音更町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月5日
非正規職員の処遇改善について
2018年3月5日、音更町議会の一般質問で、神長基子議員が「非正規職員の処遇改善について」質問し、町長 小野信次、総務部長 岸本保が答弁しました。
- 質問者
- 神長基子 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、総務部長 岸本保
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 神長基子
通告に従いまして、非正規職員の処遇改善について一般質問を行います。改正労働契約法に基づき、有期雇用労働者が通算5年以上同じ会社で働いた場合に、本人が申し込めば無期雇用に転換できるルールが本年4月からスタートします。厚労省によると、有期契約の労働者は全国で約1,500万人に上り、そのうちの3割に当たる400万人以上が5年以上同一企業で働いており、ルールが適用されれば無期雇用への転換に道が開かれます。しかし、地方公務員については当該ルールが適用外となっており、不安定な非正規雇用の拡大に歯どめがかからない状況です。さきの第193回通常国会では地方公務員法及び地方自治法の改正法が成立し、2020年4月1日より施行されますが、法の中身は、非正規職員と正規職員との処遇格差について、抜本的な改善策になっているとは言いがたい面があると考えます。町民が安心して音更町に暮らし続けるためには、質の保たれた安定的な公務サービスを提供し続けることが大前提です。そうした体制には今や不可欠な存在である非正規職員の処遇改善を求めて、以下の点についてお伺いいたします。1、2020年施行の地方公務員法及び地方自治法の改正に伴い、本町として今後どのような整備を行うのか。2、音更町における非正規職員、臨時職員及び非常勤職員の数と、正規職員を含めた職員総数における非正規職員の占める割合は。3、非正規職員の割合の増大が公務サービスの質に与える影響についての町の認識は。4、臨時職員採用時の要件は。5、非正規職員のうち、在職期間が5年を超える方の有無について。民間労働者と等しく、無期雇用及び長期雇用への転換を積極的に推進すべきと考えますが、御見解についてお伺いいたします。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
非正規職員の処遇改善についての御質問にお答えいたします。初めに、地方公務員法及び地方自治法の改正に伴う本町の対応についてでありますが、地方行政の重要な担い手となっている臨時及び非常勤職員の適正な任用、勤務条件を確保するため、平成29年5月に地方公務員法及び地方自治法の一部が改正され、32年4月1日からの施行となります。改正法の内容については、新たに会計年度任用職員制度を創設し、地方公共団体によって任用や勤務条件等の取り扱いが異なっていた一般職の非常勤職員について、これらを統一するとともに、特別職非常勤職員及び臨時的任用職員についても任用要件を厳格化することとしているところであります。また、会計年度任用職員の処遇等については正規職員に準じた制度設計とすることが求められております。これらを踏まえ、本町におきましても会計年度任用職員制度を創設し、特別職非常勤職員及び臨時的任用職員として任用している職員のうち対象となる者を新制度に移行してまいります。具体的なスケジュールにつきましては、国が示している制度導入に向けた事務処理マニュアルに基づき、30年度に勤務条件、賃金、手当、休暇等の制度設計を行い、31年度には関係条例等の整備を行うとともに職員を募集し、32年4月から新制度のもと、任用してまいりたいと考えております。次に、非正規職員数及び正規職員を含めた職員総数における割合についてでありますが、28年度決算で申し上げますと、非正規職員が166名、正規職員が276名で、非正規職員の占める割合は37.6%となっております。次に、非正規職員の割合が増大することによる公務サービスへの影響についてでありますが、本町では、各部署において、正規職員と臨時職員が分担してそれぞれの業務に当たっております。業務によっては臨時職員が直接町民に対応する場合もありますが、あくまでも上司の指示のもとに正規職員と連携して業務に当たるものであり、公務サービスの質の低下を招くことはないものと考えております。次に、臨時職員採用時の要件についてでありますが、募集の際に、保健師や保育士等の資格を有することが必要な職種につきましては採用要件に付しますが、それ以外については特に要件を設けてはおりません。最後に、在職期間が5年を超える非正規職員の有無及び無期雇用、長期雇用への転換についてでありますが、本町の非正規職員については、地方公務員法第3条第3項第5号に規定する特別職非常勤職員と、同法第22条に規定する臨時的任用職員として任用しております。このうち臨時的任用職員の任期については、同法第22条で最長1年以内と規定されておりますが、任期終了後、再度任用することは可能であることから、本人の希望があれば、面接試験を経て、さらに任用しているところです。しかし、同一の者が長期にわたって同一の職に繰り返し任用されることは、臨時・非常勤職員としての身分及び処遇の固定化などの問題が生じるおそれがあることから、任用期間の上限を一定程度定める必要があると考えております。このため、再度任用する際の期間の上限については、地方公務員法では規定されておりませんが、労働基準法第14条で、有期労働契約を締結する場合の上限を3年、高度の専門的知識等を有する労働者との間に締結される有期労働契約の上限を5年と定めていることから、これらを参酌して、非正規職員の通算任用期間の上限を、専門的な知識や経験を必要とする職で5年、その他の職で3年としているところであります。ただし、募集しても応募者がいないなど例外的な措置として、通年で5年を超える非正規職員を任用している場合もあるところです。なお、地方公務員は、その任用について、労働契約法ではなく、地方公務員法の適用を受けることとなります。労働契約法の改正によって、任用が通年で5年を超えた場合に無条件で無期雇用へ転換できることとされましたが、地方公務員法では同様の改正は行われていないことから、対応が異なりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。大変申しわけありません。答弁の中で訂正をさせていただきます。一つは、本町の非正規職員についてはという中での地方公務員法第3条第3項第3号と言うべきところを「第5号」と言ったそうでございますので、「第3号」に訂正をさせていただきます。もう一点は、後半のほうでありますけれども、ただし、募集しても応募者がいないなど例外的な措置として、通算5年を超えるというところを「通年」と申し上げたところでありますけれども、これは「通算」で5年という訂正をさせていただきます。最後のほうでありますが、労働契約法の改正によって任用が通算で5年と言うべきところを「通年」と申し上げたそうでございますので、これも「通算」ということで訂正をさせていただきます。以上であります。
質問 7番 神長基子
昨年の3月に政府が働き方改革の実行計画を取りまとめておりまして、今まさに国全体の問題として雇用のあり方が大きな政治の争点となっていると言えると思います。民間における実態とそれに対する町の対応ということで先ほど方川議員のほうからるるございましたけれども、私のほうでは、通告いたしましたように、公務員における非正規雇用という部分で質問を行いたいと思います。本町の地方公務員数のところで、定数削減というのが、13年前の平成17年から財政健全化5カ年計画ということで進められる中で削減が行われてきたかなというふうに思っております。そういった意味で、今28年度決算ということで、非正規職員の数、正規職員の数と非正規職員の全体で占める割合というものを数字として答弁で示していただきましたけれども、財政健全化計画が始まった平成17年当初のころの数字も同様に答弁を求めたいと思いますので、よろしくお願いします。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
正職員と臨時職員の割合の推移についてでございます。平成17年と今との比較ということでございます。平成17年の財政健全化5カ年計画初年度と、それからそれが終了いたしました平成22年度を比較すると、確かに臨時職員の割合はふえております。平成17年度が正職員が293名、臨時が137名、計430名、臨時職員の占める割合は31.9%でありました。それが平成22年度には、正職員が276名、臨時職員が160名、合計436名で、臨時職員の占める割合は36.7%まで上昇しているという状況でございます。
質問 7番 神長基子
今、財政健全化計画を行い始めたころからの推移ということで答弁をいただきました。臨時職員の割合というのが30%台の中で、当時31%台から、今37.6%ということになっているかと思います。そして、音更町でいきますと、この財政健全化の取り組みを行う以前に、平成10年、行政改革ということで、実はこのころから職員の定数というのは大きく変動が出ていたかなというふうに思っております。このときからの推移ということで今の現状を実態ということで見ていきたいと思うんですけれども、職員全体の数としては、健全化計画を行う以前、平成13年ごろの数字で私調べてみたんですけれども、その当時から比べると総数では50人ほど減っているという状況かなというふうに思います。その中で、正規職員の数というのは財政健全化計画が始まる前に既に300名を切っていたというような状況かなと。そして、臨時職員の数というのがその中で微増ではありますけれども本町としてはふえてきたと、こういった推移があると思います。自治労の調査によりますと、大分古い数字にはなりますけれども、1980年代初めに約9万人だったと、全国的に。9万人だった自治体の非正規公務員が1990年代に入り20万人を超えて、2008年には60万人以上と。全国的には自治体職員の3割近くまでこの間急増してきたというような推移があると思います。音更町としても全体の3割近く、3割近くというか4割近くなっているかなと思います。その中で臨時非常勤職員の、これは全国的な数ですけれども、74.9%が女性職員。女性職員がいわゆる低賃金、不安定な雇用状態に置かれているというようなことを私のほうでは調べております。本町におけます非正規職員のうちの女性職員の占める割合についてはどのようになっているかお伺いいたします。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
非正規職員のうち女性職員の占める割合ということでございます。今ここに数値的には持ち合わせておりませんけれども、圧倒的にやはり女性のほうが多いということは言えるかなと思います。特に日額の臨時職員、あるいは月額の保育士さんですとか保健師さんというのがメーンになりますので、そこにやはり女性の職員が大半を占めるということでございます。今ここには何%とか何人というちょっと数字は持ち合わせておりませんので、御理解をいただきたいと思います。
質問 7番 神長基子
わかりました。多く、圧倒的に多数の方が女性ということで、そういった意味では、この自治体の非正規公務員の処遇改善を図るということは労働の男女間格差の是正にもつながるということがここで言えるのかなというふうに思っております。それでは、年収にして200万円以下、いわゆる官製ワーキングプアということで、これまでも議会の中で取り上げられてきたかと思うんですけれども、この方が非正規公務員全体の何割を占めているのかについてお答え願います。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
日額の臨時職員というのが平成28年度で86名いらっしゃいます。この方は200万円を下回っているということでございます。ただ、月額の臨時職員も72名ほどいるんですが、職種によっては200万円を超えている職種もございます。ほとんどが200万円を超えておりますので、全体の166名の臨時職員のうち、恐らく86名、ですから半分は、50%ぐらいは200万円を下回る年収という押さえなのかなというふうに思っております。
質問 7番 神長基子
50%程度と。すぐにお示しいただけなかったので、ちょっと全体把握し切れていないのかなというような印象を持ったわけなんですけれども、この臨時職員の部分で、今、日額と月額ということで分けて御説明をいただいております。臨時職員の中で、日額、月額と待遇面で主な違いというのはどのようになっているか御説明いただきたいと思います。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
日額の臨時職員と月額の臨時職員の待遇面の違いということでございます。月額の臨時職員につきましては、保健師さん、あるいは常設へき地の保育園の保育士さん、図書館の司書、あるいは介護福祉士等、ある程度専門的な職種というものでございます。待遇面でございますけれども、先ほども御答弁の中で申し上げましたが、雇用機会については一応最長で5年間ということを取り決めさせていただいておりまして、手当につきましては、通勤手当、住居手当、時間外勤務手当、休日勤務手当、期末勤勉手当及び寒冷地手当を支給しておるということでございます。一方日額の事務補、事務補助につきましては、最長で3年の雇用ということで、通勤手当及び時間外勤務手当、休日勤務手当の支給をしているということでございます。
質問 7番 神長基子
そうしますと、最長の年数が5年と3年の違いということと、手当の中身、これが最長5年であるこの月額の臨時職員の方のほうが手当のほうが多くついていると。そして、専門的な知識等も要する方が主にこの月額の中で勤務されているという実態かなというふうに思っております。最近の傾向として、この日額の臨時職員から月額の臨時職員へということで置きかえが、置きかえと言うんですか、割合が変わってきていますね。月額のほうに移行していっているというか、そういった動きがあると思うんですけれども、この実態、数字として持ち合わせているものがありましたらお示しをいただきたいと思います。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
日額から月額への移行というか、それの数字的なものということでございます。主に月額職員、先ほども申し上げましたけれども、保健師さん、保育士さんが主、あるいは図書館の司書の方が主なもの、月額の職員ということになります。これらの方、実は平成22年度から日額から月額化へということで変更をしております。こういう資格を持った方を募集してもなかなか応募していただけないということで、ある程度処遇のほうを改善した形で募集をしないと人数が集まらないということもございまして、この平成22年度以降この日額から月額へ変更しているということでございます。人数的に言えば、今の保育士さんあたりで、合わせると平成28年度で月額の保育士さんは47名、それから司書の方が7名ということでございまして、この方たちが日額から月額へ移行になっているというふうに捉えているところでございます。
質問 7番 神長基子
処遇改善を行ったということが平成22年にあって、そこから徐々に日額から月額のほうに移行されていったと。近年も28年度、29年度というふうに、具体的には申しませんけれども、日額から月額のほうに移行していったという、移行している方もいらっしゃるかなというふうに思っております。その要因については、今なかなか応募しても集まらないというようなことで、わかりましたけれども、今後もこういった形で、処遇改善という点では私は評価できる部分かなというふうに思っております。今後も同様に日額から月額に移行していく、移行するという考えが当面あるのかどうか、その見込みについてお伺いいたします。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
月額職員の採用につきましては、ある程度資格というか、そういう要件、そういうものが必要な職種に限って今月額化しております。今、議員おっしゃられたように、今、平成22年度以降、そういう方については月額化を進めております。おおむねほとんどの資格の必要な職種については月額化が済んでいると。今の時点ではもう終了しているというふうに捉えておりますけれども、平成32年度からの会計年度任用職員の制度の創設に当たりましては、今の日額の職員も含めて制度を大幅に見直すということを考えておりますので、その中で検討していきたいなというふうに考えております。
質問 7番 神長基子
見通しについてはわかりました。今、日額、月額含めて臨時任用職員の方というのは、任用期間が基本的には1年ということで最初に、入り口の部分では採用されていると思うんですけれども、最初の答弁でいただきましたけれども、例外的な措置として、それを継続していった中で通算で5年を超える非正規職員を任用している場合もあるという実態があるのかなというふうに思います。これは業務的にも、臨時という名目がありながらも、実際的には恒常的な業務ということになっているのかなというのが言えるんです。そういった中で、今、実際は採用年数というのは1年ですけれども、2年、3年と継続して、継続という言い方がちょっと、適切なのかあれなんですけれども、再任用されているということで、含めてどういった人数になっているのか、その内訳についてお伺いいたします。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
任用期間の1年目、2年目、3年目、4年目、5年目、5年目以降という、その人数がどういう状況なのかという質問かなと思います。これは平成28年度の数字で申し上げますけれども、1年目の方が58名、2年目が38名、3年目が31名、4年目が23名、5年目が11名で、5年を超える6年目以降という方が5名いらっしゃいます。率的には全体の3%ぐらいが5年目、5年を超えて任用されているということでございます。これは、継続という言葉が正しいというふうにはちょっと私のほうは思っておりませんで、再度新規にまた面接等を行いまして新たに任用しているということで、この3年、5年の決めにつきましても、あくまでも音更町の考えの中で5年、3年というふうに決めているというものでございます。ですので法的に、法令的に3年、5年という決まりは一切ありませんので、あくまでも1年、最長で1年ということでございますけれども、その中で、答弁にもありましたように、ある程度同一の人が同一の職に長いことつくということはやはり問題があるだろうということで、ある一定程度の上限というのを決めて3年、5年というふうにしております。ただ、先ほども言いましたけれども、募集してもなかなか集まらない職種というのがございまして、そういう方につきましては5年を経過しても、なお6年目、7年目というものをお願いいたしまして任用しているというような状況でございます。以上です。
質問 7番 神長基子
5年を超えている方は全体の3%ということで、人数にすると5年目が11人、6年目5人というふうになっているかなと思いますけれども、答弁の中では、正規職員と臨時職員が分担してそれぞれの業務に当たっている、こういったことによって公務サービスの質の低下を招くことはないものというふうに考えているというふうに答えていただきましたけれども、5年、6年と経過しているという、こういった方については、先ほども言いましたけれども、臨時といいながら恒常的な業務に携わっているというのが実態なんではないかなと思うんです。補助的なことだとか臨時的な仕事というふうにはちょっと到底考えにくいのかなと。公共サービスの基幹的な業務を担う存在になっているんではないかなというふうに言える。例えば、多くが保育士さんだと思うんですけれども、臨時の保育士さんであっても、現場においては子供たちにとってはプロの保育士であって、業務としては、詳しい、細かく言うと、例えば正規職員の方が会議で一同別室で打ち合わせをするといった場合に、現場には臨時職員、臨時の保育士さんしかいないというようなことも現状としてはあり得るわけです。そうすると、その子供たちにとってはプロの保育士であって、臨時なのか正規なのかという、その境目はないわけです。そうすると恒常的な業務ということも言えるのかなというふうに思っております。再任用ということで1年、2年、3年といるわけなんですけれども、その間、一定の働けない期間を設ける任用の空白という問題が全国的な自治体の中であると思います。本町においても、こういった空白期間を設定して同一の人を再任用するといったことを行ってきているのかなと思うんですけれども、それが、例えば空白が1カ月なのか数日なのか、その点はどういうふうにしているのか、実態をお伺いいたします。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
いわゆる空白の期間どれぐらいとっているんだということでございます。実態としては1日あけているということでございます。ですから、1カ月もあけるとかということはなくて、1日をあけて再度新たに任用させていただいているというようなことでございます。
質問 7番 神長基子
1日ということで、自治体によっては1カ月だとかというふうな期間を設けていて、それが実際現場のほうで大きく支障が出ているというようなこともちょっと調べてみるとありましたので、1日ということでしたら、ほぼ業務のほうには影響がないのかなというふうに思います。それで、今回の法改正によってこういったことが解消できるのかどうかというところなんですけれども、私は、恒常的な職務についているというふうにまず捉えております。こういった方については、思い切って任期の定めのない正規職員ということで配置がえをしていくということが最善の策というふうに考えているんですけれども、この点についてはどうお考えでしょうか。休憩(午前11時59分)
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
再度の任用を繰り返し、その任用期間が5年以上となった場合、正職員にすべきではないかというような御質問かと思います。まず、その正職員ということになりますと、当然配置転換ということもございます。その職に5年間継続して勤務していただいたということをもって正職員にするということには、その後、正職員となれば配置転換等もあるということもありまして、少なからず問題が出てくるのかなというふうには思っております。それと、原則的な話で申し上げますと、正職員を任用するその過程というんですか、に至る経緯についても若干違ってくるのかなと。地方公共団体の正職員につきましては競争試験による採用というのが原則ということでございます。これは、長期継続、長期的な継続任用を前提とした人材の育成だとか確保の観点、それと人事の公正を確保するということから必要とされていると言われております。このため、仮に地方公共団体の臨時、非正規職員を正職員として任用するという場合については、やはり競争試験などによって、正職員としての能力というんですか、そういうものの実証を改めて行う必要があるだろうということが考えております。地方公務員については、任用期間を通算した期間が5年を経過したからといって、それを常勤というか正職員に転換するというような仕組みはもともとないというふうに考えております。ということで、今のところですけれども、今のところというか、労働契約法に基づく5年ルール、5年で無期雇用へというルールは議員も御存じのとおり地方公務員には適用されないということでございますので、それを町独自で無期雇用へ持っていくという考えは今のところ持っておりません。
質問 7番 神長基子
正規化を図るということでは、今現在仕組みとしてある枠組みの中ではいろいろ問題等が出てくるといったことで難しいということなんですけれども、年数だけの問題ではなくて、業務内容も照らし合わせた上で、今のその実態が果たして雇用状況としていいものなのか、安定しているものなのかどうかというのは別な視点が必要になってくるのかなというふうには考えております。実際、法改正ということで32年度から会計年度任用職員の制度、これが始まって、順次移行していくということなんですけれども、実際に音更町の職員の方でこの会計年度任用職員に移行する、その対象の方というのはおよそ何名ほどいらっしゃるのかというのをお示しください。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
会計年度職員制度に移行する非正規職員がどの程度いるのかということでございます。今考えているのは、ほとんどがそちらの制度のほうに移行するというか、させるような考えで今のところはおります。以上です。
質問 7番 神長基子
ほとんど移行ということですね。この新しい制度は、基本的にこれまで身分が不安定で、いわゆる官製のワーキングプアというふうに言われていますけれども、そういうふうに指摘されている非正規公務員の処遇改善が狙いであると、この新制度。だと思うんですけれども、一つには、採用期間がこれ1年です、会計年度任用職員は。年度末で任期が要は切れるということです。その後もし繰り返し任用するのかどうかというのはそれぞれの自治体の判断に委ねるというふうになっていると思います。もう一つ、この法改正によって賃金や労働条件などというのは、それも今後それぞれの自治体の条例、規則によって定められることになるというふうに私は認識をしております。このあたりで、今現時点で、総務省のほうから昨年マニュアルも来ていると思うんですけれども、具体的な町としての考え方、全体として処遇改善に持っていくというふうになるのか、一部ですけれども、費用面等の問題で本来対象となる方を雇いどめするという、そういった懸念も見受けられるわけなんですけれども、まず今の時点での具体的な考え方について明らかにしていただきたいと思います。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
今の段階ではっきりとこうしたいということはこの場ではちょっと申し上げられませんけれども、少なくとも今の状況、今の臨時職員さんの処遇を一般職並みに改善していくという方向性では、そこは間違いないというふうに思っております。ただ、具体的にどういう内容の改善をしていくかというのを平成30年度中にいろいろ検討させていただいて、総務省からも、第1回目のマニュアルは示されておりますけれども、順次これも各自治体の状況だとか、そういう要望だとかそういうものに応じて改定をしていくということも伺っております。ですので、早急に結論は出さなければなら……30年度中にはある程度の確定したものをつくらなければなりませんけれども、今の時点で個別具体的にこれはこうするということはちょっと申し上げられませんけれども、少なくとも今よりはいい、よりよい処遇のほうに改善をさせていただくという考えは持っております。以上です。
質問 7番 神長基子
今よりも改善していく、そういった考え方があるということは結構だと思います。施行までの間にまだもう少し時間があるということですけれども、今現在そういったこの制度に対する町の方向性等というのは対象となっている職員に対してどのように周知をしておられるのか、現時点での状況というのはどのようになっておりますか。
答弁 総務部長 岸本保(総務部長は2020年3月まで)
それにつきましても、具体的な内容がまだお示しできるようなものがありませんので、対象となる職員、臨時職員、非正規職員の方にまだ通知は、通知というか周知はしていないというような状況でございます。
質問 7番 神長基子
まだお伝えはしていないということなんですけれども、周知ということの考え方については、方川議員が午前中に質問されたことと若干かぶる部分もあるのかなとは思うんですけれども、対象となる方の実態というんですか、雇用実態というものを、持ち合わせている数字等でわかる部分もあるとは思うんですけれども、内情としてどういったものを考えておられるのか。実際自分が働いていて、そういう今の待遇の中で、処遇の中でどういうふうに考えておられるのかというのを、その実態もある程度把握した上で新制度に向けて整備をしていくと。で、具体的な方針を、方針といいますか内容というものを決めていくというのが順序としては私は最適なのではないかなというふうに考えております。今周知、まだこれからということですけれども、ぜひその点も丁寧に対象者の方に伝えていく、また、対象者の方の実態というのもできる限りつかんでいくということも必要かなというふうに考えます。臨時、非常勤と正規職員とのこの処遇格差という部分が、臨時的な業務であったりするんであれば問題はないんですけれども、先ほど保育士さんの例で申し上げましたが、図書館司書さんに関しても私は同様のことが言えると思うんです。7名の方もいらっしゃる。正規の方よりもその司書の数というのは臨時職員の方が多いです。そういった中で、現場での業務というのは恒常的な業務というのが実際はあるというふうに思っております。そうすると処遇の格差というのは大きな問題です。そもそもその原因が何であるかというのは、最初のほうでやりとりさせていただきましたけれども、財政状況の悪化等が理由で、正規職員を削減して、そのかわりにと言ったら何ですけれども、増大していく事務量をどういうふうに対処していくかというのは、非正規職員の数をふやしてきたことによって今の処遇格差というのが生まれてきた、そういうふうに私は考えております。今後も地方分権改革の中で、ますます音更町も事務量というのはふえていくというふうに思っております。その中で、正規の職員と同様に町民のニーズにしっかりと応えて、そして、誇りを持って今現在働いておられる全ての非正規職員の方に、その担う職にふさわしい処遇改善が図られるということが今まさに求められているんだと思います。こうした求めにどう応えて対処していくのかということで、最後に町の見解についてお伺いをいたします。
答弁 町長 小野信次
今、神長議員からの質問ですけれども、ふだんから、臨時職員と言われますけれども、そういった方々に対する処遇、そしてまた身分と、いろんなことで常々今までも、しかし我々とすれば、今ある中でこのことをどうしていくかということで今日まで来ました。御指摘のように、今総務省含めてこれからの中で、今政府も働き方改革というような言葉を打ち出していますけれども、それは民間のみならず、地方公務員、ましてや国を支えている、働いてくださっている人たちにどう対応していくのかという中で、正規、非正規という言葉はありますけれども、正職員、そして臨時職員という中で、今後のふさわしい姿は何なのかということを含めて今後、今、部長から、いろんなものを精査しながら、うちの町にとってどうあるべきなのかということも、時間的に早く対処しなさいという御指摘かと思いますけれども、しかし、これも慎重にやっていかなければいけないなというふうにも思っております。また、今神長議員からるるお話しありましたけれども、行政改革というお話も最初出たと思います。まさに、もちろん財政のこの厳しさの中から生まれたものというのも一つの要因にあると思いますけれども、今おっしゃっていただいた行政改革というのは20年も前から始まったわけです。そのときには、今の、皆さん方も御存じのように、机の上にパソコンが入り出した。そしていろんな意味で、働くシステムも、その20年前というのは、ただ単に財政難というよりも、そういった大きなシステムが変わってきたという中で、人を減らせということよりも、効率を上げなさいというような指導もこれは事実あったわけであります。しかし、20年たった中で振り返ってみたときに、それが本当に順調に来たのかというと、今おっしゃったように、行政サービスというのは膨大なものになってきたという中で、そのシステムを用いてもさらに人を補充していかなければならないというのが、今神長議員から御指摘いただいたように、それが臨時職員さんの皆さんの対応によってまたそこがカバーされているということも事実だとすれば、その歴史も振り返りながら、うちの町にとってどうあるべきかということは、今皆さん方からいただいたお考えももとにしながら、そしてまた国から指導を受けているその内容ももとにしながらこれから、今決められた時間の中にどれだけできるかは、今、部長からもお話しがありましたけれども、努力をしていければなというふうに思っております。その点御理解をいただきたいなというふうに思います。ありがとうございます。