小樽市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日
(1)北運河について/(2)本市における医療体制について/(3)地域共生社会への推進について
2024年3月6日、小樽市議会の一般質問で、佐藤奈緒美議員が「北運河について」「本市における医療体制について」「地域共生社会への推進について」について質問し、市長 迫俊哉、港湾担当部長 笹田泰生、福祉保険部長 勝山貴之、総務部長 薄井洋仁が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤奈緒美 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、港湾担当部長 笹田泰生、福祉保険部長 勝山貴之、総務部長 薄井洋仁
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質問 14番 佐藤奈緒美
北運河観光について、本市の見解をお聞きいたします。一昨年の小樽市制100周年、そして昨年は、小樽運河竣工100周年と大きな節目を迎えたことで数々のイベントが開催され、たくさんの観光客にも喜ばれ、市民の皆様にも小樽の歴史に触れる機会が増えたことにより、改めて小樽の魅力を再確認した方も多かったのではないかと思います。感染法上の分類で、新型コロナウイルス感染症が5類になった昨年の上半期は4年ぶりに観光客が360万人を超えました。それに伴い、観光客が今までの観光地ばかりではなく、よそに足を伸ばし、小樽観光を楽しんでいるようにお見受けいたします。その中の一つに、北運河があります。古きよき時代の港町小樽がそのまま残されている北運河には、明治時代に造られた歴史的建造物や石造りの倉庫がたくさん存在しております。その中でも、7月に発行される新紙幣デザインに選ばれた渋沢栄一ゆかりの倉庫は、今以上に注目され、地元市民をはじめ観光客でにぎわうことが予想されます。また、ホテルの建設や来年100周年を迎える旧北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫の再活用についても、活発な議論が進んでおります。さらに来年には、国から重要文化財に指定されている、旧日本郵船小樽支店のリニューアルオープンも予定されており、一般開放を心待ちにしている方も多いでしょう。本市も、3月にオープンされる国際インフォメーションセンターから北運河方面の開発に力を注ぎ、新しい小樽観光に着手しております。かつては小樽駅を降りて、堺町方向が人気だった小樽観光が、この北運河に人気スポットが点在することで、より観光都市として繁栄し、国内はもとより、海外にもさらに愛されるものと期待しております。この北運河の一部にある運河公園には、小さな子供を連れた御家族、学生、または毎日の犬の散歩コースに訪れる方も多く、市民の憩いの公園となっております。今後は朝から夜まで観光客でにぎわい、誰からも愛される公園になるであろうと考えます。この公園には、明治、大正時代の石造り倉庫を利用している棟がございます。遊具棟、休憩棟、トイレ棟の三つございます。利用時間がそれぞれ9時から17時となっております。その中で、トイレ棟についてお聞きいたします。北運河を訪れる観光客が近年増えてきておりますし、さらに今後はたくさんの方でにぎわい、また、ホテルが増えることで、通過型の観光地から宿泊型の観光地へと変わりつつあることから、このトイレ棟の利用時間を17時から21時くらいまで延長することはできませんか。犯罪防止の観点から、使用時間を決めたのであれば、監視カメラで防犯は可能ではありませんか。本市の見解をお聞きいたします。また、開放期間は例年4月中旬からですが、春休み時期になると小学生や中学生が安全に、そして健康的に体を動かせる公園となることから、1か月ほど早めた3月中旬に変更はできませんでしょうか。また、運河公園向かいの運河には不法係留の大型船が2隻あります。過去にはトラブルがあったとお聞きしますが、市が把握していることをお示しください。本市では、これを踏まえ、現在までこの不法係留している船主にはどのような働きかけをしていますか。この北運河に訪れる市民の皆様、観光客の方々の安心・安全のため、本市の今後の取組についてお聞かせください。本市における医療体制についてお聞きいたします。令和5年第3回定例会厚生常任委員会でも質問し、御答弁をいただきましたが、その後の周産期医療の進捗状況についてお尋ねいたします。妊娠30週前の妊婦のデータ共有のシステムは、第4回定例会時点では見合わせるとのことでした。2か月たった現在はどのような状況なのか、妊婦情報の引継ぎは順調に行われているのか、お聞かせください。また、小樽協会病院が計画していた設備改修などは、どのように設備がリフォームされたのか、詳細をお聞かせください。昨年9月、小樽市立病院は、小樽協会病院との間で、医療技術の発展向上、連携強化のため、医師派遣に関して協定を結びました。この派遣の内容をお聞かせください。分娩の取扱いが増えることに伴い、新生児の救急対応が必要になることも想定されます。今後は、産婦人科の医師同様、小児科のドクターの増員も必要なのではないかと考えるのですが、本市の見解をお示しください。以前も申し上げましたが、迫市長が進めている子供たちのための政策、子供を持つ親たちの子育て支援策、この施策は市民の皆様に広く拡散し、実際に使ってみて初めて実感していただけるものだと思います。また、安心して子供を産める環境は移住政策を進める上で重要なポイントになりますし、また、小樽市内で生まれ育った若者たちの人口流出の要因にもつながります。今後、小樽市内で安心して子供を産める環境づくりのために本市が考えていることがあれば聞かせてください。地域共生社会への推進についてお聞きいたします。一つ目は、たるたる支え愛ぷらん(素案)についてお尋ねします。地域共生社会の実現に向け、令和2年に社会福祉法の一部が改正され、市町村において、地域住民の複雑化、複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を構築するため、属性を問わない相談支援、多様な社会参加に向けた支援及び地域づくりに向けた支援の三つの支援を一体的に実施する重層的支援体制整備事業が創設されました。本市も今年から、本格的に取り組むべく、関係各者を対象に研修会や講習会なども行われ、出席された方々は理解を深めていることと思います。この事業の概要も掲載されている、たるたる支え愛ぷらん(素案)について、今年1月4日から2月2日まで市民の皆様にパブリックコメントを募集しました。市民の皆様より、忌憚のない御意見をいただいた旨をお聞きいたしました。パブリックコメントの御意見の提出者数と意見等の件数をお聞かせください。また、この件数は、本市としては多いと捉えますか、少ないと考えますか。私の周りでは、市が開催した講演会等の認知がなく、重層的支援について御存じの方はいらっしゃいません。先日、町内会の役員会でも10名ほどの方々に聞いてみましたが、やはり、誰一人知っている人はおりませんでした。私が大まかに説明したところ興味を持ち、不足分は今後、少しずつお伝えしていくことになっております。私は、きっともっと周知していれば、もっと多くの御意見がいただけ、より市民の皆様が求めている声をお聞きすることができたのではないかと考えます。たるたる支え愛ぷらん(素案)にも、市民及び市職員への周知及び啓発を図りますとありますが、本市では今後、どのような方法で、また、いつ市民に、たるたる支え愛ぷらん(素案)を周知していく予定なのかをお聞かせください。また、市職員には、いつ、どのような方法で周知していきますか。二つ目は、町内会についてお聞きいたします。この地域共生社会を実現するに当たって、町内会という地元組織はとても重要ですが、今は町内会に加入する人も減り、また、会員も少ないので、同じ方がずっと役員をやり続けているのが現状だと思います。本市では、昨年、令和5年1月から2月まで町内会活動に関するアンケート調査を行っております。回答率は82.4%でした。この回答を分析したものを見ますと、市に町内会の重要性について、市民啓発をしてほしいと支援を希望しております。これは町内会加入につながると思いますが、本市ではどのような方法で、町内会に加入を啓発しているのか、お聞かせください。本市のホームページには、「支えあおう!みんながつながる町内会」というページがあります。このページには、町内会の活動について書かれているのですが、その中に、住民同士が交流し、楽しむ機会をつくるため、夏祭りや親子イベントなどの行事を開催していますという一文があります。確かに、私が子供のときには、子供向けのイベントや家族ぐるみで参加できるお祭りなど町内会行事は多かったのですが、今は取りやめている町内会が増えてきました。少子化、高齢化も要因だと考えますが、各町内会で所持している椅子、テーブル、そのほかの備品が古くなってきているにもかかわらず、修理したり、買い換えたりする経費がないという理由でイベントの開催ができなくなっているところもあるかもしれません。例えば、本市が所有する椅子やテーブル等の備品を町内会に貸し出したりすることはできませんでしょうか。また、市役所職員の方がお手伝いに出向くという仕組みをつくることはできませんでしょうか。町内会行事は少なくなることで人間関係も希薄になります。まして、町内会の子供たちと高齢者が触れ合うこともありません。私の幼少期を思い出してみると、親や身内だけではなく、近所のおじさん、おばさんにも育ててもらったようにも感じます。地域共生社会の推進のためには、地域コミュニティーを強化していく必要があります。コミュニティーがしっかりと結びついている地域が多ければ多いほど、アウトリーチの構図は描きやすいものになるものと考えられるからです。ゆえに、町内会のイベント開催は、その地域の伝統や文化の継承していくためには大切なこと、そのほかに町内会の人々の結束を強める非常に重要なことだと考えます。今まで町内会活動をしてきた地域で、町内会を解散してしまった町内会がありますが、どのような原因で解散になったのかをお聞かせください。解散するまで、本市ではどのようなフォローをしてきましたか。また、解散後、その地域には、本市は現在どのような関わりを持っていますか。先日、令和5年度コミュニティリーダー養成研修会では、活発に活動されていらっしゃる町内会の活動報告を拝聴いたしました。とてもすばらしい御発表の数々で感心するとともに、ぜひ後に続いて実践したいと希望を持った方も、私を含め多数おいでではないかと思います。それと同時に、同じ小樽市内なのに町内会活動の格差を感じずにはいられませんでした。今後、本格的に地域共生社会を推進するに当たり、他都市の事例を参考に町内会運営などに関する運営マニュアルを作成するのも一つの策と思いますが、本市ではどのようにお考えになりますか。また、若い世代に向けて町内会の担い手を育成するミーティングを計画したり、各町内会任せではなく行政が関わりをもっと持つことも大切と考えますが、本市の所見をお示しください。たるたる支え愛ぷらん(素案)には、町内会活動が継続できるよう町内会への支援に努めるとありますが、どのような支援なのか、お聞かせください。また、どのような方法で、市民の皆様に本市が町内会支援を行っていることをお伝えするのかも併せてお示しください。また、どこの町内会では何月何日にこんなイベントを企画している旨のお知らせを、市内全域の町内会に拡散することによって、町内会と町内会が自然とつながり、お互いに情報交換をしたりすることで、より強いコミュニティーが生まれると考えるのですが、報告会だけではなく、事前に広報する効果は期待できると思いますが、いかがでしょうか。アンケートのほかの項目に、市に求める支援の中には、経済支援についても記載がありました。市の助成を受けるための条件はハードルが高いので、条件の見直しを求めております。本市では、町内会で助成を受けるための条件の見直しをする予定はありますか。三つ目は、民生委員、児童委員についてお尋ねいたします。地域共生社会の推進に取り組むに当たって、市民の皆様に関わりを持つ民生委員、児童委員の役割は大きいと考えます。本市の民生委員、児童委員の人数をお聞かせください。あわせて、定数に足りているのか。さらに、もし足りていないのであれば、どのように、いつまでに充足していくのかをお示しください。四つ目は、防災訓練についてお聞きいたします。先ほどもお伝えいたしましたが、先日のコミュニティリーダー養成研修会で小樽市総連合町会をはじめ、小学校、中学校のほか近隣団体が170人以上の参加者があった防災訓練の報告は、改めて災害に対する危機感を町内会で共有し、誰一人も取り残すことなく安全確保をしていく必要性を強く感じました。本市のホームページでも、防災訓練や防災講習など町内会の報告を紹介しておりますが、市内150ほどの町内会が存在している中では、ごく一部の活動と見えます。町内会の多くは、子供も少なくなったことで昔のようにお祭り事などの行事も少なくなっております。また、町内会長、役員の年齢も70歳を超える方が多くいらっしゃることや、人手不足で防災訓練の必要性は感じているものの、実際にはなかなか計画できない町内会があることもアンケートで答えられている方もいらっしゃいます。お隣の札幌市は、毎年、交代制で担当の区が主体となり、札幌市総合防災訓練を実施しております。昨年は厚別区が担当となり、消防や警察による救出訓練、医療機関による救護訓練をはじめ、町内会ではAEDや消火器を使った訓練を体験訓練とし、午前9時半から11時45分までの2時間ほどの訓練ではありますが、充実した訓練であったのではないかと思われます。全国的に見ても、市全体で防災訓練を実施している自治体は増えてまいりました。本来であれば、札幌市のような防災訓練が理想と考えますが、全国の自治体の状況を調べてみました。大阪府箕面市の例ですが、毎年、全市一斉防災訓練をしております。市のホームページに訓練当日の動き方が掲載されており、それに基づいて市民単位で訓練するようです。これを毎年繰り返すことで、万が一、災害が起きてもパニックにならず、どうするべきかという判断が身につくことになると考えます。本市でもホームページ等でそのような記載があれば、自主的に防災訓練できる方もいらっしゃると思いますが、大阪府箕面市の取組について、本市はどうお考えになりますか、所見をお聞かせください。先ほどお話しいたしました、町内会独自ではなかなか実施できないが、本来ならば、1年に1度でも行うことが望ましい防災訓練を本市主導で行っていただきたいと考えますが、見解をお示しください。たるたる支え愛ぷらん(素案)の基本目標3の安心して暮らせる地域づくりには、本市の防災計画について書かれております。災害時における支え合いの仕組みづくりに記載されている具体的な目標についてお聞きいたします。防災教育の充実とありますが、今後、予定されている内容を具体的にお聞かせください。行政が取り組むことに、避難行動要支援者を把握し、災害時に円滑な支援が行われるよう、平常時からの取組を進めますと記載がありますが、避難行動要支援者の対象者をお聞かせください。災害時に円滑な支援が行われるよう、要支援者をどのような方法で、どこまでの範囲の把握をするのか、そして、どのような計画を立てているのか、お示しください。防災に関する普及啓発を行い、自主防災組織の育成及び推進を図りますとありますが、普及啓発はどのような方法で行っていく予定なのか、お示しください。また、自主防災組織の育成方法についても具体的にお聞かせください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
佐藤議員の御質問にお答えいたします。初めに、北運河について御質問がありました。まず、運河公園のトイレ棟の利用時間につきましては、同公園の遊具棟や休憩棟に合わせておりますが、今後、北運河周辺への来訪者の増加を見据え、利用時間の延長などについて検討してまいりたいと考えております。次に、運河公園のトイレ棟の開放期間につきましては、冬期間は閉鎖しており、例年4月第3週を目途に利用開始としておりますが、今後、市民や観光客への利便性向上の観点からも、融雪期における積雪などの状況を踏まえ、可能な限り早い時期での利用ができるよう検討してまいりたいと考えております。次に、不法係留船に関する過去のトラブルにつきましては、主なものでは、係留を許可していない船舶の後方に別の船舶をつなぎ泊めることで北運河の幅員が狭くなり、他の運河係留者の船舶の航行の妨げとなった事例を把握しております。次に、船舶の所有者への働きかけにつきましては、係留を許可していない船舶2隻の移動について、令和2年2月から行政指導を重ねてきております。次に、北運河周辺の安全・安心に資する今後の取組につきましては、まずは北運河において係留を許可していない者に対し、船舶の移動について行政指導を継続し、必要に応じ法的措置を視野に入れた検討を行ってまいります。また、運河公園やその周辺につきましては、市民や観光客の皆さんの安全・安心につながるよう、引き続き環境保全などに努めてまいります。次に、本市における医療体制について御質問がありました。まず、おたるレディースクリニックと小樽協会病院の間における妊婦情報のやり取りにつきましては、当初想定していた病院間をつなぐ専用のデータ共有システムの構築は見合わせることとなりました。現在、両院では、インターネット上の汎用のクラウドストレージサービスを利用し、セキュリティー対策として、部外者はダウンロードできないようファイルを暗号化してデータのやり取りを行っており、特に支障なく運用されているとお聞きしております。次に、小樽協会病院が計画をしていた設備改修の内容につきましては、一部病室の老朽化したシャワーの撤去とトイレ設備の改修、未熟児室への出入口の増設と新生児室の増床等となっておりましたが、予定どおりにリフォームが行われたことを確認しております。次に、小樽市立病院が昨年9月に小樽協会病院との間で締結した医師派遣の内容につきましては、月に1回程度、金曜日の17時から日曜日の17時、または金曜日の17時から月曜日の8時まで、帝王切開等に対応するための待機として医師を派遣するものであります。次に、小樽協会病院における小児科医師の増員につきましては、私自ら、北後志周産期医療協議会の委員と共に、毎年、大学の医局へ、産婦人科医師、小児科医師の派遣のお願いに伺っており、今回、報道がありました令和6年度からの産婦人科医師1名の増員決定に先立ち、令和5年度当初の時点で、小児科医師1名の増員を行っていただいております。今後も分娩取扱い件数の推移などを見ながら、大学に対し、小児科医師の派遣の継続や増員について働きかけを行ってまいりたいと考えております。次に、市内で安心して子供を産める環境づくりにつきましては、市といたしましては、可能な限り市内で出産を希望される方の意向に沿った環境を整備することが望ましいと考えております。このため、小樽協会病院における周産期医療体制の堅持が何より重要と考えており、今後とも北後志周産期医療協議会を通じて継続的な支援に取り組んでまいります。次に、地域共生社会への推進について御質問がありました。まず、たるたる支え愛ぷらんについてですが、パブリックコメントによる御意見につきましては、4名の方から計39件の提出がありました。意見の件数につきましては、本市が実施した他のパブリックコメントでも件数にはばらつきがあり、多い少ないという捉え方はいたしておりません。次に、たるたる支え愛ぷらんの市民への周知につきましては、計画策定後、速やかに市のホームページへ掲載するほか、関係機関への計画書の送付、町内会回覧板による概要版での周知、さらには市が主催するイベントでのチラシ等の配布など随時、行ってまいります。次に、市職員への周知につきましては、計画策定後庁内メールを活用し速やかに行うほか、職場研修などの機会を利用し計画の趣旨説明を進めてまいりたいと考えております。次に、町内会についてですが、まず町内会への加入啓発の方法につきましては、市では現在、市外からの転入や市内での転居の手続の際、町内会活動の内容や加入方法を記載したリーフレットを配布しているほか、市のホームページにおいても加入促進に向け、町内会に関する情報を発信しております。次に、町内会のイベントへの備品の貸出しにつきましては、現状、市の備品の貸出しは想定しておりませんが、ニーズがあるのであれば、その可否について検討してみたいと考えております。次に、町内会活動への市職員のサポートにつきましては、町内会活動の継続性の観点からは、地域の住民の皆さんに活動の重要性を御理解いただき、加入率を向上させることが重要と考えており、そのための支援は市としても必要であると認識しております。その上で、市職員のサポートについては、小樽市総連合町会の御意見を伺いながら、その対応を考えてまいります。次に、町内会解散の原因につきましては、直近では令和4年度に1町内会が解散いたしましたが、会長や役員の委員が見つからず、町内会運営が行えなくなったことが大きな原因であったと総連合町会から伺っております。次に、町内会が解散に至るまでのフォローにつきましては、市には直接相談はありませんでしたが、総連合町会においては、解散した場合の町内会会員への影響を考慮し、近隣町会との統合も含め十分に協議した上で決定するよう助言したと伺っております。また、解散後、当該町内会とは、これまで特段の関わりは持っておりませんが、今後その地域において、町内会が解散したことに伴う課題が生じた場合には、個別の事案ごとに対応することになるものと考えております。次に、町内会運営のマニュアルにつきましては、他都市でも策定している実例を把握しており、町内会運営の一助になるものと考えられますので、他都市の事例を参考に策定に向けて検討を進めてまいります。次に、町内会での若い世代の担い手育成に対する行政の関わりにつきましては、町内会では高齢化による役員の成り手不足が課題となっているため、若い世代の担い手の育成は急務であると認識しております。市内には若い世代が積極的に町内会活動に参加している事例もありますので、市としては、こうした事例を他の町内会と共有し、まずは、若い世代の町内会活動への参加を促すなど、今後の担い手育成につながる方策について総連合町会と協議してまいりたいと考えております。次に、町内会活動が継続できるような支援につきましては、昨年に実施した町内会活動に関するアンケート調査結果から、町内会役員等の負担軽減、町内会の担う役割の市民周知の強化、経済的支援という課題が見えたところであります。市としては、課題に対する支援として、まずはデジタル化の推進、町内会活動の市のホームページでの発信、総連合町会補助金の見直しを行うことといたしました。また、市が行う町内会支援の内容については、広報おたるや市のホームページでお知らせしてまいりたいと考えております。次に、町内会イベントの事前の広報につきましては、先日開催いたしました町内会役員等を対象とするコミュニティリーダー養成研修会でも同様の御意見をいただいたところであります。各町内会が実施するイベントの日時や内容について、事前に情報提供することで、町内会相互の連携につながると考えられますので、市としても各町内会から積極的に情報提供いただき、その情報を発信してまいりたいと考えております。次に、市の町内会に対する助成制度につきましては、毎年開催している町会長と市との定例連絡会議等で、既存の助成内容の見直しのほか、新たな助成の要望もいただいておりますので、条件の見直しも含め総連合町会と協議を行い、引き続き支援の在り方の検討を行ってまいりたいと考えております。次に、民生委員、児童委員についてですが、人数については定数344人に対し、令和6年2月末時点の人数は322人であり、22人の欠員となっております。民生・児童委員の委員不足は全国的な課題であり、人口減少に伴う高齢化をはじめ、退職後、就労している方も多くなっていることから、後任が見つからず早期解決が難しい課題だと認識しております。民生・児童委員の担い手を確保するため、業務の負担軽減や活動の理解促進を図る取組を行いながら、定数の充足に努めてまいりたいと考えております。次に、防災訓練についてですが、まず、大阪府箕面市の取組につきましては、毎年、阪神・淡路大震災が起きた1月17日に全市一斉で大規模地震の発生を想定し、各地区の住民が主体となって近隣者等の安否確認や避難所での各種訓練を行うものと認識しております。本市といたしましても、市民の皆さんが平時から大規模な災害が発生することを想定し、家族等の安否確認の流れや避難場所、避難経路を確認しておくことは大切な取組であると考えております。次に、各町内会が行う防災訓練につきましては、本市が主導し、年1回の防災訓練を全ての町内会を対象に行うことは難しく、災害時における自助、共助の観点からも、各町内会が主体的にそれぞれの実情に合わせた訓練を行っていただくことが望ましいと考えております。今後も、町内会等が計画する防災訓練に対しましては、必要な支援を行うとともに、一つでも多くの町内会に防災訓練を行っていただけるよう、防災意識の高揚と普及啓発に努めてまいりたいと考えております。次に、今後、予定している防災教育の内容につきましては、今年度はこれまでに計14回、災害対策室の職員による、まち育てふれあいトークや防災教室において、町内会、学校、企業、団体等に対し、市の防災の基礎知識や、いざというときのための備え、避難行動の流れなどに関する防災講話を各団体が希望する内容に応じて実施いたしております。今後も引き続き、多くの団体に利用していただけるよう周知を図ってまいりたいと考えております。次に、本市における避難行動要支援者の対象者につきましては、現時点では在宅されている方のうち、要介護3から5に認定されている方、身体障害者手帳1級または2級の第1種をお持ちの方、療育手帳Aをお持ちの方としております。次に、避難行動要支援者の把握方法につきましては、福祉担当部署から入手したデータを基に対象者を把握して、避難行動要支援者名簿を作成し、名簿情報の警察、消防等への提供に同意いただいた方については、個別避難計画を作成いたしております。また、個別避難計画の内容につきましては、災害時に円滑な避難支援が行われるよう避難場所や避難経路、避難支援等実施者などを定めるものであります。次に、自主防災組織の普及啓発につきましては、自主防災組織の結成を促進するため、市のホームページや広報おたるのほか、総連合町会の理事会等において地域の力である共助の重要性や組織団体の種類、結成手続の方法などの周知に努めているところであります。また、自主防災組織の育成につきましては、自主防災組織を結成する団体との意見交換の場を設けており、現在、団体からの意見を参考としながら、支援の在り方について話合いを進めているところであります。(「議長、14番」と呼ぶ者あり)
再質問 14番 佐藤奈緒美
再質問が3点ございます。まず、1点目です。不法係留の船舶に対して、令和2年から行政指導を行っているという御答弁をいただきましたが、どのような内容なのか、お示しください。2点目です。民生・児童委員についてです。本質問では、どのように、いつまでに充足させるのかというふうに伺いました。欠員対策に向けた効果的な対策を検討とのことですけれども、広報おたるによる周知のほか、本市として具体的にはどのような取組を行うのか、検討を始めてから時間も結構たっていると思われますので、検討の結果をお示しください。3点目です。防災訓練を行うため、町内会に必要な支援を行うとのことですけれども、そもそも何をするべきか分からないのではないかというふうに思います。最初のノウハウの段階から訓練をどう行うのかを示していく必要があると思うのですが、市として御対応はどのようにお考えなのか、お示しください。
答弁 港湾担当部長 笹田泰生(港湾担当部長は2024年12月まで)
佐藤議員の再質問にお答えいたします。北運河における不法係留の行政指導はどのような内容なのかということで御質問がございました。私たちからは、不法係留船については法令に違反しているということで、その船の移動について、速やかに是正するようにということで、文書でお知らせしております。そのほか、行政的な指導といたしましては、実際に対面での指導と電話での対応ということで、その対応を随時続けているのですけれども、先方は民間同士の部分の所有権の移転の問題等もございまして、現状では、移動についてはなかなか進捗していないような状況にはあるのですが、今後も海上保安庁や関係機関と調整を図りながら、是正してもらうよう進めていきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉保険部長 勝山貴之(福祉保険部長は2025年3月まで)
佐藤議員の再質問にお答えいたします。民生・児童委員の欠員について、どのように、いつまでにということでございますけれども、いつまでというのは、なかなか具体的に示すことはできません。急な欠員もございますけれども、できるだけ早期に確保したいということで、民生・児童委員の事務局である社会福祉協議会とも協議しながら対応を考えているというところでございます。また、具体的な対応策と検討結果でございますけれども、繰り返しになりますけれども、いろいろと検討はしているのですけれども、他都市でも同じような状況なのですが、なかなか効果的なものが見つからないということでございます。これにつきましては、引き続きどのような方法があるのか、いろいろと考えていきたいというふうに思ってございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 薄井洋仁(総務部長は2025年3月まで)
佐藤議員の再質問にお答えいたします。防災教育の関係でございますけれども、これまでも少なからず防災講話等の中でいろいろお話をさしあげておりますし、町内会との定例連絡会議ですとか、あるいは町内会の役員の方との打合せの中でも、いろいろお話もさせていただいていると思いますけれども、今後も、どういったふうな御要望があるのかも含めて、改めてその辺の内容についてはお聞きしてまいりたいというふうなことで考えてございます。