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小樽市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月16日

教育について

2026年6月16日、小樽市議会の一般質問で、高野さくら議員が「教育について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 中島正人が答弁しました。

質問者
高野さくら 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 中島正人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 高野さくら

教育について伺います。最初に、教育費についてです。文部科学省の最新調査の子供の学習費調査によると、保護者が支出した1年間の、子供1人当たりの学習費総額は、公立小学校で約36万7,000円、公立中学校で約54万2,000円となっています。義務教育は無償にもかかわらず、学用品等が保護者負担となっているので、教育費における私費負担は年々家計を圧迫しています。日本共産党は、これまでいわゆる隠れ教育費について伺ってきました。令和8年第1回定例会で酒井隆裕議員は、保護者の教材購入に係る調査について伺ったところ、今後の取組の参考にするため、調査を行うことを検討していくと答弁がありました。その後、調査はされたのでしょうか。教育委員会によると、本市の小・中学校の1人当たりの教材費の平均額は、学年によっても違いますが、小学校1年生では2023年度は7,984円だったのが、2025年度は9,149円と1,165円も増額し、中学校1年生では2023年度は1万75円だったのが、2025年度は1万2,265円と教材費の負担が毎年重くなっています。昨年6月25日の文部科学省の通知を受けて、本市としての保護者負担の軽減策については、今年度は給食費について補助負担をしてきたとの答弁がありましたが、文部科学省が通知している「学校における補助教材及び学用品等に係る保護者等の負担軽減について」は、現下の物価高により影響を受ける家計負担軽減が一層重要になっているとして、各地の教育委員会が検討に資するようにと、保護者等負担で購入していた教材の学校備品化、制服の見直しによる安価化やレンタル制度の導入など、五つの事例を紹介して各教育委員会でも行うように促しています。こうした通知や各地の取組を参考にして、本市でも家計負担の軽減に取り組むことが必要ではないでしょうか。教材費の徴収については、学校によっても方法が異なります。コンビニ決済を導入している小・中学校が7校ありますが、年間徴収回数は2回から3回と学校によっても違います。1回目は4月末までに支払わなければいけない学校もあり、修学旅行代や入学等が重なる保護者にとってはとても大きな負担です。徴収に当たっては、保護者に配慮することが必要ではないでしょうか。修学旅行などの校外活動費は、小学校の宿泊研修費は1人当たり4,729円、修学旅行費は1人当たり2万7,811円、中学校の宿泊研修費は1人当たり2万1,903円、修学旅行費は1人当たり7万6,649円です。このほかに当日の食事代や研修費など別途用意しなければなりません。宿泊研修の欠席者数は、2023年度は小学校で7人、中学校で17人、2025年度は小学校で15人、中学校で28人と欠席者数が増えています。修学旅行では、2025年度は小学校で10人、中学校で30人と中学校では約1クラス分の生徒が欠席されています。宿泊研修も修学旅行も欠席者数の約半数が準要保護や要保護となっており、経済的な理由で欠席されている可能性があります。宿泊研修に行く際は、事前に授業の中でどこに行くかなど数回の話合いをしていきます。研修後は友人同士で体験した内容を話すこともあると思いますが、経済的な理由により参加できない児童・生徒にとってはとても苦しく、残酷な時間であり、将来的に深い傷につながっていくのではないでしょうか。教育長は以前、家計負担の大きい修学旅行費などを援助することは、保護者負担の軽減になると認識しているけれども、限られた財源の中で何を優先するかについて慎重な検討が必要と答弁されていました。経済的な理由で旅行的行事に参加できない子供がいるとすれば、教育の機会均等に反するだけではなく、精神的な負担も大きいと考えますが、教育長はどのように考えますか。長引く物価高騰への対策や子育て支援拡充の観点などから、修学旅行費用の無償化に踏み出す自治体が生まれています。道内では、上川町や豊頃町などが取り組んでいます。小・中学校の修学旅行費用の支援について検討を求めます。次に、ポケットシーシャなどについてです。世界的にシーシャ(水たばこ)が、特に若い世代を中心に広がっています。シーシャはフルーツやメンソールなど多様なフレーバーが用意されていることもあり、欧米や日本などにも広がりつつあるそうです。また、シーシャはたばこよりも有害性が低く、中毒性が低いという誤解があり、本格的な喫煙へのゲートウェイのみならず、大麻、麻薬に移行する危険性も指摘されています。葉たばこを含まないニコチンフリーのシーシャもありますが、タールなどの発がん物質、一酸化炭素といった有害物質は同じように含まれていることが分かっていますが、日本では研究データが不足しているので、シーシャの種類によってリスク等については不明な部分もあります。近年話題となっているのが、持ち運びに便利なポケットシーシャです。ポケットシーシャと併せて電子たばこと言われています。ニコチン・タールを含まず、香料つきのフレーバーリキッドを加熱し、発生した蒸気を吸って香りを楽しみます。また、使用場所も屋内、屋外問わず可能です。日本国内で販売されている商品はニコチンフリーとしており、法律上もたばこ製品には該当しません。未成年は、基本的に購入することができないことになっていますが、場所によっては未成年だと思わず、購入することができることもあるそうです。インターネットでも1,000円程度でポケットシーシャを購入することができるので、手軽に手に入れることができます。ポケットシーシャに似たものとしてベイプもありますが、今回はポケットシーシャについて伺います。市としてポケットシーシャなどの健康リスクについて、どのように認識されていますか。市内のある中学校の校内で、ポケットシーシャの使用があったと報告を聞いています。市教委では、市内の小・中学校で使用があったことは把握されていますか。校内で使用があった場合、学校はどのような対応を行うのでしょうか。毎年、各学校に対して飲酒や喫煙等に関する注意喚起を行うよう教育委員会として働きかけをしていると聞いています。冒頭でお話をしたように、どのような健康への被害があるかまだ分からない部分も多いです。体が未発達な児童・生徒の使用についてはリスクも大きいと考えます。ポケットシーシャについても注意するよう周知を行う必要があると考えますが、教育長の見解をお聞かせください。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、教育について御質問がありました。ポケットシーシャなどについてですが、健康リスクにつきましては、ポケットシーシャに使用される香料やリキッドは化学物質であり、これらの成分を加熱して吸い込むことにより、のどや気道を刺激し、せきや違和感などの症状を引き起こす可能性があります。日常的かつ長期間使用したことによる健康リスクについては、科学的なデータが十分にそろっていないため、現時点で明確な判断は示されていないものと認識しております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

ただいま、教育について御質問がありました。初めに、教育費についてですが、まず、保護者が購入している教材の調査につきましては、現時点でまだ実施に至っておりませんが、早期の調査実施に向け準備を進めているところであります。次に、家計負担軽減の取組につきましては、学校における補助教材や学用品等に係る保護者の経済的負担が過重なものとならないよう配慮することが必要であると認識しておりますので、文部科学省の通知や他都市の事例などを今後の取組の参考にしてまいりたいと考えております。次に、教材費のコンビニ決済における保護者に配慮した徴収方法につきましては、コンビニ決済は教材費などの徴収金を児童・生徒が現金で持ち歩くことによる紛失や盗難への対策に加え、保護者や教員の負担軽減を図るために導入しているほか、徴収回数を増やすことは、手数料が増えることもあり、一定程度まとめて徴収することはやむを得ないものと考えておりますが、徴収の時期や回数も学校ごとに異なっておりますので、できるだけ保護者に配慮した徴収方法となるよう、各学校に働きかけてまいりたいと考えております。次に、経済的な理由で旅行的行事に参加できない子供の精神的な負担につきましては、全ての児童・生徒が旅行的行事に参加できることが望ましいものではありますが、個々の事情により欠席する児童・生徒もいるものと承知しており、どのような理由であれ、参加できなかった児童・生徒が疎外感など精神的負担を感じることがないよう配慮する必要があるものと考えております。次に、小・中学校の修学旅行費用への支援につきましては、保護者負担の軽減になるものと認識しておりますが、限られた財源の中での予算措置となることから、予算全体でどの事業を優先するか、慎重な検討が必要であると考えております。次に、ポケットシーシャについてですが、まず、市内の小・中学校での使用があったことの把握につきましては、中学校において使用があったことを把握しております。次に、校内で使用があった場合の学校の対応につきましては、まずは、当該児童・生徒と面談を行い、事実関係や使用に至った経緯などを確認した上で、学校の決まりの趣旨や学校生活への影響について理解を促すなど、教育的な観点から指導を行うとともに、当該児童・生徒の保護者と情報を共有し、家庭と連携しながら適切な支援や指導を行うものと考えております。次に、注意喚起の必要性につきましては、ポケットシーシャについては、国が示している生徒指導提要において、ニコチンを含まない電子たばこであっても、煙吸引の練習となり、たばこ使用につながることが指摘されていることから、学校においては、法令上の規制の有無にかかわらず、学校生活における児童・生徒の適切な行動や健全な育成の観点から、飲酒や喫煙等に加えて注意喚起してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和8年第2回定例会 2026年6月16日 議事録 PDF(98ページ) 間違いを知らせる