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小樽市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日

(1)障害者控除対象者認定書について/(2)図書館の駐車場について

2024年9月11日、小樽市議会の一般質問で、小貫元議員が「障害者控除対象者認定書について」「図書館の駐車場について」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 中島正人、財政部長 柴田健治が答弁しました。

質問者
小貫元 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 中島正人、財政部長 柴田健治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 小貫元

一般質問します。初めに、障害者控除対象者認定書についてです。市民に知られていないと感じている制度に、この障害者控除対象者認定書があります。介護保険の要介護認定を受けている人は、障害者に準じて、障害者控除対象者認定書を発行してもらえます。そして、税申告で障害者控除の適用になります。一般障害者ならば、所得税で27万円、住民税で26万円、住民税非課税となる所得が135万円に引き上がります。おおむね要介護4以上の場合、特別障害者として認定されることもあり得ます。特別障害者ならば、所得税で40万円、住民税で30万円です。本人でなくても、同居し、扶養している方が認定書の交付を受ければ、同居特別障害者控除の適用も受けられます。ある80歳代の男性は、妻と2人世帯で、入院した際の医療費が高く、相談に来ました。今までは元気だったので、税負担について深く考えてこなかったというのです。介護認定は、と聞くと、要介護1だと話します。そこで、直ちに障害の窓口に行き、障害者控除対象者認定書の申請を行いました。その後、医療費・介護保険料の負担が減り、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の下で各種給付金の対象になりました。昨年度の納税義務者のうち、65歳以上の方は1万4,761人になります。2022年末の65歳以上の人口は4万5,013人ですから、約32.8%の方が課税者だということになります。昨年度、要支援2以上の要介護認定を受けた方は1万313人であり、これに32.8%を掛けますと3,382人となり、これが要介護認定を受けている方のうち、納税義務者のおおよその人数と想定され、障害者控除対象者認定書が該当する可能性がある方です。市長は、本来、受けることのできる税控除が受けられず、納税義務者となり、医療費や保険料を多く負担している実態についてどのような感想をお持ちですか、お聞かせください。認定書の発行件数は、過去10年で延べ発行件数が最も多かった年度が2015年度の376件、昨年度は302件でした。おおむね300件前後で推移しています。しかし、要介護認定を受けた人数は増えています。新規に要支援以上の認定を受けた人数は、昨年度で2,931人、要支援2以上の方は、認定者総数の86.7%ですので、新規の要支援2以上の方はおよそ2,530人と予測されます。この人数に先ほどの課税者割合の32.8%を掛けると約830人。ところが、障害者控除対象者認定書の申請件数は302件、まだ知られていないのではないかと推察します。市長は、この申請件数を踏まえ、市民に制度が知られていないと感じませんか。他市の状況について、主立った市に聞き取りを行ったところ、要支援2以上の要介護認定者に対して、認定書の発行件数の割合が多い自治体は、帯広市で11.6%、江別市で6.3%、苫小牧市で6.0%で、小樽市は2.9%でした。最も割合が多い帯広市では、昨年度の要支援2以上の要介護認定9,034人で、障害者控除対象者認定書の発行件数は1,050件でした。取組としては、案内文書の送付と共に申請書も送付しているとのことでした。小樽市では、要支援2、要介護1から要介護5と認定された方に対して、「障害者控除対象者認定書の交付申請について」との文書を発送し、周知に努力をしていることは承知しています。小樽市でも申請書を送付し、より申請しやすくするよう検討を求めます。お答えください。小樽市ホームページで障害者控除対象者認定書と検索して真っ先にヒットする項目は、障害者ハンドブックの一部です。帯広市のホームページの障害者控除のページには、「障害者手帳がなくても対象となる場合がございます」と障害者控除対象者認定書の内容が示されています。一方、小樽市の場合、税申告の手引きには記載されていても、税申告のホームページでは、同様の記載がありませんでした。税申告の時期に、広報での案内、ポスターの掲示やホームページでの案内などを強化し、申請件数を増やすための努力を期待しますが、市長の見解を示してください。次に、図書館の駐車場の拡充を求めて質問します。市立小樽図書館の駐車場台数は12台となっています。しかし、休日には、駐車場が足りず、路上に駐車し図書館を利用しなければならない状況が生まれています。図書館では、市役所駐車場の利用も呼びかけていますが、市民会館等でイベントがあると市役所駐車場も止めるところがありません。また、高齢になると市役所から図書館の道のりも苦労がかかります。まず、利用を呼びかけている市役所の駐車場ですが、市役所駐車場の1台当たりの駐車ますの幅は2.3メートル、奥行き5メートルとなっています。小樽市建築物における駐車施設の附置に関する条例は、駐車場整備地区及び周辺地区について適用される条例ですが、建設部によると、それ以外の地域であっても参考にするとのことでした。この条例では、駐車場の幅は1台当たり2.25メートル以上と定めています。ところが、国土交通省の標準駐車場条例では、幅2.3メートル以上、そのうち、0.3を乗じて得た台数は2.5メートル以上とし、そのうち1台分は、3.5メートル以上と定めています。また、1992年に建設省から発出された駐車場設計・施工指針では、小型乗用車は2.3メートル、普通乗用車は2.5メートル以上を原則としています。建設部の話では、新たに整備予定の新幹線新駅駐車場は2.5メートルの幅とのことです。このことに照らしても、市役所駐車場の幅員を拡大するべきではありませんか、お答えください。あわせて、市長は、小樽市建築物における駐車施設の附置に関する条例の改正が必要だとは感じませんか。話を図書館の駐車場に戻します。教育長は、現在の図書館の駐車場の形状について、駐車がしやすい駐車場との認識ですか、または駐車がしづらいとの認識ですか。国土交通省の道路の移動円滑化に関するガイドライン、先ほど述べた施工指針によれば、障害者用駐車場は3.5メートルの幅員が必要です。しかし、図書館には3.5メートル幅の駐車ますが存在しません。道路の移動等円滑化に関するガイドラインに対応した障害者用駐車場の整備が必要ではないですか、教育長の見解を示してください。図書館の利用者が利用しやすい駐車場と駐車スペースの拡充を求めます。お答えください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

小貫議員の御質問にお答えいたします。初めに、障害者控除対象者認定書について御質問がありました。まず、認定書の存在を知らず障害者控除を受けていない実態につきましては、障害者控除を受けられることを知らずに控除の申告ができず、市民税が課税となることで、医療費のほか国民健康保険料や介護保険料の額に影響のある場合はあるものと承知しております。今後におきましては、障害者控除の該当となる方が適切に控除を受けられるようにすることが必要であると考えております。次に、制度の認知につきましては、要介護認定の結果を通知する際に障害者控除申請の案内文書を同封しているほか、市のホームページにも記載し、周知を図っておりますが、より制度を理解していただけるように取り組んでまいりたいと考えております。次に、申請書の送付につきましては、要介護認定の結果を通知する際に、案内文書と共に申請書も同封してまいりたいと考えております。次に、申請件数増のための取組につきましては、対象となる方に認知されますよう、市のホームページの内容をより分かりやすいものとなるよう見直すとともに、税申告の案内文書においても、認定書による障害者控除について記載してまいります。次に、図書館の駐車場について御質問がありました。まず、市役所駐車場の幅員につきましては、小樽市役所の敷地が狭く、高低差や形状が複雑なこともあり、日によっては十分な駐車台数を確保できていない状況にありますが、駐車される方の利便性や安全性を考慮いたしますと、拡幅は有効な手段であることから、今後、台数確保とのバランスを取りながら検討してまいりたいと考えております。次に、小樽市建築物における駐車施設の附置に関する条例につきましては、条例制定当時の道路構造令を基に駐車幅を2.25メートル以上と規定しておりましたが、現在の道路構造令では2.3メートル以上となっていることから、今後、条例改正について検討してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

小貫議員の御質問にお答えをいたします。図書館の駐車場について御質問がありました。初めに、図書館の駐車場についての認識につきましては、図書館の駐車場は、昭和57年の竣工当時から変わらないもので、自動車が安全に駐車し、出入りができることを念頭に、狭い敷地を有効的に活用するよう配置したものと考えております。しかしながら、傾斜地に配置していることや、近年は車幅が広い自動車が増加していること、また、当館が今年度に行った利用者アンケートでも、駐車場に止めにくいといった御意見をいただいており、駐車がしやすいとは認識しておりませんが、当館の敷地を最大限活用し、多くの方が利用できるよう、工夫しているものと承知しております。次に、国土交通省の道路の移動等円滑化に関するガイドラインに対応した障害者用駐車場の整備の必要性につきましては、直近のガイドラインでは、「障害者用駐車施設へ通ずる歩行者の出入口からの距離ができるだけ短くなる位置に設けること」、「有効幅は、三.五メートル以上とすること」、「障害者用である旨を見やすい方法により表示すること」などの基準が示されており、当館の障害者用駐車場は、有効幅が若干不足しておりますが、正面玄関前の一番公道側を障害者用と表示し、御利用いただいているところでございます。ガイドラインに対応した障害者用駐車場の整備につきましては、狭い敷地であることから、幅員を広げると全体の駐車台数を減らすこととなるため、どこに障害者用駐車を配置できるかを含め、今後、検討してまいりたいと考えております。次に、図書館駐車スペースの拡充につきましては、敷地が狭く、駐車場として使用できるスペースが限られており、大規模な駐車場配置の変更は難しいと考えております。また、駐車場の幅員を拡幅することで、1台当たりの駐車スペースは広がりますが、現在の駐車台数を確保することは困難であると考えております。このことから、現在、満車時には近接する市役所駐車場の利用をお願いしておりますが、今後は、周知方法を工夫するなど、市役所駐車場の利用を促していきたいと考えております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 小貫元

再質問いたします。最初の障害者控除対象者認定書の関係は、予想していたよりも、ある意味で全丸的な回答が来てしまってありがたかったのですけれども、引き続き期待したいとは思います。少し気になるのは、市の税申告と確定申告は、今は別の会場になってしまったということで、恐らく市民税申告との関係では、市の努力で、かなり対応していただけるのかと思って、今、期待して話を聞いていたのですけれども、税務署との連携なども今後、視野に入れていただきたいと思いますので、これについて一言お願いしたいと思います。この件については、要介護認定のそもそもの分母が大きいので、本当にそういう面で、市は努力しているとは思います。次に、図書館の駐車場に関連してですけれども、教育長の答弁もあったように、結局、図書館との関係では市役所駐車場の利用をこれからも呼びかけていくというところで、市役所駐車場の幅員拡大については有効な手段だということで言って、台数の確保もあるから今後の検討だということなのですけれども、私は、図面を見てみて計算すると10台ぐらい止められる数が減ってしまうかと思うのです。ただ、この間、9月2日に市役所の駐車場を見て回ったら、3ナンバーの車、いわゆる施工指針では普通乗用車とされている車ですけれども、これが34台ありまして、約3割です。場合によっては、3ナンバー同士が並んでいるというようなところもありまして、そうなってしまうと、私みたいな体だとなかなか乗り降りが大変だろうと思って見ていました。これはやはり、公用車の取っている分が十何台ありますので、それとの配置も含めて、検討するということだったので、これは検討結果を待ちたいとしか言いようがないのですけれども、先ほど教育長からもあったように、幅が広い車が増えていますので、ぜひ、そういった幅を増やすという対応を早急に求めたいと思います。これについてお願いします。あと、肝腎の図書館です。これについては、今の障害者用駐車場はバックで止めると障害者がもう降りられない構図になっております。早急に配置の検討が必要だと思いますので、今後、検討ということではなくて、これは早急に検討すべきだということで、どうするのか、答弁を求めたいということで、再質問といたします。

答弁 市長 迫俊哉

小貫議員の再質問にお答えさせていただきます。私から駐車場に関して御答弁させていただきますけれども、議員からも御指摘があり、教育長からも答弁がありましたが、車幅の広い車も増えているというのも現実だと思っております。本答弁の繰り返しになりますけれども、駐車される方の利便性、それから安全性も確保していかなければならないと思っておりますので、いろいろな角度から検討させていただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 財政部長 柴田健治(財政部長は2025年3月まで)

小貫議員の再質問にお答えいたします。税申告における障害者控除の申告でございますけれども、日頃から我々市民税の担当でも税務署との連携を図っておりますので、こちらについては、今後も連携を図った上で対応していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

小貫議員の再質問にお答えをいたします。障害者用駐車場の配置について、早急に検討してはというようなお話があったかと思います。私も現地に行って、実際に館長と共に障害者への駐車場の止め方をどのようにしたらいいのかということも含めて、検討したところでございます。そこで、やはり冬の問題もございまして、今の障害者用駐車場は冬はロードヒーティングになっているということ、また、車椅子を利用している方があそこを利用するということは、非常に玄関からも近いということもありますし、いろいろなことが考えられますので、今後、現在、使っている方々の声も聞きながら迅速に対応していきたいと思っているところでございます。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再々質問 6番 小貫元

今の答弁に関して一つだけ再々質問をいたします。再質問では、図書館の障害者用駐車場について早急な検討をお願いしたいのだということを述べさせていただきました。あの位置というのは、仮に運転手が障害者の場合、前向きに止めなければいけない構図になっております。そうなってきますと、いわゆる歩行者の動線と駐車場が一体となっているというのが今のあそこの駐車スペースの関係でして、統計的にも、バックで駐車場から出るときに事故が多いと言われていますので、これは教育委員会だけではなくて、建設部の皆さんなどとも知恵を出し合って、早急にというところが答弁いただけていなかったので、早急に検討するという議題になるのか、それとも、もうしばらくお待ちくださいということになるのか、再度、答えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

小貫議員の再々質問にお答えいたします。障害者用駐車場の止め方については、前向きに止めなければというところは私自身も承知しているところでございます。他部局との協議ということもありますので、まず、早急に他部局との協議はいたしていきたいと思っております。それを受けまして、では、実際にどのようにすればいいのかということについては、今後、検討してまいりたいと思いますので、御理解いただければと思います。

出典:小樽市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日 議事録 PDF(135ページ) 間違いを知らせる