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雄武町議会 平成23年12月議会 2011年12月13日

再生可能エネルギーへの取り組みについて

2011年12月13日、雄武町議会の一般質問で、福原峯雄議員が「再生可能エネルギーへの取り組みについて」質問し、町長 中川原秀樹が答弁しました。

質問者
福原峯雄 議員
答弁者
町長 中川原秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 1番 福原峯雄

次に再生可能エネルギーへの取り組みについてであります。東日本の大震災によって福島第一原発事故というのはそれから9ヵ月も経ちましたけれども、未だに深刻な事態が続いております。今回の原発事故を見て、この事故は自動車とか飛行機とかそういった事故とは全く違う異質な危険を感じている、そのことは私だけはないと思います。一度原発事故が起きて、放射性物質が放置されると被害はどこまでも広がります。これを抑える手立てはありません。しかも被害ははるか将来に渡る可能性があります。特に子供たちへの健康被害が本当に心配です。しかも福島原発周辺の自治体が丸ごと存続の危機に晒されている、そういうことを見ると本当に地域社会そのものを崩壊させてしまう、そういう危険も合わせもっている、そのことが毎日のように報道を通して私たちの目の前で展開されております。除染をしてはいますけれども、その広大な山林の除染というのは不可能だろうと言われております。こうした事態を受けて今全国各地で自然エネルギーへの取り組みが急ピッチで進められております。日本における自然エネルギーの量というのは、これは環境省の調査なんですけれども、その調査でも今ある原発54基の発電総量の40倍にあたるそうです。しかも北海道は自然エネルギーの宝庫と言われてるわけですよね。もともとCO2削減に貢献するという意味でかなり早くから全道各地でその取り組みが行われていますけれども、私8月にオホーツク振興局に行ったんですけれども、その時、局舎の屋上に太陽光のパネルがずっとありまして、その職員に聞きますと、局舎、庁舎でない、局舎というんだね、今ね。局舎で使う電気はその屋上の太陽光発電で全て賄っているということを聞きました。改めて自然エネルギーの大きな力に大変驚きました。全道各地の取り組みを見てみますと、近いところで津別町では木質バイオマスによる発電を行っています。年間1800万キロワットを発電しているそうなんですよね。その発電量というのは、だいたい一般家庭5千軒分に相当する、そういうことだそうです。木質バイオマスというのは森林整備の際に発生する間伐材とか、それから枝とか葉っぱですね。それから木工場で出てくる木の皮、こういったものを解体してチップ状にして、それを燃料にし、燃料にするということですね。それからペレットに加工して、更にそれをフィレット状に加工して、木質ベレットというのかな、燃料にする、そういうことなんですけれども、森林資源の豊かな北海道ではどこでもこのような計画が可能で美幌町では7年、平成じゃないね、2007年だと思うんですが、地域新エネルギービジョン、こういうものが策定されて、それで森づくりと、それから自然エネルギー、その両立を目指して、まさに官民一体となって地域経済の循環に貢献しております。有名なのは下川町でして、道内一の木質バイオの町となっております。五味温泉というのは木質ボイラーで温泉を温めて、しかも中の暖房も全て賄っているそうであり、その他にも様々な施設での、つまり公共施設でも暖房として利用していますし、今ですね、小型発電所の建設に着手する、その準備を進めているそうであります。札幌市でも、環境都市札幌ということを掲げて民間への助成を行う。それから公共施設への太陽光発電、そこに力を入れており、既に学校なんかは今年度を含めて57校、そこに太陽光発電を設置しているそうであります。こういった先進地域の自然エネルギー利活用の例を挙げれば、全道あちらこちらでやっているので切りがありませんが、特徴的にはいずれもですね、地元の産業と深く結び付いて雇用の確保にも大きく貢献しているということだと。自然エネルギーにはこの他にも太陽光発電言いましたが、風力発電とか小水力発電、地熱発電などよく知られていますけれども、我が雄武町でも先進の例に倣いながら足元でどのように自然エネルギーの活用を進める事が出来るかっていう考え、そういうことを考える時期がまさに今来てるんじゃないかと思うんですよね。まず農協とか漁協、それから商工会、森林組合など地域産業に係わる人達に呼び掛けて、自然エネルギーの専門家を招いて勉強会を開くなり、それを足場にして協議会の発足に繋げていく、このようなスケジュールを立てて、まず町の指導でそこから始める。そのことを提案したいと思いますけれども、町長の考え方を伺いたいと思います。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

バイオマスと小水力発電、それから風力発電につきまして、町の考え方を申し上げます。家畜排泄物を利用致しましたバイオマス発電施設につきましては、オホーツク管内に7ヵ所ありますけれども、現在稼働している施設は2ヵ所でその他については休止しております。バイオガス発電施設につきましては、施設費や運営費に多大な費用を要する他、北海道では糞尿の凍結も大きな課題となっております。また木質バイオマスにつきましては、管内では滝上町のほか、4ヵ所生産されておりますが、雄武町には製材工場がありませんので、林地未利用材を資源として活用する他ありませんけれども、林地未利用材の搬出には多大な費用を要しますし、生産施設や木質ベレットの需要確保など多くの課題があります。それから小水力発電におきましては、雄武ダムやそれに伴う用水路施設等の活用が考えられますが、施設費や運営経費に多大な費用を要します。従いまして現在の状況ではこれらの導入は検討の余地もありませんけれども、施設費や運営費の低減に関しまして、安価に対応できる技術革新があれば検討することもやぶさかでないというふうに思っております。それから風力発電に関しましては、風力発電の可能性について平成12年度に検討致しましたが、NEDOの選考で風強から採択困難の判断がなされております。道内では風力発電は積極的に導入された地域もありますが、初期投資に多額の経費を必要とするだけでなく、設置後の維持管理にも大きな経費を要しますし、更に耐用年数等からも大変苦労されている実態を見ますと、これも現在のところ検討の余地はないと判断しているところであります。

質問 1番 福原峯雄

現在、様々な技術が発達しておりまして、例えば今風力発電のこと言いましたけども、確かに興部にあるようなああいう大きなものですと日本では生産していないと。故障した時に暫く休止してしまう。建設費も大変掛かる、維持費も掛かるというふうになっていますけれども、今、その小さい風力発電というのが研究されております。私が要求したのは、つまりそういったものも含めて専門家にやっぱり話を聞く、何とか町内の様々な人達と一緒に相談をする、その足場を作ろうじゃないかというのが提案なんですよね。そのことについてはどうなんですか。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

今のところそのような考えは持っておりません。しかし、2、3年後についてこれらの何て言いますか、技術革新が見えてくる状態であれば、議員言われた勉強会なりも考えていきたいというふうに思っております。

質問 1番 福原峯雄

例えば今、木質バイオマスのこと言いましたけれども、今一番大きい発電量持っているのは実は川崎なんですよね。あそこには山はないけれども廃材がいっぱいある。つまりそれを利用している。つまりね、色んな方法があるんだということですよ。だからそのことを町内の様々な作業に係わる人達と相談する場を持とうじゃないかということぐらいは待ったって構わないんじゃないですか。そのことを要求してるんですよね。勉強会を持とうじゃないか、そういうことです。そのことも駄目だと、そういうことですか。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

その物があるからの他にですね、施設費や運営費の経費が多額を要するというものでありますんで、その辺も含めた安価に対応できる技術革新があれば、検討もやぶさかでないと私は先ほど申し上げました。

質問 1番 福原峯雄

先ほど下川町の例を挙げました。下川町では先ほど言った木質のベレットとか、それから単なる木くずだとか、そういったものを町を挙げてやっております。今ですね、木質ベレットを作るのに確かに大きな機械が必要だっていいますけれども、採算に合うような、採算ベースに合うような状況に今下川町でなってきている。そういう報告があります。やっぱりそういうことも含めて考えるということはやぶさかではないんじゃないと思うんですけれども、それも考えないというわけにはいかないでしょう。勉強会ぐらいは開きましょうよ。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

下川町はですね、木材の町ですから雄武町と比較することが如何なものかと思います。先ほども言いました通りですね、雄武町には製材工場がない、従って木屑が発生しないというふうに私は言いました。それから林地未利用材の搬出については多額な費用を要するというふうに言いました。そういう状況から考えると今の段階では検討の余地はありません。ただし、何回も言いますが、安価に対応できる技術革新があれば検討することもやぶさかでないということですので、この考え方は変りません。

質問 1番 福原峯雄

平行線なようですので、話はこれで納めますけれども、各地でですね、今まであったような方法ではなくて、本当に様々な取り組みでこういった自然エネルギーを取り入れるという方法が模索されております。何とか、そういう方法はないかということについて私も勉強しますけれども、町としても将来を見据えて、そのことに対して気を配って頂きたいと思います。

出典:雄武町議会 平成23年12月議会 2011年12月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる