とし、初代町長としての町政運営を担われてきているところであります。現時点においてそうした思いというのがどの程度なし遂げられてきていると把握をされているのか、公約達成状況としてお聞きをしたいと思います。また、残された任期1年という状況の中で課題への取り組みや平成21年度予算にどのように反映していくかという点についてもあわせてお伺いをいたします。2点目として、教育行政についてです。1月に文部科学省より公表されました小学5年生、中学2年生を対象とした初の全国体力調査において北海道はともに下位にとどまった結果となりました。全国的に見てみると、さきに行われました全国学力調査と対比をしてみて、上位のところ、下位のところは重なる傾向にもあるという見方もされています。私は、この順位自体に一喜一憂したり、過度にとらわれる必要はないと感じていますが、現状をいま一度見返してみたり、今後の取り組みへの一つのポイントとして踏まえておく必要はあるのではないかと、そんな感じ方をしています。今回の結果を通して感じられること、この地域に合った体力向上策として今後どのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。また、財政的に厳しい時代ではありますが、予算の関係で体育用具として不足するものがあったり、運動環境に影響が出ている部分はないのかという点もあわせてお聞きをいたします。以上、私の質問とさせていただきます。

答弁 町長

近藤議員の一般質問にお答えを申し上げたいと思います。公約の達成状況についてということでございますが、この手の一般質問は任期最終年、来年の3月なのかなと思っておりましたけれども、現実3年が過ぎようとしております。また、最終年の予算も提案をさせていただいたということで、まだ不確かな部分がありますけれども、現時点で私が考えていることについてお話をさせていただきたいと存じます。3年前私は、町民の皆様にローカルマニフェスト、公約という形でいろいろなお話をさせていただき、そして現在の立場で仕事をさせていただいております。その中におきまして政治的な信条として愛情を持ったまちづくりを行いたい、基本的な考え方として個性と融合を大切にしていこう、また新しい町でもありますので、自立を目指し、また地域近隣市町村との広域行政なども検討していきたい、そして夢、元気、安心、こういったキーワードを用いながら政策の柱としていきたいということで、当時4項目の政策の柱、さらにそれから成る24の具体的な内容等についてお示しをさせていただきました。その4つの政策は、先ほど議員が言われましたとおり、対話と協働の社会づくり、子供や若い世代の夢づくり、働く人たちの元気づくり、人と環境の安心づくりという4項目でございます。振り返ってみますと、この3年間、診療所の建設、特別養護老人ホームの増床の支援、公営住宅の建設、芝桜公園の整備、麦類乾燥調製貯蔵施設の建設支援、公共施設間の光ファイバーの敷設、水道施設の整備、学校コンピューターの更新など、そういった社会資本の整備をある程度進められたのではないかと思っております。一方で、総合計画、財政計画、行政改革の推進計画、行政評価、人事評価、そのほか各種計画なども策定をさせていただきました。また、今現在自治基本条例についてもご議論をいただいているところでございます。また、人件費の抑制、さらには事業経費の見直しを進め、借金の残高でありますとか、債務負担行為の額も一定程度縮減をすることができたのではないかと、そのように思います。自分自身で随分とやれたような、そんな感じもいたしています。これは、町民の皆さんのご支援をいただいたり、議員各位からのご指導、また職員の頑張りがあったからだと、そのように思っております。しかしながら、私自身が最もこの新町として取り組みたかったものといいますと、コミュニティーの醸成のための地域担当職員制度であったり、また保育、教育環境の充実であったり、移住定住対策、地域間交通の整備、地域産品の多様な売り込みなど、どちらかというと新しい仕組みづくり、ソフト事業でございます。これらを考えると、頭出しはできた部分もあるとはいえ、まだまだ不十分だなと、こういう思いが強いのが正直なところであります。また、個性と融合という基本的な考え方を持っておりますが、芝桜公園の整備など個性にまた磨きをかける、そういうところは一定程度できた部分もありますけれども、融合という点につきましては個々には人と人とのつながり、感情などが介在をするということでなかなか難しいものだと、そのように感じております。昨年の4月の新聞報道に薄い統一感、旧村に不安というような見出しの中でいろいろ論評されておりました。そういうもので大分へこむところもありますけれども、町民の皆さん方の自主的な活動も着実にふえてきている、そういうところで助けられる部分も多いという感じをいたしました。平成18年、平成19年度は主に計画づくりということが主体でございました。平成20年度には新しい仕組みづくりを幾つか提案することができましたけれども、まだまだ軌道に乗るまでには至っておりません。そういうことを平成21年度においてはしっかりと軌道に乗せていくということが一つの目標であります。また、未着手のものについては頭出しをし、レールを敷設していかなければならないと、そのように考えております。平成21年度、女満別小学校の改築でありますとか、2歳未満児の保育、見守りネット事業、生ごみの分別の試行、グリーン・ツーリズムの振興など提案をさせていただいているところでございます。そういったものについてしっかりと頭出しをしながらレールを敷設していきたいと、そのように思ってございます。さらに、その先の課題ということでいいますと、先ほどの融合のところでも触れましたけれども、人づくりということが今後大切になってくるのではないかと、そのようにも思ってございます。しかし、現在は、まとめとなる平成21年度に向けて最大限努力をしてまいりたいと、そのように考えておりますので、今後ともご指導くださいますようよろしくお願いを申し上げ、1回目のご答弁とさせていただきます。

答弁 教育長

近藤議員の全国体力調査にかかわるご質問についてお答えをしたいと思います。議員も指摘されましたように、北海道で実施をした全国体力・運動能力調査の結果は学力検査の結果とほぼ似ていて、全国的には40位以下に小学校も中学校も位置しているということがわかった状況でございます。北海道教育委員会がこの結果を受けて、これから新年度に向けて北海道全体としての体力指導マニュアルを作成して、それぞれの市町村の実態に合った取り組みをするようにということをこれから取り組むというように通知を受けているところでございますが、この体力の低下にかかわってどんな要因が考えられるかということで、まず前段ご答弁をさせていただきたいと思うのですが、いろんな調査の結果、1週間ほとんど運動していないという、特に中学校では女子は3割、男子では1割いるという実態がございます。それでは、どういうことでそういうことが起きているのかというと、その分室内でのテレビゲームだとかインターネットだとか、そうした室内での時間の過ごし方のその面の拡充というのですか、子供の面からいうとそういうところがあるということが1つ。それから、指導者の不足ということ、それ以外にいろんなスポーツも普及して学校の中だけの運動だけでは子供たちの満足、興味がいかないというようなことも状況として出ているようでございます。大空町においてもこれまでは夏は野球、サッカーと冬にはスキー、スケートということで定番のように行われていたのですが、現在はスキー場においてもスキー人口が非常に減少していると、子供たちだけでなくて一般的に大人も含めてそうした運動離れという現象が見えているようでございます。学校教育に限って言いますと、平成元年に告示されました学習指導要領の中で特に総合的な学習の時間が創設されるときに体育の時間が年間15時間、総合的な時間を確保するために減らされました。それまで105時間とか115時間あったものが90時間ぐらいに減っていると、そんなことで体育そのものの運動する時間が減ったということが一つの原因でございます。そこで、文部科学省は、そうした全国的な実態を踏まえて今年度21年4月から移行措置で前倒しの部分、それから平成23年、小学校、平成24年、中学校で新しい学習指導要領が完全実施されていくわけでありますが、小学校では1年生と2年生の体育の時間をふやすようにしています。これまで1週間に2.6時間の体育だったのですが、それを3時間にすると。1、2年生とも若干体育の時間をふやして学校の中で活動できる時間をふやそうというような取り組みに変えることになってございます。それから、その平成元年の学習指導要領が出る前、昭和の時代は学校における継続的な体力づくりというのが行われていました。きっとご記憶にあるかと思いますが、中休みにみんなで外に出て縄跳びをする、みんなで外に出て女満別小学校ですと林の中を走る、あれをやるとか、そういうことが継続的に行われていたのですが、それも体育の時間の減少によってなかなかそうした時間を余裕を持ってとることができなくなっていると、そんなことも低下の原因にあるのではないかなと、このように考えております。そこで、大空町として平成21年度から大空町教育推進計画もスタートさせますが、その中で特に健やかな心身を育成する教育の推進という目標の中で学校における体力づくりや体育の学習の充実ということを1点目として掲げてありますし、2点目として家庭における体力づくり、特に親子の運動機会がふえるような、そんな啓発的な活動、取り組みができないかということ、3点目として、割に見過ごされるのですが、子供たちの家庭における規則正しい生活づくりと運動ということの関連性に着目して、その点の生活リズムにかかわる指導をしたいと思いますし、文部科学省や全国PTA連合会が取り組んでおります早寝早起き朝ごはんという、こうした運動もさらに強化をして連携をして取り進めていきたいと、このように考えているところでございます。次に、予算の関係で用具等が不足していないかということでございますが、学校教育の関係で申し上げますと、児童生徒数が減少しているということで、学校に問い合わせたところ、そうした用具は充足しているというような回答を得てございますし、マットだとか跳び箱だとか、そうしたものが傷んだ場合には定期的に更新をしていくというような体制はきちっととれていると、このように思ってございます。社会教育関係でございますが、各種の団体利用者からこれまでご意見や要望をいただいております。すべての団体等にまだそれらをお願いして意見、要望をいただいているわけではありませんが、来年度バレーボールのネットを新規に購入する予定でありますし、卓球台の傷だとか凹凸、へこみについても来年度補修するような方向でおりますし、今後に向けて新規の購入も検討しているところです。それから、卓球のラージボールについても購入をしていく方向で検討してございます。あと、東藻琴の野球場でございますが、平成21年度細かく状況等を把握して整備計画に入りたいと、このように思っているところでございます。そのほか、これからまだ聞き取り等できていない団体等についても社会教育課のほうでそれらとの話し合いをしながら要望等を承って、学校教育、社会教育両面からそうした体育、運動等の量的に、あるいは時間的に、質的に向上するように取り組んでまいりたいと、このように思っているところでございます。以上、1回目のご答弁とさせていただきます。

質問 近藤哲雄

それでは、まず1点目の公約という部分につきまして改めてお聞きをしたい部分がありますけれども、具体的な部分で非常に丁寧なご答弁をいただいたと思っております。行われてきた一つ一つのことを改めてお聞きをしていますと、ハードなことというのはなかなか取り組みづらい状況の中にはありますけれども、ソフトの部分ということもあわせていろいろ多くの取り組みが行われてきたのかなと、改めてそんな印象を持っているところでもあります。そうしたことを一つ一つ確実に積み重ねていくことが、町長もまちづくりにおいて欠かせない要素であると述べられております両地域の融合ということにつながっていくことなのだろうと感じています。この融合を図っていくということは、特に私たちのような小さな町村同士で合併をしたということの中では、大変重大な一つのポイントとなってくることだろうと思っています。住民の方々の中にもいろんな感想を持っている方々がいらっしゃるだろうと思っています。何をもってということはなかなか難しい部分ではありますけれども、これから本当の融合ということに向かっていくことはある程度時間がかかるということも現実であろうと思います。町長もそのことの難しさというようなご答弁もありましたけれども、今後さらに進めていく中においてはどんな思いを持って取り組まれていくのか、その点改めてお聞きをしたいと思います。また、この任期中におきましても社会情勢というのは大きく変わってきたのだろうと思います。町長も不況までもがグローバル化してきた、そんな表現をされることもありますけれども、この地域におきましても確実にその波は来ているものだと感じているところでもあります。そうした中で取り組んでいく政策、その優先順位というのもだんだん変わってきている部分があるのではないかと、そんな現実が迫ってきている、そんな印象を持っているところでもあります。この現状の中で今後どのようなお考えの中で取り組まれていくかということにつきましても、あわせてお聞きをしたいと思います。

答弁 町長

融合というのは、大変難しいことだなと改めて実感をしております。確かに時間がかかることなのかもしれませんけれども、私どもは携わっている行政の一員としてそういうきっかけづくりをしっかりとしていかなければならない、そのように考えてございます。人と人との交流の分野、いろいろな分野がありますけれども、特に先ほど少し触れさせていただきました人づくりというような観点から、生涯学習の機会などを通じて今後そういうきっかけづくりというものをより多く持っていかなければならないのではないかと、そのように思っております。また、その融合のためには、両地域の均等な、公平な発展というものが必要であろうと、そのように思っております。ただ、このことについては、町政執行方針の中でも触れさせていただきましたように、いつの時点で、どこの場所に、何が必要なのかという視点を持ってしっかりとそこのところを手当てをするということが必要なことであり、その将来の融合に皆さんの理解をいただけることではないかと、そのように今考えておりますので、そういう姿勢をもって取り組んでまいりたいと、そのように思っております。また、町政執行に当たって、大変今現在日本全国が不況というような形になってまいりました。今回の町政執行方針の中でも触れさせていただきましたけれども、いろいろな制度、さまざまな手法、そしていろいろな知恵を出してこの難局を乗り切っていかなければならないと、そういう努力を最大限にしていこうという考え方でございます。財政再建、健全化という道も大変重要でありますし、また一方で地域の経済発展というようなところも大切だというようなことで慎重さと大胆さ、そういう両面、いろいろな着眼点を持ってまちづくりに取り組んでいきたいと、そのように考えてございます。その根底をなすのが住民皆さんのその融合、まちづくりに対する熱意だと、そのように考えておりますので、そういうところを大切にしながら今後もまちづくりに当たっていきたいと、そのように考えてございます。

質問 近藤哲雄

最後に、もう一点お聞きをしたい部分がありますけれども、執行方針の中におきましても職員の能力向上を図っていくのだということがうたわれているところであります。大空町は、現在総合支所方式という形で取り組みが行われています。また、この不況と言われている時代、国としてもそれぞれいろんな対策を講じていくことではありましょうが、それはしょせん法律をつくったり、また仕組みをつくったりということであって、現実住民のニーズに対応してその対策を図っていくというのはやっぱり地方自治体ということになるのだろうと思います。その地域に合った課題に対しての対応がとられる、そんなアンテナが地域内に広く張られていること、つまり職員の方々の能力が発揮される機会ということがより多くあるということがひいては町長の掲げる公約をより膨らませたものにしたり、プラスアルファの部分を導き出していく、そんなことにつながっていくのではないかと感じているところでもあります。先月、駒大苫小牧高校野球部が全国大会で優勝を重ねたときの監督でありました香田監督という方でありますけれども、町長もスポーツに詳しいので、ご存じではないかなと思いますけれども、その方の講演を聞く機会がありました。リーダー論というテーマでのお話でありましたけれども、その講演の結びの中でご自分のいろんな経験の中から今後のリーダーというのはすべてを手のひらの上に置いて把握をしていくということよりも、ここからいろいろ飛び上がろうとするそんな環境を与えてやる、中にはそこから落ちようとする者もいるかもしれないし、自分はどこで跳びはねているかわからない者もいるかもしれない。でも、結局すべてはそれは手の上でのことなのだと、そんな環境づくりということがひいてはいい結果に結びついていくことが多いのではないか、そんな話で締めくくりをされておりました。スポーツも行政も同じでないかと、そんな結びつけをするつもりは毛頭ありませんけれども、一つの組織を束ねていく、そんな立場の者といたしましては対人ということで大変難しいことはあると思います。その中でも理解される部分もあるのではないかなと感じているところでもあります。組織を預かっていくリーダーとしての所信ということで、最後に改めて承りたいと思います。

答弁 町長

私の役割いろいろなところでありますけれども、一つ組織を管理をしたり、職員の能力を引き出すというところも大変大切なことだと。当然さきにも答弁で触れさせていただきましたけれども、すべての仕事を私自身が行うわけにもいきませんし、その企画というようなことについても私の独断だけでできるものでもないと。やはり職員、皆さん方ももちろんでありますけれども、職員の企画力、そういう発信力というもの、またいろんな情報をキャッチする能力というものも必要ではないかと、そのように思います。ここ数年研修費については原課、担当課と相談をしながら十分措置をさせていただいたり、また効率的な職員研修のあり方とはどういうことかということも含めて、ただ単に講師の話を聞くということだけではなくて、もっと実践も踏まえたそういう研修形態にしていこうというようなことに力を割いてございます。ただ、先日人事評価の試行を行っておりまして、自己評価なども職員みずから行っているわけでありますけれども、職員の皆さんの自己評価でいいますと、判断能力ですとか折衝能力だとか、そういうようなものより、どちらかというと自己判断の中では企画力が自分は少ないのではないかというような方が多かったように印象として持ってございます。それは、十分自由な発想の中で議論をする、物事が言える状況にないのかなと、私自身そんな反省をもって受けとめたところであります。ぜひ職員がアンテナを広げていろいろな情報をキャッチして、そしてそこから企画していけるような、そんな職場づくりに努力をしてまいりたいと、そのように思っております。行政報告の中でもお話をさせていただきましたけれども、1月の末だったでしょうか、自治体トップフォーラムというところに参加をさせていただきました。その中で一番印象に残ったのは、組織としての意識高揚ですとか、組織の中の議論ですとか、組織として企画をするためにいかに職員の質というものを、自分自身も含めて高めていくかということが最も大切だというようなことを言われておりまして、それが一番私のメモして帰ってきた中での多くのところでした。それを今後の町政づくりに、町政の中に反映をさせていきたいというふうに考えてございます。そういう形の中で住民の方々のご協力をいただきながら、組織の中の人づくりというところにも手がけていきたいと、このように考えておりますので、今後ともご指導いただきたいと思います。

質問 近藤哲雄

続きまして、2点目の体力調査の結果、課題に関する部分に移らせていただきますけれども、全体に北海道としての順位が低いという結果を聞きますと、やっぱり単なる順位づけがどうなのかという問題はあるにせよ、少なからず残念だなという思いは感じているところでもあります。運動が好きな子、嫌いな子というのは、これはいつの時代にもいることだと思いますけれども、基本的に体力がない、そういう結果が出るというのはこの調査の結果を話題にした父母の話の中でも非常につらいことだなと、そんな話が出ておりました。また、先ほど教育長の答弁にもありましたように、どうして今業間体育というあんな時間が学校にはなくなったのかなと、そんな話もされていたところでもあります。自分の子供のことを見ていましても、学校からは十数キロの距離にありますけれども、すぐ目の前からスクールバスに乗って100メーターか200メーターも歩けば教室に着いている、ひどいときには友達のところに遊びに行くのでさえ送り迎えをする、そんなような状況にもあります。こんなことでは到底体力なんかつくはずがないなと、そんな感じ方もしています。少子化が進みまして、また学校の統廃合ということも進んでまいりました。特に北海道は、1つの校区としてかなり広くなる、そんな状況の中からもバス通学が主な形になるのかなと。そんなことからも放課後のいろいろ運動したり遊んだりする時間というのが制約をされてくる、そういった地域性というものも今回の結果の一因としてあるのかなと自分なりの感想として感じているところでもあります。今後の取り組みということで、教育長の先ほどの答弁の中からも教育推進計画という形の中に取り組まれた中で行っていくというようなことでもありました。まだ現在では案という段階ではあろうかと思いますけれども、私もこの計画を見せていただきまして、学校教育と社会教育というのが一つに組み込まれたような形のそんな計画になっているのかなと印象を持ちましたし、おおむね取り込まれた内容になっているものという感じ方をしております。あとは、いかにこのことを実践していくかと、そういう段階でないかなと思っています。今回この体力調査とあわせまして、児童生徒に対しまして生活習慣や運動週間についての質問、そんなアンケートも同時に調査をされたところでもあります。朝食を毎日食べる割合や運動部所属している割合というのが小中学生とも平均を下回っているという結果でありますし、逆に1日に3時間以上テレビを見ている、そんな時間が平均を上回っていると、そんな結果も出てきたところでもありました。合併前の女満別町時代に児童生徒に対しまして朝食をどれぐらいとっているかという調査が行われたこともありました。その結果といたしましては、朝食をとっていない児童の割合が小学生においては5人に1人、中学生においては4人に1人、高校生におきましては2人に1人が朝食をとっていないという、そんな結果でなかったかなと思います。現在は、それから少し時間もたっていますので、正しい情報というのはわからない部分ではありますけれども、文科省の今回の分析といたしましても上位県は体育系の部活動に参加している率が高く、朝食や睡眠時間などの生活習慣がよい傾向にあると、そんな示し方もされているところでもあります。それらを聞いていますと、結局体力も学力も朝食をしっかり食べるという生活習慣があってこそという感じ方をするところでもあります。先ほどの答弁の中にありました早寝早起き朝ごはん運動、今度の推進計画の中にも組み込まれている部分でありますけれども、そうしたことを意図しての計画なのかなと思っています。この食育という観点から見ての今後の向上策ということに対しましては、どのようにお考えかお聞きをしたいと思います。

答弁 教育長

それでは、ご答弁を申し上げたいと、このように存じます。前段スクールバスのことが出ておりましたが、全国と北海道を比較して子供の歩いている、徒歩で学校に通っている状況なのですが、北海道では全国平均に比べて1割前後少ないです。そして、車を利用しているというのが小学校で7割から8割、中学校で3割強ということがあって、日常的に歩く機会が減っているということは、議員もご指摘ありましたように、統廃合によって遠距離からの通学がふえたということがそれらの基盤としてあるなということがうかがえます。この大空町女満別地区におきましても、市街地区の一番遠い子は2.5キロ歩いていますけれども、スクールバスが家の前でとまる子供さんは学校へ着くまでほとんど歩かないで学校へ来て、そしてすぐ授業という形になっていきますよね。そういう意味で学校の授業が始まるまでの身体の活性化、精神の活性化という面でそういう点の影響もやっぱりあるのかなということは、全国の調査を拝見してわかったところであります。それから、食育の関係でございますが、前回の朝食の質問、たしか坂本議員から質問があったと思いますが、今回もまた坂本議員から質問があるのですが、前回の調査の結果より朝食をとっている子供たちの、高校はやっていませんが、小中学校では伸びています。とっている子供の数が、率が伸びていることは、今回平成19年度の養護教諭による小中学校調査、それから平成20年度の全道の先ほどおっしゃいました体力・運動能力調査に付随した調査結果の数値からも伸びてきていることがわかっております。その辺の問題で、やはり朝しっかり御飯を食べて、ある程度歩いて学校に来るという基礎的な、本当にベースになる体を動かす部分、それをどのようにこれから保証していくかということが非常に大きな課題だなというふうに思っています。女満別地区におきましては、放課後子ども教室を平成13年、具体的にはめちゃいるど館が開設になりましてからは平成14年からそこに子供たちが、例えば女満別小学校の子供ですと半分ぐらいの子供が行ってそこで6時ぐらいまで運動したり遊んだりしていると。東藻琴地区におきましても去年から東藻琴小学校のプレールームを活用して放課後子ども教室をやっておりますが、これも東藻琴小学校の子供の半数の子供が登録になっています。そういうようにして定期的に学校やあいているところで運動していく時間数は、確実にこうしたことによってふえております。それから、福祉課のほうで進めております放課後児童クラブのほうでも登録者数がふえているということで、今までは放課後なかなか組織的にそういう時間と場所が確保できなかったのですが、これら施設の整備によって本当に基礎になる部分での保証というのですか、確保というのですか、充実というのが静かに図られてきているなと、このように思っているところでございます。あと、食生活の中で睡眠ですけれども、寝る時間がやっぱり北海道の子供たちは若干少ないというようなことで、結局それが朝のリズム、覚せいに結びついていくのに時間がかかるというような、そうしたいろんなことも示されてきていますので、総合的にそれらのことをまた検討しながら、この町としての食育、そして基礎体力、運動時間の確保等に取り組んでまいりたいと、このように思っているところでございます。以上、ご答弁とさせていただきます。

質問 近藤哲雄

後段のほうの体育用具の部分につきましては、充足をしている、附則をしていないということでありました。心配をしていたわけではありませんけれども、教育というのは倹約をどんどん進めていく、そんな分野ではないという思いも感じております。そういう思いもあってお聞きしたところ、安心をしたという、そんな現状でもあります。学校施設内におきましてはそういうことでありますけれども、少し範囲を広げて体育施設全体という形で見た中で先ほど教育長もいろいろな細かい部分での今後の検討というお話もありました。やはり活動に支障を来たしている部分は道具、用具の中でないのか、あるいは過度に倹約を進めている、我慢をしているというものはないのか改めて見詰め直してみる、そんなことも必要なことかなと感じております。全体を通しまして教育行政を見ていくときに、最近は特に家庭と学校と地域とが連携を持って取り組んでいくというのがいろんな分野にかかわってきている、そんなことでないかなと感じています。今回のこともまさにその全体としての地域力が試される、そんなことに結びついていくのだろうと思っております。今回の調査で上位県であった福井県は、小学校1校当たりの体育専門教員数が1位であったり、また秋田県におきましては授業への外部人材の活用というのが1位であったりという、いろんな部分で体力づくりに対しましての熱意というものが感じられるなと思っております。我が町を見ましたときに、冬期間校庭にあったスケートリンクがなくなったり、またスキーをする機会というものも減ってきたということではありますけれども、かわって何の補助も受けずにリンクを作成、維持して子供たちに使用させてくれている、そんなグループもあります。また、多くの方々が子供たちとの活動にかかわりを持ってくださっておりますし、最近では総合型スポーツクラブに向けてと、そんな動きも出てきているところでもあります。いろんな土台としては備わっているのではないかと感じています。こうしたことの結びつきによりまして、いい循環の形が形成されていきますこと、この地域としての力のアップに結びついていくこと、そんなことを期待をいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 教育長

これからのことも含めて幾つかご指摘をいただきまして、ありがとうございました。体育施設全般について社会教育課のほうでこの後細かく調査をし、団体とも協議をしながら、今議員がご指摘ありましたように、倹約がすべてでないと、そんな方針でこの後臨ませていただきたいと、このように思っております。それから、スケートリンク、校庭から消えたと。これも先ほど申し上げました体育の授業が年間15時間学校の中で減ったということと非常に大きなかかわりがあったのですが、そんな中でも民間のスケートを愛好する方々によって運動公園にリンクがつくられて子供たちの利用に供していただいているということについては本当にありがたいなと、このように感謝を申し上げているところでございます。それから、スキー学習につきましては、女満別地区はゲレンデが割に多いのですが、ことしは東藻琴中学校で歩くスキーを今までやっていたものをやめようというような話があったときに、たまたま道からことし体育の社会教育主事が派遣になりまして、その者が歩くスキーを非常にやっているということで、東藻琴中学校の歩くスキーのところに授業に出かけていって1年生から3年生まで指導に供しているというようなことで、やめようといったものがそういう形で保護者の強い熱意があって復活をしたと、そんないい面も芽生えておりますので、ぜひこれは続けていきたいと、このように思っているところでございます。それから、最終的に学校、地域、そして家庭との総合的な連携ということが非常に大きいと、それらは総合地域力だというようなご指摘をいただきました。そういう意味で今まで気づかなかった面も含めて、さらにそれらの連携の輪が広がるように細やかな取り組みをこの後考えて、検討して進めてまいりたいと、このように思っているところでございます。子供たちの活動にさまざまな面で体育指導委員の方々、それからその他のスポーツ指導者の方々もご協力をいただいて、自分の時間を割いてご指導いただいていることにこの場をかりてお礼を申し上げたいと、このように存じます。最後に、総合型地域スポーツクラブのことについて話が出ましたが、大空町では今年度それの立ち上げに向けて道教委との連携もしながら今取り組みを開始したところでございます。地域としては、豊住地区でそれを立ち上げてくださるということで、現在(仮称)豊住クラブという名称で今準備会が動いているところでございます。もしそれらが立ち上がって具体的な動きをしていくことになりますと、豊住地区の子供たちは学校が終わってからさらに担当、ついている指導員と一緒にある一定時間放課後運動をやることができると。それもこれまでのクラブと違うところは、野球だけではなくて、野球をやったり、卓球をやったり、縄跳びをやったり、いろんなことを多様に取り組める、それが地域総合型スポーツクラブの特徴でありまして、豊住クラブが具体的に動き出したときには放課後子ども教室の機能も兼ねたものが豊住地区で機能的にあわせ持った形で動けるのかなと、そういう意味でも地域のそうした活動に大変感謝をし、また期待を申し上げているところでございます。これからもいろんな意味でこのことに関しましてご指導賜りますようお願い申し上げまして、ご答弁とさせていただきます。

質問 近藤哲雄

終わります。

出典:大空町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月14日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる