雄武町議会 令和6年3月議会 2024年3月12日
髙橋町長が町政の緊急課題としている国保病院の運営改善について
2024年3月12日、雄武町議会の一般質問で、嶋村義文議員が「髙橋町長が町政の緊急課題としている国保病院の運営改善について」質問し、町長 髙橋健仁、病院事務長 新谷朋人が答弁しました。
- 質問者
- 嶋村義文 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋健仁、病院事務長 新谷朋人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 9番 嶋村義文
それでは続きまして髙橋町長が緊急課題としている、国保病院の運営の改善の点について何点かお伺いしたいと思います。まず昨年12月の答弁で国保病院の現状について、出血しているのに止血、血止めをしていない状態だというふうに髙橋町長表現されました。また町民の病院に対する厳しい視線というのは十分感じているというお話でしたので、今回、就任してほぼ6か月経過しますけども、議論の過程で院長、経営については院長、事務長が経営を担う両輪だというお話ありまして、大きな問題については、設置者が介入していかなければならないというお話もされましたので、今回就任してから早急な何か改善策の手は打たれたのか、また今後予定している改善策があればちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 町長 髙橋健仁
ただいまのご質問にお答えいたします。大きなところではですね、まず入院稼働が非常に低いといったところで、院長のほうにお話をしまして、やはり病院収益について入院の収益というのは非常に割合的に大きいものですから、入院稼働について、やはりもう少し向上していただけないかという話をまずさせていただきました。その話をさせていただいた後に院長のほうから院内の幹部を集めてですね、特に看護部門のほうには入院を増やしていくといったところについて指示をされたというふうに伺ってございます。短い期間ですので、大きなことというのはどちらかというと地道なところがあるんですけれども、まず医師確保の問題がやはり大きなものでございますので、これは北海道庁地域医療課、それから地域医療振興財団への要請、そして中央に参りまして、北海道東京事務所、それから公益社団法人の全国自治体病院協議会、ここに自治体病院の病院診療所医師求人求職支援センターというのがございますので、そこの幹部の方にお願いをしたりですとか、そういった要請行動は行ってございます。それと紹介業者経由でございましたけれども、長野市在住の医師がご紹介いただきましたので、長野まで出向いてですね、直接会ってお話をさせていただきました。残念ながら私の思っている医師像といいましょうか、お願いできるところとマッチングが取れなかったものですから、採用には至らなかったんですけれども、そういったような動きをしてございます。それから今後の改善策というところでございますけれども、12月のときにも申し上げましたが、やはり経営強化プランをしっかり作っていくといったところで、ここにしっかり関与するということで、私自身も前職の時代、民間資格でありますけども、医療経営士という資格を取っておりますので、そういったところと、それから事務局長という立場とそれから経営企画部長という、そういったことを担当していた経験を生かしまして、この経営強化プランについてかなり深くですね、利用させていただきました。若干、ご説明申し上げると、やはり大きなところではこの病院をどうするかという話になったときにはですね、現状でいくのか、ダウンサイジングをするのかという話になってくるんじゃないかなと思います。それで嶋村議員さんとも色々お話をした経緯もございますけれども、滝上のような19床の診療所にするのか、もしくはダウンサイジングをしてどこかにお願いをするのかといったところも方法論的には色々考えられると思います。ここでそれをどう考えるかというところのひとつの入り口の話としては、この病院の規模が果たして適正かどうかって言ったところになると思います。ここを私はこの経営強化プランを策定するに当たりまして、しっかり関わらせていただきまして、それで潜在的にやはり病院の規模というのは病床数でありますから、ここについてどうかといったところを見たときに病院の規模、結論から言いますと病院の規模で現段階でいけるというシミュレーションがありましたので、そういう前提で病院経営をしていく必要があるだろうというふうにしたところでございます。そういう意味では、内容については先般、議員協議会でもご説明を差し上げたところでございますけれども、やはりかなり私は前職のときもそうですけど、前職でも広域紋別病院の経営強化プラン、直接の担当としてやりましたけれども、かなり首長の立場では深く関わって対応して新年度からしっかりこのプランに基づいてやっていきたい。ただ、このとおり行くかどうかといったところは、やはりスタッフの医療スタッフの確保なども出てきますので、そういう意味では、この計画に対して非常に大きな問題が出たときには、やはり次の一手を考えなければならないという思いでいるところでございます。
質問 9番 嶋村義文
今、町長お話ありましたとおり1か月、議会全員協議会で令和6年度から令和9年度に向けての国保病院の経営強化プランの説明があったんですけども、その概要版をちょっともう一度見せてもらって総合診療医の確保と令和8年度から25床の病床を地域包括ケア病床に転換に向けて検討するという項目がありますんで、ちょっとね、この辺もう一度詳しくちょっとご説明願えないかなと思います。
答弁 病院事務長 新谷朋人
まず総合診療医の確保ということで、医師の確保に関してはですね、様々な診療科があるんですけども、やはりなかなか総合診療医というのは確保が非常に難しいというところはあるんですけども、そういった方が望ましいという意味合いがございます。それと地域包括ケア病床に関してなんですけども、今の急性期病床に関しては急性期六ということで平均在院日数やなんかも21日というような形の中で、まずこのプランを立てるに当たっては、西紋の圏域でどのような地域医療構想というのが背景にあるものですから、この地域でどのような病床が不足かというところから入っております。その中ではやっぱり療養、それから回復期、今回うちが当院のほうでプランとして掲げた地域包括ケア病床というのは回復期病床という位置づけになろうかと。そうなるとやはりうちは老健施設も併設してるんですが、同じように在宅で生活できるような形にして、病院から戻そうよというような意味合いの病床になっております。それで先ほど町長の答弁でもありましたとおり、人員の確保、なかなかハードルとしても高い部分ではあるんです。全員協議会でもお話ししたとおりメディカルソーシャルワーカーの配置、それと病棟専門のセラピストの配置、それから在宅復帰率、そういったもの。在宅復帰率の中には今特養も入ってますんで、そちらに戻せるような形にして受け入れをしていこうというような病床になっております。それで平均在院日数、それから入院基本料、そちらについては経営面を考えたときに非常に今よりも良いというような状況から今回そちらを選ばせて、選ばせてといいますか、計画とさせていただいたところであります。
質問 9番 嶋村義文
髙橋町長、新谷事務長とはちょっと私の認識ちょっと若干違うかもわかんないんですけども、経営改革プランのところにこういったコメントがあるんですけども、経営形態に関する検討について、安定した病院経営の継続が困難となる事態が予測される場合には、持続可能な地域医療の提供を図るため、経営形態の見直しについて検討という文言が入ってるんですけども、私の認識としては、今まさに持続困難な状況だというふうに私は感じてるんですけども、髙橋町長の認識ではまだ十分やっていけるという考えなのかも分かりませんけども、この状況、今の病院の経営状況が今後どう推移していくか分かりませんけども、昨年の12月、4億3800万の補正をした後、年度明けにまた1000万追加で4億4800万と。もう10何年もこういった状況が続いているということで私はもうまさしく危機的な状況だと思うんですけども、髙橋町長が言う、雄武町の確かな未来というためにはこの繰入額をいかに圧縮していくかというのはもう緊急の課題だと思うんですよね。その辺の認識違うように思うんですけども、お考えあればちょっとお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 髙橋健仁
私はこの強化プランを策定するに当たってはですね、雄武町の患者の潜在的な動向について、きちっとしたデータがないなというのがひとつありまして、やはりそこをきちっとした上でどうこれを考えていくかというところが必要だというふうに思いまして、このプランに至ったところでございますけれども、現状厳しいというのは、基本的には嶋村議員と同じ認識ではおります。おりますが、やはり潜在需要があるのにですね、ダウンサイジングだけ先行するというのは、それは少し早いのではないかというふうに私は思いました。ですので、実はこれは広域紋別病院のときもそうだったんですけども、あそこ許可病床150床です。実際、稼働病床は、感染症病床2室ありますけど、113床です。あとはほぼ1病棟ぐらいはですね、空いている状況です。それはなぜかというと、医師看護師の数が足りないからなんです。そしてなおかつ113床の病床のうち稼働がどのぐらいかというと、6割かそのくらい。ただ、やはり二次医療という、そういった基幹病院としての役割を考えたときに150床というのをベースにして、あれは急性期三病棟だったんですけども、1病棟は回復病棟にしましょうというふうにしました。それはやはり潜在的に患者の動向がどうなんだというのを前提にしたものですので、じゃ財政状況、経営状況を考えるときに繰入れどうなんだということで考えますと、やはり優に10億以上超えるということです。そして、基金が、私がいたときであと3年で枯渇します、あと2年で枯渇します、そのあとどうすんだ。構成自治体から負担金とるのか、市がその分増やすのか、7億基金が出してますから。ですから、こういった問題が必ず出てくるんです。ですから、お金の話でいきますと、まさに嶋村議員のおっしゃるところに私も思うところはあるんですけども、まずはここの病院はこういう役割でこういう受け止める病院でいくということをまずしっかり作って、そしてそれに向かってやっていく。そのときに、やはり色んな障害があると思います。問題があるんだと思いますから、そこはしっかり乗り越えられるように今はそう考えてやりたい。ですから診療報酬というのは行政なんかというのは行革というと、どちらかと引き算になりますけれども、診療報酬関係というのはどちらかというと、なかなか人を見つけるの大変なんですけども、増やして収益が増えるという場合もありますので、そういったこともしっかり考えながら、時間的にそう長い時間はかけてられないと思いますので、その辺のところも念頭に置きながら、まずはこの計画をしっかりオープンにして、これに向かっていくんだといったところを肝に銘じてやっていきたいなという考え方でございます。
質問 9番 嶋村義文
昨年10月に町民対象の病院に対するアンケートが実施されております。行政の連続性がありますんで、前任の町長のもとでの実施ですけども、この病院アンケートの実施の意図について若干お伺いしたいと思うんですけど。
答弁 町長 髙橋健仁
ただいまのご質問にお答えいたします。病院のアンケートに関しましては、私の着任以前から実施の決定がなされていたものでございますけれども、担当のほうからは住民ニーズの再確認と全ての住民の声を聞くよい機会ととらえて、住民基本調査と併せて町民アンケートを実施したという、そういう報告を受けているところでございます。詳細等につきましては担当のほうからご説明をさせていただきたいと思います。
答弁 病院事務長 新谷朋人
嶋村議員から資料提供ありまして、資料の中にも目的ということで記載させていただいてたかなというふうに思いますが、議会の中でもですね、病院に対して毎回のように色々な質問、それから議論を重ねてきたものというふうに私どもは認識しております。そのような中でこういったアンケートというのが、私も平成22年ぐらいにもいたんですけども、そして事務長として戻られても5年になるんですが、アンケートを実施したことがあるということは聞いてたんですけども、なかなかいつのもので、ちょっと書類も探してみたんですけど、ちょっとなかなか見つけることができなかったということで、しばらく実施していなかったのかなというふうに思います。今の病院が建って平成15年に建って、住民ニーズも変わってきてるんじゃなかろうかなという部分もございました。そういった部分でですね、私どもとしては、今回、実施に踏み切ったところではございます。またですね、これまで議員の皆さんと議論を深めてきた中でですね、これまで2回の病院視察にうちの職員も同行させていただいております。この病院視察の以前からですね、議会で議論されているあたりからですね、先ほど町長から言われたとおりですね、何か自分たちでできることはないだろうかということがありまして、先ほど住民ニーズの再確認、それから全ての住民の声を聞くよい機会、今病院ではですね、接遇マナーの向上だとか、そういった取り組みを今年4月以降ですね、実施しているところではあるんですけども、今回の結果を踏まえて、その結果をですね、職員みんなで共有しながらですね、新年度の運営に生かせていければなという思いで今回実施させていただいております。
質問 9番 嶋村義文
集計結果見ますと、回答率が79.11%と非常に高いんですよね。ですからかなりの町民の方がご自分の意見をアンケートで表してくれたということで、ぜひ職員全体でこの中身を分析して、病院の運営に生かしていっていただきたいと思います。集計の中でちょっと私気になったのが、必要と考える診療科目という問いがあったんですよ。ふだん設置されてない科目の例えば耳鼻咽喉科だとか小児科だとか、そういう答弁があるのは分かるんですけども、実際診療科目として設置している整形外科を必要と考えている人が241名いて、消化器科という答えてる方が206名いるんですよね。この辺をどのように分析されてますか。
答弁 病院事務長 新谷朋人
先ほどもお話したんですけども、ニーズの再確認という意味合いの中で、今回の回答用紙におきましては、現在持っている整形外科、消化器、それからリハビリテーション、小児科、耳鼻科、その他というような、問いにさせていただいております。今回のこの数字を見る中で、一定程度、耳鼻科、小児科というのは、今、旭川医大から来ていただいてる中でもニーズは非常にあるのかなと。それと自由意見を見る中でも、耳鼻科、小児科の診療日数増やせないかだとか、そういった部分、大学との関わりがあるので簡単にはいかないんですけども、今持っている診療科に関しては、ある意味ニーズに沿って行われているというのが私的には思いました。それと消化器科なんですけども、なかなかカメラをやるとか、そういったときというのは人手がすごくかかって看護師の手もかかるというようなところもあって、なかなかできてなかったんですけども、今ですね、新年度からの体制の中で何かうまくこう緊急を要するケースもありますので、何かできる手法がないかということで、先生とは今、色々お話をしている最中であります。以上です。
質問 9番 嶋村義文
続きまして昨年、議会のほうからこの国保病院の運営問題について町民との懇談会を開いてくださいという要望をして、前石井町長は懇談会を開催しますという答弁をしたんですけども、結果、自治会長を招集した自治会長会議で町民懇談会をしましたという逃げの姿勢だったんですね、正直言って。非常に私は残念だったんですけど。それで今、約8割近い方がアンケートに答えていただけたということで、良い悪いは別にして、相当町民の方は国保病院について関心を持っていただいてるということなんで、ぜひ髙橋町長、新しい町長に就任したんで、行政課題いっぱいあってなかなかスケジュール難しいと思いますけども、できれば早い時期に町民懇談会を開催していただきたいというふうに私は思うんですけども、髙橋町長の考え方をちょっとお伺いしたいんですけど。
答弁 町長 髙橋健仁
はい。昨年の町民懇談会については自治会長会議で振り替えたというのが、前理事者がどのようにお考えになってそういうふうにされたのかは定かではございませんが、少なくとも町民の大きな関心事であるということについては、今、嶋村議員おっしゃったとおりで私もそのように認識しているところでございます。今後の病院の方向について病院をどういうふうにしていくんだといったところについては、これは説明責任があるんだろうというふうに思っております。また4月からはまた体制の変更もございますので、そういったところでは、今、病院に特化してやるか、それ以外にも町民の懇談会ということであれば、それ以外のことについても色々話をしたいという町民もいらっしゃると思いますので、その辺も併せまして遅れることなく、計画をしてやっていきたいなという考え方は今の段階では持ってございます。
質問 9番 嶋村義文
ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。今回の議会の行政報告、冒頭で秀毛先生が何とか雄武に残っていただけるということで、私も秀毛先生、2か月に1回は診察を受けて、色々健康についても色々お話ししてるんで、非常に喜ばしいことだと思ってます。それで私はね、ぜひ院長が代わって新しい体制になったということで、病院が町民に近づくというアクションをぜひ起こしてほしいなと。なぜかというと、気持ちがね、若干離れちゃってるんですよね、今、町民のね。意識が国保病院から。関心はあるんだけども、アンケートを見ても病院の診察を例えば自分の身内に勧めたくないという意見がかなりの数上ってるんでね。新しく秀毛先生が院長に就任したという機会で、国保病院が新しい体制になったよと。ぜひ病院を利用してください。私はね、病院はサービス業だと思うんですよ。やっぱりいわゆる公立病院が陥りがちな診察をしてやってるという意識で見られちゃったら終わりですからね。とにかくもうある意味お客様ですからね。そういった意味で町民に近づくアクションをね、ぜひ起こしてほしいなと思ってるんですけども、去年の11月ですね、芽室の町立病院の病院改革で武藤次長も一緒に行ったんですけども、実際、ある程度軌道に乗ってからですけども、病院まつりというのをね、病院自体で企画して町民に病院に来てもらって色んなイベントをやるんだと。病院独自の病院だよりを発行する。新しい看護師さんだとか、医師の紹介だとか、いわゆる技師さんだとか、そういった紹介記事だとか、色んな随筆を載せてみたりね。だから、病院が町民に近づく努力というのがぜひ必要だと思うんですけど、その辺どうですかね、そういう、今回秀毛先生が4月以降ですけども、院長さんに就任されるということですんで、ぜひね、そういうアクションを起こしてほしいなと思うんですけど、どうでしょう。
答弁 町長 髙橋健仁
今のご提案に対しては、私も同感でございます。秀毛先生はですね、北海道国保診療施設連絡協議会というところで「北診の輪」というのが機関誌出てまして、これに結構投稿されてる。そうすると、秀毛先生ってどういうことおやりになってる、こういったことも広報できればなというふうに思っておりますし、そして実は今嶋村議員おっしゃったことはですね、実は広域紋別病院でも実践してたんです。コロナでちょっとできなくなりました。当然その新しいスタッフの紹介であったり、それから病院まつりであったり、コロナに入る前は地元の吹奏楽団がロビーで演奏会、クリスマスの時でしたかね。そういったことでですね、実は住民が病院に近づいてもらえるということは必要でありまして、親しみを持った病院、そして病院ってこういうことをやってるんだ、できれば色んな調剤薬局さんとかタイアップをしたりしてですね、よくあるのが薬剤師さんの薬の調合をですね、やってみたり、そういうものモデルを使ってですね、やってみたりですとか、そういった疑似体験的なものがあったりとか、というのを病院まつりとかでやってるわけですね。ですから、それはやはり患者さんが安心して病院に来られるというような、ひとつの動機づけでもありますので、ぜひそういうことについては前向きに考えていきたいと思います。
質問 9番 嶋村義文
先日の議会の総務文教常任委員会でも秀毛先生が就任したら、一定程度落ちついてからでもいいから先生との懇談会を持ちたいなという意見も出てますんでね、ぜひそういうことでよろしくお願いしたいと思います。