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小樽市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月9日

議案について

2025年9月9日、小樽市議会の一般質問で、高野さくら議員が「議案について」質問し、市長 迫俊哉、病院局長 有村佳昭、総務部長 柴田健治、こども未来部長 津田義久が答弁しました。

質問者
高野さくら 議員
答弁者
市長 迫俊哉、病院局長 有村佳昭、総務部長 柴田健治、こども未来部長 津田義久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 高野さくら

議案について伺います。初めに、一般会計決算についてです。2024年度一般会計決算は、15年連続で実質収支は黒字となりましたが、単年度収支は3年連続で赤字、実質単年度収支は4年ぶりの赤字となりました。一般財源収支は市税や地方交付税の増加により、過去10年で最大となりました。それでも、実質収支で2023年度から大幅な減となっています。一般財源収入も増加していながら、単年度収支の赤字額が8年ぶりに10億を超える赤字となった主な要因について説明してください。一般財源の収入増は前年度比11.3億円増ですが、歳出における一般財源充当額は職員給与費の増もあり、22.3億円の増となり、過去10年で最大です。歳出における一般財源充当額が過去10年で最大となった理由について、職員給与費以外でどのような理由があるのか、お示しください。年度末市債残高は、一般会計において4年ぶりに前年度比より増加する決算となりました。北しりべし廃棄物処理広域連合負担金や第3号ふ頭及び周辺再開発事業費の増に伴うものです。市長は、一般会計の市債残高が前年度よりも増加したことについて、財政運営上どのような感想をお持ちですか。港の再開発などが市民負担を増やしていると思いませんか。経常収支比率が3年連続で前年度を上回る決算となりました。硬直した財政構造となっています。経常収支比率の改善には、どのような取組が必要だと考えますか。昨年の決算の結果から一般財源が11.3億円増えても、職員給与費だけでも8.6億円の支出が増えています。一般財源の総額が確保されていません。物価高に対応した地方交付税の増額が必要だと考えませんか、市長の考えをお示しください。また、令和7年第2回定例会で、病院事業会計において病院局長は、診療報酬は支出額に十分対応できておらず、診療報酬が支出額に見合っていないことによる影響が大きいと答弁しています。自治体病院の厳しい経営状況を踏まえれば、期中での診療報酬改定や国庫補助金、交付金などによる支援が国において必要ではないでしょうか。関連して、企業版ふるさと納税について伺います。昨年度決算は、本市に19件、9,610万円の寄附がありました。現行では、企業は自治体に寄附した額の9割分の税の減免を受けることができます。個人版ふるさと納税と違うのは、寄附企業への経済的な見返りは禁止されているということです。しかし、この建前が守られていない例が出ています。福島県国見町で、企業版ふるさと納税の見返りとして、入札に応じて便宜を図る官製談合が起きました。高規格救急車の開発、製造に関する入札で、企業版ふるさと納税を行った企業が便宜を図られた企業に有利になるよう入札する製品の仕様を調整するといったことが起きました。最終的には、国見町のケースは、企業版ふるさと納税において認可が取り消されることになりました。今後も同様なケースが起きないとは限りません。なぜなら、そもそも寄附した企業の名前や寄附額については、企業側の意向で非公開とされることもあります。自治体の事業はどれほど特定の企業と連携、あるいは意向を汲む形で進んだのかを把握することは、寄附金額が不透明であれば困難です。本市では経済的利益供与とならないよう、どのようにして歯止めをかけているのでしょうか。本市でも、寄附金額や企業名を公開している企業もありますが、寄附額を企業の意向で非公開の企業もあります。寄附は10万円から数千万円と企業によってかなり差がありますが、本来の寄附というのは、得があるなしにかかわらず、行うべきではないでしょうか。立地自治体に企業が払うべき税額を事実上寄附先の自治体に移転させる制度であり、日頃行政サービスを提供している行政にとっては不満も出ることになるでしょう。企業版ふるさと納税をする企業が増えれば増えるほど、地方税の原則に反した制度になっていくのではないでしょうか。企業名や寄附額の公表については義務ではないので、関係者以外に知る方法はありません。そうなれば、納税者である住民からしてみると、企業と自治体の癒着など確かめようがありません。非公開理由には、寄附したことが知られると、ほかの自治体にも頼まれる可能性があるとして、義務とはなっていませんが、企業側が感じるプレッシャーもあると思います。日頃から公共事業の仕事を受ける関係にある企業が自治体から頼まれて断れるかどうかという問題や、仕事を取るときにも寄附をしていないから不利になるのではないかという不安に思う企業もあるのではないかと考えますが、いかがですか。個人版ふるさと納税と同様に、本来立地自治体に払うべき税金を寄附先の自治体に税を払う、移転することになります。市内でも企業版ふるさと納税をする企業が増えていますが、それは地方税の奪い合いが激化したということで、それぞれの地方税が潤うものにはなっていないと思います。財源を増やすのであれば、地方交付税の増額等を国に求めるべきです。日本共産党としては、個人版と企業版ふるさと納税制度の廃止を国に求めていくべきと考えますが、いかがですか。次に、条例案についてです。小樽市立病院の診療科目として呼吸器外科を新設する話が出されています。追加する背景や経過については、本市を含む後志圏域は肺がん死亡率が道内でも比較的高い地域ということや、当院はがん診療連携拠点病院として、肺がんなどの患者に対して、呼吸器内科での診療の段階から一連の流れで、より専門的、迅速に治療への対応を可能にするために新設に至ったということです。公的病院は、地域に必要な医療を公平かつ安定的に提供するという法的使命を持ち、一般の医療機関では担えない政策医療や救急医療、感染対応などの役割を担います。今回の呼吸器外科の新設に関しては、大学医局の意向もあったと聞いています。医師の地域偏在の問題や医師の専門家により、大学医局人事が難しいという事情は分かりますが、そういった事情に左右され、地域の医療機関の経営に悪影響を及ぼし、地域住民にとって必要な医療提供が十分にできなくなることを大変心配しています。今後は地域医療に関する相談や各医療機関の経営状況なども加味した役割分担などを、地域の医療機関にとどまらず、大学医局や小樽市医師会などとも交えて話し合う場が必要なのではないかと考えます。そこで伺います。小樽市立病院の統合時は、三つの公的病院でそれぞれの得意分野を生かしながら、医療水準を高めて市民の生命と健康を守り、市立病院は地域医療の基幹病院として機能する公的役割があったと思いますが、現在は市立病院と公的病院の役割が変わってきていませんか。小樽市立病院は、後志唯一の地域がん診療連携拠点病院ですから、専門的ながん医療の提供など、後志地域の医療を支える役割を持っています。昨年は小樽市立病院での肺がん手術件数は18件と聞いています。呼吸器外科が新設されることで、患者に対してどのような医療提供ができるようになるのでしょうか。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、議案について御質問がありました。初めに、決算についてですが、まず、令和6年度一般会計決算において、単年度収支が10億円を超える赤字となった主な要因につきましては、令和5年度決算の実質収支が約12億8,500万円の黒字に対し、令和6年度決算の実質収支は、給与改定や退職手当による職員給与費などの歳出増により約2億円の黒字に減少したためであります。次に、一般財源充当額がこの10年間で最大となった職員給与費以外の理由につきましては、総務費では保健所などの行政機能等をウイングベイ小樽に移転するための公共施設再編等経費など、民生費では障害福祉サービスの利用増による介護給付費や障害児給付費など、衛生費では高齢者等を対象とした新型コロナウイルスワクチンの定期接種化による各種予防接種費などの事業費の増加によるものであります。次に、一般会計の年度末市債残高が前年度比で増加したことにつきましては、令和6年度は港湾施設に限らず、必要な施設や設備の更新が重なり、市債発行額が増加したことによるものと認識しております。今後も老朽化した施設の更新が必要なことから、毎年度の予算編成に当たっては財政状況も見定めながら、これまでと同様に、市民ニーズや施設の状況を踏まえた優先度を考慮し、必要な事業を実施してまいりたいと考えております。次に、経常収支比率の改善につきましては、比率の積算において多くの割合を占める義務的経費である人件費や扶助費が増加傾向にあるほか、これまで抑制に努めてきた公債費についても、今後の建設事業により増となる見込みであることから、比率は上昇するものと考えております。そのため、企業誘致や人口減少対策などの施策をさらに進め、市民税や固定資産税など市税収入全体の増加を図り、安定した財政基盤を確保する必要があるものと考えております。次に、普通交付税の増額につきましては、現在、地方自治体は人件費の大幅増や物価高騰への対応などの課題に取り組んでいるところであります。こうした地方の実情を踏まえ、国が地方財政計画に財政需要を的確に反映し、今後も安定的な財政運営を行うために地方交付税を確保しなければならないものであるため、引き続き北海道市長会を通じ、必要な要望を行ってまいりたいと考えております。次に、企業版ふるさと納税を行った企業に対する経済的利益供与の歯止めにつきましては、地域再生法施行規則により、寄附を行う法人に対する利益供与の禁止が規定されており、本市においては本規則に沿って取り組んでいるところであります。なお、他の自治体において公正性に問題があった事案を受け、国においては令和7年度からチェック機能の強化や寄附活用状況の透明化などの改善策が講じられたところであります。次に、企業版ふるさと納税が地方税の原則に反する制度であるかということにつきましては、企業版ふるさと納税制度は、都市部においては地方税の応益負担の原則が課題となっておりますが、本市においては、人口減少と少子高齢化など課題解決に向けた財源を確保し、持続的に地域を活性化させる観点では必要な制度であると考えております。次に、寄附企業の不利益が生じないかということにつきましては、自治体が推進する地方創生事業に企業が賛同し、寄附を行う制度であり、寄附を強要するものではありません。また、地方再生法施行規則において、寄附の見返りとして経済的な利益を供与することを禁止していることから、不利益を受けることはありません。次に、ふるさと納税制度の廃止を求めることにつきましては、同制度は自治体の地域活性化のための財源確保策として重要な役割を担っているため、必要な制度であると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 病院局長 有村佳昭

高野議員の御質問にお答えいたします。ただいま、議案について御質問がありました。初めに、決算についてですが、自治体病院に対する国からの支援の必要性につきましては、全国の自治体病院の86%が令和6年度決算において経常赤字の見通しとなり、本年6月には北海道市長会が公立病院の経営安定化に関する緊急要請を国に対して行ったところであります。当院といたしましても、健全な経営に近づけるため、本年度中の診療報酬改定のほか、令和8年度診療報酬改定に向けて、国において十分な議論を尽くしていただき、物価や人件費の増嵩に見合った改定となるような新たな仕組みの導入などが必要であると考えております。次に、条例案についてですが、まず、小樽市立病院と公的病院の役割の変化につきましては、少子高齢化や人口減少などにより、医療環境が変化する中で地域医療を持続可能なものとしていくため、当院を含めて公的病院は経営努力を重ね、機能分化と連携強化に努めております。その結果として、それぞれの病院の役割が変化することは避けられないものと考えております。しかしながら、その一方で、医療需要や提供体制が変化しても、地域の基幹病院として市民の命と健康を守り続けるという市立病院としての役割は、変わりはありません。今後も、他の公的病院と連携を図りながら、この使命を果たしてまいりたいと考えております。次に、呼吸器外科の新設により提供できるようになる医療につきましては、肺がんなどの患者に対して、呼吸器内科での診療から手術までの一連の治療をより専門的かつ迅速に対応することが可能となります。これにより、早期での手術も可能となり、本市を含む後志圏域における肺がん死亡率の抑制に少なからず貢献できるものと考えております。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)

再質問 5番 高野さくら

それでは、幾つか再質問したいと思います。まず、泊発電所です。福島第一原子力発電所の事故から十数年がたった今でも避難生活をしている方もたくさんいますし、福島第一原子力発電所の事故の影響を受けて、心配で東京都から小樽市に引っ越してきたという方もいらっしゃいます。本質問でも言いましたけれども、小樽市は泊発電所から僅か数十キロメートルしか離れていないということなので、何か事故があれば、やはり小樽市民の安全にも大きく関わる問題なのかと思います。そういったことを考えると、少しでもリスクを下げるというところでは、原発再稼働は反対していくべきではないかと思うのです。その辺、もう一度御答弁をいただきたいと思います。次に、避難所対策についてなのですけれども、トイレについてお伺いいたしました。毛布やストーブなどは優先してやったということでしたが、やはりこの間のいろいろな災害が起きたときに、トイレがないというのは非常に大きな問題なのかと思います。今後、計画的にやっていくということなのですけれども、困ることのないように、十分にそろえていっていただきたいと思いますので、改めて答弁をお願いしたいと思います。次に、体育館の空調設置についてです。重要だと認識しているけれども、ほかの公共施設の優先度を見てやっていくという答弁だったのかと思いますが、やはりこの前にあったカムチャッカ半島付近での地震もあったように、災害はいつどこで起こるか分からないということで、だからこそ、やはり備えが必要だと思うのです。実際に、市内でも保育所の子供たちが避難したということもありました。もちろん市内の体育館を一気に整備するのは難しいと思うのですけれども、とにかくできるところからでもやっていくことが必要なのではないかと思いますので、その点について伺いたいと思います。次に、特定利用港湾についてです。私は、小樽港を軍事利用できるようにすることになるのではないかとか、緊急性が高い場合についてもお伺いしました。市長から、軍事利用できるようになる懸念はないという御答弁もあったわけなのですけれども、そうはいっても、円滑利用に関する枠組みについて国が高知県に対して回答しているのを見ると、やはり緊急性が高い場合は、市長は災害などという話をしていましたが、もちろん災害も入っていますけれども、北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用した発射に対する対応のほかも意味していることも回答しているわけですから、こうしたことからもやはり緊急性が高いというのは非常に大きな問題で、重要影響事態に含まれると思いますので、その点について、もう一度お考えをお聞かせいただきたいと思います。攻撃目標になる可能性があるのではないかをお伺いしましたけれども、攻撃目標にはならないのではないかという御答弁だったと思います。先ほどもお話ししたように、既に国の回答では、アメリカが戦闘行為を行って支援のために自衛隊が小樽港を利用する場合を確認するのであって、本当にこうしたことでは、私はやはり軍事目的になるのではないかと思いますし、ジュネーヴ条約では軍用物にあたらない、民用物への攻撃は駄目と言われているのですけれども、実際に緊急性が高いとなった場合に、やはり現状の小樽港が民用物に当たるとはならないのではないかと思うのです。攻撃される危険性があるのではないかと思いますので、改めて答弁いただきたいと思います。あとは、特定利用港湾は認めるべきではないと思うが、国に拒否してほしいということを質問しましたけれども、今、市長はいろいろなところでお話をしているという話がありました。まだはっきりとした回答はしていないということなのですが、沖縄県の知事も、整備後の運用が不明な点があるということで、特定利用港湾を断ったり、そのほかにも地元の合意を得られないということで断ったところもありますので、国に対しても十分説明されているとは言えない状況から、特定利用港湾は認めるべきではないと考えるのですけれども、その点を伺いたいと思います。次に、3項目め、ハラスメント対策についてですけれども、相談窓口について伺いました。メールや、いろいろなところで相談を受け付けているということだったのですが、ハラスメント防止指針で示されているように、相談窓口があるのは分かっているのですけれども、部長職や特別職であった場合でも、職員が本当に気軽に相談できるような環境になっている認識でよいのか伺いたいと思います。子供の居場所についてです。児童館の増設について伺いましたが、本市の財政状況から難しいような話だったのですけれども、改めて増設については全然前向きに考えていないということなのか、その点を伺いたいと思います。Wi-Fiについてもお伺いしました。市の公共施設についてもぜひ整備してほしいということで、ある程度、7施設には整備していると。あとは、施設管理者が整備するかを考えていくという回答でしたが、市民の方が使えるところと使えないところがあるということで、びっくりされたりもしているのです。やはり勉強できるスペースもきちんとあるわけですから、せめてWi-Fiがある施設については、全ての部屋で使用できるようにするべきだと思うのですけれども、改めてその点について伺いたいと思います。

答弁 市長 迫俊哉

高野議員の再質問にお答えいたします。1問目につきましては、泊発電所の再稼働に反対すべきではないかというお尋ねですが、私も今、高野議員がおっしゃったように、福島第一原子力発電所の事故を鑑みますと、後志地域は食と観光で成り立っていますので、一たび風評被害が広がりますと、経済的に大変大きなダメージを受けるとは認識しております。そういった意味からは、今回は原子力規制委員会でも時間をかけて新しい規制基準で御議論をいただいたとは認識しておりますので、再稼働に当たっては、まずは新しい規制基準に基づいて、しっかりと安全性が確保できるのだということを十分に説明いただきたいと思っておりますし、また、先ほど答弁させていただきましたけれども、私どもといたしましても、安全確認の協定に基づきまして、泊発電所の安全対策等について電力事業者にはしっかりと確認させていただきたいと思っております。その一方で、いろいろな観点から原子力発電所の問題については考えていかなければいけないと思っております。温室効果ガスの削減ですとか、例えば、私たちは北海道胆振東部地震のときに経験しましたが、ブラックアウトといったものでは、やはり電源の多様性も必要になってきますし、将来的な電力の需給も考えていかなければなりませんので、安全性を第一にしていただきながら、そういったことも様々な観点から考えていきながら、再稼働についての態度を決めていきたいと思っております。それから、避難所対策のトイレの問題についてですが、これは御質問されたように今後、計画的にいろいろなものを、特に能登半島地震の防災対策を考えていきますと、まずは避難所生活が長期化したことが我々にとっての大変大きな宿題だったと思っております。そうした意味でのトイレは大変重要だと思っておりますので、これは計画的に備蓄していくことについて検討していきたいと思っております。それから、体育館の空調設備につきまして、答弁の中では優先順位も考慮しながらとお話しさせていただきましたが、先ほどの能登半島地震の問題とも関係ありますけれども、避難所生活が長期化することになりますと、やはり体育館の空調設備は優先順位が高いと思っておりますので、そういった観点で今後、計画的に体育館の空調整備も進めていきたいと思っているところでございます。それから、特定利用港湾について3点ほど御質問をいただいております。一連の流れの中でまとめて答弁させていただく形になると思っておりますが、特定利用港湾の考え方については、今、まだ市としての態度を決めたわけではありませんけれども、一つには、やはり北朝鮮の核ミサイル開発に伴いまして、ミサイルが日本海に頻繁に発射されている状況にあるわけです。平和的に解決できればいいのでしょうけれども、現実的には難しい状況になっています。一方、地球温暖化、あるいは気候変動によりまして、自然災害が頻発化、激甚化しているという中にあって、自衛隊と、そして海上保安庁と市民の皆さんの生活の安全・安心に備えていくという観点からは、今申し上げました自衛隊や海上保安庁との関係を構築していくことは、大切なのではないかとは思っております。ただ、一方では、本州との間にフェリー航路を有している商業港である小樽港で民生利用を主とした円滑な港湾利用が具体的にどのように運用されていくのかについては、しっかりと確認した上で判断すべきではないかと思っているところでございます。攻撃目標になるのではないかにつきましては、Q&Aにも書かれておりますが、利用は年に数回程度と言われておりますし、ハード整備についても既存事業の促進とされておりますので、私どもといたしましては、小樽港が特定利用港湾になることによって、艦船などや、あるいは部隊が常駐するという状況にはならないと思っておりますし、攻撃目標とされる施設が整備されるという認識にはありません。Q&Aの中でも特定利用によって攻撃目標とみなされる可能性が高まるとは言えないと明記されておりますので、私どもとしては、攻撃目標になることの可能性は本当に低いのではないかと思っております。そうした観点から認めるべきではないというお尋ねでございますが、先ほど言いましたようなことも含めまして、今後、様々な角度から検討させていただいた上で、この特定利用港湾の是非について判断してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 柴田健治(総務部長は2025年12月まで)

高野議員の再質問にお答えいたします。まず、ハラスメントの窓口について気軽に相談ができる体制になっているかということでございました。小樽市職員ハラスメント防止の指針の中で窓口につきましては、本答弁の中でもありましたけれども、市長部局であれば総務部総務課長、もしくは職員課職員と規定しております。水道局、消防本部、教育委員会についても、庶務担当課長もしくは庶務担当課の職員と規定しているところでございますので、職員同士という形でも相談はできる形になっておりますので、気軽に相談はできる体制かと思ってはおります。ただ、この内容について、改めて職員に周知を図っていくことが必要だとは思っていますので、この辺の対策は取っていきたいと考えております。次のWi-Fiの整備、使用についてです。誰でも、どこでも使えるようにということかと思いますが、やはり市、公共が設置するWi-Fiの機能になりますので、セキュリティーの部分はきっちり対応していかなければならないと考えております。不特定多数の人が使用できる状況にある場合においては、不正に使われることを防止する観点からも、セキュリティーはある程度必要になるかと思っております。ある程度利用される方が特定される場合については、フリーWi-Fiも考えられますが、Wi-Fiの使用に当たってはセキュリティーの設定が必要になるものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 こども未来部長 津田義久

高野議員の再質問にお答えいたします。児童館の増設を前向きに考えているのかという御趣旨だったかと思うのですが、市長からも答弁させていただいたとおり、本市の財政状況を考えますと、直ちに増設はやはり難しいのかと考えております。児童館という枠組みといいますか、位置づけにすると、例えばこういう部屋が必要で、こういう面積が必要で、こういう人員配置が必要でという施設の要件があります。そういう要件にかかわらず、児童館という位置づけではないものも含めて子供の居場所の充実を図っていかなければならないとは考えているところでございます。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)

再々質問 5番 高野さくら

再々質問したいと思います。特定利用港湾について再々質問したいと思います。いろいろ市長から御答弁がありましたけれども、安全面を考えたら、やはり認めるべきではないと思うのです。政府のQ&Aでは、「自衛隊は弾薬を含む物資輸送に特定利用港湾を利用することはある。」としています。戦闘行為に使う燃料や弾薬を小樽港から自衛隊の艦船を通じて運ぶことは、兵たん行為になるのではないかと思いますし、ジュネーヴ条約では、民間物を攻撃対象にしてはいけないとなっているのですが、ロシアのウクライナ侵攻では、ウクライナの港が初期段階で攻撃の標的にされたということもありました。こういったことからも、やはり民用物だと認識されない可能性は否定できないのではないかと思うのです。だからこそ、少しでも住民の命が脅かされる危険のある特定利用港湾は認めるべきではないのではないかと伺っていますので、この点について改めて答弁をお願いしたいと思います。あともう1点がWi-Fiについてですが、セキュリティー対策ではなくて、既にWi-Fiのある公共施設について、同じ建物であるところとないところというのではなくて、あるところは全ての部屋で使えるようにしてほしいということで聞いていたのです。例えばいなきた児童館などは使えるけれども、一歩出たら使えないとなってしまっては困りますし、いなきたコミュニティセンターの4階に机と椅子などがあると思うのですが、そこのスペースを利用して勉強されている学生を目にすることもありますので、やはりWi-Fiがある施設については、全ての部屋で利用できるようにしてほしいということを再質問で言いましたので、改めて答弁をお願いします。

答弁 市長 迫俊哉

高野議員の再々質問にお答えいたします。改めて、特定利用港湾についてお尋ねがありましたけれども、先ほど来申し上げておりますが、私どもといたしましては、Q&Aを読み込んでおりますが、具体的に民生利用を主とした円滑利用が小樽港でどのように運用されるのかについては、まだ不明な箇所もありますので、そういった点については、改めて国に確認させていただきながら、最終的に判断させていただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 柴田健治(総務部長は2025年12月まで)

高野議員の再々質問にお答えいたします。Wi-Fi設備の整備の状況についてでございますが、同じ建物の中で使えるところ、使えないところが出ている状況のお話がありました。改めて施設ごとに使用の状況をしっかり確認させていただいた上で、整備の必要があるかについては検討させていただきたいと思います。

出典:小樽市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月9日 議事録 PDF(102ページ) 間違いを知らせる