みんなの議会

音更町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月25日

2つの問題につきまして

2007年9月25日、音更町議会の一般質問で、真田健男議員が「2つの問題につきまして」について質問し、町長 山口武敏、企画部長 寺山憲二、財政課長兼行政改革担当 西川友則、副町長 藤井勉、建設水道部長 安藤正和が答弁しました。

質問者
真田健男 議員
答弁者
町長 山口武敏、企画部長 寺山憲二、財政課長兼行政改革担当 西川友則、副町長 藤井勉、建設水道部長 安藤正和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 真田健男

2つの問題につきまして、一問一答方式で質問をさせていただきます。まず一つは、交付税削減と町民の暮らしというテーマでしたいと思います。2007年度の普通交付税額が7月31日、確定いたしました。道内市町村への交付額は総額で7,103億円、前年度より213億円、対前年比約3%の削減であります。道内主要都市では、軒並み予算割れを起こしております。とりわけ、基準財政需要額のうち、生活保護費が大きく削減されました。十勝管内では総額657億円、対前年比0.6%の削減であります。音更町は対前年度比0.4%減の48億9,698万円となりました。ことしは7月29日投開票で参議院選挙が実施されました。政権与党が歴史的な大敗を喫しました。衆議院と参議院で多数党が違うというねじれ現象が生じました。この事態は、この先、最低でも3年、あるいは6年、人によっては10年以上は続くのではないかというような見方もされているところでございます。戦後半世紀以上にわたって、政権与党、自民党が地方や地方自治体をコントロールする重要な手段として、地方交付税制度あるいは補助金行政と呼ばれるような政治が行われてきました。この今回の選挙の結果を受けて、このような政治構造に大きな変化が出てくるのではないかと私は考えております。選挙が終わって、いよいよ与党、野党の論戦が始まるかなと、臨時国会で安倍首相は所信表明演説を行いましたけれども、代表質問が始まる前に職を辞すと、辞任をするというようなことで、ここ2週間ほど、いわゆる政治空白が生じたと。その結果を受けて、新しい総裁も決まって、きょう午後には衆参で首班指名が行われて、きょうじゅうに組閣が終了するというふうにも言われているところでございます。国民や住民の暮らしや福祉を守り、発展させることが、政治や行政の責任であり、使命でもあると、このように言われます。激動する政治の中にあっても、住民の立場でものを考え、行動することが、これまで以上に地方自治体行政に求められるのではないかと、このように私は考えます。このような問題意識から、以下の質問を行います。第1に、自治体予算の中で、地方交付税交付金は大きな役割と比重があると考えますけれども、現行制度の実態と課題等について、どのように考えておられるか、明らかにしていただきたいと思います。例えば、国の政策誘導と、それに伴う交付税措置、そしてそのことに伴って地方自治体がまた借金をふやすというような問題等についてでございます。2番目には、07年度の算定で、新型交付税、あるいは頑張る地方応援プログラム、このようなものが導入されましたけれども、音更町の理事者としては、このことをどのように評価をしているか明らかにしていただきたい。そしてまた、音更町が申請しました頑張る地方応援プログラム、この内容と評価についてお聞きをいたします。これにつきましては、普通交付税の分と特別交付税に分かれると思います。町が申請したのは特別交付税に該当するかと思います。3つ目には、地方税収等がふえて、交付税が減額されるのは、制度の仕組みでありますから当然でございますけれども、国の財政対策で交付税が削減される流れが強まってきていると思います。これへの問題意識と対応策についても明らかにしていただきたいと思います。4つ目には、このように交付税が減額される、その結果予算規模が縮小をする。そして財政難ということも受けて、行政サービスが縮小される。その結果として、住民の負担がふえるような行政になっているのではないか。このような懸念を持っておりますけれども、これについての見解も明らかにしていただきたいと思います。5つ目の問題といたしまして、地方自治体の現在の財政難の大きな要因として、地方交付税の削減があります。それと音更町の場合には、当然、過去の行政による多額の借金、これがあって、現在の財政難を招いていると考えますけれども、それへの対応策として、人員の削減、事業縮小、このような歳出カットばかりが目立つ状況でございます。このようなことで、今後、住民福祉の増進が図られるのか、大変心配をするところでございます。今後の地方行政の将来展望をどのように考えておられるか、御答弁を求めたいと思います。2つ目の質問でございますが、高金利借入債、借り入れ債の繰り上げ償還と金利負担の軽減を求めたいと考えております。高金利の繰り上げ債償還問題につきましては、これまでも何度か質問を行ってまいりましたけれども、なかなか国が認めないと。国の対応に問題があるというような答弁をこれまで受けてまいりました。総務省は8月9日、07年度繰り上げ償還の実施要綱を明らかにいたしました。そこでは補償金等なしで繰り上げ償還を認める内容になっております。そこで、次の5点についてお聞きをいたします。この総務省の実施要綱の内容について、まず説明をいただきたいと思います。2つ目には、5%以上の政府資金の内容、件数と借入残高についても明らかにしていただきたいと考えます。3つ目は、このような総務省の方針に基づき、繰り上げ償還しようとした場合の障害と問題点、これらがあれば明らかにしていただきたいと思います。4つ目としましては、いろいろなケースが考えられると思いますけれども、全額繰り上げということも、なかなか難しいかとは思いますが、繰り上げ償還した場合、金利負担はどの程度軽減されるか。軽減額を明らかにしていただきたいと思います。5つ目は、この総務省の要綱に基づいて、今年度中に繰り上げ償還すべきであると考えますけれども、見解を明らかにしていただきたいと思います。以上、答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の交付税削減と町民の暮らしに関する御質問についてお答えをいたします。初めに、地方交付税交付金制度の実態と課題、及び国の財政対策で交付税が削減される流れが強まることへの問題意識と対応策につきましては、関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。地方交付税の役割は、国民の最低限度提供すべき基本的な行政水準を基準財政需要額として算定し、地方税で賄い切れない部分を補てんする仕組みとなっており、地方自治体間の財政力格差の調整と同時に、財源の調整機能を兼ね備えた地方固有の一般財源と認識しております。また、現行地方交付税の総額決定は、国税五税の一定割合を基本にしつつ、地方財政計画における地方財政全体の標準的な歳入と歳出の見積もりに基づき、マクロベースで決定されることとなっております。したがいまして、交付税の総額は地方財政計画より受動的に決定されることから、この計画の決まり方が重要であると考えております。御質問にありますとおり、地方交付税、とりわけ普通交付税につきましては、本町の歳入において町税と並んで大きな役割を占めており、本町の自主的な政策を推進する上で、貴重な財源でありますが、国の財政再建の取り組み中、三位一体の改革に伴い、平成16年度には地財ショックとも言われた投資的経費の前年比25%もの削減が行われ、本町の人事的財政対策債を含めた実質的な地方交付税の、過去に例を見ない前年比マイナス12.7%、額にして約8億円余りの削減が行われ、地方交付税が果たす役割は大幅に縮小されたものと認識をしております。確かに国にあっての地方、地方あっての国という車の両輪の関係にあります国と地方の関係からいえば、多額の負債を抱え、今後も増向する社会保障費を考えた場合、国の財政再建への取り組みの必要性も理解するところでありますが、現行制度での削減は、もはや限界に達しているのが実情であります。したがいまして、今後は地域特性に応じた多様性を生かす地域社会を形成するため、地方交付税の果たす役割は大きく、地域間の格差、とりわけ財政力格差の是正の強化、地域条件差の適正な反映を目指した制度設計の再構築を国に対して期待するところであります。また、地方交付税算定において、起債発行に係る元利償還金の一部を基準財政需要額に算入する事業費補正が国の政策誘導の手段として用いられてきた点につきましては、確かにそうした側面は否めない事実であり、特にバブル崩壊後の景気浮揚対策として、国は地方の公共事業を増大させる方針であったことが要因と考えるところであります。本町では、昭和60年代以降のバブル経済期からバブル崩壊後を通じて、平成12年までに総合体育館や図書館、ごみセンター等の地方交付税措置のある地方単独事業を積極的に実施した結果、地方債の残高は一時的に上昇を続けましたが、真に必要なインフラ整備がスムーズに実施できたものと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、平成19年度の算定で、新型交付税や頑張る地方応援プログラムを導入されましたが、どのように評価するかとのことでありますが、新型交付税につきましては、従来の普通交付税の算定項目数を53項目から36項目に減らして簡素化を図り、交付税額の予見可能性を高める観点から、人口と面積を基本とした簡素な算定を行う目的で導入されたところであります。この新型交付税が導入されたことによる本町の影響額につきましては、前年度と比較して、約800万円の基準財政需要額の減少であったことから、結果的には普通交付税額全体への影響は小幅なものにとどまったところであります。なお、新型交付税の基本的な考え方といたしましては、従来、基準財政需要額の上で、投資的経費として算入されていたほとんどの算定項目が新型交付税に置きかわるなど、平成19年度の普通交付税の算定結果では、基準財政需要額のおよそ2割程度が新型交付税となっており、これを今後3年程度で3割程度まで順次拡大する方針であることが示されております。基準財政需要額における新型交付税の割合がふえていくことに関しましては、算定そのものを簡素化するということは、個々の地方公共団体の財政需要をでき得る限り捕捉しようとする算定のあり方と相反するものでもあり、算定の簡素化のみを優先させるのではなく、必要な地方財政を的確に保障するという地方交付税制度の趣旨を踏まえていただき、実際の財政運営に支障が生じることのないよう、私ども地方自治体の参加のもとで、納得や信頼性を高めた上にとり進められていただきたいと考えております。また、普通交付税の頑張る地方応援プログラムにつきましては、基準財政需要額における増加需要額として、2億3,167万7千円が算入され、全国町村で一番の算入額となったところであります。この頑張る地方応援プログラムには、行政改革、出生率など、9つの成果指標が設けられており、例えば行政改革においては平成14年度と平成17年度の人件費や物件費等の指定された歳出項目を比較し、その増減を評価するものでありますが、本町はこれらの項目の評価が非常に高く、比較年度の一方が財政健全化5か年計画のスタートした平成17年度であり、人件費を初めとする歳出削減に取り組んだことの影響が大きいものと考えております。しかし、この行政改革の成果指標の算定につきましては、指定された歳出項目の中に、経済的な経費と人事的な経費を含むことから、例えば比較年度の後年度に多額の人事的な経費が含まれた場合、行政改革の努力が評価されたという制度上の問題点を内包しているものと感じております。普通交付税の頑張る地方応援プログラムは、いわゆるインセンティブ算定と呼ばれる方式で需要額を査定するものであり、普通交付税が有している財源調整、財源保障の機能とは性格を異にするものと考えられることから、国には、先ほど申し上げました問題点や、普通交付税が本来有する機能をかんがみて、公平性や中立性、透明性といった観点から慎重な制度設計を検討していただくように望むところであります。次に、特別交付税上の頑張る地方応援プログラムについてでありますが、これは対象となるプロジェクトを実施する場合に、平成19年度から3年間に限り、1年当たりで3千万円を上限に、特別交付税で措置されるものです。本町では、対象となる平成19年度分のプロジェクトとして、事業費規模で1億989万4千円の事業計画を策定し、提出をいたしました。具体的には新エネルギー導入による環境保全プロジェクトとして、新エネルギー設備導入支援事業と、太陽光発電装置を設置する下士幌へき地保育所改築事業を、パートナーシップによる町づくりプロジェクトとして、潤いと思いやりの地域づくり事業を、子育て支援の町づくりプロジェクトとして民設保育所に対する特別保育事業の委託と許可外保育所運営事業を、企業誘致による地域活性化プロジェクトとして、事業所立地奨励事業、工業団地土地購入資金利子補給事業を位置づけ、提出をしたところであります。これらの事業計画につきましては、5月末までに総務省が行った一時募集に対応したところであり、応募内容は、現在本町のホームページでも公表しているところであります。プロジェクトの事業内容につきましては、昨年度以前から既に取り組んでいるもの、また本年度から取り組むものと混在しているところでありますが、プロジェクトの推進に当たりましては、さらなる魅力ある町づくりを目指して、鋭意取り組みを進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。最後に、交付税の減少に伴う住民負担への影響及び交付税の削減がある中での、住民福祉の増進、また町共生の将来展望につきましては、関連がございますので、一括してお答えをさせていただきます。地方自治体にとって、歳入の中枢を占める地方交付税の削減は、行政サービスの根幹を揺るがす最大の要因と考えます。確かに地方交付税の減少が予算規模の縮小につながることは御意見のとおりかと思いますが、ただ単にこのことを行政サービスの縮小、そして住民負担の増に直結させてはならないものと考えております。しかしながら、先にお答えしたとおり、国も地方も一体となった財政の立て直しを推進、進めている今、本町において、とりわけ地方交付税の削減による大幅な歳入減になったことから、従来どおりの行政運営ができないと判断し、平成17年度を初年度とする財政健全化5か年計画を策定し、次世代を担う子どもたちに負の遺産を残すことのないようにとの基本理念のもと、極力住民負担の増加を考慮し、人件費を中心とした削減を進め、自主自立の町づくりの基盤となる財政の健全化を推進しております。現時点で、目まぐるしく変化する地方行政の将来展望を予測することは極めて難しい状況にありますが、3年後に制定予定の新地方分権一括法、あるいは都市と地方の税収格差を解消するための税金改正の動向などを十分見据え、町民の生活を守る施策を着実に推進してまいりたいと考えております。そのために、国が何とかしてくれるという、国依存の体質から脱却し、次の世代に向かって持続可能な行財政運営を構築していくことが、最大の住民福祉の向上につながるものという観点から、町民の皆様と一体となって町づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上で答弁とさせていただきます。失礼しました、もう一つございました。次に、2点目の高金利借り入れ債の繰り上げ償還と金利負担軽減に関する御質問についてお答えをさせていただきます。初めに、補償金免除繰り上げ償還に関する実施要綱の内容についてでありますが、御質問にもありますとおり、本年8月、総務省から各地方公共団体に対し、公的資金補償金免除繰上償還等実施要綱の通知がありました。具体的な内容といたしましては、平成19年度から平成21年度までの3年間を期間とし、政府資金に公営企業金融公庫資金を加えた公的資金における年利5%以上の地方債を対象に、補償金の支払いを要しない繰り上げ償還を認めるというものであります。対象団体につきましては、実質公債比率や公営企業会計における資本比等が一定の基準を上回る団体で、財政健全化計画または公営企業経営健全化計画を策定し、行財政改革等に取り組むことが要件とされております。本町につきましては、現時点で実質公債比率を初め、上水道事業会計及び下水道事業特別会計における資本比も一定の基準を超えている状況でありますので、年利5%以上の町債について繰り上げ償還できる団体になるものと考えております。繰り上げ償還の実施時期につきましては、資金区分や借り入れ利率に応じて定められており、平成19年度におきましては年利7%以上の財政融資資金が平成20年3月の定期償還日、年利5%以上の公営企業金融公庫資金も同年3月の定期償還日とされております。また、郵政公社資金につきましては、郵政民営化の関係から、平成20年9月の定例償還日が第1回目とされております。次に、年利5%以上の政府資金の内容、件数及び借り入れ残高についてでありますが、平成19年度末におきまして、一般会計は義務教育施設整備事業債、公営住宅建設事業債、上水道出資債など、計35件、上水道事業会計が19件、下水道事業特別会計が33件であり、借り入れ残高につきましては、一般会計が10億110万8千円、上水道事業会計が12億153万8千円、下水道事業特別会計が12億1,696万5千円で、合わせますと87件、34億1,961万1千円の残高となるところであります。このほか、公営企業金融公庫資金におきましては一般会計は21件で2億1,928万1千円、上水道事業会計は2件で1,223万5千円、下水道事業特別会計は21件で6億5,889万5千円の借り入れ残高となるところであります。次に、繰り上げ償還を実施する場合の障害と問題点についてでありますが、財政融資資金につきましては繰り上げ償還を実施した事業と同一事業に対して新規貸し付けが3年間停止される予定との通知があります。詳細につきましては、現時点では不明でありますが、貸し付け停止の実施が明らかになった場合は、繰り上げ償還を要望する際に、来年度以降の事業実施計画などを十分に考慮しながら、慎重に進めていかなければならないものと考えております。また、繰り上げ償還を実施するに当たっての財源につきましては、民間資金による借りかえ債の発行は認められることとなりますので、借りかえ債の発行による償還財源の確保を図ってまいりたいと考えております。次に、繰り上げ償還を実施した場合の金利負担の軽減額についてでありますが、対象となる町債全てを繰り上げ償還し、その財源として借りかえ債を発行したと仮定しますと、一般会計では約1億2,600万円、上水道事業会計では約2億100万円、下水道事業特別会計では約3億5,800万円、合わせて6億8,500万円程度の金利負担の軽減が見込めるものと試算しているところであります。最後に、繰り上げ償還の実施について、どう考えているかとのことでありますが、今後の特別措置は、公債費負担の縮減につながる、またとない機会でありますので、本町といたしましては償還額以上の借り入れを行わない財政運営を、今やっているところでございますが、繰り上げ償還を積極的に実施し、次世代への負担軽減を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。休憩(午後 1時55分)

再質問 8番 真田健男

それでは、再質問をさせていただきます。まず、この交付税の位置づけ等ですけれども、先ほどの答弁で、地方固有の財源であるということは、町長さんの方からもはっきりいただきましたけれども、まだまだ国の裁量といいますか、総務省の裁量で決まっているという面が強いのではないかというふうに思うんですが、なかなか建前が通らないといいますか、実際に決定する段に当たっては、補正係数から何から、その年度、その年度で新たな方針で額が決定されるというような状況ではないかというふうに思うんですね。そこで、先ほどもちょっと触れましたけれども、今回ので言いますと、道内の主要都市はほとんどこれ、予算割れを起こしているんですよね。札幌で38億、函館で11億、小樽3億、旭川18億、室蘭11億、釧路10億、帯広5億、北見は8,400万ですか、夕張1億4,800万というようなことで、これまでもいろいろ交付税、聞いたときに、きちんとそれは後年度で保障されますという形で来ていたと思うんですね。特に今回、これらの減額のうち、例えば札幌は29億、旭川6億、函館3億、小樽1億8千万、帯広は2億3,500万ですか、これらは生活保護の需用費が削られていると。ですから、それぞれ、その時々の総務省、あるいは国の方針でこういう減額が行われているというのが実態だと思うんですが、先ほども言ったように、これは基準財政需要額と収入額の差が交付税ということで、補てんをされる仕組みだという、この仕組みについて、今でもそのように理事者は受けとめているのかどうか、まず最初に、そこを見解をお聞きしたいと思います。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

普通交付税につきましては、基準財政需要額から基準財政収入額を差し引いたものが普通交付税というふうになってございますので、あくまでも今までの考え方どおり、これについては支出されているものというふうに考えております。

再質問 8番 真田健男

ですから、建前はそうだと思うんですが、このように減額が確実で、音更の場合は、今回はそれほど、先ほど需要額で800万ほどの減という査定ですか、それぞれの自治体も闇雲に予算化し、計上しているわけじゃないでしょう。根拠があって計上しているけれども、こういう削減になっているというところに、今の国の考え方、やり方等が変わってきているのではないかというふうに思うんですが、あくまでも需要額から収入額を引いた額は交付税で措置されているという考え方に、何ら変更ない受けとめでいいのかということをお聞きしたんですが。だから、こういうふうに減額されているのを見ると、どういうふうに受けとめますか。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

19年度につきましては、新型交付税という概念が新たに取り入れられております。私どもの方の町もそうなのかなというふうに思っておりますが、投資的経費の多くが、単純に人口と面積というような形で出されると。その人口に係る補正係数が全国一律だということで、地域性だとか、例えば寒冷地だとか、そういった補正係数を見るのが、全国一律ということでありますので、その地域特性を見ていないというようなことも、減額の対象になったのかなというような感じはいたしておりますし、それから今年度、頑張る自治体応援プログラムというようなことで9項目ほどの部分でもって、行革インセンティブが取り入れられておりますので、そのような部分もあったのではないかというような感じはいたしておりますが、いずれにしても交付税の、普通交付税の算定に当たっては、基準財政需要額から基準財政収入額を差し引くというようなことでは変わりはないんだろうというふうに思っております。

再質問 8番 真田健男

頑張る地方応援プログラムに入る前に、まず音更町の過去10年間のこの交付税の推移を見ますと、平成10年が66億、11年が69億、これが最高なんでしょうかね。平成12年が68億、次が67億、64億、65億で、ここで若干回復して、平成13年から臨時財政対策債も入っていて、普通交付税との合算ですけれども、平成16年56億、17年55億、次が53億8,500万から、次は53億238万というようなことで、対前年比で、おおむね平成14年から15年が一度プラス1.2がありましたけれども、それ以外は対前年比で確実にマイナスになってきていると思うんですね。需要額がそれだけ減ったのかと、財政が大変だから事業を縮小したというような受けとめで、この間の推移を見ることができるのかどうか。これらの傾向について、先ほど言った交付税のあり方を含めて、再度見解を聞かせてください。

答弁 財政課長兼行政改革担当 西川友則

交付税がここ数年減っていると、この理由はどういうことが原因なのかという御質問だと思います。基準財政需要額と収入額、これの差し引きが交付税ということは、何回も先ほどからお答えしているとおりだというふうに思っております。ただ、需要額につきましては、議員御承知のとおり、いわゆる地方財政計画等々で公共事業の削減、あるいは人件費の削減、国家公務員と同じような削減を地方もしなさいと、そういったマクロ的なベースで需要額を減らしていると、これがあります。一方、収入額につきましては、いわゆる税源移譲等がありまして、今まで税源移譲、補助金が削減されたものにつきましては所得譲与税という形で措置されておりましたけれども、平成19年度から本格的な税源移譲ということで、住民税のフラット化と、6%というようなことになりまして、本町の場合はそこで収入がふえると。収入がふえれば、当然交付税は落ちる。需要額が落ちれば、交付税は落ちると、このようなことがお互いに加味して、最近減る傾向にあるというふうに思っております。

再質問 8番 真田健男

今言われたような要因というのは、ここ二、三年来の傾向だと思うんですね。この10年来を見てみますと、それだけでは説明が、理解するのがなかなか難しいなと。当然、ここに国の意向というか、これが私は反映されているのではないのかなというふうに思ったので、お聞きをいたしました。それから、次の新型交付税、これ、当初、従来の1割程度というふうなことで制度設計されたかと思うんですが、これ、実績を見ると2割ということなんでしょうか。その点も、ちょっと確認を。先ほどの答弁で、たしか2割というふうにお聞きしましたけれども、18年度予算編成の段階では1割程度というような構想だったかと思うんですが、確認をさせてください。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

音更町の場合で申し上げますと、19年度の新型交付税に移行分といたしましては、18.7%でございます。

再質問 8番 真田健男

わかりました。この点は自治体によって、それぞれ比率が違ってこようと。全体のやつは10%程度というような説明だったかというふうに思います。それから、これの評価、頑張る地方応援プログラムとの関連ですけれども、確かに音更町は全国一頑張ったというようなことで積み増しされたということですが、この2億3,167万7千円のうちの1億9,095万9千円までが、これが行革関係ですね。ちょうど14年度と17年度というか、2年度と5年度、ちょうどそれにかかったと。今の5か年計画のスタート時でかかったということなんですが、行革で人件費なり物件費なり、大きく全国平均の何倍かに当たるような行革の結果、こうなったということで、これは単年度といいますか、来年度この保障はないわけですよね。もう既にここで大きく減っていますから、次は3年度と6年度を比べたら、こんなことにはならない。だから、この分を今年度の普通交付税から差し引いたら、大きくやっぱりマイナスになるのではないのかなというふうに思うんですよね。音更町の場合は、予算との対比では、これはどれぐらいの違いだったんでしょうか。先ほど、需要額800万減というのはお聞きしましたけれども、予算と比較して、どういう結果だったか、その差を示してください。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

普通交付税で申し上げますが、予算47億2,100万円に対しまして、1億7,598万1千円、交付税が増になってございます。以上です。

再質問 8番 真田健男

そうすると、その違いの大部分が、この頑張る地方応援プログラムの結果というようなことが言えるのかと思うんですが、音更町にとっては、今回はこれでよかったというふうに見るのかもしれないんですが、この財源というのは交付税総額の枠外にあるわけではないわけでしょう。交付税は一定度保障して、そのほかに頑張ったからといって用意されたものではないですよね。これは普通と特別で通年ベースで3千億、19年度については2,200億と500億ですか、2,700億だけということですが、要するに従来であれば、ほかの町村あるいは市町村に配分される分が、ここによこされて3千億、それで頑張ったと称されるところに配分をされる。これ、今、国が進めている自治体間の競争というか、格差をまた助長する考え方だと思うんですね。地方自治体のやっている行政、保育にしても学校にしても福祉にしたって、これ全部法律に基づいてやっているわけで、それをやったらこれだけかかると。しかし、実際にはこれだけの収入しかないから、その差額を補てんするということですが、この考えというのは格差を拡大する考えだと私は思うんですね。ちゃんと保障すべき交付税が用意されていて、そのほかに頑張ったところには、これだけ保障するというのであれば別ですけれども、ですから、来年度以降は音更もがくんと減額になる可能性が強いというふうに思うんですが、この頑張る地方プログラムの評価というのを、再度お聞きしたいと思います。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

音更町の頑張る応援プログラム、普通交付税に算定されております金額については、議員おっしゃるとおり2億3,167万7千円でございます。別段音更町、この数字をいただきたくて頑張ったわけではありません。あくまでも我々の町の財政状況からして、これだけの削減をしなければ、今後やっていけないというようなことで、17年から財政健全化5か年計画に取り組んだ結果でありまして、これは後からついてきたものだというふうに考えております。この頑張る応援プログラムが次年度以降どうなるのかということもありますが、多分、来年は減るだろうというふうに考えてございます。この枠分については、事務的には1億円程度になるのかなと。1億3千万ぐらい引っ込むんじゃないかというふうな見通しは立てておりますが、全部が全部、2億3千万、全部が全部減るわけではございません。先ほど、今、地域間格差を拡大するものではないかと、こういうことでございますが、町長の答弁にもございましたように、私どもとしては交付税が有している財源調整、財源保障の機能とは、これは性格を異にしているものだというふうな見解を持っておりますので、交付税本来が有する機能をかんがみて、公平性や中立性、透明性といったものから、慎重な制度設計をしていただきたいというような要望をしているところでございます。

再質問 8番 真田健男

そのあたりをきちんと押さえる受けとめというのが必要だと思うんですね。先ほどの町長の答弁でも、もう地方交付税の削減、限界に来ているのではないかというふうにも言われましたけれども、ただ、国は国として三位一体改革を初めとして、国の財政立て直しということでね、国民負担と、それから地方自治体へのこの交付税削減の流れというのは、今後一定度続くだろうと見なければならないんだろうと思うんですね。だから、そういうところをきちんと押さえた上で、対応していただきたいなというふうに思います。それで、特にこの頑張る地方で、先ほど言った行革関係が1億9千万ですけれども、そのほか出生率、ごみ処理量、それから製造品出荷額、事業所数、若年者就業率、ここでは一定の算定がされていますが、農業産出額ゼロ、小売業年間商品販売額、これもゼロ、転入者人口、これもゼロという中身になっていると思うんですけれども、このようなことで実態と合っているのかなと思うんですが、これらについては、どんな受けとめをされているんでしょうか。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

農業産出額については、増加需要がゼロでございます。それにつきましては、算出の方法が平成15年、16年、17年の3カ年の平均の農業産出額と、平成14年、15年、16年の平均の3カ年の平均、これの差し引きでもってふえていれば増となると。これは音更町の場合、ふえておりませんので、算出はゼロというふうになっていますが、農業については天候に左右される部分がございますので、こういった形でもって算定されることについては、極めて不本意かなというふうに考えてございますし、それから、小売業年間消費販売額、これについてもゼロでございます。平成14年と16年の町民1人当たりの年間販売額を比較して、増加していれば評価されるというようなことでございますが、これについても音更町はゼロでございます。それから転入者人口、これにつきましては、平成17年度の転入者数から転出した人の数の差、それと同様に14年度のその差でもって比較するというようなことで、音更町の場合は14年度の方が転入者の方が多かったと、こういうことでもって、この算定についてはゼロでございます。音更町、たまたま人口がふえていますから、ここのところについては入る要素というのは、これからはあるのかなというふうには思いますが、先ほど議員おっしゃるように、地域間格差が出るとすれば、こういうふうな数字が入れられると、毎年転入者の方が多いというところについては、毎年ゼロになるというようなことから、必ずしもこの項目が各町村にとっていいのかどうかというのは疑問だというふうに思っております。

再質問 8番 真田健男

普通交付税の頑張るはそれでいいとして、特別交付税関係ですけれども、先ほど言われたように新エネルギー導入関係、パートナーシップの町づくり、子育て支援、企業誘致、この4項目で1億989万4千円。ただし、これは平成19年ですよと。ところが、これは3カ年でやる事業ですが、3カ年トータルで1億1,389万。つまり、今年度からプラス400万だけなんですよね。これは単年度3千万、3カ年で9千万という制度になっていると思うんですが、19年度で9千万を超えちゃったら、それ以上は無理ということなんでしょうか。要するに、これの19年度で1億989万4千円、これはこのとおり認められるかどうかは別として。しかし、3カ年間で、来年、再来年の分は400万しか見ていないんですよね。だから、そこのところ、19年でほとんど1億やって、この考え方について、再度説明いただけますか。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

特別交付税で算定される頑張る地方応援プログラムにつきましては、単年度上限を3千万円として出しました。たまたまことし音更町が要望した部分については、予算額にして1億989万4千円、このうち3千万円が特交として見られると。来年度もまた、出せば3千万特別交付税で見られます。再来年も3千万、合計で3年間で9千万の特交が見られるんだろうというふうに思っております。予算額が1億900万でございますが、そのうち、今、この対象事業として上げたうち、音更町の一般財源として使われる部分が3,600万でございます。3,600万のうち、3千万が特別交付税というふうに算定されるものというふうに思っております。

再質問 8番 真田健男

先ほどお聞きしましたように、そうすると19年度3千万、20年度3千万、21年度3千万、これで確保できるであろうという事業と見てよろしいんですね。まだこれは決定は先だと思いますけれども、そのあたりの見通しについて、説明をお願いします。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

頑張る地方応援プログラムの特別交付税の部分については、今年度この事業を出したから、来年も同じ事業で出さなきゃならないということではなくて、来年度は来年度で、またメニューに沿った事業を上げていけば、特別交付税の中で3千万が算定されると、こういうことであります。

再質問 8番 真田健男

来年、またメニュー変わっていいんですか。3年の、継続事業というんじゃないですが、これは登録をして、インターネットにも載ってというようなことで、そうすると、平成19年度で1億900万出していますが、総事業費3カ年でこれにプラス400万だけで、これは申請をしたということなんですか。3カ年合計が1億1,389万4千円。今年度にプラス400万ですよね。来年も再来年もまたメニューを変えて3千万以上の申請をするということなのかどうか。この3年間の総事業費との関係はどうなるのか。再度説明お願いします。休憩(午後 2時46分)

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

この頑張る地方応援プログラムにつきましては、来年以降も3千万円確保できるような形でプロジェクトを申請してまいりたいというふうに思っております。

再質問 8番 真田健男

理解いたしました。次に、この4番目で質問しました交付税が減ることによって予算規模も減ると。それが行政サービスの縮小や住民負担増の行政につながっているのではないかという問題ですが、各自治体の財政状況というのは、1つや2つの指標だけで判断することはできないと思うんですが、十勝管内で音更町、財政力指数で言えば一番町村ではいいはずですね。0.4ぐらいですか。ところが、1人当たり、住民1人当たりの行政経費といいますか、これで見ると、大変少ないと。これは人口の数、関係だという答弁が来るかと思いますけれども、帯広市と比べても音更の方が少ないんでないかというふうに思うんですが、この1人当たりの行政経費、これの自治体間比較というのはされていると思うんですが、これについてはなぜ音更の1人当たりの行政経費、これが最低なのか。これについて説明をお願いします。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

申しわけございません、今手元に数字持ち合わせてございません。ちょっと答弁控えさせていただきます。

再質問 8番 真田健男

材料がないということでは、やりとりもできないでしょうから、ただ、これは是非比較検討していただきたいという要望にしておきたいというふうに思います。いずれにしましても、この地方交付税というのは、地方自治体、特に特別な課税客体の少ない地方自治体にとっては、交付税に依存する比重というのは高いし、それはまた、今の国と地方との関係からいっても、当然それは国は保障すると。国の定めた行政を行って、その差額を埋め合わせるということですから、これを必要な財源確保は、引き続き強力に働きかけていくべきだろうと。ただ、先ほどの答弁で、3年後に制定されるであろう新地方分権一括法、この種の話というのは、いつも期待だけが先行するといいますか、実際に施行されてみると、そのようにならなかったというような、これは三位一体の改革等で経験済みのことであると思うんですが、そこで先ほど答弁の中では、国依存からの脱却ということも言われました。特に、私、この国依存からの脱却という点では、意識の問題が一番大きいのではないのかなと。確かに財政的に依存しなきゃならない構造というのは、そう好転するとも思いませんけれども、分権一括法を持ち出すまでもなく、国と地方自治体対等だと法律の上ではなりましたけれども、まだまだ国の言うとおりというか、国がこう説明したら、それに飲み込むといいますか、やはり地方の側から法律解釈を含めて、これは当然保障されるべきものであるというぐらい、地方の方からそれは国に対して意見を言うような自治体になっていかないと、今後の地方行政の将来展望というようなところでお聞きをしたいんですけれども、まずそういう意識に立とうとする努力が、どの程度あるのか。これが私、大事なのではないかというふうに思います。夕張、今大変な財政難の中ですけれども、ああいう中でも行政、住民含めて、前向きな、実際には大変な苦労も強いられているわけですけれども、前向きな姿勢がつくられてきているのではないのかな。音更は一定の町で一定の財政規模だし、特段、まだまだ横並びの行政運営が行われているのではないのかな。地方自治のあり方という原点に立って、それはあくまでも住民の生活をどう守り、どう発展させるかということが最大の動機になるんだろうと思うんですが、その観点をどう今まで以上に強めるのか。そのことが求められるのではないかというふうに私は思うんですが、それに対してはどんな考えをお持ちでしょうか。答弁をお願いします。

答弁 副町長 藤井勉(副町長は2007年9月まで)

地方からの声をということのお話かと存じます。私どもとしても、仕事を進める上で、本町にそぐわないものがあるものについては、それなりにその筋を通して、こういうものについてはこうでないか、あるいはこうしていただきたい、こういうものは改善してほしいというようなことを、それぞれ申し上げているつもりでございます。それが、十勝なり全体としての意見として一致するものについては、町村会を通じてという、あるいはそれぞれの機関を通じて、上部に要請活動をしているというのが実態でもございます。ものにもよりますけれども、例えば本町にある、いわゆる前にもちょっと質問に出ていましたけれども、国道の存続なんていう問題等については、やはりそれの受益を受ける近隣町村とともに、上部に要請をするというようなこともありますし、単独で音更町にしかないものを、何か改善してほしいというものについては、音更町としてもそれなりのお話をさせていただくという形で進めているところでもございます。ただ、単に地方全てを一括して、それじゃ、受益である地方、いわゆる地方6団体の、今、要請等も積極的に行われておりますけれども、そこにあっても、やっぱり都道府県と市町村の違い、あるいは都市部でも政令都市等の中で、やはり利益が一致しないといいますか、反するようなものもそれぞれの町によって違うものもございます。ですから、そういうものについては、やはり地元の中で最大公約数のものを、我々としてその組織の中に意見として述べさせていただいて、最終的な一つの要望という形になることもありますけれども、現実的に、音更の町で行政を進める上で、意見を述べるものについては意見を述べさせていただいているし、近々ではあれですけれども、過去10年以前の、前の行政とは、やはりそういう面では相当違いは出てきているんだろうなというふうに思いますけれども、ただ、やはりそれぞれ国の施策については、国全体の施策として、一定の効果を発揮させようとするものについては、国もそれなりの誘導策をとりますから、そういう中で町としての選択が出てくるのでないだろうかなと。ですから、そういうものについては、何でもかんでもやるということでなくて、やはり音更町の町のためにどうなんだという検討をした上で、そういうものの判断をしていくべきだろうなと。特に近々はそういうことで、音更の町にとってどうなんだということを十分精査してやっていきたいなというふうに思っているところでございます。

再質問 8番 真田健男

この辺のところは、ちょっと抽象的な内容を含みますから、短時間ではあれですけれども。いずれにしても、市町村としての、これは合併等の問題にもかかわると思うんですが、受け皿整備といいますか、これから権限等がいろいろとおりてくる。しかしそれをこなすだけのそういうところでも問題もあろうと。それをクリアした上で、なおかつ地方と国との関係では、主張すべきことはできるような自治体になっていくことが、これから求められるんだろうと思うんです。そういう意味では、意識改革ということも相当強調されておりますけれども、そういう姿で行政を進めていくということが、今後ますます必要なのではないのかな。そのときの一番の基本になるのは、やっぱり住民の立場に立った行政を、どう強めるかということなんだろうというふうに、私は思っているわけです。もちろん、自主自立のまちづくりだとかパートナーシップ、総合計画、これら全て、着実に進めるという前提に立つわけですけれども、行政としても今以上に変わっていく必要があるということでお聞きをしたということです。これについては、そういう要望意見にとどめておきたいというふうに思います。それから、2つ目の問題ですけれども、この高金利の繰り上げ償還の問題、総務省がこのような方針転向をしてきた、従来は補償金、特に将来的な国に入るべき利息まで含めた補償金等も出されてきたと思うんですが、国がこういう方針転換をした理由は、どういうことだというふうに受けとめていらっしゃるんでしょうか。従来はなかなか認めなかったものを、ことしの8月に、こういう通知を出した根拠等について、わかれば説明をいただきたいと思います。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

国がこのような考え方に立った理由ということでございますが、総務省の方は、現下の地方財政の現状にかんがみ、地方財政の健全化によって将来的な国民負担を軽減するため、徹底した歳出削減に取り組む市町村に対し、特例措置として補償金なしの繰り上げ償還を認めると、こういうことでございますが、今までやってこなかったという理由につきましては、政府系の資金の原資は公的資金であり、地方自治体に貸し付けて運用し、その運用益を国民に還元していると、こういうことでもって補償金を取るというような従来の考え方でございましたが、さきの説明のような考え方で、今回補償金なしの償還を認めると、こういうことでございます。

再質問 8番 真田健男

これは8月入ってすぐですから、それの準備は以前から始まっているんだろうから、恐らく直接は関係ないと思いますけれども、先ほど言った衆参ねじれの問題なんかでは、もう早くもいろいろな変化が出てきている。国民にとっては、前向きな変化ではないのかなというふうに私は受けとめるんですが、それをここに持ってくるのはどうかと思いますので、国の説明のとおり受けたいと思います。ただ、この政府資金の利率の関係で、一般会計で借りているものよりも特別会計で借りているものが利率が高いんですね。これはどういう理由によるものなんでしょうか。

答弁 建設水道部長 安藤正和(建設水道部長は2009年3月まで)

今、利率の御質問ですが、利率は借りる時期、月によって計算が当然変わってくれば、それなりの利率の差が出ることと思っております。

再質問 8番 真田健男

そういうこともあるでしょう。例えば、これ現在、借りているやつを比べましても、一般会計ですと一般公共事業関係が全て1%台、高くて、これ、今年度決算資料にも出ておりますけれども、1%台。1つだけ例外で公営住宅の建設、これは財務省ですが、2%ということですけれども、特別会計で借りてるやつは1%はなくて、全部2%以上ですね。だから、現在でもこういう状況なんですが、特別会計で借り入れた場合、なぜこのような高い利率になるのか。理由があるのかどうか、お聞きをしたいということです。

答弁 財政課長兼行政改革担当 西川友則

金利のことなんですけれども、下水道あるいは上水が借りている金利と普通会計が借りている金利、ここに差異があるんじゃないのかというお話でございます。金利は、委員御承知と思いますけれども、借りる条件、いわゆる年数、公営企業の場合についてはおおむね25年の3年据え置きだとか、あるいは一般会計の場合については、10年もあれば15年もある。言うなれば、償還期限が短いということは、これは金利が安いという、そういうことですので、当然公庫の場合25年、一般会計で公営住宅が25年で借りたとしても、同じ政府資金であれば、その時々の国債の利回りが基本になっておりますので、金利は変わらないというのが一般的な話だと思います。

再質問 8番 真田健男

了解いたしました。それで、この繰り上げ償還しようとする場合の問題点として、先ほど出されましたこの同一事業で3年間借り入れができなくなるという問題が一つあると。これは、例えば公営住宅等が該当するわけですね。先ほど言われましたように、これら繰り上げ償還した場合、これは全部という前提に建った場合でしょうけれども、6億からの金利負担が軽減されるということで、ただ、公営住宅については、恐らく引き続きまだ計画もあるでしょうから、向こう3年間借りなくていいというようなことにはならないのかなというふうに思うんですが、この公営住宅関係については、どんなふうに考えていらっしゃるか、説明をいただきたいと思います。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

公営住宅とか義務教育施設、これを繰り上げ償還した場合、財政融資資金が向こう3年間借り入れを起こせないのではないかというような懸念がございます。今、まだその辺については、ちょっと動いておりまして、例えば公営住宅であれば、桜が丘の、例えば公営住宅で借り上げたやつを返したと。また同じ桜が丘の住宅、同じものをつくるというときには、起債対象にしないけれども、違う団地に移ったら、それはいいよとか、そういうようなことも、今、検討されているようでありますので、その辺を見きわめながら、なるべく有利な方法で繰り上げ償還してまいりたいというふうに思っております。

再質問 8番 真田健男

最後にします。先ほども言いましたように、この高金利で借りたというか、活用したのはそのときの事情があって、なっているんだと思うんですが、今、国もこういう形で償還にも応じる道が開かれたわけですから、先ほどの答弁にありましたように、積極的に実施したいと。6億8,500万のうち、どの程度になるのかは、まだ試算されていないのかとは思いますけれども、是非こういう中で恐らく億単位の軽減は可能なんだろうというふうに思いますので、年度内に是非実現をしていただくように、再度要請して質問を終わりたいと思います。腹づもりがあるんだったらお願いします。

答弁 企画部長 寺山憲二(企画部長は2007年10月まで)

波及額が6億8,500万ということでございますが、これにつきましては、前提条件として、縁故債が今の利率で2.2%で借りかえられた場合。それから音更町が希望している5%以上の資金が、全て補償金なしで償還された場合に、それだけの金額になるということでございまして、当然、国の方は3年間で5兆円という枠を持っておりますので、その中で音更町のこの借りかえの需要がどれだけ満たされるのかによっては、6億8,500万からそれ以下になるということで御承知をお願いいたします。以上です。

出典:音更町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月25日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる