雄武町議会 平成29年6月議会 2017年6月8日
家畜糞尿を利用したバイオガス発電の取り組みについて
2017年6月8日、雄武町議会の一般質問で、嶋村義文議員が「家畜糞尿を利用したバイオガス発電の取り組みについて」質問し、産業振興課長 横田和幸、町長 中川原秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 嶋村義文 議員
- 答弁者
- 産業振興課長 横田和幸、町長 中川原秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 3番 嶋村義文
先ほど話しました、いわゆる浦河町のルピナス館という介護施設なんですけども、雄武町の議会として今年の秋の視察に行こうということで話してますんで、出来ましたら町の担当者も同行して実際2億円でどの程度の校舎がどのように改築されたというの一応見てみる必要があると思いますので、その節にはよろしくお願い致します。続きまして家畜糞尿を利用したバイオマス、バイオガス発電の取り組みについてお伺いしたいと思います。家畜糞尿の散布の時ですとか、スラリストアの曝気の時に結構不快な臭気が出ますんで、そういった苦情ですとか改善提案ですとか、そういったものが町に寄せられたことがあるのか、その他、その中身はどういった中身なのか、ちょっとお知らせ願いたいと思います。
答弁 産業振興課長 横田和幸(産業振興課長は2019年3月まで)
まず家畜糞尿に対する臭気の苦情でございますけれども、過去5年間におきまして1件の苦情、苦情的なものではございませんが相談的なものが2件、役場に寄せられてございます。内容につきましては昨年水産加工業者の方からですね、スラリーの散布時にですね、それに伴う臭気の影響を受けまして工場の稼働を一時停止する事態となっているので、何とかしてほしいということで役場に寄せられまして、役場としましては該当する農業者に苦情の内容を説明してですね、スラリーの散布に当たりましては十分注意するよう指導して、その後問題は発生してございません。その他相談等につきましては、これも水産加工業者の方からでございますけれども、今後大きな牧場が建つということで、将来、臭気の問題等が発生しないかという、そういうような相談でございましたので、それにつきましては農協とも協議しまして、農協の方から説明に伺いまして了承を得ているところであります。もう1点につきましては一般町民の方から臭いが、暖かい日、窓を開けていると臭いが入るということもあるということでございますけれども、一次産業の町ということで理解はしているけれども、こういう声があるということを農協に伝えてほしいということでありましたので、役場の方も環境衛生係と農務係で農協に出向きまして説明した結果ですね、今後農協の方でも堆肥撒き始める前にですね、全農家に対しまして注意喚起を行うということで確認してございます。それで相談者にはその旨伝えて了承を得てるところでありまして何かトラブルになっているようなことは今のところない状況でございます。
質問 3番 嶋村義文
いま課長おっしゃった通り、雄武町は酪農畜産の町ですんで、一定程度許容しなければならない面はありますけども、その許容の限度を超えるとね、やっぱりけっこう大きな問題になってくると思います。それでここ恐らく4、5年だと思いますけども、農家の規模拡大が進んで、いわゆるフリーストール方式の飼養形態が非常に多くなってきています。以前は尿と糞というのはきちっと分かれて、それぞれ散布してたんですけども、今は尿も糞も全部一緒になりますから。草地の管理上、スラリーの直接散布というのはあまり良いことじゃないんですけども、特に最近雄武の市街地周辺で規模拡大が急激に進んでますんで、恐らく町民の皆さんはここ2、3年、かなり臭いがきつくなってきてるというのは厳密に感じていると思います。その後、昨年から今年に掛けて3つの大きな法人が出来ますし、それから畜産担い手育成総合整備事業で新たに1戸か2戸また規模拡大する方いますんで、今まで以上に臭気の問題がクローズアップされて、これより下がってくることはないと思います。そういった関係で道内各地で一番大きな問題はこの臭気の問題を改善するという名目でバイオガスのプラントがどんどん出て来てます。そういった中で例えば興部ですとか西興部が具体的に、興部はもう昨年施設が出来てますし、西興部も今年と来年でやるということ、動きが出てきてますけども。そういった動きに対して町としてはどのように考えてますかね。
答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)
家畜糞尿の処理につきましては現在町内の農業者において堆肥として草地やデントコーン畑に還元されておりまして、今のところ地域住民からは多くの苦情やトラブルもない状況にありますけれども、今後、議員ご指摘の通り、協業法人の設立や家族経営の規模拡大が進む中で堆肥化に必要な労働力が不足することも想定されまして、堆肥化されない糞尿による悪臭や水質汚濁など住民生活や環境への影響が懸念されるところであります。こんなような中で家畜糞尿を利用したバイオマス発電につきましては悪臭や水質汚濁の問題を解消する他、家畜糞尿処理コストの大幅な削減、副産物として得られる消化液の利用による化学肥料の低減や再生敷料の利用による経営コストの削減、更には新たな雇用の創出による地域の活性化など本町の基幹産業であります農業の持続的発展を図るために有効な施策であると強く認識しております。従いまして今後、家畜糞尿を利用したバイオマス発電につきましては、北オホーツク農業協同組合や関係機関とも連携しながら先進地の調査や導入の可能性等につきまして前向きに調査研究を進めていく考えであります。