音更町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月17日
香害対策について及び鈴蘭公園一帯の自然環境を生かした里山公園づくりについての2点について
2019年6月17日、音更町議会の一般質問で、松浦波雄議員が「香害対策について及び鈴蘭公園一帯の自然環境を生かした里山公園づくりについての2点について」質問し、町長 小野信次、総務部長 岸本保、保健福祉部長 重松紀行、経済部長 傳法伸也、建設水道部長 鈴木康之が答弁しました。
- 質問者
- 松浦波雄 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、総務部長 岸本保、保健福祉部長 重松紀行、経済部長 傳法伸也、建設水道部長 鈴木康之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 16番 松浦波雄
おはようございます。このたびの統一地方選挙におきまして町民の皆様の負託をいただき、またこの場に立たせていただくことができました。さらに一生懸命務めてまいります。よろしくお願いいたします。それでは、通告に従い、香害対策について及び鈴蘭公園一帯の自然環境を生かした里山公園づくりについての2点について一般質問を行います。最初に、香害対策についてであります。NPO法人化学物質過敏症支援センターのホームページによれば、近年、柔軟剤、消臭スプレー、芳香剤、制汗剤など人工の香りつきの商品が続々販売されているが、それとともに体調不良を訴える相談がふえています。人工的な香り成分は、メーカー非公表ですが、化学物質でつくられており、これを吸い込み続けることで化学物質過敏症を発症しています。これは新たな公害であり、香害と言えます。化学物質過敏症は、2009年に病名登録されました。症状は、頭痛、吐き気、目まい、味覚障害、鬱症状など多岐にわたり、診断できる病院も医師も少ない。問題は、どこでも売られ、テレビCMでもあふれている商品が原因であることから、いつ誰が化学物質過敏症になっても不思議ではありません。さらに、化学物質過敏症に罹患した人は、パソコン、テレビ、電子レンジ、携帯電話、冷蔵庫などあらゆる電気製品から発する電磁波に反応する電磁波アレルギーを併発します。患者の8割が併発すると言われています。2012年、内山巌雄京都大学名誉教授、東賢一近畿大学准教授らが行った調査では、成人の4.4%が化学物質に対し高感受性でした。これは2000年の0.74%から大幅にふえています。このような状況を踏まえ、町の香害対策について伺います。香害について、町の認識を示してもらいたい。また、化学物質過敏症患者は、障害者差別解消法の対象となるのでしょうか。「香料を使った製品は、育児・保育の現場でも使われており、不調を訴えることのできない乳幼児に将来どのような影響があるのか心配される。」。この出典は、日医ニュース、平成30年10月5日、第508号であります。このように、日本医師会も懸念を示していますが、乳幼児を守るため町の香害対策はについて伺います。次に、鈴蘭公園一帯の自然環境を生かした里山公園づくりについてであります。鈴蘭公園及びその南側樹林一帯は、長い時間をかけて町民が自然と寄り添いながらつくり上げてきた自然環境であります。リスやモモンガなどの生き物が生息していると言われ、ワシやタカも飛来し、森林浴や花の観賞など、町民の心を和ませています。このようにさまざまな命を育む豊かな地域を次世代に残していくべき自然環境の一つであると位置づけ、環境保全すべき里山に指定すべきと私は考えます。地域における暮らしや営み、保全活動の取り組みを通じて守られてきた豊かな里山を広く町民に知ってもらうとともに、地域における観光資源にも活用できるものと考え、次の点について伺います。十勝川地域と市街地に隣接した豊かな自然環境を持った鈴蘭公園及び南側樹林一帯を音更の里山に指定すべきと思いますが、町の考えは。鈴蘭公園は、松浦武四郎の歌碑や神社など町の歴史と文化の再評価の可能性を持った地域と考えます。里山基盤整備プロジェクトの立ち上げを提案しますが、町の考えは。鈴蘭公園一帯は、十勝平野に自生していた野草、樹木が昔のままの姿で残されている場所として、小中学生の理科教育の自然観察や自然に触れる散策など、野草園としての可能性を秘めていると思いますが、町の考えは。自然環境や生態系の保全と活用のため、大学や専門家に依頼し、リス、モモンガ、ワシ、タカなどの生態調査を定期的に行ってはどうでしょうか。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
おはようございます。1点目の香害対策についての御質問にお答えをいたします。初めに、香害についての町の認識と、化学物質過敏症患者は障害者差別解消法の対象となるかとの御質問についてでありますが、香害、いわゆる香りの害につきましては、人工的な香料により、頭痛や不快感などの体調不良が誘発されるもので、化学物質過敏症の一つとも考えられています。日常生活で使用する洗濯洗剤や柔軟仕上げ剤、消臭剤、制汗剤などにはさまざまな香りが含まれております。これらの感じ方には個人差があり、使う人にとっては快適な香りであっても、その香りを不快と感じる人や体調を崩される人もおります。原因物質は人によってさまざまで、極めて微量の化学物質に対しても過敏症状を引き起こす可能性がありますが、その病態や発症メカニズムについては未解明な部分も多いことから、医学的に確立された定義や診断基準は存在していないものと認識しております。なお、化学物質過敏症は、低濃度の化学物質に過敏に反応し、重症化すると、日常生活はおろか、仕事や学業などの社会的活動、自宅からの外出も困難になるとされております。また、化学物質過敏症の人は、電磁波にさらされると身体にさまざまな不調があらわれる電磁過敏症もあわせ持つという調査結果もあり、関連疾患としての調査研究が進められています。いずれの症状も、日常生活に支障を来す点では同じと言われております。障害者差別解消法に規定する障がい者につきましては、身体、知的、精神、発達障がい、その他の心身の機能の障がいがある者のほか、社会におけるさまざまな障壁により継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける状態にある者と定義されており、化学物質過敏症の方につきましても、この法で定める障がい者になり得るものと理解をしております。本町において、香りの健康被害を受けている方々からの相談につきましては、昨年町民から1件寄せられ、診察可能な病院を紹介したところであります。なお、役場を初め公共施設とその職場、さらには保育園や学童保育所等において、今のところ香りにより体調不良等の事例は発生しておらず、町消費者協会にもそうした相談は寄せられていないところであります。次に、乳幼児を守るための町の香害対策についてでありますが、乳幼児は、香りに限らず、洗濯洗剤や柔軟仕上げ剤のほか、おむつ、お尻拭き、肌着等に直接触れるだけでも、刺激を受けて肌が赤くなったり、湿疹が出たりするなど、容易に体調の変化を来すことがあります。このため、本町においては、家庭訪問や健診、相談等の個別支援の際に、身体的変化への対応方法や低刺激製品の使用について、各家庭の実情に合わせた指導を行っているほか、パパママ教室やベビーマッサージ等の健康教育の際にも、乳幼児の健康を守るため情報を提供しております。みずから不調を訴えることができない乳幼児を香害から守ることはもとより、町民が香害の被害者あるいは加害者にならないよう、まずは、香りによって悩んでいる方や健康被害を起こしている方がいることを認識していただくことが大切であると考えているところです。町といたしましては、広報紙やホームページの掲載を初め、保育施設や子育て支援センターなどの交流の場所において、適量を使用していただくようポスターを掲示するなど、香りによる健康被害の知識や香りのある物は適量使用するなどのエチケットの普及、啓発に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。2点目の鈴蘭公園一帯の自然環境を生かした里山公園づくりについては、関連がありますので一括してお答えをいたします。鈴蘭公園につきましては、大正9年に当時の帯広町と音更村の共同組合により開園し、戦時中に一時的な荒廃はありましたが、昭和31年に帯広市都市計画公園として公園復興整備がなされております。その後、平成元年には管理権が本町に移管され、約15ヘクタールの総合公園として現在に至っております。御質問にもありますとおり、本公園は南側の十勝川とその河岸段丘や河畔林とも連なり、カシワやミズナラ林など原生林を思わせるような樹林が多く自生しているほか、桜の木やスズランが多数植生しております。また、その自然環境に適合した動植物も生息していることから、周辺の住宅市街地に囲まれた地理的な環境と豊かな自然環境を有する十勝を代表する公園としての評価も高く、十勝の原風景を伝える場となっております。平成29年7月には日本造園学会北海道支部より、公園の歴史、自然的価値、これまでの各種の公園の利活用などに評価をいただき、北海道で29カ所目となる「北の造園遺産」の認定も受けたところであります。鈴蘭公園の南側エリアにつきましては、昭和63年から十勝川の治水対策のため、堤防を木野側に約130メートル移動し川幅を広げる引堤事業が始まり、これに連動して行われた、十勝大橋の架け替え工事も含め、このエリア一帯事業は平成10年までに完了しました。これら国による治水対策事業を受けて、鈴蘭公園南側の国が管理する河川敷地のうち、高水敷の一部を十勝川水系河川緑地として都市計画決定後、国有地の占用許可を得て、パークゴルフ場や緑地、散策路などの都市公園整備を町が実施し、河川緑地公園として有効活用を図っております。なお、この河川緑地公園と鈴蘭公園をつなぐ河岸段丘の樹林帯は国の河川管理区域であり、河岸段丘崩壊の危険性、河畔林の樹林環境維持面などから保全エリアとなっております。また、鈴蘭公園南側と木野市街地に近い東側の河岸段丘につきましては、一部住宅地が隣接していることから、防災上の急傾斜地崩壊危険箇所に位置づけられております。道による土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域の指定に向け、本年3月15日に住民説明会が開催され、現在事務手続きが進められております。里山とは、人里に隣接した人の手の入った森や林、そこで展開される各種活動などと認識しておりますが、この鈴蘭公園エリアと河川敷地占用エリアを対象とした音更の里山としての指定や町としてのプロジェクトの立ち上げにつきましては、現在のところ考えておりません。町といたしましては、公園の自然景観の保全と公園内で展開される各種イベントでの利活用などのバランスを考慮しながら、引き続き適正に管理を行ってまいります。また、公園内には、大正8年に当時の帯広町が開町記念碑として建立した松浦武四郎歌碑がありますが、これらの歌碑など先人の歴史を今後もしっかりと受け継ぎ、庁内関係部局と連携しながら、必要な修繕等を含め、維持管理に努めてまいります。また、野草園として小中学生の理科教育の場とする可能性につきましては、鈴蘭公園内は、大きく多目的広場などの利用ゾーン、林床管理を行っている樹林ゾーンに分けられておりますが、全て一般の方が自由に立入り可能となっているものの、公園以外の河川区域については安全面の問題もあります。また、現状の小学校等における理科学習では、国見山や音更川左岸の音和の森、十勝川温泉周辺を対象地にしていることに加え、本町には豊かな植生を有する道立十勝エコロジーパークなども立地していることから、鈴蘭公園を野草園に位置づけることは考えておりません。川の学習という面では、十勝川水系の各河川における水辺の楽校での野外活動や対岸の帯広市側に設置されている川の駅、十勝川インフォメーションセンターにおいて、十勝川の生命や川のかかわりを学ぶ展示や子供たちが川で遊ぶための情報発信などが継続的に実施されているところであります。町といたしましては、関係団体と連携し、引き続きこれらの既存施設や各種情報の有効活用を図るとともに、利用者への情報発信や周知に努めてまいります。自然環境や生態系の保全とその活用のために専門的調査を定期的に実施することにつきましては、本町独自での鈴蘭公園を含む周辺エリアにおける生態調査は行っておりませんが、国による十勝川、音更川における河川水辺の国勢調査が定期的、継続的に実施されております。この調査による統一的な河川に関する基礎情報として、魚類だけではなく、植物、鳥類、両生類、爬虫類、哺乳類、昆虫についてのデータなど、調査結果は国から公表されているところです。これらの調査結果を有効に活用できることから、現在のところ町単独での生態調査を実施する考えは持っておりませんので、御理解をいただきたいと存じます。鈴蘭公園一帯のエリアは十勝の母なる川、十勝川によって育まれ、先人から引き継ぎ、次世代に引き継ぐべき貴重な自然と認識をしております。鈴蘭公園は町の内外から多くの人が訪れ、里山のような原風景を感じながら、憩いの場となっているものと認識をしております。今後も適正な管理を行うとともに、国とも連携して周辺環境の保全、管理に努め、さらなる利活用が図られるよう取り組んでまいります。また、これまでの歴史や豊かな自然環境など、鈴蘭公園の魅力を広く情報発信してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 16番 松浦波雄
御答弁ありがとうございます。まず最初に香害でありますが、今後私がこうがいと発言した場合は香りの害と御理解していただきたいのですが、この香害、そして化学物質過敏症はほとんど知られておりません。このような現状を踏まえ、認識を伺ったわけでございますが、町としてもおおむね私が思っていたような認識がほぼ一致しているのかなというふうに思いました。そして、答弁にもありましたが、あえてつけ加えますと、化学物質過敏症という病は病態が不明な点が多く、確立した診断基準も治療法も存在しないということでございます。大変本当につらい病気であるというふうに思っております。そして、罹患している本人でさえ気づいていない可能性があると、そういう病でございます。十勝管内でもなかなか診療してくれる病院もないというふうに聞いております。昨年町民からこの香りの香害について相談が1件あったということでございますが、実は本当は、苦しい以外でも、本当に嫌だなというような思いをしている方がもっといらっしゃるんじゃないのかなというふうに私は思うんです。なかなかそれを調査するというのは難しいところがあるとは思いますので、先ほど私が示したデータは、都会のデータも含んでおります。このきれいな空気の環境のよい音更では一体どれぐらいいるんだろうというのを調査したほうがいいのではないかと。そのやはり一番調査しやすいのは、役場の職員さんに、実際の問題、香りの害についてどうなんだというのを聞いて調査して、ある程度の音更のモニタリングというか傾向を把握してはどうかということを提案いたしますが、町の考えをお聞かせください。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
香害に関して職員のほうから調査したらいいじゃないのかというようなお話かと思います。実際今までこの香りの害で職員のほうから相談、あるいはそういう害があるんだということを職員の担当のほうに実際あったということはないんですけれども、松浦議員言われるように、もしかしたらあるのかもしれません。そこは調査してみないとわからないんですが、調査の方法、どういう方法がいいのか、そういうことも含めまして、もしそういうことで悩んでいる職員がいるとすれば、そこはやっぱり対応していかなければならないのかな。ただ、対応するとしても、周りの人の、周りのその職場の中で何とかその状況を打開していただくというような方法をまずとらざるを得ないのかなというふうには思いますけれども、いかんせんそういう相談が今まで我々のほうにも受けたということがないですので、その調査の方法も含めまして今後検討させていただければなというふうに思っております。
質問 16番 松浦波雄
このやっぱり香りの害というのはなかなか言いづらいんです。相談がないのは当たり前だと思います。やはり調査すべきだと思います。昔で言えば、たばこについても非常に苦しんでいたときがありました。でも言えなかった。最近はやっと言えるようになった。そういうことも含めて私は調査をしてもらいたいと強く要望いたします。次に、化学物質過敏症の患者は障害者差別解消法の対象となるのかと伺ったわけでございますが、その対象になるというお答えでございました。化学物質過敏症の患者さんは、他人と会うこと、店で買い物をすることなどをはじめ、心身の障がい及び社会的障壁により、継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける状態にあります。日常生活でさえこのような制限を受けるわけでございますが、災害時の避難、これは本当につらいというふうに聞いております。そこで伺いますが、災害時の避難所において化学物質過敏症の患者さん、または香りがきつくて耐えられないと訴えてきた人がいた場合、町はどのように対応されるのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、災害避難所等々、そちらに避難された方が化学物質過敏症患者であった場合ということでございますけれども、そういった患者がいらっしゃった場合には、まず、この病気そのものが治療法、確立したものはないということではございますけれども、こういった症状につきましては、まずその原因物質から遠のいていただくというのが一つあるというのがございますので、できれば、条件が整う範囲の中でこういった触れるようなところがないような措置をとりたいというふうに考えているところでございます。以上です。
質問 16番 松浦波雄
そうなんです。先ほどの調査の件でも言いましたけれども、やはりそういう人がいるということをまず把握するというか知っておく必要があると思うんです。私は今回こういう非常にレアな、非常に数が少ないかもしれないと思いつつこのような題材を取り上げたのは、やはりその人の立場になってみた場合に非常につらいんです。だから、そういう人がいるというのをまずは承知してもらいたい。そのために、今度は非常に混乱するこういう災害現場、そのときの対応、これについてもやはり考えておいてもらいたいということでこのような提案をしたわけでございます。そこで、災害時に化学物質過敏症や香害で苦しむ方への対応というのは、今申しましたように、理解不足のため、混乱する現場で難しいこともあるのかなというふうに思います。そこで、まずはこのような病気や香害というものがあるということの周知と、化学物質過敏症や香害に苦しむ人を事前に把握できるよう、避難行動要支援者名簿において避難支援等を必要とする理由を書き込む欄があると思うんですけれども、そこに何らかの例示とかそういう例文、例示などを工夫などをして、「あ、そういうことも書いていいんだ」と。町民が、「こういうことも書いていいんだ」というような配慮をしていただければなということを要望いたします。次に、育児、保育の現場での対応に移りますが、それぞれ子供のために本当に細やかな配慮をされているというのを確認いたしました。やはり子供の乳幼児の現場、これはやはり十分注意すべきではあります。今確認しましたように、本当に細心の配慮をされているというのは確認いたしました。次に、子供が長い時間過ごすのはやはり家庭であります。親が香料は子供に悪影響を及ぼすかもしれないということを理解してもらわなければならない。このため私としては、母子手帳を交付するときや子育ての各種教室または子育て支援サイトすくすくなどで啓蒙、啓発していただきたいと考えますが、町の考えをお聞かせください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、子育て情報サイトのほうでこちらにつきましては速やかに掲載して啓発に努めたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
ありがとうございます。先ほどの答弁もありましたが、この香害というのはなかなか理解されておりません。化学物質過敏症についても、その原因は実際のところは本当は特定されていないというのが確かに現状でございます。しかし、この香害というのはある程度のやはり努力によって減らすことができる。そこで、そしてこれに苦しんでいる人がもう現実にやっぱりいるわけなんです。やはり啓蒙、啓発が必要と考えます。札幌市など多くの自治体では、香りのエチケットをホームページへのアップや公共施設へのポスターの掲示及び広報紙などで啓発しているようでございます。先ほど要望した子育てでの啓蒙に加え、音更町でもこのようなことを行って町民に知ってもらいたいと思いますが、町の考えをお聞かせください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
御答弁のほうでもさせていただきましたけれども、私どもの認識も啓蒙、啓発というのはこの病気につきましては大事というふうに考えておりますので、ポスター等を子育て支援センターですとか交流のあるような場所に掲示したいと思っておりますし、広報紙やホームページにも掲載したいというふうに考えているところでございます。以上です。
質問 16番 松浦波雄
ありがとうございます。では、次に里山関連の質問に移ります。最初に私は音更の里山に指定すべきではと提案いたしました。そこでまず確認したいのですが、このたび新設された森林環境譲与税と里山の関連であります。林野庁の資料によれば、その使用目的として里山林の管理ができるようになっております。これは例えば町がどこかを里山と指定していれば使えるのか、もしくは里山と指定しなくても、里山林の管理に使いますと申告さえすれば使えるものなのかお答えください。
答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)
環境譲与税の使途ということで、里山も整備に使えるのかという御質問でございまして、使途の例としましては里山林整備ということでも示されております。指定するのか指定しないのかという判断でございますけれども、まずはそれが環境税として使用できるのか、その辺につきましては北海道とも協議して、その充当できるのかは相談してみなければちょっとわからない、はっきりとは答えられないんですけれども、指定する指定しないというよりは、北海道のほうでこれは充当していますよと認められればそれに充当できるのかなというふうには思っています。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
了解しました。今の答弁からすると、恐らく里山と指定しなくても使えるのであろうというふうに受け取りました。そういう状況でございますが、音更町は、先ほど答弁にもございましたが、森や草花、川辺の自然など、町の至るところで豊かな自然に恵まれた場所があります。だから里山に適しているところはたくさんあります。しかし、市街地に隣接しているにもかかわらず豊かな自然環境に恵まれ、そして町民からも親しまれている鈴蘭公園一帯をやはり里山に指定すべきかなと私は思います。そして、次に質問の(2)から(4)、つまり里山基盤整備プロジェクト、野草園、定期的な生態調査というのを関連しておりますので一括して質問いたしますが、まず野草園は、自然との触れ合いを通して植物を愛し育てることを啓発し、花と緑あふれるまちづくりの精神を普及し、自然との共生を図ることを狙いとするとともに、小中学生の理科教育の自然観察や自然に触れる散策など町民に親しまれる場所と考え、提案いたしました。また、自然環境や生態系の保全と活用のため、大学や専門家に依頼し、各種生態調査を定期的に行ってはとも要望いたしました。答弁では、国のほうで調査をしていると。十勝川、音更川流域一帯ということでございましたが、鈴蘭公園というのは非常に見晴らしもよく、万一里山と指定した場合は、どこからどこまでというのがはっきりわかる、わかりやすい場所でございます。やはり人というのは、どこからどこまでという範囲がわかれば非常に理解が進むという特徴を持っているというふうに私は思います。つまり、十勝川流域の生物、音更川流域の生態系と言うよりも、この里山に自生する植物、この里山に生息する生き物と範囲を限定して示せば興味や理解が高まるというふうに私は思っております。そして、いろいろな、記念碑を含め、子供たちの学習効果や町民の郷土愛につながっていくのかなと思います。そこで提案したいのですが、まずは、里山に指定するしないにかかわらず、せっかく調査、研究しているのなら、鈴蘭公園一帯の植物図鑑や生物図鑑、これは国のデータが自由に活用できるということでございましたが、このような図鑑をつくったらいかがでしょうか。それは本でもいいしネットでもいいと思いますが、これについて町の考えをお聞かせください。
答弁 建設水道部長 鈴木康之(建設水道部長は2020年3月まで)
今松浦議員から、今回のエリアは鈴蘭公園の、都市計画でいう公園のエリアというのは規定しております。答弁させていただいたとおり約15ヘクタール、それと、下台のパークゴルフ場なんかは河川敷地をお借りして、利用ゾーン、そのつなぐ河岸段丘。一応ゾーンははっきり私どもでも押さえてございます。ただ、生態につきましては、若干手元の資料ですが、レッドデータブック、環境省が指定する希少種もいろんなレベルがございますが、御質問ありましたワシですとかタカ、それからモモンガのほうはちょっと聞いたところ確認はされていないと、あのエリアは。ただ、動植物につきましても、カシワ、ミズナラ、自生種、貴重なものがたくさんある。湧き水もございます。このエリアを限定的に里山と指定することはちょっと町としては、答弁のとおり今のところは考えていないところなんですが、この図鑑等活用につきましては、非常に国の出している資料は、5年ないし10年置きに詳細な資料を今回私どもも見せていただきました。これらを議員おっしゃるとおり活用して、町教育部局ともどう活用できるかは内部で少し横断的に相談をさせていただければなというふうに考えてございます。この場で図鑑をつくるということはちょっとお答えにくいんですが、お話は内部でしてみたいというふうには考えてございます。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
ありがとうございます。やはり非常に先ほども言いましたように音更は自然に恵まれ、町内各所でいろんな自然観察、動物観察やる場所があります。眺めのよいところもございます。でも、音更町民にとって鈴蘭公園というのはやはりちょっと特別なところなのかなというふうに私は考えております。里山基盤整備プロジェクト、これについてはいろんな各種、町民とか行政とか大学とかそういう、またはもしくはいろんな専門家とかそういう人たちが集まってあそこ一帯を活用するのを私はイメージして、里山基盤整備プロジェクトの立ち上げも要望いたしました。それは、やはり鈴蘭公園一帯は森や草花、生き物の生息、生育環境として、また、良好な景観、文化の伝承などの観点から重要な地域だと思います。そして、それが進めばやっぱり観光にも結びつくというふうに私は考えております。そして何より町民から愛されている場所だからであります。行政、地域住民、学識、その他関係団体などが協力し、ぜひこの豊かな環境を後世に伝えるようことができるよう要望して終わります。
答弁 町長 小野信次
松浦議員、先ほど一般質問に先立って、新しく前回の統一地方選挙の新たな気構えというんですか。そういった中でのきょうの一般質問だったなというふうに思っております。特に第1問目の香害、新しく聞く言葉に感じますけれども、まさに今松浦議員が、ふだん、これだけ便利になった社会の中で、この香害というのは、一般に物に見えるものの害を言われてきたけれども、まさに、私も今その話を聞いていて、改めてそうだな。正直言って僕なんかも朝、昔よくはやった朝シャンみたいにして頭から体から。そのたびに香りは3種類かわるわけで、その中で、しかしそれが当たり前だと思ってきたけれども、だんだんやっぱりそういうのも少しずつ、体にも、それから自分の鼻から入る印象にも、確かにそういう時代には入っているな。しかし、そのことをどうやってみんなが評価をし、また、問題として取り上げてきたのかと言われると、やはり今あったように、そういったことが子供たちに症状として出ているという実態を今教えていただいたという点に関しては、本当に改めてそういったことに目をまた向けていく時代に入っているなということを感じさせていただいたところであります。ただ、この香りの問題は多分、多分ではなくて、商品として出す場合に、芳香剤なんかまさにそのとおりであって、それが心地よく感じる人、あるいはそうでない人と今おっしゃったとおりだと思いますけれども、そういったことも、町、一行政が何かを話すということはなかなかできかねますけれども、しかし、今そういった時代の中で、便利さゆえに今いろんな問題が起きているけれども、そういったことも捉える必要があるんじゃないか。特にこれだけ、音更町といえばやはり全道でも4万5千は切れたけれども、しかしその居住環境、そして人が集まるという場所の中で特にそういったことに対しての、エチケットと今、さっきおっしゃられましたけれども、まさにそういった部分でどういうふうにしてこういったものに向き合っていけばいいのかというのは一つのテーマとして、先ほど部長からもお話しありましたけれども、全体像として、まずは自分たちがきょう提案をいただいたこのことについて向き合ってみると。そういった意味では一つの研究にさせていただきたいなというふうに思っております。また、2問目の鈴蘭公園、これはおっしゃるとおり歴史もあります。そして、松浦武四郎があそこに鎮座されて十勝全体を見た。そして、音更というこの言葉のゆえんそのものも、川がたくさん流れていて、その川はまるで風に吹かれた女性の髪のようにということでおとぷけというこの名になったという、そういう原点から見ると、松浦議員がおっしゃるように音更でも愛着があるんです。でも帯広でも愛着。そういった中で、さっきもこの中で答弁させていただきましたけれども、言ってみれば人の手を加えていないというふうに言われながらも、やはりみんなで手を加えながら大事にしてきた公園には違いありません。そういった中で、森林環境譲与税のお話し出されましたけれども、そういった意味では、その町にとって、こういうものができたときには、その使途はその町で決めれる部分もあるよというお話もございますけれども、やはり全体像として見れば、この税金に関しては、今の荒廃し切った森林環境、これをどうやって保全していったらいいかという中での全体からまたお金を集めるという意味での大くくりの中でですから、そこの判断はなかなか難しいところもあるなと。しかし、本当の主たる目的は何なのかというのは、国も、47都道府県あるから。この間の大綱質疑で山川議員から、横浜なんか森林というかそんなものない中でそこにも金当たるんだと、こういうお話がある。それと同じように、そこの町町で対応ができるというのは、そういう部分で公園にも対象にその町で決めればなれるというのかもしれないけれども、しかし、やっぱり47都道府県の中にあって、全体の中でこの税金というものをどう使うべきかといったときには、やはりまず植えて、そして育てて、そして切って、さらにまたそこに植えていくというこの環境をいかにしっかりと持続、継続させるかという意味での主たる目的がきっとあるのだろうというふうに思っています。そういう面から、今松浦議員から提案もいただいたことも含めながら、このことも含めながらしっかりと受けとめていきたいなというふうに思いますけれども、答弁の中でお話しさせていただきましたように、鈴蘭公園についての今の町の考え方としては、実態としては先ほど答弁したとおりでございます。しかし、今の提案も含めて、特に鈴蘭公園というのは音更町の中で一番、町が発展してきて、帯広市と隣接といいながらも、三十七、八年前からの歴史の積み重ねの中で、やがて昭和31年にこれが音更が管理するようになったというお話で、今説明したとおりでありますけれども、今後にあってこの鈴蘭公園、皆さん方特に変わってきたのは、あそこに住宅が張りついてきたんです。もとは、もとはと言うよりも、松浦議員が来られたところからだけでもあれだけの人口がふえてきて、そこの周辺に住まわれる方の生活環境としてどう向き合っていくかというのは、町民の皆さんからも、近隣に住む人たちばかりじゃなくて、そういった声もあることは事実であります。またあわせて、いろんな人の手によってあそこでイベントがあったり、その楽しみ方も大きく変わってもきていますので、そのことも含めながらこの機会に鈴蘭公園のあり方も今後にあって研究をさせていただきたいというふうに思います。以上で答弁を終わりますので、よろしくどうぞ御理解をお願いいたします。