みんなの議会

音更町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月16日

採択された中学校の教科書について

2005年9月16日、音更町議会の一般質問で、坂本武三議員が「採択された中学校の教科書について」質問し、町長 山口武敏、教育長 高橋晃、民生部長 山川光雄が答弁しました。

質問者
坂本武三 議員
答弁者
町長 山口武敏、教育長 高橋晃、民生部長 山川光雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 坂本武三

おはようございます。さきに通告しました二つの問題について、一問一答形式で質問をいたします。第1の問題は、採択された中学校の教科書についてであります。平成18年度から使用される中学校の教科書採択作業、そして審議が終了しました。今回の教科書採択に当たっては、前回4年前にも増して国民の関心が高く、注目される中で採択作業が行われました。特に、新しい歴史教科書をつくる会が主導した扶桑社の歴史・公民の教科書については、さまざまな議論がありましたが、扶桑社発行の教科書の採択は全国的に1%を大きく割り込み、0.4%にとどまりました。北海道は、どこも採択しませんでした。これは、極めて良識的な判断であったと考えます。十勝管内19町村で使用する教科書を採択するための教科書採択地区教育委員会協議会、略称協議会は、7月の末から8月の上旬にかけて審議が行われました。その結果、新聞報道によりますと、扶桑社発行の歴史・公民の教科書は不採択になったと報じられました。これらの経過を踏まえて、次の質問をいたします。第1点は、教科書の展示は6月の17日から7月の3日まで行われましたが、場所、それから日数などは適当であったかどうか、見解を伺いたい。2点目は、展示会場には投書箱が置かれておりましたが、投書数と投書の要望意見の特徴的な点、明らかにしていただきたい。3点目は、協議会の審議で、選定委員会の報告はどのように活用されたか、明らかにしていただきたい。4点目は、歴史・公民の教科書採択の理由、採択された教科書の理由を明らかにしていただきたい。5点目は、協議会のメンバーは教科書を事前に目を通す時間が保障されていたのかどうか、お伺いをしたい。次に、第2の問題は、宝来保育園の改修・増築と民営化についてであります。宝来保育園の改修・増築が8月11日から着工しており、工事の完了は12月の上旬の予定とされております。また、平成18年度から宝来保育園の民営化が既に決まっております。既に施設の設置及び運営を行う事業者を募集しておりまして、8月の31日に締め切っております。これらについて、7月22日、地区説明会も行われております。これらを踏まえて質問をいたします。特に7月22日の地区説明会では、地域、そして父母の皆さんから具体的な要望や意見も出されております。それらを中心にしながら、また、この説明会の後、いろいろな要望意見も寄せられておりますので、それらを具体的に質問をしたいと思います。第1点は、改築・増築の進捗状況はどうなっているのか。今回のこの改築・増築にかかわっての工事、それと保育活動、これが並行して行われておりますので、安全にはどのように配慮されているのか、お伺いをしたい。2点目は、さらに保育施設の充実と環境の整備が求められております。7月22日の地区説明会でもたくさん出されましたが、それらを整理、そして重点的な問題について質問をいたします。一つ、宝来保育園東側のフェンス、これを一部取り外し、そして門柱を広げる。これは早くから地域や父母の皆さんから要望が出されていた問題でございます。この機会に、これを是非実現をしていただきたい。二つ、宝来保育園東西に、東側、西側に照明灯を設置していただきたい。これは、非常に、夜、周辺暗くて、安全性に非常に心配だという強い地域や父母の要望がございます。それに是非こたえていただきたい。三つ、簡易プールの設置を検討していただきたい。これは、要望としてはあの敷地内に簡易プールをきちっと備えてほしいという要望が出されておりましたが、その父母の皆さんの間でいろいろ議論しまして、そういう立派なものでなくて、今使っているビニールのプール、これをもう少し大きくして、もっとたくさんの児童が一堂に利用できるようなプールを設置していただければありがたいなということでございます。四つ、増築によって屋外遊技場の面積が狭くなります。そのことによって、園児の活動、また保護者の送り迎え、職員、業者、来客などに支障を来さないのかどうか。その影響をどのように考えておられるのか、見解を伺いたい。次に、宝来保育園の民営化についてであります。第1点は、設置・営業事業者を募集し、先ほど申しましたように、8月31日で締め切りました。応募の状況と決定はいつになるのか、明らかにしていただきたい。2点目は、この応募するに当たって、音更広報に示されたことでございますが、効率・効果的な保育園の運営と保育サービスの質的向上を目的として民営化する、こううたわれておりましたが、これをもう少し具体的に説明をしていただきたい。3点目は、今、いろいろな保育事業、その中でも延長保育なども実施しておりますが、さらに休日保育を実施してほしいという強い要求がございます。これらについて検討すべき、そして是非実施をしてほしい、そのように考えますが、見解をお伺いしたいと思います。第4点目は、町全体の公営と民営の将来構想はどう考えておられるのか。正確に言いますと、民設民営、これも加わってまいりましたが、大きく公営、民営、二つに分けるとすれば、将来的にどのような構想をお持ちなのか。現時点でございますが、明らかにしていただきたい。以上、二つの問題についての答弁を、よろしくお願いをいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

2点目の宝来保育園の改修・増築と民営化に関する御質問にお答えをさせていただきます。まず、安全確保など、工事の進捗状況と施設環境の整備・充実についてでありますが、宝来保育園自体が住宅地の真ん中に位置し、また通常保育を行いながら工事を進めざるを得ない状況から、町としても特に安全には万全を期して工事を行っております。また、発注前に行った地区説明会においても、特に安全対策についていろいろ御意見をちょうだいしているところであります。屋外の工事につきましては、保育園の東側をフェンスで囲い、園児が間違って工事現場に立ち入ることがないよう対策を講じているほか、内部工事につきましても保育に大きな支障が生じないよう、それぞれ安全策を施しながら、個々の部屋ごとに工事を行っております。また、共有部分は休日を利用して集中的に行ったり、昼寝の時間帯、音の出る工事を自粛するなどの配慮を行って進めております。さらに、工事中の送迎には育成会にも御協力をいただくなど、園児はもとより、父母や地域の皆さんの御支援によって順調に工事が進められていることに改めてお礼を申し上げますとともに、今後とも一層安全面に意を用いてまいりたいと存じます。次に、地区説明会の際にも要望のありました宝来保育園の施設や環境の整備についてでありますが、現在進めている工事の中で東側入り口の間口を広げる工事と、同じく東側駐車場を照らす照明設備を取りつけるほか、今後発注を予定している外構工事の中で、グラウンド整備とともに、東側駐車場の舗装と、ここから正面玄関に通じる園路の整備を行うこととしております。なお、地区説明会で要望のあった簡易的なプールの設置については、水遊び程度のものであればともかく、泳ぎができるようなものとなると、保育園としての必要性や場所、費用の面、現実的には極めて難しいと言わざるを得ません。また、増築によって屋外部分の敷地が狭くなり、何かと支障が出るのではとの御指摘でありますが、屋外部分の面積としては他の常設保育園と比較しても狭くはない状況でありますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、宝来保育園の民営化に関する御質問についてお答えをいたします。まず、宝来保育園の設置・運営事業者の応募状況でありますが、先月末の期限までに応募のあったのは1事業者であり、選考委員会を設置し、この事業者の設置・運営事業者としての適否を判断することになります。目途としては、10月中のできるだけ早い時期に結論を出し、事業者として決定になれば、条例改正など、町としての手続はございますが、民営化への作業は円滑に進められるものと考えております。また、効率・効果的な保育園の運営と保育サービスの質的向上とは具体的に何かということでありますが、このことは宝来保育園に限らず、いわゆる民設民営方式を考える上で、運営コストの抑制とともに大きな要素であろうと考えております。保育園の運営では、基本的に国の定めた指針に沿って保育を行うことについて公も民変わりはありませんが、多様な保育ニーズに迅速かつ柔軟に対応するという点、さらには民間の経営力や豊かな発想力を生かすこと、例えば、教育的要素や園外保育を多く取り入れるなど、従来の保育の考え方から一歩踏み出した特色ある保育にも比較的容易に取り組むことが可能と考えており、公にはない民間の独自性により、既製概念にとらわれない保育にも積極的に取り組むことによって、利用者の視点に立った保育サービスが促進され、結果として町全体への保育の質的向上が図られていくものと考えております。御質問の最後にあります町全体の将来的な保育園の設置、運営のあり方についてでありますが、民で可能なものは民でという私自身の考え方は変わっておりませんし、保育園につきましても基本的は民設民営方式の方向と考えておりますが、木野南、宝来、鈴蘭保育園に続く至近年次の具体策は、現在のところ持っておりません。民営化した3園の効果などを検証するとともに、児童数の推移や施設の整備時期などを慎重に見きわめ、対応してまいりたいと存じます。なお、休日保育に関するお尋ねがございましたが、次世代育成支援対策行動計画の策定の際に行ったアンケート調査においては、必ずしも高い利用希望があったとは判断しておりません。しかし、休日保育も子育てを支援する方策の一つでありますので、今後の利用動向を適切に見きわめて対応してまいりたいと存じます。なお、1点目の御質問については、教育委員会の方から御答弁させていただきます。以上でございます。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

1点目の採択された中学校の教科書についてお答えをいたします。初めに、教科書の展示について、場所、日数は適当であったかという御質問でございますが、教科書展示会につきましては、保護者や地域住民の教科書に対する関心にこたえるためにも、教科書展示は大変意義あるものと考えております。開催場所につきましても、保護者が足を運びやすい場所や、休日、夜間の閲覧が可能なところとして、図書館を会場に開催をいたしました。1カ所でなく複数の会場ということもありましたけれども、各出版社から送付されてきた教科書見本の冊数や展示本の管理の問題等もあり、図書館1カ所での展示とさせていただいたところであります。また、日数につきましては、文部科学省は6月17日から14日間と告示されていまして、この法定展示期間外であっても期間を延長することは可能となっておりますが、本町は法定展示期間の6月17日から7月3日までの実質14日間開催し、展示会終了後、引き続き町内各中学校5校に教科書見本本を巡回して、先生方に閲覧をしてもらったところでもあります。次に、展示会場に置かれていました投書箱での投書数と投書の要望、意見の特徴についてでありますが、展示会期間中に投書箱に寄せられました意見、要望につきましては、全部で121件ありました。教科別に申し上げますと、国語1件、英語2件、保健体育1件、社会116件、その他1件でありまして、そのうち意見、要望の約96%の大半が社会の歴史と公民に関する内容であったところであります。次に、協議会の審議で選定委員会の報告はどのように活用したのかという御質問でございますが、選定委員会は文部科学省の教科書編成趣意書、及び、北海道教育委員会が作成する採択参考資料を参考としながら、取扱内容について、内容の配列、あるいは構成、記述の量など、教科書別利用上の配慮等について調査を研究して、それぞれの出版社の教科書の特徴について報告書がまとめられたところであります。各選定委員会の委員長から教科書の調査研究結果の報告を受け、その内容について質疑を終えて、協議会の各委員が学習指導要領の目標や記述の内容、あるいは教科書の使いやすさ、地域性の記述などについて確認をしながら慎重に審議をし、各委員の意見を集約して決定をしたところでございます。次に、歴史・公民の教科書採択の理由についてでありますが、協議会として協議経過及び採択の理由等は、議事録とともに公表をすることになっておりまして、現在、議事録も含めて整理中であります。各委員個々の対応は差し控えることになっておりまして、協議会として対応することになっておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、協議会のメンバーは教科書を事前に目を通す時間が保障されていたのかについての御質問でございますが、使用する中学校教科用図書は、学校教育法の107条に規定する一般図書も含め膨大な冊数でありまして、全てを熟読することは難しい状況でありますが、見本本につきましては事前に送付されていましたので、事前に目を通し、各教科の先生の意見等も聞くなどして採択業務に当たったところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 9番 坂本武三

再質問を教科書問題から伺ってまいりたいと思います。5点質問しておりますので、1項目ずつ質問をいたします。教科書の展示は、音更の場合、大手基準に基づいて展示されたということでございますが、私は十勝管内の展示会場と展示日数の一覧表を見まして、いろいろ調査をいたしました。その結果、帯広などは、非常に会場にしても日数にしても多いという特徴がございます。会場は3カ所、そして展示日数は29日、約1カ月ですね、展示した。それから、幕別の場合、会場が4カ所、そして日数は14日、2週間ぐらいですか。こういうことを考えますと、少し音更も、こういう他の地域の場所、日数なども考慮しながら、再検討をしていただきたいということでございます。その点について。音更の場合、図書館で行いました。私も実際に赴きまして教科書を拝見いたしましたが、図書館を利用する方が多数おられまして、その帰りに展示を見ると、こういういい面もございますが、逆にちょっと落ちつかないかなという感じがいたしました。特に、私はその後、帯広の教科書センター、これは帯広市の教育研究所の中にございますが、そこで見ましたけれども、非常に落ちついておりまして、ゆっくり見ることができました。だから、そこら辺いろいろ考え方があろうかと思いますが、静かにやはりじっくり見れる、そういう会場も必要ではないか。私は図書館でやるといういい面がいろいろございますので、その点検討をしていただけないなかと。以上です。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

展示会場の箇所数、あるいは図書館での展示の御質問でございますけれども、展示会場につきましては、決まりとしては教科書センター、これが公的な場所として位置づけされてまして、帯広については21採択地区、あるいは市町村については12採択地区でございますけれども、帯広につきましては帯広教科書センターでの展示は、これは法定の展示場所でございます。それと、12地区の19町村ですか、につきましては、清水と上士幌と池田が教科書センターの分館として設置されてまして、12地区につきましては、この帯広1カ所と町村3カ所では足りないということで、各町村ごとに教科書を、出版社から教科書を用意させていただいて、各町村ごとに展示会場を設けたということでございます。そんな中で、幕別町が2カ所ですか3カ所ですか、設けられておりますけれども、とりあえずといいますか、展示会場を複数にするということは、教科書が用意できなければなりませんで、出版会社から教科書がその展示会場に見合う冊数を確保しなければならないということがございます。それぞれの出版会社、送ってくる教科書が1冊のところもありますし、あるいは2冊3冊のところもありますけれども、事前にその箇所数分だけ出版会社に特別なお願いをして確保するという手続があるわけでございますけれども、そんな中で、本町につきましては、今回は図書館1カ所ということでやらせていただきましたけれども、今後に向けて、次の採択は今度小学校が次に来ることになりますけれども、1カ所がいいのか、あるいは事前に場所を決定して、その教科書を確保する必要があるのかどうかも含めて検討はしてみたいというふうに考えているところでございます。それと、図書館を場所を選んだということは、今、議員がおっしゃられたとおり、教科書を見に来る人たちだけでなくて、一般の人が、たくさんの人が教科書に関心を持ってもらう、あるいは見てもらう機会をつくらせてもらいたいということで、図書館を会場にしたわけでございます。会場が、そういう意味で部屋でなくて、ロビーに用意をさせていただいたのですけれども、そんなことからすると、落ちついて見れるということになると、ちょっとどうだったのかなという部分がございますけれども、通りがかりにたくさんの人が見れるという部分では、あの場所はよかったのかなと思います。どうしても部屋に入れてしまいますと、その目的の持った方しか入らなくなるようなことになりますので、そういうことで図書館のロビーを採用させていただいたということでございますので、これらの場所につきましても、今後、それでいいのかどうかも含めて十分検討はさせていただきたいというふうに考えているところでございます。

再質問 9番 坂本武三

1点目については、これからの問題でございますので、さらにまたこの後の小学校の教科書採択に向けてしっかり検討をお願いしたいと思います。2点目、展示会場での投書箱の投書ですね。これは新聞報道等によりますと、帯広などは前回よりも大幅に投書数がふえたという報道がありました。恐らく音更もそういう傾向にあったのだろうと思います。121という数字は、決して少なくない数字ではないかというふうに思います。そして、その中で圧倒的に社会科、これにかかわって歴史・公民の教科書についての要望、意見と、いろいろあったのだろうと思います。私はこの件について、6月の定例会で、先生方の意見が十分反映できるようにすべきだという質問をいたしましたが、恐らくこの中にも先生方の意見も相当含まれていたのだろうと思いますが、正確でなくて結構ですから、その傾向がどうだったのか、お知らせを願いたいと思います。それから、先ほどの答弁の中に、先生方に教科書を巡回をしたと、そして見てもらったと。この件については非常に有意義なことではなかったのかというふうに私は思うのです。そういう中でいろいろ先生方の意見も選定に反映されるということであれば、極めて大事なことではなかったのか。そしてまた今度の投書、その中に先生方の意見などもどの程度出ていたかわかりませんが、その傾向明らかにしていただいて、それが反映されるということは非常に大事ではないかというふうに考えますので、その点について見解をお伺いしたい。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

意見箱の意見の中身の傾向という御質問かと思いますけれども、今回121件の要望がございました。前回13年度だったのですけれども、13年度とは意見の数はそんなに多く変わった状況では、前回は133名というふうに記録しておりますけれども、似たような数の意見が出されたのかなというふうに思います。そんな中で、大半が社会科の歴史・公民にかかわる意見の内容でございましたけれども、意見につきましては、いろいろたくさんいただいております。ちょっと御紹介をさせていただきますけれども、反対する側の意見としては、「中国、韓国から批判されている中で、関心を持って読んでみました。全く偏った歴史教科書とは思いませんでした」と。「悪いことは悪い、いいところはいいというふうにしっかりと表現されており、わかりやすい教科書であった」というような、これは扶桑社の教科書がそんなに悪い教科書ではなかったというような意見もございますし、中にはやはり反対する側では、「子供たちに事実を教えることが教科書の役割だと思います。社会の歴史や公民に神話は必要ありません。日本の未来のためにもよりよい教科書を選んでいただきたい」というような、いわゆる扶桑社の教科書でない教科書を選択していただきたい、こういうようなそれぞれの意見がたくさんございましたけれども、このうち大半は、歴史教科書の中の大半の意見は、扶桑社の教科書は使っていただきたくないという教科書が大半だったように思っております。意見の傾向としては、そんなような傾向だったかと思っております。

再質問 9番 坂本武三

3点目、協議会の審議で選定委員会の報告はどう活用されたかという点について、選定委員会でまとめられたことを協議会で報告されると。それを受けて審議をすると。こういう経過なのですね。この選定委員会の中には、学識経験者、あるいは保護者の代表、そして教科に関しての専門的な方も含まれているということですから、極めて重要な役割を果たすのだろうと思います。そこで、前々回までは、この選定委員会で選定した教科書、絞り込んで、そしてある程度の順位をつけて報告をするということから、前回からそういう順位づけをしないというふうに変わったのですね。ですから、逆に協議会の果たす役割というのが大変大きくなったということであります。そこで、選定委員会の報告に基づいて協議会は審議をする。そのときの審議、これは先ほど言いましたように、きちっとしたテーマを持って審議をしているのだなというふうに理解をいたします。そこで、絞り込みを私はある程度した方がいいのではないかという考え方なのです。といいますのは、そうでないと協議会のメンバーの皆さんに大変な負担をかけるということになりますから。その点で、実際に経験されて、その辺をどのようにお考えなのか、見解を伺いしたい。絞り込みをした方がいいのか悪いのか。私はした方がいいという考えなのですが、その点いかがでしょうか。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

教科書の選定につきましては、今、議員がおっしゃられたとおり、選定委員会を通して報告書をいただいて、協議会が決定をするという手はずになっておりまして、選定委員会につきましては、大半がそれぞれの教科の学校の先生でございます。それと、知識経験者として一般の方、あるいは保護者の方々が入っておられます。そんな選定委員会、選定委員会につきましては、それぞれの科目ごとの、教科ごとの選定委員会でございますから、それぞれの専門部門の方々の報告を出版社ごとに、提出されている出版社の数だけ、出版社ごとに、その教科書の特徴を整理して報告書としてまとめていただいたということでございます。そんな中で、以前はその選定委員会が5社、6社の出版社から出されている教科書に順位をつけて報告をされたという経過があったようでございますけれども、今は全く順位はつけていなくて、それぞれの教科書のよいところ、あるいはどうかと思うようなところも含めて、その特徴を記述して報告書としてまとめて協議会に出されたということでございます。協議会につきましては、その報告書に基づいて相当な時間をかけて、それぞれの科目の選定委員長と質疑なり意見を交わして、そして、そこで一たん終えて、選定委員の方々は席を出ていってもらって、協議会の委員、いわゆる教育長でございますけれども、現在の委員だけで各科目ごとに議論を重ねて、どの教科書がいいのか選定に入ったということ。その中で、多いところは5社6社の教科書が出されていますから、一遍になかなか1出版社に決定できないという部分もございまして、第1回目は、例えば5社のうち2社なり3社まで絞り込むとか、そういう作業を繰り返しながら最終的に1社に絞り込んでいったということでございます。今回、私も初めて採択業務に当たらせていただきましたけれども、そういう採択業務の仕方なのだろうなというふうに見てまして、特別不自由もないし、相当の議論も重ねられましたし、今の選定委員会の方から絞り込んでこられなくても、十分絞り込めたのかなというふうに思ってまして、どういう経過で絞り込まないことになったのか、よく承知はしておりませんけれども、今の方法で十分選定には支障なく、問題はないのかなというふうに考えているところでございます。

再質問 9番 坂本武三

4点目、歴史・公民の採択の理由、これ明らかにしてほしいと。新聞報道等によりますと、東書が採択されたというふうに聞いておりますけれども、なぜそうなったのかという理由づけですね。これは情報公開の中で明らかにする、されるということになっているわけです。ただ、今答弁がありましたように、まだ精査されていないと。議事録がまだできていないということです。ですから、実際にそれを開示請求をすれば、わかるわけです。私は4年前のこの審議会の資料を要求して、手元にあります。私は、それと今回どうだったのかということを比較してみたかったのです。しかし、間に合いませんでした。それで、まだきちっと精査されていないので、もう少し時間が欲しいということですよね。それはやむを得ないと思います。ただ、私はこの協議会での審議の中身を見る視点として、やはり選定委員会の報告、これがどのようにきちっと審議されているのか。それから、先ほども言いました先生方の意見がどのように反映されているのかなということを調査したいとなと思っているのです。先生方の意見、本当に教科書を巡回して見てもらったということ、あるいは、投書箱に先生方の意見など反映しているということですが、そういうのを協議会の中では教育長が具体的にどのように反映されているのかということと、それからあくまでもそういうことを踏まえて対応したのか。その点、見解をお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

私の場合は、もちろん議事録が精査されて出されれば、どういう意見がそれぞれの委員が出されたかというのが明らかになるわけでございますけれども、私は、教科書を各学校に回させてもらって、先生方に熟読してもらって、それぞれの教科書を見ていただいて、意見があれば聞かせてほしいというような作業を行いました。意見をいただいた先生もあります。教科には意見をいただいた教科の先生もありますし、なかった先生もおられますけれども、それも参考にさせていただきました。そんなようなことで、協議会ではそういうようなことを対応していただきましたけれども、私としては音更町という立場で選定するに当たっては、どうしても音更町の子供たちが帯広と動きを考えなければならない。帯広市との移動を考えなければならない。音更町の教科書が、帯広に行ったときに別な教科書を使わなければならない、あるいは帯広の子供たちが音更に移ってきた場合に、また別な教科書を使わなければならないということは、どうなのかなというふうに考えていまして、採択地区は別な採択地区ですから、一つの採択地区ではありませんけれども、帯広市の動向を帯広市の教育長と連携を図りながら、帯広市の動向がどうなっているのかというようなものも、私なりに聞かせていただいたり何かして、できることであれば帯広と同じ、周辺市町村は同じかと思いますけれども、特に音更町の場合は帯広市と同一の教科書になることが望ましいのでないかというようなことを基本にして選定協議会に臨ませていただいたところでございます。そんな意味で、何点かの教科書に移動はありましたけれども、大半は継続して同じ教科書を引き続き使うというようなことになったのかなというふうに思っているところでございます。

再質問 9番 坂本武三

ただいまの教育長の見解は、理解できると。そこで、最後。協議会のメンバー、これは事前に目を通すことができましたかという質問をしましたが、これは私は本当に協議会のメンバーとして教育長が参加をしていると。大変な業務を負わされているなという率直な感想なのです。私自身、今回音更の図書館と、それから帯広で2回見ているのですが、半日ずつ要しているのです。私は扶桑社の新しい歴史教科書、これを中心にして、あと数冊見ただけです。それで、6月の定例会で、あの教科書、前回の場合には67カ所間違っていると、明らかに。これは歴史学会から指摘されていたわけですが、それがどうなっているかという点。その点、高橋教育長にお伺いしましたら、高橋教育長もじっくりそこを調べたというのです。私はそれやるだけで半日かかっているのです、あれは。高橋教育長がおっしゃいました67カ所については、ほとんど今回は削除されているのだと。全くそのとおりで、正しければそのまま残すのだろうと思いますが、そこは全部削除されているということなのです。ですから、そういうことを点検するだけでも大変な時間が要します。ですから、こういう時期には教育長は特別そちらに専念できるような配慮などがあってしかるべきではないかというふうに私は思うのです。それは教育長に求めても答弁はできないと思いますが、それは町長の責任になるのでしょうか。それはまた分離しているわけですし、そういう心配を私はしているのです。それが一つ。私は今回そうやって時間をかけてじっくり見ましたけれども、見た途端にあっと驚きました。この扶桑社の教科書は、近現代について厳しい御批判があるわけですけれども、私は最初から読んでいきまして、第1章、これは原始古代ですね。そして、その第1節、日本のあけぼの、こうなっているのです。そして、日本人はどこから来たかと、こうなっているのです。最初ですよ。最初の部分。そこに、日本列島に最初にやってきたのはシベリアの地でマンモスなど大型の草食動物をとらえ食料にして暮らしていた人々が、その大型動物を追いながら日本列島にたどり着いたと、こういう表現になっているのです。こんなの、歴史についてちょっとでも感じがあったり、ちょっと学んだ者は、間違いだというのはもうはっきりしているのですよ。マンモスが最初ではないのです。特に、十勝の場合、先生方は忠類のナウマン象の骨が発掘されたということはだれでも知っておるわけですから、それは子供たちに教えるのです。ナウマン象ですね。ナウマン象が最初に来ているのです。ナウマン象。これは、マンモスは北方系ですね。ナウマン象は南方系ですね。これが大陸と日本列島がつながっていた時期に渡ってきたと。これは、ナウマン象が最初に日本列島に渡り、それを追いかけてやってきたと、このことがわかっていないという、これは驚きです。こんなことをずっと言えば、1時間あっても2時間あっても足りませんから、あとはこれだけにしておきます。そういったことをしっかり見るというためには、相当時間が必要だということを言いたいのです。ですから、そういう必要性はなかったのかなと。その点、個人的な立場で率直な意見をお聞かせ願いたい。以上です。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

坂本議員は歴史・社会が専門でございますから、私はとてもあれでございますけれども、いずれにしても、教科書そのものは文部省の検定を合格している教科書でございますから、その中から選定をするということでございまして、中身についていろいろ御意見なり考え方の違いはそれぞれお持ちでしょうけれども、いずれにしても我々としては文部省の検定を合格して、それから使ってもよろしいと、この中から選んでもよろしいという教科書を選定しているわけでございまして、その点につきましては御理解をいただきたいなと思います。ただ、いろいろその教科書を選定するに当たって、本当は相当な時間をかけて中身をあれしなければならないのですけれども、一通りは見たつもりでいます。ただ、特に今回世論の大きかった歴史教科書につきましては、それなりに時間をかけて私も見させていただきましたけれども、私も、ある教育長とはちょっと手分けをさせてもらいまして、私はこの教科書をちょっと重点的に見るけれども、この教科書はちょっとあなたの方で重点的に見てもらえないかというようなことも個人的にやりながらやってきたつもりでございます。いずれにしましても、今回は歴史教科書に随分時間をとられたことは事実でございますけれども、選定の時期だけでなくて、平常時から教科書をもう少し目を通しておく必要があるのだろうなというふうに、そのことを十分認識したということでございますので、そのようなことで心がけてまいりたいというふうに考えております。

再質問 9番 坂本武三

次に、第2の問題。宝来保育園の改修・増築と民営化の問題に移ります。先ほど改築の進捗状況と、それから工事と保育活動並行しているので、安全の面どうなっているかという点について答弁がありました。相当配慮しながらやっているということがわかります。そこで、安全に気をつけているのですが、問題点は、朝、それから夕、登園、それから退園の時期、車で送り迎えをしておりますが、今西側の玄関を使っております。これは東側を使っていたのが工事のために西側を使うようになりましたが、本来は西側が正規の玄関です。しかし、東側になったのは、安全の面を考えて東側に変えたわけです。それが、今西側を使っているのですが、交通量が非常に激しい。特に大型。ですから、園の駐車場に入るのに、右折、左折するのが大変困難なのです。その点で、今、職員の皆さんはセイコーマートの南側の空き地を駐車場に使っております。そこで、父母の皆さんは、そこを父母の送り迎えのときに使えるようにしてもらえないかという、こういう要望があるのです。そっちの方が安全なのです。だから、職員の皆さんはすっと入って、そのまま移動しませんから、そういうふうにしてもらった方がありがたいと。こういうことなので、その辺是非、今すぐ検討できるかどうか、答弁できなければ、何としても検討していただきたいということです。特に西側の玄関は、これは狭い。門柱の間が約2.5メーター。しっかりした門柱がありまして、それはいいのですが、狭いのです。そしてUターンをするのも大変。こういう状況ですので、その点について答弁をお願いします。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

御質問いただきました門柱の件でございますが、西側が正面入り口ということでございまして、フェンスを改めて改修したときに、あのような形にしたところでございます。それで、その門の広さと、それから車道から敷地に入ってくる縁石の切り込みというのですか、その部分との間隔を考慮しまして、同じ幅でという考え方で門の広さを決定したというようなことでございます。ですから、2メーター50ということでございますけれども、これを仮に1メーター50も延ばすとなれば、その部分の道路の方の出入りの縁石の部分の補修も伴ってくるのかなというようなこともございまして、今すぐちょっと御返事はできませんけれども、その方がいいのかどうか、今現在の方がいいのか。今お話しございましたように、交通量が激しい状況にありますから、なるべく注意して入っていただくということで進めさせていただいたのがいいのか、ちょっと、私どもとしては今現在の方が、かえってちょっと不便かなとは思いますけれども、仮に自由にここを出入りするということよりも、今度、今まで工事前は裏手の方の東側が駐車場になってましたので、そちらの方は改良させていただきますので、そちらがメーンになりますので、そちらの方の改良が済めば、ある程度、今現在よりもよくなるのではないかと、こんなふうに考えておりますので、御理解いただきたいなと、このように思っております。

再質問 9番 坂本武三

二つの問題があるのです。ただ、当面の安全を考えて、今の職員の皆さんはセイコーマートの南側を駐車場に借りて、そして使っているのです。そこを入れ替えて父母の皆さんに使ってもらって、職員の皆さんは今の駐車場。これができないかという当面の問題です。当面の問題。それできないかということが1点ですよ。それから、もう一つは、これから工事が完了した後どうなるかという問題です。それで、今東側を駐車場に使って出入りをする。送り迎え、そこを使ってやっているのですが、その点、完了したら東側を使うということになりますか。西側に戻りますか。その点、それによって相当の考え方変わってくるのです。西側は極めて安全性に欠けると、危険だと。だから東側に移ったのですから、使うようになったのですから、その点答弁お願いします。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

当面の安全対策ということでございますが、現在、御指摘ございますようにセイコーマートさんの御厚意によりまして使わせていただいているということでございます。それで、これにつきましては、私どもの方もちょっと想定してなかったのですが、職員だけが使うというような状況になってございまして、非常に父兄の方に対する配慮が足りなかったなというふうに思っておりまして、町の公共用地の駐車場、宝来の福祉館の駐車場を使うようにということで、当初職員に話をしてございました。ですから、そのような形で戻すようなことで考えていきたいなと、こんなふうに思っております。それと、父兄の方々にセイコーマートの方の土地を今厚意で借りているというようなことで、全く契約とか何かはしておりません。そして、町の駐車場として今管理を、適切な管理という形ではしておりませんので、仮に町が私有地をお借りして父兄の方々の臨時駐車場ということになれば、きちんとした契約をし、そしてまた管理もきちんとしていくということが大切になってくると思っております。そのようなことで、この工事期間中でございますけれども、できればそういう措置ではなくて、町の公共用地の中での駐車場がございますので、そちらで駐車をお願いするというような形に、当初の考え方で進めさせていただきたいなというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。それから、もう一点、駐車場の関係でありますけれども、東側の駐車場は裏手の駐車場ということでございますので、そこは従来から父兄の方々に利用していただいている駐車場でございます。そこは、門が今まで狭かったということで、今工事でちょっと使えませんけれども、完了しましたら従来の形に戻りまして、東側の駐車場を父兄の方に駐車していただくという形にしてございますので、そのようなことで御理解いただきたいと思います。

再質問 9番 坂本武三

二つあると言いました。その後半の部分はわかりました。前半の、今、セイコーマートの南側を駐車場に職員の皆さんは自主的に借りて、そして使っているわけです。それをもとに戻すと。宝来福祉館のところの駐車場に戻すと。しかし、これは職員の皆さんが自主的にですよ、これは駐車料金は町が負担しているわけではないですよね。厚意だといっても駐車料金は払わなければならないのですから、それをもとに戻すといったら、これは職員の皆さん納得しませんですよ、それは。何も、今の西側の駐車場を職員の皆さんに使ってもらって、そして父母の皆さんがそこのところを使うと、本当に安心してそこで子供を、園児をおろして、そしてすぐ連れて行けると、こういう仕掛けになるのですよ。そうはできませんか。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

先ほどもお答えさせていただきましたが、今、正面玄関の方の駐車場を職員にし、今職員がお借りしている民間の私有地の土地を父兄の方が使えないかと、こういうようなお話でございますね。それで、これにつきましては先ほどもお答えさせていただきましたが、町が、父兄の方が利用する臨時駐車場となれば、きちんとした正式な契約をさせていただいて、そしてきちんと管理するというようなことが必要になってくるということでございます。そのようなことでございますが、交通機関のことにつきましては、当初、福祉館の駐車場を利用していただくというようなことで進めさせていただいておりますし、そういった駐車場がございますので、そのようなことで進めさせていただきたいなと。職員につきましては、ちょっとセイコーマートさんの厚意で全く契約なしでお借りしたというようなことにつきましては、ちょっと父兄の方々への配慮が足りなかったということで、これにつきましては改めるべきでないかなと、こんなふうに考えたところでございます。

再質問 9番 坂本武三

父母に配慮欠けたというのですけれども、父母の要求はあそこを使わせてほしいと、入れ替えてほしいというのが要求なのです。だから、そういう父母に配慮するのであれば、そういう要求をちゃんと満たしてあげてほしいと思うのです。いろいろな契約していないとか何とかというなら、きちっとやっていただければいいのではないですか、これは。してほしいと思います。これができなかったら、父母の要求としてあそこの交通量を制限するために、時間を区切って大型の車は入れないように交通規制してほしい、そこまで言っているのです。私も何回は見ておりますけれども、本当に苦労しているのです。ですから、その辺きちっと検討していただけませんか。以上です。休憩(午前11時09分)

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

大変時間をとりまして、大変申しわけございません。臨時駐車場の件につきましては、育成会並びに地主さんとも協議をさせていただきたいと、このように考えておりますので御理解いただきたいと思います。

再質問 9番 坂本武三

了解をいたします。次、時間の関係で少し急ぎたいと思います。2点目。具体的な要望が出ている点については、前向きにきちっと対応してくれるものというふうに理解をいたします。ただ、4点目のところ、増築によって屋外遊戯場、グラウンド等が狭くなると、それで支障がないのかという点について、これは国の基準がございます。厚労省から基準が示されておりまして、狭くございませんという答弁でした、それをクリアしているのだろうというふうに思います。そういう点で問題はないという答弁ですが、実際見ていて、西側は大変窮屈だというふうに地域の皆さんも言っております。ですから、増改築するのであれば、別なところに移転した方がいいのでないかという、こういう意見が地域ではたくさん出ておりまして、しかし、実際にクリアしているというのであれば、せめてあの角、これは民家がありまして、そこのところだけでもちょっと移転してもらえないかと、こういう要求もございます。これは今すぐ、財政の問題もございますし、これは大変なことだと思いますが、しかし、それは検討だけはしていただきたいということを要求しておきます。それから、保育園の民営化についてですけれども、答弁ございました。具体的に説明してほしいという質問なのです。これは3月の定例会で佐藤英議員が町長と議論をしているわけです。佐藤議員は、民営化では反対ではないのだけれども、しかし、何か公の方が白旗を上げているような感じだという質問していますよね。そういう議論を踏まえたからには、今度の地域説明会などの資料を見ますというと、もう少しそこら辺が形になってあらわれないかなと思ったら、依然として同じことをやはり述べているわけです。これは音更広報にもそのエキスが出ているわけです。だから、もう少し、民営化したら質的に向上し、サービスも向上すると。そうしたら具体的に何なのだと、こういう質問なのです、私は。再度その点質問をいたします。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

民営化の考え方でございます。少子化社会が進展するというようなことで、児童に対する施策が充実されてございます。仕事と子育て両立できる保育環境の充実、子育て対策など、このほか多様な保育サービスというようなことでございます。現在、保育環境といたしまして、0歳・1歳児の保育、それから延長保育など実施してございます。この0歳・1歳児の保育につきましては、平成16年には緑陽台、それから、この宝来保育園で平成18年からというようなことで、さらに充実をしていきたいというようなことでございます。また、子育ての支援対策といたしましては、柳町で支援センターの設置をいたしまして、今年から地域移動子育て支援センターというようなことで、町内を巡回するというような形にしてございます。また、本年からは子育てサポート事業というようなことも行っているわけでございまして、そういった中で、民営化に伴いますいろいろな子育て支援対策などを充実するというようなことで努めてまいっているというふうに思います。そのようなことで、サービスの質的向上というようなことでございますけれども、これにつきましては、通常の保育の中でのことでありますけれども、工作だとか体育遊び、リズム遊び、社会見学、絵本、楽器、それから、そのほかに世代間の交流だとか、そういったもののいろいろな取り組みを押し進めているところでございます。また、公と民の間には、民におきましては、はだし保育だとか、畑づくりだとか、また英語とか習字だとかというようなこともいろいろ取り組んでおられます。そういったことでサービスの質的な向上がそれぞれ図ってきているというふうに思っているところでございます。そのような中で、今後、民間活力の導入によりまして保育業務と保育園の活性化をさらに進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。そのような考え方で、保育の多様なニーズ、それから子育て支援対策、いろいろなことを進めてまいりたいなというふうに思っております。親のニーズの多様なところでは、保育に対しまして、もっと外に出してほしいとか、それから動物を飼えないかとか、それからプールに連れていってほしいとかというような、そういうような要望もあるわけでございます。そういった中で、いろいろな民が行います保育サービス、そして公が行います保育サービス、いろいろなサービスがあって、それぞれ選択できるような充実したものにしていきたいなというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

再質問 9番 坂本武三

よくわかりません。私の質問に対して期待するような答弁になっていないのです。今言ったことは当然やらなければいけないし、やってほしいと思います。ただ、民にした場合、公よりも民の方が質的にサービスが向上するのだと、これがわからないのです。それを具体的に説明してくださいというのが私の質問なのです。いろいろな、例えばやはり今度の木野南保育園の場合だったら、いろいろなメニューを、公ではないようなメニューをやっていますよ。それも評価されていますよ。しかし、それは保育教育の枝葉なのです、枝葉。父母たちの就業形態が変わってきています。ですから、それにこたえるような保育をどうするか。その中の一つとして休日保育ありますね。そういうニーズにこたえると同時に、保育園の保育士の皆さん、園長さんを初め、何を目的にしてやはり保育活動をするのかという、ここですよ。ここを私は公も民もないと思うのです。人格の完成を目指して、そして子供たちの個性を、潜在的な個性をどう引き伸ばしていくのか、小学校につながる段階で。そのためには、やはり保育士の指導力、コミュニケーションの技術、こういうものが向上する、させるということがやはり基本です。そのために何をやるか。これを求められていると思うのです。ですから、私は、道外で、保育園で鼓笛隊を指導してすばらしい成果上げているところあるのです。しかし、それに対して、保育教育の中でそれが本当にいいのかという批判あるのです。もっともっと大事なことがあるのではないかという批判があるのです。これはここの音更の保育の中身を見ますと、元気にあいさつできるようにしましょう、健康な体をつくりましょう、思いやりのある子供になりましょうと、こういう保育の目標を掲げてやっているわけです。これは極めて大事なことで、これが基本です。それをいかに実践して成果を上げるかというのが、保育の大事な問題ではないでしょうか。だから、そういう点で私は、公も民もない。本当にその点で協力し合ってやってほしいと、こう考えているわけです。ところが、何か公よりも民の方がすごい質的な向上が図られるのだと言うから、それはおかしいのではないの、こう質問しているわけです。もし、それについて見解あれば出してほしい。以上です。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

この問題については何回か御質問をいただき、答弁をさせていただいております。また、音更町の考え方、私といたしましては、前からお話ししておりますように、今は行政改革ということを進めていかなければならない。ただ、経済リスクだけを下げればいいというものだけではなくして、先ほどから申し上げているように、やはり質ともに向上しなければならない、そういうことを二面的な考え方で進めていかなければならないというふうに思っております。また、私も、この行革を取り組むに当たって全てが一挙にとは思っておりませんけれども、前から申し上げておりますように、大きくは一つの三大改革をやろう。ターミナル、診療所、保育所、この三つを大きな柱としてこれから取り組んでいかなければならないだろうというふうに思っております。即、こういう一つの保育業務といえども、一つの教育活動みたいなものでございますから、なかなか民に行ったからといって、一朝一夕に効果が、明日にも来年にもあらわれるというものでは私はないと思います。ただ、概念的に、今まで行政が展開していた一つの条例だ、法律だというようなことで町としてやろうとした場合に、全体的にやはり同一的に取り扱っていかなければならないのが保育運営だということになるのかなと。ただ、民間の場合に、何といいましても、それが園長が、あるいはその保育所が一つの運営補方針を出せば、今日考えたことが明日にそういうふうにして公と民との違いというものがございます。何か私どもも一つを進めていくということになりますと、それぞれ常設保育所なり、あるいはへき地保育所なり、そういうものがあるわけでありますけれども、何か一つをやろうとすれば、全て全体につながるもの、こういうところに悠長さといいますか、思うようになかなか改革ができていかない、そういうこともございます。また、財政的な面を考えれば、正直申し上げて、やはり長く勤めれば歳もいくわけでございます。そういう点からいたしますと、非常に公がやっていくということになりますと、一定の幅で給料も上がっていく。そうすると一保育料というのは、ある程度所得によって決められていく。そういう中で、だけれども賃金だけが上がっていく。こういうようなところに一つの保育業務が、国の措置費で来る割合に町の負担をするというのが、非常に高うございます。ですけれども、やはり職員の処遇という問題がありますから、高くなったからやめていただくというわけにもいきません。やはり一般職と同じような扱いをしていくということになりますと、例えばの話でございますけれども、そういう人件費がほとんどで、国の措置費を上回ってしまうというのが現状でございます。ですから、先ほどから議員もおっしゃるように、手に取るように公と民との違いというようなことは、概念的には御理解はいただけるのかなと思いますけれども、今正直申し上げて、木野南、あるいはその先輩格が音更の西保育園、こういうのを非常にやっておられます。非常に家族的な保育業務といいますか、そういう面で、そのときには職員というよりも一つの家族の一員として、今日勤務が遅れるから1時間延長してお願いしますよとか、そういうことがお互いの個々の一つの話し合いの中で成立し、即実施ができる。これはなかなか公でやった場合、6時までになっていますから、それ以上預かって、もし事故でも起きたら、条例上、何だそれは保育時間外だと、こういうようなことで、何か一つの規制規制というものだけに追われてしまって、なかなかその辺の対応というのが迅速にいかない。そういう歯がゆさもございます。そういう点では、今後の一つの保育業務の考え方ということでございますけれども、とりあえず民設というようなことで3カ所これで決めようという中で、公と民との比較論は当然出てまいりますし、またいいところは民に学ばなければならないという点も出てきましょうし、そういうようなことで、私は今すぐ一挙に、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、全てこれ一挙にやるというわけには、中にやはり職員というものもおりますから、その処遇というものを考えながら、もし将来的に減らしていくというようなことになるのか、あるいは少子化というようなことで、どんどん子供さんが減っていった場合、あるいは建物も改築年度が来た場合、こういうことを総合的に判断をしながら、将来的に今少しこの3カ所を民の一つの形として行い、それを検証しながら、いいものは公といえどもそれをまねていくというようなことで、その辺はやはり公と民との違いというのは当然出てくるだろうと思いますし、また私どももそのことを大きく期待もしておりますし、また、今そういう民営化した中でも余り経営内容、指導内容、そういったものに批判的なものもございませんし、先ほど議員もおっしゃったように、やはり新しい一つの教育作用といいますか、保育活動というのが展開されて、非常に好評でもあるというようなことで、余り批判的なことは私どもの方にまだ聞こえてきていないというようなことで、そのことが一つの形として徐々に徐々にあらわれてくるのではないかなと。そういう期待もし、また今3カ所になろうとしているものも十分検証しながら、いいものはやはり民に学びながらやっていかなければならない、そういうふうに思っているところでもございます。ターミナルもおかげさんで、やはり民の力といいますか、そういうようなことで、何とか赤字にならないような、1年間の決算が出たというふうにも聞いているところもございます。そういうようなことを考えましても、やはり民の力といいますか、これは公にないものだと思いますし、それを言いますと、公もやはり民に見習え、民ができて公にできないことはないではないかと、こういうようなまた言い方も、また考え方もできるのかなと思いますが、これは一つの宿命的といいますか、決して甘いといえば甘いというふうに解されるかもしれませんけれども、やはり今申し上げたようなことで、私はやはりある程度一挙にとは言えませんけれども、この3大改革の一つに保育所を取り上げて、そしてこれからの行政判断の中でこれから具体的に考えてもいかなければならない。特に少子化というようなことになれば、単にこの保育所、あるいは学童保育所、あるいは将来的には、やはり小学校の児童数、生徒数、中学校の生徒数というようなことも絡んでまいりますから、単にこれは保育所だけではなくして、少子化ということが現実の問題として、あるいは人口全体が今冷え込んでくる、こういうものを考えながらやはり保育業務といえども考えていかなければならないのかなと、そのように思っておりますので、御理解をいただければなと、このように存じます。

再質問 9番 坂本武三

時間がありませんので、最後、要望意見として休日保育、これを前向きに検討していただきたい。先ほども答弁の中に次世代育生支援対策行動計画、これでアンケート調査などをして、ニーズをちゃんと調べているのですね。確かに人数は少ないです。全町的にあれして要求は8名でした、これに出ているのは。しかし、私は父母からそういう要求を直接受けておりまして、その要求というのは地域に相当あるのですよと、こういうことなのです。ですから、要求をしっかり調査して、本当にあるのかどうかを確かめながら、あるとすれば前向きに検討していただきたい。以上です。

出典:音更町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月16日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる