みんなの議会

音更町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月8日

移譲が決定する内容とそのメリットについて

2010年3月8日、音更町議会の一般質問で、山本忠淑議員が「移譲が決定する内容とそのメリットについて」質問し、町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二、民生部長 鈴木俊裕、総務部長 奥村三千雄、副町長 赤間義章が答弁しました。

質問者
山本忠淑 議員
答弁者
町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二、民生部長 鈴木俊裕、総務部長 奥村三千雄、副町長 赤間義章

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 22番 山本忠淑

通告いたしました2問について質問いたします。一つ目の質問は、北海道から市町村への事務・権限移譲と町の対応についてであります。これまでの日本の行政はどちらかといえば、国が政策を考え、道や市町村が実施主体となって、公平で画一的なサービスを住民に提供する方向で来ました。そのため、必ずしも地域ごとに異なる事情や課題に十分即した施策が実現されてきたわけではなく、経済状況の変化、施策の多様化、複雑化する住民ニーズに十分こたえられない状況が見られました。そこで、サービスの受け手である住民こそ主役という視点から、地域の住民のニーズに応じたきめ細やかなサービスの提供や地域づくりを可能にするための一つの手法として、北海道では、道から市町村への権限移譲により道の仕事を市町村に移し、市町村の判断で地域のことや生活に身近なことを市町村が決めて、よりよい行政サービスにつながる方向を推進してきていると思います。そこで一つ目として、近年の道からの市町村への事務権限移譲方針や十勝支庁の推進方針等で示したリストから本町として移譲を要望し、今後、移譲が決定する内容とそのメリットについてお伺いいたします。二つ目として、現状より権限移譲による事務量の増加、町独自の決裁などの体制強化はどのようにお考えになるかお聞かせいただきたいと思います。次に、大きな2問目に、町の機構見直しの必要性と職員体制について質問いたします。寺山町長2年目を迎え、いよいよ本格始動との感がいたします。今回の定例議会に当たり町長の町政執行方針が述べられましたが、寺山町長の意欲を感ずるところが随所にありました。今年末までには第5期の総合計画の答申もあるところでありますが、それができ上がることを待って行政執行の機構を考えるものではないと私は思うところであります。町民から直接選ばれた町長には、役場職員全体が最善の組織体をフル活動させて行政執行に当たる責務と町民の期待感があると私は考えます。その思いの上で、次の点について町長の考えをお伺いいたします。1番目、現在の役場機構は、部設置条例、行政組織規則に定められてから長年経過していると思います。自治体行政事務の増加の傾向、町民のニーズ、職員数の動きなど種々の状況を考慮したとき、見直しの必要がないか、考え方をお伺いいたします。2番目として、職員が意欲を持って仕事ができる環境づくりは、町民サービスの向上、効率的行政運営のため常に求められていると考えますが、全国的に一部の自治体が採用していると指摘を受けたわたりと見られる制度の改善、職務とポスト、給与体系適正化をどのようにお考えになるかお伺いをいたします。3番目として、今後の定年退職者がこれから6年で60人と予想されます。新規採用予定について中期の計画を持つべきと考えます。今後の計画と条例定数と現状職員数の差の問題及び超過勤務の増加傾向に対しての考え方もあわせてお伺いをいたします。4番目として、将来的に地方自治体業務の拡大とより高い職員の能力が必要な時代になると思います。新採用の職員、若手職員に対し研修の機会を多くすることが必要と考えますが、対応についてお伺いいたします。最後に、年金受給年齢の引き上げにより再任用制度の選択が予想されます。職員体制の中での効果的な配置についてどうお考えになるかお伺いをいたします。以上、よろしく御答弁をお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

1点目の道からの権限移譲に関する御質問にお答えいたします。初めに、今後権限が移譲される事務の具体的な内容とメリットについてでありますが、御質問にありますように、北海道は平成21年4月、道州制に向けた道から市町村への事務・権限移譲方針を改訂し、約3,100に及ぶ事務・権限のリストを提示した上で、この中から重点的に移譲を推進する事務・権限を選定しているほか、十勝支庁としても、この重点推進権限に加えて、地域の特色を生かした施策展開が可能とされるものや住民の利便性の向上につながるとされるものなど、市町村で事務を行うことを推奨する権限を独自に選定し、移譲促進を図ってきたところであります。これらを踏まえて、本町といたしましては、本年4月から、老人福祉法に基づく有料老人ホームの設置等に関する事務、母子保健法に基づく低体重児の出生の届け出の受理及び未熟児の訪問指導等に関する事務、中小企業等協同組合法に基づく組合の設立、員外利用の特例の許可及び共済規程の認可等に関する事務のほか、農地法等の改正に伴う移譲事務の追加及び改正に係る事務についても移譲を受けることといたしました。また、十勝支庁が移譲推奨権限としている旅券法に基づくパスポートの申請受理及び交付に関する事務につきましては、住民異動の繁忙期を避けるとともに、木野支所増築後の本年11月から本町及び木野支所の2カ所で事務を行うこととしております。これらは、より身近な自治体である町が事務を行うことによって町民の皆さんの利便性が高まり、サービス向上につながることを考え、平成22年度において移譲を受けることとしたところでありまして、今後もこの点を念頭に置き、事務内容の習熟度や執行体制を考え合わせた中で判断してまいりたいと存じます。次に、権限移譲に伴う体制強化についてでありますが、確かに新たな事務や権限がふえることにより責任の度合いも増すことにはなりますが、取り扱い件数がごく少数なものや町がもともと行っている業務の流れの中で処理できるものもあり、また、パスポート申請者に関しては年間700件から800件になると予想はしておりますが、道との間で打ち合わせや研修を綿密に行いたいと考えておりますし、取り扱い件数が多いと予想している木野支所は増築により窓口を増設し、人員を増員することにもなっておりますので、準備をしっかり行った上で、でき得る限り短時間で適正な処理ができるよう配意してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。2点目の町の機構見直しの必要性と職員体制についての御質問にお答えいたします。初めに、組織機構の見直しについてでありますが、役場の組織機構につきましては、社会情勢の変化やさまざまな行政課題などに対応した見直しが必要であり、これまでも、部、課、係の統廃合や新設などを行ってきたところであります。私が町長に就任した際にも、近年の地方分権の推進や各種の制度改正等による業務の増加に対応し、また、町民サービスをさらに向上させるため、組織機構や事務分掌についての検証と見直しを指示したところであります。その検討結果につきましては一定の報告を受けておりますが、平成22年度においてはその一部について見直しを行う程度としており、全体的には平成23年度からスタートする新総合計画の策定内容に沿って検討してまいりたいと考えております。次に、給与体系の考え方についてでありますが、本町職員の給与体系につきましては、基本的には国に準じた取り扱いをしております。例えば行政職の給料表で申しますと、国が定めている1級から10級までのうち、本町は7級までを採用しているところであります。昨年12月末に国が行った地方公務員の給与に関する公表の中で、本町の職務に対する給料の位置づけについて、わたりの実施という形で指摘がありました。給料表の各級に対応する職務については、給料表級別標準職務表で規定しておりますが、その中で、主任職の位置づけが必ずしも明確になっていなかったことを要因としてこのたびの指摘に至ったところであります。なお、この主任職の職務につきましては、先般、道の指導をいただきましたので、新年度から明確に規定したいと考えております。いずれにいたしましても、給与や勤務条件などにつきましては、国及び他の地方公共団体の制度を考慮して定めることとなっておりますので、今後におきましてもこれを踏まえて対応してまいりたいと考えております。次に、今後の職員数の考え方についてでありますが、今後5年間の定年退職者の見込み数は、平成22年3月末で12人、平成24年3月末で12人、平成25年3月末で4人、平成26年3月末で10人、平成27年3月末で14人となっております。ただ、平成25年度以降については、昨年の人事院勧告の中で、定年年齢を65歳まで段階的に引き上げることを検討することになっておりますし、今後の職員採用に当たりましては、年齢構成上のバランスや行政課題への対応も考慮して計画的に進めていかなければならないものと考えております。これまでも職員数につきましては、平成17年度から平成21年度までの財政健全化5カ年計画とあわせて定員適正化計画を策定し、抑制を図ってまいりましたので、本年4月1日現在の職員数は274人になる予定となっております。なお、条例で定める職員定数と実際の配置職員数との間に相当の差があったことから、平成19年第1回定例会において職員定数条例を改正し、町長部局234人、水道事業12人、議会事務局4人、教育委員会事務局29人、選挙管理委員会事務局1人、監査委員事務局2人、農業委員会事務局3人の合計285人としたところであります。この職員定数と本年4月1日現在で予定している職員数との差は11人となりますが、想定を超える近年の制度改正等により事務量が増加し、職員数が不足する状況にあることや、来年度以降退職者がふえることから、職種上のバランスも考慮して、本年5月からは建築・土木職3名を採用することとし、現在募集を行っておりますので、その時点での差は8名となります。また、時間外勤務につきましては、ここ数年で、農業や医療・保健・福祉などの分野において大幅な制度改正や新たな事業が相次ぎ、業務量が増加していることもあり、ふえておりますが、職員の健康管理に十分注意を払うとともに、事務の合理化・効率化を図るため、管理職に対し、所管部署の時間外勤務実績を3カ月ごとに通知しているところであります。これらの状況を踏まえ、今後とも適材適所で、業務量に応じた人事配置に努めてまいりたいと存じます。次に、職員研修についてでありますが、職員研修につきましては、現在、研修実施計画に基づき、自治大学校や市町村アカデミー、北海道市町村職員研修センターなどの委託研修を中心に行っているほか、制度改正や業務の高度化に対処するため、専門研修については、民間が実施する研修にできる限り派遣するように努めているところであります。御質問にあります新規採用職員を対象とした研修につきましては、町独自の研修を2日間行うほか、十勝町村会と帯広市が合同で実施している研修にも3日間参加しております。また、若手職員につきましては、十勝町村会が行う採用後2年目の研修や5年目の研修に参加させておりますので、採用から5年の間に少なくとも4回の研修を専門研修のほかに受講しておりますが、これらについては今後も継続していく考えであります。なお、平成22年度におきましては、外部講師の派遣を受けて年5回程度、町独自で新たな内部研修を実施したいと考えております。1回当たり20人から30人程度の規模で、コミュニケーション能力を高める研修や法令実務など実践的な研修を計画しているところであります。最後に、再任用制度の取り扱いについてでありますが、御質問にもありますように、年金受給年齢の引き上げに伴い、民間事業所においては、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律が平成18年から施行されたことにより、平成25年4月1日までの間は段階的に65歳までの雇用が義務づけられておりますので、平成21年度内の定年退職者からは65歳までの継続雇用が必要となっております。本町においては、平成13年の第4回定例会におきまして音更町職員の再任用に関する条例を制定しておりますが、当時の社会情勢などからこの条例の運用をしてこなかった経過があります。しかしながら、近年は、ただいま申し上げました法律の施行により、民間事業所では既に定年の引き上げや廃止、継続雇用制度の導入など高年齢者の雇用安定制度が実施されている状況にありますし、また、高年齢者が長年培った知識や経験、能力などをまちづくりに生かしていただく社会になっておりますので、新陳代謝による職場の活性化に配慮しながら、定年退職者に担っていただくことが望ましい業務や部署などを十分検討し、できる限り早期に再任用制度の運用を開始したいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 22番 山本忠淑

質問いたしましたそれぞれの項目につきまして、対応の姿勢をうかがえる御答弁があったというふうに思っております。そこで、まず権限移譲の件で二、三点質問をさせていただきます。再質問をさせていただきます。2月の初めでしたか、北海道新聞の記事に、道からの権限移譲、管内最多は鹿追町231件と。そのほか十勝管内の市町村の権限移譲数の記事がございました。2010年度分として音更町は40件、10年度分を含む合計で343件という、こういう記事でございました。過去に移譲済みのものも、法改正などで追加されるものなどカウントは非常に複雑であるようでございます。しかし、インターネット等で調査いたしましても、鹿追町、芽室町が非常に積極的に手を挙げている印象を受けました。私は、音更町にあっても、各セクションで町民のために移譲を受けるほうがよいものについては、自主性、利便性など広い角度からそれぞれ判断要件を整理されて、順次北海道と協議をしていくことというふうに思っております。しかし、簡単に事務権限移譲と申しましても、何がどう変わるのかということがなかなか見えてこないわけでありまして、そこで、例えば農地法、農振法についても権限移譲がされたというふうに、されるというふうな説明になったと思いますけれども、その点についてどう変わるのか、どう利便性が高まるのかというその辺の変化について御説明をまずいただきたいと思います。

答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)

御質問は農振法の関係でございましたと思いますけれども、農用地区域内におきます開発行為の許可に国または地方公共団体が行う開発行為の協議という項目が追加になったということで、町の許可権限になったというところでございます。以上です。

質問 22番 山本忠淑

もう少し内容があるのかなと思ったんですが、平成22年度新規移譲要望事業ごと整理という例えばこの資料を見ましても、大半の町村が農地法については、あるいは農振法については移譲を受けたというふうな書き方がされておりまして、なかなかそれが見えないというところがございます。全体を含めてまたお伺いしたいと思いますが、それでは、22年度に向けて、介護保険法に関する事務、あるいは老人福祉法、高齢者の保健・福祉を中心に芽室町さんは67件の権限移譲を要望しておりました。その中で、芽室町の町長さんのコメントを読みますと、職員の数が少ないとか忙しいとか理由にならないと。町民のためになることは率先してやらなければならないのだと。どの町にも能力があるというふうに述べられておりまして、芽室町においては介護保険法、老人福祉法、高齢者の福祉法等について移譲を受ける姿勢がありまして、実際資料の中に22年度からというふうに記載をされております。先ほど答弁でありました本町の民生部所管についても移譲を受けるそれぞれの項目の説明、老人福祉法に基づく有料老人ホームの設置等に関する事務、あるいは低体重等のという説明がありました。この辺についても、どうわかりやすく言うと変わるのか、どう町民の皆さんにとってサービスが向上するのかというようなことについて説明をいただけたらと思います。

答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)

民生部のほうで今回移譲を受けるものについての関係でございます。まず、低体重児に関する関係でございますが、これにつきましては、2,500グラム以下のお子さんが生まれたときに届け出をしなければならないという部分で、今までは北海道のほうに届け出をしていただく、それと、北海道のほうからそのお子さんの健康状態を後ほど見に行くというような状況になっているものでございます。これが本町に移譲になっていきますと、当然音更町のほうに届け出をしていただくと。これは決して強制でございません。任意の届け出になりますので、御本人のほうで届け等の意思を持ってしていただくというような形になります。これを受けまして音更町のほうから訪問指導にお伺いするというような形になっています。なお、この訪問指導につきましては、音更町につきましては以前から出生児につきましては全戸訪問をやっているということで、基本的には音更町の業務としてはふえるものではないということで、これはお受けするというような形をとってございます。それと有料老人ホームの関係の届け出でございます。これにつきましては、有料老人ホームの設置の届け出を受理する、また、届け出の変更を受理する、事業の廃止、休止等の届け出を受理する、運営状況に係る報告または質問、立入検査等を行うというような業務が移譲になってくるという状況になります。許可につきましては、北海道のほうからというような状況になってまいる予定でございます。地元で申請できると。地元で対応できるということが最大の利点ではなかろうかというふうに考えてございます。以上でございます。

質問 22番 山本忠淑

今説明受けましたように、なかなかすかっと見える権限移譲という、そして利便性とか町民が身近にというところがなかなか感じられないところがあります。今年度からパスポートにつきましては、先ほど説明ありましたように非常にこれについては利便性が高まるということで、本町の場合は役場と木野支所で発刊されるということで、その辺の利便性は高まるというふうに理解しております。それで、私もいろいろどういうことなのかなというふうに実は少し考えをめぐらせてみたわけでありますけれども、この移譲を受けることが必ずしも、鹿追町さんの移譲件数の中身等を見ますと、なかなかベターとも思われない、そういう状況の中で、上級官庁としての権利や影響力は保持しつつ、手間暇のかかるもの、大したことという言葉は合いませんが、それほど件数の発生しないものを極力地方におろす傾向があるのかなと、こんなふうにも考えたり、あるいは大事なもの、きちっと上級官庁の権利を保持するものについてはなかなかおろさないというような状況があるのかなというふうな実は思いもいたしました。ただ、先般、北大の大学院教授の宮脇淳先生のレポートをちょっと見る機会があったんですが、そこに、市町村によっては道から権限の移譲を受けても事務が発生しないから不要と考えているところがあろうかと思うと。今の発想、つまり、事務が発生しない、発生件数が少ないような権限を受けても役に立たないという考えは単なる思い込みかもしれないと。もしかすると他の権限との組み合わせで使えるものになるかもしれない。将来的に状況が変わり発生することもありますので、選択肢や道具はできる限り手元に持っておいたほうがよいと思いますと。権限を受けるという姿勢が大切なんですと、こういうくだりがありました。私はなるほどなという思いをしたところでありまして、続けて、市町村が製造業になりましょうと。製造業を営むに当たっては二つのポイントがあります。一つは自分たちで商品の価値をつくり出す、二つ目は製造物責任、つくったからには責任をとらなくてはいけない、この二つの意識を持ってこれから権限移譲に当たってほしいという、こういうコメントがありました。それで、私も、この点については理事者の方は当然お考えになり、各セクションではそういう方向で今後検討していかれるだろうというふうに思いますが、たまたま鹿追町の、北海道から鹿追町の事務権限移譲、より安心で安全、便利な町を目指す鹿追町の事務権限移譲という、こういうチラシといいますか、これが全町に配付されておりました。それで、ここにはQ&Aで非常にわかりやすく、鹿追町がこれから取り組もうとする姿勢だとか、そのことをきちっと整理をされて町民にきちっと説明をされております。本町は今のところやや消極的な印象を受けております。その辺のこのことに対する理事者の将来的な取り組み、考え方について御答弁をいただきたいことと、それから、関連して、先に権限移譲事務交付金の算出根拠といいますか、人的派遣制度というものもございますけれども、どれだけ道に移譲を求めたときに、いわゆる件数が発生、事務の必要性が起きてこなくてもこの事務交付金等の算定はあるのかないのかということ、この点を先にお伺いして、あと理事者の考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)

まず交付金の関係でございますけれども、一定程度の部分で1件当たりの部分の中で金額が定まっている部分もございますけれども、一定程度人件費の部分、事務処理に要する時間とそれに関する人件費の単価という形のもの、それと旅費等、諸経費等を勘案した中でそれぞれの単価を定められているような状況がございます。それに応じた形の中で、本町が受けている事務権限等の部分の処理件数に合わせた形の中で交付をされているような状況でございます。21年度の交付の部分でございますけれども、1件当たりの部分で集約されている部分と、それと取り扱いの件数の部分もございますけれども、合わせまして413件でございます。交付額につきましては112万6,995円という形で交付がなされております。ただ、この21年度の納入金につきましては、20年度の事業に対する部分の中で次年度になっておりてくるような形になってございます。それと、道からの人的派遣の部分でございますけれども、これについては事務の権限移譲の部分の件数の多さとかそういった部分も加味される部分があろうかとは思いますけれども、その権限を受けることによって人的援助をお願いしたいという形の中で申請をしてそれぞれ許可がおりてくるものだというように理解をしております。以上でございます。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

行政事務は国、道、市町村それぞれが役割を分担して進めているというのが実態でございます。鹿追町さんが随分たくさん権限移譲を受けたということでありますけれども、本町におきましては、やはり住民に身近なところでやることが望ましい仕事、有料老人ホームの設置の関係もそうでありますけれども、本町には有料老人ホームが何軒が出てきております。やはりその実態を直接町の職員が把握して、その中で指導をしていくということもこれからは大事なことでなかろうかと思っております。そんなような思いもありまして、まさに町民の方々のサービス向上につなげていけるその一つであろうかというとらえ方で移譲を受けた。これは町村側が移譲を受けたいという申し出をしなければなりませんので、道からの押しつけということではなくて、町村独自の判断で求めるものでありますので、そういったことを考えて今回手を挙げさせてもらっております。いずれにしても、私ども、いかに音更町の住民の方々にいいサービスを提供できるか、音更町をどうやっていい町にしていけるかということが我々常に考えていることでありまして、そのためにやれることは職員みんなで知恵を出し合ってやっていくと、そのような姿勢で臨んでおりますし、これからもさらにその姿勢を強くしていかなければいけないと思っております。まさに今、地域主権と、そんなような時代に向かおうとしております。そんなような時代になればなるほど、市町村もさらに職員ともども力をつけて、住民の方々の期待にこたえれるような、そういうまちづくりを職員はしていかなければいけないと、そのように考えているところでございます。

質問 22番 山本忠淑

権限移譲に関しては終わりたいと思いますが、先ほども申し上げましたように、1万9千人の町の芽室町さん、職員の数は160人であります。鹿追町さん、5千人の人口で130人ぐらいの職員数であります。そうした中ででも前向きに、積極的に権限移譲を受けて町民サービスを高めようという姿勢、やはりこれは、今、副町長おっしゃいましたように、これから地域がみずから行政運営をしていかなければならない、判断をしていかなければならない時代になるわけでありますので、私は、今後も、地域の特色を生かした政策の展開、そして利便性につながるような権限はやはり早いほうが町の活力になるのではないかというふうな思いをいたしております。人員体制、そして判断能力も備えていくような姿勢を持っていただきたいというふうに要望しておきます。後ほどの次の質問にも関連することでありますので、次に御答弁いただきました役場の組織機構の見直しについて再質問させていただきます。町民サービスをさらに向上させるために検証と見直しを指示されていると。検討結果については報告を受けているというふうに先ほど答弁をいただきました。全体的には総合計画の策定を見て検討したいということであります。午前中、それから昼からの質問等でもございましたが、非常に今、部署によっては国の制度改正によって、従来の機構ではなかなか職員の方々が事務処理あるいは判断について非常に苦労される状況が今起きているのかなというふうに私は感じているところでありますが、今年度についても一部については見直しをしたいという御答弁でありました。例えば、部設置条例の第6条に、企画部は企画課としていると。代表する課ですね。というふうな条例があります。私はかつてから、音更町、非常に財政5カ年計画に取り組まれて財政運営を努力されたわけでありますけれども、なぜ財政課という、財政部という言葉が表明に出てこないのかなというふうに、何かその辺のことにジレンマを感じながら見ておりました。それからまた、非常に先行的に長期の計画を考えなければならない都市計画、あるいは都市施設の計画に関する業務につきましても、かつては企画部のかなり重要な部門であったというふうに思いますが、今はそういう状況でないところでそれぞれやっていただいているというようなことがあります。それからまた、非常に業務が多岐にわたって、今の縦割りの人員配置というんですか、執行体制では本当に効率的にやれるのかなといったようなことも危惧しているところでありますし、後ほど答弁いただきました若手職員が非常にパーセンテージが大きくなっているということを考えますと、かつてグループ制とか、それからスタッフ制とかいうことが主張されたときもあったと思うんですが、今自治体によってはそういう体制をとりながら、少ない職員数で多岐にわたる業務をきちっとこなしているという状況もあるようでありますが、例えばそういったような私が感ずるところでも、10年ぐらい同じ5部制という形、それから機構でありますけれども、この辺について、これは町長がみずから判断されることでありますが、どんな思いで、来年なら来年でいいんでありますけれども、お考えなのか、ちょっとその辺だけお伺いしたい。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

今の部の体制でありますけれども、実は10年ぐらい前ではないんです。平成16年、財政健全化5カ年計画をつくるときに、今後どういった体制がいいのか。当然人件費の絡みも出てきますし、事業の進め方も出てきますので、実際には健全化計画と同時期に機構の見直しを行っております。そのときの大きな変更内容は、まず、総務部に財政課があったわけであります。それと、さっき言われた企画部の中に都市計画課があったと。理想を追い求めていれるような時代であればいいんですけれども、この財政5カ年計画を達成するためには、理想も大事でありますけれども、まず現実的な組織に改めたいということで企画のところに財政を持ってきて、それとあわせて都市計画の関係を企画部から建設水道部に持っていったということでございまして、そのようなことで、機構を見直しするときにはどういう目的でするのかということがやっぱり大事だと思うんです。そんなようなことで、前回は財政健全化を実現するがための組織づくりをまずやったと。今回は、時期的にまさに新しい総合計画をつくるわけですから、10年後の町をどうつくるかという計画が柱になりますので、それに向けた体制はどうすべきかという考え方で私どもは進めていきたいなと、そんなような思いを持っておりまして、それで、総合計画の状況を見ながら、それに向けた組織というものを、機構というものをつくっていきたいと、そのような方向とさせていただいています。多分いろんなアイデアが出てくるでしょうし、新しいまちづくり方向も出てくると思いますので、そのことによる組織をどういうふうに組み立てていくか、その辺がポイントになろうかと、このように思っております。

質問 22番 山本忠淑

広い角度から総合計画の答申を待って検討されることと思います。確かに時代の状況が変わってきているということが事実でありますので、それに対応した組織機構というものは十分検討されると思いますし、人事評価制度というものを試行されて今おられます。なかなかこれも成果を見るというか、有効に活用するということが難しい状況でありますが、それと並行してこの機構についても十分時間をかけて検討されるべきだというふうに思います。今ちょっと感じたところでありますが、例えば子ども手当、ことし6月から施行されるということであります。これは予算上も8億の予算が計上されております。先ほど少し説明があったかと思いますが、例えばこうしたことの対応についても、この大きな町の対応でありますから、この4月に向けてももうそうした体制についても考えておられると思いますが、そういう例えば子ども手当などは、ほかの町村と比較しておくれるということがあってはならないと思いますし、ないと思いますが、このことだけ確認しておきます。どういう考え方で今、国の予算が年度内に成立することははっきりしておりますので、そういう状況についてお伺いしたいと思います。

答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)

子ども手当の御質問でございますが、御承知のとおり平成22年度初めての実施という形になります。これからシステムづくりをしまして6月支給という体制をとっていくという状況になろうかと思います。3月、今議会で補正の案件を上げさせていただくような状態で、システムの委託費を出させていただきたいというふうに思っております。6月支給につきましては、当然どのようなことをしても間に合わせていくというような形で事務処理についてはさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

人員体制の関係でありますけれども、当然かなりの事務量が伴ってくるというふうに我々押さえております。今の体制では無理だろうということで、体制を整えていきたいと、このように考えております。

質問 22番 山本忠淑

大変関心の高いところでありますので、今、副町長の答弁のとおり、体制をきちっと整えていただきたいと思います。次に、給与体系に関することでございますけれども、わたりという言葉で新聞報道を受けて、本町もその対象になるというふうなことでありました。少ない職員数で今1人1役のような状況で、非常に職員の人方が頑張っている状況だと思います。このことが、指摘が職員の意欲をそぐようなことにはならないのだろうと思いますが、今答弁では、主任職の位置づけについて改善すればこれは解決するんだということでございますので、そのとおり受けとめるといたしますが、もう少し現状の、本町のそのわたりという状況がどうで、このことは、御答弁にありましたように早急に改善できるということであれば、そのことの御説明を再度お願いいたします。

答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)

御答弁でも申し上げておりますけれども、昨年12月末におきまして国が行います地方公務員の給与に関する公表の中で、給与実態調査結果の概要ということで公表がなされております。その中でわたりの状況ということで、本町の部分がそのわたりに当たるという形の中で御指摘を受けております。そういった形の中で公表をされたような状況でございます。まず、国のとらえ方の部分で、給与決定に際しまして級別標準職務表に適合しない給与の格付けを行うことということが一つございます。また、それと同様に、実質的にこれと同様の結果となる級別標準職務表または給料を定めることということで、そういうのをわたりという認識の部分で指摘をされているような状況がございました。御答弁でも申し上げましたように、本町の級別標準職務表の部分の中で主任という形の部分を明確にうたっていなかったということもございました。それらのこともありまして、一定程度その部分の整理をすることと、それと、国の部分の中での指摘によりますと、4級における主任の位置づけを明確な形のものにすべきだという形の御指摘も受けております。特に困難な業務を処理する主任等ということで今回改正をさせていただこうという形の中で道とも協議をさせていただいているような状況でございます。4級の部分については、係長同等職の者でという部分の形のものですから、一定係の事務分担において相当の件数が必要なもの及び1人に専門的に任せるほうが効率的な業務などを担当させていただくという形で、現にも同じような形の中で対応をしているような状況でもございますけれども、級別標準職務表にそういったことも明確にされていなかったということもありまして、そこら辺を踏まえた中で十勝支庁を通じた形の中で道と協議をさせていただいて、一定の部分で理解を得ているというような状況でございます。いずれにしましても、こういった指摘がないような形の中で、国及び他町村の状況等も踏まえながら一定の処理をしていきたいというふうにも考えているところでございます。以上でございます。

質問 22番 山本忠淑

先ほど申し上げましたように、職員の皆さんの仕事意欲をそぐことのないように早急に対処して整理をしていただきたいと思います。先ほど御報告ありました時間外勤務につきまして、非常にここ数年、職員の時間外が部署によってふえているということが実態のように受けとめております。今後とも適材適所で業務量に応じた人事配置ということでございますから、この4月に向けてはきっとその辺の配慮もされた人事配置等をされるというふうに思っております。この時間外の上限時間というのは国のほうでも決められていますが、本町の場合は上限時間は、いつか説明を受けたと思うんですが、何時間と設定して、今それを超える状況があるのかないのかも含めて今後この面の改善をどうお考えになっているか、御答弁をいただきたいと思います。

答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)

時間外の一定その上限等というのは特に国の部分についても定めはしておりませんけれども、一定の部分からいきましたら年に年間時間で350日を超えないような形でという部分の形で、一定の部分の中での標準時間と言ったらおかしいんですけれども、そういった形のものはございます。本町についても……。失礼しました。350時間でございます。大変申しわけございません。本町につきましてもそれに対応できるような形の部分で考えてございます。ただ、実態の中では、業務の季節的なものもあって、時間外の部分がかなりオーバーしているという部分もございます。これらを勘案し、極力一定程度時間外を減らせるような形の中で、適材適所の部分の中で人員配置等も再度検討させていただきたいというふうにも考えているところでもございます。以上でございます。

質問 22番 山本忠淑

私が知る範囲では60時間という設定があったと思うんですが、本町は60時間を超えるようなことは、月60時間という、超えることはないと思っておりますが、もしそういう状況であれば、ぜひ配置等で考慮いただくということを要望しておきます。あと、若手職員採用については、御報告ありましたように、計画的に今後職員をふやしていくということであります。条例定数との差については少ない差だからというふうな答弁でありましたが、この60人の方が6年間で退職されるという状況と、そのやめられた方の分を採用していくということで本町のこの行政運営がこれからの時代に対応できる職員体制と考えられるのかどうかということは、もう少し理事者の方にもお考えをいただきたいと私は思うところでございます。そしてまた、月額職員、日額職員の人数につきましても、毎年度、正職員が二百七十六、七人に対して160人ぐらいに上っているというふうに思いますけれども、部署によっては月額あるいは日額で対応されることはいいと思うんですが、恒常的に事務職員が毎年度二十数名月額職員という形で採用、仕事をしていただいているというこの状況というのはこれでいいのかな。もっと正職員で対応しなければならないところがあるのかなと。あるいは、本当に少ない人数で今後も行政運営をされようとするんであれば、委託業務という、アウトソーシングということももっと取り入れていく必要があるのかなというふうに考えるところであります。職員の研修については、いろいろあるというふうに受けとめました。本当に意欲的な若い職員に対して研修の機会を多くされる努力をここ、これからされていかなければならないというふうに思うところであります。それから次の、最後の再任用についてでありますが、新陳代謝による職場の活性化に配慮しながら、定年退職者に担っていただくことが望ましい業務や部署などを十分検討するというふうに大変理想的な答弁いただきましたので、私は安心するところでありますが、ぜひ再任用で仕事に残っていただく方にも意欲を持って、もしかすると特定部門はこの経験豊かな方にお願いしなければならないというような部門がなければならないと思うので、そのことについてもやはり一定の考え方の整理をしてこの制度を使っていただくという時代にあろうと思いますので、その辺のこともきちっと要望しておきます。まだ私の質問に寺山町長一つも答えていただいておりませんので、総合的に答弁をいただいて私の質問を終えたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

まず1点目の道からの事務権限の移譲の関係でございますが、音更町、決して少ないというふうには思っておりません。一つの事業に対して権限がパッケージで渡されるものですから、一つの事務事業に対して多いものについては20件とか30件とかというふうにカウントされる部分がございますので、そういったことからいけばそんなに少ないほうではないなというふうに思っているところでございます。この権限移譲については、道のほうもちょっと不幸な立ち上がりはあったというふうに思います。どうしても道の行政改革の一環でないかというふうな見られ方もする、道自身が権限を移譲して自分のところの人員を整理したいというような、道の行政改革もあったんではないかというふうに市町村のほうから疑われた部分があって、市町村のほうもこんなお金で受けられないというようなことでもって相当な反発もあったことは事実でございますが、私は、個人的には、職員に対しては権限移譲は積極的に受けなさいというふうに私のマニフェストにも書いたつもりでおります。そういったことからいけば、これからも事務権限を移譲することが職員の資質の向上にもつながるだろうというふうに思っておりますので、ぜひ受けていきたいというふうに思っているところでございます。それから、組織機構の見直しでございますが、これについては、やはり組織というのは社会情勢だとかそのときの行政課題だとか、そういったものによって臨機応変に構えなければいけないだろうというふうに思っているところでございます。そうした中で、答弁させていただきましたように、総合計画の中でどういったプロジェクトが展開されていくのか、今後、そういった推移を見ながら組織機構を見直していきたいなというふうに思っているところでございますが、いずれにいたしましても、今の経済情勢の中で職員をふやすということは、これはなかなか難しい話だろうというふうに思います。なるべく少数の人数でもって効率的な行政運営をしていかなければならないというふうに思いますし、職員一人一人の能力、やる気というのをこれから引き出すために努力してまいりたいというふうに考えていますので、御理解を賜りたいというふうに存じます。以上でございます。

出典:音更町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる