小樽市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日
公共施設について
2025年6月17日、小樽市議会の一般質問で、松井真美子議員が「公共施設について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 松井真美子 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松井真美子
日本共産党を代表して質問いたします。公共施設についてです。多くの公共施設が老朽化を迎える下、小樽市では国の要請に従い、2016年度に小樽市公共施設等総合管理計画を策定し、2020年に小樽市公共施設再編計画、2021年に小樽市公共施設長寿命化計画を策定して、公共施設の整備に当たっての方針を示してきました。初めに、一般的に公共施設にはどういった役割があると考えられるのか、市長の見解をお聞かせください。令和6年第1回定例会で、保健所や小樽市総合福祉センターなどの移転計画が急遽、市議会に示され、第3回定例会では保健所移転の条例案が提出され、12月初めにはもう保健所が移転しました。日本共産党は、この進め方について、市民への説明や議会での議論が不十分であることを指摘し、市長も十分でなかったことは認められました。ウイングベイ小樽に移転後の施設について、利便性など、利用者からどのような声を聞いていますか。アンケートは取ったのでしょうか。今後、公共施設の移転や縮小、廃止などを検討する際には、過去の不十分な経緯を繰り返さず進めていくべきと考えますが、どういう形で市民の意見を聞いていくのですか。本庁舎の建て替えについてです。小樽市本庁舎長寿命化計画実施スケジュールで、2022年度から2024年度は規模・機能に影響する内容の検討、2025年度は基本構想、2026年度は基本計画と示しています。規模・機能に影響する内容の検討とは、どのような検討がされたのか、お聞かせください。本市には1級建築士資格を持った方が何人もいます。本庁舎はどういったものが必要か、コンサル任せではなく、職員自らの手で基本構想や基本計画を策定することを考えてみてはどうでしょうか。市民の方から、市役所は冬、車が止めづらい。地下駐車場にできないかと意見をいただきました。実際、例年、駐車場の一部が雪置場となり、止められる車の台数も少なくなります。建て替えと併せて地下駐車場を整備することについては、どのような検討がされていますか。公共施設の配置は、住民の視点に立ちながら、まちづくり全体の問題として考えるべきです。水道局本庁舎はどうするのか、保健所庁舎の跡地はどうするのか、ばらばらに進めるのではなく、市民に明らかにしながら、市民と共に考えていく、その姿勢で改めて公共施設に関する計画の検証が必要ではありませんか。最後に、小樽市新総合体育館についてお聞きします。今回、入札に参加する事業者がありませんでした。小樽市新総合体育館には市営プールの併設が決まっています。旧小樽市室内水泳プールは、2007年に市民の反対を押し切って閉鎖されましたが、当時の山田市長は、プールはぜひ新しいものを造っていただきたいと議会で答弁し、第6次小樽市総合計画の前期実施計画に、新・市民プール整備事業を明記しました。続く中松市長、森井市長もその方針は変えていません。2015年に、議会でも新「小樽市室内水泳プール」の早期建設方についての陳情を全会一致で採択し、市民に約束しています。迫市長は、プールを造らないというお考えはあるのかとの質問に対し、ありませんと明確に答え、迫市長の下で建設を具体化しました。できる限り早く整備すべきです。小樽市新総合体育館は、2029年度上期に供用開始を目指していましたが、入札の関係で工事が遅れることが想定される状況の下、2029年度下期か、2030年度上期の供用開始と考えていいのか、お答えください。1項目めの質問は以上です。
答弁 市長 迫俊哉
松井議員の御質問にお答えいたします。ただいま、公共施設について御質問がありました。初めに、公共施設の役割につきましては、公共施設には、体育館や図書館などの公の施設や、庁舎や消防施設などの公用財産があり、住民の福祉の増進や、地方公共団体が事務や事業を執行するために直接使用する施設としての役割があるものと考えております。次に、ウイングベイ小樽移転後の利用者の声につきましては、駐車場が広くなった、部屋が明るくなり、きれいになった、空調が効いているなど、利用環境が改善したとの御意見がある一方で、駐車場からの経路が分かりづらい、室内の音が響き過ぎるといった御意見も寄せられております。なお、アンケートは現時点で、小樽市総合福祉センター以外の施設では実施いたしておりません。次に、市民意見の聴取につきましては、移転や縮小、廃止などを検討する際には、時期を逸することなく、地域の方々や施設利用者へお話しする機会を設け、丁寧に意見を伺い、理解を得られるよう努めてまいります。次に、令和4年度から6年度に行った新庁舎の規模・機能に影響する内容の検討状況につきましては、総務部が主体となり、他都市の事例などを調査・研究してきたところでありますが、建設費の急激な高騰など、社会情勢の変化に対応するため、今年度に行う予定としていた基本構想の策定を延期して、小樽市本庁舎長寿命化計画の改定を行うことといたしました。次に、職員自らによる基本構想や基本計画の策定につきましては、建築士の有資格者をはじめとする多くの職員の発想や意見を新庁舎の整備に生かしていくことは重要であることから、専任職員を配置し、専門的な知見や経験を必要とする部分については、コンサルタント会社からの支援を受けながら策定することを検討いたしております。次に、本庁舎の建て替えと併せた地下駐車場の整備につきましては、他都市の事例を調査したところ、高額な建設費と維持費が課題になると見込まれますが、冬期間を含めた駐車台数の確保方法については、新庁舎の規模・機能と併せて検討を進めてまいります。次に、公共施設に関する計画の検証につきましては、将来にわたり行政サービス水準を維持していくため、計画的な維持管理や、将来負担の軽減などを目的とした小樽市公共施設等総合管理計画に基づき、小樽市公共施設長寿命化計画などの個別施設計画を策定し、各計画の整合を図りながら一体的な整備を進めることとしております。今後においても、利用者等からの意見を参考にしながら、社会情勢や財政状況等の変化に対応するための定期的な点検や見直しは必要であると考えております。次に、小樽市新総合体育館の供用開始時期の遅れにつきましては、今後、入札参加者がなかった要因について検証する予定であり、その後の対応については、検証結果を分析した上で、検討することとなりますので、現時点で供用開始時期をお示しすることはできません。