音更町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月15日
十勝川温泉地区の都市再生整備計画と周辺の環境保全機能等について
2016年6月15日、音更町議会の一般質問で、大野晴美議員が「十勝川温泉地区の都市再生整備計画と周辺の環境保全機能等について」質問し、町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸が答弁しました。
- 質問者
- 大野晴美 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 大野晴美
それでは、通告に従いまして、十勝川温泉地区の都市再生整備計画と周辺の環境保全機能等について質問いたします。十勝川温泉地区の都市再生整備計画が平成25年度からスタートし、平成29年度までの計画で進められています。この計画は、北海道遺産、モール温泉のある北海道・十勝を代表する温泉地区の活性化を図るため、課題を克服し、将来ビジョンを描き、再生に向けて官民一体で取り組まれるものと理解しています。整備計画で唱えている課題の一つとして、温泉街中心部の再整備とともに、温泉街周辺の豊かな緑を活用し、一体的な整備が必要としています。また、将来ビジョンでは、周辺の公園や緑地、景観などの相乗効果を高めるとも唱えています。地域住民によりますと、都市再生整備区域内に民間による太陽光発電を設置する計画が持ち上がっている旨の話があります。自然エネルギーを否定するものではありませんが、温泉地区周辺の緑地や山林と一体して進めるとする再整備計画と林地開発行為との整合性に疑問を抱きます。両計画の整合性の観点から、次の点を伺います。一つ、町が把握している太陽光発電の設置位置はどこか。二つ、規模、林地開発面積は。三つ、事業の進捗状況は。四つ、森林や林地の開発行為とまちづくりをどのように調和を図っていくのか。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
十勝川温泉地区の都市再生整備計画と周辺の環境保全機能等の御質問につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。十勝川温泉地区につきましては、平成25年度に都市再生整備計画を策定し、緑と調和した温泉街づくりを目標の一つに掲げ、観光客や地域住民などが繰り返し訪れたくなるような魅力ある温泉街の形成に向けた活動を行っております。また、現在、十勝川温泉中心市街地再生事業等により、にぎわいと活力のある十勝川温泉市街地の都市環境を整備するなど、温泉地区の活性化と再生に向け官民一体で取り組んでいるところであります。このような中、御質問にありますとおり、現在、十勝川温泉地区におきまして、民間事業者による太陽光発電施設の設置が計画されております。開発事業者が、5月19日及び29日に開催した住民説明会に町の担当職員も参加したところでありますが、開発を予定している場所については、十勝川温泉6番地4の林地で、開発予定面積については約1.2ヘクタールと伺っており、面積が1ヘクタールを超えることから、森林法に基づく林地開発許可制度による開発を計画しているものと考えております。林地開発許可制度による開発行為は都道府県知事の許可となりますので、町として、直接、事業の進捗状況等の詳細を伺ってはいないところであります。説明会では、傾斜地での林地伐採に伴う雨水処理や景観対策、北電との系統連携に係る協議など、開発行為の許可申請に向けた準備を進めているとの説明がありましたが、それらの具体的な計画については示されていない状況であります。太陽光発電施設の設置の背景には、国による再生可能エネルギーの推進が大きく影響しているものと認識しておりますが、森林は、水源の涵養、災害の防止、環境の保全といった公益的機能を有しており、住民生活の安全と地域社会の健全な発展に寄与しております。また、森林は、無秩序な開発によりその機能が失われてしまうと、これを回復するには極めて長い年月を要することになりますので、町といたしましては、今回の計画に限らず、森林や林地の開発行為に当たっては、地域住民や関係団体等の意向を十分に踏まえ、関係法令等を遵守することはもとより、森林の有する役割や機能を阻害することのないよう適正な開発を求めてまいりたいと考えております。また、十勝川温泉地区での林地開発とまちづくりについてでありますが、現在進めている都市再生整備計画に掲げる緑と調和した温泉街づくりは、主として温泉市街地の中に緑と花で彩られた広場などを整備することで温泉街自体の魅力向上を図る計画となっており、林地開発が直ちに当該計画に大きな影響を及ぼすとは考えておりませんが、温泉の周辺地区は、これまでも、十勝が丘公園、道立十勝エコロジーパーク及び十勝川温泉アクアパークの三つの公園に囲まれた自然を生かした地域づくりを目指してきたところでもありますので、開発に当たっては、観光地としての地域の実情を踏まえ、地域住民や関係団体等への十分な説明と景観等に対する最大限の配慮を求めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 1番 大野晴美
それでは、再質問させていただきます。まず初めに、都市再生整備計画を進める十勝川温泉観光振興協議会、この構成メンバーをお知らせ願います。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今の御質問でございますけれども、旅館組合、旅館協同組合、あと町内会、十勝川温泉の飲食店組合、それとエコロジーパーク財団等々が審議会の中に入ってございます。
再質問 1番 大野晴美
音更町はそれには入っていらっしゃらないという形でよろしいんでしょうか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
その中には町自体は直接的には入ってございません。ただ、会議にはオブザーバーとしてその都度顔は出している状況でございます。
再質問 1番 大野晴美
わかりました。音更町の都市計画マスタープランありますよね。その中の十勝川温泉地区、これは、まちづくりの基本方針として、1点目、自然資源の保全、有効活用を挙げています。モール温泉で知られる温泉郷、三つの公園に代表される緑、ハクチョウも飛来する十勝川など誇れる自然資源を保全し、自然と触れ合うことができる場の整備など、恵まれた環境の有効活用を行うとしています。例えば、公園や川を結ぶ自然ネットワーク、フットパス、こういうことを緑をテーマを構築するという形でマスタープランつくっております。また、2点目として、快適な生活を支える基盤づくりとして、沿道における空き地の有効活用や草木の植樹等々による景観整備、さらに3点目として、特色があり活気のある温泉街の創出として、地区全体に統一感を持たせた景観の向上を図ると。自然資源の保全、有効活用を十勝川温泉の魅力として発信するとなっています。これがマスタープランのほうにうたわれております。もう一つ、緑の基本計画では、この開発予定地区は長流枝内丘陵の中に位置をするんではないか、ぎりぎりの線で入るんではないかと私は考えているんですけれども、町の周りの樹林、森林保全と活用で長流枝樹林地は十勝らしい風景を守るために関係する行政機関や所有者などと協議を行うこととなっている。これら両方の計画とこの地区に俗に言うメガソーラーができることに対して、整合性がないんではないかと私は考えるんですけれども、その点についてどのようにお考えですか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今御指摘のございました音更町の都市計画マスタープラン、あと緑の計画等々ございます。十勝川温泉の部分についても今、議員がおっしゃったとおり記載はございます。それで、確かに緑というものは町として、基本目標としてやっぱり保全していこうという目標を掲げられておりますけれども、まず都市計画のマスタープランにつきましては、これは都市計画区域内のプランでございまして、緑の計画とはまたちょっと違う部分がございますけれども、いずれにいたしましても、緑の基本計画、確かに長流枝内丘陵についての緑の保全という部分が記載ございます。そうは申しましても、これは当然地権者の御理解も賜らなければならない部分はございますけれども、長流枝内丘陵についても、先は十勝川から、北側は士幌町境まであるわけでございますけれども、今までもその中での開発がなかったのかというとそうではない部分、それが森林法等々にマッチしながら開発が進められるものについては森林法によって許可しなければならないという法律になっておりますので、その辺については法律を遵守しながら、ただ、そういう計画があれば、地権者、地域周辺、そういう人方とも協議をしながら進めていただくという概念のもとで、この計画があるから全てが町自体で保全していけるかというと、なかなかそういうものではございません。ただ、町としてはそういう緑の空間を残していこうという、そういう基本方針には変わりはございませんけれども、ここにはそういう開発はあり得るということで御理解賜りたいと存じます。
再質問 1番 大野晴美
ここには要は開発もあり得る。1カ所、もう既に、2年前でしたか、開発行われた地区もあります。あの地区が俗に言うメガソーラー建ちやすいというのは、南傾斜の部分が多くて、太陽光発電の効率的にもいいという条件下がとてもいい状態なんです。私は自然エネルギーを否定するものでも何でもないんですけれども、ただ、十勝川温泉というのは、十勝、音更、さらには北海道の本当に唯一のモール温泉郷であり、そして、今観光客の方々が目指して来ていらっしゃっているのは、自然の保全が本当にすばらしくされている状況等々も鑑みながら、自然の中で過ごしたいという気持ちが数多くあられていらっしゃっている方も多いと思います。今回の地区は、ちょっと答弁の中では地番等々が出ていましたが、具体的に、もっと町民の方々にわかっていただくために、イメージとしてどこの部分、例えば、ハナックの花時計の真上ですよ、展望台の真下あたりですよというような形でお示し願えませんか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
答弁にも申したとおり、事業申請書が町に直接的に上がってきているわけではございません。ただ、事業主たる方々が過去2回地域の打ち合わせ会だということで開催しておりまして、その場には町の職員も一応出向いて、どんな話なのかは聞いてきてございます。そのときに示された図面というか、ポンチ画的な図面でありますけれども、その資料によりますと、十勝が丘公園のちょうど東、民地との境界、そのちょうど頭先あたりが開発予定地というような位置づけになってございます。ちょうど十勝が丘公園の歌碑がある、ちょうどその頭一帯に東側に向けてというような開発が約1.2ヘクタールぐらいというような形で伺っているという状況でございます。
再質問 1番 大野晴美
ある程度皆さん方にもどの辺かイメージが湧いたんではないかと思いますけれども、それでは、今話題となります林地開発についてお尋ね申し上げます。まず住民説明会です。2年前、さきのメガソーラーができた時は、それこそ私の家の近くだったものですから、気がついたときにはもう抜根も終わりまして、国の国有地の部分まで抜根が入っていたもので、抜根して整地が終わった段階で、あらっと気がついたんです。余りにも近過ぎて気がつくのが遅かったんですけれども、そのときはもう町も協定書を提出した後で、水の流れが変わることにより災害等に強い懸念を抱いた記憶があります。そこで、2年前を踏まえて、今回、事業実施予定者は林地開発行為の計画について地域住民に事前に計画概要等の説明を行うことと道の要領で規定されました、正式に。今回2回の説明が行われたと答弁のほうにもありましたけれども、説明会の案内は地域住民には示されておりません。説明会の周知もなく、満足な資料もないまま第1回目の説明会が、総合福祉センターでしたか、そこで開かれたようです。第2回目の説明会、住民説明会と称して湯の里会館のほうで行われましたけれども、このときもやはり案内等々はいただきませんでした、地域住民、その地区に暮らしている方々等々には。個別には、説明会がありますよという周知も何もなかったです。そのときの、先ほど答弁のほうにもありましたけれども、役場の担当職員の方も数名出られておりました。私は2回目、役場のほうから御連絡を受けて、こういう説明会がありますと。1回目のときに確認の電話させていただいたときはその説明会の当日だったので、ちょっと出席できなかったんですけれども、2回目のときは先に連絡をいただいたものですから出席することができました。そのときに、事業体の方々が説明会のときに出される資料、本当に安易な形の資料が出されて、十分な説明も行っていただくことはできなかったと記憶しております。たしか私、雨水の処理、地域の住民の何人かの方々は、それこそ個々に声かけをして、こういう説明会があるので時間があれば出席してくださいという形で、数名の方が地元の方が出られておりましたけれども、やはり地元の方々が心配するのは雨水処理に関すること、その計画自体も何も示されなかったという形だったんです。それで私は、この説明会は本来開発行為申請に求められている説明会とは言えないと思いました。感じました。許可権者である振興局の職員も出席していなかったと記憶しております。たしか役場の担当課長、農政の吉田課長と数名の方が出られていたと思いますけれども、あの形の説明会、どのような印象をお持ちだったか、よろしくお願いいたします。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今、大野議員のほうから、2度ほど開催された地元説明会という部分についての手法についての御質問、内容についてお話がございました。確かに住民に周知されていない開催であったというふうに私どもも捉えております。事業者のほうから町のほうに一方的にファクスが入って、あすこういう形で開催するという連絡が入って、地元に周知したんですかと言ったら、そういう話の交渉事はできないものですから、町のほうで一部地域、旅館協同組合さんですとか地域の代表者たる人方に連絡を差し上げて、こんな打ち合わせ会があるようですよという中での開催という形の中で、私も町の職員から後ほど報告を受けて、到底説明会たる内容ではまさになかったというような話でございました。そして、2回あった内容については、私のほうで記録したものを振興局のほうには提出してございます。それで、到底開発行為に当たるような説明会でなかったというような議員の今の御発言でございますけれども、振興局のほうに記録のほうを提出した段階でも、振興局のほうでも、これは説明会に当たるようなものではないですよねというような意見でもございます。それで、振興局のほうでは、次の説明会開催するに当たっては、この1回目、2回目の打ち合わせ会の中で、説明会の中で、雨水等についての技術的なことの不信感というものが質問として出ていたという経緯も踏まえて、そのあたりをきちんと示せるような、説明できるような資料をまず振興局に提出してくださいというような形に今なっているというふうに伺っております。それが、振興局のほうがその資料で、これは地元打ち合わせ会が可能であるという形になれば、また開発者から地元説明会を開催したいというようなお話が来るのかなというような形で考えてはございます。以上でございます。
再質問 1番 大野晴美
よくわかりました。振興局さんとのやりとりの中、説明会のあり方等々理解いたしました。地元住民の懸念はやはり雨水処理等々の、その水の流れの、特に大雨とか、そういう大量に、今本当にいつどういう形で大雨が降るか、そういう部分が物すごく気になっている部分です。また、メガソーラーの下のほうには畑、それこそ馬を飼っていらっしゃる、生き物を飼っていらっしゃる方もいらっしゃいますし、農地等々もございます。そしてその次は民家、そして十勝川温泉街という形で、今回の通称メガソーラーの建設位置からすると、雨水処理がどういう形で行われるのかは本当に大変気になるところでありますけれども、まず今の現状で、雨水処理が現在の排水等の、要するに音更町の持っています桝、たしかあのとき業者の方は、最終的には十勝川に流すんですよと。ということは、上から下に流れますから、どう考えてもまず音更町の雨水の桝かなんかで、あの国道沿いの桝に入り……。国道沿いでないですね。町道のところの渡って入り、その後は国道のところに渡って入り、その先どういう形で十勝川のほうに流れるかはわかりませんけれども、ただ、一番初めの音更町として町道なんかに埋設しています雨水等々の雨水桝とか管とかってありますよね。その部分に対してつないでほしいとか、そこに流すんだという形のものが来たとするならば現状の設備で間に合うのかどうか、その辺はどのように考えられておりますか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
今御質問、御指摘ありました一番地域住民が心配している雨水の部分でございます。正直に言いまして、まだ計画の全容というものが私どものところには届いていないので、確たることは、こうですああですということは言えませんけれども、一般論として、そのエリアが、うちの今15号排水という、ちょうどハナック、花時計のほうに向かっていく町道、その横に付随している排水が直近である川につながっている排水の一番根っこなのかなと思いますけれども、そこの集水エリアがその開発区域内を含んでいるかどうかというようなことで、ちょっとはっきりした位置づけはできていませんけれども、全てがそのエリアには入っていないだろうという形の部分は今私の段階では多少押さえているので、そうなると、それからはみ出た部分の開発面積の部分の水の量が必然的にふえるという可能性が出てきますので、そうなると、技術的な問題として下流部の埋設している管ですとかトラフですとかそういうものでのみ切れるかどうかというのは、今後の技術的な審査になってくるのかなというふうな形で考えてございます。今のところ、それがのめるかのめないかというと、そこまでのところは、まだ申請が出てきていないのではっきりしたことは申し上げることはできません。以上でございます。
再質問 1番 大野晴美
了解いたしました。それでは次に、林地開発行為では、環境の保全に関する協定書と、それから残置森林等の維持管理に関する協定書を町長と事業者と結ぶ、協定が必要となっております、林地開発行為には。今回の、まだ明確にははっきりとされていない。ただ、2回もう既に一応事業予定者は住民説明会と称するものを行っております。ですから、前向きに事業展開を行うんではないかという想定でお話しさせていただきますけれども、今回の計画では、事業実施予定者が所有している森林を全て伐採し、これは2回目の説明会のときに私が聞いた話ですけれども、全て伐採し、他人が所有する森林を賃貸借で残置森林とする計画を持っていると、そういうことを話しておられました。この残置森林は、本来でしたらば計画の25%を残置森林として残しておけばいいんですけれども、今回の事業実施予定者のほうは60数%残す形になっているよと胸を張っておっしゃっていた記憶があります。残置森林は、開発行為周辺地域の環境を保全するために事業者に設置を義務づけているものと理解しております。開発行為後にも適正に維持管理する義務が生じると。新たな所有者に対して維持管理を行う、所有権が移転したとしても、新たな所有者、新しい所有権者でもこの維持管理の義務が生じると。要するに、この残置森林の部分に、残した部分に関してはずっと維持管理が必要ですよと。やらなければいけないですよと。これは森林法の中でうたわれていることで間違いないですよね。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
内容についてはただいま議員が申し上げたとおりだと存じております。以上でございます。
再質問 1番 大野晴美
でも、長い年月、それこそいろんな方に所有権が移るかもしれません、売買等々で。知らないうちに伐採されたり、要するに切れないですから。残置は残さなければいけない、切れないという形ですから、適切な伐期を逃して、木が古くなって倒れたりとか、そういう心配もこれから出てくる可能性もあります。残置森林の保全に対し、事業者にきちんと指導を行い、その後もチェックが必要だと私は思っているんですけれども、町のほうではどのように考えられていますか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
林地の開発について、当然そういう、今回のような太陽光の開発がなされたときに、林地としての残置分の、それは今、議員がおっしゃったとおり25%以上残しなさいよという形で、保全、景観にも配慮しなさいという形になってございまして、それはずっと、所有者がかわっても継続されるものですよというのは事実でございます。ただ、あくまでも木でございますので、保全という部分では、長い年月の中で、その林帯幅は確保しつつ、林地の更新、それは行っていくようなことということは将来想定されると思います。要は、一生涯生えた木をずっと残すということでなくて、その保全という部分については、木というのは永久、生えたらずっと切らないで残しておいていいということではありませんので、その個人、所有者の方も当然材として考えますので、その隣地の幅を開発するのでなくて保全するという中では、当然いつかの時点では更新、植えかえだとかそういう時期は来る可能性はあると思います。以上でございます。
再質問 1番 大野晴美
ですから、その保全のために、町の要するに協定書の中で、保全をしてくださいよと。きちんとこういう形でやってくださいよということを多分うたうと思います。うたうんですよね。その協定書、要するに林地の維持管理に関する協定書を町長名で町と事業体と、または、賃貸借が行われているとするならば、多分持ち主さんの、要するに山林の持ち主さんも含めて協定書の中で、どういう維持管理を行ってくださいよという形で協定書を交わすと思うんですけれども、それ自体が長年、要するに長年、長い形で何十年と。そして、所有権が移転されました、だんだんといろんな形で継承、うまく承継されていけばいいんですけれども、この保全に関する考え方が。それがうまく承継されない場合も考えられると思うんですけれども、だからこそ町として指導やチェック体制が必要ではないかと思っているんですけれども、その点についていかがですか、再度。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
答弁でも申し上げていますように、今回の部分につきましては森林法でいう林地開発という形の中で、北海道が許可権者ということでございます。それで、中身の審査等については北海道のほうで審査をして、これが林地開発に値するものであれば、町のほうに協定を結びなさいというような形で振興局のほうからその林地開発の要件の一つとして出てくるはずでございますので、町としては、林地開発の中身の法的なものがクリアされるんであれば、地域住民の理解得られていますかとかそういう確認的なことはできても、それは協定を結ばざるを得ないという形の仕組みに今なっているというふうに理解してございます。
再質問 1番 大野晴美
ちょっと私の思っている解釈と違うんですけれども、この協定書は、許可権者である振興局が書きなさいというか、それは一応協定を結びなさいと。それは木の林地、残置森林の保全管理のために町と結びなさいよという形ですよね。町はこの協定書の内容を御存じですよね。町は、要するに下草を刈りなさいよとかどうのこうの、要するに残置森林の維持管理の保全に関する事項、ひな形のほうにはいろいろと、これをやってくださいあれもやってくださいと。一応お願いする形かもしれませんけれども、やってくださいという形でいろいろと特記事項で書いてありますよね、協定書の中に。ですから、町が、やってください、町と業者とのあれですよね。ですから、町が何を求めるかじゃないんですか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
まさに協定を結ぶのは町と事業者になりますけれども、その内容につきましては、まず林地開発、この部分で要件が全て整ったという形であれば、町は森林法に基づいて、その要件の中のことについて協定を結ぶという形の中で、逆に町のほうから、その森林、林地開発からはみ出たような内容まで協定は結ぶことにはならないと思いますので、あくまでも法に基づいた中で、町として言える協定の、使用の部分についての協定という形になろうかと思います。
再質問 1番 大野晴美
法からはみ出てくださいとかということは言っていません。要は、ある程度その協定書に書かれていることが確実に、所有権が移転されたとしてもきちんと維持管理をしていただけるように、それをチェックする必要性ありますよねと。要するに、協定を結びっ放しではなくて、ある程度チェックもする必要性も出てくるんではないですかというところをまず聞いただけです。次に行きます。次に、林地開発行為に関する市町村長の、市町村の意見書ってあると思います。これは開発許可申請を出す段階で地元市町村として意見書を出していると。今までも出してきたと思いますけれども、町長の出す意見書は町民の代表として意見を求められていると私は、この森林法の中でも、町民の代表として町長として意見書を出しているという形で解釈しているんですけれども、その点はいかがですか。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
まさにそのとおりでございまして、意見書の中にも、町民、住民の不安材料、それを払拭するようなきちんとした配慮を、開発に伴っての要件全てクリアしていても、そういうことには十分配慮していただきたいというふうな内容にはなろうかと思います。
再質問 1番 大野晴美
今回のその今想定されている部分なんですけれども、地元住民の意見に基づいて今回も意見書を考えられるというふうに解釈してよろしいんですよね。
答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)
1回、2回という形の中で、説明会に値するかどうかは別にしましても、ありました。そのときに地域の住民の方、また地域の事業者の方々も現状としては不安がいっぱいで、要はその回答というか、理解でき得るものではないというような今の段階でございます。それが全て法に基づいてクリアできて地元住民説得できるかどうかという部分は、住民の方々は、技術的にクリアされてもやはり不安は不安という部分は、解消できない部分はあろうかと思いますけれども、でも、技術的な部分でクリアされていけば、その部分については最善の配慮、努力、維持管理を求めていくという形になろうかと思います。
再質問 1番 大野晴美
今、部長がおっしゃったとおり、今回は地元の旅館組合や東旭地区の方々もやはり反対という形、これは雨水の関係もそうですけれども、景観の部分でもいかがなものかと。やはり私、毎日自分のうちの畑からブロッコリーをとりながら、どうしてもテレビ塔のほうを見てしまうんですけれども、そうしたら、幾ら景観条例、道の条例で、景観は色であるという形で道のほうの条例は決まっていたと思うんですけれども、どう見ても違和感があるんです。今現在のメガソーラー自体のあの面積、あのパネルの色。あれだけのものが十勝川温泉地区にもう一つできるのかと考えるだけでも、私たち住民としてはいかがなものかと考えております。ですから、強く、意見書のほうを出すときは、くれぐれも住民の方々の意向を把握なさって意見書として出していただきたいと思っております。再度お願いします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
意見書につきましては、前回やった開発行為のときに私どものほうで書いた意見書、それまでは道のほうから私どものほうに何ら相談がない、そんな中で、意見書だけつけて出してくれと言われたので、私どもは地域住民の説明会をやってくれといって書いたわけではありません。説明会はやったらアリバイづくりになりますから、地域住民の理解が得られるような形でもって進めろと。それから、地域景観にも配慮してほしいとはいいながらも、私どものほうで条例持っているわけではございませんので、そこら辺については、景観に配慮しましたよと言われればそのとおりかもしれませんが、もう一点は、傾斜地のところにつくりますので雨水、排水、特に最近のゲリラ豪雨等々に対応できるだけの土砂災害のないような形のものをつけるようにというような形で意見書を添付をさせていただきました。道から言われたのは、通常は、市町村長の意見というのは特になしというふうに書くのが通常だというふうに思いますけれども、我々に何ら説明もなしに開発行為が進んでいたということでもってつけさせていただきました。そういった意味で今回は十勝総合振興局のほうから事前に私どものほうに話があったのかもしれません。ただ、今景観条例をつくるということになれば、泥縄式でもって条例をつくらなければ、既にもう出てきたやつに対してこれから条例をつくるということになれば、泥縄式の景観条例になってしまいますので、そういったことには今の段階ではならないというふうに思いますけれども、これから先のことを考えたときにそういった条例が必要なのかどうか。先ほどから自然環境というようなものと長流枝丘陵の自然を守るというような話がありましたけれども、まさに森林法というのはその自然環境を守るためにある法律でございまして、そのとおりやれば、自然と、それから都市住民が調和をできる開発をどうやって進めるかというのが法律の建前だというふうに思っております。そういった意味で、我々としては、森林法に基づいてきちんとした開発行為がとられるように、また、道条例に定めたような経過をたどりながら、それに定められたような形をしっかりとやっていっていただくというような形に言わざるを得ないんだろうというふうに思います。音更町にそれだけの条例持っていませんので、その部分については法律であったり道の条例であったりに頼らざるを得ませんけれども、それにのっとった形でもって開発行為が行われ、そして事後の管理が行われるように我々としては意見書を書くつもりでありますし、また、協定も結ぶつもりであります。以上でございます。
再質問 1番 大野晴美
意見書、前回のときは本当にそういう形でしか意見書を書けなかったという部分はわかりました。ただ、今回もいろいろと道とか、道の中でもいろいろ見直しを行っている最中だという話も聞いております。やはり地元の景観、また、地元の災害等々を防止するために、今、町長言われましたけれども、条例、今音更町にはないと。今すぐつくっても間に合わないと。今回のことは間に合わないと思います。ただ、今道とも連携しながら何とか意見書、きちんとした法律の中できちんとした開発行為が行われてその後も管理されるんだったら何も心配しません。ただ、いかがなものかという懸念がどうしても拭い去られない部分があるわけです。ですから、地元としては反対ですという意思表明の方がたくさんいらっしゃいます。その部分をやはり音更町として道庁のほうに上げていただきたいなという気持ちでいっぱいです。自然エネルギーとしての太陽光発電は私も本当に賛成なんです。ただし、今回の俗に言うメガソーラー設置に関しては、傾斜地であること、町の多くの計画との整合性としていかがなものか、ちょっとここは町と乖離があるかもしれませんけれども。そこで意見書を発行したり協定書を締結する場合の判断基準が必要となってくると思います。これからもいろんな形で出てくると思います。今までの質疑の中で申し上げましたが、住民説明会のあり方、景観や環境の保全、土砂災害等の防止、残地森林の保全のあり方など本町独自の基本的な定めが必要だと考えます。環境条例等を制定することにより、計画の内容、指導、協議などができ、乱開発の抑止力となると思います。この点に対してどのようにお考えか。何か先ほど町長に少し答弁いただきましたけれども、再度お願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
地域住民の方がただ単に反対ですからといって、それを意見書に書けと言われると、我々としてはそれに対して「はいそうですか」とは言えないというふうに思います。科学的な根拠に基づいてしっかりとして出されるものについては、それは淡々として認めていかなければいけないと思います。それを逆らって、地域住民がただ単に反対だからといってそれに反対していくということになると、行政不服申立書が出てくるはずでございますので、そういった事態もまた避けなければいけないというふうに思います。そういった地域住民の人たちが反対あるから、ある程度数字がまとまって、ここまでだったら許可を出せますよという客観的な数字が出ているはずでございますので、その数字をクリアしていることに対しては、我々については今何ら規制を持っていませんから、道の基準なり国の基準なりに基づいて我々は認めざるを得ないのではないかというふうに思っています。また、乱開発に結びつくということになれば、町独自の条例なりをしっかりと持っていかなければいけないだろうというふうに思っていますけれども、法律以上の、また、道条例以上の上乗せ規制ができるのかどうか、そういったことも十分検討をさせていただきたいというふうに思います。
再質問 1番 大野晴美
北海道遺産のモール温泉である北海道・十勝を代表する十勝川温泉地区の再生整備計画が周辺の公園や緑地、景観の保全に配慮された再整備となるよう願って、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。