音更町議会 平成15年第2回定例会 2003年6月16日
介護保険サービスの基盤整備と充実について
2003年6月16日、音更町議会の一般質問で、守屋いつ子議員が「介護保険サービスの基盤整備と充実について」質問し、町長 山口武敏、民生部長 吉井隆徳が答弁しました。
- 質問者
- 守屋いつ子 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、民生部長 吉井隆徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 守屋いつ子
おはようございます。7番議員、日本共産党、守屋いつ子でございます。このたび町政の場で働く機会を得させていただきました。これからの町民一人ひとりが大切にされる音更町をつくっていくために日々努力を重ね、積極的な姿勢で発言、提案をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。では、通告に従いまして質問を始めさせていただきます。3点について質問をさせていただきます。1点目、介護保険サービスの基盤整備と充実について。平成12年、いつでも、どこでも、だれでもが望む介護が受けられるためにとスタートした介護保険制度が3年経過し、第2期介護事業計画が4月からスタートしております。保険料の大幅な値上げをはじめ、介護報酬が改定され、施設系を大幅に削減、在宅系を若干上乗せする内容となっております。今回の改定の特徴は、老人保健施設のリハビリに大きな焦点を当て、在宅への移行をこれまでになく評価しておりますが、在宅への誘導が行われているのが事実です。さらに、特別養護老人ホームの待機者基準は、介護度が高く、かつ在宅サービスの利用率が高い利用者を優先して入所させるシステム、これを神戸方式といいますけれども、これを運用しようというものです。既にこの神戸方式が運用され、老人保健施設を利用しながら特養ホームの順番を待っていた方たちが、入所中だと実質的に特養ホームの待機者とならない、あと何年になるかわからないという事例が出てきております。介護を要するようになったとき、住み慣れた自宅で過ごしたいというのが多くの方の願いでありますが、個々の理由により施設の利用に至っております。音更町においても、高齢化人口の伸びに伴い、要介護認定者の増加、介護サービスの利用の増加が見込まれていきます。音更町では特養ホームの待機者が300人となり、15年の3月定例会でも質問されておりましたけれども、特養ホームの増設は、来年6月に新しい老人保健施設ができるので、状況を見きわめた上で第3次高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を作成する段階で検討したいとの答弁でしたが、特養ホームと老人保健施設とは役割、機能が違い、前述しましたように在宅へシフトしていくという点からも、特養ホームへ申し込む意味合いが違ってきております。重複があるとはいえ100床の収容の施設であることから、残りの200人の解消にはなりません。重複の申し込みがあるということは、少しでも早く利用したいというせっぱ詰まった状況にあるということです。特養ホームの増設に向け、早急に取り組んでいくべきと考えます。また、在宅介護を支えるためには、一層の在宅サービスの充実が図らなければなりません。ある方は、本人、妻とも80代で、いわゆる老老介護ですが、脳梗塞の後遺症を持つ夫は、体調、気分がすぐれないと、自力で動くことができなくなり、妻も足、腰が悪くて力を貸すことができない状況になってしまいます。また、ある方は、娘さん夫婦と同居しておりますけれども、動けますけれども痴呆があるため、昼夜ともどこへ行くか目の離せない状況にあります。介護者がいつ倒れてもおかしくない状態、1日たりとも気の抜けない中で介護をされている方が多数いるのが実情です。在宅で介護をしてくれている家族がいる場合も、その介護者が緊急な事態になったり、疲れ果てて少しの休養が必要になるときがあります。そのときの避難場所としてのショートステイが整備されていなければ、安心して自宅で介護をすることができません。在宅介護の大きな柱でありますショートステイの利用実績は、音更町でも前年度の50%の利用増となり、今後も利用の増加が見込まれております。町内ではショートステイ用のベッドは12床しかありません。緊急の事態に利用できなかったり、施設の方では無理な受け入れをしてもらう事態も生じております。特に痴呆がある利用者さんの場合は、慣れた場所、慣れた人だと安心できますが、急な利用はしにくいという大きな問題もあります。各施設で緊急用のショートステイベッドを常に確保しておければいいのですけれども、それは経営的に大変厳しいものです。緊急の要望に応えるのは、一施設の裁量だけでは行えません。町が費用を負担して緊急用のベッドを一定数借り上げるなど、行政として責任を負っていくことが必要と考えます。音更町では、在宅サービスのほぼ全般にわたって利用料の軽減措置を町独自に取り組んできている点は大変評価できることと思っております。しかし、4月からの介護保険料の引き上げ、5月からの年金給付額の引き下げ、さらに7月からは、介護サービス利用者負担軽減措置の改正が行われる予定にあり、負担はさらに大きくなっていきます。低所得者にとって訪問介護が最も身近な援助であり、社会との接点となっている場合が多くあります。今回の軽減負担率を3%から6%に引き上げることは、さらなる負担増で、サービスの利用を打ち切ることになりかねません。訪問介護の軽減負担率を再度講じていくべきと考えております。低所得者の方も必要なサービスを必要なだけ利用でき、お金のあるなしで受けられるサービスに差が生じることがあってはなりません。以上の点から、次の点について伺います。懸命に介護されている介護者の実情をどのように把握しているのか、お伺いいたします。また、特養ホームの増設については、現状況からみると早急に増設すべきだと思いますが、その見解をお伺いいたします。また、緊急用のショートステイベッドの確保を行政として責任を持っていくべきと思いますけれども、その見解をお伺いいたします。更に、負担増に伴い、せめて訪問介護の利用料の軽減策を再度講じていくべきと思いますが、見解をお伺いいたします。2点目です。木野西通15丁目の下水道整備についてです。平成15年3月、市街化区域に編入されたことによりまして、現在、文化センター東側の宅地造成が進んでおります。宅地造成地は、造成とともに下水道の整備が進められておりますけれども、以前から住んでいる住民の方々は、市街化調整区域であったこともあり、下水道は未整備の状態です。住民の方は、雪解け時期や大雨、水を多く使ったときなどに汚水があふれ出てくる状況にあり、周囲への気兼ねなどで下水道の整備は切実な要求となっております。今は住宅地の道路のすぐそばまで下水道管が来ているのが見えます。町としても、市街化区域になったことにより下水道の整備は当然計画されていると思いますが、かねてからの要求でありました下水道の整備を周囲の整備とともに併せて行っていただくことは経費の節減にもなるかと思います。今後の具体的な予定をお伺いいたします。3点目です。公営住宅の安全対策についてです。公営住宅は、公営住宅法に基づいて、地方自治体が住民の生活のため整備、管理する住宅となっております。現在、順次公営住宅の建て替えが行われ、公営住宅を取り巻く環境も整いつつあります。しかし、柳町の公営住宅をはじめ昭和45年から55年ごろに建てられた町内の8カ所の公営住宅においては、構造上、勾配の低い切り妻型の屋根のため、屋根に積もった雪が落ちにくく、凍結をしながら頭上にせり出し、玄関前に落下するという非常に危険な状態となっております。幸いなことに、今のところ大きな事故が起きていないということですが、住んでいる方は、衝撃を与えないように静かにドアを開け、上を確認しながら外に出るけれども、本当に恐ろしいのだよと、常に危機感を持ちながら生活をしております。訪れる方も同じ思いでいるという声を多く寄せられております。更に、道路が狭く、大雪のときには除雪、排雪が困難な状態にあります。外開きのドアということもあり、玄関前に雪が積もり、ドアが開かないことがあったり、玄関前の凍結もあり、非常に危険な状態の中で生活をしております。また、火災、地震などの災害時、または救急車など緊急車両の搬入にも支障を来しかねません。平成23年からの建替計画があると伺っておりますが、まだ8年以上要します。危機管理のできない小さな子供や障害者、高齢者世帯、高齢の独居の方も多く生活していることから、行政として安全な生活を保障する上からも緊急措置を講じる必要があると考えます。以上の点についてお伺いいたします。一つとして、行政として安全な生活を保障する上からも、玄関前の落雪防止に対する緊急措置を講じる必要があると思いますが、見解をお聞かせください。二つ目。緊急時の非難、緊急車両の乗り入れが困難となることが懸念されます。通路部分の除雪も必要と思います。この見解をお伺いいたします。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
守屋さんの御質問をいただきました。初めての御質問であり、私も初めての答弁でございますので、できるだけ詳しく御説明を申し上げたいと存じますので、御理解をいただきたいと思います。初めに、1点目の介護保険制度の基盤整備と充実についてお答えをいたします。最初に、介護者の実情把握についてでありますが、御承知のとおり介護保険制度は、家族愛に根差し、社会的な連帯によって高齢者の介護を支える仕組みとして始まった制度であります。実際に在宅にあって大切な御家族、とりわけ高齢者の介護を担っている方にとりましては、身体的、精神的、また経済的にも大きな負担となるなど、日々の御苦労に対しまして心より敬意を表するものでございます。このようなことから、町では介護者に対する支援策として、家族介護者交流会を実施し、比較的重度の要介護者を在宅で介護されている方のリフレッシュを図っていただき、身体的、また精神的負担の軽減と明日への活力となる元気回復事業を実施しているほか、常時おむつなどの介護用品を必要とする在宅者を介護している方に、費用負担の大きい紙おむつなどの介護用品購入費の一部を助成し、経済的な負担軽減の一助としていただいているところであります。御質問の介護者の日常における実情把握につきましては、町が実施しております訪問調査時に直接御本人や御家族の声を聞き、状況の把握に努めているほか、ケアマネジャーを通して介護者の状況や訴えを確認し、介護に行き詰まった方などに対しても随時把握に努め、必要な方には速やかに対応しているところであります。次に、特別養護老人ホーム増設についてでありますが、特別養護老人ホーム「寿楽園」の待機者は、現在300人を超えておりますが、その内訳としては、他の介護保険施設や病院等に入られている方のほか、複数の特老に申し込みをされている方、また、直ちには入所を要しない方も申し込みをされているやに伺っております。町ではこうした待機状況を改善するため、社会福祉法人が運営主体となる老人保健施設の誘致を進めていたところでありますが、このたびこの整備計画が決定され、平成16年6月に開設の予定でありますので、大幅に待機状況も緩和されるものと思っております。特別養護老人ホームの増設の件につきましては、これまでにも幾度か同様の趣旨の御質問をいただいており、基本的な考え方に変わりはございません。本町で増設する場合には施設整備に伴う財政負担や介護保険料への影響などを十分踏まえなければならないことをはじめ、市町村における特別養護老人ホームのサービス目標量は、高齢者人口の概ね1.5%以内として国の参酌標準が示されている中で、本町において、既にこの数値を超えている状況にあることから、施設整備率の高い本町においての増設は極めて厳しい状況にございます。ちなみに、本町の今の実態は2.1%になってございます。しかしながら、老人保健施設が開設された後の状況を十分見極めた上で、平成18年度からの第3次高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を策定する段階で検討してまいりたいと考えております。次に、緊急用のショートステイベッドの確保についてでありますが、短期入所生活介護、短期入所療養介護、いわゆるショートステイ事業は、介護者の負担軽減を図るため、在宅の要援護者を一時的に施設で介護するもので、在宅介護の中にあって利用要望の多い事業の一つでもあります。町内においては、特別養護老人ホーム「寿楽園」は、専用ベッド10床と各介護保険施設の空きベッドの利用により対応しているところであります。平成14年度の利用実績を見ますと、延べ4,274人、1日当たり平均11.7人の利用となっております。御質問の緊急用のショートステイベッドの確保を行政として責任を持つべきとのことにつきましては、時期的に利用が集中している際、介護者の急病等により緊急な利用が必要となる場合などには、一時的に希望施設を利用できない場合もあると思われますが、その際には他の利用可能な介護保険施設と連携を図りながら、サービスが利用できるように努めております。また、先に申し上げましたが、来年6月開設予定の老健施設においても、入所定員100人のうち痴呆専門の50床を設け、併せてショートステイも実施されることから、今後の利用状況を勘案をしましても、対応は可能なものと考えております。次に、訪問介護利用料の軽減策についてでありますが、まず御質問にあります訪問介護に係る低所得者の利用者負担軽減対策の実施状況でありますが、国が介護保険制度施行直前に介護保険法の円滑な実施のための特別対策の一つとして打ち出した、法施行時ホームヘルプサービス利用者負担軽減対策により、国及び道からの補助を受けて、平成16年度までの時限的措置として一定の軽減対策を実施しているほか、法施行後における新規利用者に対しましても、国の対策との均衡を考慮して、町独自の対策として同様の措置を講じているところであります。補助制度による軽減については、国の当初の方針として介護保険制度が施行され、平成12年度から14年度までは、本来10%負担すべきものを7%軽減して3%の負担とし、平成15年、16年の2年間は、その負担割合を段階的に引き上げることとしておりましたが、この負担割合について、本年7月利用分から4%を軽減して6%を負担することに補助制度が改正されましたので、法施行時ホームヘルプサービス利用者負担軽減対策については、この改正に沿って実施することとし、新規利用者に対する町単独の軽減対策についても同様の改正を行い、実施することとしているところであります。御意見といたしましては、この訪問介護に係る利用者負担軽減対策を当初の段階までに戻すべきとのお考えであろうと存じますが、制度上の負担割合はあくまでも10%であり、低所得者の利用促進を図る観点から軽減対策を講じているところですし、コストに対する意識を高めることによって良質なサービスを育て、社会保険制度として成り立っている介護保険を健全な形で長く維持していくためには、段階的に本来の負担割合に近づけていくことが必要と考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、2点目の共栄地区の下水道整備についてお答えをさせていただきます。共栄地区の下水道整備につきましては、平成15年3月、市街化区域の編入に伴い、下水道区域として都市計画決定がなされたところであり、今後、下水道法及び都市計画法の事業認可手続きを経て、補助事業についてを補助指令を受けた後工事を進める予定であります。御質問の既存住宅地の下水道整備につきましては、早期実現が図られるよう進めて参りたいと考えているところでありますが、至近年次の整備区域として実施を計画しておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、3点目の公営住宅の安全対策について、一括してお答えをさせていただきます。本町の公営住宅は、高齢者、障害者に配慮した安全で快適な住宅の供給を目的に、公共賃貸住宅再生マスタープランに基づき、建設年次の古い住宅から順次建て替えを進めております。また、古い公営住宅の維持管理につきましても計画的に修繕をしているところであります。御質問の柳町団地の屋根塗装、玄関先への落雪、凍結についてでありますが、屋根塗装につきましては昭和62年から平成元年度にかけて実施をしております。玄関先への落雪、凍結等につきましては、今後の建替計画の中で安全を確保できるよう考えてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。また、屋根の雪おろし、通路の除雪は入居者が各自行うことになっておりますが、隣接の方がボランティアで行っている団地もあるように聞いておりますし、自治会で会費を集め除排雪をしている団地もございます。なお、ひとり暮らしの高齢者世帯など除雪が困難な方に対しましては、社会福祉協議会が実施主体となり、町と連携をとりながら除雪サービスを行っているところでもありますので、御理解をいただきたいと思います。御質問に対しての一通りの説明をさせていただきました。中にはまだこの回答では物足りない、こういうお気持ちもあろうかなと、そう思いますが、私ども、議員がおっしゃっている御質問に対して何一つ批判するものはないわけでありますけれども、なかなか一様にいかないというジレンマもあるわけでございます。特に特老の関係につきましても、介護保険出発時点でいろいろな論議があったわけでございます。これらの、高齢者の体がだんだん不自由になっていく。もう本当に介護者に介護者をつけなければならないという、この在宅介護にも限界があると。そのようなことも担当の方からも、また私も実際に目で確かめているところでもございます。そのような点からいたしますと、議員がおっしゃるように、今の言う特老という、ああいう施設があれば、本当にこれらの問題が全部解決すると。しかしながら、高齢化社会を迎え、国も財政的に一挙になかなか抱え切れないと。そこにこういう在宅介護制度というのができたものだと、そういうふうに思っております。私どもも再三これらのことにつきましては、他の議員さんからも今まで御質問をいただいております。そういう中で支庁ともいろいろ話をしたり、またこういう、道あたりも要請をしているわけでありますけれども、音更町も今、およそ20%に近い高齢者人口になってまいりました。そのような点からいたしますと、是非これらの、施設というようなことで、これは決して1.5%以内、そういうふうに限られておりますけれども、これは決してそれを補助申請してはだめだということではございませんけれども、これが十勝管内、全道、全国に集まってまいりますと、実際にその物差しというのは、ある程度充足率が高いところは少し遠慮しなさい。まだまだ遅れているところがあるのだ。まだ町の中に一つもそういう施設がないのですと、こういうようなやはり実際の、実務の中で取り扱われているのが現状でございます。しかしながら、今申し上げましたように、やはり町もこれらのことについて高齢化社会を迎えるに当たって、やはりそれらを、ひとつ人口が、徐々にではありますけれども増えている町としては、これらを更に強く要請をしてまいりたいと、そのように存じます。それから、公営住宅の安全対策、御指摘のとおり、担当者ともいろいろと話をしました。現在のところ片流れになっていると、切り妻型、両サイド、三角屋根という意味だそうでございますけれども、そういう中では昭和47年から片流れ方式、そして今は高層化していると、こういうことで、徐々にこういう、切り妻的な住宅が少なくなってきているというのが現状でございます。いろいろとしおりで書いてあるからそれで責任逃れをするということではございませんけれども、議員がおっしゃっているような、勾配がそんなにきつくない。逆に雪どめだとか雪割りですか、そういうのをつけることによって、かえって雨漏りをしたり、かえって凍結がしてしまう。問題はやはり危険と称するときはやっぱり、常日頃は常に住んでいる人が雪を下ろしていただくということが一つの義務化されております。しかし、高齢者の方、そういう方々については、町の社会福祉なり、あるいは隣近所の仲間の中でお互いに、補助の精神といいますか、そういうようなことがやっているのが実態でございます。今まで何の事故もなかったということは幸いでございますけれども、あと最終的に桜が丘では84戸、梢の方にも少しあるということでもございますし、これらの改築計画が今ありますから、これらのことを考えますと、あと残るのが180戸ぐらいなのかなと、そのようなことで、近いうちにこれらの、桜が丘も今解体をし、再生マスタープランで今新しくなってまいります。このようなことで徐々に解決はされるというようなことでございます。いずれにしましても、これから春先の安全対策というようなことで、住宅担当の方も含めて、これらの危険防止といいますか、あるいはそういう除雪等の、なかなかできない方についてはより綿密な連携のもとに、除雪なり屋根の雪下ろしも全面的に取り入れていくように、注意を促しながら、あるいは社会福祉の方の協力を得ながら、そういう対策に取り組んでまいりたいと、そのように思いますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。
再質問 7番 守屋いつ子
再質問させていただきます。介護保険サービスの基盤整備の件につきまして、今、町長から詳しい説明がありました。しかし、介護状況を十分把握していらっしゃいますけれども、その中で、戦中、戦後の復興、発展を支えてきたお父さんとかお母さんたちが介護を要するようになったときに、昔の苦労が報われるように長い人生を温かく包む介護をしたいと思うのは、だれでもが思います。だからこそ一生懸命介護に当たります。しかし、毎日毎日繰り返される介護は、心身ともに疲労を招き、肉親だからかわいそうという気持ちと大変という気持ちが葛藤しながら介護しているのが介護者の気持ちです。今の介護保険は、介護者がいなければ成り立たない、そういう制度となっております。介護者の高齢化は、介護者自身が加齢に伴う体力の低下と、病気にかかりやすく生活能力が急変しやすい条件にあるということ、また、今の社会情勢の中では家族も仕事を持たなければ生活が成り立たない。その中で介護と両立させていくのは本当に厳しいものがあります。介護保険が在宅へシフトを置く限りは、介護者の生活を守り、自宅で安心して介護ができる保障が必要となっております。音更でも要介護認定者は1,000人を超えております。まだ要介護認定を受けていない高齢者の方を抱えた家族の方でも、突然出かけることがあったときどうしようかと、いつも頭から離れないと心配しながら生活をしております。在宅で介護をする人たちにとって、施設はなくてはならない存在です。施設か在宅かではなく、いざというときに支えられる施設があってこそ在宅介護が頑張れるということだと思います。そういう点からも、先ほど述べましたようにショートステイベッドを確保しておくということはとても大事なことです。来年6月の老人保健施設が開設されることによって、一定解消できるということでありますけれども、まだ1年以上もかかります。更に、ショートステイを確保するというときに、ケアマネジャーが働く、この働き方というのは、本当に、施設を探す、その労力は大変なものです。そういう点からも、やはり町独自として取り組んでいくことを強く求めたいと思います。また、増加する高齢者の中では、どんなに頑張っても最終的に在宅で過ごせなくなる人が総体的に増えてくるのが当然のことです。町長も支庁、道へ要請をしている、そういうことでありますけれども、私たち日本共産党の十勝議員団でも5月29日には特養ホームの建設を求めるということで、十勝支庁へ交渉をしております。十勝圏全体で210床の不足であるという回答でしたけれども、帯広だけでも688、音更でも300という状況で、余りにも国の施設整備の目標数値では地域の実情や特殊性を考慮されていないものであると訴える中で、地域の実情を聞きながら対応したい、そういう答弁も得ております。自治体自らの要望、要請活動も非常に大切かと思います。町長も先ほど言っておりましたように、具体的にどのように要請、要望活動を行っているのか、お聞かせください。また、昨年の10月からは老人医療費の負担が1割になり、介護保険料が音更では21.4%の増税率となって、そして更に年金が引き下げられております。1人当たり年間約3万円の負担が増えております。そのような中で、7月から改定される軽減措置の内容を具体的にお伺いいたしたいと思います。あと、公営住宅に関することを再質問させていただきます。町としてもいろいろ御検討くださっているようですけれども、この公営住宅には、先ほども述べましたように、小さな子供を抱えた母子家庭や障害のある方、そして高齢者世帯と独居高齢者の方は114世帯で、約2割以上の方が住んでおります。危険を察知できなかったり機敏な行動がとれずに逃げ切れないということが十分予測されます。生活をする上でも経済的にも弱い立場にある方が生活をしております。除雪については、自分の力でというところが原則でありますけれども、やはりできない方は、雪よけをしてもらって、お礼をしたけれども、屋根までは頼めないし、お金もかかるから落ちるのを待っているだけと話されております。屋根の雪おろしと除雪を業者へ依頼した場合は、条件にもよりますけれども1回1万5,000円から2万円ぐいらの費用を要します。お金をかけられる経済的な余裕がある方は少ないというのが実態です。公営住宅は、不特定多数の方が訪れます。事故が起きたときの対応は、除雪をしなかった方の責任となるのでしょうか。事故が起きてからでは取り返しがつきません。そのような不幸な事態を招かないためにも、再度お考え直しいただきたいと思います。また、この中で、社会福祉協議会と福祉除雪の実態をお聞かせください。以上、再質問させていただきます。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
ちょっと事務的なことにつきましては、後ほど部長から説明をさせていただきます。先ほども一定の答弁をさせていただきました。おっしゃること、またそのことも単なる理想的なことだけではなくして現実的に考えますと、やはりおっしゃるようなことが、これから高齢化を迎えればますます、その需要といいますか、そういうものが多くなっていくということはだれしもが予測のつくところでございます。しかし、困るからといって、問題は、だれがそれを負担するのかということでございます。介護保険につきましても、町の分だけでも12.5%という一つの負担があるわけでございます。ですから、こういう介護制度というのが、本来でありますと医療、福祉、年金ですか、これらのものを抜本的に改正をしていかなければ、これらの問題もやはり解決しないのかな、そのような気がいたします。いずれにしましても、たまたま民間の手稲ロータスさんが音更に進出をしてくるというようなことでもございますし、またこれらの、先ほどの老齢人口の1.5%以内ということを申し上げましたけれども、実際にこれらの枠についても、音更も100床の、実際には今、210床でございますか、そのうちの帯広市が至近年次で整備をするという数字で150床、帯広市は計画をしております。そうしますと、残りあと60床しか残っていない。国の方もあえてこういう参酌基準というのをつくるのは、一挙に増えても、なかなか国も財政的についていかない。そのようなことで、先ほど申し上げました一つの一定の目安といいますか、そういう、ある程度ケース・バイ・ケースということが当然、実務的には考えられるわけでありますけれども、一定の、全国的な視野の中でこれらを進めていくというようなことになれば、先ほど申し上げたような基準値的なものが一つの目安になっているというようなことも、現実私ども事務を進めていく上においては、そういう現象にございます。音更町も、ロータスさんが来るといっても、ただ来るということに対してはやはり、町の負担も当然、こういう施設設備をつくりますと、町の負担も増えるということも事実でございます。ですから、本当は虫のいい話をすれば、自分の町でつくらないでよその町に世話になる、これが一番の、一番手っ取り早い話でございますけれども、やはり音更町としては、これだけの人口を有する町として、そういうわけにはいかない。やはり単独の考え方で、そういう福祉社会というようなものについての充実をさせていかなければならない。そのようなことで、たまたま民間ではありますけれども、そういう町と連携をしながら進出をしていただき、少しでもこの問題を軽くするといいますか、解決するということにはなりませんけれども、少しでも充足率を高めていきたいというような考えのもとに行っているわけでもございます。どのような要望をするかというようなことでございますけれども、私どもも、各町村、これはもう1町村の問題ではなくして、これは全国的に言えますし、特に、ここ北海道ということになりますと、どうしても高齢人口が多くなってくる。また音更町内で考えましても、市街地と農村地域のどちらが多いかというと、また農村地域が多い、こういうことがあるわけでございますので、私どももやはりそれらの実態というものを十分考えながら取り組んでいかなければならないし、長らくこういったものをすべて無視して我が町さえよければいいと、こういうことにもなかなかならないというのが実態でもございますので、その辺は、今後もひとつの町村会だとか、やはりそういう中で一つの取り組みをしていくというようなことでもございますし、先般も、チラシを見ておりましたら、共産党の皆さんが十勝支庁に行って直訴されたということも承知しているところでもございます。私どもも今、そのようなことで取り組まさせていただきますし、また今後、福祉充実の中の項目の一つにこの項目が確か上がっているはずでございますから、それらをひとつ踏まえて、更に、やはり地元、道あたりから、やはり了解をとっていかなければならないという現実がありますので、そのようなことでひとつ御理解をいただきたいなと。それから、公住の、今おっしゃるとおりでもございますし、今ほとんどが片流れのことでございますから、今の住宅は心配がない。ところが古い住宅に、そういう、切り妻のところに三角のものを当てますと、そこにかえって、凍結して、かえって危険を及ぼすというようなこともございます。先ほどちょっと申し上げましたけれども、問題はやっぱりそういう危険の増すのは大雪が降ったときとか、あるいは解けたりしばれたりという繰り返しのときに一番、落雪といいますか、そういう心配があるというようなことでございますから、担当者ともそれらの対応策について、その時期になれば、実際に公営住宅を歩き、あるいは世帯構成を見て、非常に、雪落としなどが至難だというような家庭については、直接行政指導の中で取り組む。あるいは雪止めというのがあります。これなら玄関口に2個ないしまたは3個で、高齢者でどうしても雪おろしも大変だと、こういうようなところについては福祉と連携をし、更にはもう1歩進めて、場合によっては一時的なものになるかもしれませんけれども、雪どめを当てることによって直接の落雪なり、そういうものが防げるというようなこともございますので、これらのことも含めてやっていかなければならないだろうと。人命にかかわるというような、事故にかかわるというようなことも先ほどお話いただきました。確かにそういう点があるのかもしれませんけれども、私ども、いずれにしてもこの住宅は全部壊してしまう住宅でございますので、正直言って財政難からいったらあまり金をかけたくないというようなことです。さりとてまた、入っている以上はその安全策を考えなければならないという点がございますから、これは雪止めあたりをやれば、落雪するという心配はない。ただ、雨漏りだとか、今の長尺ではない公営住宅もございますから、屋根が。そうすると、升形の鉄板で屋根をふいているまだ住宅もございます。そういうところの技術的な問題もありますから、一様にあれもこれも一色短ということにはならないかもしれませんけれども、今申し上げました安全防御策というようなことで、そのようなことについても配慮してまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。あと、数字的なことについては、担当部長の方から説明をさせていただきます。
答弁 民生部長 吉井隆徳(民生部長は2004年3月まで)
それでは、軽減対策、あるいは除雪体制等につきましてお答えを申し上げます。まず最初に、低所得者に対する介護保険サービス利用者の負担額の軽減でございます。これにつきましては、それぞれ国の通達等によりまして、法以前に訪問介護を利用されている方については軽減をするということでございまして、対象者については、生計中心者、低所得者で、生計中心者の所得税非課税の方を対象にしまして、本人負担を3%にするというようなことでございます。これについては、法が12年から施行でございますから、それ以前に利用されている方についての軽減でございまして、その後の対応としましては、15年から6%に本人負担をしなさいということでやっているものでございまして、先の委員会で理解をいただきまして、そういうふうに進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。国の考え方としましては、経過措置でございまして、15年、16年については6%、それから17年には法の趣旨によります10%に戻すという考えに基づいているものでございます。そのほか、御質問にはございませんでしたけれども、町単独事業としまして、法以降のものについても、所得税の非課税の方については同じような軽減をしているという状況にありますので御理解をいただきたいと存じます。次に、福祉支援の除雪サービスの実施でございますけれども、町長がお伝えしているとおり、社会福祉協議会と連携をとりながら実施している状況にございます。14年度実施状況につきましては、対象者が35世帯、そのうち除雪をしたのが20件、それから公営住宅は5件というような状況でございます。ただ申し上げますのは、お答えしているとおり、本人がひとり暮らし、あるいは高齢者世帯、除雪の困難な身体障害者の方等、自分で除雪のできない方を対象にしてございます。また、それぞれ、資金的にも非常に困難な方等を対象にして把握して実施しているところでございます。この把握の仕方につきましては、地域の民生委員あるいは推進委員、それぞれの方から調査をいたしまして対象者を拾い上げております。また、実施に当たりましては、それぞれの家庭に連絡をいたしまして、その必要があるかどうか確認して実施しているところでございます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 7番 守屋いつ子
介護保険の基盤整備の件です。財政的なこと、あとサービスを自分で負担していくという、この介護保険の性質そのものがなかなか、そこから抜けられないというような状態にあるかと思いますけれども、やっぱり皆、介護保険料を払って、利用料を払って、ただでサービスを受けようとしているわけではないですよね。そういう点ではやっぱり、被保険者に対して我慢とか不自由を強いることがないような、あらゆる手だてを尽くしていくべきだというふうに思います。長野県の泰阜村では、ショートステイの件なのですけれども、上からの指導監査もあるけれども、私たちは決して介護保険制度を壊すのではなくて、該当基準というのは現場がつくるものであって、実情に合わないのであれば法律を直せばいい、そういうことで、村独自でショートステイの施設をつくったりしている、そういうケースもあります。音更町の財政、大変だということではありますけれども、やっぱり、介護自体は日々、本当に繰り返されるものです。来年6月にあるからいいとか、そういうものではなくて、もう本当に今日、明日、辛い、大変な思いをしているのが実態ですので、やっぱりその辺をよく汲み取って、サービス、介護保険の充実を図っていく、そういう姿勢を強く求めてまいりたいと思います。また、公営住宅につきましても、これも本当に毎日行われる、毎日の生活の中で、本当に、ドア1回1回開けるたびに危険がつきまとっている、そういう状態にあるということを、やはり現実として受け止めていっていただきたいと。ただ、公営住宅については、一定の前進の回答があったと私は理解させていただきます。また、先ほどちょっと、遅れましたけれども、共栄地区の下水道整備については、住民の方の、衛生面だとか悪臭で近所の関係を崩すこと、なくすることも配慮も必要だと思います。いっときも早い下水道の整備を速やかに進めていただきたいということを要望いたしまして、私の発言とさせていただきます。