みんなの議会

音更町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月6日

TPP、農協改革について

2015年3月6日、音更町議会の一般質問で、大浦正志議員が「TPP、農協改革について」質問し、町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸が答弁しました。

質問者
大浦正志 議員
答弁者
町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 大浦正志

日本共産党、大浦正志でございます。TPP、農協改革について質問させていただきます。2月初旬、TPP、環太平洋連携協定の交渉をめぐる日米の事務レベル協議が再開されました。農産品など日本政府が聖域と位置づけてきた分野を含め、日本がアメリカに次々と譲歩しているという報道が連日のようにされました。報道によると、牛肉、豚肉の関税を大幅に引き下げる案が浮上し、十勝の農業関係者から不安の声が上がっている。聖域を守る、国会決議を守るという約束を政治家はどう考えているのかとの憤りの声が上がっているとのことです。これに対し、2月9日、十勝町村会は、通常総会でTPP交渉から十勝を守る緊急決議を行ったとのことです。TPPをめぐっては、昨年10月から11月にかけ交渉会合が集中的に開催されましたが、11月10日の北京での首脳会議では目標だった年内合意を断念しました。国際的な反対運動と参加国政府の抵抗の強まりにより行き詰まりの状況の一方、日本とアメリカが交渉を牽引している状況にあります。もう一つの農業をめぐる問題が農協改革です。安倍首相は施政方針演説で、「何のための改革なのか。強い農業をつくるための改革、農家の所得をふやすための改革を進めるのであります。60年ぶりの農協改革を断行します。農協法に基づく現行の中央会制度を廃止し、全国中央会は一般社団法人に移行します。農協にも会計士による監査を義務づけます。意欲ある担い手、地域農協と力を合わせ、ブランド化や海外展開など農業の未来を切り開く。これからは農家の皆さん、そして地域農協の皆さんが主役です」と述べています。こうした農協改革について、管内の農協で働く職員や組合員に不安や困惑の声が聞かれます。強い農業をつくるため、農家の所得をふやすために農協改革を進めるという意味がわかりません。そもそも農協は、資本家とは対抗できない農家が、相互扶助、協同組合の精神にのっとり、協同で肥料や生産資材を購入したり、協同出荷、協同販売により自分たちの経営を守ることを目的にしたものです。このことにより生産コストを下げ、農家の所得向上にその役割を果たしてきました。そのことは農民だけではなく地域住民の生活にも広がり、信用事業、共済事業や医療の分野に広まり、特に北海道、音更などの農村地域にとっては大きな役割を果たしてきました。農協改革の一番の狙いは、TPP反対の一番のかなめのJA全中を潰すことにあるのではという声も聞かれます。今、農業をめぐる情勢で大きな問題となっているTPP問題と農協改革について、町長の見解をお伺いします。1、TPP交渉をめぐる動きに対する見解についてお伺いいたします。2、TPP交渉の参加断固反対のためには世論を強く広げることが重要と思います。そのためにいま一度何らかのアクションを起こすべきと思いますが、見解をお伺いいたします。3、寺山町長は、26年第2回定例会で、「農業を基幹産業とする本町において、農協は言うまでもなく農業政策を推進する上で最も重要なパートナーであり、また、地域のインフラや農村コミュニティーの核としての役割を担っていただいております」と述べています。安倍政権が推進する農協改革に対する見解についてお伺いいたします。4番目といたしまして、自治体として農協潰しをやめさせるための行動はできないものかについてお伺いいたします。以上、御答弁のほどよろしくお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

TPP、農協改革についての御質問にお答えいたします。初めに、TPP交渉をめぐる動きに対する見解についてでありますが、昨年11月10日に北京で開催されたTPP首脳会合は年内妥結に向けての山場とされていたことから、重大な関心を持って推移を見守っておりましたが、妥結には至らなかったところであります。その後も日米による2国間協議やTPP主席交渉官会合が断続的に開催されておりますが、交渉経過については、記者会見等で一定の説明があるものの、その内容等については、交渉参加に際し機密保持契約に署名していることから、現段階でも明らかにされていない状況にあります。ただ、報道によりますと、2国間協議では、牛肉関税については38.5%から15年目以降には9%となるよう段階的に引き下げ、また、乳製品の一部品目については関税の撤廃や大幅引き下げなどの譲歩案が浮上しているとのことであり、TPP交渉の早期妥結に向け予断を許さない状況が続いており、今後の推移が大いに懸念されるところであります。平成25年4月、衆参両院の農林水産委員会において、TPP交渉参加に関する決議の中で、交渉に当たっては、2国間交渉等にも留意しつつ、自然的、地理的条件に制約される農林水産分野の重要5品目などの聖域の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合は脱退も辞さないものとすることとする事項が採択されております。この決議は大変重く、当然順守されなければならないものと考えております。次に、TPP交渉への参加断固反対のためにいま一度何らかのアクションを起こすべきとの御質問についてでありますが、環太平洋パートナーシップ協定につきましては、本町の基幹産業である農業に壊滅的な打撃を与え、地域経済を崩壊させることも懸念されることから、これまでも交渉参加に反対する懸垂幕の設置や町民を対象とした講演会の実施、広報への特集記事の掲載など町民へのアピールや情報提供に努めており、さらには、十勝町村会が呼びかけ人となり設立したTPP問題を考える十勝管内関係団体連絡会議の主催により、オール十勝で危機感を共有し、大規模な反対集会や統一行動を実施してきたところであります。また、昨年7月には、食の安心・安全や遺伝子組み換え作物をテーマとした映画の上映会を町民向けに開催したところであります。御質問にありますとおり、2月9日開催の十勝町村会通常総会におきましてTPP交渉から十勝を守る緊急決議を行ったところであり、本町といたしましては、今後とも、TPP問題を考える十勝管内関係団体連絡会議を初め、北海道や道内各地域の関係機関・団体、住民と連携を密にして、地域、経済、生活を守る運動を展開してまいりたいと考えております。次に、安倍政権が推進する農協改革に対する見解と自治体として農協潰しをやめさせるための行動については、関連がありますので一括してお答えいたします。農協改革につきましては、2月9日にその法制度の骨格が決定した旨の報道がなされたところであり、主な内容としては、焦点となっていた監査制度は、貯金量200億円以上の農協には公認会計士監査を義務づけ、全国農業協同組合中央会から分離新設する監査法人か一般の監査法人を選ぶ選択制の導入や、全国農業協同組合中央会は会員相互の総合調整などを行う一般社団法人へ、また、JA北海道中央会など都道府県ごとの中央会は農協法上の連合会に移行し、その期間はいずれも平成31年3月末日までとされました。また、準組合員の事業利用量規制のあり方については、5年間、正組合員及び準組合員の利用実態並びに農協改革の実行状況の調査を行い、慎重に決定することとされたところであります。昨年の第2回定例会で、大浦議員からの一般質問で御答弁させていただいたとおり、農業を基幹産業とする本町におきましては、農協は農業政策を推進する上で最も重要なパートナーであるとともに、高齢化の進行や人口減少社会への対応といった面でも、これまで以上に地域のインフラや農村コミュニティーの核として重要な役割を担っていただきたいと期待するところであります。今回の改革で判断が5年後に先送りされた準組合員の利用量規制のあり方につきましては、給油所やスーパー、金融、保険、不動産事業など、地域住民の利便性確保はもとより農協経営にも重大な影響を及ぼすものであり、今後の推移に大きな関心を持っていかなければならないと考えております。昨年6月に閣議決定した規制改革実施計画では、農業協同組合に対し自己改革の実行を強く要請しております。これを受け、JAグループ北海道では、全道各地で組合員を対象とした組織討議を経て、11月には改革プランを策定いたしました。その実行計画指針の中で、組合員の所得向上、農村地域の活性化、持続可能な北海道農業の実現、豊かな地域社会の実現を目指す方向として具体策を決定したところであります。農協改革は、上からの押しつけではなく、やはり生産現場や地域住民の声を反映したものでなければなりませんし、何より農業者の所得向上や地域の活性化につなげていくことが重要でありますので、本町といたしましては、関係機関、農業団体等と連携を図りながら対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 8番 大浦正志

御答弁ありがとうございました。初めに、2月の新聞、地元ローカル新聞で連日この辺が新聞に報道されまして、その後、初めに述べましたように、2月9日、町村会、たまたまその総会があったとき、タイミングがそういう状況だったからかもしれませんけれども、町村会がいち早く決議を出された。早い対応だったなというふうに思うのですが、それが、余り大きくはありませんですけれども、地元の新聞に載せられました。もちろん町村会ですから寺山町長も御参加されたかと思うんですけれども、その場で決議、あるいは今後の、町村会としてこのTPP問題にどのように取り組んでいくか、そういうような議論には余りならなかったのでしょうか。その辺を、どんな議論になられたかお尋ねいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

十勝町村会で緊急決議をさせていただきましたけれども、各町村長からは特にその決議に対しての異議はありませんでしたし、私個人的には、十勝町村会として決議表明するのではなくて、本来的にはTPP問題を考える十勝管内関係団体連絡会議、ここが30団体加盟しておりますので、本来的にはそこの団体が出すのがよりよかったのかなというふうには思っていますが、時間的な経緯の中で十勝町村会単独で決意表明したということでございますので、御理解いただきたいと存じます。

質問 8番 大浦正志

私も、TPPの問題に関してはオール十勝、オール北海道で取り組んでいる課題でございますし、TPP問題を考える十勝管内関係団体連絡会、三十数団体ですか。その中で取り組んでいくべきというふうに思います。今後、事務局が、事務局というのかな、でいいのかもしれません、十勝町村会となっていますので、その中で、その連絡会として、今その連絡会の活動が日常的に活動されているかどうかということもあるんですけれども、そこに町村会が音頭をとるといいますか、リーダーシップをとるというか、仕掛けをかけていくというか、そういうことが今必要なのではないかというふうに思うんですけれども、その関係について、今後すぐにというにはなりませんけれども、そういう行動提起といいますか、そういう連絡会に対して働きかけをするようなことはできないのでしょうか。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

十勝町村会の決議につきましても私どものほうから働きかけを行って決議表明になったことは事実でございますが、今その30団体が少しく動きが鈍いというのは、大浦議員が御指摘のとおり、十勝では中央会の十勝支所、この辺の動きが極めて鈍いということについては、今のその農協改革というのが大きな影響を与えているのかなということはあります。ただ、その辺が落ちつけばまた30団体足並みそろえていけるのではないかと期待をしているところでございます。

質問 8番 大浦正志

わかりましたけれども、ことしは大きな、TPP交渉をずっとこの間、何年間も続いているわけなんですけれども、時々のタイミングといいますか、ずっとじゃなくて、今、やはりことしというのは、安倍首相が言うに、年内に一定の決着をつけたいような、前のめりといいますか、そういった形で進めようとしている。そういった中で、ことしというのは一つの大きな、山場になるという言葉も答弁の中にはあったかと思いますけれども、引き続きオール十勝での取り組みを推進していくことが必要かというふうに思いますので、その辺は、もし機会があるごとにそういった働きかけをしていただきたいと思います。それと、TPPの問題はどうしても農業問題として取り上げてしまう懸念がありまして、本当はいろんな他の分野にも、医療とか他の業種にもなるんですけれども、どうしてもなかなか、ここにつけているし、JAグループなんであれなんですけれども、農協問題としてなかなか広がっていないという部分がある。本当は違うんだよと言っても、やっぱり農協さんがやっているからなという部分がある。この部分で、もっと裾野を広げている、草の根の中で。いや、確かに農家の人以外のところに働きかけても、北海道、十勝の場合、音更の場合、農家さんがやっぱり元気でないと、こんなことは当たり前のことですけれども、じゃないと私たちの生活も営業も成り立っていかないんだ、そういう声は、ビラ配った中でも、頑張ってくださいと言われて、どうもいまひとつ、なかなか、TPP問題は農業問題になってしまうという部分がある。やはりもう少し広げていく必要があるのではないかというふうに思うんですけれども、その辺に関して何か御感想といいますか見解といいますか、進め方について思われることがあったらお聞かせください。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

少なくとも十勝管内は、大浦議員がおっしゃるとおり、農業団体だけではなくて、消費者協会も医師会も商工会議所も商工会も、全ての団体が入って、そして反対決議を行っておりますので、そういった意味で、十勝管内においては農業団体だけというようなことではないというふうに思います。また、北海道についても、北海道経済連から全てTPP反対の決議を行っていますから、このことについてはオール北海道、オール十勝、これは農業関係だけではなくて、広くTPPについては反対の方向性を向いているだろうというふうに思っているところでございます。その体制をいかにして維持していくか、これが大事だろうというふうに思っています。

質問 8番 大浦正志

けさですか、ホームページ見ましたら、北海道もそうですし、北海道の市町村会、町村会もTPP協定に関する緊急要請書が出されたというふうで、こういった意味ではオール十勝、オール北海道でこういう取り組みが今されているんですが、TPPの中身に関しても、秘密ということですので、報道で私たちは知ることしかできないんですが、そういった町村会なり市長会、道の動きというのが一般の町民といいますか道民にはなかなかわかりづらいというか、そもそもTPPという言葉自体もアルファベットの3文字で、なかなかTPPというのがわかる、TTPとかいろんなことを言ったりするんですけれども、そういった中では、非常に国際的な問題で、難しい中身なんですが、けれども、徐々にそのTPPという言葉が道民あるいは町民の中に広がって、地域を守るためにやっぱり反対しなければならないんだねという、そういう声は広がっているのかと思います。そういった中で今、答弁の中にありましたように、町としても、講演会をやるなり、庁舎に懸垂幕を立ててやったり集会をやったり、そういった意味での取り組みが積極的にされているというふうに思います。そういった集会やそういう懸垂幕も大事なことだと思いますけれども、集会、それをやったときに、一旦新聞か何かに報道されて、ああ、頑張っているんだなというんですけれども、それも時間がたつにつれると、日常生活の中に、それほど私たちが生活の中でTPPの問題を意識して生活しているわけではないんですけれども、そういった中で、最近ですと本当に新聞とかテレビで連日のように出ています。そういったことが職場とか家族、家庭の中で、「お父さん、TPPって何?」とか、そういう話の中で議論がされることがいわゆる世論というのか、そういうものをつくることが今大事なのではないかというふうに思います。それで、このバッジの話なんですけれども、町長もつけていただいているんですけれども、これはJAグループがつくったバッジ。これ、ちょっと弱いものですから、しばらく大事にしまっていたんですけれども、また引っ張り出してこういう、要はタイミングがあるから、いつでも、毎日つけていきたいんだけれども、今使うしかないというかそういうような、あったとまた取り出してきて、きょうこうやって訴えなければならないなというふうに、広めなければならないと言っているわけなんです。それで、これも、農協さんが、JAグループさんがつくったものだから、農協に行っても、在庫も余りないみたいなんです。もっとつくるかといったらそれはわかりませんけれども、町としても、やっぱりTPP反対、懸垂幕を上げているのであれば、こういったものを役場の職員の皆さんがつけていただくようなことはできないのか。ちょっと先に話をしますと、本別町さんが缶バッジというのをつくられまして、本別町と書いてあるんですけれども、ここに本別のゆるキャラというのか、元気くんというらしいんですけれども、こういうのをつけて、これは、何か話に聞くと、役場の女性の職員の方が1個1個つくっているみたいなんです。原価は50円かそのくらい、100円ぐらいでできるそうなんですけれども、これは本別町のやつを音更の役場の人たちがつけるわけにはいかないですし、私もこういったものつけるのは、本別町だから、ちょっとあるんですけれども、こういったやつで役場に来られた町民の皆さんに、こうやってつけたときに、特にやっぱりそういうふうな動機づけというのかな、そういうことができるのではないかと思いますけれども、こういったものをつくって、デザインもある程度かわいらしいというか、そういうほうがいいのかもしれませんけれども、そういうふうな形で取り組んでみてはというふうに思うのですけれども、そういったお考えに関してはいかがなものでしょうか、お尋ねいたします。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

今、大浦議員のほうからバッジの御提案がございました。庁舎の中でも、私もつけていますけれども、唯一ずっと3年ほど前からつけているのが町長と私だと思います。それで、今、私も本別町の缶バッジというのはちょっと承知していなかった部分はありますけれども、それが役場職員だけがつけていて、それは一つのアピールにはなりますけれども、事はそういうことだけではないのかなという部分もございます。その辺につきましては、関係機関といいましても、本町の場合、多くはやはり農協さんと町の関係、ただ、今議員おっしゃりますように、このTPP問題については農業だけの問題ではございませんので、いかにそういう広い部分の方々の御理解をいただくような行動といいますか、それらについては、いきなりこのバッジになるかどうかは別にいたしましても、その辺についてはまた種々検討していきたいと思いますので、御理解賜りたいと存じます。

質問 8番 大浦正志

僕は役場の職員だけというふうには思っていませんですし、これはつけるつけないは、町民の中にもTPPの賛成の人もいるわけですから、何人かはいる、やっていて、俺は賛成だよという人もいるんだから、皆さんにつけなさいというのは、それはやっぱり僕は、役場の職員の方は皆さんそうかもしれませんけれども。ただ、こういったものをつくって、僕はそれはできれば役場の窓口のところに置いていただいて、それも、これ、無料で配るから、いろんなこともあると思うんです。金額的には安いけれども、逆に町民の皆さんが、賛成、賛同していただく方が10円でも50円でもカンパとかそういうような形でやったほうが、つける方も意識づけ、動機づけというか、ただで配られてただでつけるよりも、ある程度ちょっと、ああ、俺も、多い人はもっとたくさんするかもしれませんけれども、TPPの反対に使ってくれと言う人もいるかもしれない。そういったことが運動として広がっていって、なるのではないのか。ばらまくんじゃなくて、そういう取り組みもある。今、津本部長のほうから、検討するという言葉になったのかわかりませんけれども、そういう、役場がやるのか、それとも農協さんがやるか。商工会も含めて、つまり農業だけの問題じゃないから、医療の問題もあるし、商店街の人たちも、いろんな分野に、工業の人も、やっぱり皆さんに、こういうものあって、そういうことが日常の話題になって、それでTPPの話が広がっていけばいいなというふうに思うわけでございます。そういった意味で、役場として、町が主体となって取り組むか、それともきっかけをつくってあげるというのか、そういう、ただ、そこで働きかけて、その中に町も参加する、そういうほうが恐らくいいのではないかというふうに思っております。そういった方面で、そういった方向でぜひ、前向きに検討という言い方になるかと思いますけれども、ぜひ農協さん、あるいは商工会も含めて関係団体、音更町の関係団体の中で働きかけていただけないでしょうか。もう一度その点に関して答弁お願いいたします。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

議員の御提案、取り組みとしてはすばらしい取り組みであるのは事実でございます。そこら辺も考えまして、町だけでなく、多くの団体にかかわっていただきながらということになると思いますけれども、このTPPの問題につきましては、町、町といいますか、音更町内に、音更町のこのTPPの問題の例えば連絡会議だとかそういうものが特段今構築されているわけでなく、オール十勝として、各団体の加盟団体がオール十勝の行動を起こしているという部分がございます。まず、町だけが率先してやるのか農協だけが率先してやるのかという問題とはちょっと別の次元の話になりますので、私どもが今ここで物をつくりますという御答弁はできませんけれども、ただ、その辺も十分踏まえまして、まず、どうしてもこの問題、農業が、先走っているわけではありませんけれども、どうしてもポイントが高い、本町におきましては高い部分もありますので、その辺も含めまして、関係団体といま一度そういうことも含めて、お話し合いの場を持てるかどうかも含めて協議してまいりたいと存じますので、御理解賜りたいと存じます。

質問 8番 大浦正志

もう一つ、これも紹介したいんですけれども、私ども、組織名が入っているんですけれども、農民連十勝ということでTPP参加反対のこんなステッカーも、音更で張っているのは私と山川さんぐらいしかいないんですけれども、こういうものもつくって取り組んでいますので、いろいろとグッズといいますか、方法はあるかと思いますし、お金かけなくてもいろんなこと、できることもあるかと思いますけれども、そういった世論づくりといいますか、そういった運動を進めていただきたいと思います。それと、TPP反対の運動を広めていく中で、私ども議員もそうですけれども、国会議員の皆さん、あるいは道議会の皆さんがおられるわけですので、町長なんかは割とそういう人たちにお会いする機会が恐らく多いと思いますので、ぜひ国会議員の皆さんとか、統一地方選挙の関係もございますけれども、議員の皆さんにも、統一地方選挙というのはやっぱりこれから4年間の、私も審判を受けるわけかもしれませんけれども、この4年間の北海道をどうしていくんだ、あるいは音更のどうしていくんだ、十勝どうしていくんだ、そういった町民の、住民の関心が極めて高い時期というのか、そうなので、そういった機会にやっぱり議員さんに働きかけて、これから恐らく公約も出されるかもしれませんけれども、そういった、微妙な時期といえば微妙な時期かもしれませんけれども、そういうのは積極的に働きかけていくべきだと思いますが、その辺の関係はいかがでしょうか。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

いろんな場面で国会議員の先生ですとかそういう関係団体のトップの方だとか、いろんな対応していただける人がおられると思いますけれども、そういう場面がありましたら、それについては積極的にまたそういうかかわりを持たせていただいて音更町の実態を訴えていきたいと思いますので、御理解賜りたいと存じます。

質問 8番 大浦正志

初めに申しましたように、TPPの問題、ずっと長い間ありますけれども、ことしがやっぱり一つの大きな山場になると思いますので、いろんな機会なり方法、方策を使って、やっぱり断固反対ということを掲げているので、そういった手段で取り組んでいただきたいなというふうに思います。やはり十勝管内、町村会の中で、やっぱり音更という人口4万5千人を超える町の影響力というのは大変大きなものがあると思います。ぜひ今後も十勝の基幹産業、農業だけでございませんけれども、地域経済を守るために奮闘していただきたいというふうに思います。TPPに関しては以上で、次の農協問題について少し、若干議論させていただきたいと思います。今回の農協改革の中の、中央会、全中と全農の関係の、いわゆる全中の廃止と全農の株式会社化ということが出されてといいますか、案として出されているんですけれども、そもそも農協と、農協というか協同組合と株式会社、ここの問題を、端的に株式会社と農協の違いについて質問いたします。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

今の御質問でございますけれども、農協、協同組合と株式会社、通常言われる民間の株式会社の違いと。いわゆる協同組合というのは相互扶助の関係で成り立っている組織でございます。株式会社というのは、あくまでも営利を目的としつつ、株主の方々に配当をいかに分配するかというところを追求している組織でございます。そのように理解してございます。

質問 8番 大浦正志

私も実は、農協ではありませんけれども、生協というところの職員をやっていまして、その中で協同組合の理念というか原則というか、そういうことを入ってすぐ、入職したすぐのときには、農協の職員さんもそうでしょうけれども、協同組合の原則に関しては恐らく学ばれ、教育を受けていると思います。一番初めに質問でも述べたように、協同組合というのは、貧しいといいますか資本のない人たちが集まって、協同の助け合いの力で取り組んで、イギリスのロッチデールというところで始まって、それが日本に移って、日本も協同組合運動を結構一生懸命やっていたし、今日の、とりわけ農協に関しては国も推進してきたんだろうと思いますし、そのことによってここ音更の中でも農業が、いろんな歴史があって、冷害であったこともあるし、農協が破綻して合併した、そういうことを繰り返しながら今日の農協があるかというふうに思います。そういった中で、それを、農協潰しという言い方はちょっと違うんではないかというふうに言われるかもしれませんけれども、いわゆる農協は、やっぱり何人かの人が集まって協同組合、その単協が幾つか集まって全国的な、連合会ですから、上部機関とかそういう関係ではないですから、協同となっていく。それがそういった意味で、やっぱりみんなの力を合わせて取り組む、このことは非常に重要なことだと思います。それに対して、廃止するということに関しては原義からいうと非常に正しくないといいますか、たまたまきょうの北海道新聞に、太田原高明さんの政府の農協改革、その中で幾つかの点が、もちろん読まれたかとは思いますけれども、述べられております。そういった中で、私の質問の中で一番最後の質問は、どうも僕が質問に困って書いたという部分もあるんですけれども、自治体としてというか、自治体として、農協、農協というのは民間組織だから、民間というか、それを支援する、守るための行動というのはできないものなのでしょうか。もし、その辺ちょっとわからないものだから。できるとあれば、やっぱりまちづくり……。その中でも、個人もそうですし、法人もそうで、協同組合もやはり音更の構成するメンバーだ。そのため、困っているというか、そういった苦難になっているときに、町としても何らかの形で取り組むべきではないかと思うんですけれども、その辺、僕が間違っているのかわかりませんけれども、その辺は町として何らかの支援をすることというのはできないのでしょうか。お尋ねいたします。休憩(午後 1時59分)

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

農協潰しをやめさせるための支援をというようなお話でございますけれども、先ほども答弁させていただきました。今、農協系統挙げて農協改革をみずからやろうというようなことで、上からの押しつけではなくて、みずからやろうというような動きをしております。私たちは、その農協改革の意向を十分踏まえながら、農協が今改革しようということに対して後押しをしていきたいなというふうに思っております。今まで国のほうは、農協、行政の役割の機能というか、そういうものを農協にやらせてきた部分というのはかなり大きな部分があったんだというふうに思います。米の減反政策にしても、農協なくしては減反政策というのはやってこれなかったというふうに思います。農協があってこそ初めてできたんだというふうに思います。そういうふうに利用するときは利用して、それが要らなくなったから農協改革だというような、そういったことは本来あってはいけないだろうというように思います。私たちは、先ほど答弁させていただいたように、農業だけではなくて、農村コミュニティーの核としても農協はあるわけでございます。農村社会にあってはまさに農協というのは公共材だというふうに私たちも認識をしております。そういった意味で、機会あるごとに国会議員、道議会議員、それから農林水産省等々、そういったものに対して地域における農協の役割というものをしっかりと主張していきたいなというふうに思っております。今定例会にも農協から請願が出されています。議会がどういう御判断かわかりませんけれども、少なくとも行政としてはそういった農協の大切さというのを訴えていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上です。

質問 8番 大浦正志

寺山町長、非常に農業といいますか、農業だけじゃないけれども、一生懸命やっていましたし、TPPの問題に関しても積極的に今までも反対の立場の発言をされていましたし、農協は行政のパートナーとしてこれまでも機会あるごとにお話しされて、農協の総代会の中でもそういった発言をされておりますことは十分にわかっていますし、町長の思いは非常に尊敬といいますか、すばらしいなというふうに思っております。ただ、やはりこういったいろいろな機会、こういう場面場面のタイミングがある、そういったときに、恐らく同じことの繰り返しをされるかもしれませんけれども、そういったことを表明されることが、表明といいますかお話しされることが音更町にとって、農業者にとっても非常に力強い励みになるかというふうに思っております。今後も基幹産業の農業を守るために私どもも一生懸命奮闘したいと思いますので、頑張ってくださいといいますか、よろしくお願いいたします。以上をもちまして私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。

出典:音更町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月6日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる