小樽市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日
小・中学校の不登校児童・生徒と健康診断について
2024年9月10日、小樽市議会の一般質問で、平戸理史議員が「小・中学校の不登校児童・生徒と健康診断について」質問し、教育長 中島正人、こども未来部長 安部俊克、福祉保険部長 勝山貴之が答弁しました。
- 質問者
- 平戸理史 議員
- 答弁者
- 教育長 中島正人、こども未来部長 安部俊克、福祉保険部長 勝山貴之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 平戸理史
第4項目め、小・中学校の不登校児童・生徒と健康診断について質問していきます。ここ数年、全国的に小・中学校の不登校児童・生徒が増加しているとのことで質問してまいります。文部科学省が令和5年10月に発表した令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果によりますと、小・中学校における不登校児童・生徒数は、小学校が10万5,112人、中学校が19万3,936人の合計29万9,048人で、前年度、令和3年度から22.1%増加して過去最多となったとのことであります。10年連続の増加で、不登校の小・中学生の数は30万人に迫っています。最初にお聞きいたします。文部科学省の調査における不登校児童・生徒の定義についてお知らせください。次に、本市における令和4年度の不登校の児童・生徒数を、小・中学校別にお示しください。全国的に不登校児童・生徒数が増加している中にあって、本市において令和4年度は若干ながらも減少したと聞いております。教育関係者の御努力の成果と思われます。そこでお聞きいたします。令和4年度の同調査においては、指導の結果、登校するまたはできるようになった児童・生徒の人数が示されておりますが、この項目における本市の児童・生徒数を小・中学校別にお示しください。また、不登校児童・生徒の登校に向けた現在の本市の取組についてお知らせください。不登校児童・生徒の健康診断について伺います。学校における健康診断は、決められた日時に校医が学校に訪問し、児童・生徒が受診するという流れになります。まず、当日学校を欠席し、健康診断を受けることができなかった児童・生徒への対応について伺います。次に、本市においての不登校児童・生徒の健康診断受診率や健康状態の把握についての対応について、伺います。学校での健康診断を受診できずにいる子供について、一部の保護者から健康面を不安視する声が上がっております。また、不登校当事者の保護者の中には、体に異常が出てから健診の必要性を認識した保護者もおります。児童・生徒の健康を守る必要性については、学校教育法や学校保健安全法の法律で根拠づけられているものと思います。健康診断当日欠席の場合、別日に学校で受ける対応のところもあるとのことですが、不登校児童の中には来校することが困難な児童・生徒も多くいることから、来校が困難な場合についての対応を検討する必要があると感じます。そこでお伺いいたします。不登校などの理由により、健康診断を受けていない児童・生徒に対する配慮や学校以外で受診ができるような支援について、本市の見解を伺います。次に、学校外で受診した場合の受診費用についてお伺いいたします。受診費用は無料となるのか、保護者の自己負担となるのかを伺います。成長期の大切なときに健康診断を受けられないことにより、重大な健康リスクを見逃してしまうことがないようにすることが重要なことであると思います。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 教育長 中島正人
平戸議員の御質問にお答えいたします。ただいま、小・中学校の不登校児童・生徒と健康診断について御質問がありました。初めに、文部科学省が示している不登校の定義につきましては、当該年度間に30日以上欠席した児童生徒のうち、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくてもできない状況にあるもの(ただし、病気や経済的理由によるものを除く)」と定義されております。次に、本市における令和4年度不登校児童・生徒数につきましては、文部科学省の令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果では、小学校は60人、中学校は119人であります。次に、指導の結果、登校するまたはできるようになった本市の児童・生徒数につきましては、令和4年度の同調査では、小学校は20人、中学校は40人であります。次に、不登校児童・生徒の登校に向けた現在の本市の取組につきましては、市教委では、学校と連携を図り、不登校傾向が見られる児童・生徒の状況を把握するとともに、教育支援センターのコーディネーター等が学校を訪問して、学校と共に支援方策を検討しております。また、不登校児童・生徒の学びを保障する場として、小樽市教育委員会庁舎内に「ふれあいルーム」を、小樽市生涯学習プラザ、市立小樽図書館、銭函市民センター内に「ふらっとルーム」を開設し、一人一人に応じた学習やスポーツ活動を行うとともに、学校と連携し、1人1台端末を活用したオンライン授業のサポートをしているほか、「ふれあいルーム」や「ふらっとルーム」に通級することが難しい児童・生徒に対しては、訪問型の支援を行っております。また、今年度から中学校1校が、北海道教育委員会の不登校児童生徒に対する支援推進事業の指定を受けており、当該校では、専任教員を配置し、自分の教室で授業を受けることが難しい生徒に対し、別室においてオンライン授業や個別の学習支援、教育相談等を実施しております。次に、健康診断当日に学校を欠席した児童・生徒への対応につきましては、後日、児童・生徒が登校した際に、学校で測定可能な身長、体重、視力などの検査を実施しているほか、尿検査においては2次検査日を設定して対応しておりますが、医師の診断が伴う検査につきましては、医師の確保など、別日を設定することに課題があることから、どのような対応ができるか検討が必要であると考えております。次に、本市における不登校児童・生徒の健康診断受診率や健康状態の把握につきましては、健診日当日に欠席した児童・生徒が、その時点で不登校児童・生徒として扱うかどうか判断することが難しいことから、受診率の正確な算出は困難であると考えております。また、健康状態につきましては、学校が定期的に家庭訪問などを実施し、本人の様子を観察したり、保護者から聞き取ったりすることにより、把握に努めております。次に、不登校などの理由により、健康診断を受けていない児童・生徒に対する配慮や学校以外で受診ができるような支援についての見解につきましては、児童・生徒の健康診断は健康の保持増進を図るとともに、健康状態を把握し、学校における健康課題を明らかにして健康教育に役立てる目的もあることから、未受診の児童・生徒に対して何らかの手だてを講じることは大切であると認識しており、今後どのような対応ができるか、検討してまいりたいと考えております。次に、不登校児童・生徒が学校以外で健康診断を受診した場合の費用の負担につきましては、保護者の自己負担となっております。(「議長、7番」と呼ぶ者あり)
再質問 7番 平戸理史
私から2点、再質問させていただきます。1点目、無痛分娩の費用助成に関してですが、最後のところで、経済的な負担の大きさだったり、医療提供体制の確保のハードルがあるという認識をお持ちということが答弁であったのですが、ハードルがあるということは、今後これらに対して対策を取る必要があると考えていらっしゃるのか、そこについてもお答えをお願いします。2点目については、生活保護を受けている方の自立に向けてというところで、パチンコ店などにケースワーカーがその内容を説明するだとか、店舗に出向いて実際に確認しているという話でしたが、その対策を取っているにもかかわらず、過去5年間、ギャンブルの収入申告がないということは、その対策では不十分だということが言えると思います。なので、今後、今までとは違った対策が必要になってくるのかと思いますが、具体的な施策について今はないかもしれませんが、違うことをやっていくのだというお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 こども未来部長 安部俊克(こども未来部長は2025年3月まで)
平戸議員の再質問にお答えいたします。無痛分娩の対策について、今後、検討されるのかという御質問でしたけれども、いろいろなハードルもありますし、質問の中にもありましたように、メリットだけでなくて、いろいろなデメリット、リスクもあると認識しております。小樽市内の分娩される方にとっても、まだ普及されていない背景としては、やはり無痛分娩に対する認識というものが、メリット、デメリットも含めてなかなか広まっていないということも考えられますので、まずはそういったことも含めて、今後、無痛分娩について、果たしてどれだけ市内でニーズ、必要性があるのかですとか、他都市での普及状況なども見ながら、この取組については引き続き、必要性も含めて検討してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉保険部長 勝山貴之(福祉保険部長は2025年3月まで)
平戸議員の再質問にお答えいたします。生活保護、パチンコの関係でございますけれども、パチンコ店に出向いたり、説明しているのになかなか申告がないということで、対策が不十分ではないかという御指摘をいただきました。確かに、出向いてもなかなか効果が出ないということもございますし、説明しても、普通の稼働収入とかと違って、収入としての認識が十分持たれていないということもあろうかと思います。実際にパチンコ、ギャンブルでの収入について、どこまで把握できるのか、どうやって把握するかというのは難しい問題もございます。いずれにしろ、どんな対策があるか、なかなか効果が出ていないということも御指摘がございましたので、他自治体の取組ですとか情報交換しながら、効果的なものがあれば、小樽市でもできるのかどうかも含めて考えてまいりたいと思います。