雄武町議会 平成22年12月議会 2010年12月14日
新年度予算について
2010年12月14日、雄武町議会の一般質問で、花田一夫議員が「新年度予算について」質問し、町長 田原賢一が答弁しました。
- 質問者
- 花田一夫 議員
- 答弁者
- 町長 田原賢一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 11番 花田一夫
最後ですが、田原町政4期目の最後の予算が3月議会で新年度予算を組まれるわけですが、毎年、町長の思いの中で色々予算配分されていると思うんですが、全てが私は重点項目だと思ってどれひとつ軽視する問題ではない、全てが町づくりの原点、これが分かるんですが、4期15年やってきて、これだけは最後の、4期目の最後の予算で重点に置くものは何なのか、ひとつお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)
私自身の考え方として節目の年度で重点施策を取り行うということは基本的に考えておりません。ご承知の通り雄武町は総合計画、これを第一義的に考えておりますし、そういう意味合いからして私の理念であります、人間愛に基づいた豊かで活力のある町づくりということからすると毎年度同じ共通した思いを持って予算の編成に当っておるところでございます。
質問 11番 花田一夫
確かにその通りなんですけどね、町長ね。聞きづらいことなんですけど、自分がもし辞めた時にですよ、これだけはやり残したな、もう少しやってる時に重点にすれば良かったかなということが私あるのではないかなと思うわけですよ。ですから今の質問したわけですが、これ以上のことは言いません。それでですね、やはり町長の言ってる人間愛に基づいた雄武町というのは、全ての面で網羅してるというわけですが、私はご承知のように今年は我々が予想しなかった浜が相当の水揚げがあって生産者の皆さんも、それに付随している加工屋さんも大変喜んだわけですが、町づくりの原点はやっぱり私は人づくりと言いながら、やっぱり産業振興なくして私は町づくりはならないという思いがしてます。それで度々この産業振興で町長に色々質問させて頂いておりますし、町長も産業振興には随分配意をして頂いております。ただなかなかこの産業振興については一長一短に解決する問題ではありませんが、この産業なくして雄武町はあり得ないという中で新たな産業振興のために企業誘致を含めてですね、町長どのような考えを持っているのか、お尋ねしたいと思います。
答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)
産業振興についてはご承知の通り基幹産業を如何に育てて第6次産業まで結び付けていくか。要するに完結型に今後していかなければならないというふうに思ってますので、特に企業誘致に関してのご質問でございますけども、私はどっちかというとですね、企業誘致型の政策で地域が持続可能な地域になるというふうにはあまり思ってないタイプなんですよね。これが見解の相違があろうかと思いますけども、要するに企業誘致というのは他力本願でございますから、非常にリスクが高いということでございますので、そのリスクをですね、地域に住んでいる町民に負わせるのは私自身あまり得手でないんで、どちらかというと企業誘致については積極的に過去も取り組んでおりませんし、これからも積極的に取り組むということはしない。ただ内包されてる、誘致するぐらいの企業を内包されてるもので育ててくということについては一向に挑戦を非とするものでございませんから、どんどんやっていきたいというふうに思ってるし、今回もですね、予算の中で少ない予算の中でございますけども、例えば産業に結びつく一点は北の魚つきの森の環境整備事業で約2300万ほど予算付けしたんですけども、これなどは将来、雄武町の産業振興の上にひとつの礎になる予算編成だというふうに自負をしておりますけども、そういうふうに着実にですね、取り組んでいかなければという思いで今年度の予算編成をしたところでございます。
質問 11番 花田一夫
町長のおっしゃる通りになかなか企業誘致といってもですね、人口のいない時に企業誘致はなかなか難しいと思う。ただ私は企業誘致がなされなくても町長の今おっしゃったようにですね、如何にして今ある企業を力強く基盤のしっかりしたものにするかということが、やっぱりこれ最重点だという思いがします。それで2つほど町長にお尋ねしますが、漁業水産関係についてはそれなりに私は推移してると思うんですが、農業については年々離農者が増えて搾乳業者も減ってきてるという状況の中で、このままでいくと雄武町の農業はどうなるのかなという思いが、私ばかりじゃなく全ての方が思ってるんじゃなかろうかと思います。それで私もあまりよく分かりませんが、酪農の場合についてはなかなか家族経営でありながら誰かが病気になった時にもう短期間であればヘルパーでも使って対応できるが、それが長期間に渡った場合については搾乳の頭数を減らす、あるいは離農するという状況になってしまう。それであれば、そうなった時にでもですね、1農家が1戸経営じゃなくて起業しながらですね、3人なり4人で共同しながらファーム的なものでやってく場合については、労働者の提供ということで私は酪農を続けられると思うんですよね。現に雄武でも3軒、あるいは4軒の中でファーム的なもので作ってる経営者がいるもんですから、それらのものをきちっと整備するとこの離農する人達も私減るんじゃないかと思うんですが、それらについての今後含めて農業政策をお尋ねしたいと思いますのと、もう1点はですね、ご存知のようにニチロさん、大企業が撤退して、それに従って雄武町の町の税収も減ってきました。労働者はそれなりにニチロに働いていた人の労働者も各工場に分散はしてると思いますが、それでご承知のように今年は何年ぶりに雄武町でイカが大漁で、その殆どが道南に陸送された。加工業者の皆さんは冷凍施設、あるいは貯蔵設備があれば冬期間これを加工して、3次加工、4次加工までできるのになという話をされてました。町長のご承知のように一企業でこの凍結能力、あるいは貯蔵能力を持つということは私は今のこの経済状況の中では大変難しいし、できる状況には私は雄武の業者の中ではまず無理でないかという思いがします。以前に町長にですね、センター冷蔵庫の建設をして頂いて、いま水産加工業者はじめ漁業者がですね、相当この恩恵を被っておりますが、まだまだ不足なわけです。先ほど言いましたように如何にして町が活性化して、そして活力あるということは、やっぱり働く人が喜んで働ける場所があること自体が私は雄武の活力ある町だと思う。ご承知のようにイカがこのように獲れた時にですね、20何畳の底畳の漁業者のところに5人なり6人のパートのおばさん、あるいはおじさん方ですね、イカの選別箱詰めだということでアルバイトなんかして働いて頂きました。それがやはり敢えては雄武町の消費にも繋がり収入の糧の安定にもなったと思うんで、そういうことでですね、是非、今お話ししました冷蔵庫の、あるいは冷凍施設等のですね、考えがあるのかないのか、2点ほど伺いたいと思います。
答弁 町長 田原賢一(町長は2011年9月まで)
農業に関してはですね、実はご承知のように農業基盤整備、これは政権が変わってからですね、国費で40%の減でございます。農業、持続的な農業というのはやっぱり基盤整備なんですよね。確かに色んな課題あるんですけども、この基盤整備をしっかりしていくということが基本であるわけですけども、これも政権が変わって基盤整備は必要でない、特に北海道はまだ基盤整備が未熟でありますから、この基盤整備の重要性というのは各地で声を大にして上げております。それで長年取り組んできたんですけど、なかなかそこに到達しなかった。予算が削られた。これで本当に先行き不透明になって後継者も、合わせて担い手まで農業に希望を失いつつある。ご質問の通り農業の将来はないということになると、本当に一生懸命農業に取り組もうという若者もいなくなる。ここで雄武町が農地再編整備事業というのを国が掲げておりましたから、同時に農地再編整備事業で、いま雄武町が農地として抱えている約1万ヘクタールの活用してる5千ヘクタールでございますから、あと5千ヘクタール余地があるわけです。この未利用の5千ヘクタールの農地を何とかして再編整備事業で生産性を向上させようと取り組んできました。道局もそれから農林水産省も全て雄武町のこの事業に賛意を示して頂いて大変採択のために努力をして頂いたんですけども、冒頭申し上げました通り今の政権では、これは良しとしないということで雄武町は採択になりませんでした。しかし、農水省も北海道局もですね、是非この事業をみんなで成功させようということでございまして、支援に約束を頂いておりますから、来年なるとか再来年なるとかっていう時間の話でなくて、目的達成のために取り組むということでございますから来年も採択要件に手を上げさせて頂きます。このことにおいてですね、要するに先ほどご心配しておりました、じいちゃんとばあちゃんで経営している酪農家もですね、例えば農業法人でしっかりしたものになると、言葉適当でないですけども、おじいちゃんもサラリーマンの1人、おばあちゃんもサラリーマンの1人ということになりますから、そうすると雄武の農業もですね、酪農業も光り輝くものになるという自負を持っております。それからもう1点の水産加工業、大変厳しい状況の中で皆さんのご苦労も肌で感じております。過去にセンター冷蔵庫で水産加工業に取り組む人達が大変喜ばれたということで実績も上がっておりますから、逐次報告しておりますけども実績も上がってるということで大変喜ばしく思っております。こういうふうに一時的にもですね、豊漁の時が来るとやはり飽和状態になるということで数に限りがあるという思いであるというふうに思います。私共は次の段階としては恐らく冷凍施設の要望の方が強いんでないかと、今の状況からみると。ただ冷凍施設というのは非常に競合する施設でございまして、この辺の整備をですね、是非、加工協を通じてそれぞれの加工業者の皆さん方が協力し合って、管理運営も自分達自らやるという約束がなされればですね、将来的にも是非、この整備も取り組んでみたいというふうに考えているところでございます。
質問 11番 花田一夫
私あまり農業の事はわかりませんが、今年一杯でまたどこどこが離農する、どこどこが離農するという話を聞くと、何か我が身つまれるような思いをしますんで、何とか離農しないで引き続き培った農業で頑張って頂きたいなという思いがします。折角立派なこれだけの草地をですね、そのまま放棄してしまうというのは本当に如何なものかなという思いが致します。それから水産関係の施設については一昨年町長にこの問題を提起したんですが、町長も是非雄武町も取り組みたい、それはやはりそれに携わる加工業者の考え次第だという話をして、加工協の方にも投げ掛けて頂いたんですが、なかなか加工協の方でもまとまりが付かない内に、今年枝幸町がこの問題を取り組みましたわね。ちょうどタイミング良く今年イカが大漁だったということで、言葉適当じゃないんですけど、しかしやったという思いが我々もしてます。どうかですね、町長いまおっしゃったように、この目的に向かって進もうというものは企業も町もですね、人並みのことやってたら決して私は目的達成はならないと思ってる。人の2倍も3倍も知恵を出して、汗をかいて初めて私はいくらかでも他の町村、あるいは他の企業よりもいくらかでも勝るものになるんじゃないかという思いがします。どうかですね、町長ばかりじゃなくて、職員の皆さんもやっぱり来年が本当に雄武町の将来の元年になるようなですね、年になるようにひとつ新年度予算に向かってはその配慮をして頂きたいということをお願いして終わらせて頂きます。有難うございます。