みんなの議会

音更町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月17日

災害の予防対策について

2011年6月17日、音更町議会の一般質問で、印牧幹雄議員が「災害の予防対策について」質問し、町長 寺山憲二、総務部長 高木収、企画部長 西川友則が答弁しました。

質問者
印牧幹雄 議員
答弁者
町長 寺山憲二、総務部長 高木収、企画部長 西川友則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 印牧幹雄

通告に従いまして一般質問をさせていただきます。私も、今回初めて議員になりまして、最初の一般質問ということで大変緊張しております。いろいろ不都合があるかと思いますけれども、何とぞ新人ということで御容赦願いたいと思います。想定外の大震災を想定して現状の災害対策をもう一回見直してみましょうという、そういう質問をさせていただきます。去る3月11日に発生した東北地方沿岸の巨大地震並みの震災が音更町を襲ったと仮定したとき、既存の町の災害の予防対策、災害緊急対策について見直すべき点があると考えるが、次の点について見解を伺いたいと思います。大きな1番、災害の予防対策についてであります。今回の大災害を想定したとしたとき、見直すべき主な点はあるか、次のような諸観点を踏まえて考え方を伺いたいと。一つ、リスク把握から評価、被害想定に関して。一つ、被害の軽減策、予防策として、避難施設、災害対策拠点、通信設備、電源の確保、災害時有線電話の設置、防災行政無線の設備状況。一つ、体制整備。広域の災害に対応する体制、地域公共団体との防災協力体制の確立に関して。一つ、情報連絡体制。北海道の防災情報システムとの連携。一つ、資材・機材の備蓄状況。一つ、災害対応活動計画(マニュアル)の策定状況。一つ、教育・訓練として、NTTの災害用伝言ダイヤル、あるいはブロードバンドの伝言板の普及促進。防災予防対策について2点目の質問でございます。町行政の視点から、社会インフラの整備として道、国に対して要請すべきと考える項目はあるかどうか。例えば、広域災害に対応した地域の方舟のような施設の構築、グリッドの通信網の強化、社会インフラとしての携帯電話網の強化、広域の水道管理システム、このような観点で国、道に要請すべき項目があると考えているかどうか、伺いたいと思います。大きな2点目は、災害の緊急対応についてであります。今回の大災害を想定したとき、見直すべき主な点はあるか。下記のような観点で考え方を伺いたいと。一つ、災害救助法の申請、適用。一つ、災害救援応援の要請。これは、消防、警察、広域緊急援助隊、自衛隊、日本赤十字、各種支援団体がございますが、それに対しての要請。災害緊急対応についての2点目、医療救援活動についてでございます。大量のけが人が発生し、拠点病院が被災、分散化する避難所、圧倒的に不足する医師と看護婦、投薬の払底、カルテの消失など負の連鎖が起き得る。これら限られた医師、限られた医療情報、限られた医療設備であっても最善の医療救済が求められる。町として何ができるか。例えば、被災者の診療履歴、投薬履歴として町が保険医療支払いのために保管するレセプト管理情報などが流用、活用できるか。3)、災害直後の安否確認、情報提供の手段について。今回の震災では、民間ネットの活用事例が盛んにメディアで取り上げられております。町をカバーするブロードバンドの環境も整いつつある中で、これを活用する考えがあるかどうか。緊急災害対策の4点目としては、市町村単位の対応策に限界があると思われるが、これをいかに超えて対応していこうと考えているか。広域災害を想定した場合の避難所施設はどうあるべきか。また、全国からボランティア支援の受け入れ、救援物資の配分はどう考えるか。大きな3点目は、災害が起きた後の復旧・復興対策についてであります。1)、国が準備する各種対策支援法は近年の災害発生の都度改版されている。行政として最新情報を活用する体制は整っているか。例えば、被災者生活再建支援法、災害弔慰金支給、激甚災害法、これらの法律の改正に伴って町の対応が追随しているかどうか。復旧・復興対策の2点目は、住民情報サーバーの維持対策についてであります。震災直後は、一日でも早く町の行政機関が復旧、継続されることが期待されております。災害に対して耐久力のあるシステムとして設計されているか。住民情報、収納管理情報、あるいは今後は戸籍情報などが電子データとして町の基幹情報として活用されていきますが、このような情報が震災に対して早急に復旧できるような体制がとれているかどうか。これは、最新のコンピューターを使ったりネットワークを使った技術の動向を考慮して、そういう技術を導入しようとしているかどうかをお伺いしたいと思います。例としては、今話題になっておりますクラウドコンピューティングという技術がございます。後ほど質疑応答の際、この技術に関してはもう少し補足したいと思います。最後、全国避難者情報システム、これは総務省主管で、ことしの4月末から稼働しているとお聞きしております。被災後の住民の優遇税制措置、被災支援金の交付、保険証の再発行業務などを目的とした全国の市町村横断的な仕組みとしてこのシステムが構築されております。音更町としてもこのシステムへの加入をしているかどうか。以上の点をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

