音更町議会 平成16年第2回定例会 2004年6月11日
社会福祉協議会と町の関係について
2004年6月11日、音更町議会の一般質問で、真田健男議員が「社会福祉協議会と町の関係について」質問し、町長 山口武敏が答弁しました。
- 質問者
- 真田健男 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 真田健男
通告いたしました三つの問題について質問をさせていただきます。まず一つ目は、社会福祉協議会と町の関係についてでございます。社会福祉協議会で発生しました使途不明金問題、これが大きな町民の話題にもなっておりますけれども、この解決の方向、改善の中身というものが、町民の理解が得られる方向で解決に向かっているのかどうか。この件につきましては、議会でも、議員協議会、あるいは民生常任委員会等で、非公式にも報告を受け、若干の質疑をしたところでございます。そして、その議論の中で、町の果たすべき役割、これは大きなものがある、このようにも指摘されているところですけれども、この問題にかかわって、町がどのように対応してきたのか。そしてまた、町民や議会から期待されているような役割を果たしているのかどうか、このことを明らかにしたいと、このように考えるものでございます。言うまでもなく、社会福祉行政、これは社協単独で行っているものではございません。町行政と密接不可分にかかわって、町と社協が一体となって取り組まれている、このように見られておりますし、実質、そのようであろうというふうに考えます。ですから、今回の問題解決に向けても、町と社協が連携、協調して対応すべきであろうというふうに考えるところでございます。ただ、この場で社協自身から答弁を求めるということにはなりませんので、社協と町のかかわりでの果たすべき役割等について質問をしたい、そのように考えております。この問題については、今朝の新聞にも報道されております。更には、先日、社協の評議員会等も開催されております。それらとかかわって、町の関係を問いただしたい、このように考えます。具体的には、まず第1点目、この使途不明金問題の解決に向けた取り組みの現状、これがどのようになっているのか、町の方で掌握されている現状について、明らかにしていただきたいと考えます。二つ目は、この件が発覚といいますか、明らかになったときに、町はどのような対応や見解を持っていたのか、明らかにしていただきたい。なぜこのことをお聞きするのかといいますと、その当時の対応や見解が、その後、どのように変わってきているのか。当初予定した内容と違う事態に進行しているのではないかと、このように思いますので、この点についても改めてお聞きをしたい、このように思います。3点目は、何度も強調されておりますけれども、社協は独自の、独立した社会福祉法人でございます。そのことは重々承知しながらも、ただ、社協が行っている事業というのは、先ほども言いましたように、町行政と密接にかかわっている。それを裏づける人の支援、あるいは予算の支援、これらも含めて町の役割は大きいと思いますので、社協の日常運営について、町としてどのようにかかわっているか。これは決して、かかわるというのは、独立した団体として一定の制限はあると思うのです、町がかかわれるかかわり方というのは。しかし、そういう中でどのようにかかわっているのかを明らかにしていただきたいというふうに思います。4点目といたしましては、先ほども言いましたように、社協の評議員会に、理事会から今後の方向性について提案されたところです。これは今朝の新聞にも内容は載っているところでございますけれども、被害額の賠償請求、これは困難である。そしてまた、役員は辞職をすべきであるというような中身だと聞いておりますけれども、社協の理事会が評議員会にこの内容を提案する前に、町と事前の相談があったのかのかどうか。先ほども言いましたように、私は連携して対応すべきだというふうに思いますので、事前に相談があってしかるべきではないのかなと。あるいは、町が職員も派遣しているわけですから、その方が今後の音更町の福祉行政、社協の業務に深くかかわる問題ですので、当然、町と事前の相談があるべきだろうというふうに思いますので、この点についても明らかにしていただきたいというふうに思います。5点目といたしましては、このような社協の提案というのは、社協の運営が、財政的に見れば、町の補助金であったり、業務委託であったり、町民の善意の募金、寄附金等が一定の割合を占めているということを考えたときには、町民に理解されるということも大変大きな問題ではないかというふうに思いますけれども、今回の提案は、到底そのような内容というふうには思えないと思います。なぜ社協がこのような提案をされたのか、理事会等での議論等もあるようですけれども、行政、あるいは議会という立場から考えたときに、16年度予算で社協に対する補助金や業務委託、これは従来と同じように、確認をいたしましたけれども、予算審査の中でも発言したところですけれども、今回の問題がきちんと解決される、あるいは方向性が確認されてから、予算執行をしても遅くないのではないか。補助金や業務委託の必要性は認めますけれども、そのことが解決しないまま出したということも、今回、社協がこのような提案することに関係があるのではないか。もし改善がされるまで予算執行を一時停止するというようなことになれば、社協の方針は今回のようなことにはならなかったのではないか、このようにも考えるもので、この点についてもお聞きをしたい、このように思います。最後になりますけれども、町の果たしている役割を考えたときに、現時点で社協の運営上の問題、あるいは業務等も含めた中身について、町としてどのような改善策、アドバイスや意見を持っているのかどうか、明らかにしていただきたい、このように考えます。次に、二つ目の問題でございます。職員の退職時の特別昇給制度の問題でございます。職員の退職金の支給に関しまして、退職時に職員の給料月額を増やして、退職金をかさ上げをするというような特別昇給制度、これが今まで多くの自治体で実施されてまいりました。しかし、社会的な批判もあります。そういう中で、国は5月1日にこの制度の全廃を決定いたしました。それを受けて、道内の自治体でも制度を廃止する動きが出てきております。そこで、一つ目には、音更町の特別昇給制度の実態、仕組み、これがどのようになっているのか、どのように運営されているのか。そしてまた、この制度が発足した背景、必要性といいますか、そのあたりについても説明をいただきたいと思います。二つ目には、過去5年間で、この制度によるいわゆるかさ上げ総額がどの程度になるのか、示していただきたいと考えます。三つ目には、当然、これまで実施されてきた制度でありますし、職員にとってはいわば既得権といいますか、そのような位置づけになっていると思いますので、これを変更する、あるいは廃止をするということになれば、当然、労働組合との協議も必要になってくると思いますけれども、労働組合との話し合いはどのようになっているのかについても御説明いただきたいと思います。最後に、この制度を今の時点で廃止すべきではないか、このように考えます。先の町村会や助役会でもこの問題は論議され、一定の話し合いがされているというふうにも聞いておりますけれども、制度廃止に向けての考え、見解を求めたいと思います。次に、3番目の戦没者追悼式の見直しの問題についてでございます。私は、この問題で過去に一般質問でも三度ほどですか、取り上げてきた経緯がございます。戦没者追悼式自体は、戦争で亡くなられた方々の、その犠牲を悼む、追悼するということですから、そのことに異を唱えるものではございませんが、それだけではなくて、やはり平和の誓いを改めて確認する場にもなっているわけです。例年、中学生代表による平和の誓い等が読み上げられますけれども、そのように、平和を考える機会にすべきではないのか。お隣、帯広市のように、いわば平和予算といいますか、これに関連する予算も確保し、年間の取り組みもしているところでございます。音更町も、非核平和の町宣言をしているわけですから、そのような取り組みをする必要があるのではないか、このように考えるわけでございます。特に今、イラク戦争の問題、自衛隊の海外派兵の問題、先ほど終わったG8ですか、サミット首脳会議では、小泉首相が、自衛隊が多国籍軍に参加するというようなことも表明されたように報道されておりますけれども、このようなことを考えますと、改めて平和の取り組み、これは時間の掛かる問題であろうと思うのです。そして、全国津々浦々でそれぞれの地域、地方で取り組むことが大事なのではないか、このように考えます。そこで、音更町の戦没追悼式の見直し、これは数年前から言明されておりますけれども、変更するときになってから、今後どうするというような検討をするのではなく、やはり常にそのような問題について町民にも論議に参加してもらうような取り組みというのが、私は大事であろうというふうに考えます。このような観点から、この戦没者追悼式の見直し、現時点でどのようなことを考えていらっしゃるのか。時期の問題、内容の問題等について明らかにしていただきたい、このように思います。以上で、質問とさせていただきます。御答弁、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
1点目の、社会福祉協議会と町の関係についての御質問にお答えをいたします。この件につきましては、本年3月の定例会会期中に開催された議員協議会において、社協会長から直に、不正の全容とともに再発防止の改善策の説明があり、また、予算審査特別委員会の中では、町との関係について厳しい御指摘をいただいたところであります。今回の6点にわたる御質問につきましては、先の答弁の繰り返しとなる部分もございますが、その後の経過について、社協から一定の報告をいただいておりますので、これらを含めてお答えを申し上げたいと存じます。まず、使途不明金のいわゆる着服金処理問題の解決に向けた取り組みがどうなっているかとのことであります。社協として、1,220万円余りの着服金の弁済を受けるべく、相続人との話し合いを続ける一方、弁護士にも相談しながら、理事会等において、民事、刑事の両面から対応策について協議を重ねてまいりました。しかしながら、相続人からの相続放棄が受理されたことにより、民事訴訟の道が事実上閉ざされ、また、刑事告発を行った場合でも、当事者が既に死亡している状況においては、立証が難しく、不起訴の可能性が極めて高いとの判断から、法的手段に訴えることについては断念したとのことであります。ただ、家族側から、長い期間をかけてでも弁済したいとの意思が示されておりますので、納入されれば、社協の収入として扱い、積立金として処理するとのことであります。次に、この不祥事発覚の際の町の対応や見解はどのようなものであったかとのことでありますが、このたびの嘱託職員による公金着服不祥事につきましては、事の重大性にかんがみ、町といたしましても、必要の都度報告を求めるとともに、できるだけ早期の全容解明と再発防止のための改善策をまとめるよう要求してきたところであります。しかしながら、町の社協との間に深いかかわりはあるものの、町が直接立ち入ることにはおのずと限界があり、最終的には社協自らの責任において解決をしていかなければならないことと考えておりますし、また、現在、そのように取り組んでいただいているところでもございます。次に、社協の運営と町とのかかわりについてでありますが、社協は独立した一つの法人とはいいながら、これまで固い信頼関係のもと、相提携しながら各種福祉事業に取り組み、その成果は着実に上がっているものと考えております。社協設立当初から役場の中に事務局を置き、常務理事や事務局長は歴代の部・課長職が当たり、平成元年には事務局が独立した後も、町行政との連携を保つため、その時々の民生部長が理事の任に当たり、場合によっては現職の職員の派遣も行ってきたところであります。また、財政的な面におきましては、主に人件費に充てるため、補助金を交付しており、平成15年度においては、指定寄附分を含め、運営費として1,958万1千円を交付したほか、介護保険サービス利用者負担軽減対策事業として50万4千円を補助しております。また、移送サービス、生きがいデイサービスなど、在宅福祉サービス、清掃、草刈りなど、施設管理、資源ごみ収集処理など、平成15年度においては合わせて24件、額にして7,696万円の業務を委託しており、これら補助金、委託金を合わせますと、平成15年度の社協の財政規模全体の43%強を占める状況にあります。このほか、通所介護事業所は、本町の重要なサービス提供基盤であり、また、高齢者の就労、生きがい対策として、就労センターが大きな役割を果たしているところであります。次に、着服金の賠償請求及び役員総辞職の問題に関する町との事前の相談、これに関する平成16年度の補助金の交付や業務委託契約との関連についてでありますが、先に申し上げました着服金の法的な賠償請求の断念に加え、このたびの不祥事の発生に対し、全役員が辞任するとの道義的責任を負うことが理事会において決定されたとのことでありますが、これら決定事項については、事前に相談はありませんし、町といたしましても、確かに関心事ではありますが、町の立場で口を挟むべき事柄ではないと考えております。なお、これらの理事会での決定事項は、評議員会に諮られましたが、着服金の処理に目途が立っていないこと、また、一致団結して問題解決に当たらなければならないときに、役員総辞職では責任を果たしたことにはならないなどの意見が各評議員の多くから出され、再度理事会において協議されることとなったところであります。また、平成16年度の社協に関する町の予算の執行でありますが、着服金の処理や役員の責任問題など、解決に時間を要する問題は残っておりますが、先の議員協議会の席上、社協会長から示された改善策の案は、後の理事会においてそのままの形で決定を見ているところであり、御質問にあります運営補助金は人件費を主な使途としていること、また、委託業務の多くは新年度当初に執行しなければ支障を来す状況から、必要なものは執行させていただいたところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、使途不明金の処理や、今後の社協の運営に対する町としての意見等についてでありますが、先の予算審査特別委員会の質疑の中でも申し上げましたように、社協自体は独立した法人であるとはいえ、福祉行政を進める上で、町と表裏一体の関係にあるのも事実であり、このたびの不祥事の発生を考えますと、結果として、指導的な面で怠りがあったことは深く反省しなければならないものと考えております。これらの運営に関しましては、会長とも機会あるごとに意見交換しておりますが、補助金の支出に当たりましては、これまで以上に厳正な処理を行うほか、社協本来の福祉事業や業務委託のあり方についても、この機会に再検討が必要と考えるところであります。このたびの不祥事は、社協に対する町民の信頼を著しく損ねる事態ではありますが、社協が行う事業の一つひとつは町民生活に深くかかわっており、着服金処理問題の前進はもとより、信頼回復に向けた万全な体制づくりが早期に進められることを強く要請しているところでございます。それで一応の答弁でございますけれども、その中で、特に御意見がありました、損害賠償の関係でございますけれども、なかなか法的な措置については、今申し上げたような内容、措置やむなし、こういうことでございます。ただ、家族の方から、多少年限は掛かるかもしれないけれども、使途不明金相当額については是非支払っていきたい、こういうことを常に家族の方から御意見としていただいているというようなことでございます。また、本年度の事業等については、もう既に一部委託というような形でやっているわけでございますけれども、ことが、即16年度事業に入るという時期だっただけに、今回の場合については、ある程度社協そのものの運営、あるいは私どもが一番社協さんに望んでいることは、やはり今までのこの不祥事、二度と起こさない、それらの体制づくりというような、そういうことを私どもとしては願っているわけでもございますし、また、現在、今、理事会、あるいは評議員会、こういうことでいろいろな会合を持たれております。そんな中で、やはり今の社協の運営そのものが、全総辞職ということもございますけれども、それらにありましても、今の社協の運営管理が十分行き届くような、そういう体制をつくりながら、一つの責任の取り方、こういうものが、今いろいろな論議がされているようでございます。私どもといたしましては、一日も早くこれらの対応策等について、一定の判断のもとに、社会福祉協議会がスムーズな運営管理と、それから議会等でも、直接会長が申しておりました、こういう不祥事、あるいは町民に対する不信、こういったものを1日も早く剥奪し、そして町民のための社会福祉協議会と、こういう健全な経営を目指して今取り組んでいると、こういう状況下にございますので、御理解をいただきたいと存じます。2点目の、退職時における特別昇給についてお答えをいたします。本町は、国家公務員の制度に準じて定めた職員の初任給、昇格、昇給に関する規則の中で、20年以上勤務して退職する者で、勤務成績が良好と認められる場合には、特別昇給をさせることができることを規定しております。20年以上勤務した職員が退職する際には、国と同様に、1号級の特別昇給を行っているところであります。この制度の運用実態といたしましては、平成15年度末までの過去5年間において、退職した61名中42名に適用しております。1号級の特別昇給を行ったことによる退職金の増加額は、合計967万円で、一人当たりの平均額は23万円となっております。御承知のように、地方公務員の給与等に関しては、基本的に国家公務員の制度に準拠することが適当とされておりますので、本町もこの均衡の原則に基づいて職員の給与制度等を規定しておりますが、国家公務員については、本年5月1日から、退職時の特別昇給制度が廃止され、先般、総務省から地方公共団体に対し、国に準じた措置を講ずるよう要請がありましたので、先の十勝町村会においても、全町村が共同歩調をとることの申し合わせを行ったところであります。しかしながら、退職金を支給する北海道市町村職員退職手当組合が現行制度を見直す段階に至っていないことから、職員組合には正式な提案をしておりませんが、職員組合の三役に対しては、国に準じて廃止したい考え方を投げかけているところであります。ただ、既に今年度から退職手当の支給率が引き下げられており、また、平成15年度と16年度の2年間については、期末手当も人事院勧告より0.1カ月分独自に削減している中での廃止だけに、職員にとっては一層厳しさが増すことになりますが、退職手当組合の方向や、今年度の人事院勧告が出された段階で、早期に職員組合へ提案したいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。3点目の、戦没者追悼式の見直しについてお答えをいたします。戦争により犠牲となられた方々を慰霊するとともに、御遺族の御心境をお慰めすることは、時代に変遷を問わず大切であることはお話のとおりであり、本町におきましては、平成8年から全町的に実行委員会を組織し、無宗教、献花方式により、8月20日に戦没者追悼式を行ってまいりました。しかしながら、先の大戦から60年近くを経過する中で、参列の御遺族も残念ながら年々減少してきている現状から、実行委員会におきましては、戦後から数えて60回目を迎えた平成17年度を最後に、廃止する考え方で、御遺族の皆様方にもお話をし、御理解を求めているところでもございます。このようなことから、今年度の遺族会役員会、また、本会の総会に当たる世話人会議においては、改めてこの件を御相談申し上げ、更には、私自身、先日、会長と面談し、追悼式そのものの区切りをつけることに対し、一定の御理解をいただいたと考えておりますので、今年度の実行委員会において、改めてこの方向で協議をいたしたいと存じます。ただ、遺族会主催の忠魂碑参りは、今後ともでき得る限り継続したいとの意向をお聞きしております。また、戦没者追悼式から形を変えた平和祭的な催しなど、平和事業の実施につきましては、これまでも幾度か御質問や御提言をいただいております。本町における平和事業の取り組みにつきましては、議会の議決を受け、非核平和の町を宣言しており、原爆パネル展の開催、追悼式での中学生による平和の誓いを行ってまいりました。申すまでもなく、恒久平和は人類共通の願いであり、世界の各地から毎日のように紛争による悲しい出来事が報道されるたびに胸を痛め、平和がもたらされるように切望しているところであります。このようなことから、首長として、全町的な平和事業の展開については理解するところであり、現在の取り組んでおります事業を継続してまいりたいと考えているところでございますので、御理解をいただきたいと存じます。なお、先ほど遺族会の会長さんとお会いしたという一つの結果でございますけれども、実行委員会等の話し合いの中で、一定の、50回から更に10回を増やして60回あたりで、もう一度これらのあり方等について検討すべきだと、こういうような一つの流れがございました。そういう中で、今ここで必ずしも実施しないという断言する段階ではございませんけれども、これは実行委員会なり、更なる遺族会の皆さんとも十分御理解をいただきながら、これで60回ということになりますと、平成17年度開催でちょうど60回目ということになるわけでございますので、これらの中止というようなことになる場合には、まだもう少し時間をかけて、それぞれの立場の人方と話し合いをしながら、最終的な決めに持っていきたいというふうに考えているところでもございます。以上でございます。
再質問 8番 真田健男
再質問をさせていただきたいと思います。まず、1点目の社協問題でございますけれども、今の答弁で、全体的な考え方等は、社協の運営等に町が口を挟むべきではないという考え、これは程度の問題だと思うのです。そういう側面があるということもわかりますが、かといってノータッチでいいのか。それで、町の、あるいは行政の役割が果たせるのかということがあるだろうというふうに思います。それから、指導的な面で怠りがあったということも認めておられます。あるいは、改善を強く要望。要するに町として改善を求めている内容が何なのか。あるいは、怠りがあったとするならば、その中身、これが何なのかということを明らかにすべきだろうというふうに思うわけです。そこで、ここに社協の15年度の決算報告書がございますけれども、会計決算について、このように述べているわけです。社会福祉法人音更町社会福祉協議会定款第27条により、会長から提出された平成15年度音更町社会福祉協議会各会計決算における諸帳簿の監査結果を次のとおり報告いたします。一つ、監査の方法の概要。監事は、理事会その他重要な会議にも出席したほか、会長、施設長ほか職員から事務事業の報告を聴取し、重要決裁書類等を閲覧し、事業及び財産の状況を調査し、また、決算書、財産目録、貸借対照表、収支計算書及び決算付属明細書を含むの検討を加えました。そして、2、監査の結果。1、会計帳簿は、記載すべき事項を正しく記載し、決算書の記載と合致しているものと認めます。二つ、財産目録は、法令及び定款に従い、当法人の財産を正しく示しているものと認めます。三つ、事業報告書は、法令及び定款に従い、当法人の状況を正しく示しているものと認めます。四つ、付属明細書は、記載すべき事項を正しく示しており、指摘すべき事項は認められません。なお、口頭による指導した事項については、速やかに改善措置をお願いいたします。5月13日。まるで今回の事件がなかったかのような会計監査報告ではないですか。それで、冒頭の総括には何とあるかといいますと、平成16年1月末に明らかになった嘱託職員公金着服不祥事は、昭和26年の法人創設以来最大の不祥事であり、先人が築き上げてきた信頼を一瞬にして失う結果となりました。今回の事件をちゃんと踏まえた上での会計監査ですよね。これは社協の問題だから、これ以上言いませんが、町がこの報告書を受け取って、何ら問題意識を持たないのですか。先ほど言いましたように、社協の運営、これは社会的に大変大きな役割を果たしている、それはだれしも認めるところですけれども、この社協の運営にかかわって、町が財政的にも人的にも大きな役割を果たしているわけでしょ。だから、この報告書をもらって何ら意見を出さないことと、社協が今回の事件について欠損処理にして、理事が全員辞任するということにも、何ら問題意識を持たないのですか。それで、やむを得ない、口を挟むべき問題でないというふうな受け止めなのですか。これでは、行政として、町民の理解得られないのではないですか。町民の中には、もう社協の募金、応じられないという声もあります。こんなことは百も承知だろうと思いますけれども、そういう中で、社協から各行政区長のところに、社協の推進員の推薦を願いたいと来ています。主に募金やそういう面でお願いする方々ですけれども、役員会で相談しても、募金に回って、一々社協の今回の件を聞かれて、答えられるような方は、そういらっしゃらないだろうと思うのです。そういうことで、何人か当たってみたけれども、ちょっと難しい。今すぐ推薦できるような状況にないというようなことも出ておりますけれども、これ、各町内行政区で起きていることではないのかな。確かに社協の理事さん方、要請をされて、そしていわゆる無報酬でやっていらっしゃる。だから賠償責任なんかとんでもないと、その心情がわからないではないですけれども、社会的にそんなこと許されますか。賠償なり責任のとり方の中身はいろいろあるとしても、不納欠損処理にして辞任をしたと。それで責任をとったとは、社会的には認められないだろうと思うのです。先ほども言いましたように、この理事会の決定をする上では、町の職員もかかわっているわけでしょ。町が派遣したのですから、白紙委任で何を決めても町としては意見を差し挟まないというようなことで、行政の役割、責任、果たせるのですか。町長も予算審査の中で、責任の一端を感じていると、私聞きましたら、減給処分等言及されましたけれども、減給して責任を果たしたというようなことを町民が期待しているのではないと思うのですよ。今回の問題をきちんと町民が理解するような解決に、指導的な云々という言葉もありましたけれども、町としてコミットするということではないのですか。それは法人が別だから、何を決められようが、町として口出ししませんというようなことでは、私、そこのところをきちんと、援助するといいますか、アドバイスするといいますか、行政の側から。それでなかったら、これだけの税金を、補助金なり業務委託ということで町から支出しているわけでしょ。その公金に対して責任がとれないのではないですか。今言われた、私申し上げました、こういう監査結果、これで補助金を出す団体、あるいは業務委託する相手として問題なしというふうに思われるのですか。だから、私、町長が責任を感じると言ったときに、当然こういう運営上の問題、ここにやっぱり行政としてどうかかわっていくのかということが大事だと思っているわけです。社協のいわゆる使途不明金というのは、音更だけではなくて、管内にも道内にもここのところ相次いで出ておりますよね。これは予算審査の中か議員協議会の中で発言あったと思いますけれども、今回、こういう不祥事を生んだ背景には、行政の会計処理のあり方がそのまま社協にも行われている。行政の会計処理のあり方そのものが問題になっているのではないかという指摘があったと思うのです。だから、行政自身としてこの問題に対応して、改善していくということが、私は必要だというふうに思うわけです。そういう点で、先ほど言われた答弁と何ら変わらない、町のかかわり方として。あるいは、町の指導、あるいは援助のあり方、変わらないということなのかどうか、この点、再答弁を求めたいと思います。それから、二つ目、退職の特別昇給制度ですけれども、これは退職手当組合、こちらの方で規定を変更しないと、町としても変更できないということですけれども、やはり今の状況から言えば、これは廃止をするということが社会的に妥当な対応だろうというふうに思いますので、答弁された内容で引き続き対応をすべきだろうというふうに考えます。それから、3番目の問題ですけれども、この問題も前に取り上げて、あと5年延長ということで、今になっているわけですね。それで、その期限が平成17年、来年度ということですけれども、廃止だけを求めているわけではないのですよ。先ほども言ったように、戦没者を追悼する必要性というのはあると思うのです。同時に、平和の取り組み、これを行う必要があるのではないのかと。原爆パネル展、何年かに1度やられているのも知っております。それほど多額の予算ではないと思いますけれども、予算をつけて、一定の取り組みをする、あるいは平和行事として各種の取り組み、いろいろな取り組みがあると思うのです。講演会から、あるいは戦争体験を語る会のような、そしてやはり戦争を起こしてはならないというような世論を強める取り組み、こういうことが考えられないかどうか。前に言った、平成17年までまだ時間があると。17年になったときに廃止するかどうかを考えるというのではなくて、この取り組み自体について、今からどう対応すべきかということを、町民の意見をもらったり、公に論議していくということが、私は大変重要なのだろうと思うのです。自治基本条例などということが、今、重視される時期になっておりますけれども、どんな行政施策をとるのか、それを役場の担当者のところだけで決めて実施する。実行委員会ということですけれども、実行委員会だって役場が決めたものを追認する機関に今なっていると思うのです。そこであり方を論議するような場ではないと思うのですよ。今本当に戦争の問題、平和の問題、大事な時期だと思うのです。その逆の動きもあるのも承知しております。それらのことも含めて、やはり町として対応する必要があるのではないか、平和行事に取り組む必要があるのではないかというふうに思いますので、この点についても再答弁をお願いします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
この問題については、何度となくそれぞれ話し合いを、社協とも話し合いをしておりますし、また、議会からも問われて、一定の見解についてお話をさせていただいております。基本的には、こういう不祥事ができたということでありますから、これは町も、あるいは社協も挙げて、この不祥事の再発防止、あるいは責任の重大さというようなことからすれば、やはり多くの町民に信頼回復をするために、やはりそれなりの社協そのものの立て直しということが一番大切だというふうに思いますし、私どもこういう再発防止、あるいは事務手続、そういう管理業務的なもの、こういったものについては十分社協さんとも話し合いをさせていただいておりますし、今の段階でも、社会福祉協議会の会長さん、たびたび役場の方にもおいでいただいております。今までに3回ほど、その議会の後を含めて、そのような足をわざわざ運んでいただいたり、また、私も社協に足を運びながら、いろいろな話し合いをさせていただいております。そういう中で、先ほども申し上げましたように、何といいましても、今、社会福祉協議会そのものが事業を持って、町民福祉のために、公共福祉のために、それぞれ今活動していただいているというようなことからすれば、議員がおっしゃるように、一日も早い、やはり社会福祉協議会の立て直しと信頼回復、このことが大前提でもございますし、また、先ほどもそういう決算結果、言ってみれば、その不祥事を見抜くことができなかったというようなことが非常に残念でもあるなというふうに思いますし、また、そういう事態が起きたという社協自身の運営管理のあり方、こういうものもある。もちろん、それは単なる社会福祉法人格の社協だけの責任ということだけではなしに、私どももやはりいち早くひとり立ちしてもらい、まさしく町と町民との間に入って、本来、民を優先したそういう一つの福祉活動、地域福祉、こういうものを本来的な活動として社会福祉協議会が行われるわけでありますから、本当に一番より町民に近い中での事業展開、比較的弱い、あるいはそういう一つの福祉活動というものを重点的に行っているわけでございます。そういう中で、一々采配をとってまで、私ども社協の中に入るということはいかがなものかなと。ただ、あり方だとか、あるいは今後いい方向に向けていく、そういう相談も受けておりますし、また、私の方からもそういう方向でひとつ頑張って名誉挽回してくれと、こういうようなお話もさせていただいているわけでございまして、決して外郭団体だから一切ノーコメントだと、こういう意味ではございません。ただ、町の責任においてこうすれ、ああすれというようなことではなくて、社協の会長として、あるいは三役として、理事会として、評議員会として、何を考えて今行おうとしているか、こういうことがやはり私は一番大切なことであり、そのことについては、私どももそういう理事会、評議員会そのものに出たことはございませんけれども、そういうあり方等の相談等については、十分相談にものっているつもりでもございますし、また、私どももお願いもしているといいますか、そういう立場で、是非社会福祉協議会そのものの運営を健全なものにしていただきたい。そして、それもなおかつ一日も早い、そのことが一番必要だというようなことでお話をさせていただいておりますし、たびたびお会いもしているというようなことでございます。そのように、私どもも社協のことだからというようなことだけではなしに、やはり先ほど来から申し上げておりますように、町と社会福祉協議会、こういう考え方そのものを一体的に、やはり今後もそう取り組んでいきたいし、また、一日も早い名誉挽回に向けて頑張っていただきたい、そういう気持ちには変わりはございません。ただ、こういう機会でございますから、やはり今後、福祉取り組みの中で、町が行うべきもの、あるいは社協さんが行うもの、こういうものを、やはりこの機会にもう一度、16年度を一つ境にして、見直していく必要があるのかなと、そんなことを、今担当も含めて話し合いをさせていただき、私としては、やはりそういった中身の問題ももう一度十分煮詰めながら、今後の新しい社会福祉協議会のあり方像といいますか、こういう方向で取り組んでいきたい、そのように思っているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。なお、再三、そういう立ち入り方といいますか、町の考え方については、今後もそういう展開等に、場面によっては、やはり社協とも十分協議、相談をしながら、今後の健全な社協の運営について十分意見を申し上げる用意は十分ありますし、これからも一体的に取り組んでまいりたいと、そのように思います。ただ、そういう中で、今申し上げましたように、ちょっと中身について、この機会に精査をする必要があるのかなと、こんなことも十分これを契機にし、反省する点においても、十分考慮したい、そういうふうに思います。それから、戦没者の関係でございますけれども、一応実行委員会等でも、60回、そういう中でと。ただ、その中で確認させていただいていることは、やはり何と言いましても、遺族の方々の御意見というものを一番やはり尊重すべきだということでもございますし、また、遺族の方々が行っております忠魂碑参り、こういったものは当然遺族会の方々もこれはもう少し続けていきたいというようなお話でもございます。いずれにしましても、今年も8月20日に行う予定でございますので、そういう中で、また実行委員会の中でも十分話し合いをさせていただきたいなと、そのように思います。また、平和運動といいますか、この日をもって一つの平和運動、平和活動、そういう平和にちなんだいろいろな行事のあり方、こういったものもたびたび御意見をいただいているわけでございますけれども、毎年会合するたびにそういう話があるわけでございますけれども、とりあえず今回、60回、それまでの間については、従来の平和運動にちなんだような、パネル展だとか、中学生の平和に対する誓いだとか、こういったことを継続してやっていってはどうかなと、こんなことでございます。平和はだれしも待ち望むことでございますから、町といたしましてもそういうことを決して否定する何ものでもございませんけれども、とりあえずは60回をもっての一つの判断、こういうこともございますので、そういう中でのまた取り組みの中で十分検討させていただきたい、そのように存じます。
再質問 8番 真田健男
社協問題について、やはり全然考え方変わらないですよね。先ほども言われたように、再発防止の体制が早くできることを願っていると。十分話し合いの機会はあるというふうに言われていて、今回の社協の決定、賠償責任は難しい、不納欠損をする、理事は総辞職をすると。総辞職して、再発防止体制なんか確認できるのですか。大事なパートナーだと言っておきながら、何ら事前の相談にもかかわっていないと。町と社協の関係というのは、そういうことで今後も行くのですか。だから、具体的な改善内容、一概には言えない問題あろうと思うのです。ただ、現状を追認するだけではなくて、町としてやっぱり、ここのところはこういうふうに改善すべきだという意見がどうしてないのですか。これは決して一々采配を振るうということとは違うと思うのですよ。それを社協が取り入れるかどうかは社協が自主的に決める問題ですけれども、町として、あるべき社協像というものをどうして打ち出せないのですか。これまでの社協と町との話し合いで話し合われたことと違う事態になっているわけでしょ。そのことも今黙認しているわけでしょ。やはり行政のリーダーシップといいますか、それは今まで以上に発揮すべきだと思うのですよ。今までの答弁は一般論だと思うのですよ。1,220万円という金額も出ましたけれども、もちろん金額が最大の問題ではないということはわかりますけれども、これだって平成9年から15年まででしょ。それ以前の分だってあるわけでしょ。そんな全容解明しようとする姿勢も感じられない。単に1人の人の責任で終わらせる。社協は社協で、それは対策もとるでしょうけれども、公金を出している行政としても、もっと真剣な原因究明や対策、今後の姿というものを出すべきではないのですか。そういう行政の姿勢がこういう問題を各地で起こしているのではないのですか。具体的な内容は、それぞれここで議論すべき問題でないと思いますから、触れませんけれども、少なくとも行政としてのあり方、これは派遣職員の対応というようなことでは許されないと思うのですよ。派遣された職員だって、相当頑張って、今回、こういうことを表に出した、そういう側面だって私はあると思うのですよ。特定個人の問題ではなくて、行政としてどう対応するか。再度、町長も処分云々、言明されていますけれども、これからでも遅くないと思うのですよ。減給処分が責任をとる、その方が町民には一定度見える形のものにはなるかもしれませんが、そんなこと以上に、この社協をどう立て直すか、それが、町長、リーダーシップを果たすことが行政の責任なのではないのですか。その決意を再度答弁をいただきたいと思います。以上です。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
それぞれ社協に対する、あるいは今までの社協なり、あるいは町に対するその姿勢、そういうことについての御指摘、それはそれとして謙虚に受け止めたいなと。しかしながら、町といえども、ある程度の限度といいますか、今回、社協の中そのものでも、使途不明金の負担、この金をどうするのだ、どう処置するのだということもございます。それから、もう一つには、それぞれの責任のとり方といいますか、こういうことが、それぞれ今、社協内部でまだ最終的に詰まってございません。昨日もそれぞれのお話し合いがされたというふうに聞いておりますし、それもまだ最終的な詰めの段階に至っていないというようなことでございます。それから、もう一つは、使途不明金になった、その金をどうすれ、こうすれというようなことは、町からも言えませんし、また、町の立場で、これは一つの罪に対する犯罪行為、こういうようなことですから、それらをどういうふうにして金額で、あるいは期間的にどうするこうするというようなことは、これは町から言うべきことでもないし、判断すべきことでもない。これはやはり社協さん自ら、たとえどのような中身であろうとも、一つの判断をされるのが正当な考え方であろうというふうに思います。ただ、いつまでもこういう問題、尾を引くのではなくて、やはりもっと前向きに、将来に向けた社協のあり方、こういうようなことにやはり万全の構えで、それぞれ理事さん、あるいは評議員さんの判断を仰ぐなり、あるいは私どもも事務局を通しながら、あるいは会長さんともお話をしながら、そういう方向で行くようにというようなこともお話し合いもさせていただいておりますし、また、会長自身もそのようなことを最重点として取り組んでいきたいというようなことでやっておられます。しかしながら、一つの組織があるわけでございますから、そういう中でそういう会合を開きますと、いろいろな考え方があって、いま一つそれがまとまっていかないというのが実態であるように、今朝ほどもお伺いをしたところでもございます。いずれにしましても、私ども、先ほど来から言っておりますように、これらの社協というものの絶対的な信頼の一日も早い回復、そのことが社会福祉協議会にとっての至上命令、こういうことが大前提になるだろうというふうに思いますし、私どももそういう相談があれば、あるいは場合によつては、今後、それらの状況判断をしながら、必要があれば私どもも今までと同じような考え方を持ちながら、社協さんとも十分協議をした上で、将来に向けた展望といいますか、こういうものが一日も早く解決されることを願うべく、私どもも協力をしていきたい、そのように考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。