音更町議会 平成14年第3回定例会 2002年9月17日
今後の町の財政運営の取り組み、考え方について
2002年9月17日、音更町議会の一般質問で、山本忠淑議員が「今後の町の財政運営の取り組み、考え方について」質問し、町長 山口武敏、助役 藤井勉が答弁しました。
- 質問者
- 山本忠淑 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、助役 藤井勉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 山本忠淑
通告に従いまして質問いたします。今後の町の財政運営の取り組み、考え方について理事者に質問させていただきます。国も地方も財政が容易ならざる状況であることは、衆目共通の認識であります。しかし、音更町はほかの町村から見れば、新興住宅団地は次々と造成され、IC工業団地の分譲開始で新しい企業も何社かが新社屋で営業を開始されております。人口もほぼ推計どおり増加しております。過日、9月7日、8日、本町の十勝農協連家畜共進会場で盛大に開催されました4年に1回実施されます北海道総合畜産共進会のため、大変多くの人の出入りがありましたが、全道から来られた出陳者や参加者、関係者の皆さんから音更は町に活気があるとの印象の言葉を多く聞かれました。町外の方から見ると、まことに豊かそうに評価されておりますが、昨今、町長を初め理事者は一堂に厳しく悲観的とも思われる財政運営に対する見解が多いのであります。国の誘導に沿って、どこかの町と合併を急がなければ、明日の音更町が立ちゆかなくなるような不安定な財政状況であったら大変なことであります。たとえ合併特例法の期限が2005年3月だからといって、そんなに簡単に性急に現実のものとなることではないと思いますし、そのことが実現しても、特例措置の恩恵を受けて町が今より一転して豊になる要素もないと思われます。したがいまして、どんなに激動不安定な状況下であるとしても、音更町は健全な財政力を保持していくための知恵と努力を一丸となって続けていかなければなりません。日ごろから町の台所のやりくりの実情を明らかにしながら、町民の理解、協力を求めていかなければならないと思うのであります。そのような観点から、財政運営について伺いたいと思います。1点目として、今年度の本町への地方交付税マイナス9%減額の算定基準の分析と次年度以降の抑制予測に対し、財政運営効率化対策にどう取り組もうとされているのかお伺いをいたします。2点目として、予算の編成、行政執行の上で財源不足が生じるとするなら、どのように補てんしていこうとされるのか、考え方をお伺いいたします。3番目として、さらなる行財政改革に取り組んでいかなければならない状況であると認識いたしますが、事務事業の効率化に向けた見直し、人事院勧告を考慮するなど、人件費の適正化、介護保険を初めとする負担の適正化への考え方、各種施設の使用料の見直し、パークゴルフ場の使用料、ごみ収集の有料化等、新たな負担を町民の皆さんに求めていく考え方があるかどうか、お伺いをいたします。4番目として、臨時財政対策債、減税補てん債、国の経済施策との調整、その他公共施設、災害復旧など、町債発行の必要性が今日まで起きた場合、交付税措置が約束された事業は積極的に借金をしてでも国の方向に追従してきた状況にあったと思いますが、これからは我が町の財政力を見きわめて、国の補助を運用する自治体優先でなければ、公債費比率も境界ラインを大きく超えてしまう赤字自治体にならないのか、考え方をお聞かせいただきたいと思います。5点目として、国保診療所への繰り入れについて、今後も現状の運営状況から改善の見通しがない場合でも継続をされるお考えかお聞かせをいただきたい。6点目、特に近年時、町の財政対策を誤りなきものにするために、町内に対策会議のような組織を持って財政運営の道筋を決していくべきでないかと考えるものでありますが、その必要性はないものでしょうか。最後に、第4期総合計画立案時と財政を取り巻く環境が相当に悪化しておらないのか、見直しをしていかなければならない状況がないのかお伺いをいたします。以上、御答弁をお願いいたします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
今後の町の財政運営の取り組みについての御質問でありますが、財政運営効率化対策、財源の確保、町民負担の方向性及び交付税措置に対する考え方については、関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。まず、今年度の地方交付税の算定基準の改正と財政運営効率化についてでありますが、国から配分される普通交付税は、基準財政需要額と基準財政収入額の差し引きで決まります。今年度の交付税は1億円の歳入不足を生じましたが、その原因につきましては、基準財政需要額において7,500万円の過大見積もりと基準財政収入額において3,100万円の過小見積もりがございました。基準財政需要額は、基礎数値に補正係数、単位費用を乗じて算出し、そのうち73項目ある単位表は現実の行政経費や補正係数の変更にあわせて毎年見直され、本年度は55項目が見直されました。その他の見直しの大きなものとしては、人口規模によって経費の差を補正する段階補正の改正であります。標準団体に比べた小規模団体の経費は割高になることが増額補正されていましたが、一部の小規模団体においては、合理的効率的な行政運営を行って経費の節減を図っていることから、割り増しが今年度から3年間で引き下げられております。3年間で減額される額は、本町で3,000万円程度、人口4,000人の団体では5,500万程度となる見込みであります。その他、補助事業や単独事業の起債に対し、後年度にその元利償還金を交付税措置する事業費補正の制度に改正がありました。この制度については、自治体の実質負担が軽く、むだな公共投資につながっているのではないかという批判から、起債充当率の引き下げや交付税算入率の引き下げが行われましたほか、箱物整備の起債については特定のもの以外認めないとする大幅な見直しが行われました。地方交付税の削減額は、平成13年度が臨時財政対策債を含めて1億3,800万円の減、本年度の普通交付税は、臨時財政対策債を含めて2億5,100万円の減であります。削減にかわる財源としては、町税収入でありますが、平成13年度決算額は、前年度より4,400万円の増、今年度は前年度決算額より3,000万円程度の増と見込んでおりますが、交付税の減額を埋める状況にはありません。予算編成時において、財源不足は起債で対応し、さらに不足をする分については基金を取り崩しているところでありますが、支消に当たっては残高を見ながら慎重に取り組まなければならないと考えております。また起債については、上限額を設定し、抑制を図っておりますが、その年の償還元金より多く借り入れをしない原則に立って、町債残高を減らしていく考え方であります。平成13年度末一般会計の町債残高は260億5,400万円であり、交付税措置額を差し引いた額は142億3,400万円であります。従来の起債に交付税措置があり、有利な起債の活用を図りながら長期計画に沿って大きな事業に対応してきましたが、起債の償還金が平成16年度をピークに多額となっており、財政を圧迫する要因となっていることから、事業の緊急度を見きわめるとともに、事業規模や設備が過大にならないように、事業費を必要最小限にしていく考え方であります。また、歳入が減ることから歳出の抑制を進めなければなりませんが、人件費については人事院勧告に準じて給与体系を見直す予定であり、職員数についても退職者補充を最小限に考えているところであります。その他、経常経費については、管理経費の節減や事務事業の見直しなど、行政改革や行政評価をさらに進めていかなければならないと考えております。町民負担の考え方についてでありますが、本年度介護保険制度の見直しの時期を迎え、現在の試算では介護保険料は上がる見通しとなっておりますが、その他ごみの有料化や施設の使用料など、受益者負担の原則に立って必要最小限の経費の一部負担をお願いしたいと思っているところであります。それぞれの負担の考え方をできるだけ早くとりまとめ、議会の御意見と町民の御理解をいただきながら進めてまいりたいと考えております。次に、国保診療所に関する御質問についてでありますが、国保診療所につきましては、繰入額は平成13年度が8,375万9,000円、本年度の予算は7,280万円であります。これまでの経費節減の取り組みについては、職員数の見直しや収入確保のため、入院ベッドの一部を療養型病床群に移行させるなど、改善を図ってきたところであります。現在、行政改革で検討中でありますが、施設の老朽化もあり、地域医療の観点も十分勘案しながら、今年度中に一定の方向を示してまいりたいと考えております。次に、財政対策に取り組むための町内組織の設置についてでありますが、職員においては、現在の財政状況を念頭に置き予算編成や予算執行において財政健全化に向けた取り組みをしているところであります。今年の職員研修においては、課長、係長、主任職を対象に財政について内部研修を実施したところであり、行政評価については部、課、係内で自ら評価する一次評価を進めております。重要な協議事項については、庁議において対処しているところであり、財政対策についても庁議の中で慎重に取り組んでまいりたいと考えております。次に、第4期音更町総合計画の財政運営との関係についてでありますが、第4期音更町総合計画は、社会情勢や経済情勢、地方分権などを念頭に、パートナーシップに基づいた町づくりを基本として策定したところであります。しかし、厳しい財政環境に変化が見られず、計画実行の遅れが予想されるところでありますが、長期計画の位置づけの中で、我が町の目指す方向に近づけるよう努力してまいりたいと考えております。これで答弁とするわけでございますけれども、いろいろと先ほどから御指摘をいただいております。その考え方の基本となるやはり不足する分をどう補って賄っていくかということが基本になろうかと思います。もちろんこれらの考え方については、新しい歳入なり、そういうものを受益者負担という中で考えていくべきですし、あるいは歳出をできるだけ削減する、コストダウンをするというような、そういうやはり考え方でいく、この二つの道しかないのかなと、そのように考えているところでもございます。ただ、安易な道を選べばいいということだけではなしに、あるいはまた数字合わせだけをやればいいという考え方ではなくして、やはりできるだけ私ども行政に携わる者として、これらの執行に当たって、できるだけ最大限のやはり縮小削減を図りながら、それでもなおかつ足りない場合には、どうしてもやはり町民の御負担をやはりいただかなければできないというものもございましょうし、またこれらの考え方の中には、すべてをやめてしまうとか、行わないというようなことだけではなしに、場合によってはやはりこの財政難のときだけをひとつしのぐために3年間とか、あるいは期限つきのようなものを考えるとか、あるいは負担の2分の1、経費のうちの2分の1を負担していただくとか、そういうことを模索をしながら、私どもとしてはやはり行政側がその反省に立って、そしてなおかつ足りない場合には住民の御理解をいただいた中で料金改定等も取り組んでいきたいと、そのように考えてございます。今、それぞれ来年度予算に向けての経常経費あるいは事業費、こういったものに見通しをつけて、それらの具体的な取り組みについて、これから最終的な判断をさせていただくという段階でございますので、御理解をいただきたいと存じます。
質問 1番 山本忠淑
ただいま今後の町の財政運営の取り組みについて、おおよそ答弁がございました。1番から4番まで、関連がありまして、答弁もほぼこの4項目について一緒に答弁いただいていると思いますので、私もこの4項目含めて再質問をまずいたしたいと思います。今年度の交付税減少の分析と、それから財政運営効率化への取り組みの説明がございました。7月27日のマスコミ報道によりますと、道内市町村は前年比6.9%の地方交付税の減少、これは全国が6.2%でございますから、全国よりも北海道は0.7%減額が上回った、あるいは十勝管内は8.7%、これは全国平均よりも2.5%減少率が大きい、この減少の原因は、財政運営の効率化が遅れている自治体への配分の割り増し率を抑制したためという報道もございました。したがいまして、道内の小規模市町村の財政健全化への遅れが改めて浮かび上がったとも報道されております。地方交付税制度の現状は、近年の経済状況の影響から地方税収入や交付税の原資となる国税収入が低迷する一方、地方交付税会計の歳出面の公債費が累積をしており、巨額の財源不足を来して、平成11年、12年では国そのものの交付税総額の4割は交付税特別会計の借入金で賄うという異常な事態ということであります。また、地方も国の景気対策の公共投資の追加策にのってきたことで、償還に苦しむ実態にあります。国は、12年までの対策として、交付税特別会計の元金償還を後年度に繰り延べた上に、新たな借り入れは国と地方の折半負担のルールを引きました。また、13年から15年までの新しいルールとして、交付税特別会計借入償還は19年以降に繰り延べることとした上で、なお生ずる財源不足の建設地方債を除く不足は、国と地方が折半負担として、国は一般会計から、地方の負担はいわゆる臨時財政対策債による補てん、そしてこの償還利息相当額については、その全額を後年度、地方交付税の基準財政需要額に算入するとの措置がとられているのであります。私が申し上げたいのは、従来から交付税措置されると約束されていた起債の元利償還金が先ほど答弁でもございましたように、制度の改正で交付税算入率の引き下げが行われて、借入金の補てんに狂いができている状況があるということでございます。例えば御答弁でありましたように、段階補正につきましても、小規模団体に対して測定単位当たり経費の割り増しを行っていた、その方針が見直されたことも、これもまた十勝に大きなマイナス要因になっておりまして、減額率が高まったと理解をしております。図書館や地域会館の建設のとき借り入れをした箱物に対する借入金の交付税での補てん制度も廃止されたというふうに聞いております。したがいまして、そうした交付税制度の改正が行われる以上、その影響をどう試算していくのかこれは大変大切なことであろうと思うのであります。先ほども説明がありましたように、町債残高およそ一般会計分で260億5,000万、とすると、先ほど町長の答弁ですと、そのうち140億は交付税措置をされると答弁されたように聞きますけれども、これはどちらにしても140億が実質町の負担なのか。とすれば、交付税措置は120億が約束されていることになりますし、その逆であればその逆ということになります。それから、問題はここ1、2年の見直しで制度改正で、あるいはもう少し中長期に考えて、今まで交付税措置をあてにして借り入れをしてきた債務に対して、町の負担がどのように変わっていくのか、このことも見きわめなければならないと思うのであります。13年度決算のバランスシートを見ましても、なかなかバランスシートの数字とそれから14年の3月に出されました財政の見通しとの数字が一致しない、何かばらばらのところがありまして、理解できないところもあるのですけれども、いずれにしてもそういういわゆる期待をしていた交付税措置というものが変化をする状況にあるのではないかと、この辺のことについてのしっかりした見きわめを持たなければいけないのかなと思いますので、そうしたことに対する担当部局の見通しというものを示していただきたいと思います。それから、これも冒頭御説明がございましたが、今年度の交付税1億円の歳入不足だと、予算のときは60億、特別交付金で2億9,000万、実際は58億何がしで1億円の歳入不足でございます。これは、単なる見込み違いと片づけていいのかどうかということでございます。歳入不足の原因の一つは、先ほど説明ありましたように基準財政需要額7,500万の過大見積もりがあったと。基準財政需要額は申し上げるまでもなく、地方自治体が標準的な行政運営を行うため、その年度において必要と見込まれる額を理論的に計算したもので、行政分野ごとに単位費用に測定単位の数値をかけ算をして、財政需要の差、例えば都市化などの程度の差を反映させる、補正係数をかけ算する。そして、先ほど説明がありましたように50数項目、教育、福祉、土木等と、簡単に言えばこれらを足し合わせたものが基準財政需要額というふうに理解をしておりますし、もう一つ御説明がありました基準財政収入額は、標準的な地方税収入額に算入率、市町村は75%をかけ算したものとされておりますが、この過小見積もりが3,100万、地方交付税の試算といいますか、計算は大変難しいということでありますので、これらの計算違いというのは許容範囲なのかどうか、私は、1億円の歳入不足はどこか計算を誤ったから起きたことになるのではないかなと、この辺違えば違うと言っていただければいいわけですけれども、地方交付税の算定過程は、ブラックボックスで当然起きる算出の誤差があるというふうに考えなければならないものかどうなのか。例えば、いろいろ法令改正がありまして、法令改正の基礎となる単位費用や補正係数の積算の解説書も当然公開されております。普通交付税の交付決定額は、法令に従って計算すれば、その任務にかかわる知識を持った者であれば、計算して同じ結果になると認識しておりますが、その辺の私の認識が違えば事情の説明をいただきたいと思います。特に、行政報告でもございましたが、土地改良事業にかかわる農林金融公庫資金26億4,000万繰上償還をされまして、約1億のこれは当初予算に計上されていない償還利息の減少、これは農林業費から出てきた当初予算にない歳入見込みでございます。言うなれば今年度の農林業予算は15億弱でございますけれども、15億弱のうち5億4,000万の土地改良に対する町の負担を、繰上償還したことによって2億3,000万相当の差ができたと、この財源をもしかすると、この1億の歳入不足に埋めて、今年度の当初予算の試算、予算計上に大きな差異がないという状況になるわけですけれども、こういった手法というのは、何かこれでいいのかなという印象を持つわけでございますけれども、この辺についての事情をもう少し御答弁いただけたらと思います。それから、14年度の町政執行方針で述べられておりましたが、自主財源の確保対策として遊休資産の処分も検討することの提案があったと思いますが、これに対する先ほど答弁ありませんでしたが、具体性、可能性等は今年度あるのかないのか、この点も必要がなければそういった必要がないわけでございますけれども、臨時財政対策債6億円、これは16億の起債のうちの6億ですから大きいわけですけれども、これは無条件今年度借り入れしなければならないとすると、この辺のことに対する考え方も持たなければならないのかなと。そして、いわゆる町が持つ基金、財政調整基金5億3,000万、13年度の決算資料によりますと、今基金の残高が25億9,000万、14年度末には19億に減ると、基金を取り崩ししなければならない状況でありますけれども、こういう数字の中身に目をやるともう限界であろうと、これ以上基金を崩してほしくないと、こう思うのもまた本音でございます。先般も論議がございましたが、例えば大きな施設、会館、図書館やプール等の建設時に借りました利息の高い借入金を繰上償還をして、負債圧を多少なりとも軽減するべきという声も多いわけでございますけれども、これらを繰上償還するには、現状では元金も補償金も工面できる状況に財源の余裕が全くないということであろうと思いますが、その辺のこともただ期待を持てるようなお考えをなされるのではなくて、償還できないものはできないという数字の裏づけがあるのではないかと、こんなふうに考えますが、この点もどのようにお考えか。それから、国が認めております借換債、上下水道に関してはこれも大変高利なものがあると思いますけれども、13年度の決算数値で見ても、年利5%以上の高利な借入金が約70億ありますが、これにしてもこれは国が判断することということでございますけれども、至近年次に利息の軽減が図られる可能性があるのかどうか、この辺の見解もお持ちかどうかをお伺いしておきたいと思います。次に、8月初めに人事院は2002年度の国家公務員一般職給与について、行政職で平均2.03%、月額7,770円引き下げるように国会と内閣に勧告をいたしました。1948年の勧告制度創設以来、初の引き下げ勧告であります。先ほど町長御答弁ありましたように、本町もこの勧告に沿って従来は引き上げでございましたから、当然のごとく引き上げがされてきましたが、今回考えるという御答弁でございましたけれども、国の機関での実施はマイナス改定ということに配慮をして、4月にさかのぼらず12月期末手当で所要の調整措置を行うというふうに報じられていた記事がございましたが、本町の場合はどのような規模でどんなスケジュールでお考えになっているのか、これも今9月でございますから、やはり早目に方向づけを持たれるべきだと考えるところですが、その点についてのお考えをいま一度お伺いいたします。また、ごみの有料化についても南十勝の町村、あるいは芽室町の諮問の動きが報じられておりましたが、本町は有料化しないでいくためにはどうすればいいのか。有料化の検討が必要なら、どんな手法でいつごろからという、これも早い時期に方向づけを持つべきだと思います。パークゴルフ場の使用料の検討、これも検討しなければならないという声が毎年起こっているわけでございますけれども、やろうとすれば難しいことも多々あります。先般も協会の方々の御意見を伺ったという報告もございました。来年度もやらないということでありますので、しからばこれももっとやはりトップは、町長はこの辺の見解をきちんと持って、やらなくてもいいのであればやらない、やるのであればもっと広く意見を求める組織を持って具体化する努力をされるべきだと、担当部局に検討すれという範囲では、非常に前へ進まない難しい要素が私どもが考えてもあると思うところでありますが、この辺のこともやはり折にふれて方向づけをきちんと出すべきだと思います。介護保険料の検討については、3カ年の実施期間を経て、来年度見直しをされることでありますので、国の報酬単価が決定される時期、内容に左右されることであると思いますが、3月議会ぎりぎりにその数値が示されるということでは、論議の余裕もないということになるのではないか、運営協議会等で速やかに検討されて、4月からの新年度に時間的な余裕を持って当たっていただくべきだと思いますが、このことに対するスケジュール、お持ちであればお伺いしたいと思います。もう1点、国保診療所運営については、先ほど御答弁がありましたように、13年8,300万、14年7,200万、繰入金の削減努力は見られるものの、これにしてもこの財政状況では、町民負担が大きいのではないかと、こんなふうに考えるようになりました。三大改革の一つであり、どうしても新たな発展につなげる方向を模索すべきであると、このように考えます。先頃といいますか、先般、診療所運営に高い関心を持っておられます後藤良勝議員が調査されました内容をたまたま見せていただく機会がございました。それを見ますと、今年度に入り4月、5月の診療所実績がかつてないほど一段と厳しい状況を知ることになったわけであります。本町の中心にあって、なくしてもよいとは思いませんが、今のままでは先細りになると思います。したがって、どのような状況のときにどう決断されようとするのか、町長のお考えをお聞かせいただきたい。民間、あるいは個人の方が将来的にも場所的にも、立地条件からいっても、可能性があるという、そんな可能性だって私はないとは言えないと思うので、やはり町の姿勢を早く打ち出して、ターミナル、それから保育所の民営化に次いで、この三大改革の一つを町長の姿勢としてよりいい方向の解決策を模索すべきでないか、こんなふうに考えますので、この点についての再度の御答弁をお願いいたします。以上であります。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
それぞれの項目にわたっての再質問をいただきました。先ほど、一定の説明をさせていただきましが、最終的な考え方等についての今後新しく料金あるいは値上げ等についての考え方については、先ほどお話させていただいたとおりでございます。こういう時世になりますと、国がやはり日本経済そのものの伸び悩みということが、まともに町村段階になりますと交付税の削減というような具体的な数字といいますか、金額の中で締めつけを受けるわけでございます。したがいまして、私どもやはり地方自治の自主自立と、こういうようなことが長年言われてきているわけでありますけれども、さりとていろいろな地方分権制度、世の中どんどんどんどん変わっていくという反面、そういう地方税がなかなか国から譲渡されてこない、こういう一面もあり、いろいろなものが法規制によって、あるいは交付税、あるいは予算、そういったものがいろいろ影響が出てきているわけでありますけれども、やはり町村の段階になりますと、どうしてもやはり国、道に頼るところが大きい。そういう中にありましも、私は常にたとえ少しであろうとも、やはり自立をするためにはやはり自主財源を少しでも持たなければならないというようなことも、こういう大変な時期でございますけれども、若干なりとも町税全体が中には引き込みのものもありますけれども、全体トータル的には若干でも伸びているというのが言えるかと存じます。それにしましても、やはりこういう時世という中に、今後やはり音更町の将来といいますか、そのことは自ずとして日本の将来、日本の明日がどうなるかということをきちんとやはり見きわめていかなければならない時代だろうと、そのように思っております。国においても、それも一挙に来ないで、段階制補正というようなそういう形をとられておりますし、我が町にとりましても、約3,000万の減額ということが3年間でそのように措置がとられるというようなことでございます。そのほか、この行政改革という中に、先ほども三大改革という中で、診療所の事が取り上げられておりました。御答弁でも申し上げましたように、今年度中にはっきりはいたしますという考え方を示させていただきましたし、また、その考え方については、まだ最終的な詰めは行っておりませんけれども、何とか町民の声といいますか、またこれからの時代の高齢化というようなことからいけば、現段階では入院は町としては今後廃止をすると。外来だけというような考え方の中には、せめてそういう町民の声もあることも事実でございますので、とりあえずは外来だけというような形と、それから地域医療というものをやはり今後介護保険制度、そういう在宅制度といいますか、そういうものがだんだん多くなってきておりますから、地域医療のあり方というようなものもやはり再構築していくちょうど時にはあるのではないかなと、そのように思います。しかしながら、町の実態といいますか、個人病院が増えてきているというようなこともありますから、やはりある程度採算性というものを考えて利用度がどの程度になるのかと、こういうものによってはまた情勢の変化に応じて考えていかなければならないのですけれども、最終的には廃止ということも今すぐということにはなりませんけれども、そんなこともやはり将来の一つの課題として取り入れていかなければならない。そのことは自ずと老朽化していく施設を今後改修し、改築するかというような段階になれば、当然、そういうことも頭の中に入れておかなければならないというふうに思っているところでもございます。それから、給与改定、今まではどちらかというと給与改定の増額といいますか、そういう傾向にあったわけでありますけれども、やはりこれはこの人事院勧告どおり、町としては一応今実施していかなければならないというふうに思っておりますが、これらにつきましては、それぞれ組合もございますので、そういうところと十分話もしていかなければなりませんし、また場合によっては予算全体の枠というようなことから、単なるこの勧告だけではなしに考えていかなければならないというようなことも自分自身では考えているところでもございます。それから、ごみの問題、これは町長の決断によるというような先ほどのお話もございました。これは、上げるということはこれは簡単なことでございますけれども、やはりそれを理解をいただくというようなことも必要でございますし、やはり町民にそれだけの負担を強いるということは、一応、私どもも年間のこの予算執行なり、あるいは行政執行という中でのできるだけの削減を図りながら、そういう中でやはりこれらの問題に取り組んでいかなければならないだろうと、そのように思いますし、当然これらのことにつきましては、至近年次の中でごみなりあるいは使用料の問題等については、やはり取り組んでいかなければならないのかなと、そのようにも思いますし、また、この財政というようなことから考えますと、今までやってきたいろいろな事業の展開というようなものについても、やはり思い切って削減するなり、あるいは実施をしない、取りやめをするといいますか、そういうものも当然今後の中で考えていかなければならないというふうに思っております。今、町の大きな継続事業的なことを中心にしながら、今平成15年度の予算編成に向けて財政企画の段階で今それぞれ絞り込みをしているといいますか、方向づけを今やっている段階でございます。そういう中からいたしますと、これは当然町の財源的なこともございますけれども、何と言いましても、やはり地方交付税、今の段階では4.8%の減、あるいは公共事業3%の減、この数字だけははっきりしてきております。もちろん私どもも普通建設事業等につきましては、その年、その年の事業によっての浮き沈みはありますけれども、およそ今までにこの2年間で13年、14年度およそ30億円程度減額といいますか、事業の完成時ということもございますけれども、できるだけ終わったから次と、その上乗せという形ではなくして、やはりこの財政難といいますか、これを乗り切るためには、そういう考え方でしめてきておりますし、全体の予算枠につきましても13年、14年、全体枠の一般会計だけでもおよそ15%の減というようなことで、決して私どもたずなをゆるめているわけではなくして、将来のやはり財政というものを十分前提にしながら、それぞれ取り組まさせていただいているところでもございます。いずれにしましても、それぞれこれらの問題については、どれ一つとりましても、大きく町民とのかかわりというようなことがございますので、それぞれ多少これらの改定をしていくという場合には、やはり議会との十分なるコンセンサスも得なければなりませんし、やはり住民のある程度の上げるものは反対ということになるわけでありますけれども、その辺の町財政の苦しいところを理解していただいて、何とかこの難局を乗り越える間というような条件つきも、物によってはやはり私は必要だと思うわけでありますけれども、そういう考え方をもとにしながら、やはり当座の3年間なら3年間というものを取り組んできたいというふうに思います。今、行政改革もそれぞれ平成10年からでございますから5年目を迎えるわけでありますけれども、それぞれ項目的には600項目のうちまだまだなかなか難しいというようなことで、単に整理されているものもございます。これらにつきましては、更に向こう第二段の5年というようなことで、今までやってきたもの、あるいは今まで残っているようなもの、こういうものをもう一つメスを入れるといいますか、そういう考え方を持って、さらにこの行政改革にも取り組んでいかなければならないと、そのように考えているところでもございます。すべてのお答えにはなっていないかと思いますが、あとはそういう交付税の1億円の算定の問題、こういったことについては、それぞれの算定する詳しい者から説明をさせていただきます。
答弁 助役 藤井勉
何点か答弁をさせていただきます。まず、起債の元利償還に対する考え方の改正がなされたということで、先ほどお話をさせていただきましたけれども、先ほど申し上げました元利償還金の交付税措置の事業費の補正につきましては、本年度以降借り入れを行うものについてのいわゆる改正でございまして、それから箱物整備の起債の関係もそうでございますけれども、今後、借り入れるものについての改正がなされたということでございまして、既に借り入れているものについては、従来の考え方で進められるということでございますので、その点、そのように御理解をいただきたいというふうに思います。それから、交付税の1億円の歳入不足について、単なる見込み違いでいいのかというような御指摘でございますけれども、この点につきましては、やはり歳入を確定する段階での見込みに甘さがあったということで、深く反省をしているところでございまして、今後の歳入の積算に当たっては、この点を十分加味した中で歳入というものを見ていきたいというふうに思っております。いずれにしましても、歳入についていずれの歳入もそうでございますけれども、的確にその数値を見込むということは非常に難しい作業にもなりますし、それぞれの経済状況等に対する影響が前年度から測れるものと、全くその年、その年で動いていくものというものもございますし、いずれにしても特に先ほど関連で話が出ました人事院勧告で公務員の給料が下がるということ、これについてはもう直接町民税等にも影響も出てくることになります。歳入については、的確な積算をしていくべきであろうというふうに思っておりますので、その点についてもよろしくお願いを申し上げます。それから、土地改良事業の負担金の減の部分をいわゆるその交付税の1億円の不足分に充てた、あるいはその一部を町の起債の繰上償還に充てる措置をさせていただきました。この手法がどうなのだというような御意見でございますけれども、これにつきましては、町が土地改良区に負担いただいております町の負担部分を平準化するというような形と、それから金利の抑制を図るというようなことで、借り換えをして措置したものでございまして、これはあくまでも町の債務負担の部分でございますから、町の財政の中で工面することについては、それで手法としては間違いではないというふうに思っております。それから、同時に借換債のお話もございました。公営企業については、毎年度高利のものについて、一定の金額で借換債を認めていただいております。もっとたくさん認めていただければいいのでしょうけれども、これにつきましても割り当て方式のような形になっておりまして、私どもとしては高利のものについては借り換えを認めてくれというようなことで、いろいろな場所でお願いをしているわけですけれども、なかなかそのようにはいかないということでございますけれども、一定の金額の部分についてはそのような形で借換債をやらせていただているというのが実態でございます。それから、遊休資産の処分の話もございました。今年の行政財産で処分できるものはしていきたいというようなことでお話をさせていただいております。一部若干でございますけれども処分したものもございますけれども、今大型なものでちょっと考えさせていただいておりますのは、柳町の保育所の跡地について、今ちょっと検討させていただいております。今測量をちょっとやらさせていただいておりますのと、あと支障物件の取り扱い、それから一括売却がいいのか、分割の方がいいのか、その辺もあわせて考えていきたいとは思いますけれども、できれば年度内にというような考え方も持っておりますけれども、場合によっては翌年度にずれることもあるかと思いますけれども、処分の考え方を持っていきたいなというふうに考えさせていただいております。それから、臨時対策債の物の考え方でございますけれども、臨時対策債については、ほかのいわゆる普通借りる起債よりも条件がようございます。したがって、これは有効に使うべきだろうと。何でもかんでも使うという意味でなくて、もし一般の起債を借りないででもこの起債を有効に活用することによって、有利にとりはからえるというような部分もございますので、その辺を見きわめながら対策債の活用を図っていきたいというふうに考えております。それから、人事院勧告の取り扱いについても若干お話ございましたけれども、今回の人事院勧告につきましては、先ほどお話ありましたように、初めて本俸のマイナスということがされております。通常でありますと、4月に遡及してというような形でございますけれども、既に給与が支払われているというようなことで、この分については12月の手当で調整するということになっていますから、期末手当の減額分にあわせて4月から12月までの給与分の相当分を減額するというような勧告の内容でございます。私どもとしては、従来から人事院勧告はその勧告に基づいて実施していきたいというようなことでございまして、先ほど町長からもお話ありましたように、職員の理解を得てそのような措置をとっていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。
質問 1番 山本忠淑
1億の減額につきましては、今、御説明をいただいたので理解をしたところでありますけれども、歳出の予算を計上した後でのこうした減額というのは、やはり極めて年度中の予算の執行上、苦しいだろうと、こんなふうに心配をしてきた面もあるわけでございますが、今、土地改良にかかわる繰上償還でのということで、地方としては問題ないということでありますので、極めて交付税の試算は難しいというふうに言われておりますけれども、私が今回少し読んだ本の中では、これは試算できるというふうにきちんと書いてありましたので、一層その任にあたる職員の方の私は努力を望んでおきたいと思います。地方自治体の財政運営、本当に困難な条件の中でありますけれども、今、助役からも答弁がありましたように、常に財政の健全化というものを念頭に置きながらということでありますけれども、先ごろ示されました本町の財政状況の予測数値から見ましても、15年、16年はピークになるという試算であります。ピークにもいろいろありまして、この予測をされた起債制限比率、あるいは経常収支比率85%、86%、あるいは14%、大きくこれを超えるという状況があってもやむを得ないという財政運営というのは、私はやはり考え直さなければいけないのではないか、今、合併論議も否が応でも取り組まなければならない状況の中で、やはり本町の財政力というものは、ほかの町村から大変関心を持たれる様相になるわけでありますので、あれもすれこれもすれという、日ごろはそういう要望も多いわけでありますし、今年度、町内を走ってみましても、随分町単の宅内道路等の改良が進んでおりまして、片方ではこういうやはり長年の町民の要望にこたえている姿勢もあるわけでありますけれども、先般、野球場の設計時にも論議がありましたけれども、この財政状況の中にもう少し節約できるところがないのか、総枠の枠の確保ができたら、それに合わせた設計をどうしてもやってしまうという、果たしてそういう余裕のある時代なのかどうかということを、もう少し私はそれぞれの担当部局は厳しく受けとめなければならないのではないかと。先輩議員のお話のように、そんな贅沢な設計しなくてもいいと、実質主義でいってもいいと、今そんな時代なのかなと。ここで3,000万、5,000万節約することの方が将来に町の財政上の一事が万事でそういった考え方に立たなければいけないのではないかなと、こんなふうに思えてならないわけでありますので、願わくば助役にもう一言、この今年3月に見せていただきました財政状況の試算で一番気になります15年、16年のその経常収支比率や起債制限比率等のこの数値は、最悪の場合の数値の見通しで、それ以下にする努力をしたいのだ、できる可能性もあるのだといったような見解を持てるのかどうか。私はそれぐらいのやはり町の姿勢があってしかるべきだと思うわけですけれども、その点だけ御答弁をいただきたいと思います。人事院勧告につきましては、大変期末手当で調整するということ、これはなかなか大変だと思います。ですから、早くそういう意識を職員の皆さん方に御理解をいただく努力をしておかなければならないと思いますので、その点については要望しておきます。以上で終わります。
答弁 助役 藤井勉
15年、16年のいわゆる財政状況の厳しいピークに入るということ、これにつきましては、従前から同じようなことでお話をさせていただいておりますけれども、私どもとしては、まず起債の償還の部分について、何か良策はないかというようなことで考えさせていただいておりまして、昨年の最終いわゆる決算の処理の中で、起債の繰上償還をできる分を一部繰上償還をさせていただいております。さらに、先ほどもお話をさせていただきましたけれども、今回1億2,000万、いわゆる土地改良の負担金の減になった分の一部を起債の繰上償還1億2,500万、これについてもいわゆるあと期間の残りの少ない、いわゆる17年ごろですか、償還に終わるような金利の一部高い、いわゆるその手数料を払わなくてもいい起債の部分でございますけれども、これについてそれらの措置をさせていただいたと。今後についても、そのような措置を常にチャンスを見ながら、いわゆる交付税措置を受けるにしても薄くて金利が高くて償還ができるようなものについては、財源を見ながらそのような措置をとってまいりたいというふうに思っております。それから、いわゆる経常経費の部分でございますけれども、経常経費を削減する方法はないか、いろいろ模索をさせていただいておりますけれども、やはりその中で一番率の多いものは人件費でございます。今回、人事院勧告に基づいて人件費が削減される分の影響は一人十数万になるだろうと、年間ですね、言われております。そんな部分では多少助かる部分があるなとは言いながらも、非常に厳しい部分はございます。それと、職員の人数ですね。これは今年度で定年退職になられる方が8名の予定でございますけれども、これらの補充についても極力満度補充を避けて、少しでも人件費の抑制にしたいというような考え方で進めさせていただいて、何とか15、16のその他の数値が少しでも健全な方向に向かうように努力をしなければならないと。一部は既に若干当初よりも下がっているものもございます。そんなようなことで、常日ごろそのような心構えを持って財政運営に当たってまいりたいというふうに思っております。以上でございます。