みんなの議会

音更町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月13日

「通告いたしました、認知症と闘おうという表題で、一括方式による…」

2006年12月13日、音更町議会の一般質問で、佐藤英議員が質問し、町長 山口武敏、民生部長 山川光雄が答弁しました。

質問者
佐藤英 議員
答弁者
町長 山口武敏、民生部長 山川光雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 23番 佐藤英

おはようございます。通告いたしました、認知症と闘おうという表題で、一括方式による一般質問をいたします。認知症には、脳血管疾患によるものや、事故などによるものなどのほか、さまざまなケースに起因するものが含まれております。今回の質問中は、混乱を避ける意味からも、アルツハイマーによるものに特定して行いたいと思います。人生80年時代を迎え、アルツハイマー発症からの認知症で、寝たきり介護に至るケースが多くなっております。アルツハイマー型認知症は、劇的に発症、進行する、その前に兆候が見え隠れすると聞きます。現在の医療技術をもってしても、根本的に治療、改善する手立てはないそうでありますが、その進行を遅らせることはできる薬がアメリカ等で近く販売されるという情報もあります。人間は考える葦であるという言葉にあるように、この世に生を受けた以上は、そのいまわの際まで健康で尊厳ある人生を遂げたいと思うのは当然ではないでしょうか。本人はもちろんですが、家族も、コミュニティの統括体であるまちとしても、そうあってほしいと願うと信じております。なぜなら、認知症に倒れ、介護が必要となってからでは、かかるコストも気持ちも体力も、本人、関係者それぞれに大変だからであります。積極的な予防策を講じ、一刻も早く兆候をつかみ、初期段階で対処することにより、介護が必要な状態を防ぐことが、月並みな表現でありますけれども、肝要ではないでしょうか。兆候を調べる方法は、簡単なペーパーテストなどでも行えるそうであります。ゆうゆう検診に項目追加してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。更に、アルツハイマーは、若年性認知症の一例でありますから、対象者は高齢者ばかりとは言えませんが、発症例の多くは70歳を超えるケースが多いことから、高齢者の危険リスクが高いのも事実であります。すると、高齢者医療にかかる問題は、イコール福祉課、介護保健センターという既成概念で固まってしまいます。恐らく今回のこの答弁も、民生部が準備されたものと推察をいたしております。私は、この際、既成概念を超えて、役所全体で、どこの部署でも取り組めるものは取り組むという発想も大切ではないかと考えております。例えば、教育委員会が主催する高齢者学級などで、講義メニューとして実施することはできないだろうかと考えますが、この点についても見解を問いたいと思います。以上であります。(拍手)

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

認知症対策に関する御質問についてお答えをさせていただきます。今、御意見の中に、これらの所管については民生部かと、こういうようなことでございますけれども、事実そのとおりでございまして、御質問の内容が、やはり福祉、保健ということでございますので、御理解をいただきたいと存じます。高齢化が急速に進展する中、豊富な経験と知識を持った高齢者の方々が、住みなれた家庭や地域において、生きる喜びを持ち、いつまでも健康で社会に参加できることが町民共通の願いであります。平成12年度に、介護を社会全体で支える仕組みとして介護保険制度が導入され、サービス基盤の整備、充実に取り組んできた結果、サービス利用等も飛躍的に拡大し、老後の安心を支える仕組みとして定着してきたところであります。今年度から、第3期音更町高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画、いわゆるおとふけいきいきプラン21がスタートしておりますが、団塊の世代が65歳に達し、高齢者がピークを迎える今後10年間の間には、認知症やひとり暮らしの方がますます増加していくことが予測され、こうした方々を地域で支えていくことができる体制を整えていく必要があります。御質問にあります認知症につきましては、現在、85歳以上の4人に1人は認知症の症状があると言われており、今後20年間で倍増することが予想されております。認知症は、脳の障害による病的な物忘れであると言われており、脳の血管が詰まったり、出血により脳に栄養が行かなくなって脳細胞が死滅するために突然起こる脳血管性認知症と、脳の神経細胞が死滅、変性し、最終的には脳が萎縮し、認知症を来すアルツハイマーと言われる二つのタイプがございます。アルツハイマー病につきましては、まだまだ原因の解明はされておりませんが、幾つかの傾向は明らかになってきております。例えば、新聞や本をほとんど読まない、趣味や好きなレジャーがない、散歩などの運動をしない、歯が半分以上ない等々が危険因子とされ、こうしたお年寄りの方が認知症になりやすく、また、過度の飲酒、喫煙、高血圧、糖尿病なども危険度を高めると言われております。これら認知症の予防には、日ごろから健康管理のための定期検診並びに運動習慣や食生活、活発な日常生活を送る暮らし方が大切とされております。特にアルツハイマー病におきましては、軽度のうちに一定の期間、薬で進行を遅らせることができるため、早期発見、早期治療が非常に重要であると言われております。町では、介護保険制度の創設以来、特に閉じこもり対策や生きがいデイサービスなど、介護予防事業にも重点を置き、取り組んでまいりましたが、このたびの制度改正にあっては、新たに特定高齢者、いわゆる虚弱高齢者に重点を置いた対策も必須項目となり、その中で、認知症の早期発見と予防対策に取り組んでいるところであります。その取り組みの一つとして、保健センターで実施しておりますゆうゆう検診では、今年度から基本検診の中に生活機能を評価するための基本チェックリストを加え、認知症が疑われる特定高齢者の実態把握に努めているところであります。認知症の症状は個別的なあらわれ方をするものであり、対策は大変難しいものがありますが、関係部署はもちろん、関係機関、団体等が認知症に対する理解を共有し、それぞれの事業の中で協力し合い、可能な取り組みを実施していくことが重要であると考えております。また、生涯学習の一環として、教育委員会が開設しております高齢者学級などで講義メニューに加えてはどうかとの御意見でありますが、従来から健康に関する学習を年間計画に位置づけて実施しており、今後においても、認知症に対する学習を進め、心身の健康を保持、増進できるように取り組んでまいりたいと存じます。更に、市町村として果たすべき役割がますます大きくなってきている現在、相談、支援体制をより充実し、高齢者や障害者の皆さんが住みなれたところで暮らし続けていくためには、福祉はもとより、いろいろな分野がかかわることによって、地域での支え合いを育て、広げていくことが肝要であり、そのための支援を今後も積極的に進めてまいりたいと存じます。今、ゆうゆう検診等で扱っているチェック票というのが私の手元にあるわけでありますけれども、これら25項目について、それぞれ本人のチェックで判断をするといいますか、そういう形を今とっているようでございます。特に議員がおっしゃるのは、健康管理だとか、何かそういう一つの病、病気というような観点ではなく、自分の健康、それをやっぱり自分で守らなければならない、そして改めて検診を受けるということは勇気の要ることでございます。認知症という認定をもらった段階で、一つの病名というようなことで、そういう受けとめ方があるというところに、なかなかこれらを、この項目で見ますと、私もその対象になる十分おそれがあるのかなと、そんなふうにも思うところでございますけれども、今、議員がおっしゃるのは、平常心の中でも常に気安く受けられ、そのことが早期発見につながっていくのだと、もちろんそういうことがやはり大切であろうと思います。私自身も、やはりいざ受けるということになれば、もし認定されたらどうなるだろうと、こういうような心配事もあるわけでございますから、日常の大きな意味での健康ということになりますけれども、おっしゃるような、やはりいろいろな事業があるわけですし、また、いろいろな対象者もあるわけでありますから、音更町の場合、容易にそういったことが日常の中で行われていくのだと、そういうような早期予防といいますか、そういう行政を積極的に進めていくことには何ら異論がございませんので、その御意見等については十分参考にしながら取り組んでまいりたい、そのように思いますので、御理解をいただきたいと存じます。

再質問 23番 佐藤英

再質問をさせていただきます。今年度から行っております基本チェックリストなるものでありますけれども、私も拝見をいたしました。しかし、その内容といいますと、25項目、全部文章による質問に、「はい」「いいえ」どちらかに丸をつけよと、そういう方式で行うだけのものであります。私がいろいろと話を聞いたり、ものの本を読んだりしている中では、認知症という症例は、空間認知力、空間にどういうものが存在するかというものを認知する力が減退したり、それから、物事の関係、例えば色ですとか、絵ですとか、図形ですとか、そういったものが一体何なのか、例えば色で、黄色と書いてあるけれども色は赤色で書いてある。この色は何ですかというふうに聞くと、認知症の方は赤と答えずに、聞いてある文字、黄色というふうに読んでしまう、こういうふうな能力の減退が進んでいるのだと、そういうふうに私は認識をしております。確かに書いてある文字がどういうふうなことなのか、その内容を認知するという能力が減退していくということはあるのですけれども、いわゆる初期段階というところでは、そこまでいかないというケースもあるというふうに聞いております。私は、文章による設問、そしていずれかに丸をつけてください、「はい」「いいえ」と、このように答える方式よりも、絵ですとか、図形ですとか、そういったものを用いたチェック方式の方がより妥当ではないかなというふうに考えるのですけれども、いかがでありますでしょうか。例えば、文章による記述だとしても、野菜の名前を10個書いてくださいだとか、今の総理大臣の名前を書いてくださいとか、いわゆる記入式、記述式の方が、私はより妥当だというふうに思っております。それから、ちょっと気分悪くしないで聞いてほしいのですけれども、例えばこのチェックリストの中には、あなたはバスや電車で1人で外出していますかとか、日用品の買い物をしていますかとかいう設問があります。確かに抑うつ傾向といいますか、人と会うことを嫌うという傾向をはかるという意味では、これも大切なのかもしれないのですけれども、その人の住環境ですとか家族形態によっては、必ずしもこれに「いいえ」というふうに丸をつけたからうつなのだとか、どうもアルツハイマー、認知症、こういう傾向が見え隠れするのだというふうに判断するということには、私はならないような気がするのです。チェック方式には、「はい」「いいえ」式というのは、いろいろな方式があって、長谷川式スケールだとか、ウェックスラー成人知能検査だとか、いろいろあるのですけれども、いわゆる簡便な方式というのは、この文章による方式であるようであります。これまではですよ。これまでの情報ではですね。しかし、私は、そのものをそのまま持ってくるのではなくて、むしろリハビリ用のメニューというのがあるのです。発症してから、いかにその発症の進行をとどめておくかということで、いろいろなリハビリを医療機関等が行っております。私は、このリハビリ用のメニューを参考にした方がより効果的だというふうに思います。最小限度のとっかかりのチェックなのだから、この程度でいいのだというふうに思っているのかもしれませんけれども、私は、その兆候をつかむにしては、余りにこれでは間口が広いというか、段階が低いというか、これでは、いわゆるこのチェックで引っかかったら、2次判定に今度は移るわけでありますけれども、2次判定の対象者というのが余りにも多くなってしまって、その判断、判別、峻別というのが難しくなるのではないのかな、かえって混乱を来すのではないかなというふうに懸念をしております。「はい」「いいえ」こういう方式もいいのですけれども、ただいま申し上げたような方式に、検討、そして変更、追加してでもいいですけれども、そういったものを果たして導入して効果的なのかどうなのか、そこを再検討してはどうかというふうに考えますけれども、いかがでありますでしょうか。それから、更に、むしろこういった文章による設問方式というのは、家族ですとか、周囲の方々に向けて設問をするという方式をとったらどうかと思うのです。どうしても人間というのは自分をよく見せようというふうな傾向、性質がありますから、周囲の見方というのは、早い段階で発見する手立てになるのではないかなというふうに思います。例えば、設問によっては、曜日や月がわかりますかという問いかけを家族の方に、例えば私がどうも認知症の疑いがあるのかなと心配をしている対象者だとして、私の妻だとか子供だとかに、曜日や月が私はわかっているようですかというふうに設問する。そのことを周囲の方は、どうもわかっていないようだとかいうふうに丸をつける。それから、そういう設問を私にしたときに、気分を害す、何言ってるんだとか、私をばかにするなとか、そういうふうなことでまともに答えようとしない、これもいわゆる認知症の初期段階の傾向であるというふうにありますから、それについて、気分は変わっているようですか、変わっていないようですかということに対して丸をつけてもらう。これによって家族の見方を判断する、こういう方法もあるようなのです。むしろ文章による設問であれば、そっちの方に力点を置いていってはどうかなというふうに思っております。それから、役所全体で垣根を越えた取り組みをしてはどうかというふうなお話をさせていただきました。取りかかりとしてはそれで十分なのでしょうけれども、例えば教育委員会で行っている高齢者学級で、学習という点で、認知症に対する知識を皆さんで勉強しましょう、私はここを求めているのではなくて、高齢者学級でチェックをしてはどうかと。認知症というのはどういうものなのかということではなくて、認知症かどうかということをチェックしてはどうかということなのです。高齢者学級に通おうという意欲のある方は、なかなかそういうおそれはないのかもしれないけれども、私は、例えばそういう多くの方々が集うような場面でチェックを行う、こういう方式はとれないものかなと思っております。というのは、この問題を勉強するに当たって、介護センターの方をちょっとお伺いをさせていただきました。皆さん御存じのように、法改正の影響もありまして、ものすごい業務量なのですよ。それで、私がお邪魔している最中も、本当に皆さん、顔が机から上がらないぐらい忙しい状況なのです。電話もひっきりなしにかかってきておりましたし。そういう中で、私は、現在の業務量でかなりめいっぱいの感じなのかなと思いました。私は、認知症とどう闘うかという問題については、多少表現は悪いですけれども、自分たちの部署で責任を持って完結して、発案もして、チェックの回答の採点も全部自分のところでして、その2次判定に向けた作業も自己完結してという、その意欲というのは非常に評価するのだけれども、決意に対しては評価するのだけれども、物事には限界というのがあるのもこれまた現実だと思うのですよ。私は、例えば住民協働のまちということになれば、企画部が対応してもいいし、採点だとか、チェックリストを配るだとか、そういったことについてはやってもいいし、それから、時期を調整すれば、1階の職員でやっても、3階の職員でやっても、手伝ってもらっても私は構わないのではないかなというふうに思っております。表現に私はちょっと愕然としたところがあったのですけれども、そういうことはどうだろうかねというふうにお話をしたら、ある方は、何で私がそんなことをしなければいけないのですかという答えが返ってきました。そうでしょう。自分の管轄外のことを、自分だって忙しいのだからというふうなことで、そういうお答えが返ってくるのはある意味当然なのかもしれないのですけれども、この認知症に倒れて、介護が必要になってということになれば、かかるコストは相当なものがあると思うのです。これは本人や家族、そういったものだけでない。やはり町としても相当なコストがかかるのです。コストというのはお金だけではないですよ。労力という意味も、それからそれに対応する時間という意味も、全部含めてのコストという意味ですけれども、私は、これを役所全体で取り組むことによって、認知症で倒れて介護が必要になってしまって、コストが莫大にかかるようなものを未然に防止できたのだったら、そこで浮いた財源で、残念ながら財政難で先延びをしてきたいろいろな事業を、私はそこに手をつけることができるのではないかなと思うのです。私なら、深慮遠謀という観点で、協力、判断していきたいなというふうに思っておりますけれども、なかなかそういうふうな意識にまだまだどうもお役所というのはなっていないようであります。より一層の発想の転換と、職員互いの互助の精神というか、そういった観点での奮闘を期待いたしたいのですけれども、いかがでしょうか。以上、3点ばかり再質問させていただきましたけれども、お答えをいただきたいと思います。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

まず最初に、基本チェックリストのことでありますが、これにつきましては、運動、栄養、口腔、閉じこもり、認知症、うつなどの問診項目25項目につきまして、自己記入する方法でございまして、本年の介護保険制度の改正の介護予防の事業に、この基本チェックリストが加わったところでございます。それで、この様式につきましては、厚生労働省が出しているものでございまして、それを介護予防のまず最初の段階として利用しているというようなことでございます。現実には、ゆうゆう検診の際に、この自己記入票を、最初に申し込みいただいた方に送付をさせていただいて、自宅で記入し、ゆうゆう検診の際に提出していただくというような方法をとっております。この出されました記入票につきましては、検診担当医による総合判断がされまして、特定高齢者というか、虚弱高齢者、認知症予備軍的な症状の方等を見つけ出しまして、その結果、介護支援センターにおきまして一人ひとりの実態調査を行うというようなことで今進めているところでございます。現実には、ゆうゆう検診の中で今出されている方の中には、対象者は今のところあらわれていないというような状況にございます。絵とか図形の方式でというようなお話をいただきましたが、先ほども長谷川式とかいろいろお話をいただきましたが、このペーパーテストの中にはいろいろな種類があるというふうに伺っておりまして、従前には国立精検式認知症スクリーニングテストというのがございまして、実は介護保険が始まる前に、マルヤマ先生が相談業務の中で使っていたものがございます。それから、先ほどお話いただきました長谷川式とかいろいろございますが、これにつきましては、医療行為として医師が使うというような目的でそのチェックリストが作成されているというようなことでございます。それで、先ほど黄色という字を赤色で印刷してというようなお話ございましたが、これにつきましては、東北大学の川嶋先生がおつくりになったというものでございまして、これにつきましては一般的に出ているものでございます。これは脳を鍛えるトレーニングというようなことでございまして、これにつきましては一般的に出ているものでありまして、あくまでも認知症をどうこうするということではなくて、脳を鍛えるというような意味で出されているというふうに理解をしているところでございます。2点目の、家族とか周囲の方々に記入していただく方法というようなお話でございますが、先ほども申し上げましたように、ゆうゆう検診の中で、厚労省が出しました基本チェックリストというもので現在行っておりますので、自己記入、これは先ほど申し上げましたが、ゆうゆう検診の際に、受診される前に自宅に送付しておりますので、そういった記入をされているというようなことでございます。ですから、自分で記入していただくというような形にはなっているわけでございます。そのようなことでございます。3点目につきましては、この事業につきましては民生部担当の介護支援センターで行っているわけでございます。その中で、今いろいろ生きがいデイサービス、寄り合い所、転倒骨折予防などの事業を行っているわけでございます。そういった中で、今後も予防事業等に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

再質問 23番 佐藤英

だから、本当は私、再質問して、ある程度、いわゆる議会答弁用語かもしれないけれども、前向きに検討しますというお話があればいいかなと思っていたのですけれども、今の話では、今やっていることは万全なのだから、何を言うかというふうに私は聞こえてしまいます。例えば、対象者が今回はいなかったと。それはすばらしいことで、喜ばしいことなのだけれども、裏読みすれば、要するに先ほど私が言ったように、自分で記入すると、自分をよくしようと思うから、「はい」「いいえ」というふうに聞けば、「はい」につけてしまうのですよ。それから、初期段階ということになれば、文章の認知力はまだあるから、空間の認知力だとかいうことに先にダメージが来るのだから、文章についての、いわゆる右脳、左脳だとか、前頭連合野だとか、いろいろあるでしょう、側頭部の脳の部位によって。前頭がダメージを受ける症例なのですから、物事を連結して、いろいろなことを想像して認知していくというものをチェックするようなものでなければ、私は結果というのは出てこないのではないかなと思うのです。これはたまたま、もしかしたらですよ、たまたま対象者は、本当に皆さん、脳の健康が保持されていて出なかったのかもしれないけれども、要するに何の効果も得なかったから対象が出てこなかったということかもしれないのですよ。せっかくやるのだったら、より効果的で、より実践的で、いろいろ時代は流れているのだから、いろいろなものを組み合わせてやったらどうなのですかということを申し上げているのに、今やっていることをとうとうと説明されて、そうなのですということになれば、おまえ、何言ってるのよというふうに、私にまた問い返されたのかなというふうに判断してしまうのですよね。それから、とかく我々も気をつけなければいけないのだけれども、厚生労働省が指定したとかいうもので胸を張るけれども、厚生労働省、役所がやったから間違いないのだということ、人がやったことをそのまま自動的に受け入れて、いわゆる権威づけをもらったもので、正しいのだということでは、私は地方自治というのは成り立たないかなと思います。そこをベースにして、自分のまちならこんなことをつけ足したらどうかなとか、ここはむしろ削った方がよりいいのではないかなとか、そんな発想が私は大事なのではないかなと思います。それから、私が例えばということで申し上げた、黄色という文字が赤い色で書いてあって、色は何色ですかと答えるのは、そういうチェックの方法だってあるのではないのかと申し上げたのは、これはいわゆるリハビリ用の、くしくも答弁でありましたけれども、脳を鍛えるというか、リハビリ用のメニューでよく見かけるようなものであります。このほかにも、例えばこれは初期段階、1次判定で採用するのはどうかと思うのですけれども、それはなぜかというと、役所全体で取り組む、もしかしてその窓口はいろいろな部門で、いろいろな機械を持ってそういうことをやるということになれば、判定にばらつきがあるからなのですけれども、そういうおそれがあるから、これは私はどうかなと思っているのですが、例えばぬいぐるみを見せて、これはクマですか、ウサギですか、何ですかとか、そういうふうに判断する方法だってあるのです。そういう能力が欠如してきている病気なのだという発想、ベースがないと、幾ら問答しても、文章で書いてあって説明してあるのだから、それでいいではないかということにとどまってしまうのですよね。私が申し上げていることが100%正しいなどということを言っているわけではないですよ。どこか、あ、というふうに思うものがあれば、前にとりあえず回転してみようかなと。後ろに回転したり横に回転したりするのでは何も変わらないのですよ。ちょっと前に回転してみようかな、やってみようかなと。そんなにお金のかかることを、私、提案しているつもりもなければ、そこを要求しているつもりもないのですよね。ちょっと精神医療に詳しい方々の参考意見などを聞いたりして、やってみようかなという気持ちがどうしてわかないのかなと。脳を鍛えるテストだから、それはチェックではないのだというけれども、脳が弱っているから鍛えるのでしょう。ということは、それに答えられないということは脳が弱っているということでしょう。そういう判断がどうしてできないのか、私はどうも理解できないのです。答弁あれば、再々答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

先ほどもお話ありましたとおり、町としてもおくればせながらといいますか、初めてゆうゆう検診の中に、この生活のチェック票といいますか、そういうテスト的にやってみようというのが始まったばかりでございます。正直申し上げて、この質問をいただいたときに、こういった具体的な、どのような様式をもってチェックしているのか、そういうことも正直言って私自身もわからなかったという経緯が正直なところでございます。いずれにしましても、町も今始めたばかりでもございますし、ただ、常日ごろ聞いている認知症といいますか、非常にそれぞれ一人ひとりが違う。夜型もあれば、あるいは食事、こういったこともやっぱりする。ですから、検査のときによって体調が、平常心である場合と、非常にまた、先ほど議員がおっしゃっているように、自分のことを正常なときは隠したがる、逆のことを言う、こういうことが一つの検査項目の中に入って、それをまともに受けてしまうと、違った一つの評価で、やはり異常ありといいながらも異常なしというような結果にもなりかねない、こういうお話も聞かされているところでもございます。この検査方法についても、音更町も本当に初歩的な第一歩ということでございます。いろいろな絵であるとか図形であるとか文章だとか、いろいろな御示唆をいただきました。この辺のところの専門性、これのまたテストのやり方、指導によっても、これまた大きく変わってくるのではないかなと。そうかといって、検査をしっぱなしでおくというわけにもいきません。これだけのことを担当とお話をしたときに、やはりこれだけのもしやるということになれば、それなりの体制づくりといいますか、やはりある程度専門性がなければ、事務的な処理でやるというようなわけにはなかなかいかないのではないかなと。また、それぞれの検査をチェックをした結果をどう判断するかというのも、やはりこれも専門性が要る。あるいは、絵だとか数だとか、そういう組み合わせもありますけれども、その指導の仕方によって、これまた大きく違ってくるという要素もあるのではないかなと、そんなふうに私自身も感じているところでもございます。いずれにしましても、この病名そのものが、やはり早期発見、早期治療ということの、予防が何と言っても一番大切ではないかなと。そういった点からすると、できるだけ早いうちに、やはりそういう体制というものも、町としてというやり方もありますし、またいろいろな、今、高齢者学級、生涯学習、こういう一つの機関、団体的なところにお願いをするといいますか、そういう学習の一つのテーマとして取り入れていただくとか、そういったことを、単なる健康テーマということ以外に、むしろそういうおそれがあるといいますか、そういう一般の学習の中で、大きくは健康ということになるのでしょうけれども、一つの学習テーマとして、そしてやはり健康は自己管理としてやっていくような、効果の上がるような、そういう体制をつくっていかなければならない。ただ、先ほどからくどくど申し上げることで、本人の人権にもややもするとかかわるというような大きな問題も出てくるのかなと、そんなふうにもちょっと危惧するところでもございます。大きく、先ほどいろいろ手法等についても、議員の調べた中での御意見をいただきましたが、今、このチェック機能そのものが、今行っているのが全てが最高だというとらえではなくて、やはり専門家の意見を聞きながら、音更町の場合のチェック票というものをいろいろと変えてみる、また、その対象によってもまた違ってくるという点があるのかなと思いますので、十分その辺のところの御意見を生かしながら、また専門的にそういう示唆をいただきながら取り組んでいかなければならないのかなと、そんなふうに思っているところでもございます。先ほども、広くという意味で、老人クラブだけでも音更町、60クラブの約5千人というものがあります。ですから、そういう意味では、保健センターが主になって、あるいは町が主になってという基本的な取り組みは必要でありますけれども、できるだけそういう諸団体が、やはりもしも自分のことであればというような、容易に団体の活動の一つとして取り入れられていくような、それに伴う必要性の専門性というものが伴ってくれば、そういう体制も御協力いただきながら取り組んでいく、そういうような形で取り組んでいきたい。先ほども申し上げましたけれども、いずれにしても、やはり自分の健康は基本的には自分で守るのだと、そういう要素も一つに考えていかなければならない時代なのかなと。なお、それに足りない分、あるいはそれを助長するために必要なものがあるとするならば、町としても側面的に協力していく、こういう考え方で取り組んでいきたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと存じます。

出典:音更町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる