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小樽市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月18日

教育に関連して

2024年6月18日、小樽市議会の一般質問で、高野さくら議員が「教育に関連して」について質問し、教育長 中島正人が答弁しました。

質問者
高野さくら 議員
答弁者
教育長 中島正人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 高野さくら

4項目め、教育に関連して、初めに教員不足について伺います。全国では教員が不足し、少人数学級が後退する学校まで出ています。文部科学省の2021年4月時点の調査では、全国の小・中学校で2,086人の教員が未配置となっていました。小樽市では、4月上旬、市立潮見台小学校で欠員が生じ、小学校で教える免許を持っていない教員に4月8日から1週間、クラス担任をさせ、授業を行っていたことが起こりました。今回のように、臨時免許発行前の教員が授業を行うことはあってはならないことではありますが、その背景には、教員が不足していた要因があります。市内の小・中学校でも、年度当初は教員配置ができていない学校があり、教員の確保は毎年、厳しくなっています。北海道教育委員会は、教員確保のための対策を十分行っていると思いますか。教員不足の要因の一つが異常な長時間労働です。文部科学省の2022年の調査では、小・中学校とも持ち帰り残業を含めた1日の労働時間の平均は約11時間半に上り、中学校では4割近い教員が過労死認定ラインの月80時間を超える時間外労働、精神疾患による休職者も過去最多を更新し、2022年度は全国で6,539人です。市教育委員会では、教員の時間外在校時間を1か月で月45時間、1年間で360時間以内を目標にしていますが、2023年度3月では小学校66名、中学校では52名が45時間を超えています。教育現場の疲弊を解消するためには、抜本的な改革が不可欠です。文部科学省の諮問機関である中央教育審議会の特別部会が、先月、公立校の教員確保策について提言をまとめました。その内容には、時間外勤務手当の代わりに支給している給与月額の4%相当の教職調整額を10%以上に引き上げるということが盛り込まれています。しかし、教員らが求めているのは、少な過ぎる教員定数を増やすこと、何時間残業しても1円も残業代が出ないという点です。実際の労働時間に見合った月給とは言えません。また、教職調整額を引き上げることで、さらに長時間労働など教育現場の疲弊拡大につながるのではないでしょうか。教員の志願者を増やし、教員不足を解消するためには、教員の持ち授業時数と教員の抜本的な増員が不可欠です。公立学校の教員には時間外勤務手当が支払う仕組みがない公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の廃止と教職員の定数の増員をするよう国に働きかけることを求めます。次に、新総合体育館整備について伺います。本市においてスポーツ活動の中心的役割を果たす小樽市総合体育館は、日々、多くの市民が利用する施設であるとともに、災害時には多くの人員を収容する指定避難所です。毎年、総合体育館には、個人利用者だけでも3万2,000人以上が利用し、そのほかにも6万3,000人が剣道や空手など多くの市民が利用されている大事な施設です。しかし、耐震性能が旧基準のままであり、バリアフリー化も不十分です。現在、老朽化が著しく、ボイラー工事やトイレの排水管の修繕費などがかかっていると聞いていますが、令和4年度以降の総合体育館の修繕状況についてはどのようになっていますか。基本構想の策定に当たり実施された市民アンケートでは、プールの利用目的で最も多い回答が健康増進となっています。水泳は全身の筋肉を満遍なく鍛えることができ、肩こりや腰痛の改善に効果があるとされている有酸素運動の一種です。このような効果があるスポーツにもかかわらず、道内5万人以上の都市では当たり前にある市営プールが小樽市と恵庭市だけありません。恵庭市では、全ての小学校の敷地内に設置されているのに対し、小樽市の小学校では17校中3校しかありません。現状では、水泳を楽しむ市民の機会が十分ではないと考えますが、教育委員会としての見解を求めます。総合体育館は様々な運動やスポーツ、市民の健康増進だけではなく、災害時の避難所としても必要な施設です。計画どおり建て替えを進めることが大事だと考えますが、見解をお聞かせください。4項目めの質問を終わります。

答弁 教育長 中島正人

高野議員の御質問にお答えいたします。ただいま、教育に関連して御質問がありました。初めに、教員不足についてですが、まず、道教委が教員確保のための対策を十分に行っていると考えるかにつきましては、道教委では多くの若い方々に教員を目指してもらうため、教員のやりがいや学校現場の実践に直接触れる機会として、高校生や大学生を対象にセミナーやインターンシップを実施しております。また、教員の成り手を確保するため、採用試験を道外でも実施するとともに、試験の時期を早めたり、複数回実施するなどしておりますが、欠員が生じている学校もありますことから、これまで以上に教員確保に向けた取組を進めていただきたいと考えております。次に、教職調整額の引上げが教育現場の疲弊拡大につながるのではないかにつきましては、このたびの中央教育審議会の特別委員会からの提言にある教職調整額の引上げについては、専門職にふさわしい教員の処遇改善を実現するため行われるものとされていることから、これをもって、教員の長時間労働や教育現場の疲弊拡大につながるものではないと考えております。次に、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法、いわゆる給特法の廃止と教職員の定数の増員を国に求めることにつきましては、教員の給与や勤務条件などは任命権者である北教委が定めることから、市教委としては給与に関する給特法の在り方について働きかけを行う立場にはないものと考えておりますが、教職員の定数の増員については、少人数学級の拡大や、複式学級の解消などについて、北海道都市教育委員会連絡協議会を通じて要望を行っているところであります。次に、新総合体育館整備についてですが、まず、令和4年度以降の総合体育館の修繕状況につきましては、令和4年度の修繕箇所は12か所であり、主なものにつきましては、トイレ排水管改修で487万6,300円、ボイラー点検整備で41万8,000円、第4体育室天井パイプヒーター修理で33万円など、全体で672万6,300円の修繕費がかかっております。5年度につきましては修繕箇所は10か所であり、体育館全体に水を流すための加圧給水ポンプの取替えで462万円、ボイラー点検整備で66万3,190円、トレーニング室天井ヒーター修繕で22万4,182円など、全体で662万円の修繕費がかかっております。次に、市民の皆さんが水泳を楽しむ機会が十分ではないという考えにつきましては、市教委といたしましては、平成19年の市営室内水泳プール廃止後、高島小学校温水プールの通年開放を継続するとともに、民間施設への委託により各種水泳教室を実施するなど、市民の皆さんに水泳に親しむ機会を提供する取組を行ってまいりました。市民の皆さんが水泳に親しむ機会は、市営プールなどの整備状況だけで単純には比較できないと考えますが、市中心部に市営室内プールがあった状況と代替施設として高島小学校温水プールを利用している現在の状況を比べると、利便性は低下しているものと考えております。次に、防災の観点からも新総合体育館の整備を計画どおりに進めることが大事という考えにつきましては、新総合体育館は従来の避難所としての機能に加えて、大規模災害時には支援物資の集積所やボランティアセンターとして市内に支援物資を供給する拠点となります。また、令和4年度に小樽市新総合体育館基本構想を策定するに当たって実施した市民アンケート調査では、新総合体育館に望む機能として、「災害発生時に避難場所や防災拠点となる機能を備えた体育館」が最も多い回答でありました。こうした状況から市教委といたしましては、スポーツ環境の整備と防災機能の強化が共に図られるよう、施設整備を着実に進めていく必要があるものと考えております。

出典:小樽市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月18日 議事録 PDF(100ページ) 間違いを知らせる