みんなの議会

小樽市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月17日

(1)障がい者のための取組について/(2)音声コードの活用と「耳で聴くハザードマップ」について/(3)水質検査について

2026年6月17日、小樽市議会の一般質問で、新井田邦宏議員が「障がい者のための取組について」「音声コードの活用と「耳で聴くハザードマップ」について」「水質検査について」について質問し、市長 迫俊哉、福祉保険部長 中村哲也、水道局長 飯田修二が答弁しました。

質問者
新井田邦宏 議員
答弁者
市長 迫俊哉、福祉保険部長 中村哲也、水道局長 飯田修二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 新井田邦宏

一般質問をします。初めに、障害者のための取組について。まず、合理的配慮について伺います。令和7年第2回定例会にて質問いたしましたが、1年が経過し、令和6年4月1日には障害者差別解消法が改正となり、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化され、2年が経過しました。障害のある人もない人も、お互いにその人らしさを認め合いながら、障害のある人に合理的配慮を行うことなどを通じて、共に生きる社会、共生社会を実現することを目指しており、自治体、事業者、そして障害のある方、それぞれが認識してきているか、深められているかが大事だと考えます。令和7年第2回定例会の私の質問の御答弁では、平成28年4月の障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、いわゆる障害者差別解消法の制定に伴い、小樽市職員対応要領を策定し、庁内ポータルサイトに登載したほか、職員に対して説明会を開催するなど、障害のある方への理解を深め、個別の状況に応じた適切な配慮ができるよう、職員の意識向上に努めてまいりました。その後の令和6年4月の法改正により、要領を改正するとともに、事例やQ&Aが充実した内閣府のガイドラインも加えて登載し、職員がいつでも具体的に参照できるように対応したとのことでしたが、その後、市の職員に対して、この法律や合理的配慮について、どのように普及啓発の取組をされているのか、また、今年度の新しい取組などがあればお示しください。建設的対話を通じて、可能な限り変更、調整していくことが合理的配慮の大事なところであります。その大事な部分の認識について、共通の認識になっていなければならないと考えます。一つでも、本市内にあるバリアを取り除くことで、共生社会の実現へ前進していけます。合理的配慮の提供に関する取組や、建設的対話の考え方を認識している人を一人でも多くすることこそ、つながっていくと思います。令和6年4月1日から民間事業者による合理的配慮の提供が義務化され3年目に入っておりますが、民間事業者への普及啓発などについては、これまで広報おたるや市のホームページで周知、また、市内の市民セミナーや各団体の会報への情報提供等の協力を行っていたかと思いますが、この1年はいかがでしたでしょうか。新たな取組もあれば、お示しください。以前の質問でも事例として触れておりましたが、道内では、岩見沢市では、岩見沢市障がい者が暮らしやすい地域づくり推進事業を実施しています。合理的配慮が市内に普及していくことを目指し、民間事業者が環境を整えるために必要な費用の一部を補助しており、岩見沢市のホームページにも補助金の活用事例が掲載されており、筆談ボードや出入口の手すりやスロープ、トイレの手すり等、平成30年度から継続しております。苫小牧市では、合理的配慮の提供を支援する助成制度として、物品費や工事費などを補助しておりますが、岩見沢市に関しては、長年継続して補助しているところを見ると、それだけ声もあるということだと思います。以前、国や北海道の動向の注視、他市の取組状況も情報収集すると御答弁いただいておりましたが、併せて市内の事業所への認識の確認、もしかしたら自然と建設的対話によって配慮がなされていることや、もしかしたら対話にもなっていないこともあるかもしれません。堺町通り商店街を車椅子の方が観光されている姿を時折見かけますが、当人や利用した店舗の従業員の方が、お互いに少しでも気に留めていることはないのかと気になるところでもあります。本市においては、庁内職員、事業者、障害当事者の皆様に対し、合理的配慮がどの程度認識されているのか、また、実際に提供されているのかについて、実態把握を行う考えはありますでしょうか、お伺いいたします。きっと、観光のまちならではの合理的配慮をすることも少なくないのではないかと考えます。その対話の前の合理的配慮の認識や周知についてが、まずは大事な段階ではないかと考えます。引き続き、庁内や市内の民間事業者、また、障害のある方への普及啓発を機会あるごとに周知し、理解を深めてもらえるよう進めていただき、全ての人が暮らしやすい、過ごしやすいまちを目指して、合理的配慮という観点で、本市全体に認識が広がるような取組を期待するところでありますが、今後の合理的配慮についての取組のお考えをお聞かせください。次に、代筆・代読支援員の派遣について伺います。令和6年10月からサービスが開始されました。合理的配慮の一つとして、形になった支援の制度であります。視覚障害者の方が、日常の生活で少しでも情報を得て、対応しやすくなるための制度であります。サービス開始から約1年半がたちますが、利用者数の変化はいかがでしょうか。以前の御答弁では、令和7年11月末現在で、利用登録は12名、そのうち利用者は毎月2人から4人とのことでしたが、直近の利用登録者数、利用者数に変化はありましたでしょうか。代筆・代読の支援に対して口頭での要望をされていた小樽視覚障害者福祉協会の会員の方、そして実際の利用者の方からの声や反応はいかがでしょうか、お聞かせください。介護分野での職員の人材不足の観点からも、支援員の確保が心配であります。支援を行う職員の確保は十分になされておりますでしょうか、お聞かせください。支援員は、現在、何名体制で対応されておりますでしょうか。