今回、東北地方沿岸部を中心に発生した巨大地震が本町で発生した場合を想定して、現状の災害対策をどう評価するかについての御質問にお答えいたします。災害予防対策の御質問につきましては、関連がありますので、一括してお答えいたします。災害の発生時においては、町民の生命、身体及び財産を保護することが行政の使命であり、あらゆる関係機関と連携して被害の拡大を防止し、2次災害の予防に努める必要があります。本町におきましては、災害対策基本法第42条に基づき、次の観点から地域防災計画を策定しているところであります。一つ目は、音更町の区域を管轄し、もしくは区域内に所在する指定地方行政機関、指定地方公共機関及び公共的団体その他防災上重要な施設の管理者等が処理すべき防災上の義務または業務の大綱の策定及び調整に関すること、二つ目は、災害が発生し、または発生するおそれがある場合に必要な防災の組織に関すること、三つ目は、災害の未然防止と被害の軽減を図るための施設の整備や改善などの災害予防に関すること、四つ目は、災害が発生した場合の給水、防疫、食料供給など災害応急対策に関すること、五つ目は災害復旧に関すること、六つ目は防災訓練に関すること、七つ目は防災思想の普及に関することであります。大浦議員の御質問にもお答えいたしましたが、地域防災計画の修正につきましては、現在、北海道と事前協議中であり、今回の東日本大震災によって国から新たな指針等が示されるものと見込まれることから、計画に盛り込む内容についてもさらに追加、あるいは拡充されるものと考えております。この防災計画には印牧議員が上げられた観点についても盛り込まれており、計画内容の確認・点検、計画に基づく施設の整備・拡充を確実に実施し、防災発生時における町民の安全確保に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、災害緊急対応についてでありますが、災害救助法の適用や災害救急応援につきましては、市町村長の要請に基づき行われるものであります。これらを要請するためには、被害状況の把握や発生箇所の特定など被災の全体像を特定することが必要となりますので、今回のように広域的に災害が発生した際には、それらの状況把握に時間を要することから、早期の要請には至らないものと思われます。災害発生時に全体像をいかに早く把握するかが災害対応の重要ポイントとなりますので、災害の規模に合わせた体制の点検を行っていく必要があると考えており、今後修正する地域防災計画にも盛り込んでまいりたいと存じます。医療救護活動につきましては、本町の地域防災計画の災害応急対策計画の中に医療救護計画がございますので、基本的にはこれに沿って進めてまいります。御質問にあります、被災者がふだん受けている医療情報等の活用が可能となるのであれば、避難所や被災地における医療現場の活動を円滑にし、ひいては被災者の生活と健康を守る観点からも極めて有効であろうと思います。しかしながら、これを実現するとなれば、町が保険者である国民健康保険のみならず、保険者全体が保有する情報のうち現場で必要な情報をどう集約することができるのか、法的な整備を含め、国や都道府県レベルでの研究・検討が必要になるものと思っております。災害直後の安否確認、情報提供の手段につきましては、報道機関や携帯電話会社など、あらゆる機関の協力を得ながら実施してまいります。今回の震災において、地方自治体がツイッターを利用して情報発信をしたところ、多数の書き込みがあり、便利で、かつ効果的な情報伝達手段だということが紹介されておりましたので、本町としてもツイッターなどの情報伝達手段の有効活用を検討してまいりたいと存じます。なお、市町村単位の対応策の限界をいかに超えるかにつきましては、今定例会において提案しております定住自立圏形成協定にもありますように、中心市である帯広市を核として、十勝管内の市町村が災害発生時において相互に支援する体制づくりを進めているところであります。これが実効性のある対策となりますように、十勝管内の全市町村が思いを一つにして体制づくりができるよう働きかけてまいりたいと存じます。最後に、復旧・復興対策についてでありますが、国の支援法の改正に合わせて対応できる体制が整っているかとの御質問でありますが、行政は法律あるいは条例に基づいて業務を進めております。したがいまして、法律が改正になれば、国から北海道を通じて市町村へ通知されますので、その内容は的確に把握することが可能となっております。また、条例を根拠とする給付制度などで、その条例が法律に基づいて制定されている場合には、法律の改正に沿って所要の条例改正を行っているところであります。住民情報サーバーの維持対策につきましては、本町では、庁舎内ではなく、外部の耐震構造を整えたデータセンターにおいて、厳しい入退出基準を備えて管理しております。また、今後稼働予定の戸籍電算システムのサーバーについてもデータセンターにおいて管理することとしております。自治体クラウドにつきましては、今後のシステム等の開発状況にもよりますが、将来的には有効な手段になるものと期待しているところであります。全国避難者情報システムの加入状況につきましては、国は、4月12日付で全国の市町村に対し、避難者の情報を都道府県を通じて提供するよう呼びかけており、本町は、4月12日から受け付けを開始しております。このシステムは、避難先の情報のほか、氏名、住所、性別、生年月日の基本4情報を登録することにより、もとの自治体あるいは都道府県からの情報が送られる仕組みで、避難者が避難先の市町村に情報を提供し、受け付けた市町村を通じて都道府県に送られる仕組みとなっております。5月27日現在の状況では、1,744の自治体が受け付けを開始し、未定となっている自治体は被災地の3自治体のみとなっております。なお、本町に避難してこられた方々はこのシステムに登録しており、地元の市町村を通じて情報や諸手続についての案内がなされているとお聞きしております。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 2番 印牧幹雄

御丁寧な答弁ありがとうございます。再質問ということで、まず最初の災害予防対策についてお伺いしたいと思います。災害予防対策という名称が妥当かどうかよくわかりませんけれども、要するに災害は避けることはできないと。しかし、起きたとき、その被害を最少にするために事前に準備しておこうという、そういう趣旨の行政としての活動だと私は理解しております。この災害予防対策、では一体どれほどそこに金と物と人を投入したらいいのかというのは、無節操では遂行できないということで、何らかの国あるいは道からのガイドラインというのが提示されて、それに向けて、我々の音更という町が一体どれぐらいの規模に相当して、どういう性格の住民が暮らしているのかという観点を踏まえて防災、地域の計画ができていると考えていますけれども、この考え方は合っているかどうかお聞きいたします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

音更町の地域防災計画がどのような観点から作成されているのかといった御質問だと思います。もちろん音更町の地域防災計画は、国の法律あるいは北海道との協議、そういった国、道との協議の中で定められております。そこにはもちろん音更町の地理的な条件ですとかお住まいの方の住宅の張りつきの状況、建物の状況、そして河川の状況、道路の状況、さまざまな自然の条件、それから社会インフラの整備の状況、そういったことをすべて総合的に勘案した中で音更町として必要な防災計画という形でつくられておりますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 2番 印牧幹雄

私も、この震災を契機に毎日メディアで華々しく取り上げられている情報を見ていると、町の行政担当の人たちが必死になって日夜頑張って、住民のために早くもとの生活に戻るよう働いているという場を目撃いたしまして、音更町も、そういうことにならないことを祈ってはいますけれども、これは神のみぞ知るで、やはり最悪を想定して準備はしておかないといけないと思います。それで、この話題になっている災害の情報に関しまして、一体町レベルというか市レベルというか、地方自治体に求められているガイドラインというのはどういうものなんだろうということをそれなりに検索して理解したのは、この20年、30年だと思いますけれども、非常に日本は震災が多くて、それは地震のみならず、今回の水害、高波、それから土石流の災害、それから火山の災害とか、最近は原子力の災害とか、ますますそういう災害の危険度というのは上がってきていると認識しています。それに従っていろいろな防災対策のガイドラインというのは法律で定められているのかどうか。これは望ましい対策であるというふうに提示をされて、それを、そのハードルが上がったガイドラインのレベルを充足するかどうかは各自治体の裁量権に任せるとか、そういうことが起きているのではないか。もしそういう条件であるなら、音更町としては、毎年災害から学んで、それに対応する対策のレベルがどんどん上がってきている要請の中で、現実はどれぐらい充足しているんだろうかという、それは概略的な話で結構ですけれども、お聞きしたいと思います。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

まさに近年におきましては、地震のみならずいろいろな自然災害、ましてこのたびは、今回は原子力の事故というような本当に思ってもみないような事態が起きる時代になってきていると思います。すべて、どのようなことが音更町において起き得るのかといったことを、やはり過去の例にどうしても倣いまして、そこを参考にして一つは考えなければならないものだと思っています。国におきましては、地域において、日本の自治体、各市町村それぞれやはりいろんな条件が違っておりますので、それぞれの自治体でふさわしい、最も適切な防災計画を立てるようにということで指示をいただいております。したがいまして、法律に基づきまして何を一定量備蓄しなければならないとか、そういった具体的な項目ではなくて、その定めるべき指示の指針的な内容となっております。具体的には、音更町においては、本町には防災会議というのがございますので、関係機関の方とお集まりいただいて、その中で音更町の地域防災計画の検討をしております。これは、ひとり音更町のみならず、北海道、道との協議も経た中で、承認をされて初めて音更町の地域防災計画となっているというところでございます。音更町が、幸いといいますか、海には面していないということから、それは音更町のまた一つの特色を持った中での計画になっております。備蓄につきましては、音更町は市街地人口の約1割、4千人の備蓄品の整備を目指して、目安といたしまして今整備をしているところでございます。この4千人というところは、過去の阪神・淡路大震災、このときに避難所に入所された方が市街地人口の約15%いらっしゃったそうです。この教訓から、本町においては10%ぐらいを、4千人といったことを一つの目安とさせていただいて、これは本町独自で考えている目安でございますけれども、そういったことを基準にさまざまな備蓄品を今整備に努めているといった状況にございます。

再質問 2番 印牧幹雄

私も、音更町生まれでありながら長らく都会で暮らしていて、久しぶりに音更へ戻ってきて今に至っているわけですけれども、非常に音更町というのは特殊な町だなという感じを受けます。それは、非常に広大な土地でありながら、市街が密集している地域と人口がまばらな農村地帯とが混然一体となっていると。そういう中でいろんな防災に対するガイドラインを設定するということは、いろいろ防災担当の職員の方々が智恵を絞って最適な防災計画を立てていただいているかと思いますけれども、実際音更町の固有な配慮、防災対策をするに当たってどういう点を智恵を絞っているというか、どこに検討の主眼を置いて防災のターゲットレベルを設定しているのかということに関して、もしあれば現実を知らせていただきたいと思います。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

音更町の地域防災計画の主眼、特色というお尋ねかと思いますけれども、防災計画においてやはり地理的な条件、これは一番大きな要素になっていると思っています。今御指摘のあったように、音更町は非常に平野部を有する広大な面積を持っております。ただ、市街地につきましては、特に音更川の河岸段丘の両側に市街地が集約されているというような状況もございます。また、今の音更川、そして十勝川といった代表されるような大きな水系も有しております。そして音更町と隣接しております士幌町、鹿追町、芽室町、そういったところからも当然河川というのは続いておりますので、河川が非常に多いといったことも一つの特色なんだろうと思っております。防災計画につきましてはそういった河川の治水対策とか、それから急傾斜地のがけ崩れの対策とか、やはりそこそこの危険箇所、そういうところを点検いたしまして、それに必要な対策を講じていくというところが主眼になっていると思いますので、そこはやはり音更町の地理的な条件を第一に考えてつくられているというふうに御理解いただきたいと思います。

再質問 2番 印牧幹雄

そういう特殊な地形に立脚している町であるということを考慮して、今後発生するであろう防災計画、要因というのを積極的に検討、導入していっていただきたいと思います。話は、地震対策が一番緊急性を帯びた検討課題ではないかと思います。平成21年の2月に、音更町が所有する災害の避難所あるいは公共施設に関しての耐震の改修促進計画という書類がまとめられてあると思います。その中に、一般の町民の住宅とか施設とか、そういうものの耐震を促進するということで、ゴールを示して、それに向けて耐震設計をこれから促進しようという考えがうたわれておりますけれども、きょうの議論は、町が管理する避難所、あるいは、いざ事が起きたときに避難対策のセンターになる緊急対策の本部が設置されるであろう音更町の庁舎に関して、当時の耐震改修促進計画ではまだ数点まだら模様、庁舎はもともと対応されていないというふうになっていますけれども、ここら辺は現状どれぐらい進んで、今後どれほど資金を投入して耐震設計を満たすような計画になっているのか、それについてお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

音更町の避難所あるいは役場庁舎、これらの耐震の状況についてのお尋ねでございます。まず、役場庁舎につきましては昭和52年の建築となっております。ただいま御指摘のあった耐震基準というのは、現在の建築基準法では、昭和56年以前の建物が今の耐震基準には適合していないといった内容になっております。したがって、役場庁舎も一応その現在の耐震基準には立ってはおりません。庁舎につきましては、今御指摘にもありましたように、災害時には災害対策本部の設置場所になるわけでございます。そういった面からも非常に重要な拠点となるわけでございまして、その耐震性を確保することはもちろん必要なことだと思っております。庁舎につきましては、今の計画といたしましては、平成24年度、来年度になりますけれども、耐震の診断をしたいと。耐震基準を満たしているかどうかの診断をまずやりたいというふうに思っております。その診断結果を見まして、耐震性がないと。改修が必要だというもし結果が出た場合は、順次耐震の実施設計を行って、必要な改修に向けて取り組んでいきたいというふうに考えております。それから、避難所につきましては、現在28カ所ございます。この主なものの中には、ほとんどが小学校、それから中学校で22ございます。小中学校の耐震につきましては、今年度、まだ耐震の改修が終えていなかった屋内体育館を改修することになっておりまして、今年度中に小中学校は、屋内体育館を含めまして、すべて校舎の耐震の補強は終わるという状況になっております。ただ、残りの6カ所につきましては、以前学校で使っていた校舎もあるわけですけれども、一部地域会館、これらについては耐震がない状況になっております。耐震基準を満たしていないといった状況にございます。ただ、このうち、音更中学校もその六つの中に入っておりますけれども、音更中学校については、御案内のとおり、今年度から設計、今基本設計やっておりますけれども、改築に向けて取り組んでおりますので、これは解消されるというふうに思っております。今の状況としては以上でございます。休憩(午前11時59分)

再質問 2番 印牧幹雄

それでは、午前中に引き続きまして質問を続行させていただきたいと思います。耐震工事の計画で一番重要だと思われるのは、やっぱり庁舎の耐震工事だと思います。これは24年度、もう既に計画、耐震の度合いを調査して、必要なら耐震工事を実施するという計画だということを今お聞きしました。これは最近また交付されました音更町の中期財政運営計画、22年度から27年度の計画書を配付していただきましたけれども、この中の財政調整基金ですか、あの中でも引用されておりますけれども、その庁舎を耐震工事をするという、言うなれば、財政的に見ると一番悪いシナリオですけれども、どういう程度のものを想定して財政運営計画に取り込んでいるのかということに関してお伺いしたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

耐震に関しまして、庁舎の御質問でございます。先般、総務文教常任委員会におきまして中期財政フレーム、これを御提示させていただきました。5年間の計画でございます。それで、先ほど総務部長が答弁した耐震診断、そして、耐震診断の後は、当然その診断結果に基づいて、補強しなければならなければ当然やらなければならないということでございまして、中期財政フレームというのは、基本となるものは、10年間の主要事業という音更町がつくっている事業費ベースの数値でございます。中期財政フレームというのはそれを一般財源化したものでございまして、当然その事業費については一般財源ベースで中期財政フレームに載っていると。したがいまして、中期財政フレームで示した収入の範囲内で今回の耐震工事も実施可能というふうに考えております。

再質問 2番 印牧幹雄

やはり震災が起きたときセンターになるここの庁舎がきちっと機能するためには、正しく動いている、そういう組織が十全のパワーを発揮するためにも、幾ばくかの財政インパクトはあるのかもしれませんけれども、やはり町民の一番大事な生命、財産を守るということで、優先度は高いということで、ぜひ優先度を上げて財政の面でも計画に盛り込んで進めていただきたいと思います。質問内容は次に移らせていただきまして、音更町は、先ほど、市街化域と農村域が明確に分離していって、それがミックスされた町だということで、非常に特徴的だという中で、これからの時代、通信という技術、これは今まで音更町にとっては余りなじみがなかったかもしれませんけれども、住民と行政をつかさどっている組織の間のコミュニケーションのみならず、もっと広く、音更町の町民というのは、音更町に住んでいる人たちだけがサービスを施すというか提供するターゲットではなく、実は全国に町民の関係者がいると。それは何かというと、その町民の家族、それから子弟、子息、あるいは、逆に言うとこちら、余りケースはないかもしれない。とにかく全国各地に音更町という行政からの情報を待っているという人たちがいるということを考えると、従来の発想を切りかえて、いわゆる最新のコミュニケーションのテクノロジーというのをこれからどんどん防災計画の中にも取り組むべきだと私は思っております。そういう意味で、では肝心の音更町の中はそういう環境が整備されているかというと、私最近理解したんですけれども、市街地は民間の業者に任せておけばそういう環境整備は整うと思うんですけれども、農村地域は非常に難しい。私もこちらに引っ越してきて最初に悩んだ問題は、いかにしてそういうコミュニケーションの能力、インターネットですよね。そういうものをサービスを従前どおり受けるにはどうしたらいいかということで随分個人的にはいろいろ悩みまして、画策してきょうに至っていますけれども、農村地域の情報通信基盤事業ですか。簡単に言うと、農村にもブロードバンドのサービスを提供するという事業が今年度には実現されると聞いています。これはなかなか、最新の技術であって、そんなものを導入したからすぐに普及するわけはないという考えもありますけれども、世の中はみんなが思っているほどそんなのろのろしたものじゃなくて、若い人はどんどんそういう情報を取り入れて使いこなしていきます。ほっといても大丈夫なんです。だから、私たちはそういう基盤を整備するということに一生懸命努力して、全町村にそういうコミュニケーション、あるいはインターネットを接続するという基盤を提供するということをぜひ実現していただきたいと思います。問題は、その後、では基盤だけ整備すればいいかというとそうじゃなくて、それを有効に活用して、町民と、それから自治体の運営を任されている庁舎の職員とがいかにそれを活用するかということに関していろいろアイデアを出して、せっかくそういう基盤ができているんだから、どんどんそういうサービスを拡充していくということを推進していくのが私はこれからの防災計画の実施に当たっての一つの新しい視点じゃないかなと思います。そういう点に関して、農村のブロードバンドもできるんだよということを前提にして何か考えていることが防災に関しておありだったらお聞かせ願いたいと思います。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

ブロードバンド技術を活用して、ICT技術を活用して防災面に役立てることを本町としてどのように取り組むのかといった御視点かと思います。今お話にもございましたように、本年度、農村地域におきましては、いわゆるブロードバンドの整備を実施することに今しております。市街地におきましては光通信が可能なわけでございますけれども、民間の通信事業者はなかなか採算性という部分が優先いたしますので、農村部にはどうしても、光は多額の経費がかかりますのでなかなか入らないと。そういったことで、音更町として、そういう農村地域にも一定の速度を持ったブロードバンドの整備を図るということで本年度実施させていただくわけでございます。ただ、今、議員のお話にもありましたとおり、若い人はそういうものに割と敏感に反応して導入されると思いますけれども、今現在御利用になっていないような方、あるいはお年を召した方、どうしてもそういったことに、なかなか導入、基盤を整備したからといってすぐインターネット、いわゆるパソコンを買ってインターネットを接続するというところまで至らないというのもまた一つ現実にはあるのかなと思います。本当にインターネットは日常的な技術、そして皆さん気軽に使っていただけるサービスというふうには思っておりますけれども、これを防災に役立てるという観点になりますとなかなか、基盤がすべて行き渡っても、実際に使われない方もいる中ではオールマイティーな技術ではないと。一つの補完的な防災の情報伝達の有効な手段であることは間違いありませんけれども、それがすべてではなくて、やはり一つの補完された技術なんだろうなというふうに思っております。音更町におきましては、御案内のとおりホームページを掲載しておりますので、このホームページにアクセスしていただければ音更町からのいろいろな情報がごらんいただけます。その中には、音更町のほうから気象に関する、あるいは災害に関する情報も発信することができますので、現在においてはそういう町のホームページのほうにアクセスをしていただいた中で町からの情報発信を受けとめていただくと、そういったことで御理解いただきたいと思います。

再質問 2番 印牧幹雄

私も、インターネットの、そういうブロードバンドの環境が整備されたらすべてが、今の防災計画が全部そっちに乗りかえるぐらいの激変をしろという、するのが正しいとは少しも思っていません。こういう新しい技術というのは、やはり並行して、古い技術と新しい技術を並行して使って徐々に、それがよかれと利用者から認識されれば、新しい技術がどんどん、気がついたらもうマジョリティーになっているというか、メーンになっているという時代は案外早く来るものなんです。ですから、今現在そんなことをやったって、使えない人はいっぱいいるよということで手をこまねいていると、気がついたときすぐに対応できないというおそれが十分ありますので、可能なところから並行して、新しい技術を使った防災対策と従前の、旧来どおりの計画にのっとった防災計画というものを並行して進めるというふうにこれから考えていただければいいかなと。それは私の個人的意見でありまして、そういうことも含めて、今後、新しい技術を使った防災計画、新しい技術を使いこなすという観点でぜひ、それこそ膨大な我々のお金を使って、膨大な、それはちょっと極言かもしれないけれども、かなりの投資をしてせっかく整備するんですから、最大の成果を上げるようにこれから考えていただきたいというふうに思います。あともう一つ、これは、今回震災を経験して、個人的にも体験したのは、近しい人が被災地にいると。自分は安全なところにいると。今回の東日本震災はそのケースです。音更町は安全なところにいて、自分の子供、自分の親、自分の知人、友人、それが被災地にいるという方は随分おられたんじゃないかと。その方々がひとしく経験したのは、連絡がとれないんです。これは非常にフラストレーションというか、不安な思いを抱きます。これは、逆に今度音更町が大被害を受けて、親戚、友人、御子息が遠隔地にいて、自分の親がどうしているんだろうといったときに、やっぱり連絡がとれないという全く正反対な状況が生まれると思います。こういうところを、そこまで町の行政がかかわるのが正しいかどうかわかりませんけれども、簡単な方法で、例えば、NTTがやっている117番災害伝言サービスというのがあります。音更町も防災のページに確かに、こういう機能がありますということを町民の方に、あれはホームページベースですけれども、説明しています。あれは、実際使ってみると思いのほかに機能します。震災直後でもそういう取り組みをしておけば、家族との間で。迅速に遠隔地の知人、友人、親戚等、自分の安否を確認する手段として非常に、無料ですし、負担はかかりませんから、使うというのが私は大変よろしかろうと思うんですけれども、そういう情報というのを音更町も積極的に町民に教える、普及、NTTの宣伝になるかどうかわからないんですけれども、そういうことができるんだということを町民にいろんな手段で伝えるというようなことも非常に効果のある私は防災対策の一つじゃないかなと思うんです。そういう、全く発想を変えて、何でもかんでも自分でやるんじゃなくて、既存のそういうサービスを住民に知らしめるというようなこともこれからの新しい防災対策の中に取り入れたらいかがなものかと考えますけれども、そういう意見に関してどうお考えでしょうか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

ただいま議員がおっしゃられました、民間の通信事業者がやっておられます災害用ブロードバンド伝言板といったサービスかと思います。従来ですと災害用の伝言ダイヤルというような使い方だったと思いますけれども、最新のICT技術を活用して音声や画像までも登録、あるいは閲覧することも可能なシステムというようなことでございます。このサービスにつきましては、災害発生時に被災地の居住者の方がインターネットを経由して伝言板にアクセスをして、電話番号などをキーとして伝言情報を登録することができると。また、それを見ることもできるといったことで、今回の震災においても、既に供用開始になっていることから、このサービスを使っておられる方も多いというふうに聞いております。これがまた一つの災害が起こった後の安否確認といったようなことの中で有効な手段だというふうには私も思っております。ただ、この技術が町民の方にどのように普及したら、お知らせしていったらいいのかといったようなことにつきましては、町のほうで防災の自主防災組織等への出前講座、こういったことをやらせていただいておりますけれども、そういった折に触れまして御紹介もさせていただきたいというふうに考えております。以上です。

再質問 2番 印牧幹雄

今お答えにあった災害の留守番サービスというのは、インターネットを使うまでもなくて普通の電話でできる機能、最もシンプルな機能があります。電話線さえあれば安否確認が連絡とり合えるということで、例えば私の母親、80歳にこれを使えと言ったら、多分使えないんです。それは、単なる電話であっても、ちょっとした手順を踏まないといけないと。そういう、だけれども、教えれば80歳の母親でも覚えられるぐらい簡単なんです。それを丁寧に手順を追って、例えば先ほどの別の、先日の大浦議員の質疑応答にもありました防災マップの再配付とか、そういういろんな資料の配付とか、例えば音更の広報だとか、いろんな住民とのコミュニケーションを図る機会があります。そういうところで、これだけのことをやればできるんだよということを、そんなにページも食わないし、懇切、親切に書いてあげるということで少しは普及して、いざというときはそういうものを使ってみようという契機にもなるかと思いますので、引き続いて検討していただきたいと思います。あと、どうも私が提案した内容というのは非常に視点が何か変で、例えば、先ほど質問の中に入れました緊急医療情報の中で、町が持っているレセプト情報を使えばいざというときに医療の役に立つのではないかと。これは全くの深い法律的な背景もわからずに、そこにあるから使えるようにしたらどうだというようなことで、そういう考えはどうだろうかという提案、質問をさせていただきました。ここに書いてあるとおり、なかなか法律面が整備されないとそう簡単にはいかないよということで、それも理解します。でも、最後は、人の命にかかわることであって、やっぱりやる気の問題だと思うんです。そういう、そこにある情報をなぜ活用できないのかということは非常に素朴な質問、疑問であって、それを有効に活用するように、できるように、いろいろハードルは高いのかもしれませんけれども、決してあきらめないで検討を、そういうアイデアもあるということで広く今後検討していただきたいと思います。あと、震災が起きたときに、いろんな地域の組織の協力を得ないと、今回のような被害が広域にわたるものを、単なる一町村が持っている災害設備で、防災設備で、防災体制ですべてがおさまるなんていうのは全く、そういうことを期待するというのは余りにも楽天的過ぎると。先ほど町長の答弁にもありましたとおり、定住圏自立促進構想、ここでも防災に関して帯広と音更が手をとり合って、災害ごとに何か協定を結んで助け合うというような手順を踏まずに、そういう自立圏構想も防災の面から見て今やらないといけない一つの機能だという認識で進めていただきたいと思います。あと、先日も議論がありました広域の消防組織の再編、あれも防災の面で見ると、御回答の中には引用されていませんでしたけれども、これも地域の垣根を超えた防災の協力体制の中の一つの動きだというふうに認識していますけれども、その認識は正しいでしょうか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

今、オール十勝で取り組んでおります消防の広域化、これはまさに、消防力の中には防災対策、こういったことも含まれた中で検討されている課題でございますので、オール十勝で防災についてもこの取り組みは行われるというふうに理解しているところでございます。

再質問 2番 印牧幹雄

長時間私の質問におつき合い願いましてありがとうございます。私も防災の専門家ではなく、昔、東京に住んでいたころ、自主防災組織をどうやって立ち上げるのかという、役所からがんがん言われて、そんなのできないよとかいうような立場で、余りシビアに考えていなかったんですけれども、今こういう状況を目の前でやっぱり見ると、そんな悠長なことを言っている場合じゃないねということで、防災に対して人々の関心というのは非常に今ハイテンションになっている時期だと思います。先日来の議論でも、防災というのは、やっぱり地域の自主防災組織も活発に、きちっと計画をして組織を組んで、いざ起きたらこういうふうに動くんだよということをみんなでシミュレーションしないとやっぱりいざというときはうまく機能しない、その肝心の自主防災組織がなかなか立ち上がらない、そういう状況にあったと思うわけですが、この時期、ぜひ一大キャンペーンか何か起こして、この際音更町の自主防災組織もきちっと整備しようぜというような、そういう動きを期待して、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

印牧議員のほうからいろいろな御提言をいただきました。我々としても、技術の粋を集めて防災に当たっていきたいというふうに思っております。いろんなアナログのところも必要ですし、デジタルの部分も必要だというふうに思います。いろんな複数の媒体を使いながら防災に当たっていきたいなというふうに思いますが、その技術の枠を超えた、全く想定外というか、こういった災害が起きたときに、最終的に頼りになるのはやっぱり人間の組織だというふうに私自身も認識をしております。人間組織が、今までに経験したことをしっかりと理解して、それを知識として使っていく、そしてまた、これをどういうふうになっていくんだという深い洞察力のもとに物事を進めていくということが必要なんだというふうに思っているところでございます。ただ、洞察力といいましても間違いはあるかもしれませんが、ただ、やはりみんなで経験したことを寄せ集めれば必ず正しい方向に向かっていくのかなというふうに思っておりますので、最後に印牧議員がおっしゃったように、自主防災組織なり地域の力というのを今改めて将来に向かって強くしていかなければならないのだろうというふうに認識しているところでございますので、その辺についてはこれからも積極的に取り組んでまいりたいというふうに思っていますので、御理解を賜りたいと思います。

出典:音更町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる