みんなの議会

音更町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月18日

公益財団法人北海道医療団音更病院改築構想について

2017年12月18日、音更町議会の一般質問で、大野晴美議員が「公益財団法人北海道医療団音更病院改築構想について」質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 古田康弘が答弁しました。

質問者
大野晴美 議員
答弁者
町長 小野信次、保健福祉部長 古田康弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 大野晴美

それでは、公益財団法人北海道医療団音更病院改築構想について一般質問を行います。公益財団法人北海道医療団音更病院は、築31年がたち、空調等設備関係の全面更新時期が目前であるため、音更病院のあり方について思案、現在理事会において今年度末をめどに、音更病院の現在地改築と帯広西病院増築の2案で検討されていると聞いています。音更病院は、2次救急医療をつかさどっている帯広第一病院と同系の医療機関として、1987年、昭和62年より本町で事業展開。また、1996年、敷地内に介護老人保健施設とかちを開設し、医療、福祉の中核として、本町で事業展開をしています。また、当法人は十勝で1カ所の公益財団法人で、非課税世帯の高齢者など生活困窮者に対する無料・低額診療を当初より実施し、地域住民に対し適正で良質な医療を平等に提供、さらに、健康増進セミナーの開催や特定健診の実施など、地域社会の公衆衛生向上に寄与しております。そこで、団魂の世代が後期高齢者となる2025年問題を抱える本町において、音更病院の移転に対し危惧する観点から以下の質問をいたします。1点目、この情報の事実関係とこれまでの経過について。2点目、本町の地域包括ケアシステムを推進していく上で今日まで音更病院が果たしている公益的役割についてどのように評価しているのか。3点目、仮に音更病院が帯広市内に移転した場合、町民や行政に与える直接的影響をどのようにシミュレーションしているのか。さらに、働く人や患者の減少など今後における人口減少への影響について。4点目、北海道医療団からは現在地での改築の場合の新規事業のビジョン案などが示されているように聞いております。その具体的な内容は。また、音更町はそれをどのように受けとめているのか。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

公益財団法人北海道医療団音更病院改築構想の御質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。音更病院は、昭和62年、緑陽台地区に開設して以来、内科、胃腸科、リハビリテーション科の診療科目のほか、長期療養を必要とする方々の医療療養病床108床の定員を有し、町民及び周辺町村の住民の健康保持のため医療を提供していただいているところであります。本年6月に北海道医療団が音更病院の改築を検討しているとの情報を得た後、直ちに法人からその内容を伺ったところであります。北海道医療団では、施設、設備の老朽化が進んでいることから、法人内部に検討ワーキンググループを設け、介護老人保健施設とかちの隣接地で改築する案と帯広西病院に増築する案の双方についてメリット、デメリットを比較検証し、本年度末を目途に一定の結論を出すとのことであります。その後、進展状況をお伺いする中で、11月中旬に、介護老人保健施設とかち隣接地で改築した場合のビジョンとして、無料・低額診療を継続実施するほか、新規事業の一つとして、現在帯広第一病院で行っている在宅ケアセンター事業を移転し、24時間体制による訪問診療、訪問看護など総合的な在宅訪問事業を展開することが示されたところであります。本町に係る在宅医療については、町内外の医療機関等でも対応が可能でありますので、現状では特に不足していないものと認識しておりますが、今後の高齢化の進展を見据えたとき、在宅医療のニーズはますます高まることが予想され、現在取り組みを進めている地域包括ケアシステムの展開を考慮しますと、示されたビジョンには一定の評価すべき点はあるものと思っております。一方、整備費用の試算の比較では、帯広西病院に増築する案が、介護老人音更施設とかちの隣接地で改築する案よりも3億2千万円ほど縮減されるとの見通しが示されております。北海道医療団は、内部留保を多く持っていない公益財団法人であり、財源的な余裕が少ない中で、判断材料の一つとして、負担を軽減するため町からの財政支援を望んでいるところであります。音更病院に勤務する職員数は84名で、このうち町内在住者は53名、11月の1カ月の外来受診者は全て内科で309名、95%が町民の利用となっております。また、入院患者は87名で、このうち町民は28名という状況にあります。現時点で、仮に音更病院が町外へ移転した場合の人口減少を含めた本町への影響について、詳細な検証には至っておりませんが、一定の影響はあるものと想定されます。町といたしましては、現在地での改築が望ましいことと考えますが、医療機関の施設整備に対して財政支援を行った前例はなく、他の町内医療機関とのバランスの点からも、財政支援を行うことは慎重に考慮すべき課題と受けとめているところでありますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。大変申しわけございません、訂正をさせていただきます。先ほど答弁の中で、介護老人「保健」施設とかちというところを介護「音更」施設とかちというふうに申し上げたそうでございますので、訂正しておわびを申し上げます。以上です。

再質問 1番 大野晴美

それでは、再質問をさせていただきます。答弁の中にもありましたけれども、この情報自体、本年の6月に、検討しているということを町のほうは知ったという形です。6月の22日でしたか、民生常任委員会のほうに口頭で、こういう情報がありますよということで一旦報告をなさったと。その後、11月の今定例会前の委員会のときに、またここでも口頭という形で、ここの答弁の中でも先ほど答えていただきましたけれども、西病院に移るためのメリット、デメリット等、法人、北海道医療団のほうからの情報を口頭で説明をされたと。金額等々、デメリット、メリット等々のことも多少は入っていたんではないかと思うんですけれども、もう少し詳しく委員会のほうに説明した内容を、正直言って委員会、口頭説明だったものですから資料等々何もないですよね。出ていないものですから、その辺のところをもう少し詳しく教えていただきたいと思います。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

6月22日のときには、たしか資料をお示ししてお話ししたかというふうに記憶をしております。12月の1日の民生常任委員会では口頭で御説明をさせていただきました。内容につきましては、今、町長が答弁いたしました内容がそのものでございますけれども、ビジョンといたしまして、在宅医療の機能を充実するということ、それからリハビリ関係の部門も充実するというようなお話でございますし、費用の比較につきましても、3億2千万ほど帯広西病院に増築した場合のほうが縮減できるということでございまして、その3億2千万という縮減できる理由でございますけれども、厨房設備でありますとかリハビリのスペースでありますとか、そういう面積が帯広西病院と兼用してできるということで、その分が建設費が縮減できるということを御説明させていただいたところでございます。以上でございます。

再質問 1番 大野晴美

縮減等々の話はわかりました。まず6月の段階は資料が出ていたということで理解いたしました。申しわけありません。12月の段階で、先ほどの答弁では、財政支援を望んでいるというふうに町は判断されたというふうで、再度確認いたしますけれども、それで、事業団のほうからは財政支援を望んだという形で確認をとられたという方向でよろしいんですね。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

12月の民生常任委員会に御説明、御報告するに当たりまして、私のほうで北海道医療団の法人の方とお会いした中で、医療団としては、内部留保を多く持てない公益財団法人という性格もある、そういう形の中で町からの支援について望まれているというような御発言をいただいたところでございます。以上でございます。

再質問 1番 大野晴美

今回の音更病院さんの移転構想等々に関してなんですけれども、まず音更町の6期おとふけ生きいきプラン21で、今まさに来年度から始まる7期おとふけ生きいきプラン21、これの素案が12月に出されております。6期のときに、これから音更町も、日本全国そうなんですけれども、高齢化社会の中でどうやって安心して最後まで地域で生き続けていくかという、暮らしていくかという形の中で、この計画案、6期のときは、44ページになりますか。在宅医療・介護の連携の推進という形で、新規実施ということで、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者などが住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう在宅医療と介護サービスを一体的に提供するという形の、6期は新規事業でその計画に入っていきますよという形になっています。今回7期。まずこの計画に対して、重点施策というよりも基本方針として五つの基本方針がつくられております。その中で、安心して暮らせる住まいと町の実現という形で、高齢者が今後も住みなれた地域に住み続けることができるような環境づくりをつくりますよと。その次に、重点施策という形で、介護だけではなく医療の支援を必要とする高齢者ができる限り自宅などの住みなれた地域で療養し、自分らしい生活を続けるために、退院支援から日常の療養支援、病状の急変時の対応、みとりなど、さまざまな局面で在宅医療と介護が緊密に連携して高齢者とその家族を支えていくことが必要だと明確に重点で言っています。今お聞きしますと、北海道医療団のほうからは、第一病院で行っている在宅ケアセンター事業、この第一病院で行っている在宅ケアセンター事業の中身は何ですか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

第一病院で今併設しています在宅ケアセンターというものを行っております。ここには医師が第一病院との兼務で3名配置されております。それから看護師、准看護師、それから理学療法士、管理栄養士のそれぞれのスタッフ、常勤、非常勤、それから第一病院との兼務合わせまして17名がそのセンターの運営を行っているということでございます。現在でも24時間体制による訪問診療、訪問看護を実施しており、昨年度は39人のみとりも対応したということでございます。これから向かっていくべき在宅医療に備えての第一病院としてのそのセクションというふうに認識しているところでございます。以上です。

再質問 1番 大野晴美

そうですよね。これから高齢化がますます進んでくると思います。本町もこの計画に当たり高齢化率の推計をされていると思います。読ませていただきますと、この計画の素案なんですけれども、中身を見せていただいたときに、たしか平成32年ですか、現在は27.5%ぐらいの高齢化率、そして31、2年でしたか。この計画がまさに第8期に入る前には大体31%から32%。そこで、2025年、この時点では本町の高齢化率はどの程度までなっているでしょうか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

2025年の高齢化率でございますけれども、今ちょっと手元に冊子を私持ってきていないんですけれども、たしか31%台でなかったかなというふうに記憶をしているところでございます。

再質問 1番 大野晴美

もう一つ、道のほうでは、道も同じように保健福祉計画つくっております。その市町村の数字を積み上げて道のほうもつくっていると思いますけれども、道のほうでも要介護、今度は32年度でどういう形の要介護度、構成があるかと。そうなったときに、要介護1、2、要するに軽い方がふえてきますよと。続いて要介護1が最も多く、22.2%、続いて要支援1が17.2%、要介護2が16.6%ぐらいになる見込みですと。だからなおさらこの地域包括ケアシステム、要するに入所前の方々の在宅介護・医療、これの基盤をつくらなければいけないですよと。その辺のことはもちろん音更町は十分に認識されていますよね。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

本町でも要介護1、2、要支援2、このレベルの方が一番認定者としては多いわけでございます。先ほど来よりお話のあります地域包括ケアシステムを進めるに当たっては、介護と、そのほかに医療というのが大変重要な部分でございます。本町では、音更病院さんも含めまして19の医療機関が今開業されているわけでございます。その中でも既に訪問診療を行っている医療機関もございます。それから、訪問介護につきましては、音更町に事業所のあるのは一つ、二つというところでございますけれども、音更町内をエリアにする訪問看護ステーションは12事業所ございます。そういうことで、訪問医療、訪問看護については、今そういう医療機関あるいは訪問介護ステーションが徐々に整備されてきているものというふうに認識しているところでございます。以上でございます。

再質問 1番 大野晴美

音更町としては今ある訪問看護、訪問介護ステーションで十分に対応できると考えているという考え方ですね。でも、それが本当ですか。2025年、まさに。国全体でも在宅……。国の方針御存じですよね。国は、全世代型社会保障という形で医療、介護をやっていきますよと。ところが、選挙が終わった途端、診療報酬、今回、来年度に向けて一部、人件費の部分は一部アップしますけれども、診療報酬全体としてはマイナス改定という形になりますよね、病院側の。介護報酬のほうもマイナス改定が打ち出されてくるんではないかという予測も立っております。実際問題、急性期病床の3割削減をもう既に言っています。急性期病床が3割削減されて、地域包括ケア病床に変わっていくという形になったときに、これどうなりますか。重度の本当の重たい方たちというか、病院から在宅にいやが応でも戻される時期が必ず出てくる。施設入所まではできない方、たくさんいると思います。だって施設入所は3以上ですよね、基本的に。そうなったとき、入院もできない、自宅には戻らなければいけない。そのときにサポートするというか頼りになるのが在宅ケアの部分であると。なぜ音更病院さんがと思うのは、音更病院さんの後ろには2次救急医療体制の第一病院さんがきちんとあると。形の部分が大きいと思います。地域包括ケア病床、地域包括ケアシステム、言葉では、今音更町では間に合っているから大丈夫だよ、だから民間レベルのという話を今、部長は答弁されましたけれども、実際問題24時間体制の在宅ケアセンター、本町にありますか。休憩(午後 0時01分)

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

お答えをいたします。先ほどの大野議員の御質問の件でございますけれども、在宅ケアセンター本町にありますかというような御質問だったかと思いますけれども、私先ほど申し上げましたような医師から看護師、あるいは理学療法士などの多職種で構成されるこのような在宅ケアセンターというものは本町には現在ないところでございます。以上でございます。

再質問 1番 大野晴美

本町では24時間対応の在宅ケアセンターはないということで、まずその1点はわかりました。次に、高齢化の進行とか生活習慣病、慢性期疾患、これが今後ますます増大すると。たくさんの人がいろんな形でなっていく可能性が高くなってくると。疾病構造が変化して、要介護の認定者や認知症の患者さんはもちろん本町も拡大してくると思います。だからこそ地域や自宅で疾病を抱えつつも生活をしていかなければいけない。要するに在宅です。在宅での生活を余儀なくされる方が増大する。増加する。そのことを踏まえて在宅医療、在宅介護という形を踏まえながら第7期おとふけ生きいきプラン、これ作成されてきていると思います。今医療団のほうからのビジョンのほうを一部お聞かせいただきましたけれども、まず、今現在第一病院のほうにある在宅ケアセンター、24時間体制、訪問看護、そして訪問診療、また、リハビリの理学療法士、作業療法士等のセラピストのいる、今現在は多分音更病院さんのほうでは専門職という形の常勤配置はされているのかいないのか、まずそこの点をお伺いします。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

現在の音更病院のスタッフの中にセラピストと言われる理学療法士等々いるかどうかというお尋ねかと思いますが、現在、私伺った中では、マッサージ師の資格ある方がいらっしゃいます。あとそれ以外に理学療法士、作業療法士という資格を持っていらっしゃる方は配置されていないというふうにお聞きをしております。以上です。

再質問 1番 大野晴美

現在はいらっしゃらないと。それでは、新たに提案される新規ビジョンのほうでは、この辺のところは何か触れられて説明を受けましたか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

ビジョンの説明の中で伺っておりますのは、リハビリテーションの居室を拡大して、理学療法士、作業療法士等のセラピストを常勤で配置するということで伺っているところでございます。以上です。

再質問 1番 大野晴美

そうですか。今現在はいらっしゃらない理学療法士、作業療法士、この方々を常勤で配置する計画案も出されているという形ですね。これは入院の方、外来の方対象だと思うんですけれども、その点は間違いありませんか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

入院、外来でリハビリテーションが必要な方にそのような医療を提供するということで間違いないかと思います。

再質問 1番 大野晴美

さらに、診療のほうなんですけれども、今やっている一般内科だけではなくて、専門性に特化した部分に関しても医療提供をする可能性があるというような情報はありませんか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

その示されたビジョンの一つの項目としては外来機能充実ということで、具体的には内視鏡外来等の開設も検討するというようなことはビジョンとして示されているところでございます。

再質問 1番 大野晴美

内視鏡等々専門的な部分の医療も提供する準備を進めたいと私は解釈したんですけれども、それと同時に栄養サポートとかそういう、要するに総合的な在宅訪問事業という形で考えているという話は聞いていませんか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

訪問栄養指導、それから訪問リハビリなどの総合的な在宅訪問事業を展開するというような言い方でビジョンに示されているところでございます。

再質問 1番 大野晴美

まだ示されているビジョンがあると思います。もうこのほかのビジョンは聞いていないでしょうか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

申しわけございません、細切れになってしまいましたけれども、ビジョンの中には大きくは継続事業と新規事業という二つの区分けがございまして、継続事業については、無料・低額診療を継続するというようなことが一つと、健康増進セミナーや特定健診は引き続き行うということが継続事業でございます。新規の事業といたしまして、今まで申し上げたほかには、入院患者の受け入れに当たっては急性期病院からの紹介受け入れ、それから療養病棟の一部を地域ケア病棟へ転換を検討ということがございます。それから、医師を中心とした多職種チームによる医療を提供ということがございます。それから、これは関連してだと思うんですけれども、老健施設とかちのデイケアセンターを拡充するということでビジョンとして示されているところでございます。以上です。

再質問 1番 大野晴美

今出ました老健施設とかちのほう、デイサービスの部分の拡充、これ自体も新たな、音更病院の改築をすることによって厨房機能を音更病院のほうに設けて、そのあいたスペースを使うような話でこれから対応していきたいという構想もあるということを私は聞いておりますけれども、1日定員今40名、そのところを20名ふやして、拡大して在宅ケアに特化していきたいという考え方を持っていらっしゃるということを聞いております。施療の関係です。公益的な部分なんですけれども、昨年度、低所得者、生活保護世帯等々に対しての無料診療を行った総患者数の数値はどの程度になっていますか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

平成28年度の音更病院が行っている無料・低額診療事業の実績でございますけれども、これ、延べ人数で申し上げますけれども、生活保護世帯に属する方が延べ2,841件、それから、減免ということで、生活保護じゃない低所得者の方々に減免した治療を行っているのが1,151人ということで実績としてお伺いしているところでございます。以上です。

再質問 1番 大野晴美

約3千人の方たちに対して無料または低額の一部減免という形で医療行為等々を行ってきているという、公益的な役割の大変厚い事業体だと思っております。在宅医療の部分にまた戻ります。在宅医療を行う医療機関の充実がなければ在宅医療または在宅介護はできないと思います。今現在、先ほど答弁にありましたけれども、十分充足していますよと。医療機関としても充足しているし、在宅医療・介護を行っているサービス提供事業体も十分間に合っていますよ、音更町というような答弁だったと思いますけれども、本当にそうでしょうか。再度もう一度お尋ね申し上げます。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

先ほど町長からの答弁のとおりなんですけれども、現在、町内外の医療機関で御協力いただいて、充足しているという言い方ではないと思いますけれども、不足はしていないという認識でございますが、その後の後段で、先ほど来よりお話があります、今後高齢化率等が高まってくる中でそういう在宅医療のニーズというのも必要になってくるということでございまして、今後においてはそういう部分で現状では賄い切れない部分が出てくるのではないのかなという部分も担当としては思っているところでございます。

再質問 1番 大野晴美

本町だけではなくて十勝管内全域、全て高齢化、高齢者の増大と申しますか、2025年問題はどこも同じ状態で出ている課題だと思います。問題だと思います。今ほかの、帯広市さんですよね。音更町民は今までは恵まれた医療環境、また介護環境にあったと思います。選ぶことができました。ただ、これから2025年をピークにして、選ぶよりも、自分たちがいかに入れてもらえる場所を探すか、その苦労がもう目の前に迫っているんです。それなのに、この新しいビジョンをお持ちの北海道医療団、こちらの提案をすぽっと断ることが本当に音更としていいのかなと私はとても疑問視、疑問を持っています。またもう一つ、急性期医療、2次医療圏という形で、急性期の場合は大抵帯広厚生病院さん。でも、その急性期病床の約3割が、先ほども申し上げましたけれども、削減される方向になっていると。その3割削減されたところをどうするか。今度は地域包括ケア病床に変わっていくと。そこで、音更町の地域包括ケア病床、現在どの程度ありますか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

地域包括ケア病床ということで把握しておりますのは、町内は1病院で13床、そのほかにも近隣の自治体の病院でそういう病床も持っている病院もございます。以上でございます。

再質問 1番 大野晴美

音更町内には13床しかないと。今回音更病院さん、地域包括ケア病床、つくる、つくらないということは先ほど答弁していただきましたでしょうか。その辺再度お願いいたします。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

示されたビジョンによりますと、現在の医療・療養病床の一部を地域包括ケア病床に転換を検討というようなお考えのようでございます。

再質問 1番 大野晴美

慢性期の人たちが在宅に戻るまでの間、急性期、その後慢性期、で、在宅という流れをつくろうとしたときに、急性期は3割削減です。転がすように地域ケア病床が必要となってくる。そして在宅ケアにつなげていく。施設入所までたどり着かない場合はそれを繰り返していく町民の方々がふえると私は考えております。その点に関してはいかがですか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

この病床の関係でございますけれども、これは地域医療構想ということで北海道が作成しております。その中で、大野議員も言われるように、割合ちょっと私、今記憶が確かでありませんけれども、急性期は少なくなって、その分慢性期あるいはリハビリの関係の病床のほうに移行すると。さらに在宅医療の部分との連携をしてこれからの高齢化社会を支えていくというふうに思っております。在宅医療と申しましても、その定義の中では、在宅医療というのは、本当の自宅でお暮らしになる方もいらっしゃいますし、グループホームでありますとか、そういう施設関係も含めての在宅医療という、地域医療構想の中ではそういうような言い方をしておりますけれども、いずれにしても在宅医療のニーズは高まってくるというふうに思っているところでございます。以上です。

再質問 1番 大野晴美

どんなに施設入所、グループホームに入りたいと言っても受け皿がなければ入れない。全ての希望者が入れるような受け皿をつくることは到底不可能と言っていいぐらい難しいと思います、これからの高齢化を考えると。やはり地域で支え合いながら住みなれたところで暮らしていく、この体制づくりが大切だと私は考えております。ですから地域包括ケアシステムという形の文言が使われてきているんだと思っております。今までお話しさせていただいて、まず今回の音更病院さんの改築構想、今音更町に示されているビジョン、これは決してマイナスにはならない、逆に言えば本町の地域包括ケアシステムのかなめとなりそうな、民間に頼っていかなければいけない、その大切な要素も含まれていると私は考えていますけれども、その点に対してはいかがですか。

答弁 保健福祉部長 古田康弘(保健福祉部長は2018年3月まで)

町長の答弁でございましたように、このビジョンに示される在宅医療関係のビジョンの項目につきましては一定の評価をするというところでございます。繰り返しになりますけれども、ほかの医療機関さんでも24時間の訪問診療をやっているクリニック系のそういう医療機関もございますし、そういう中で、さらにそういう資源がふえるということについては一定の評価ができるのかなというふうに思っているところでございます。

再質問 1番 大野晴美

一定の評価ですか。一定の評価だけで、今まで三十数年音更病院さんがこの地で公益的事業をなさってきた部分も全て帯広市のほうに持っていかれてしまう。この今までの先人の苦労といいますか、金子町長時代から始まりまして、そのときの議員の方々、誘致するには、病院を誘致をするということは物すごく大変だったと思います。それも入院施設のある病院です。クリニックではありません。入院施設のある病院は音更町には3カ所しかないと私は思っております。徳洲会さん、宏明館さん、そして音更病院さん。音更町民のためにも、帯広市に音更病院さんが移転されること、これでいいんでしょうか。もう一度考え方をお尋ね申し上げます。

答弁 町長 小野信次

音更病院という固有名詞を出されて、思いはよくわかりました。また、答弁の中でもお話をさせていただきました。今大野議員からおっしゃったように、今大野議員は2025年のお話をしました。しかし、本当に将来を考えたときに、2025年だけじゃなくて、2040年もなんです。今あなたは2025年のことを一生懸命言っているけれども、時代が大きく変わったということを、私たち今預かる町の理事者だけじゃなくて、議員そのものもしっかりとその歴史をひもといてくださっていることはありがたい。だけれども、これからに向けて大きく世の中が変わって、時代、世相だけじゃなくて、年齢階層が逆三角形になっているときに、じゃ行政がどこまでできるのか。そして、今大野議員がお話の中に出していただきましたけれども、この病院一つの問題を歴史としてお話ししてくださることは誰も否定しません。しかし、我々が今抱えている中で、この高齢化率が上がっていくということと、2025は、大野議員もおっしゃるように、団塊の世代が75歳になるときでしょう。しかし、その次の世代、第2次世代、それは2040年に65歳になることです。そういった時代が来ることは皆さんで共有していくことはもちろんそのとおりです。ただ、私たちが、今この問題を提示をいただきましたけれども、決してこのことを何も否定しているわけでもないし、今そういった中でこういった考え方を伺いましたよという中で、どうやってこれにしっかりと前を向いて取り組むべきだというお話もございますし、町としてどういうふうに取り組んでいったらいいのかという中では、答弁でも申し上げましたけれども、やはり医療機関の中で、医療団に対しての今までの助成という例がない中でどうやってやっていったらいいのだろうと。この考え方をまずはどういうふうに受けとめて考えていかなければならないのかということも含めまして、より慎重にやはりこのことについては考えていかなければならないなと。さっきから大野議員さんに強くお話をしていただいていることを否定しているわけではないですから。あくまでもこういったことの時代と、それから、今うちの町が、答弁でも何回も繰り返して言ってきましたけれども、そういう中でこのことをどうやって受けとめていけばいいのかなということをともども考えて、そしてまた、住民理解ももちろんそうでしょうし、議員の皆さん方にもしっかりと御意見をいただきながら、このことにどう対処していけばいいかということもまたお知恵をいただかなければならないときもきっとあろうというふうに思いますけれども、そういったことも含めての答弁でありますので。これを全部投げてしまうのかとかというお話をされますけれども、私たちが今答えているのは、そのあるかないかの話じゃなくて、今こういったことを率直に、こういった時代にどうやって、じゃこの今までの前例のないことをどうやって対処していくべきかということの中での答弁とさせていただいたところであります。御理解をいただきたいというふうに思います。

再質問 1番 大野晴美

ちょっと私理解が、なかなか難しくて、できないんですけれども、私の考え方だけを。在宅医療や在宅介護は、急変したら地域に駆け込むことができる病院があって初めて成り立つものだと私はずっとかねがね思っています。今、町長言われましたけれども、これから30年、40年、この30年、40年、ますます逆三角形のピラミッドをどうやって、ハード面が少ない中、それを優先順位をつけながら町民の方々が暮らしていくかということを考えたときに、今までの歴史もそうですけれども、これからのあり方を考える上での病院と介護、そしてその病院も入院施設も併設しながら、そして在宅の部分に目を向けてくれる、そういう事業体の大切さ、それをもう一度町のほうに考えていただきたいと思います。そして、このことは、またこの結果、音更病院さんの移転構想についてはもうお尻が決まっていることです。3月中には方向性を理事会のほうで出されるというふうに私は通告にも出しましたけれども、多分国庫補助等々の申請の絡みなんかも出てくるんだと思います。ですから事業団としてはある程度方向性を今年度中に出さなければいけない状態だと思います。最後に、音更町が結論を出すとするならば、もう出たと私はきょうの答弁をいただきまして感じたんですけれども、まだ考える余地があるとするならば、いつまで。いつまでと言うのもおかしいですね。いつごろまで相手側の事業団と最終結論の話をされる予定なのか、その点だけお尋ねして一般質問を終わります。

答弁 町長 小野信次

申し上げておきますけれども、私は、この話をお聞きしてきた今までの中で、特異なことを考えて何かを思うという話じゃなくて、大野議員と同じで、冷静にこのことを受けとめていることだけは理解をしていただきたいなというふうに思います。今大野議員からお話がありました。この医療団のお尻が決まっているんだよというお話の中で、いつということを示してくれというお話ですけれども、先ほどの答弁にもありますように、今、部長からも、それから私からも答弁しましたように、今大野議員がおっしゃるように大切なことであることは、それは、何度も部長からもお話ししているように、認識をしているということは間違いないと思います。しかし、その時期がいつなのかと。町が判断を委ねられているんだよという今お話ですけれども、それは双方が、そして町民も、そしてこの議会も含めて、一定の時間というのはやはり慎重にとっていかなければならないということだけは御理解をいただきたいというふうに思います。以上です。

出典:音更町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる