みんなの議会

音更町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月17日

本町の小麦につきまして

2010年9月17日、音更町議会の一般質問で、宮村哲議員が「本町の小麦につきまして」について質問し、町長 寺山憲二、総務部長 今村茂、副町長 赤間義章が答弁しました。

質問者
宮村哲 議員
答弁者
町長 寺山憲二、総務部長 今村茂、副町長 赤間義章

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 宮村哲

小麦乾燥施設建設への支援ということで御質問させていただきます。本町の小麦につきましては、来年度から主力品種を「ホクシン」から、約2割の増収が見込まれている新品種の「きたほなみ」に切りかえる予定であります。これに伴い、収量増に対し、小麦乾燥施設の整備が急がれているところでもあります。このような中、町内の2農協が、今年度の小麦乾燥施設の整備に向け、強い農業づくり交付金の補助申請を行っていたところでありますが、交付金の大幅な削減などの影響もあり、事業採択には至らず、現在、自己資金による施設整備を計画中と聞いております。その財源的負担は極めて大きいものだというふうに考えております。このようなことから、農業を基幹産業とする本町にあって、町として、これから小麦乾燥施設の整備に関し、固定資産税の減免措置など支援策を講じるべきと考えますが、町長の考え方をお伺いするものであります。よろしくお願いしたいと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

小麦乾燥施設建設への支援についての御質問にお答えいたします。本町農業の基幹作物である小麦につきましては、生産性を高め、実需者・消費者への安定供給を図るため、現在の主力品種であります「ホクシン」から、より高品質で多収な新品種の「きたほなみ」への切りかえが平成21年産から3カ年で段階的に進められており、本年産の作付につきましては約38%が「きたほなみ」となり、23年産からは全量が切りかわることとなっております。新品種の「きたほなみ」につきましては、現行の「ホクシン」より2割の収量増加が見込まれておりますが、全量が切りかわった場合、既存の小麦乾燥施設では、荷受け、乾燥、貯蔵の各施設の処理能力が品種移行により増収分に対応できない状況となり、小麦の品質劣化と製品率の低下を招くおそれがあります。そのため、今年度、施設整備の増強・増設を行い、23年産の収穫に合わせて稼働できるよう、両農協とも、国の強い農業づくり交付金の補助申請を行っていたところであります。しかしながら、強い農業づくり交付金の今年度予算につきましては、昨年末、政府による行政刷新会議の事業仕分けにおいて、予算要求額の2分の1から3分の1程度縮減という表決結果を反映し、昨年度に比べて100億円少ない144億円となり、北海道全体でも、110億円の要望額に対して25億5千万円の配分にとどまったとのことであります。このため、小麦乾燥施設につきましては、北海道内で2農協、うち十勝管内は1農協が交付対象事業となったものの、町内2農協を含め、管内5農協が対象とならなかったものであります。現在、両農協において、23年産以降の対応について、農協間の小麦受け入れ協力の検討や施設稼働時期を考慮し、年度内に自己資金による施設整備に着手することも有力な案として計画されているとのことでありますが、農協単独で実施するには負担が大きいことから、施設整備を1年先送りしてでも、先般発表された国の来年度予算概算要求において、活用可能な補助事業がないか慎重に検討を進めているとお聞きをしております。御質問の小麦乾燥施設の整備に関する固定資産税の減免措置についてでありますが、地方税法の特例により、農業協同組合が所有し、かつ使用する事務所及び倉庫に対しては固定資産税を課することができないこととなっております。また、国の補助金等の交付を受けて取得した農業者の共同利用に供する機械及び装置で一定額以上の取得価格のものに対して課する固定資産税の課税標準については、新たに固定資産税が課されることとなった年度から3年度分の固定資産税に限り価格の2分の1とする措置を講ずることとしております。さらに、地方税法第6条では、公益上その他の事由により課税を不適当とする場合においては課税をしないこと、あるいは必要がある場合には不均一の課税をすることができることとされておりますが、具体的な事例につきましては、他の法律で地方税法のこの規定を援用しているもののほか、総務省の通達や行政実例により、工場誘致など産業政策的、あるいは看護師養成など社会政策的な目的に基づくものなどに限定されております。したがいまして、御質問の小麦乾燥施設に係る固定資産税の減免等の措置につきましては、現行法令上は極めて困難と考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 9番 宮村哲

法的なことのみ答弁があったというふうに理解をするわけでありますけれども、私は、タイトルに書いてありますよね。小麦乾燥施設建設への支援ということを大きくうたってあるわけです。その中で、固定資産の減免ということの中で言葉を入れたものですから、このとおりの答弁が返ってきたのかなというふうに理解しながらも、特例の、地方税法の特例措置ということですから、去年の、22年の5月にできた内容、最終の内容でありますから、そのとおりだというふうに思っています。その中で、さらに特例措置を求めるということは、非常にこのことだけについては難しいのかなというふうに思っています。今、例えば音更農協については、一時は15億で、自己資金でやろうというようなことの中で採択されたこともあります。その後、ある代議士から、十勝とは言いませんけれども、北海道の代議士から、補助金の当たらなかった、不採択になった者は集まれというようなところ、そういった話を聞きました。非常にその中で、やはりその人は十勝にいた人でありますから、それからNHKにおったという人です。それですから、音更農協の乾燥施設の取材もかなりやっているということで、非常に十勝の乾燥施設の理解をしていただいたということの中で、そういう中で今回の予算というんですか、来年度に向けての予算についてその中の一部が入ったということの中で先ほど山川君も一部そのようなことに触れていたわけであります。例えば、その事業が採択になった場合、そして先ほど町長から答弁いただいたように、今回は大正と……、北見の2農協だったですよね。ですから、その補助金についても、元気づくりについては今まで50%の補助金をいただいていたわけです。しかし、今度の2農協については、ことしについては40%ということですから、例えば新聞報道に出ておりました音更農協の乾燥施設の計画については、これは20億と9千万ですよね。それから木野については27億ということでありますから、10%違っても音更農協では2億ちょっと、それから木野農協については2億7千万の、仮に当たったにしても、採択されたにしてもそれぐらいの前年に比べて減ということになります。ですから、仮に採択されても23年でありますから、来年度の小麦の入れるところはないわけです。そうしますと、農家が持っている予備乾施設の中に入れながらやらなければいけない、そのことが、農協が支払う金はおおむね3千万というふうにも聞いておりますから、非常に大変なことだというふうになっているわけであります。ですから、私はやっぱりここで、仮に、今の税法の中で、3年間の減免措置があるわけですけれども、2分の1ということでありますけれども、例えば、20億9千万ですか、のやつについては、聞いておるところでは大体5割くらいがその特例措置に該当する金額だろうと言っていますから、それが2分の1ですか。あとは1.4掛けますから。その金額についても後ほど聞きたいなというふうに思っています。今どうして私はこの質問をしたかということをもう少し申し上げなければいけません。今から25年前に、これは農林業センサスの中に出ておりましたけれども、今から25年前は農業人口は543万いましたよと。しかし、25年たった現在は260万ですよということの中で、それから、一番気になることは、高齢になりまして65歳以上を過ぎたということの中で、非常に心配というんですか。その中で国は、自給率だけは10年後に50%に向けるんだと、50%を目標にするんだということだけを言っても、実際に後を継いでくれる農業者がいなくなれば、本当にそんなことが可能なのかどうなのかということを私は心配しているわけでありますし、それから、民主党の代表選挙がありました。札幌へ来た2人は何と言いましたか。北海道は食料基地だとだけは言っておりましたけれども、実際にそのことと50%を訴えても、実際に農業者が減って高齢者になったときにどうなのかということの中で、本当に懸念することだけが浮かび上がってくるわけです。後を継いでくれる私たちの担い手が安心して農業を継いでくれるためにも、担い手育成のためにも、しっかりとこういう小麦の関係についても、先ほどは38%と言っていますから、かなりウエートが大きいわけです。そういう支援はしっかりやらなければいかんということだけ申し上げるわけであります。それから、7月の7日に経済委員会で両農協の常勤との懇談会がありました。そのときの、たくさんあるわけでありますけれども、柴田組合長はこんなことを申し上げております。非常に周辺の交通量が多くて狭いと。本当にその補助金が当たらなければ、よその倉庫を借りてものを入れなければいかんという話から、1日大体5,700台の車が通っていて、その中に小麦が搬入するわけですから非常に危険度が高いんだということを言っておりまして、これはさらに、本当に大塚組合長も木野農協柴田組合長、それから大塚組合長、音更ですが、不採択になったということの中で非常に大変だというようなことを申し上げたことだけをちょっと紹介したわけでありますけれども、ここで聞きたいのは、今減免措置になったときの金額、音更農協と木野農協の減免額は、もし3年間なった場合にはどれくらいの金額になるかなということだけをまずお願いしたいというふうに思います。

答弁 総務部長 今村茂(総務部長は2011年3月まで)

お尋ねにお答えを申し上げます。先ほど町長からお答えを申し上げましたとおり、国庫補助を受けて取得した農業者の共同利用に係ります機械及び装置、小麦の乾燥施設の場合は小麦サイロの附属機械でありますとか乾燥調製設備がこれに当たるようでございますけれども、これらに対する固定資産税の算定に当たりましては、課税標準額を2分の1とする特例措置がございます。議員お尋ねの件に関しましては、概算ということでございますので、正確な算定については御勘弁をいただきたいというふうに思います。全く粗い数字でございますけれども、お答えを申し上げたいと存じますが、先ほど音更農協が20億という話をされておられまして、その半分ぐらい、いわゆる50%ぐらいが特例措置の対象となる設備等ということで、言うならば10億円ということになります。この価格の50%が減じられることになりますので、5億円に単純に税率1.4%を乗じますと単年度で700万ということになりますけれども、毎年度の算定に当たりましては、原価残存率が下がってまいりますので、これらを勘案いたしますと、影響額といいますか、は3年間で約1,500万程度かなというふうに思っております。税額でございます。3年間で。27億というお話もございましたが、これは、同じように計算をいたしますと、税としての影響額につきましては、3年間で約2千万前後かなというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 9番 宮村哲

私は、期待をしたのは、その金額にかわる支援策を考えてくれないかなということを大きく期待をして質問したわけであります。去年の、平成21年度の強い農業づくり交付金の対象事業の概要が、北海道の場合でありますけれども、この十勝の更別村に、町が31億の事業に対して1億5千万の支援をしたという例があります。この説明等については穀類の乾燥調製貯蔵施設ということでありますから、やはり、それともう一つ、これは湧別町でありますけれども、輸入急増に対する出荷の貯蔵施設ということでタマネギの関係、これが、これも事業費はすごく大きいわけでありますけれども、100億に対して2億6千万が町が出したと、こういうような例があるわけですから、このことを私は期待をしながら、その何千万となる金額を例えば5年間ぐらいは流用すべきではないのかと、最低。町が入ってくる金ぐらいはそれなりの、それぞれの大きな投資をするわけでありますから、その分程度はやっぱり何らかの形の中で支援すべき。ということは、先ほど申し上げましたように、ことし、22年度に採択になっていれば40%ですけれども、1年で2億あるいは2億7千万が下がるわけでありますから、最低やっぱりそれぐらいのものを支援してほしいものだなという、そんなことを大きな期待をしていたことは事実です。ですから、非常に厳しいんだという法的なことだけ言われても、本当に音更町が基幹産業は農業だというんであれば、我々の後を継いでくれる農業後継者のためにもそういう施設を町も積極的に支援すべきではないのかなというふうに思っていますので、1回答弁、この難しいんだと言ったら、なかなか覆すことはできないでしょうけれども、これは来年の事業という、本格的に進む場合に、もう少し前向きの姿勢、そのようなものを検討するというようなものが町長からでも聞かせていただければありがたいなというように思っていますので、最終的に町長から一言いただいて、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

税に関しましては、先ほど町長から答弁させていただいたように、なかなか、お話としてはわからないわけではありませんけれども、税そのものを減免するということになりますと、負担の公平の問題が出てまいりますので、その裏づけとなる特別法の関係、従来もやっておりますのは別の法律で裏づけがあるものしかやっておりませんで、その辺のところはやはり難しいというふうに思っております。ただ、今、議員さんおっしゃるように、町として別な支援策はないのかという話になりますと、これはまた税とは別の問題でありまして、別な角度から考えなければいけないと、このように思っております。私、きのうの勝毎の夕刊をちょっと見たんですが、15日にその管内の4農協の方が農水省へ行っていろいろとお話をされているという記事が載っておりました。食料自給率の向上に取り組む地域には3分の1の補助、それから、産地の活性化総合対策事業、こういったものに力を入れる地域については補助率を2分の1、高めたものにすると。これは戦略作物生産拡大関連施設緊急整備事業というようなことで載っておりましたけれども、農協もこれに対していろいろと御意見申し上げているようでありまして、農水省のほうでもいろいろと検討させていただくというようなコメントも載っていたわけですけれども、私どもといたしましては、ぜひこういった国の補助が満度に受けられるように、そのようなことになるようにと、このように願っているわけでございます。もし、先ほど補助率が下がるような話もあったわけですけれども、町から考えられる方策としては、建設費に対する補助、これが、現行の中でも公共性が高いものについては福祉関係はやっておりますけれども、できるというような仕組みにはなっております。ただ、今の町の行っているこの補助制度、上限が建設事業に関しては、町の財政の問題もあるものですから、2千万円という、そういう設定に今なっておりまして、20億を超えるような、お互いに両方で47億ですか、そんなような話になりますと、それは補助するにしましても、そんなごくわずかな支援にとどまるような、そんな内容にしか今の制度の中ではならないんじゃないかな。いずれにしても、ちょっとまだ先が見えない段階でありますので、町に対して補助金の交付、正式にお話があるのであれば、これは当然議会ともよく相談させていただいてその中で方向性を決めていくと、そのようなことになるんではなかろうかと、そのように考えているところでもございます。以上です。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

中札内の例も出ておりました。音更町もかつて、野菜の施設については国の補助事業が3分の1だったときがございまして、それに対して音更町として6分の1を乗せて2分の1にしたという経緯がございます。建設補助という形でございます。麦の施設、今、赤間副町長のほうからも答弁させていただきましたけれども、今一緒になってどういうふうな方策がいいのかというような検討もされているようでございます。木野農協の総会では、組合長のほうから両農協でもって連携して取り組みたいというようなごあいさつもございました。それについては新聞報道等もされておりますので、皆さん既に御案内のとおりかというふうに思っております。今、麦については、春まき小麦だとか「ゆめちから」だとか、先ほどの山川議員のほうに答弁させていただきましたように、麦の種類も、パンだとか中華めん用であれば2,550円がさらに乗るというようなことから、農業者のほうも、これから麦の品種というのは、ある程度、「きたほなみ」だけでなくて、いろんな種類が増えてくる可能性もございます。そういった機能分担というのも農協間でもってできるような方策もとれればいいかなというような期待も持っているところでございます。いずれにいたしましても、今、来年度に向けて補助事業、全くないわけではございませんので、まず国の補助を探るというようなことが必要だろうというふうに思っておりますし、施設ができるにしても、両農協が何らかの形で連携できるような、そういったことができれば、町のほうとしても議会と御相談しながら支援の方策については支援しやすいというような状況があろうかというふうに思いますが、今それぞれの農協がそれぞれの思惑でつくっていくということが補助に乗らないんだとすれば、それを町が支援していくというのは極めて難しい部分があるかなというような気持ちも持っております。いずれにしても、来年の補助事業に向けての農協の動き、これに対して町としても十分に支援・協力をしていきたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

出典:音更町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる