みんなの議会

大空町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月21日

(1)学校図書館の蔵書冊数と子供たちの学力向上との関係について/(2)両地域小中学校の学校図書館の実態について

2011年6月21日、大空町議会の一般質問で、品田好博議員が「学校図書館の蔵書冊数と子供たちの学力向上との関係について」「両地域小中学校の学校図書館の実態について」について質問し、教育長、町長が答弁しました。

質問者
品田好博 議員
答弁者
教育長、町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 品田好博

平成23年第2回の定例会に当たりまして、通告に従いながら質問させていただきたいと思います。1番、学校図書館の蔵書冊数と子供たちの学力向上との関係についてであります。両地域小中学校の学校図書館の実態について。文部科学省は、公立小中学校の学級数に応じて、そろえておくべき本の冊数の基準を定めております。北海道内でこの基準を達成している学校の割合は、小学校で18.7%、中学校で13.4%にとどまっており、47都道府県の中で小中学校ともに最下位であります。北海道内の状況を自治体別に見ますと、小学校では古平町や中札内村などの9町村、中学校では新冠町、泊村など18町村で達成率が100%になっております。市では、達成率100%のところはゼロであります。そこで、本町における文部科学省の基準から見たこの学校図書館の現状について、お聞かせをいただきたいと思います。2番目、Bとしてありますけれども、新学習指導要領に盛り込まれた、授業での新聞の積極活用と新聞配置の現状についてであります。新学習指導要領では、授業で新聞を積極活用することが盛り込まれましたが、学校図書館で子供たちが新聞を読める公立小学校の率が、調査でわかりました。小学校で17%、中学校で15%であったとのことであります。文部科学省は、言語力をはぐくむ方法として新聞の活用を推奨しているわけですが、当町における新聞配置の実地実態と授業での取り組みについてお伺いをいたしたいと思います。C、直近の学力テストの結果は、報道等により承知をしているわけですが、北海道内、とりわけオホーツクの管内においては、下位に甘んじている現状と。前段の学校図書の冊数基準及び図書の充実と子供たちの学力との因果関係について、また、今後の取り組みについてどのような見解を持っているかについて、お伺いをしたいと思います。Dでありますが、基礎的な学力の向上の方策について。幼いころから読書や本に接する機会が多いことが、子供たちにとって心の安定につながり、さらに学力の源泉になるということは、だれもが認めるところであろうと思いますが、どのような形で習慣づけをしていくのか、問題となっているわけであります。1に家庭での取り組み、2に学校での取り組み、3に行政ということになろうかと考えております。行政がなすべきことに、学校司書の全校配置、あるいは司書教諭の専任化、読書指導と図書館活用ができる教員の要請、新聞配置の促進などの問題を通して子供たちの能力を引き出して言語力を高め、読解力を養い、表現力豊かな自立心と向上心の醸成をはぐくめる人格形成へと発展していけることが、教育の役割であろうと考えますが、当町のこれからの現状、これらの現状を踏まえながら、教育長は基礎的学力の向上の方策について、どのような考えを持っておられるかをお伺いいたします。2番目といたしまして、両地域審議会設置の目的と課題についてであります。過日6月8日東藻琴で、また、6月10日女満別で、地域審議会が平成23年度1回目として開催されましたので、両地域とも傍聴させていただきました。会議の進め方、質問のやりとりに関しましては、両地域とも名議長役を務められましたお二方が、ファシリテーターとしての役割を果たしておられ、すばらしいと目を見張るものがありました。今年1月に開催された両審議会の会議録を見ましても、時期適切な質問が相次ぎ、議会の会議録を見るより楽しく読ませていただきました。合併時、合併協議会の議論の中で必要であると、または形骸化されたものになるであろうと、いろいろな意見があったところでありますが、合併により大空町地域審議会条例により設置をされているものであります。現在見てみますと、雑駁な内容の条例であるなと、今さら感じております。現在、趣旨があっても目的の項目もなく、審議会委員も少なく充て職が多く、公募委員もおらず、高齢者代表の方あるいは障がいを持っておられる方々の代表者も見え、いささかバランスに欠けていると感じました。さて、この審議会の真の目的は、何なのでしょうか。また、意義はどこにあるのかについてお聞かせください。設置及び審議効果についても、お聞かせください。なお、結果の町民への情報提供の現況と、議会への会議録配付はあったのか。審議会等の結果の情報提供のあり方について、どのような考え方を持っておられるかお聞かせください。C、10年後の位置づけと存続のあり方について。この審議会は、10年間という限定設置ではありますが、今後重要な審議会になるであろうし、していかなければならないと考えております。審議会等の委員の構成については、10人足らずの委員ではなく、住民の意見反映等の機能に着目する場合には、地域の多様な層から幅広い住民が会議に参加することが重要であり、多数の委員により会議を構成し、審議を行うことが有効であろうと考えます。住民の縮図としてふさわしい構成にすることが、望ましいのではないでしょうか。真の意味での住民自治の確立のためには、多様な層の幅広い住民が、委員として活用できるようにするための環境整備も必要なことではないでしょうか。地域審議会のような、町政全般にわたって町民の意識を聞き、意見を反映させる機能として役立てられる会議には、サラリーマンの方々や女性等、多くの住民が委員として構成されるべきだと考えるものであります。町長の住民の町政参加の思いは施政方針にも述べられておりますが、いま一度町長のお考えを尋ねたいと存じます。以上、1回目の質問といたします。

答弁 教育長

品田議員からの、学校図書室の蔵書冊数と子供たちの学力向上との関係についての御質問に対しまして、御答弁を申し上げます。まず、1点目の両地域の小中学校の学校図書館の実態についてでございますが、読書活動は子供が言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠かすことのできないものですが、今日では新聞、テレビ、ビデオ、インターネットなどのさまざまな情報メディアの発達、普及や子供の生活環境の変化、さらには幼児期からの読書習慣の未形成などにより、子供の読書離れが指摘されているところでございます。そのような状況の中、子供たちの読書活動の推進のため、大空町では図書館とも連携しながら学校、家庭、地域において、さまざまな取り組みを行ってきているところでございます。さて、御質問の学校図書館の実態でありますけれども、国は平成5年に学校図書の蔵書冊数の目安として標準冊数というものを、学級数を基礎として定めたところでございます。昨年度、町内の小中学校5校の蔵書冊数を、それぞれ標準冊数と比較いたしましたところ、小学校1校が77.3%、中学校1校が53.9%と標準を下回っている学校がありました。また、その一方で他の3校の小学校、中学校については120%から140%と標準を上回っており、学校間によってばらつきが生じていることがわかっております。そのようなことから、標準冊数に近づけていけるよう毎年度計画的に、予算の範囲内において必要な図書の整備を図ってまいりたいと考えております。また、図書館とも連携をいたしまして、移動図書館による定期的な図書の巡回貸し出しと、各学年、学級への配本というものも行い、効果を上げております。このような取り組みによって、学校図書の不足を補おうという試みも行っているところでございます。次に、2点目の新聞配置の実態についてでありますけれども、本年度、小学校では新学習指導要領が全面実施となりました。新学習指導要領では、思考力などを育てるために、従来よりも言語活動を重視しております。今までの学習指導要領は、児童や生徒の言語活動が適正に行われるようにすることと記されておりましたけれども、新学習指導要領では、各教科の指導で言語活動を充実することと踏み込んでおります。例えば小学5、6年生の国語では、読む力を育てるための指導事項として、本や文章を読んで考えたことを発表し合い、自分の考えを広げたり深めたりすることなどの6点を列挙し、具体的な方法の一つに編集の仕方や記事の書き方に注意して新聞を読むことを上げています。また、来年度新学習指導要領が全面実施となります中学校の2年生、3年生の国語でも、指導方法の一つに新聞の活用について例示がされております。今後さまざまな教科において、新聞の活用が予定されているところでございます。町内各学校における新聞の購読、配置状況でありますけれども、小学校1校、中学校1校を除いて、他の3校については1紙から2紙の講読をしている実態があります。小学校1校、中学校1校については、講読をしていないということであります。授業への新聞記事の活用は、教師個々の学習指導計画に基づくものでありまして、新聞そのものからではなく、インターネットから必要な情報や記事を入手し、授業に活用していくという例もありまして、新聞購読の有無については、それぞれ教育課程にのっとった教育計画に基づく方針、あくまでも学校の判断に現在はゆだねているところでございます。次に、3点目の読書と学力向上との相関関係についてでありますが、読書を中心とした言語活動は、単に活字離れを解消するためだけではなく、生活や学習活動の根幹をなす基礎として大変重要であります。読書が子供たちに及ぼすであろう有効性について、7点ほど申し上げますと、1点目としては読書をすることでその楽しさを知り、世界観が広がる。2点目として、本の主人公とともに苦しみ、悩み、困難に対峙する受容、共感などの感情が豊かになる。3点目としては、読解力や理解力が身につく。4点目としては、漢字の知識や語彙力が高まる。5点目としては、物事や自己を客観的に見詰める態度が育つ。6点目としては、読書を通しての対話や言語活動が生まれる。7点目としては、よりよく生きようとする価値観や目標が設定されるなど、読書によって多くの効果が期待されます。読書活動は、学力向上につながる大きな要素の一つであると考えているところでありますが、必ずしも読書好きの子供が高い学力であるとは限りません。学力向上対策を進めるに当たっては、子供たち個々の習熟度に合わせ、総合的できめ細かな学習指導が何より必要であると思っているところでございます。次に、4点目の基礎的学力の向上の方策でありますけれども、特に読書活動に限らず、基礎的学力全体での答弁をさせていただきたいと、このように思っておりますけれども、学力向上に当たっては、次の5つの柱を持って進めてまいりたいと思っております。1つは、授業改善です。新学習指導要領がスタートし、わかりやすく質の高い授業の提供のため、教員個々の資質向上のための研修や研究が必要であると思っております。2つ目は、家庭学習の習慣化であります。基礎的知識を定着させるためには、家庭での学習の習慣化が必要であります。3つ目は、早寝早起き朝御飯など、基本的な生活習慣を身につけること。4つ目は、指導体制や教材など人的、物的教育環境の整備充実。5つ目としては、組織的な取り組みであります。学校、家庭、地域の連携、協力により、社会全体で子供たちの生きる力をはぐくんでいかなくてはならない、このように思うところであります。5つの柱を中心として、具体的な教育実践に取り組んでまいりたいと考えているところであります。以上、品田議員への1回目の答弁とさせていただきます。

答弁 町長

品田議員から私に御質問のあった関係について、御答弁を申し上げたいと思います。両地域の地域審議会は、市町村の合併の特例に関する法律第5条の4第1項の規定に基づき設置をしているものでございます。私どもの事務作業をするに当たって、条例の制定のテキストなどがありますけれども、こういった上位法があって設置をする場合については、目的規定ではなくて趣旨規定が適切であると、そのような内容となっておりました関係から、目的規定ではなく趣旨規定をもって、この条例を制定させていただいたという経過があろうかと、そのように思います。また、委員の充て職ということでおっしゃいましたけれども、条例の中では公共的団体が推薦する方という表現で、決して特定の職にある方について、この委員をお願いしているという状況にはなっておりませんので、御理解を賜りたいと思います。この審議会というのは、新町建設計画の変更でありますとか執行状況に関すること、こういったことについて諮問に応じて答申をされるという部分もありますけれども、まちづくり全般において必要と認める事項について、町に対して意見を述べることができる、そういう性格の委員会でございます。10人ずつということではありますけれども、いろいろな立場の方に委員として参画をいただいております。また、そこから出されます御意見などは、先ほど言いました新町建設計画に関係するものはもちろんでありますけれども、それ以外のまちづくり全般についてのさまざまな御意見、また、要望などもいただいてございます。そういった意味から考えますと、この委員会の果たしている役割は大きいものがあるのではないかと、そのように感じているところであります。この地域審議会は、原則公開で開催をされております。そういった関係から、広報などで事前に開催の日時、場所などをお知らせをさせていただき、傍聴もできるような仕組みになってございます。その関係で、議員も傍聴されたかと思います。この審議会の議事録につきましては、現在はホームページにおいて公表をさせていただいております。議員の皆さんはもちろん、町民の皆さんにホームページ上では公開をするということでお示しをしているわけでありますけれども、ホームページになかなか、ふだんなじみのない方々もおろうかと思います。今後広報紙において、その概要などを掲載していくことも考えてまいりたいと、そのように思います。今後の考え方でありますけれども、現在いろいろな方々に自治基本条例のことについて、御議論をいただいているところでございます。町民のまちづくりへの参画というものが、大きな柱になってこようかと思います。そういった議論の方向性を見ながら今後考えて、こういったもののあり方というものを考えていくことになるのではないかと、そのように考えているところであります。その時期に、また改めて熟考しながら、御提案といいましょうか、考え方を御説明することになってこようかと思いますので、現時点ではこの10年間の時限立法の地域審議会を、しっかりと効果が出るように運営をしてまいりたい、そのように思うところであります。

質問 品田好博

教育長さん、申しわけございませんけれども、各学校の基準に基づく計算方式がありますけれども、その基準冊数ですか、現状冊数と基準冊数をちょっと明確に教えてもらいたいということであります。それと、実際新聞配置が図書館にされているのかどうかという実態を、まずお聞きしておきたいと。それから入らなければ、ちょっと話が進まないので、それをはっきり議会上で公開してほしいのです。

答弁 教育長

各学校の標準冊数と蔵書冊数の数値でございます。東藻琴小学校については、標準冊数……(何事か言う者あり)

答弁 教育長

東藻琴小学校ですが、標準6,040冊に対しまして、現在が4,669冊。女満別小学校については、8,360冊の標準に対し1万321冊。豊住小学校ですが、4,040冊の標準に対して5,620冊。そして、東藻琴中学校でございますが、5,440冊の標準に対して2,934冊。女満別中学校ですが、7,920冊の標準に対して蔵書が1万321冊という状況となっております。また、新聞の配置でありますけれども、学校図書館への配置ということではなくて、主に先生方が活用するために講読をされているということでございますが、そのうち2校は学校の判断で講読をしていないところもあるということでございます。

質問 品田好博

ありがとうございました。皆さん、議員の方も職員の方も聞かれたと思うのですけれども、やっぱり計算方式で、私とは大分違うのです。やっぱり出していただいてよかったなと。私のほうから勝手に出しましたら、ちょっと計算違いしていたのか、大分誤差があるようであります。この中で教育長さんも、本当に気がついているだろうと思いますけれども、東藻琴小学校、東藻琴中学校、基準より下回っている。特に東藻琴中学校は、基準は5,440冊なのに2,934冊と53.9%、大変内容的によくないのかなと。なぜ東藻琴地域だけが小中学校、基準を満たしていないのか。これは、平成5年の文部科学省からのあれでございまして、その後5年間にわたって交付税措置をするから、きちっとそろえてくれというふうなことで進められたというやに聞いております。それで、子供たちにとっては大変不公平ということに数字的にはなりますよね。その辺がどういうふうに影響されたかというのはなかなか、本当に判断というのは難しいだろうと思います。だけれども、基本的には基準があれば、最低限それをとらえていこうという姿勢がまず大事な一歩だと。そうでなかったら、どういうふうにするかという話が進んでいかないのではないのかなと。いわゆるそれ以上の分析ができなくなってしまうというふうに、私は考えております。たまたまこの冊数が、私は2週間以上かかってやっと冊数がわかった程度で、そのときにも基準に対してどうのこうのという計算書をもらっていなかったのです。ですから、随分原稿を書く日まで大変困ったのですけれども、情報が少な過ぎると。この辺の関係の、基準に関する情報を下さいと言ったけれども、なかなかいただけないで、仕方がないので、図書館は公開をずっとしてくれていますので、利用実績等、貸し出し率等を出していただきましたので、それから考えて学校図書がどうなのかなという観点で話をさせていただければなと、こんなふうに思います。大変重要な、物すごいデータでないのかなという感じがしますけれども、まずもって貸し出し数が多いのは、もちろん9分類の文学、5分類の工学、家事、大変難しい言葉でありますけれども、いろいろ図書館司書に教えていただきまして、工学、家事とは美容だとか住宅だとか建築だとか、そういったたぐいの身の回りの本だそうです。それと、児童書、児童という項目になりますけれども、児童の中に児童書と絵本というものがあります。この文学、工学、家事、児童書、絵本が一番やっぱり読まれております。それが相当数の率を、60%の率を図書館内で占めていると。ほとんどこの4つで占めていると。そのぐらいで蔵書との兼ね合いを見比べてみたり、いろいろ蔵書の割合に対する貸し出し率というようなことも私自身で出してみたら、本当に重要な方向性を示しているのではないかなというふうに感じています。ですから、どちらかといったら、東藻琴の図書館は6万6,000冊です。女満別の図書館は10万冊です、アバウト。ですから、大体地域なりのそろえ方をしている。ところが、学校図書に関しては格段の差が出ている。それがどういうふうな変化に結びついているかというふうなことを、私は考えたのです。興味的なことは、東藻琴の方の、30代のお母さん、これが図書館でどういう行動をしているかという、物すごく顕著な例なのです。東藻琴では、お母さん方は、いわゆる児童書に関しては物すごい48.2%という貸し出しの中で出ている。これは、女満別に比べたらとんでもない数字で、冊数でいいますと児童書1,035冊、絵本が2,637冊、これが東藻琴です。女満別は、児童書565冊、絵本が1,910冊、これが30歳のお母さんの行動です。子供たちのために借りているわけですけれども、物すごい差なのです。考えられないのです。東藻琴は、女満別の倍近いものを借りている。そして、子供たちに与えているという、こういう状況なのです。学校図書がもしかすると未熟な状況にあるから、そういう行動に移ったのかなと、私はそういうふうに因果関係で感じるところなのです。そうでなかったら、数字というのは何のためにとるかわからないのです、議長さんは笑っていますけれども。何のために数字をいっぱい、図書館の図書館司書が、ずっと統計をとっているか。分析をするためなのです。そういったことで、自分たちの政策がいっているかどうか、満足度とか充足度がどうか。それから、子供たちがその結果どうなったかという論じ方をしていかなかったら、スタートラインがもうめちゃくちゃだったら、それはどうもならないのです。私は、そういうことを趣旨としてこれを題材にしたわけですけれども、たまたま学力が全国でも悪い、経済でも沖縄県と北海道は悪い。悪いものずくめ、それに甘んじているのではなくて、やっぱり今あるものから何かしようとしたときにそういう分析をして、自分らのどこが弱いからどうなのかということを考えていくという、それこそ習慣といいますか、そういうものがないと、いたずらに時だけ過ぎていて効果が出てこないのです。同じような質問をされても、何年間同じような答弁をしているということになるのです。私は、そういう角度でしているわけです。いろんな角度の質問のあり方があると思いますけれども、それについて子供たちの、3番のそういう相互関係にもつながるし、基礎的学力の方策ということにも全部つながってくるやに私は思っているのです。文部科学省は、遊びで出してきているのでないのです。最低限これをやってくれと。それをやっぱり地方自治体がそろえて、そういうものに向かっていかなかったら、国が何ぼ言おうと地方が違う形を考えている。これでは、やっぱり教育は推進していきません。これについて、ちょっとお考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 教育長

ただいま品田議員さんのほうから、図書館の利用実態等を分析された見地から、子供たちの学力向上についての御意見をいただいたものと思っております。現在両地区に図書館があるわけでありますけれども、ネットワークで結ばれておりまして、先ほど蔵書数について10万冊と6万6,000冊ということでありましたけれども、2つの図書館であっても共有した形で本は運用させていただいているということでありまして、広く住民の方からリクエストがあれば、図書館にかかわりなく、それぞれ読書活動をしていただいているということであります。また、現実的に隔年調査ということで、毎年ではないのですけれども、国が定めた標準、一つの目安ということでありますけれども、標準冊数と実態の調査があるわけでありまして、使われなくなった本については廃本というような手続もとりますし、新刊として新たに蔵書として追加するものもあって、毎年その辺の増減はございます。極端に、東藻琴の中学校ですか、53.9%ということで低い状況でありますけれども、ちょうどその調査の前に大量の廃本をしたというようなこともあって、数値としては極端に小さな数値になっているかと思います。いずれにいたしましても、こういう状況は町内的にも決して公平な形での教育のあり方ではないというように私も思っておりますので、計画的に蔵書を図ってまいりたいと思っているところであります。また、先ほど答弁申し上げましたように、図書館との協力、連携によって移動図書館車が定期的に、毎週学校に1回あるいは隔週1回で町内小中学校5カ所、巡回貸し出しに移動して回っていただいておりますし、また、団体貸し出しとして、それぞれ学級への配本や入れかえというものを町内8カ所、豊住保育園や幼稚園2カ所も含めて8カ所に、そのような貸し出し業務も行っております。義務教育における平成22年度の実績で申し上げますと、年間巡回貸し出し冊数については5,180冊、また、各学年、学級への配本、入れかえ冊数は6,003冊に及びまして、合わせますと1万1,183冊になります。これは、現在の小中学校の蔵書冊数3万3,800冊と比較いたしますと、年間33%の本については蔵書冊数とは別に、図書館が学校のほうに提供させていただいているというような今、状況もございます。その辺で補わさせていただいているところでございます。また、本年度はさらに、住民の皆さんの読書活動の充実を図るために国の平成22年度の地域活性化交付金というものを活用いたしまして、年代別に必要な図書の整備を行うこととしております。現在学校が希望する図書というものを含めまして、本の選定事務を進めているところでありまして、学校図書活動の充実にも資するものと考えているところでございます。

質問 品田好博

図書館での先ほど来からの話なのですけれども、当町の図書館の貸し出し率は、0.4回という蔵書回転率ということになりますけれども、女満別地区は0.39回、東藻琴は0.42回、昨年度から見ると女満別町は1,000冊減、東藻琴は1,000冊増というふうな傾向にあるという形がわかります。そこで、私がきょう尋ねているのは、学校図書館の充実ということで質問いたしておりますので、学校図書館の貸し出し率であるとか適切な図書の分類配置がなされているのかということに関しては、一切の統計がないということだと思います。女満別中学校と小学校、小学校は校長先生がおりませんでしたけれども、2校に行きまして図書館を見せていただきました。小学校には、添田先生が兼任で司書教諭ということでやっていますけれども、業務多忙な折、なかなか学校図書館まで見られないだろうという同僚の意見がありました。やっぱり難しいということであります。子供たちが貸し出しの業務といいますか、そういうもの、図書部というのがあると。我々のときも新聞部であるとか図書部であるとか、そういうものがあったと、私は記憶しております。そういう子供たちがやっておりまして、大変立派な展示、新刊展示であるとか、図書を誘うというふうなポップもありまして、大変すばらしいなと思っておりますけれども、何せ指導してくれる先生がいないということです。できればそういう、先ほど言った学校司書の配置であるとか司書教諭の専任化を目指しまして、子供たちの教育上、いわゆる職業訓練になると思うのです。あくまで、貸し出しをやって受け渡しをしていながら、集計が出されていない。月間集計も年間集計も出されていない。それでは意味がないわけです。蔵書の中の分類、そしてその分類の貸し出し率、そういうものを握ってこそ、一番大事なことが見えてくるのではなかろうかな。そういう意味で、そういう環境整備をぜひやってもらいたい。女満別図書館、東藻琴図書館には、お二方の図書館司書を配置しておりますけれども、学校司書に関しては、配置がいまだ確定されていないし、司書教諭の専任化をぜひ急ぎやってもらって、そういう形で子供たちのために臨んでやっていただきたい。教育は、むだな投資ではない、そんなふうに思います。それで、先ほど教育長さんと話しましたけれども、図書基準は学級数であります。学級数は、それぞれの学校で学級の人数が違いますので、1人当たりにしてみますと女満別小学校が1人当たり39冊、中学校が60冊、東藻琴小学校34冊、東藻琴中学校34冊、豊住小学校は統合がなされたためか29名ですから193冊になっております。そういうことでありますけれども、多分、東藻琴がなぜ少ないかといったら、1人当たりでやっているから、なかなか予算配置ができなかったのだろうなと。だけれども、文部科学省は、学級数という形の基準を設置しております。その意味は、十分にわかってもらえると思います。そういうことで、修正をするなり、今回の交付金に対しては、東藻琴学校図書の充実をぜひとも重点配備してやっていただきたいと。教育長の言ったとおり、2地区の中央図書館に対して配分、配給はあって当然しかるべきでありますけれども、自前の学校図書館の充実というものを図っていただきたいと思いますけれども、それに対する見解はどのようなものか、お聞きしておきたいと思います。

答弁 教育長

お答え申し上げたいと思います。現在町内の義務教育の学校において、学校の図書館司書の発令を受けている職員は1名、女満別小学校にいるわけでありますけれども、これについても基準がございまして、10学級を超える学校について、1人図書館司書、学校図書の司書の配置をするという基準がございます。それに基づいて、女満別小学校は1名いるということでありますけれども、それ以外の学校も含め、各図書のほうを担当する先生というのをそれぞれ配置しておりまして、しかしながら、司書の資格を有している方というのは、現状はごくわずかでありまして、徐々に新卒の先生はそういう司書の資格も取って教員となられている、そのような傾向が生まれておりますけれども、現状的には、なかなか司書の資格を有している方は少ないと。その中で基準によって1名配置をしているということでありますけれども、それ以外の、女満別小学校以外の学校については、図書館司書などの指導を受けながら、子供たちに学校図書館や所属する資料の利用方法を習得させて、主体的に学習する能力を育成し、情報能力を高め、調べ学習や各教科学習を充実させるための計画的かつ継続的な利用指導というものを、それぞれ先生方が子供たちにやってくれているところであります。そのようなことから、子供たちも意欲的に学校図書の利用向上に向けて利用を進めているというように伺っておりますし、あとは本の種別の部分も、冊数も大事ではありますけれども、どのような内容のものが図書館にあるのかということも非常に重要なことでありまして、どちらかといいますと小説ですとか物語といった種類の本よりも、やはり授業に活用する調べ学習に使うためのものであるとか教科のための図書というものが、どうしても学校図書の場合は中心となります。したがいまして、絵本なんかももちろんありますけれども、図鑑でありますとか辞書といったものが大勢を占めているというような実情もございます。そういうような授業に生かされる図書の整備ということにも目を向けながら、計画的に蔵書を進めていかなければならないと、このように考えておりますし、また、何より読書の習慣づけというものができませんと、幾ら本が学校にあっても読んでもらえないということになります。各学校では、朝読書の時間を設けて習慣的に本を読んでもらう、そのような時間を設定したり、また、家庭に対しても親子で読み聞かせを行うというような取り組みをしていただくように、学力向上プランで保護者のほうにもお願いをしております。また、授業の中でも読み聞かせサークルの皆さんの協力を得まして、国語の授業の中で読み聞かせをしながら、子供たちに読書になれ親しんでいただくという取り組みも実施しております。それらの積み重ねが、学校図書のみならず、図書館の読書活動のまた向上にもつながっていくのではないかなと、こう思っているところであります。そのような考え方を持ちながら今後も進めてまいりたいと思っておりますし、特に今、東藻琴地区の学校の充足率が低い分については、より重点的に整備をしていくように努めてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 品田好博

わかりました。中学校に関しては、進学ということもありますので、校長先生と話し合いをさせていただきましたけれども、気がついたのは意外や学校図書館の中には参考書という分類はないのです。意外やそろえていないのです。ところが、中学校時代というのは、参考書というのは物すごく大事だなと。教科書とともに大事なものでないかなということだろうなと、私は個人的な経験上そう思います。全体に、参考書が全部の人に必要かどうか、わかりかねますけれども、ある程度の参考書があっていいだろうなと、中学校の部類はと、そんな気がしております。そんなことで、1番目の問題については終わらせていただきます。2つ目のことでございますけれども、町長さんから、るる説明があったわけでありますけれども、合併6年目を迎えております。徐々に地域審議会が、本当に意味ある審議会になるよう、また、充実した審議会になるよう徐々に改編していってもおかしくはないだろうと。法律上だめだということはない。10人が20人になってもおかしくないだろうし、各層の意見を聞くには格好の材料だというふうな気がします。たまたま地域懇談会だとかいろんなものをつくるけれども、本当は幾つも幾つもいろんなものをつくるのではなくて、何か合併を機にして地域審議会をずっと大事にしていくということが、一体感の醸成につながっていくというふうにも考えておりますので、町長の考え方をお聞きしたい。また、町長さんがおっしゃいました、開催告知はしている、傍聴も可だ、公開をしている、議事録もホームページを通じて情報の提供はしているとあります。ふれあいトーク等も今回広報にも載っけたり、別冊はつくらなくなったのかもしれませんけれども、地域審議会も同様に広報紙でやっぱり出す。そして、基本的には閲覧に付すということが大事であろうなと。その閲覧の場所も、やはり複数あっていいだろうなというふうな考え方をします。また、町長さんみずから自治基本条例についても言及なされましたけれども、1項目あります。審議会等の会議が終わって会議録ができた場合は、町民に閲覧に付すというふうな条項もありますし、町長さんも一読しているのかな、中間報告は一読しているのかな。そんなことがあれば、とりあえず発布までなくても、どんどん、どんどん実行できるものはしていただきたいと思っています。私は、10年後の位置づけと存続のあり方については、ちょっと聞き漏らしてしまいましたけれども、私の意図するところはそういうことでありますので、いま一度町長のお考え方を示していただきたい、このようであります。

答弁 町長

地域審議会、6年目に入っておりますが、10年間の期限を決めて条例を制定し、内容が決まってきているものでございます。この10年間につきましては、今のところその条例の内容、根幹をいじって改編をするというような考え方は持ち得ておりません。その後についてのお尋ねなどもありましたけれども、この10年間の実績といいましょうか効果、そういうようなものを考えながら、また、自治基本条例の関係について、今いろんな御議論をいただいております。その方向性を見ながら、それ以降については考えていかなければならないのではないかと、そのように思ってございます。また、現在の地域審議会の公表の仕方、当然先ほど言いました、ホームページに載せているという言い方をしましたけれども、ホームページ、なかなか得手でない方もいらっしゃるのではないかというようなことで、当然結果などについては行政機関、役場の中で閲覧に付している部分ももちろんございます。しかし、また役場まで来なければならぬのかというようなこともありますので、先ほども御答弁申し上げましたけれども、その概要などについて町の広報などにも載せて、どういうような御意見が出ているのかというようなことなどについても、今後お知らせをしてまいりたいと、そのように思います。

質問 品田好博

ありがとうございます。私は、2つの審議会を傍聴しまして、偶然ではなかったと思いますけれども、必ずこの種の審議会というのは100%出席をなさるということは、まずもって不可能です。10人であれば、この間も3人ぐらいは欠席の地域があったと思いますけれども、必ずお一方、お二方ということになれば、どんどん機能が低下してしまうわけですから、そういう側面があります。自治基本条例の検討委員会は、物の見事それがまともにいってしまって、八十数名が今現在十五、六名ということになります。補充もなかなか思うに任せず、今日まできているということでございますので、長きにわたってやる審議会は特に、そういう可能性が出てくるという私の考え方もありますし、町長さんもそれは考えているのだろうなと。スケジュールだけこなせばいいという形でなくて、やはり実質的な実をとるということを優先に考えて物事を進めていかなければ、形骸化してしまうと。そういうものというのは、町民がもう気がついてしまって、何度呼びかけても、公開をしても出てこない、傍聴も来ない。我々議会も残念ながらそうなのですけれども、議会もこれから議長さんの言う開かれた議会、動く議会ということで、みずからが動いてお話を伺うというふうな積極性を考えているところでございますので、行政におきましても、より一層のそういう公開と提供と町民の町政に対する参加意欲を募っていくために、何をなすべきかを考えてやっていただきたいという気がします。いろんなものは考えているけれども、なかなか目鼻が立たないということもあるでしょうけれども、やはりそういうものを執念でもって、誠実さを持って対応していくということが大事なことであろうなと、こんなふうに思うわけです。そうでなければ、すべての努力はする必要がなくなってしまいますので、よろしくお願いをしたいと思います。以上をもって終わります。

答弁 町長

自治基本条例の検討委員会と、この地域審議会の性格、若干違うところがあろうかと思います。たまたまごらんいただいたといいましょうか、傍聴されました委員会において、何名かの委員さんの欠席があったかというふうには思いますけれども、決して固定化されているわけでもなく、そのことが非常に大きくなって、その委員会の中で問題視されているわけでもないかと、そのように思っております。確認はしているわけでありますけれども、どうしても御都合がつきかねたということで、また別な機会に来られて、堂々といろいろな御意見など賜る方ばかりでございますので、そういった御懸念の部分には及ばないかと思っておりますが、ただ行政といたしましては、そういう工夫を怠らないようにしていかなければならない、そのようにも感じてございます。できるだけ大勢の皆さんの意見が、この地域審議会の中で反映される、その工夫を今後とも努めてまいりたいと、そのように思います。

出典:大空町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月21日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる