音更町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月15日
鈴蘭公園内の道路整備について
2005年9月15日、音更町議会の一般質問で、佐藤英議員が「鈴蘭公園内の道路整備について」質問し、町長 山口武敏、建設部長 安藤正和が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤英 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、建設部長 安藤正和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 23番 佐藤英
おはようございます。鈴蘭公園内の道路整備について、一括方式で一般質問をいたします。町民の願いでありました宝来地区と木野市街とを結ぶ宝来大橋の全線供用が間近に迫り、あわせて宝来大橋から西進する道路と国道241号線との交差点改良も現在進められています。平成22年度までに整備をするとされておりました鈴蘭大橋から宝来大橋を結ぶ交通ネットワークの構築が進みつつあります。鈴蘭公園通は民間による土地区画整理事業と時期・該当区間をあわせて、平成16年度に一部整備、着手され、残すは鈴蘭軽スポーツセンター近辺地先から北進し、北4線との交差点を経て西進する区間と、鈴蘭公園を貫き、国道241号線までの登坂路の区画を残すのみとなっております。私は今回、この鈴蘭公園通の未整備区間のうち公園内を貫く道路整備について質問をいたしたいと思います。鈴蘭公園通は街路整備事業であり、都市計画決定の際に交通量等を勘案し、補助基準の標準幅員、すなわち一定の企画が決められていることは承知しています。ちなみに、この区間の道路幅員は路側帯、植樹帯、歩道などを合わせて22メートルとされています。しかし、鈴蘭公園内は町内でもめっきりと少なくなった柏の大木が林立し、本町のいにしえの姿を彷彿させる最高の環境であります。現在、この区間は道路の両側に立つ柏の葉が生い茂り、さながら緑のトンネルになり、癒しの空間となっています。前述の標準幅員の採用となれば、拡幅改良のために多くの大木を切り倒してしまうこととなり、緑のトンネルは失われることとなるでしょう。一度切ってしまうと、仮に原状復帰をさせるとなれば、気の遠くなるような年月が必要となってしまうものと懸念を抱いています。できることなら、これらの木々を最大限切ることなく、風情を維持できないものかと考えるのですが、いかがでしょうか。まず、この区間の整備着手の時期や完工までのスケジュールについて、改めてお示しいただきたい。さらに、この区間の整理手法や線形をどのように考えておられるのか、お示しをいただきたい。以上であります。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
鈴蘭公園内の道路整備についての御質問にお答えをさせていただきます。初めに、スケジュールについて申し上げます。御質問の鈴蘭公園内を通過する鈴蘭公園通街路につきましては、国道241号を起点とし、主要道道帯広新得線に接続いたします総延長1,650メートルで、標準箇所の幅員は、車道11メートル、片側1車線、歩道5.5メートル、両サイドの幅員構成をもって、平成12年3月31日に都市計画道路として都市計画決定をいたしております。当該路線は、国道の東側で整備を進めています宝来南通の街路とあわせ、十勝川温泉や道立十勝エコロジーパーク、また池田町方面から新得町方面、あるいは帯広駅へ通じるルートとして、さらには北海道横断自動車道音更・帯広インターチェンジへアクセスする国道、道道を補完し、現在混雑している木野市街国道の交通緩和を図る市街地内の幹線道路網と位置づけられております。総延長のうち、終点側761メートルについては、既に組合施行によるすずらん台土地区画整理事業により整備され、平成16年9月30日に供用開始がされており、残る国道から土地区画整理事業区域界までの889メートル区間については、平成15年度街路事業の事業認可手続きを行い、平成21年度までの7カ年間の予定で整備事業に着手したところであります。また、平成17年度宝来南通街路の全線供用開始にあわせ、国道交差点接続を同時に施行しなければならないことから、平成16年度は町が国道から現道までのおおむね100メートルの事業用地を買収してきましたが、平成17年4月に道道上士幌・士幌・音更線として道道に昇格となりましたので、建設工事は道事業で実施される運びとなったところであります。現在、鈴蘭公園の通過する区間については、擁壁工事や大切り盛り土工事などを含め、どのような工法、行程で進めるべきかを事業主体の帯広土木現業所において検討しているところであります。次に、路線整備手法及び線形の考え方について申し上げます。当該路線は、御指摘のとおり木々に覆われた鈴蘭公園内を通過することから、路線線形決定に当たりましては、公園の機能を損なわないよう、公園区域の河岸段丘側に寄せ、さらに十勝川河川区域を侵さないなどの制約の中で、現道部分を可能な限り生かしながら支障木の伐採を最小となるよう検討を行っているところであります。今まで本町における都市計画街路などの都市施設の整備については、法に基づく都市計画決定や補助事業採択などの要件により、一定の企画に基づいた中で整備してきたところであります。しかし、近年自然環境保全の観点から、道路断面構造の弾力的な整備が進められてきておりますので、当該路線についても今後広く住民の意向を聞きながら、道路断面構造などの変更が可能なのかも含め、できる限り樹木を残す考えで関係機関と協議を重ねてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、この鈴蘭公園は公園としての造成前から多くの方々による植栽、植林が行われ、現在の樹林ができたものであります。町としては、今後も地域住民との連携のもと、新たな植樹など、自然環境に配慮した取り組みを行い、緑多い公園として維持、整備してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
質問 23番 佐藤英
ただいまの答弁で示された街路事業の基本といいますか、北海道の協議の進展の内容についても、私なりに理解をしているところであります。私は、この区間の道路整備が遅れることですとか、殊さら自然保護のみを大声で発して、道路不要論、こういったものを唱えるものでは決してありません。どうせ整備するのであれば、机上の理屈ですとか、それからお役所の常識といいますか、そういったものに縛られてしまって、そういうものだけでとらわれてしまって、周辺住民の希望とするものと少し離れてしまったり、それから交通安全上は十分考えなくてはいけないけれども、むだ、不要、余計なもの、こういったものが工事されてしまって、せっかくの道路が台無しになってしまうと。こういうふうにならないようにしていただきたいという趣旨で質問をさせていただいております。近年の環境に対する世論の高まりもございますので、そういった癒しの空間なども含めて、俯瞰でとらえたような発想で道路整備ができないものかなと、こういった協議をしていただけないかなという観点で、具体的に事例を示しながら再質問をさせていただきたいと思います。まず、第1点でありますけれども、路側帯であります。路側帯につきましては、車が急停車する事由があってのことであると私は認識しています。沿線商店には住宅地が張りついている区間であれば、相応の路側帯の幅員というのが必要であるという理屈はわかるのでありますけれども、当該区間には公園を利用する駐車場がきちんと整備されております。いわば駐停車する必然性に乏しい区間でありますので、路側帯につきましては標準幅員を採用しなくても、私は構わないのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。第2点目、植樹帯であります。植樹帯は車道と歩道の間に緩衝区域を設けるために設置するものでありまして、なおかつ緑を植樹することによって潤いの乏しい都市空間にアクセントをつけるものだと理解をしています。しかし、この区間にはわざわざ植栽をするまでもなく緑が豊富でありまして、仮に現在の車道と歩道を分離工事することを採用しますと、植樹帯に該当する幅員につきましては、いまある木々を活用することができまして、新たに植樹帯を設けて工事をするよりも、安価で工事が行われることになるのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。第3点目、ただいま植樹帯に関する質問でも触れましたけれども、車道の線形と歩道の線形を必ずしも一致させなくてもよいのではないかと思います。いかがでしょうか。これによりまして、歩道整備に伴って、車道線形にあわせた歩道を整備することになりますと、伐採する木々が出てまいりますけれども、線形を別にすることによって幾本かでも木々を伐採することができないで、かわしていくことができるのではないかというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。なお、私がこの役場に来るまでの間、よく利用する道路の一つに基線道路というのがあります。ちょうど文化センター周辺を見ますと、必ずしも車道の線形と歩道の線形と一致しているという状況にはないのであります。人工的に造ったああいう道路については可能であって、せっかく自然に恵まれて、これから造るという道路については線形を同一にしなければいけないという理屈は、私はどうも通らないのではないかなというふうに思っておりますので、この線形を別にする方法はとれないのかどうかについても、御見解をお示しをいただきたいと思います。さらに、計画している歩道の幅員につきましては、4メートルということを伺っております。これも、この区間内、4メートルの幅で、しかもアスファルト舗装で整理する必要というのは絶対なのかどうなのか。園路と一体化した、いわば遊歩道的な整備手法をとったらおもしろいのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。第4点目、交通量を考えたときに、一定の車道幅員というのは必要だと私は理解をします。しかし、沿線に商店や住宅が張りついているわけではない、この区間でありますから、歩道についてはこれは片歩道で、片側歩道でよいのではないかというふうに思います。それに伴う雨水処理についても片側でよいのではないかというふうに思いますけれども、この辺の御見解についてもお示しをいただきたいと思います。ただいま申し上げました4点についてでありますけれども、柔軟な発想と思い切った行動により、相当数の木々を伐採することなく、安価かつユニークな道路が整備されさることになるのではないかと思っております。今、私が提案をしたことが可能なのかどうなのか、この地に実際に住む周辺住民、そしてまた樹木に詳しい方、土木工事に詳しい方、こういった方々を交えて余り大人数では収拾もつかなくなるでしょうから、ごくごく少数で構いませんので、懇話会的なものを設置して、こういう整備手法が可能なのかどうなのか、そしてまたそれが望めるのかどうなのか探ってみることもどうかなと思っているのですが、あわせてこの懇話会の設置なるものどのようにお考えなのか、お示しをいただきたいと思います。いずれにしましても、今私が申し上げたことは、北海道との協議が大前提でありますし、地形によりまして道路がフレキシブルに変更して構わないということは、都市計画法からいっても、なかなか整合性を問われることになりますから難しいと、困難であるというのは私も十分承知はしております。さらに、今述べた、例えば木を切らないように歩道の面を公園内にずらすというふうな工法をとったときに、鈴蘭公園は都市計画公園でありますから、都市計画公園の面積を減少するということになりかねませんので、この辺の整合性も難しいな。よほどの理由がない限り、なかなか決定に至るのかなというふうに懸念をしております。さらに、答弁の中にありましたように、道道として整備をしていただくということで、町としましては一定の青写真をつくってお示しをしたと。道の側にお示しをしたという経緯がありますから、今さら町側からこうしてほしい、ああしてほしいということは言いにくいのかもしれません。私もそれは察しております。しかし、北海道が唱えるテーマというのは、試される大地というテーマがございます。全国的な、画一的な手法、それから発想というもので物事を進めていっては、私はとてもトップランナーとしては走っていけないというように思っておりますし、また地方分権ですとか道州制に果敢に挑戦すると言っている北海道ですから、恐らくユニークな発想で、しかも住民の方々の中から可能であればどうだろうかという提案があったときには、私は果敢に北海道は誰もやったことない、そしてまた考えたこともない、全国初の音更町発信の道路がここにあるということについて、私は挑戦してくれるのではないかと大きな期待をしております。しかし、それも音更町の心意気一つでありまして、町の気持ちが熱い息吹が感じられなければ、これもまた届かないわけであります。バッターボックスに立って剛速球を投げる投手がいるからということでおびえてしまって、ただ縮み、すくみ上がって、構えて立っているだけでは野球にならないと思います。ここはひとつ目をつぶってでもバットを一振してみる気はありませんか。大ホームランなどと期待はしていません。内野手の頭をライナーで抜けるヒットぐらい打てないかなというふうに期待を申し上げまして、再質問とさせていただきます。以上です。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
具体的にいろいろ提言を4点ほどいただきました。一定の考え方については、先度答弁をさせていただきました。議員がおっしゃるように、今道路行政あるいは河川行政、相当国なり道なりの物の考え方、発想が変わってまいりました。むしろ、道路をつけるために、それに邪魔になるものは全部今までは立木を切り倒した。逆にこれからの時代というのは、むしろ道路が避けて通る、こういう河川についても道路についても、そういうことをやはり大前提にしながら緑と自然、これをやはり守る。こういうことが基本原則にもございますし、今までにも河川などといいますと50センチ以上のものの高い工作物は一切だめだと。しかし、後で育つものはいい。後で伸びていい、今だめだという、こういうことにはございませんし、今それぞれ河畔林あたりも多く残されてきている。こういうような実態でございます。道の方にも具体的に土木の建設部長とも私も直接会っています。非常に緑に、自然に関心のある方でございまして、その方から直接帯広土現の所長さんに木1本なりとも切るな。そのぐらいの精神でやれと。特に、私も建設部長と実は2週間ほど前、帯広へ行った帰り、具体的にあの公園をつぶさに見てまいりました。今、議員おっしゃるように、およそ50年から100年、今育ち盛りの柏の木がやはり、どうしてもやむなく何本かは切らざるを得ない。こういうような状態も出てくるのかもしれませんけれども、今土現から投げかけられておりますことは、道道昇格というようなことで一定の基準に基づいて、先ほど議員がおっしゃったように、こういうような道路をぜひここに必要だと。これは交通緩和策というようなことでございますけれども、改めて一たん道道になった以上は、町としてどういう希望、要望があるのか、そしてできれば地域の皆さん方の知恵も入れながら、意見も入れながら、ぜひ具体的に提案をしてほしい。そういうふうに言われております。ですから、私どもといたしましては、単なる今までの一定の基準、規格に従った道路造成をただすればいい、そういうものではない。議員がおっしゃるように、1本なりとも木を残すためにはどうしたらいいのかと、そういうようなことを考えながら、たとえ大きくても、根回しさえ大きくしてやれば、ある程度近く引っ張って移植することも可能ではないか。あるいは勾配、一般的には4%と言われておりますけれども、この勾配も1%高くすることによってといいますか、道路構造上は最低でも北海道の場合は、最高といいますか、6%勾配を超えてはならないというのが一応の技術的な考え方でございますけれども、それが今4%であれば、それが5%にした場合にどれだけの木が残るか。こういうこともあわせ持って検討する必要があるだろうし、また今確かに交通安全上というようなことになれば、当然道路幅に、両サイドに歩道をと、こういうことになるわけでありますけれども、場合によっては片側歩道はどうなのだろう。この辺も、それも単なる技術的なことだけではない、交通安全上のことだけではなくして、やはり緑を残すという前提で考えた場合、その辺がどうだというようなこともございます。今、町の方でも考えておりますことは、あそこのすずらん台の公園造成するときにもワークショップを開いて、そして地域の皆さん方のできるだけ声を尊重して公園をつくったという経緯もございます。この道路についても議員から具体的な四つの提案というのもございますし、それから地元の方々とのそういう懇話会的なもの、確かに余り多くなりますといろいろな意見が出過ぎて、焦点がぼけてしまいますので、ある程度人数は絞り込んで、連合会あたりの役員さんなり、またそういう地域の中に関心のある方々も入れて、ぜひこれらのある程度遊び心といいますか、そういう公園内を通る街路事業でございますかから、そういういまだかつてないようなものも、これは事業費の割合というようなこともございますから、一様にいかないかもしれせんけれども、今この機会を逃してしまったら、具体的に図面ができてしまえば、そのまま施行されてしまうということになりますので、できるだけこれも早いうちにぜひワークショップを開いてというような考え方も持っておりますので、それらとリンクをさせながら取り組んでいきたいなと、そのように思います。あと、1から4番目ありますけれども、ちょっと技術的なことについては私も疎いわけでございますので、建設部長の方からどの程度可能なのか、その辺のことも含めて答弁をさせていただきます。
答弁 建設部長 安藤正和(建設部長は2005年9月まで)
1点目から4点目までですが、この1点目から4点目までにつきましては、道路断面構造ということで、非常に一体化しているお話だと思っております。まず、1点目の路側帯であります。これにつきましても、現状の中では歩道があそこは22メーターの中では5メーターの現在11メーター、それから車道が11メーター、その中に路側帯を設けるというような構造で現在計画決定をいたしていただいております。それで、この路側帯ですが、車道部分の11メーターの中にいわゆる駐車等も可能なということで、現在国道の東側からと同じような断面で進められているのが現状であります。今、議員の方からこの路側帯、それから2点目の植樹帯、これは同一構造と現在なっておりますが、この辺につきましても可能な限り見出すために道の方とも、また帯広土現とも鋭意努力してまいりたいと、そのような協議をしていきたいというふうには考えております。ただ、現在計画決定のまず基本的になっておりますのは、一度計画決定を打たせていただいていると、そのようなことがありますが、先ほど議員の方からお話しもありました中では、ホームランといかなくてもヒットぐらい打てるぐらい努力せよと、そのようなお話もありましたので、その辺につきましては、なるべくヒットが打てるような形を、相手のいることですが、努力をしてまいりたいと、このように思っております。それから、3点目であります。3点目、4点目、これは関連がありますので、いわゆる車道、歩道は異なってもというのと同時に、片側歩道ではどうかと、このような考え方につきましても、先ほど町長の答弁にもありましたが、土現さんの方でもその辺につきましても片側歩道、もしくは雨水の位置、こういうものを構造として全体的な見方の中で協議の場を北海道の方に持っていきたいということで私方も要望させていただいております。今後、この辺につきましては、可能な限り、また可能を見出すためにその努力は担当としてもしていきいと思いますので、よろしくお願いいたします。