本市では、支援員の研修や講習会を毎年実施しているものでしょうか。研修等を行っていれば、その回数と内容はどのようなものか、お聞かせください。日常的な周知については、どのように行っておりますでしょうか。開始時から変わった点があれば、併せてお聞かせください。他市においても、継続的な周知が課題。また、支援員に関しては、代筆・代読だけではなくほかのサービスも手がけているために、支援員を増やす必要があったり、支援員のスキルアップのための講習会を開催して、養成と技術向上を図る必要があったり、そういった課題があるようですが、本市でのサービス開始からの課題は何かありましたでしょうか。あって改善されてきた点、また、現時点で対策されている点があれば、どのように対応されているか、お示しください。各方面からの声を聞きながら改善を重ねることで、より利用しやすくできると考えます。また、せっかくの制度も知らなかったり、利用しづらかったら、そもそもの入り口で止まってしまいます。継続的な周知によって知ってもらうことから、利用しやすくなっていくと思いますので、この事業の今後の継続についてお考えをお聞かせください。次に、音声コードの活用と耳で聴くハザードマップについて伺います。令和5年第3回定例会の一般質問及び予算特別委員会において、音声コードの活用について質問いたしました。視覚障害のある方は、必ずしも点字を読めるわけではなく、多くの方は音声や拡大文字によって情報を得ています。音声コードは、紙媒体の文字情報を音声化できる二次元コードであり、スマートフォンアプリや専用機器で読み取ることで、内容を音声で確認できます。特定非営利活動法人日本視覚障がい情報普及支援協会が開発したUni-Voiceは、通信環境がなくても利用でき、視覚障害者や高齢者への情報提供の手段として、全国で活用が広がっています。また、多言語対応も可能であることから、外国人観光客への情報提供にも有効です。さらに、Uni-Voice Blindアプリを活用した耳で聴くハザードマップは、2026年4月から、北海道のサービスとして、全179市町村でサービス提供が開始されました。本市においても、音声コードを活用することで、防災情報や行政情報のアクセシビリティー向上につながると考えます。現在、市の情報を視覚障害者の方が自ら得るための方法やサービスも大事であり、新たな情報取得の方法としての活用も一人でも多くの方が情報を逃さないためには必要であります。現在、本市において、音声コードを付与しているものはありますでしょうか。以前の御答弁では、公的なお知らせや通知の事例につきましては4種類、一つ、障害福祉サービス利用の手続案内、二つ、介護保険料額決定のお知らせ、三つ、介護保険負担割合書送付のお知らせ、四つ、介護用品購入助成券交付決定のお知らせとなっておりましたが、増えたものがあればお示しください。視覚障害の当事者の方からの御意見を伺ったり、音声コードの具体的な推進方策などは、検討や研究はされてきたでしょうか、お示しください。厚生労働省の事業において、市町村から障害者に給付されている音声コードを音声情報とする視覚障害者用活字文書読上げ装置について、市内で給付を受けている方は何人おられるでしょうか。音声コードを活用するには、まず、音声コードを作成するソフトが必要になります。本市においては、比較的早くに導入しており、その作成には精密なコードで印刷が潰れたり、また、変換にうまくいかずに、試しに聞いてまた修正するといった苦労もされているとお聞きしておりました。音声コード作成ソフトやアプリも、日本語や多言語にかかわらず、いろいろな選択肢が出てきているようですが、Uni-Voice事業企画株式会社のホームページには、音声コードを読み取る、作成するといった情報も掲載されています。今の音声コードが何らかの理由で作成できなくなることも想定し、継続した取組を維持するという観点からも研究なども大事ではないでしょうか。日頃の取組としては、やはり音声コードを使って、一人でも多く情報を取得してもらえるよう普及啓発が大事であると考えますが、音声コードの普及啓発という観点から考えられる課題はどこにあると考えておりますか、現時点での所感をお聞かせください。そして、北海道では、今年度より、音声コード読み上げアプリ、Uni-Voice Blindを使って、耳で聴くハザードマップサービスが利用開始となっております。視覚障害者の方々などの災害時の適切な避難行動を取るために役立つアプリ、耳で聴くハザードマップとして、スマートフォンで現在地や任意の地点における気象情報、標高、そして洪水や土砂災害や高潮、津波の災害情報を音声で聞くことができ、最寄りの避難場所までのナビゲートも聞くことができます。ハザードマップが反映されているので、洪水の場合はここに避難してくださいという案内を、音声とコンパス機能の位置情報で誘導してくれます。耳で聴くハザードマップで表示、読み上げするテキストのデータは、国土地理院のオープンデータを基に作成、警報・注意報などのデータは気象庁から取得しているため、ユーザーは正確な情報を得ることができるようです。今年度からの北海道でのサービス利用開始に当たり、北海道から何か事前なり、開始に際してのお知らせなどは来ておりましたでしょうか。来ていれば、どのような内容か、お聞かせください。北海道の取組として、179市町村でもサービス利用開始となっておりますが、これを機に活用方法を周知するお考えはありますでしょうか。既にサービスの中には、各市町村の情報、本市であれば小樽市からのお知らせとして、耳で聴くWebサイトとしてホームページにアップされる日常的な情報も、タイムリーに音声で聞くことができますが、そういった機能の促進からでも、日常的に慣れていただく取組としても大事かと思います。視覚障害のある方へ日常的に利用してもらうために、現時点で何か課題や懸念、難しい点などもあれば、お聞かせください。観光分野では、北海道の観光地で音声コード、Uni-Voiceの活用実績があり、札幌市時計台や根室十景の案内看板には、多言語対応の音声コードが設置されています。利用者は、Wi-Fiなどの通信環境がなくても、コードを読み取るだけで、音声による解説を受けることができます。また、外国人や視覚障害者向けのルート案内に適したNAVIコード、複数の観光施設情報の案内に適したSPOTコードなどのサービスもあり、多言語解説の充実や観光案内の向上に活用されています。本市においても、これらの導入、活用の可能性は大きいと考えます。これまで述べてきた事例を踏まえ、観光客向けの情報発信において本市が音声コード、Uni-Voiceを活用している事例はありますでしょうか。また、これまでに当該サービスの導入を検討したことはありましたでしょうか。音声コード、そしてUni-Voice、Uni-Voice Blindというアプリを使うことで、視覚障害のある方の日常的な情報取得の一助、災害時における音声での情報取得や避難のときの情報取得、日常の市の情報取得にも役立ちます。また、多言語のアプリですので、日本の方や外国の方を問わず、観光情報や本市に観光で来ているときのもしもの災害時の情報取得のツールとして、観光客へも大変に有効な情報取得の方法となり得ると考えます。以前の御答弁では、今後の市民に送付される公的な通知について、この音声コードの普及については、視覚障害のある方の情報取得の環境を整えることの必要性から、当事者の御意見を伺いながら、音声コードの活用を進めてまいりたいとの考えをお聞きしておりました。今後、音声コードの活用に合わせて、音声コードUni-Voiceについても、視覚障害のある方への情報取得の環境を整える必要性の一つとして、情報取得から漏れる人を一人でも減らしていくことが大事であります。視覚障害のある方への活用方法を検討していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。次に、水質検査について伺います。私は、令和6年第2回定例会においてPFAS(有機フッ素化合物)について質問いたしました。PFASは、撥水性や撥油性、耐熱性などに優れた化学物質であり、様々な製品や産業分野で使用されてきました。その中で、PFOSやPFOAは、自然界で分解されにくく、長期間にわたり環境中に残留することから、人の健康や生態系への影響が懸念されています。このため、国際的には、POPs条約において、PFOSが2009年、PFOAが2019年、PFHxSが2022年に規制対象物質となり、製造や使用の制限などの対策が進められています。また、国内においても、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律に基づき、PFOSは2010年、PFOAは2021年、PFHxSは2024年に第一種特定化学物質に指定され、製造や輸入が原則禁止されています。さらに、国は、2020年、水道水におけるPFOS及びPFOAの管理目標値を合算で1リットル当たり50ナノグラムと定め、自治体に対し自主的な水質検査を求めてきました。本市においても、令和3年度から検査を実施しております。一方で、近年は、全国各地の河川や湖沼、地下水、湧水、さらには水道水からも、目標値を超える濃度のPFOS及びPFOAが検出される事例が報告されています。このような状況を受け、国は、令和8年4月からPFOS及びPFOA検査を義務化する方針を示しています。全国でも注目された事例では、岡山県吉備中央町で、2023年に水道水から国の暫定目標値を大幅に超えて検出され、その原因は、水源上流の資材置場に保管されていた使用済み活性炭が汚染源と推定されております。水源変更や浄水対策の実施や、全国初となる住民向け公費血液検査も実施されております。そこでお伺いしますが、努力義務の段階から検査に取り組んできた理由をお聞かせください。今年度から義務化されたPFOS及びPFOAの検査の費用の増減などがありましたら、お聞かせください。PFOS及びPFOAの検査は、高度な分析機器がなければ、それらを持つ専門機関への委託が必要で、1検体当たり数万円から10万円前後の費用がかかるようです。本市の水質検査の結果を見ると、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律、いわゆる化審法に基づいて、2024年に第一種特定化学物質に指定されているPFHxSという品目も測定されております。こちらはいつから検査し始めたのか、努力義務なのか、その点をお聞かせください。また、検査が努力義務から水質基準項目になったことによる検査頻度や検査場所、基準値など、変更点がありましたらお聞かせください。市が把握する施設の中で、地下水をくみ上げるなど自家用で使う専用水道を使っている施設は幾つありますでしょうか。こちらのPFOS及びPFOAに対する施設への対応は、どのようになっておりますでしょうか。以前、水質基準項目において基準値を超えたときの対応についても伺いましたが、今年度までで何か変わったことはありますでしょうか、お示しください。市民から、水の汚染、特にPFASについてのお問合せなどは水道局に寄せられておりますでしょうか。PFASについて報道などで出てきている昨今、やはり適正に知るという観点で、市民が知るために本市では、どのような取組を行っておりますでしょうか。水質検査のPFOS、PFOAの検査結果としては、どのような結果になっておりますでしょうか。令和6年度、令和7年度でお聞かせください。本市では、令和3年度からPFOS及びPFOAの水質検査を実施し、水の安全性と安心の確保に努めてきました。過去に広く使用されていた物質で、現在は製造・輸入などが規制されていますが、公共用水域や地下水から検出される事例もあります。そのため、継続的な検査による現状把握と平時からの備え、万が一の際の対応体制が重要です。今後も監視を続けるとともに、小樽市の水は安全ですという情報を、市民の皆さんへ分かりやすく発信していただくことを期待します。最後に、本市として、全国的なPFOS及びPFOAの検出状況や水質の悪化による市民への影響について、どのように受け止めておられるか、今後の取組についても併せてお聞かせください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

新井田議員の御質問にお答えいたします。初めに、障害者のための取組について御質問がありました。まず、合理的配慮についてですが、市職員に対する普及啓発につきましては、4月の新採用職員の研修において、市が委託している基幹相談支援センター職員が合理的配慮の範囲や具体例についての講義を行ったところであります。また、職場研修でも同様の内容の講義を取り入れることを考えているところであります。次に、民間事業者への普及啓発の新たな取組につきましては、民間事業者に限定した取組ではありませんが、障害の有無や年齢、性別などを問わず、誰もが共に生活できる共生をテーマとし、昨年9月に北海道済生会と共催で実施した共生フェスにおいてリーフレットを配布するなどして、広く周知を図ったところであります。次に、認識等の実態の把握につきましては、障害者御本人や御家族には、昨年度に実施した小樽市障がい者支援計画策定のためのアンケート調査の中で、認識している方の割合はあまり高くないことを把握したところであります。また、市職員に対しましては、今後、庁内のアンケートフォームを利用し、認識度や提供度合いなどを調査し、研修に生かしていくことを考えております。事業者に対しましても、認識してもらうための取組として、経済団体等の会報に載せてもらうなど、引き続き周知を図ってまいりたいと考えております。次に、今後の取組につきましては、障害のある方もない方も安心して暮らし、社会参加できる環境を整えることが重要であることから、今後も当事者等の声に耳を傾け、市職員のみならず、当事者への一層の理解促進に努め、必要な方に必要な配慮が適切に提供される地域共生社会の実現に取り組んでまいりたいと考えております。次に、代筆・代読支援員の派遣についてですが、まず、利用登録者数につきましては現在12名であり、そのうち利用者数は、月によって変動はありますが、おおむね月3名程度となっており、昨年11月末とほぼ変わりはありません。次に、制度に対する声や反応につきましては、既存の家事援助では時間が足りなかったため、代筆・代読の支援が受けられるようになり、ありがたいとの声が寄せられました。一方で、運用当初は、どこまでがこのサービスの対象範囲であるのか分かりづらいとの声もありました。次に、支援を行う職員につきましては、委託事業者を通じて現在30名が支援員として登録を行っており、このうちから対応に当たっていることから、利用状況に対しましては十分な確保がなされているものと考えております。次に、支援員の研修などにつきましては、この事業の目的が、支援員の派遣により視覚障害のある方の自立と社会参加を促進するものであることから、研修の実施は重要であると考えており、本事業の委託事業所が、年1回、利用者の意向に沿った対応ができるよう研修会を実施しております。次に、この事業の周知につきましては、開始時からチラシを作成して窓口に配置するほか、小樽視覚障害者福祉協会を通じて、会員の皆さんにサービス内容を紹介していただいております。また、同行援護を利用される方へは個別に案内いたしております。次に、サービス開始からの課題につきましては、当初はサービス事業者において、利用者の求めがサービスの対象かどうか判断に迷うことがあり、支援に時間を要したようでありますが、事業者が研修を通じてスキルアップを図り、利用者の意見も聞きながら一つずつ対応してきたと伺っております。次に、今後の事業の継続につきましては、視覚障害のある方からの要望で開始したサービスであり、今後も視覚障害のある方が日常生活を送る上で必要なサービスであると認識しておりますので、継続の上、一層の周知を図ってまいりたいと考えております。次に、音声コードの活用と耳で聴くハザードマップについて御質問がありました。まず、音声コードを付与している案内文などの種類につきましては、現在も4種類であり、変更はありませんが、視覚障害のある方が表彰を受けた際に伝達式の案内にも付与するなど、配慮が必要であると判断した場合には随時付与しているところであります。次に、視覚障害の当事者からの意見聴取などにつきましては、当事者の御意見を伺ったり、音声コードの推進方法の検討を行ったことはありませんが、音声コードは、視覚障害のある方にとって情報取得の有効な手段の一つであると認識しておりますので、今後、小樽視覚障害者福祉協会などを通じてニーズを把握してまいりたいと考えております。次に、視覚障害者用活字文書読上げ装置につきましては、現在、12人の方へ給付を行っております。次に、音声コードの普及啓発における課題につきましては、現在、利用している方は、主に活字文書読上げ装置をお持ちの方ですので、それ以外の必要とされている方に、どのように音声コードというものを周知するかが課題と考えております。次に、耳で聴くハザードマップに係る通知につきましては、本年4月14日付文書により北海道から連絡を受けており、その内容は、視覚障害のある方などの避難行動等に役立つアプリの活用を開始したこと、アプリの機能として耳で聴くハザードマップが利用できること、アプリの普及啓発に係る協力依頼についてなどであります。次に、活用方法の周知につきましては、耳で聴くハザードマップは、視覚障害のある方などの避難行動等において有効であると考えておりますので、小樽視覚障害者福祉協会などの団体や自主防災組織を通じて周知するほか、市のホームページや広報おたる、SNSなどを活用し、情報発信してまいりたいと考えております。次に、耳で聴くWebサイトの課題や懸念につきましては、スマートフォンなどがなく、サイトにアクセスできない方がいることや、サイトの認知度が十分ではないことなどが課題と考えられます。次に、観光客向けの情報発信における音声コード、Uni-Voiceの活用につきましては、本市で導入している事例はありません。また、本市における観光情報は、ウェブブラウザの読み上げ機能で、音声による情報の取得が可能であることから、導入について検討を行ったことはありません。次に、音声コード、Uni-Voiceにつきましては、市といたしましても、Uni-Voiceは視覚障害のある方にとって情報取得の有効な手段の一つであると認識しておりますので、Uni-Voiceを含めた様々な手段の有効性を検証し、障害のある方にとって利用しやすい情報発信の在り方を研究してまいりたいと考えております。次に、水質検査について御質問がありました。まず、努力義務の段階からPFOS等の検査に取り組んできた理由につきましては、当該物質は、令和2年度に努力義務になりましたが、本市ではこれまでも、水道水の安全に万全を期すため、努力義務でも検査を行っており、PFOS等についても令和3年度より検査を実施いたしております。次に、PFOS等の検査が義務化されたことによる検査費用につきましては、今年度、努力義務から正式に水質基準項目になったことによる費用の増減はありません。次に、PFHxSの検査につきましては、努力義務ではありませんが、令和6年に国が第一種特定化学物質に指定したことから、令和7年より検査を行っております。次に、PFOS等が水質基準項目になったことによる変更点につきましては、検査の場所や基準値については変わりありませんが、検査頻度はおおよそ3か月に1回以上行うことになりました。なお、本市では、既に令和5年度より年4回の検査を行っておりますので、水質基準項目になったことによる変更点はありません。次に、本市の専用水道を使っている施設につきましては、水道法に基づき確認通知を行った施設として、4施設となっております。これらの施設への対応といたしましては、令和7年7月31日付で個別に通知文書を発送し、令和8年4月1日以降はPFOS及びPFOAの水質検査が義務化され、その頻度はおおむね3か月に1回を基本とすることなどをお伝えしております。次に、義務化に伴う基準値を超過したときの対応につきましては、これまで同様、水質汚染事故対応マニュアルに沿って、北海道への報告を行うとともに、現地調査や水質検査を行い、汚染物質の種類や濃度から活性炭注入等で対応することとしており、変更はありません。次に、市民からのPFASに関する問合せにつきましては、検出の有無や水道水の安全性に関して、令和6年度に7件、令和7年度に1件受けております。次に、PFASについての市民周知につきましては、水道局で毎年1年間の検査結果を示した水質年報を作成し、市政コーナーや図書館で閲覧できるようにしており、さらに市のホームページや広報誌「水おたる」でも水道水の安全性の周知に努めております。次に、令和6年度、令和7年度の検査結果につきましては、PFOS等は検出されておりません。次に、全国的なPFOS等の検出状況等に対する受け止め及び今後の取組につきましては、国内でPFOS等が検出された事例があることは承知しており、仮に基準値を超過した場合、取水停止や給水停止の対応を取る場合も想定されます。その場合、市民生活への影響が大きいと考えておりますので、安全で安心な水を供給するため、適切な水質検査や水質汚染事故対応マニュアルに沿った対応に努めてまいります。(「議長、1番」と呼ぶ者あり)

再質問 1番 新井田邦宏

再質問を2点ほどさせていただきたいと思います。まずは、合理的配慮についてです。本市において、庁内職員の方には、今後、実態把握を行っていきたいという考えと、障害当事者の方にはアンケートも実施しているとお聞きしておりました。答弁を聞き漏らしているかもしれないのですけれども、事業者に対しての実態把握は、今の段階では特に考えていないということでよかったでしょうか。もう1点、水質検査の件でお聞きします。市民がPFASを適正に知るための本市の取組として、年1回の検査結果の公表とお聞きしていましたけれども、例えば検査結果だけにとどまらず、何かほかにもPFASなどについて市民がもっと知るための取組などはなかったかをお聞きしたいと思います。以上2点、お願いします。

答弁 福祉保険部長 中村哲也

新井田議員の再質問にお答えいたします。合理的配慮についての認識と提供について、事業者に対して聞かないのかでございますが、事業者に対しましては、なかなか広く一般的に聞くというのが難しいと考えております。そのため、引き続き、関係団体等を通じて会報などで周知を図っていきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 水道局長 飯田修二

新井田議員の再質問にお答えいたします。本答弁で市長から申し上げましたとおり、年1回の水質年報の公表に加えまして、特にPFASにつきましては、市のホームページで、「水道水中の有機フッ素化合物(PFAS)について」というページを設けてございます。また、広報誌水おたるでも、令和6年11月1日号にPFASについて記事を設けているところでございます。

出典:小樽市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月17日 議事録 PDF(117ページ) 間違いを知らせる