音更町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月6日
空き家等対策の推進と住宅問題について
2018年3月6日、音更町議会の一般質問で、重堂登議員が「空き家等対策の推進と住宅問題について」質問し、町長 小野信次、建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌が答弁しました。
- 質問者
- 重堂登 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 重堂登
通告に従い、一般質問をいたします。空き家等対策の推進と住宅問題について。平成25年住宅・土地統計調査によると、全国で空き家総数約820万戸、空き家率13.5%と過去最高であると公表されています。平成26年11月27日に空家等対策の推進に関する特別措置法(空家対策特措法)が公布されました。その後、基礎的な指針が出され、各自治体の責務、空家等対策計画、協議会等の設置などが提示されています。空家対策措置法に基づく市区町村の対策計画策定状況は、道内は21%(37市町村)とあるが、国交省は2025年度までに80%に引き上げることを目指すとあります。空き家等対策に関しては町長の権限も定めてあり、空き家等への調査、固定資産税の内部利用、データベースの整備等を進める必要があります。空き家等の適切な管理で、防災、衛生、景観等の生活環境が維持されることが必要と考えます。空き家等対策の推進と住宅問題について、以下の質問をいたします。1、本町の空き家等の把握状況とその対策は。二つ、空家対策特措法に対する本町の取り組みは。三つ、市町村の役割として、空き家等対策の体制整備、対策計画の作成と必要な措置の実施とあるが、その取り組みは。四つ、住宅対策として、入居者に対する住宅の紹介やマイホーム借り上げ制度の推進は。五つ、所有する土地、建物を担保に老後の資金を調達するリバースモーゲージの推進は。以下のことについて御答弁お願いいたします。訂正します。4番目、「入居者」と読み違えましたが、「転入者」に対する住宅の紹介と訂正させていただきます。以上です。
答弁 町長 小野信次
空き家等対策の推進と住宅問題の御質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。国が5年ごとに行っている住宅・土地統計調査によりますと、平成25年の調査では、全国の空き家数は約819万5,600戸、住宅総数に対する空き家率は13.5%、北海道では空き家数が約38万8,200戸、空き家率が14.1%、本町では空き家数が約2,470戸、空き家率が11.8%となっており、空き家数、空き家率とも調査年ごとに増加しております。本町では、27年度に町内会に対して空き家物件を調査するとともに、28年度には、これらの情報に加え、水道の閉栓や住宅地図の情報をもとに町内全域を対象とした実態調査を行ったところでありますが、その結果、461戸の空き家を確認したところであります。なお、住宅・土地統計調査は国勢調査の調査区の一部を抽出して行うものであることや、アパートなど共同住宅についても調査対象に含めていることなどから、必ずしも実態を反映しておらず、町の調査結果とは異なっているところです。空家対策特措法に対する本町の取り組みといたしましては、28年度に、土地家屋調査士、司法書士、建築士、不動産業者、社会福祉協議会などの学識経験者と公募委員を含めた10名で構成する音更町空き家等対策協議会を設置し、空き家対策等について協議するとともに、本年度中には対策計画を策定することとしております。この計画は、空き家等の発生抑制、空き家等の有効活用、管理不適切な空き家等の解消の三つを基本方針としており、計画に基づく具体的な施策として、30年度から、空き家を購入する際の補助制度と、空き家を解体する際の補助制度を創設することとしております。空き家購入に対する補助は、居住を目的に空き家を購入した場合に、50万円を上限に購入費の3分の1を補助するもので、購入者が18歳以下の子を扶養する子育て世帯、配偶者を得てから5年以内で、夫婦のいずれもが50歳未満の新婚世帯等の場合には10万円を、町外からの転入の場合はさらに10万円を加算することとしており、空き家を活用して定住促進を図ろうとするものであります。また、空き家の解体に対する補助は、町がそのまま放置することが危険であると判定した老朽空き家について、50万円を上限に解体費の5分の4を補助するものです。本来、所有者の責任において適切な管理がなされるべきでありますが、放置されることにより近隣に悪影響を及ぼすことも考えられることから、解体費の一部補助により、所有者による除却を促進しようとするものです。住宅対策として、情報提供については、25年度から町のホームページに空き地・空き家バンクを開設し、これまでに32件の空き家物件を登録し、このうち30件が成約に至っております。現在、道の空き家バンクにも登録し、広く情報提供しております。また、26年度から、公営住宅を補完する住宅として、一戸建てを含む民間賃貸住宅の空き家・空き室を子育て世帯向け賃貸住宅として町に登録し、子育て世帯が入居する際に、仲介手数料の一部と一定期間家賃の一部を補助する制度を実施しております。これまでに33件が入居し、その後、住宅の取得や住み替えなどで9件が補助を終了し、現在は24件に利用していただいております。一般社団法人移住・住みかえ支援機構が行っているマイホーム借り上げ制度は、50歳以上のシニア世代が所有する住宅を機構が借り上げ、耐震診断や必要な改修工事をした上で、住宅を必要とする子育て世代などに定期借家として賃貸するものです。この制度は、子供が独立して、広い住宅を必要としなくなったり、除雪などの管理が負担と感じている高齢者が他の住宅に住み替えるなどの場合に、所有する住宅を機構が借り上げて転貸することにより、貸す側は安定した賃料収入が期待でき、借りる側は良質な住宅を安価に借りられることから、住宅ストックの有効活用やミスマッチの解消などに有効な制度であります。本町は、27年度にマイホーム借り上げ制度取り扱い認定自治体として機構に登録し、ホームページで周知等に努めてまいりました。これまでに町内でのこの制度を活用した実績はありませんが、所有者に対してメリットなどを説明しながら制度の周知に努めてまいりたいと考えております。また、リバースモーゲージについては、自宅を担保した融資制度の一種で、住宅を売却することなく、住んだまま融資が受けられることから、老後の生活資金としたり、住宅のリフォームやサービス付き高齢者向け住宅などへ住み替える際の資金とすることができるものです。契約者が死亡したときに担保物件の住宅は売却されることから、空き家の発生を抑制するには有効ですが、評価額が下落した場合は相続人がその債務を負う可能性もあることから、制度が正しく理解されるよう情報提供に努めてまいります。全国的な少子高齢化の時代にあって空き家が増加することが予想される一方、持ち家志向も依然として強いことから、既成市街地の空き地や空き家を有効活用し、コンパクトな市街地を形成することにより、道路や上下水道などの社会資本を効率的に維持していくことがこれからの社会に求められております。また、住宅は使用しなくなると傷みが進み、雑草や庭木の繁茂、虫の発生など景観や衛生面のほか、防犯・防災面などさまざまな問題が生じます。こうした全国的な状況は本町においても今後顕在化してくることが見込まれることから、空家等対策計画の基本方針に基づいた各種施策を展開し、良好な住環境の維持に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。休憩(午前11時08分)
再質問 8番 重堂登
では、再質問させていただきます。空家対策特措法ができる前から空き家、空き地問題は町で取り組んでこられました。大変苦労もされているんだと思いますが、空き家等で、その所有者と連絡がつかないようなものがあるのかどうか、それから、空き家として放置されて4年以上たっているようなものがどれくらいあるのか、そのことについてお伺いします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
まず空き家の実態調査した段階で、これは平成28年の実態調査でありますが、461戸の空き物件を確認しております。これらにつきまして、特措法によりまして所有者の情報を税の課税情報から、税の部分でなくて、その納税者の氏名ですとか住所ですとかいった税情報以外の所有者情報、それをもとに調べたところ、相続放棄等で所有者がわからなかったものというのが3件ございました。それから、この空き家の中で、空き家所有者に対しまして全てアンケート調査を実施したわけですけれども、全員からの回収というわけではございませんけれども、回答があった中から割合で申し上げますと、5年以上空き家になっているというお答えになった方が50.8%、約半数以上が5年以上の空き家になっているというようなことでございます。
再質問 8番 重堂登
これからますます高齢化が進む中で、例えば宅地地図なんかをつくっておられる業者の方は、これから10年ぐらいたてば空き家は30%ぐらいになるんでないかと、そんな情報を出しているところもあります。そうなるとこの音更町でもさらにふえる可能性があるという思いがあります。そこに対してこれから対策されるわけですが、その空き家の中で特定空き家等に該当するようなもの、特定空き家というのは、景観だとか倒壊の危険性あるだとか、そういう特定空き家というのがどれくらい見られるものでしょうか。それについてお答えください。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
先ほど申し上げました空き家の実態調査をした中で、外観からの目視点検によりまして、そのまま、または多少の修繕で利用が可能、それから、修繕することで利用が可能、あるいは倒壊等危険性は低いが使用は困難、それから、倒壊、建材等の飛散の可能性がありというような4段階での目視評価をさせていただきました。その中では、全体で26件が倒壊、建材等の飛散の可能性があるということでの判断をさせていただいたところではあります。また、特定空き家という定義につきましては、ただ単純に傷んでいる、壊れているということだけではなく、近隣に影響を与える、迷惑をかける程度についても評価するというようなことになっておりまして、特定空き家の定義づけをする段階で、市街化区域にあるもの、あるいは都市計画区域外であっても駒場地区ですとかそういった住宅地区にあるもので、隣近所に迷惑をかける可能性があるものというのを第1前提として考えております。また、それに隣接するものについても特定空き家になるであろうという予測はされております。そんな中で、この26件を中心に特定空き家に該当すると思われるものを抽出しております。その中では、10件が今回特定空き家として認定しようというところで協議会と協議をしたところであります。
再質問 8番 重堂登
特定空き家、危険性があるということで10件を認定するということなんですが、これもますますふえる傾向にあるのかなと思います。次にお聞きしたいのは、空き家だとか土地なんかの管理が難しくて町に寄贈されたような物件はあるんでしょうか。そのことについてお伺いします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
空き家の管理が難しいというのは、アンケート調査の中でも答えていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。その中で、町に寄附したいという御回答の方も何件かはございました。ただ、町でそれを寄附受けたという実績はございません。また、その寄附したいというような物件につきましては、先ほどの4段階の評価の中で使用が困難というような物件であったというようなところでございます。
再質問 8番 重堂登
わかりました。次にお聞きしたいのは、音更で、無届け老人ホームのようなもの、例の札幌での共同住宅の事件がありました。あそこでは、灯油タンクは外に設置されていなくて、ポリタンクが50個だとか灯油入ったのあったような状況なものですから、それを部屋に持ち運んでの状況は非常に危険だと私も思うんですが、音更では無届けのそういうもの、または高齢者なんかで外にホームタンクがないような状況、そういうのはつかんでいるんでしょうか。
再質問 8番 重堂登
私は住宅対策というか安全対策というようなことでここ質問したんですが、取り消します。次にお伺いしますが、空家対策特措法なんですが、今書類なんかを見ても、対策をとるということは書いてはあるんですが、町としてこれを条例か何かで定めることなのかどうか、そこが私には理解できないんです。そのことについてはどう判断したらよろしいのかお伺いします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
空家対策特別措置法、法律によりまして全国的に空き家に対する対策の計画あるいは措置について規定されております。この特別措置法ができる前からいろいろな自治体で、空き家の適正管理に関する条例ですとか危険な空き家に対する適切管理な条例ですとか、いろんな名前での条例制定されているところはございます。本町におきましては、今回のこの法に基づきまして施策を進めていくというようなことを考えておりますので、特別条例を定めるというところでは考えていないところでございます。
再質問 8番 重堂登
音更町空き家対策計画素案というのも見たんですが、これは条例ではないという判断でよろしいんでしょうか。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
この空き家等対策計画につきましては条例ではございません。これにつきましては、去年の12月からことしの1月24日まででしたか、パブリックコメントにかけまして広く町民からの意見を聞いたところでありまして、その後、空き家等対策協議会においてこの計画を承認されましたので、本年度中にということでありますが、この素案の内容でほぼ決まるというところでございます。
再質問 8番 重堂登
そうしたら、そういう素案ということで提案されて、これで進むということがわかりました。空き家対策、これはやっぱり待ったなしでさらに進めなければならないということなんですが、報道によると、音更町、空き家購入助成金、子育て、新婚世帯、転入世帯への制度、非常にいいことだと私も思って読んでみました。それから、その中で町内会への加入がうたわれていました、その方に。これも私はいいことだなと見ていました。それともう一つは、解体費の一部を助成する、そのこともありました。これは非常に、先駆けて前進させるのにさらに進めていただきたいと思っています。次になんですが、具体的なことになるんですが、この対策計画が進む中で、立ち入りというか、これは町長の権限になるんだと思うんですが、そのことについて、立ち入り調査、文面を見ると、立ち入り調査の権限があるということを読み取りました。ただ、空き家でも鍵がかかっている住宅、鍵を壊してまで立ち入り検査はだめだということなんですが、立ち入り検査について、どういう進め方になるのかお聞きします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
空家対策特別措置法の中で、町の権限として調査をすることができるということにはなっておりますが、全て中まで入って立ち入り調査をできるということではございません。これにつきましては、先ほどの特定空き家に該当する、あるいは該当するであろうと思われるような危険な空き家については調査をする権限を与えられております。この場合も所有者の承諾を得てというのが一つの前提となっておりますので、全てが空き家の調査をできるということではないということでございます。
再質問 8番 重堂登
そこで、立ち入り調査のことについては理解できました。次にお聞きしたいのは、宅地建物の所有者は亡くなった父親名義であって。そうしたら遺産相続では子供になるんでしょうが、その方が生活保護家庭のような状況で、それをもう管理不能だと、そういう場合、これそのまま放置してはよくないと思うんですが、そういうのに対する対策というのはどうやっていったらいいのかお聞きしたいと思います。例えばそういうのは町が、財産放棄されて、町が引き受けてそれを処分するというような形になるのか。このままではずっと放置のままということになりかねませんので、そういうことについてどう考えたらいいのかお聞きします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
所有者が亡くなって空き家になって、それを管理する者が、相続人が管理できないというようなことになった場合には、いろいろ考えられるのは、あくまでも所有者という位置づけであれば、管理はしなければならないという義務は負います。例えば、その住宅で屋根が飛んで、あるいは壁が飛んでということで他人に危害を及ぼしたとなれば損害賠償は免れないということになろうかと思います。ですから、まずは、その管理するかどうかというよりも、管理しなければならない立場にあるということは御理解いただきたいと思います。また、相続放棄によってというようなお話もございました。相続放棄によって放棄された財産は、その時点から相続放棄した人が管理しなくていいということではないようであります。これにつきましては、いろんな裁判例だとかもございますけれども、相続財産管理人制度がございまして、相続財産管理人が選任されるまでの間は、相続放棄された方がその時点までは適切な管理をしなければならない義務を負うというところもあるようであります。そういった意味で、相続財産管理人、相続放棄をした物件なんかに関しましては、債権者ですか、その財産を、お持ちの物件を処分するなり何なりをした上で、最終的には相続財産管理人がその財産を処分して、例えばそこの固定資産税ですとかいろいろな債務があった場合にはそれを精算していただくというようなこと、そして最終的には国庫に帰属というようなことになりますので、町がそれを全て引き受けるということではございません。
再質問 8番 重堂登
生活保護を受けて公営住宅に入っている方に面談したんですが、父親名義の建物土地はどうしようもないと。万が一それを処分して利益になっても、保護を受けている立場からしたら関係ないということで、ニュアンスとしてはそのまま放置するような意味合いかなと思って受け取ってきたんですが、そういうのがふえれば町としても、放棄地のようなものがふえるので、そこら辺の対策というのか道は町としてはあるのかどうかお聞きします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
まず先ほどの答弁の中で、もうちょっとつけ加えさせていただきますと、その空き家を解体したいと。相続放棄した方、相続放棄といいますか相続を受けた方が解体したいといった場合には、その解体費に対する補助につきましては今回新しい制度で使えるのかなということであります。それから、本当にそういったことをしないで、残ってしまう物件がこれから多くなるんじゃないだろうかというような御懸念かなというふうに思いますけれども、法の中では、略式代執行などの制度で町が解体、除却までをするということはできることになっております。そのときには、本来は原因者負担になる費用については請求するわけですけれども、それが回収できないということも考えられるわけでして、これが税金を使っての対策でありますので、個人の財産をどこまで町の税金を使いながら対策していくかというところについては、慎重に考えていかなければならないというところでございます。
再質問 8番 重堂登
わかりました。次は3番目のことについてなんですが、これから音更町でも特措法によってどんどん進められるわけなんですが、その中で、例えば、これからどんどん高齢者がふえて、相続放棄と言ったらあれですか、相続が大変難しくなったり、それから、高齢者が施設に入って、それをもう放置したりというようなのがどんどん進むわけなんですが、それはこれからのこの音更の対策計画でどんどん進めていけれるという見通しなんでしょうか、そのことについてお伺いします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
この対策計画の基本方針、その3つの基本方針と先ほど答弁の中で申し上げましたけれども、まず、空き家にならないことというのが一つであります。空き家にならないようなことを考えていただきたいというようなことで、空き家等の発生抑制、これにつきましては所有者の意識の醸成というのも必要だと思います。空き家にすることによって、周りに迷惑かけるばかりか、何か事故があったときには重大な賠償を負うような、そういったこともございますので、空き家の所有者としての意識の醸成が必要だろうというところ、それから、空き家を発生させないためにというようなことで考えますと、今私どもでやっております施策の中では、やさしい住宅改修工事ですとか、改修することによって使える住宅として使っていただきたいというところ、それから、空き家の有効活用というところでいけば、空き家バンクの活用ですとか、それから、今回新たに制度を設けます空き家の購入に対する助成ですとか、そういったことでの空き家をこれから多くさせないといいますか、空き家をふやさない方策を考えていきたいというところであります。それから、管理不適切な空き家の解消というところでいけば、先ほどの空き家の解体に対する補助というところも考えているわけでありまして、そういったことを進めながらやっていきたいというところであります。ただ、今後空き家がふえるであろうという御指摘であります。確かに少子高齢化の時代で、今まで順調に住宅建設が進んできた中で、人口が減ってきたら住宅が余るというのは社会構造的に見えてきていることなのかなというところでありまして、今言ったような施策をいろいろ展開していきながら空き家とならないような方策をとっていきたいというところでございます。
再質問 8番 重堂登
対策を進めるということで、わかりました。次は4番のことなんですが、空き家を有効利用するということでは、空き家等の増加を抑えると。そこに力を入れるという答弁もいただきましたので、そのために所有者等の意識の涵養という文章がありました。それから管理の促進、これも所有者に対することです。それから住民からの相談の窓口だとか。こういうことでは積極的に打って出ないとだめだなと思っています。空き家を増加させない、抑制策をさらに進めるという点でどういう取り組みがあるのかお聞かせください。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
空き家をふやさないという施策につきましては、先ほど申し上げました、まずは空き家とさせないようなための改修工事をすることによって今後使える住宅にしていこうというのが一つ、それから、空き家を有効活用しようということでありますので、その有効活用に対する助成ということで購入費に対する助成、それから、今やっている施策としては、答弁の中で申し上げました子育て世帯向けの住宅に対する家賃補助というような制度もやっているわけでございます。また、ふやさないといいながらも、空き家になって危険を及ぼすようなものについては解体についても補助を出すというようなことについても計画しております。
再質問 8番 重堂登
空き家をふやさない、有効活用するということで理解しました。そういう中で、町民なり転入者に宣伝というか知らせることの工夫についてお伺いします。実は昨年、長野県伊那市、7万都市ですが、行ってまいりました。そこを訪問した理由は、広報活動が盛んだということで行ってきました。音更と同じように、広報紙の配布は非常にやっぱり同じ悩み持っていました。町内会の加入だとか、同じ悩みがありました。そこで、そういう広報活動で、アパートなんかは大家さんに協力を得て広報紙を届けていると。これもアイデアかなと思いましたが、そこではなくて、私たち行ったのは、伊那市はテレビチャンネルを持っているということでした。伊那市ですから「い~なチャンネル」、市で映像を作成し放映すると。市民の6割がこれを利用しているということです。その中で、ビデオを見せていただいたんですが、空き家バンクの紹介をしていました。それは空き家の周辺の状況だとかその家だとか、売り家、借家、そういうのを市がテレビで放映していました。非常にここまで行くのかなということを見てきました。これくらいやってもいいのかなと。一般的には不動産の仕事かなとは思うんですが、空き家対策として市がこういうことをテレビで放送していると。非常に感心して帰ったんですが、そういう意味では町民なり転入者にもっと幅広く情報を提供する道はないのか、そのことについて再度お伺いします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
まずそのPRの仕方というようなことかと思いますけれども、まず今町でやっておりますのは広報紙、それから空き家バンクにつきましてはホームページ上での公開、これが今答弁の中でも申し上げましたように北海道空き家バンクにも連携していまして、移住、定住をしたいというようなことで北海道のホームページから入ってきたときに音更町にもたどり着けるようなというような、そんなこともやっております。あと空き家の情報についてPRするというところで考えられますのは、町内あるいは管内の不動産業者にお願いして、音更町の空き家バンクへの登録、あるいはその登録された物件の紹介というのをやっていただくことは協力願いたいというふうに考えておりますけれども、テレビを使ったりですとか違うメディアを使ってというところは今の段階では考えていないところでございます。
再質問 8番 重堂登
次にはマイホーム借り上げ制度、いただいた中にマイホーム借り上げ制度というのがあるんですが、高齢者になって、大きな住宅、やっぱり管理が大変だと。それに対して子育て世帯は大きな住宅が欲しいと。そういう意味では、この借り上げ制度というのか、その大きな住宅を使っていただいて、その高齢者なりは賃貸住宅、そんな大きくない住宅で生活すると。こういうことがもっと進められないのかと。町がどういうようにかかわりが持てるのか、そのことについてお伺いします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
このマイホーム借り上げ制度につきましては、移住・住みかえ支援機構、ここが管理しているといいますか運営している事業でございます。これにつきましては、重堂議員おっしゃいましたように、高齢者の方が、高齢者といいましても制度上は50歳以上の方というところでございますけれども、今まで広い住宅を、子育て世帯やっていたときには広い住宅を必要としていたけれども、高齢者住宅に移ったりしてその住宅を使わなくなるというようなときに、機構に借り上げてもらって、機構が住宅を必要としている世帯に賃貸するというような制度であります。それが子育て世代が借りるようなことになりますと、広い住宅を必要としている方が住宅を使えるということで、空き家にせずに住宅を使っていくことができるというようなことで、非常にいい制度だというふうに考えているところでございます。これにつきましては、答弁の中で音更町での実績はないというところでお答えしたところでございますけれども、実はこの制度、平成18年からの制度でありまして、北海道の中でも、道内でも今現在19件の利用にとどまっております。その19件につきましても、札幌15件、恵庭2件、北広島2件など札幌周辺に固まっているというようなことで、制度はありますけれども、実績としてはなかなか上がっていないというようなところであります。これにつきましては、制度上の問題といいますか、古い住宅を貸そうとしたときには、耐震診断をした上で必要な耐震改修工事までを行わなければならないというのが一つございます。これが昭和56年以降の比較的新しい住宅であればそれは必要ないということになりますけれども、そういったことで、一般に貸すときよりも所有者側に一時的に費用負担が出るというようなこと、それから、機構が貸し出すときに、一般に貸し出す、子育て世代などに貸し出すときには安い家賃でというのも一つの条件になっておりまして、一般の不動産流通よりも若干安いというようなことがございます。そんなことから、所有者側で耐震改修などの費用負担をしながら、また、一般に貸すよりもちょっと安い家賃でというようなことになったときに制度が進んでいっていないというのが実態でないのかなというところでございます。ただ、これが、昭和56年以前の建物が今後はだんだん減ってくるというようなことになってきますと、中古物件の流通というようなことでいきますと今後は期待できる制度なのではないのかなというところでございます。また、今回の住宅購入に対する補助につきましては、空き家となっているものについて購入した場合に補助を出しますと。定住するための購入であれば補助を出しますというようなことでありますので、条件としては、空き家になってあしたから補助を出す住宅にはなりませんけれども、中古物件を購入するというきっかけにはなるのかなというふうに思いますので、この4月から制度化する予定であります空き家購入に対する補助について、中古物件の流通に有効な施策なんだろうなというふうに考えているところでございます。
再質問 8番 重堂登
わかりました。そこも推進されるということなんですが、最後に、所有する土地や建物を担保に老後の資金を調達するリバースモーゲージ、これの普及というのか、町がどのようにかかわっていけるのか、そのことについてお伺いします。
答弁 建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長 岩舘和昌
リバースモーゲージにつきましては、金融機関で扱っております金融商品でありまして、大手銀行、みずほ、三菱UFJだとか大手銀行で扱っていることが多い制度であります。その大手銀行で扱っているのは、取り扱い地域を関東、東京ですとか千葉、埼玉など関東近郊、あるいは大阪、名古屋、その大都市にある住宅を担保にして資金を借りるというのが制度となっております。また、道内で扱っている銀行も数社ございます。私調べた中では二つわかったところでありますけれども、こちらも制度としては、先ほどの移住・住みかえ支援機構で住宅を貸している方が、その住宅を担保として資金を借り入れると。そのときに、返済を支援機構から入ってくる賃料で賄うというようなことで、住宅を貸していながら融資も受けられて、返済もそこでできるというような、そんな流れをつくっているところもございます。また、もう1個につきましては、住宅を担保として、評価額の50%から60%を担保として、その評価額の50%から60%を資金を借り入れて生活費あるいは住宅の改修費、いろいろなものに充てられるというような制度でありますけれども、こちらにつきましても道内での実績がほとんどないといいますか、聞いたところでは10件程度というようなところで、制度としてはなかなか進んでいないというようなところでございます。答弁の中でも申し上げましたとおり、この制度自体はいい制度だとは思うんですけれども、担保にしている物件を売却して最終的に返済に充てるというところでありますけれども、担保物件が評価額が下がったりというようなことで返済に充てられない部分については相続人に債務を負うことになるというようなこともございますので、それが適切な情報提供していきながら制度の説明をしていきたいというように考えているところです。
再質問 8番 重堂登
最後。
再質問 8番 重堂登
よろしいですか。時間来ましたけれども、済みません。
再質問 8番 重堂登
最後にお願いします。いろいろ空き家対策等を質問させていただきました。最後に、空き家を邪魔者と考えるのか、それとも空き家を町の財産として考えるのか、ここらが対策の分かれ目だと思うんですが、そのことについて町長のお考えを聞いて終わります。
答弁 町長 小野信次
重堂議員のこの一般質問、我が町が新年度から取り組もうと。むしろ、邪魔者という言葉じゃなくて、それはあくまでも皆さん方の持っている財産でありますから。しかし、それを将来に向けて、4万5千のこの住みよい町の中で、それをしっかりとした積極的な姿勢という中で、これだけの新年度に対する逆に言ったら町からの提示をさせていただいておりますし、この中で、事後、今まで常任委員会の中でも言ってみれば提示をさせていただきました。また、予算委員会等でもこういったお話が深まるとは思いますけれども、まずは積極的な物の考え方の中で、積極策として、いかに使える住宅に変えていくのかと。重堂議員が御心配しているように、邪魔な扱い方をするのならこれまで手を打たなくてもいいわけで。しっかりとした所有者がいるわけですから。しかし、そのことだけ言っていたのでは改革ができないという中で、やはりこの空き家を一つの財産として、個々人がお持ちになっているものにどう手助けができるのかと。あえて、先ほども重堂議員からもお話がありましたが、この中で、所有者の有無にかかっては不明な件数も3件ほどあると言いますけれども、しかし、やはり今後にあって、そういったこともしっかりと調査をしている中でこの数字が出てきておりますし、我々も前向きにこの町を、そしてまた何といいましても、今重堂議員からもお話がありましたように、高齢者の皆さん方、そして子育て世代の皆さん方、こういった人たちにもしっかりとそのことを生かしてもらおうと。それと、一番最後の質問と言われましたけれども、リバースモーゲージと。これ、重堂議員も多分テレビで。あれだけ宣伝しているわけですから。しかし、これを町がどう取り組むのかというのは、これはまた別な問題でありまして、今後にあっては一つの、それぞれが所有する財産をしっかり生かしていかないと、そしてまた、我が町では4万5千にするために柳町団地から始まって団地造成もしてきたわけですから。そういう中で、田舎にある住宅も町中にある自宅も、それぞれの生活環境の中で十分子育てあるいは老後に生かされる環境を整えていくということで新年度からのこのスタートになっておりますので、どうか御理解のほどと、また、今いただきました御提案に関しても十分生かせるものは生かしていきますし、またこれからも御助言いただければありがたいなというふうに思っております。ありがとうございました。