みんなの議会

小樽市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日

(1)市政上の課題について/(2)市民生活に関連して

2024年6月19日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「市政上の課題について」「市民生活に関連して」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 中島正人、保健所長 田中宏之が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 中島正人、保健所長 田中宏之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 中村吉宏

一般質問します。まず、市政上の課題に関連し、迫市長の政治姿勢のうちの投資を呼び込むということについて伺います。この投資を呼び込むということについては、本年第1回定例会でも質疑が行われたところであります。迫市長は、投資を呼び込むために本市の都市計画を見直すというお考えを示されました。この計画見直しについて、どのようなことを想定されているのか、お示しください。本市の用途地域指定は、戦後の引揚者の方々等が本市に定住をする過程、人口増加傾向の状況下で定められたものが基本となっており、人口減時代の今でも住居系地域が市街地の7割を占める状況です。市内各所で空き家・空き地が増加しているにもかかわらず、現状の地域指定では有効な不動産の利活用を行うことは困難です。定住者が減少する一方で、観光都市として成熟してきた本市において、柔軟かつ弾力的な不動産の運用を行うためにも、市街化区域の用途地域指定等を抜本的に見直すことが必要と考えますが、市長の見解をお示しください。また、様々な見直しを行うとして、具体的にどのような見直しを行うのか、本市の将来像を捉えた戦略的な観点も含めてお答えください。さて、投資を呼び込むことについて、都市計画における用途指定を見直し、土地を有効に活用できるようにするだけでは達成はできないものと考えます。多くの企業が小樽市に進出し、投資を行う際、どのような条件を達成しなければならないのかという投資家側のニーズを把握することは必須であります。この点、本市ではどのような取組を行っているのか伺います。これまでの企業誘致活動に加えて、市内外の民間企業や団体同士の情報交換の把握も必要になると考えます。こうした情報収集について、さらに拡大しつつ深掘りを行う必要があると思うのですが、本市ではどのような取組がなされており、今後、どう結果を出す考えなのか、お示しください。さらには、今述べた民間の情報を把握し、そのニーズに対応できる状況を用意しなければ、本市に投資を考える企業等を誘導することは難しいものと思います。市として、こういう取組についてどのようにお考えか、見解をお示しください。次に、今、建設に向けた計画策定が進んでいる新総合体育館について伺います。この建設について、市内では賛否は様々ある模様です。市民の中には、昨年末近くの時期で、体育館更新の情報を初めて知ったという市民の方もおられました。新総合体育館建設推進の立場から申し上げますが、SNSの発信等も含めて、都度、今後の情報を示し、市民理解を深めていく必要があると考えます。市の積極的な取組を望みますが、見解を示してください。さらに、市民の方には体育館に収益性や独立採算による運営を求めるべきという意見をお持ちの方もおられます。社会教育施設であり、市民の体育を目的とする公共施設は市民サービスが主眼であり、民間施設と同様の利益追求を行う施設ではないということも改めて周知をする必要性を感じました。本市においても、この観点からこの施設の意義を広くお知らせし、理解を深めていただくことを行っていただきたいと考えます。見解をお示しください。この新総合体育館建設に当たって、市民の方から要望も寄せられております。子育て世代の市民の方は、子供の習い事で体育館を訪れる際、終了までの時間に何もすることがないため、新しく建設される施設にはカフェや軽いトレーニングができる民間施設等が併設されると自分たちも有意義な時間を過ごせてありがたいという声をいただきました。非常に合理的であると考えます。現計画が進む中で、少しでも多くの方が有意義に利用できる施設となるよう知恵を絞りながら、このような付随施設を併設することも行っていただきたいと考えます。可否も含め、見解をお示しください。次に、中心市街地の再々開発について伺います。JR小樽駅前広場の開発は、基本計画が示されているものの事業着手が未定の状態であります。駅前広場を小樽の玄関口にふさわしいものにするために整備をするとのことですが、今後、どのように取り組むのか、時期も含めて計画をお示しください。また、以前より再開発を計画している小樽駅前第1ビルについても、その動向を心配しております。魅力ある小樽駅前の今後の開発に重要な施設となるものと考えます。現状、そして今後の見通しについて、市の把握している内容をお示しください。また、今後の進展について、課題などがあればお示しください。小樽駅前の開発については、本市で今策定作業を進めている小樽市立地適正化計画の策定なくしては進まないものと考えます。まず伺いますが、今年度策定予定の小樽市立地適正化計画の策定作業の進捗や策定に向けたスケジュールをお示しください。また、この計画策定により、今後、小樽駅前の整備がどのように進められるのか、具体的にお示しください。小樽駅周辺について伺います。現在、旧色内小学校跡に道営住宅建設が進んでおります。他方、反対の札幌市寄りの地域では、産業会館や隣接のNTTが所有する建物について経年劣化の状況が見受けられます。今後、策定される小樽市立地適正化計画において、このエリアは都市機能誘導区域になるものと推察されますが、中心市街地としてこれら施設について、民間の投資を含め有効な活用が期待できるものと考えます。これら施設の今後の活用と市の関わり方について考えをお示しください。さきに質問いたしました、本市に投資を呼び込む上で非常に重要なエリアになると考えます。投資する側が投資しやすくするための戦略なども含めて御答弁ください。次に、市内看護学校の今後について伺います。小樽看護専門学校の令和7年度末閉校受け、令和8年度開校を目指して進められた新看護学校設置に向け、小樽市看護学校検討協議会が新看護学校開校に向けて議論を進めてきたところ、本協議会が新設校設置への検討を終了したとの内容が本年2月27日付の文書で議会に示されました。今後は、小樽市看護職員確保対策協議会を設置し、新たな看護学校開設に代わる各般の対策の検討に着手するとのことであります。そこで伺いますが、小樽市看護職員確保対策協議会は既に設置されたのか。また、設置されているならどのような協議を行ってきたのか、お示しください。また、市は看護学校開設に代わる各般の対策の検討に着手するとのことですが、どのような内容を予定しているのか、お示しください。小樽市看護職員確保対策協議会としては、今後、新たな看護学校の設置は考えないという方針でよいのか、御答弁ください。小樽看護専門学校は、毎年30名前後の看護師を輩出してまいりました。小樽市立高等看護学院の卒業者を合わせると、これまで年間60名程度の看護従事者が本市で誕生するわけです。小樽市看護職員確保対策協議会の対策により、今後も年間これだけの看護人材を本市で確保できるのか、見解をお示しください。本市の高齢化率や後志管内の医療圏をも念頭に置くと、本市における看護人材の安定確保は重大な懸案事項であると考えます。したがって、今後、本市における安定的看護人材確保策として、看護学校の新設等の施策は必要なことであると考えます。高校から看護学校を経て、あるいは大学の新卒者の看護人材を獲得するだけではなく、社会人経験者が看護の道を歩む過程は、これまでの本市を見ると望まれるスキームでした。報道によりますと、砂川市ではこれまで、高校卒業者対象の看護学校に社会人枠を設けることが掲載されておりました。こうしたことを考えると、本市においては将来的なことも考え、再度ゼロベースから看護学校の設置を検討するべきと考えます。本市の見解をお示しください。次に、市民生活に関連して伺います。初めに、高齢者等のお買物支援策について伺います。昨年、第2回定例会代表質問で、買物の移動に困難を感じる方々への支援策を求める質問をいたしました。本市では以前、実証実験を行い、その際に上げられた課題の解消や交通事業者との調整、財政負担や公平な制度設計など十分な検討が必要とのことで、研究されるとのことでありました。まず伺いますが、本市ではその後、買物支援に関する調査・研究等は行われたのか。行われたとすれば、どのような内容なのか、お示しください。さらに、その後の予算特別委員会で、お買物バスなどの運用での課題は何かという質問に対し、車両を有償で運用した場合、道路運送法の法令の規定が課題である旨の御答弁をいただきました。道路運送法に関する課題について、何か解消策などは検討されたのでしょうか。他都市では、スーパー等の小売店舗の事業者の協力を得て、高齢者等の買物支援を行っている自治体もあります。道路運送法に抵触しない方法は、多く存在するものと考えますが、このような民間と協力し実現を図るという考え方について、見解をお示しください。各地域に根差した個人商店が事業主の高齢化で閉店し、地域からお店がなくなる状況は刻一刻と進んでおり、自家用車を持たない高齢者等が買物困難な状況が一層進んでまいります。特に、高齢者については、店舗内で自分の目で商品を選び、価値を見定め購入するという行為が認知症予防にも非常に有効であり、心身の健康維持にも有益な活動となります。手後れとなる前に、本市でもこうした事業を進めていただきたいと思います。次に、市内パークゴルフ場について伺います。高齢の方を中心にパークゴルフを楽しむ人口が増えております。健康づくりにも最適であり、私の知っている方は、ほぼ毎日どこかのパークゴルフ場でプレーを楽しんでいるとのことです。本市にあるパークゴルフ場は、私の聞くところでは、昨年度は4か所開設されておりましたが、うち2か所は今年度内には閉鎖が予定されているとのことであります。市内でパークゴルフを楽しまれる個人、団体にとって大変、困惑する状況であると考えますし、複数の方々からパークゴルフ場の存続や新規設置を含め、行政への支援を求めてほしいとのお声をいただいております。そこで、市民の生涯スポーツ環境を整備するべきという観点から伺います。まず、本市として、市内パークゴルフ場の存廃に関し、どのような情報を把握されているのか、お示しください。次に、これらパークゴルフ場が廃止となった場合、直営・誘致を含め、新設の方向で市に取り組んでほしいと思いますが、見解をお示しください。次に、町内会等への支援について伺います。まず、街路防犯灯のLED電球の交換について伺います。これまで、従来の電球からLED電灯へと交換が進められてきた市内街路防犯灯ですが、この事業は市の補助を受けて、各町内会、自治会が取り組んできたものであります。その防犯灯も経年で交換時期を迎えるものが増えてまいります。これを受けて、各町内会・自治会で予算計上を行っているところもあるようですが、物価高騰を受けて予算繰りに苦慮されているところもあるとのことです。そこで伺いますが、街路防犯灯の電灯交換について、本市では現在どのような補助を行っているか、お示しください。また、価格高騰等の状況により、町内会等の困惑状況を受けて、市では今後どのような支援の見直しを行っていくのか、お示しください。次に、ごみステーション設置・管理について伺います。以前もこの件を質問させていただいたことがあります。本市の考え方として、ごみステーションの設置、管理については、町内会とそのごみステーションを利用する住民で市と協議し、設置、管理するというものであります。一方、高齢化等で、自分たちで十分なごみステーションの管理ができないエリアが増加し、町内会でも個別に管理を行う組織もないため、結局清潔の保持などが困難になるステーションが増えております。こういう状況を踏まえ、本市としても対応を行わなければならないと考えます。高齢化、人口減少の状況を踏まえた今後のごみステーションの運用について、市として状況を把握しているのか、お示しください。さらに、こうした状況を改善するため、市として収集方法の検討、ごみステーションの維持・設置への積極的関与など、共助を行いたいが限界のある現状の市民生活を見据えた支援を行っていただきたいと思いますが、市の見解をお示しください。最後に、本市の道路について伺います。本市の道路には、市が管理する小樽市道のほか、国道、道道や民間の私道などの種類があります。これらの道路は、それぞれ道路管理者が管理をする状況となっております。まず、小樽市道についてであります。例年4月から道路の防滑対策でまいた砂の回収が行われますが、今年は例年より回収が進んでいない旨、市民の方々からお声が寄せられております。そこで伺いますが、この砂の回収について、どのような計画で進められているのか、お示しください。さらに、市道上の舗装の穴の補修や白線の整備について伺います。これも雪解け期以降、道路の舗装の穴、白線が欠損している状況が見受けられますが、なかなか補修が進まない状況であると思われます。現に、これらの状況について日々、市民の方々から補修の要望が届きます。伺いますが、融雪期以降、道路の舗装の穴や白線の欠損等の把握、補修はどのような計画で進められているのか、お示しください。また、計画上、現在はどの程度まで進められているのか、お示しください。市民の歩行、車両通行のみならず、道路の危険箇所の存在は観光客の方々にも危険を及ぼすことになります。早期の改善を望みます。最後に、市道認定について伺います。市内では、私道を市道認定してほしいという要望は多々あるものと思われます。本市の中心繁華街であります花園1丁目を通る通称花園中通り、スパル通り、花間栄通り、小川小路は、特に夜間、人や車の往来がにぎやかです。しかし、この道路は私道であり、いわゆる民有地であることから道路の整備や除排雪は、土地所有者の責任で行うのが原則とされるとのことです。以前、私もこの道路に関連する要望を何点か受けましたが、対応に苦慮いたしました。この地域の方々から、道路の整備も進まず、通行される方の危険性も指摘されております。以前は、車椅子で通行中の方が、道路の陥没に車輪を取られ転倒するという事故も発生したとのことです。早期の市道認定を望む声も上がってきております。土地所有者が錯綜する状況等も耳にしておりますが、市民が集う繁華街であり、さらに、観光に関しては滞在時間の延長や夜の小樽観光充実という観点からも、しっかりと対応すべきものと思います。このエリアの市道認定について、ぜひ取り組んでいただきたいと考えます。本市の見解をお示しください。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

中村吉宏議員の御質問にお答えいたします。初めに、市政上の課題について御質問がありました。まず、私の政治姿勢についてですが、都市計画の見直しにつきましては、市街化区域における用途地域について相当な期間、全市的な見直しは行っておらず、現在の用途地域と実際の土地利用に一部乖離が見られるため、改めて適合性の検証を行った上で進めていく必要があると考えております。また、見直しに当たりましては、人口減少対策や企業誘致の観点も踏まえた検討を行ってまいりたいと考えております。このほか、本市の市街化調整区域には、ニセコ積丹小樽海岸国定公園など優れた景勝地があり、この活用についても、現在、庁内で議論を行っているところであります。次に、用途地域の見直しにつきましては、本市における現在の市街地は用途地域などの規制・誘導により形成されてきており、用途地域を抜本的に見直すことは住環境や事業環境に大きな影響を及ぼすため、困難なものと考えております。次に、具体的な見直しの内容につきましては、まずは現状の土地利用状況を分析した上で、見直しの必要性やその方針を策定することとなることから、現時点では具体的な内容はお示しできませんが、見直しに当たっては、先ほど申し上げましたとおり、住環境や事業環境に影響を及ぼさない範囲において、人口減少対策や企業誘致の観点も踏まえた検討を行ってまいりたいと考えております。次に、企業ニーズを把握する取組につきましては、本市では企業の進出に関し、首都圏で開催される産業展等において企業と情報交換を行っているほか、設備投資動向調査において本市への進出に関心を示している企業に対し、企業訪問などを行っております。次に、企業や団体同士の情報交換の把握につきましては、企業間や団体間における情報交換の内容を本市が情報収集することは難しいものと考えておりますが、設備投資動向調査において、本市へ関心を示さなかった企業の優先条件は把握いたしておりますので、今後、調査結果を十分に活用してまいりたいと考えております。次に、民間の情報を把握しニーズに対応する取組への見解につきましては、本市への投資が進むためには、企業の視点の課題把握は重要なことと考えておりますので、今後も投資先として選ばれるまちであるためにも、引き続き情報収集に努めてまいります。次に、中心市街地再々開発の経過についてですが、まず、JR小樽駅前広場の再整備につきましては、駅前広場区域の都市計画決定後、実施設計を行い、工事に着手することとなりますが、隣接する小樽駅前第1ビルの再開発事業との工程調整が必要となることから、再開発事業のスケジュールが示されていない現時点においては、駅前広場の着手時期をお示しすることができません。次に、駅前第1ビルの再開発の現状等につきましては、小樽駅前第1ビル周辺地区再開発準備組合からは、現在、再開発ビルの核的施設や資金計画の検討のほか、権利者等と再開発の計画内容について協議を行っていると聞いております。今後につきましては、再開発計画の決定に向け、権利者の合意形成を図った上で再開発区域の都市計画決定を行い、組合の設立を経て工事に着手することになりますが、核的施設の事業者確保や権利変換の同意などが課題であると聞いております。次に、小樽市立地適正化計画策定の進捗状況等につきましては、現在、居住誘導区域や都市機能誘導区域のほか、誘導施設や誘導施策等について検討を進めているところであります。今後、秋頃までに計画案を取りまとめた後、住民説明会やパブリックコメントを実施し、都市計画審議会の諮問・答申を経て、令和7年3月の策定を目指しているところであります。次に、小樽市立地適正化計画策定による小樽駅前の整備につきましては、小樽駅前第1ビルは再開発計画の策定後、再開発区域の都市計画決定を行います。その後、再開発組合を設立し、事業着手に向け再開発事業として国庫補助の手続を行い、整備に着手することになります。なお、この国庫補助を受けるためには、小樽市立地適正化計画の策定が条件となっております。一方、小樽駅前広場の再整備は、都市計画決定後、街路事業として国庫補助の手続を行い、整備に着手することになりますが、この国庫補助は小樽市立地適正化計画の策定が条件とはなっておりません。次に、小樽市産業会館の建物とそれに隣接する建物の今後の活用と市の関わり方につきましては、当該建物だけではなく、今後の小樽駅周辺の開発の動向を踏まえ、小樽市産業会館周辺のまちづくりに対する本市の考え方を整理する必要があるものと考えております。しかしながら、これらの建物の活用を検討するに当たっては、小樽市産業会館の建物の共同所有者であり、隣接する建物の所有者であるNTT東日本の意向を確認する必要がありますので、まずは、今後の維持保全や利活用について情報交換を行ってまいりたいと考えております。次に、市内看護学校の今後についてですが、まず、看護職員確保対策協議会につきましては、本年5月に市のほか、小樽市医師会、北海道看護協会小樽支部、小樽公共職業安定所、小樽市立高等看護学院を構成員として設置し、同月29日に第1回目の会議を開催したところであります。協議の内容につきましては、本市における看護職員確保に関する医療機関の取組などについて情報を共有するとともに、次回以降の論点や進め方について確認したところであります。次に、看護学校開設に代わる対策につきましては、新卒者の確保、既卒者の掘り起こし、現任者の離職防止の三つの観点から、実効性のある具体的な取組について、今後、本協議会において検討することとしております。次に、新たな看護学校の設置につきましては、ただいま申し上げましたとおり、本協議会においては三つの観点から検討を進めることとされており、現在のところ、市から新たな学校の設置について提案を行う予定はありません。次に、看護人材の確保につきましては、まだ本協議会での議論が始まったばかりであり、具体的な対策が定まっていない中で、人数に言及することは難しいものと考えております。次に、看護学校設置の再検討につきましては、新たに看護学校を設置するには莫大な費用がかかることや、既存施設を利用するとしても市内に適当な代替施設がないことに加え、道内では3年課程の看護師養成施設の受験者数が4年間で半減するなど、近年急激に減少しており、市としては新たな看護学校の設置を積極的に誘致することは難しいものと考えております。次に、市民生活に関連して御質問がありました。まず、買物支援策についてですが、調査・研究等につきましては、本年4月には市内の介護事業者を対象に、買物を含めた高齢者の生活支援の実施可能性についてアンケートを実施したところであり、その結果や、他市の取組事例も参考にしながら、事業の実現に向けて引き続き調査・研究を行ってまいりたいと考えております。次に、道路運送法に関する課題につきましては、本年3月に国土交通省から発出された「道路運送法における許可又は登録を要しない運送に関するガイドライン」により、道路運送法による規制がなく行える無償運送の範囲について整理されたところであります。このガイドラインや厚生労働省による「介護保険制度等を活用した高齢者の移動支援・送迎のための手引き」に記載されている他市での取組事例などを参考にしながら、無償運送による手法について引き続き研究を行っているところであります。次に、民間と協力し、買物支援の実現を図ることにつきましては、買物支援としては、市内では民間事業者の移動販売や宅配サービスなども充実してきていると認識しており、また、一部の地域で商業施設まで無料の移動バスを運行している事例もあります。他市では、介護予防と買物支援を一体的に実施している事例もあることから、他市の取組も参考に、引き続き、より効果的な支援策について、実現に向けて考えてまいります。次に、町内会等への支援についてですが、まず、街路防犯灯の更新に関わる本市の助成制度につきましては、LED灯具の更新については、小樽市街路防犯灯助成規則に基づき、助成率は設置費の2分の1で、1棟当たりの限度額は1万6,000円として助成を行っております。次に、街路防犯灯助成制度の見直しにつきましては、物価高騰による更新費用が負担になっていることや撤去費用等の支援要望があることから、助成限度額など制度設計の見直しを今年度中に行い、令和7年度から実施したいと考えております。次に、ごみステーションの状況把握につきましては、清掃事業所の巡回指導員が日々、各ステーションの状況を確認する際に町内会や地域住民からの相談を受けておりますので、維持管理が困難なステーションが増えてきている状況について把握いたしております。次に、収集方法の検討やごみステーションの維持、設置への支援につきましては、現状では町内会等で維持管理ができなくなったごみステーションについては、戸別収集への変更等で対応しているところであります。しかしながら、ごみステーションが減少することは将来的には収集体制維持の支障となることが危惧されますので、その維持に向け、市としてどのような支援ができるか、今後、検討が必要と考えております。次に、道路についてですが、まず冬期に散布した砂の回収につきましては、車道の砂は市内2地区に分け、4月上旬から6月中旬にかけ機械で回収し、歩道などの砂は市内5地区に分け、4月中旬から5月下旬にかけ人力で回収しております。そのほか、市民の皆さんからの御要望をいただいた箇所につきましては、現地を確認し、直営作業で順次回収を行っているところであります。次に、舗装の穴や白線の欠損につきましては、舗装の穴は市内3地区に分け、4月1日から3月31日の期間で舗装補修業務を発注し、業者パトロールにより舗装の穴の状況を把握し、適宜補修を行っているほか、直営作業でも作業を実施しております。白線につきましては、市内2地区に分け、4月1日から7月1日の期間で区画線標示業務を発注し、業者パトロールにより磨耗状況を把握し作業を実施しております。なお、横断歩道や停止線は公安委員会が設置するため、補修計画等につきましては把握いたしておりません。また、舗装の穴や白線の状況につきましては、直営でのパトロールや市民の皆さんからの通報により状況を把握しております。次に、現在の補修の進捗状況につきましては、舗装や白線の補修が必要な箇所は日々変化するため、全体数はお示しできませんが、業務委託における5月31日時点での執行率で申し上げますと、舗装補修業務全体で約54%となっており、融雪期以降から把握している舗装の穴の補修については約98%完了しております。また、区画線標示業務はほぼ完了しております。次に、花園1丁目の私道につきましては、一般的な市道認定の要件として道路敷地を寄附できること、道路敷地内に建築物及びこれに類する支障物件がないこと、道路の有効幅員が確保できることなどとなっております。当該道路につきましては、土地の大部分を法人が所有しておりましたが、この法人は平成7年に解散しており、寄附の意向が確認できない状況となっております。また、道路敷地内にある看板など支障物件も多く、これらの整理には相当な時間を有することから、今すぐの市道認定は難しいものと考えておりますが、今後、課題解決の可能性について地域の方々と協議してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

中村吉宏議員の御質問にお答えいたします。初めに、市政上の課題について御質問がありました。新総合体育館建設についてですが、まず、市民理解を深めていくための取組につきましては、新総合体育館整備事業は、市民の皆さんの御理解を得ながら進めていくことが重要であると考えており、本年4月には広報おたるの特集記事で新総合体育館基本計画についてお知らせしたところですが、このほかにも、今後は市の公式LINEやフェイスブック等を活用して、定期的に整備の進捗状況などを分かりやすくお伝えすることを検討しているところでございます。次に、総合体育館の施設の意義を周知することにつきましては、社会教育施設である新総合体育館の整備は、国が定めるスポーツ基本法に基づき、市民の皆さんが身近にスポーツに親しむ機会を提供することを主な目的としております。総合体育館の運営において、使用料等により収益を得ることは安定的な運営を行う上で必要な手段ではありますが、民間のスポーツ施設のように利益を追求する施設ではないことについて市民の皆さんに御理解していただけるよう、今後より一層周知に努めてまいりたいと考えております。次に、新総合体育館に付随施設を併設することにつきましては、カフェや売店等の民間施設は現総合体育館における実績や他都市の事例などからも収益を上げることは容易ではなく、併設することは難しいものと考えております。しかしながら、新総合体育館においてはWi-Fiなどに加え、休憩や待機場所としての利用もできる市民交流スペースや、個人の方が日常的に利用することを想定したトレーニング室を設置する予定であることから、待ち時間がある方でもより快適に過ごすことが可能になるものと考えております。次に、市民生活に関連して御質問がありました。市内パークゴルフ場についてですが、まず、市内パークゴルフ場の存廃の情報につきましては、市内には昨年度まで4か所のパークゴルフ場があり、今年度の開設状況は市教委が管理している1か所及びおたる自然の村公社が管理している1か所は通常どおり開設されております。残り2か所のうち、1か所につきましては今年度初めに廃止され、もう1か所につきましては現在休業中でありますが、オープンに向け、準備を進めていると伺っております。次に、市内にあるパークゴルフ場が廃止となった場合の市の取組につきましては、市教委としましては、現在パークゴルフ場1か所を所有、運営しており、新たにパークゴルフ場を新設することは用地の取得費用や運営費用など、新たな経費負担が生じることから現状では難しいものと考えております。また、民間事業者による新設や誘致につきましては、現在、事業者からの問合せはありませんが、相談があった際には前向きに対応してまいりたいと考えております。(「議長、15番」と呼ぶ者あり)

再質問 15番 中村吉宏

2点ほど再質問をさせていただきたいと思います。まず、1点目が看護学校に関連してでありますけれども、本質問では、本市において将来的なことも考えて再度ゼロベースから看護学校の設置を検討するべきではないでしょうかという質問をさせていただいた際に、適当な施設の新築等、あるいはこの施設を探していくということもなかなか困難だという御答弁をいただきながら、一つ、3年課程に対する応募者の人数減というところも難しいというところの根拠としてお示しいただいたわけであります。ただ、今回、質問の中でも触れておりましたけれども、社会人を対象にということで、例えば、夜間の4年制とかのかつてあったようなもの、あるいは、以前に計画して実現できなかった看護学校の在り方というのも含めて再度御検討いただけないのかということを想定して質問させていただいたところであります。一度、社会に出られて、いろいろなほかの経験をされてこの市内で看護の道を目指すという方が今までいたというところの実績を踏まえますと、3年課程というと新卒の方が対象になるのかと思いますが、必ずしも新卒にこだわらない進め方もありなのかと。というのも、先ほどの御答弁の中で今後の看護人材の確保の数字が、今、小樽市看護職員確保対策協議会が新しくできたところで、まだそういった数字が示せる状況ではないのですという御答弁もあった中で、将来的に不安は残るという思いからこうした質問をさせていただいております。社会人も含めた新しい学校を再度検討していただきたいということを1点お伺いさせていただきます。それと、もう1点ですけれども、パークゴルフ場に関連して、市の直営あるいは誘致を含めて新設の方向で取り組んでいただきたいという質問に対しまして、今1か所運営をされているので新設はなかなか難しいのだという御答弁をいただきました。ただ、誘致に関しては、事業者が出てくるというのを今、待ってというような印象で御答弁を受けたのですけれども、市内相当数の方が、私も何人やっていますとかという具体のデータは持っていませんけれども、高齢化率の部分も含めて相当やはりニーズが高いのだということを考え合わせますと、そういった事業を手がける業者がいたら、ぜひ声をかけてくださいといいますか、こちらから募集といいますか、事業者を求めていますというような発信をすることも有用なのかと思うのですが、この辺りの見解をいただきたいと思います。

答弁 保健所長 田中宏之

中村吉宏議員の再質問にお答えいたします。私からは看護学校の関係の御質問についてお答えいたします。社会人の中に看護職となることを希望する方が一定程度いるのではないかといったことで、そういった方に進学の道を開く必要があるのではないかという趣旨の御質問かと思います。確かに、そういった方は市内にもいらっしゃるのではないかと考えておりますが、既に廃校となった小樽市医師会看護高等専修学校、そしてまた、現在の小樽看護専門学校において、今、定員を割るような状況も見られているということもあって、なかなかそういった方々のみを対象とした学校の設置というのは、今後さらに少子化が進む、さらに看護師養成施設への受験者が減っていく中では、そういった方々のみを対象とした学校の設置というのは難しい状況にあるのではないかと考えております。しかしながら、一定程度そういった社会人の中に看護職になりたいという方がいらっしゃるということも踏まえた、何らかの支援策のようなものが市として取れないかということについては、私もやはり議論していかなければならない課題であるかと思っておりますので、今後、小樽市看護職員確保対策協議会の中でそういったことについてもテーマに取り上げて、検討してまいりたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

中村吉宏議員の再質問にお答えします。パークゴルフ場の誘致に関して、待つのではなく、こちらから積極的な募集をという必要性についての御質問であったかと思います。今後、道内、主に小樽市近郊でパークゴルフ場を運営している事業者に対し、担当課から直接または郵送で本市の状況をまずお伝えしまして、そしてその旨の働きかけも進めてまいりたいと考えてございます。

出典:小樽市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日 議事録 PDF(130ページ) 間違いを知らせる