音更町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月25日
(1)安心して利用できる介護保険について/(2)細菌性髄膜炎ワクチンに助成を
2009年9月25日、音更町議会の一般質問で、守屋いつ子議員が「安心して利用できる介護保険について」「細菌性髄膜炎ワクチンに助成を」について質問し、町長 寺山憲二、民生部長 鈴木俊裕、介護福祉課長兼保健課長 鈴木勝英、副町長 赤間義章が答弁しました。
- 質問者
- 守屋いつ子 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、民生部長 鈴木俊裕、介護福祉課長兼保健課長 鈴木勝英、副町長 赤間義章
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 7番 守屋いつ子
通告に従いまして、質問をさせていただきます。2問について質問をいたします。1問目は、安心して利用できる介護保険についてお伺いをいたします。介護保険制度が発足して10年目を迎えました。介護保険制度は、高齢化社会に向けて、介護を社会で支える仕組みとして導入されましたが、社会保障構造改革の第一歩として、1、措置から契約に、2、老人医療費の削減、3、ビジネスチャンス。これは多様な事業者の参入の創出がねらいであったことが徐々に明らかになってきています。これまで3回の制度見直しと1回の制度改定が行われてきました。その結果、利用したくとも利用できない利用者、事業者の経営難と人材不足など深刻な状況が生まれています。ことし4月に行われた介護報酬改定と要介護認定の見直し、さらに介護保険料の引き上げは、さまざまな影響と不安を大きくしていると考えられます。介護報酬の改定は、利用料金の引き上げに反映され、新しい認定基準と調査項目の削減は軽度に判定されるなど、まさに保険あって介護なし、介護の取り上げ状況が進んでいます。また、ことし10月から認定基準の大幅な見直し等が行われる予定ですが、このようにたび重なる制度改定により利用者や家族への影響がどのようにあらわれているのか検証するとともに、安心して介護が継続される取り組みが必要と考えます。以上から、次の点についてお伺いいたします。1、新認定基準による影響について伺います。1)更新者の判定結果と経過措置を適用した件数はどのくらいあるのかお伺いいたします。2)新規認定者の認定結果と割合は以前と比較してどのような傾向にあるのかお伺いいたします。2、10月から認定基準の見直しと経過措置も廃止されますが、懸念される事項と対応についてお伺いいたします。3、介護報酬改定による影響について伺います。1)支給限度額を超えるケースはどのくらいあるかお伺いいたします。2)経済的理由によりサービス内容を変更したケースはどのぐらいあるのかお伺いいたします。3)利用料の独自軽減策を講じていくべきと思いますが、その考えについてお伺いいたします。4、介護の継続には家族介護者の支援が重要です。健診などの助成を行う考えがないかお伺いいたします。5、認定区分により支給限度額が制限されますが、支給限度額の大幅な引き上げと、要介護5については限度額を撤廃し、必要なサービスをきちんと利用できる制度の見直しを国へ求めていく考えがあるかをお伺いいたします。2問目、細菌性髄膜炎ワクチンに助成をということで質問をさせていただきます。子供が元気で生き生き育つためにはさまざまな予防策が必要となってきます。細菌性髄膜炎は、初期には発熱以外に特別な症状が見られないため診断も難しく、重篤な状態となって初めてわかる乳幼児の病気です。死亡率は5%、後遺症の残る率は20%と言われています。WHOでは、1998年に乳幼児へのHibワクチン無料接種を推奨し定期接種した国では、発症率が激減して細菌性髄膜炎は過去の病となっているとのことです。日本では、昨年12月にようやく接種できるようになりましたが、まだ任意接種のため、4回接種で約3万円の費用がかかり、子育て世代の負担が大きくなっています。道内では、既に栗山町や浜頓別町、幌加内町でワクチンの助成が行われ、苫小牧市も検討中ということです。Hibワクチンの定期接種を広め、細菌性髄膜炎から子供を守っていくことが必要と考えます。以上より、次の点についてお伺いいたします。1、細菌性髄膜炎とHibワクチンについての周知を図る考えについてお伺いいたします。2、Hibワクチンへの助成をすべきと考えますが、意向をお伺いいたします。3、国に対して、公費による定期接種を行うよう要請をすべきと思いますが、そのお考えをお伺いいたします。以上、2問についての御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
1点目の安心して利用できる介護保険に関する御質問についてお答えいたします。初めに、新認定基準による影響についてでありますが、平成21年4月から7月末までに行った介護認定更新者の判定結果につきましては、要支援1が23件で全体の5.6%、要支援2が56件で13.5%、要介護1が96件で23.2%、要介護2が109件で26.4%、要介護3が80件で19.4%、要介護4が31件で7.5%、要介護5が18件で4.4%の合計413件で、このうち経過措置を適用した件数は139件で、その割合は33.7%となっております。また、平成21年4月から7月末までの新規認定者64名の認定結果を申し上げますと、非該当が4件で6.3%、要支援1が18件で28.1%、要支援2が7件で10.9%、要介護1が14件で21.9%、要介護2が7件で10.9%、要介護3が8件で12.5%、要介護4が2件で3.1%、要介護5が4件で6.3%となっております。これら新規認定者の介護度別構成割合について、昨年度1年間の実績と単純に比較いたしますと、要支援1は2.2倍に、また、要介護3と要介護5は1ポイント強の増加となっておりますが、他の介護度につきましては、5ポイントから8ポイントの範囲で減少している状況にあります。次に、認定基準の見直しと経過措置の廃止に伴い懸念される事項と対応についてでありますが、本年4月に厚生労働省が設置いたしました要介護認定の見直しに係る検証・検討会において、要介護認定の実施状況を検証した結果、要介護度の分布については、中度者や重度者の出現割合には大きな変化は見られないものの、非該当者や軽度者の割合が増加しており、中でも在宅や新規申請者にそうした傾向があらわれております。そのため国では、認定調査74項目のうち、ばらつきが拡大した項目や要望が多かった43項目について修正しており、コンピューター上でのシミュレーションや実際に複数の自治体で検証を行った結果では、従来の要介護度分布とほぼ等しくなったということでありますが、見直し後の介護認定調査及び認定審査会は10月から開始されることとなっておりますので、新認定基準による影響については今のところ判断できない状況にあります。次に、介護報酬改定による影響についてでありますが、本町全体の介護保険の給付状況につきましては、介護報酬の審査及び支払い事務を行っている北海道国民健康保険団体連合会からの給付実績伝送データにより把握しているところでありますが、個人ごとの支給限度額を超えるケースについては、現状のシステムでは把握することが困難であります。また、音更町の介護認定者数は平成21年7月末現在で1,675名おりますが、在宅で介護サービスを利用するに当たっては、それぞれのケアマネジャーがケアプランを作成して必要とするサービスにつなげておりますので、経済的理由によって介護サービスの内容を変更したケース等について町が把握することは困難な状況にあります。なお、町の地域包括支援センターに対して、ケアマネジャーや家族などから介護報酬が上がったことによるサービス利用の相談や苦情は今のところ寄せられていないところであります。また、利用料の軽減につきましては、低所得者などを対象として国の制度に基づく負担軽減対策を行っていることのほか、町独自の施策として、低所得者で収入などが一定要件を満たす場合には介護サービス利用料の自己負担額を軽減する事業を行っております。ことし4月からは、軽減割合を従前の25%から28%に引き上げておりますので、現段階においては、さらなる軽減策を講じる考えは持っていないところであります。次に、家族介護者の支援についてでありますが、介護を必要とする方が増加している中で、家族の介護に当たられている方々を地域や行政が支えていくことは大変重要なことと認識しております。日々の介護を担っている方々の身体的、精神的あるいは経済的な負担は非常に大きなものがありますので、町といたしましては、社会福祉協議会などにも御協力をいただきながら、家族介護者の交流事業や家族介護用品の支給などを実施しているところであります。なお、家族介護者の健診助成につきましては、各種のがん検診や特定健診等を実施しておりますので、それらの制度を利用していただきたいと考えているところであります。次に、制度の見直しを国に求めていく考えについてでありますが、支給限度額につきましては、施設系サービスを除く居宅サービス等区分の保険対象サービスについて、1カ月当たりに利用できるサービスの上限額を利用者一人ひとりの要介護度に応じて定めたもので、介護報酬の単位数によって設定されているところであります。5月利用分の給付実績によりますと、居宅サービス等区分に係る1人当たりの平均利用額は、いずれの介護度区分においても限度額の50%前後にとどまっている状況にありますので、個々の実態はあるにしろ、国で定めた基準を大幅に引き上げたり、要介護5だけの限度額を撤廃するといった見直しは、今のところ必要ないものと考えているところであります。また、それらの見直しを実施した場合には介護保険給付費の増加を招き、介護保険料の引き上げにつながるなど、介護保険事業の財政運営に少なからず影響を及ぼすことが懸念されるところであります。なお、介護保険制度では、高齢社会の進展に伴う要介護者及び介護給付費の増加が介護保険料に反映される仕組みになっておりますので、町は保険者として給付適正化事業等に取り組みながら、公費負担の見直しを行うなど介護保険事業の安定した運営が可能となるような財政支援策と適切なサービスの提供について国に要請してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。2点目の細菌性髄膜炎ワクチンへの助成について、一括してお答えいたします。Hibワクチンは、Hibによる感染症を未然に防ぐワクチンで、日本では昨年12月に任意接種が可能となりました。Hibは、インフルエンザ菌b型という細菌で、肺炎や敗血症、喉頭蓋炎などさまざまな感染症を引き起こしますが、中でも細菌性髄膜炎は、初期には胃腸炎と区別がつかないことが多いことから診断が難しく、また、抗生物質も効きにくいこともあり、感染した場合にはその多くが重篤な症状となります。Hibによる感染症は、3歳未満の特に0歳から1歳の子供に多く発症しておりますが、毎年全国で細菌性髄膜炎などの重症感染症を発症した500人から600人の子供のうち、13%から15%が予後不良となっております。欧米では、既に20年前からHibワクチンが導入されておりますし、また、多くの先進国では定期接種に取り組んでおりますので、今ではHibによる重症感染症はほとんどないと言ってもいい状況にあります。ワクチンの接種回数は月齢によって異なり、例えば生後2カ月からでは3回の接種を行い、その後、1年後に1回接種することとなっておりますので、計4回の接種が必要となりますが、1回の接種料が7千円前後で保護者の負担も大きいことから、助成制度を設けている自治体もあります。ただ、ワクチンの絶対量が不足しておりますので、医療機関の規模にもよりますが、3人から10人分程度の接種が限度となっており、予約制や順番待ちの医療機関もあると聞いております。町といたしましては、希望者の多くが適時に接種できる状況になれば助成したいと考えており、その際には、広報紙や赤ちゃん訪問を通して周知してまいりますが、国では定期接種について有識者の研究会をスタートさせておりますので、早い時期に実現されるものと期待しているところであります。いずれにいたしましても、接種環境が整い次第、助成してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 7番 守屋いつ子
御答弁ありがとうございました。最初に、介護保険の関係についてお伺いいたします。今回、新認定基準についての影響、更新者の判定結果と経過措置を適用した件数をお知らせいただいたんですけれども、この更新者の方に対して経過措置を実施する前に、認定する前後の結果というのは御本人に知らせているのかどうかをお伺いいたします。
答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)
審査結果につきましては、最終結果だけをお知らせしているという状態でございます。ただ、審査の前にアンケートをいただいておりまして、その結果判定によっては従前のもので、経過措置で対応してほしいというアンケートをいただいている関係で取り扱いをしているという状況です。済みません、アンケートと申しましたが、希望調書ということでいただいております。
質問 7番 守屋いつ子
そうしましたら、この希望調査についてはどの程度の方が希望をされたのか。そして、経過措置の前の判定と経過措置をすることによってどのような介護度の変化……。もともと一番困るのは、介護度が低くなったときのサービス利用に影響が出てくるというところで、非常に影響があるかと思いますけれども、希望調書をとられて、経過措置の希望をされた人の中で介護度が上がった方、下がった方というのは、この中でどのぐらいあるのかお知らせください。
答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)
希望調書の関係からでございますけど、7月までの人数は413名で、その人数を対象にさせていただきますが、内容的には前回の介護度を使ってほしいという希望があった方が99名いらっしゃいました。もともと今までが軽度であって、今回が重度になったときに、今回の……、済みません、失礼します。軽度になった場合には従来のを希望する、重度になった場合には今回のを希望するという方が283名、重度になったときに従来を希望する、軽度になったときには今回を希望するという方が3名、今回の判定を希望するという方が28名いらっしゃいまして、その中で今回、139名の方が従前の経過措置を希望したという状況になっております。
質問 7番 守屋いつ子
経過措置を適応した件数についてはわかりました。次に、新規認定者の結果なんですけれども、先ほどの答弁の中で、要支援で前回よりも2.2倍という報告がされたかというふうに思いますけれども、この関係でいきますと、2次判定で軽度になるという状況が生まれているということを聞きました。そのことがこの中で起きているのかどうかについてお伺いいたします。
答弁 介護福祉課長兼保健課長 鈴木勝英
済みません、1次判定より2次判定のほうが下がった方がいるかという御質問でしょうか。そういう方はいないと思います。
質問 7番 守屋いつ子
これにつきましては、本来、2次判定では大体いろいろなその方々の特記事項によって介護度が上がるという状況があるのが今までは通常だったんですね。今回の認定調査によりますと、そこのところが2次判定によって下がっているというデータをいただきました。そういうことで、音更町はそういう状況が生まれていないと受け取っていいんでしょうか。
答弁 介護福祉課長兼保健課長 鈴木勝英
2次判定……、介護審査判定会では1次判定の分と主治医意見書を見て判定するものですから、今、資料はないんですけれども、そのまま出る方と若干下がる方と上がる方と、それぞれいると思います。以上でございます。
質問 7番 守屋いつ子
そうしましたら、これは十勝社保協で調べた結果、この中で、音更町では今までの介護保険の2次判定は、今、答弁があったような状況だと。で、いろんな条件を加味して、介護度を上げたほうがいいという判定のもとで上がってきたということです。今回につきましては、1次判定をなかなか覆すことができない、2次判定のいろんな特記事項だとかを反映させられないプログラムになっているんじゃないかと、今までの調査の中で上がってきたものですから、そういう影響というのが音更でもあらわれているんじゃないかというふうに思いました。そういうことから、今までとは違う判定がされてきているのではないかというふうに私は考えてきたんですけれども、実態はそういうことではないと、そちらで答弁がされております。ですが、これについては、またこういう制度変更によってさまざまな変化が出てくるというふうに思いますので、その点は詳細に注意していただきたいなというふうに思います。介護保険の2問目ですけれども、これにつきましても、経過措置が今度廃止されていくというふうに思います。9月いっぱいで経過措置が廃止され、新しい認定基準も採用していくということで、町としては今のところどういう影響が出てくるか一定判断はできないというふうな御答弁でありましたけれども、経過措置が廃止された方というのは、例えば介護度でいくと下がる方が多いのか、その辺はどのように対応していくのか、そのあたりを伺いたいというふうに思います。
答弁 介護福祉課長兼保健課長 鈴木勝英
10月から新しい認定の項目になるんですけども、今現在、介護になっている方は1年なり2年なり、それが経過措置のままの介護度になりますので、次の判定のときには10月以降の新しい判定ということになりますので、今までどおりすぐは下がらないということでございます。以上です。
質問 7番 守屋いつ子
わかりました。6カ月もしくは1年ということですので、経過措置をされた方もそのまま継続されるということでいいんですね。私の中では、例えば要介護3だった方が経過措置……、4月の認定段階で要介護1だったと、それがもとに戻ってしまうのかなというふうには思ったんですが、そうではないということですね。それでは、今までのサービスが使えるということで、当面は安心できるというふうに思いますけれども、次の更新、認定のときに大きな変化があるのではないかというふうに思います。そういうことも、事前にこういう制度のもとで継続できたということでお伝えするということも必要なのかなというふうには思いますけれども、そういう配慮はどのようにしていくのか、どのように対策を考えているのか、その辺はどうなんでしょうか。
答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)
今後の関係になりますが、介護認定の基本的な考え方は、一律な考え方でやっていかなきゃならないという部分がございますので、音更町についても今後の認定基準に従っていくという考え方で執行させていただきたいと思っております。
質問 7番 守屋いつ子
確かに一律な考え方のもとでやっていくことがこの認定調査の進め方だというふうには思いますけれども、こういうさまざまな制度見直しによって利用者が非常に不安になっていくことが具体的にあります。介護度が下がってしまったら、今までいっぱいいっぱい使いながら、自宅で介護サービスを受けながら生活していたんだけれども、それができなくなってしまうという心配をされる方もいますし、それならサービスを減らして不便でも危険でも、そういう生活をしなきゃならないという方もおります。これをケアマネだけに、サービスに入っている担当者だけに任せるというのではなくて、全体的に起きてくることですので、そこら辺はきちんといろんな事例が生まれてくるので、それに対応するという心配りもしていただきたいというふうに思います。次に、3問目の介護報酬改定による影響について、支給限度額が超えるケースだとか、経済的理由によってサービス内容を変更したケースについては確かに国保連に問い合わせをしてもわからないというふうに思います。確かに、これは現場の方々が一番わかっているというふうに思いますし、特にここの部分についてはそれぞれ事業所の担当ケアマネジャーの方々で本当に苦労して調整しているというふうに思います。そういうあたりもきちんととらえていかないと、この制度改正によってどのような影響が出てきているかがつかめないというふうに思います。そういう点について、改めて調査をしていく考えはあるのかどうかお伺いいたします。
答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)
今の状況だけ、まず最初に御報告させていただきます。限度額を超えている方がどのぐらいいるのかという部分ではつかめていないのは事実でございます。ただ、総体的に限度額に対しての使用金額といいますか、先ほども町長答弁の中でも触れさせていただいておりますが、大体50%ぐらい。介護度5の方につきましても57.1と、一番低い要支援1の方についても68.9%という状況に……、失礼しました、本年度につきましてはちょっと上がっておりまして、介護度5につきましては60%、要支援の方で84.4%という状況になっております。今後の関係ですが、包括支援センターということで町のほうで持っております。それで、各ケアマネジャーさんがいらっしゃる事業所につきましてもいろいろ連絡調整をやっていく部分がございますので、そのような中で、どのような状況になっているかという部分につきましては、ちょっと時間をいただきながら把握はしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
質問 7番 守屋いつ子
支給限度額のサービス利用の平均が今50%程度というふうにおっしゃられましたけども、これはあくまでも平均です。中には限度いっぱいいっぱいに使っている方というのも多くいらっしゃるんじゃないかというふうに思います。本当に介護度が高くても福祉用具だけで終わらせている方もいます。そうなったときには、この平均だけで見てもわからないところがありますので、そこら辺は平均の数値であるということを、まず押さえていただきたいというふうに思うんですね。そして、例えば今回の介護報酬の改定によって限度額を超えてしまった人は人数的には多分少ないというふうには思うんですけれども、そういう方に対して、限度額を超えた場合、本当に必要があってサービスを使っているというふうに思いますので、限度額を超えた場合は10割負担になりますので、町として1割負担で継続できるような方法もとっていただきたいというふうに思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。
答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)
限度額を超える方の中に、今回のことで超えたのではなくて、以前から何人かの方が超えているということを押さえてもございます。そういう方につきましては、重度の障害を持っているような方がいらっしゃいまして、障害の処置のほうで手当しながら何とか満度に介護を受けていると、今のところはそちらで措置している状況になっております。ただ、ほかの方につきましては、今のところ把握しておりませんので、どのような形でというのが今わかりませんが、いらっしゃる部分もあろうかと思いますけど、今の制度の中で何とか対応していただきたいというふうに考えているところでございます。
質問 7番 守屋いつ子
これは町だけでなくて多くのサービス事業者が入っている中でさまざまなサービスが使われております。たくさんのサービス事業者の中では、そういうケースを持っているところもたくさんあるというふうに思いますので、しっかりその辺は掌握していただきたいというふうに思いますし、そういう場合、障害を持っていればいいというのか、そちらが活用できるわけですけれども、障害認定を受けていない方についてはそのサービスは利用できないというふうに思いますので、その辺も十分加味していただきたいというふうに思います。そういうことも含めて、いろんな独自の提言策をということで是非お願いしたいというふうに思います。次に、家族の方への支援ということで、健診の助成をというふうに私は言いました。これについても、町でも十分御存じのように、介護を継続するためには家族の方が元気でいなければならない。しかし、今、老老介護だとか認認介護だとか言われているように、介護する人が非常に危うい状況になっている。そういう方への配慮を積極的に進めていただきたいというふうに思うんですね。先ほど、家族介護の交流事業だとかということも言っておりましたけれども、前回もちょっとお聞きしたら、ぎりぎりまで介護をしていて、ちょっと調子悪かったけれども、自分じゃなくて、まず、お父さん、お母さんの介護をしてということで、介護が終わった途端に介護していた方も病気で亡くなってしまったというケースもありました。そういうことから、介護をする人が健康に配慮できるような町の配慮が必要だということで、私は健診を助成していくことが、まず一つ、介護者への配慮になるのではないか。そして健康で在宅介護生活が続けられるような配慮にもなるんじゃないかというふうに思います。それで、例えばいろんなストレスが多い中で、家族の介護であっても残念ながらさまざまなストレスが生まれてきます。そういうことで、例えば胃がん検診を受けていただくとか、特定健診もということですが、なかなか特定健診は問題もあるところもありますけれども。何か町として介護している方にはこの健診で事前にがんを予防するだとか、糖尿病が出ているんじゃないかとか、そういうことなんかも含めた配慮ある健診制度を是非つくっていっていただきたいというふうに思います。例えば、家族の交流事業、交流会なんかに来られる人はまだいいというふうに思うんですね。ひたすら家の中で介護に携わっている方たちにもきちんと光を当てていただきたいというふうに思うんですけれども、再度この件についてどういうふうにお考えになるのかお願いいたします。
答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)
御質問に対して答えになるのかどうかはっきりわかりませんが、基本的には健診等につきましては町で全体に対してやっている健診を是非受けていただきたいと思っていますし、特に介護されている方だけという形で健診を組むというのはなかなか難しい部分でございますので、その辺を御理解願いたいと思います。また、介護家族の交流会等に出席できる方、できない方があろうかと思います。このような部分につきましても、生きがいデイサービスですとか、今ある制度の中で、介護を必要とする方を一時的に預かっていただく等を利用しながら、こういう交流会に出席していただいて、何とか一日でも気を抜いていただけるような日があればいいのかなというふうに考えながらこういう事業は組んでいる状況ですので、御理解を願いたいと思います。
質問 7番 守屋いつ子
何度もくどくなりますけれども、健診についてはいろんな制度があるから、それを活用してということで答弁されているというふうに思いますけども、私が言っているのは、提案のほうも足りないんですけど、無料健診ということで提案をしております。そのことを是非検討していただきたいというふうに思います。今回、国の緊急経済対策で女性特有のがん検診推進事業ということで、実は私も該当になりまして、受診票が来たわけなんですけれども。そういう費用が無料で検診を受けてくださいという今回の国の制度、これは活用させていただこうと思っていますけども。そのように、町としての家族介護者への配慮というのが本当に大事になってくるというふうに思いますし、例えば今、生きがいデイだとかに行っていただいて、そして健診にでも行ってもらったらいいんじゃないかというふうに言っておりましたけれども、これもなかなか大変なことなんですね。そういうサービスを気軽に使える人はいいんですけども、外に出たくないという方なんかもいます。そういうデイサービスを利用したくないという方もいます。そういうところで、いろんなサービス利用のはざまにいる方々だとかに配慮しながら、いろんな対応策を図っていっていただきたいというふうに思います。ここについては、是非強く要望しておきたいというふうに思います。次、先ほども言いました、認定区分によって支給限度額が制限される、支給限度額の大幅な引き上げと要介護5については限度額を撤廃してほしいと。このときには、答弁の中では1人当たりのサービス利用限度額50%にとどまっているというふうに言っておりましたけれども、50%の利用しかないということであれば、別に介護度がなくても必要ないんじゃないか。必要なサービスは必要なだけ使うと。今までの中で1万円の壁というのがありました。サービス利用するときに1万円以上はなかなか超えられないという、要するに経済的な問題なんですけれども、そこでとどまってしまうということがずっと言われておりましたけれども、そういうことであれば、認定調査から介護認定審査会、そして判定が出るまでにざっと1人当たり2万円以上の費用がかかると言われておりますけれども、こういうものが違う制度の充実だとかサービス利用料だとかに使っていくことも可能だというふうに思うんですね。必要な介護サービスを利用したいという人の意向を尊重していくということであれば、あえて介護度を決めなくても、あえてサービス利用限度額を決めなくても、十分介護保険のサービスにつながっていくというふうに考えられます。そういうことで、その辺の研究を町としても是非進めていただきたいというふうに思います。介護保険の制度自体は、非常にメリットの部分も確かにありますよね。サービス内容がきちんとわかる、困ったときにはここに相談したらいいということで非常に大きなメリットもありますけれども、それが徐々に崩れてきている部分もありますので、支給限度額、また要介護度の必要性について是非検討いただきたいというふうに思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)
御意見をお伺いいたしましたけども、確かに調査認定にかかる費用はかかっております。無駄だと言われれば無駄かもしれませんけども、これがあって初めて制度が成り立っているわけでありまして、それをなしにして介護保険制度は運営できません。したがいまして、音更町独自で介護度を決めずに、しかも限度額も決めずに制度運用するということは不可能なことでありまして、その辺のところは御理解いただきたいと、このように思っております。それで、先ほどからお伺いしておりまして、それぞれのケアマネジャーさんはいろいろ御苦労されていると思います。そんなときに自分だけで抱えるんじゃなくて、音更町は組織を持っております、ケア会議も持っております、包括支援センターで専門の保健師なり介護福祉士もおりますし、ドクターもおります。その方にとってどんなサービスが必要なのか、まさにそういう問題が出てきたら包括支援センターに是非相談をしていただきたい。みんなで考えながら、その人にとって必要なサービスをどうやってつなげていくのか、それが一番大事なことでありまして、行政はまさにそのために包括支援センターを立ち上げているわけでありますから、是非御活用いただきたいと思っております。
質問 7番 守屋いつ子
包括支援センターにさまざまな御相談をということで心強いというふうには思いますけれども、要望として、いろんな制度改正があった中で、どういうふうな影響が出てきているのか、そのことについては先ほども何回も言っていますけれども、町としてしっかり状況把握に努めていただきたいというふうに思います。ケア会議があるのであれば、その中でさまざまな事業所の状況、あとは利用者の方がどんな状況に置かれているのか、限度額を超えて10割負担になっているのか、必要なサービスが受けられない状態になっているのではないかなどをとらえていく、調査していくという姿勢を是非とっていただきたいというふうに思います。次に、Hibワクチンの助成について、再質問と言いましょうか、病気のことから今の制度のことなど、非常に詳しく説明していただいたというふうに思います。現実的には、今まだワクチンの量も少ないということで、十分な実施ができないということなんですけれども、今までも発症して何らかの障害を残している方なんかもいるというふうに思います。ここに対しては発症してからでは遅いので、予防できるものについては積極的に導入していくように、どんどん国のほうにも働きかけをするということと、例えば音更町で少ない量でも実施、助成ができるという体制も早期につくっていただきたいというふうに思いますけれども。環境が整い次第ということなんですが、環境が整い次第ということは十分なワクチンの量が入ってからということなのか、その辺についてお伺いいたします。
答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)
町長の答弁の中でもお答えしておりますが、今、議員おっしゃったとおりでございます。まず1点として、ワクチンがまだなかなか手に入りにくい状況になっている。インターネット等で調べてみますと、近い将来ある程度の製造がされるんじゃないかということも言われている状況です。ただ、今このような中で音更町がという状態でやりますと、もし希望する方がたくさんいるような状況になりましたら医療機関等で対応ができない状態になってしまうという部分もございますし、なかなか今の状態では取り組みにくいと。また、もう一つといたしまして、国の取り組みが適接種という状態にまだなっていないと。もしもワクチン接種によって何らかの被害が出たときの対応が今は全くできない状態にある。それを音更町独自でできるのかという部分も加味しなければならない部分があります。そんな状態の中で、今、国に働きかけてとおっしゃってもございますが、そのような状態をとりながら、できるだけ音更町の子供さんたちが全員できるような状況に持っていきたいというふうには思っておりますが、もうしばらくその状況でお待ち願いたいというふうに考えております。
質問 7番 守屋いつ子
これについては、いろいろな関係機関への配慮ということもあるというふうには思いますけれども、早く準備をしておくということも、一つ大切なことだと、重要なことだというふうに思いますので、改めて早期に実施できるように要望しておきたいというふうに思います。今回、介護保険の関係と乳幼児のワクチンの関係ということで質問させていただきましたけれども、こういう医療だとか介護は本当に表に出てきた部分だけではわからないところもあるというふうに思いますし、特に介護者なんかについては、現場の声を聞く機会を十分持ちながら、制度を改善できる、安心して利用できるということを自治体の役割として大きく位置づけてほしいとお願いしたいというふうに思います。以上、終わらせていただきます。