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小樽市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日

能登半島地震に関連して

2024年3月4日、小樽市議会の一般質問で、小池二郎議員が「能登半島地震に関連して」について質問し、市長 迫俊哉、病院局長 並木昭義が答弁しました。

質問者
小池二郎 議員
答弁者
市長 迫俊哉、病院局長 並木昭義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 19番 小池二郎

会派、みらいを代表して質問いたします。1月1日、午後4時10分頃、石川県能登半島で震度7の揺れを観測する地震が起きました。この地震により多くの方が犠牲になりました。犠牲になられた方々への哀悼の意を表明するとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災された皆様の安全と一日も早く平穏な生活に戻られますことを心よりお祈り申し上げます。このたびの地震では、建物の倒壊や津波の被害、それに地盤の隆起もありました。本市においても津波注意報が発表され、翌日の解除とはなりましたが、少なからず影響があったかと思われます。本市が確認している被害、影響についてお示しください。また、地震直後、本市はどのような対応をされていたのか、お示しください。新聞報道では、職員の参集、特に休日の態勢に課題があったとして、マニュアルなどを見直す方針とありましたが、小樽市地域防災計画、「第5章 災害応急対策計画」の「第1節 職員動員計画」について改めてお示しいただき、今回どの部分に課題が見つかったのか、また、今後どのように改善されるお考えがあるのかをお聞かせください。石川県能登半島地震は、予想をはるかに超えた地震であり、多数の道路が寸断され、一時は4市町24地区で計3,300人以上が孤立状態になったとの報道もありました。県の地震被害想定は25年以上前の調査を基に定められており、2023年5月の石川県防災会議では、今後2年間で抜本的に見直す方針だったものの、地震の発生確率などを評価する国の長期評価の公表が遅れていたことで間に合わなかったとの報道もありました。以前の評価でこれまで大きな地震がなかったことが基準となり、住民にとって防災に対する意識を低下させていたのではないかとも考えられます。本市もよく、小樽市は地盤が強いから大丈夫という言葉を耳にすることがありますが、同様に考えられていた地域においても、今回の地震で、決してそうではないということ、また、前例では考えられない予想をはるかに超えた地震が起きるということを本市も教訓にしないといけないと考えます。そこで、本市の地域防災計画は、どの程度の災害を想定して作成されているのか、お示しください。今回の地震直後、私は張碓峠を車で走行中でした。もし、張碓峠の道路も、その上の高速道路も土砂崩れや道路の隆起によって通行ができなくなった場合、銭函地域は小樽市から完全に孤立してしまうのではないかと強く危機感を感じたところであります。本市の地域防災計画は、そのような状況も想定されているのでしょうか、お示しください。また、その場合、銭函方面から通勤されている職員は、行くことも帰ることもできません。さらに、避難所に支援物資も届けることができないことも想定されますが、このような状況においての対応策は考えられているのでしょうか。また、このような状況を想定した場合、隣の札幌市、石狩市との連携が重要となりますが、災害時の協力、支援などについてはどのようにされているのか、お示しください。今回の能登半島地震では建物の倒壊も多く見受けられました。石川県のホームページでは、これまでに全壊や半壊など、およそ6万5,000棟の住宅被害があったようです。もし、本市において震度6強以上の地震があった場合、倒壊するおそれのある建物はどのぐらいあるのか、把握されていればお示しください。この地震により避難生活を余儀なくされた方は少なくとも2万3,000人で、その内訳は、避難所で1万3,000人、自宅が4,000人、親戚の家などで6,000人余り、車中泊120人余りとの報道もありました。仮設住宅の提供も始まっていて、3月末までに3,000戸の着工を目指しているそうですが、倍以上の7,000件を超える申込みがあるとのことです。多くの方が帰る家を失い、家があっても断水などで生活ができない状態の方もいます。当分の間、水道は復旧しないことが見込まれる中で、避難所から2次避難所へ移られる方もいました。本市においては、ここまでの災害は今までないと思いますが、1次避難所から、その後、家に帰れない方の避難生活のプロセスとして、2次避難所へはどのような形で進むのか、お示しください。また、仮設住宅に関しては、北海道との兼ね合いもあると思いますが、こちらもどのように進むのか、プロセスについてお示しください。石川県では、被災者受入れに、ホテル、旅館、民泊施設も被災者の2次避難所として利用されており、観光地である加賀市の山代温泉のホテルでは約300人の避難者を受け入れているそうです。本市は観光地であるため、ホテル等の宿泊施設が多いことから、2次避難場所としてホテル等との連携、協力も重要なことではないかと考えます。ホテル等が市民の2次避難所として利用することができるのか、お示しください。さらに、今回の地震においては、1.5次避難所という、あまり聞いたことのない避難所も開設されていますが、1.5次避難所とは何か、お示しください。また、本市では1.5次避難所については地域防災計画の中に含まれているのか、さらに、本市で1.5次避難所としてはどのような施設が考えられるのか、お示しください。今回の地震においては、水問題についても大きく取り上げられ、長引く断水でトイレや手洗いに使用するものも含めて、水が極めて不足しているということです。さらに、衛生を保つためには、より多くの水が必要で、風呂、シャワー、洗濯などもあり、様々な企業団体から支援が行われていることも報道されております。能登町では、コンテナに洗濯機を備え付けたランドリーが東京都のコインランドリーを扱う企業から無償で提供され、設置されています。また、岩手県の企業からは、手洗い装置やテント型のシャワー室が支援され、共に排水を再利用できる機能を備えており、輪島市と穴水町で80台以上が稼働しているとのことです。避難所に設置されたシャワー室は、地元の住民が運用を引き継ぎ、連日、多くの方が利用されており、数週間ぶりにシャワーを浴びられる方もいたそうです。この支援をされた企業の社長の話では、手洗い装置は医療従事者と避難所を運営する人から求められ、ニーズがすごく強くなった、また、設置された病院の看護師からは、職員も手が洗えて患者の世話もできるし、患者も手が洗える環境が整ったところが一番の効果だったと話されておりました。話を本市に戻しますが、水の問題は大きく、長引く断水が続く場合に備えることは必要と考えます。特に、先ほどもあった病院での断水が起きた場合も想定すべきと考えますが、災害拠点病院でもある小樽市立病院では、断水が起きた場合、どのような影響があるのでしょうか。実際、小樽市立病院誌第8巻第1号では、2018年に発生した北海道胆振東部地震の際の市立病院について記載がありました。その中にある、「小樽市立病院の備蓄体制と問題」という項目で、水に関しては、「「病院診療機能を3日程度維持できる量の水を、受水槽や井戸の整備・確保により行う」などを災害拠点病院指定要件に加え、2021年4月から義務化することが検討されている。」とあります。その後、実際に3日分程度の水の確保が要件となっています。このことについて、1日の水の使用量のほか、災害拠点病院としての水の確保の現状をお示しください。断水が起きると手術や処置などが困難となり、大量の水が必要となる人工透析においても、かなりの影響があると考えます。また、災害時の人工透析提供体制の確保については、慢性腎不全の患者は二、三日に1回人工透析を実施することが生命維持に必要不可欠となるため、災害時においても人工透析を継続することが極めて重要であると考えます。そこで質問ですが、小樽・後志管内で人工透析を必要とする患者がどれだけいて、断水や停電などの災害において、受入れができる施設はどれだけあるのか、把握していればお示しください。また、災害拠点病院である市立病院では、災害時に大多数の透析患者を受け入れることになると予測されますが、何人の患者を受け入れることができるのか、お示しください。大阪市水道局では、地域医療とのBCP連携の取組、リスクコミュニケーションを通じた災害医療機関の断水対策促進という取組がありました。「1.取組に至った経緯」、「2.取組の課題認識」、「3.取組の概要」、「4.取組のポイント・工夫した点」、「5.今後の展開」の五つに分けられて記載があります。取組の課題認識では、「近年、地震や水害等の災害が起こるたびに、地域医療の核となる病院が断水被害に見舞われるケースが多発しており、これにより救命医療に支障をきたす状況が数多く報告されている。」、取組の概要では、「本取組は、災害医療機関を中心とした病院とのリスクコミュニケーションを通じて、災害時に病院が断水することにより救命医療が機能停止に陥るリスクとその対策について相互理解を深めることをめざすものである。」と記載があります。この取組は、病院の断水対策強化と水道局応急給水体制の強化の連携であり、具体的には、これまで水道局が取り組んできた災害医療機関に至る配水管の耐震化の優先実施や災害時に優先的に応急給水を行う重要施設としての位置づけに加えて、配水管以降の病床に至るルートを病院に水を供給するラストワンマイルと位置づけ、そこに滞在する断水リスクについても、病院側の気づきを促しながら断水に備えた病院BCPの作成と病院内の断水対策を促進し、病院と連携した水道局の応急給水体制とBCPの強化につなげることを目的としているとのことです。このように断水における対策は、水道局だけでなく、病院とも密接に関わる大切なことであり、この取組を参考に本市も取り組むべきと考えますが、水道局、病院局、それぞれの見解と現在の計画においての連携、リスクコミュニケーションが図られているのかをお示しいただき、その必要性についても併せてお答えください。質問冒頭で銭函地域に触れましたが、銭函までの道路が寸断された場合、職員の確保にも影響が考えられます。市立病院、水道局、そのほかの市の正職員で、銭函地域または札幌方面から勤務されている職員数とその割合についてお示しください。地震の影響で職員が自宅に帰ることができないことも想定されます。その場合の職員の避難先についてどのように確保されるのか、お示しください。これに関しても、ホテル等の宿泊施設との協力が必要と考えますが、協力関係にあるのか、お示しください。次に、避難生活による心身の不調などで亡くなる災害関連死についてお聞きいたします。このことについても今回の地震で大きく取り上げられています。災害関連死については、阪神・淡路大震災から課題とされ、新潟県中越沖地震、東日本大震災、熊本地震においても数十人から数千人の方が亡くなられておりますが、今回の地震においても残念ながら亡くなられる方がいました。建物の倒壊などによる直接死ではなく、災害と死亡の因果関係が認められる災害関連死は、生活環境の悪化やストレスなどが原因とされていますが、今回の地震では、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザといった感染症の患者が増えているとの報告もあったそうです。また、災害関連死を食い止めるには、避難所環境を改善し、体力や免疫力が落ちている高齢者や持病がある人のきめ細やかなケアが欠かせないとされていますが、本市の地域防災計画では、どのような対策を考えられているのか、お示しください。報道では、石川県輪島市など6市町の12避難所では、簡単に設置できる段ボール製のインスタントハウスが利用され、避難生活が長引く中、プライバシー確保や感染症予防に活用されているそうです。このインスタントハウスは、1棟は縦横2メートル、高さ2.7メートルで16枚の段ボールをプラスチックの部品で組み立て、大人2人で15分あれば完成し、2棟、3棟とつなげて大きくすることも可能で、さらに床には断熱材が敷かれていて、大変効果的なものだと考えます。こういった新しい避難所の備蓄品についてどのように検討されているのか、お示しください。最後に、災害時のボランティア受入れについてお聞きいたします。能登半島地震では、多くのボランティアの方々が支援に当たっていますが、被災地では余震が続いていることや、道路が寸断、規制されている地域があるなど、かえって災害復旧作業の妨げになることなどもあり、ボランティアの受入れにも苦慮されていることも報道でありました。しかしながら、被災者の生活再建や被災地の復興に大きな力となる災害ボランティアは、重要な役割を果たしています。被災した自治体では、社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを開設し、被災者ニーズの集約やボランティアとのマッチングを行うなどをされているということですが、開設までの流れと行政との関係性についてお示しください。これまで大きな災害がない本市ではありますが、実際に開設したことがあるのか、また、訓練はされているのか、お聞きいたします。以上、1項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

小池議員の御質問にお答えいたします。ただいま、能登半島地震に関連して御質問がありました。初めに、小樽市地域防災計画についてですが、まず、能登半島地震に伴う本市の被害や影響につきましては、被害は特にありませんでしたが、忍路において最大波20センチメートルの津波が観測され、市民から避難所の開設についての問合せなどが数件ありました。また、地震直後の本市の対応については、消防本部の広報車で沿岸部住民に海岸に近づかないよう注意喚起をしたほか、関係部署の職員が執務室で情報の把握や市民からの問合せに対応いたしました。次に、職員動員計画につきましては、平常勤務時間内における動員の方法や夜間・休日等勤務時間外における動員の方法を定めたものであります。このたびの能登半島地震の発生に伴う課題や改善策については、本来、夜間・休日等勤務時間外において津波注意報が発せられた場合については、該当する職員が自主参集することが定められておりますが、その徹底が図られていなかったことから、職員に対して、改めて自主参集の徹底を図る必要があるものと考えております。次に、本市の地域防災計画の災害想定につきましては、平成28年度に北海道が行った地震被害想定調査結果のうち、倒壊家屋数や想定避難者数など、本市に最も被害が生じる可能性が高いとされた、北海道留萌沖におけるマグニチュード7.8規模の地震が発生した場合を想定したものであります。次に、本市の地域防災計画の被害想定につきましては、平成28年度北海道地震被害想定調査結果に基づいたものですが、被害想定項目として、交通施設被害に主な道路の被害の箇所数が示されているのみでありますので、一般国道や札樽自動車道が寸断される状況を特定したものではありません。次に、本市に通ずる主要な道路が寸断された場合の対応につきましては、銭函方面だけの問題にはとどまらず、広域かつ大規模な被害の状況が想定されますので、国や北海道、自衛隊などの防災関係機関が連携して対応に当たらなければならないものと考えております。次に、札幌市や石狩市との災害時の連携につきましては、毎年、さっぽろ連携中枢都市圏防災担当課長会議において災害対策の情報交換を行っているところでありますが、今後は、能登半島地震に伴う広域被害の状況を踏まえ、特に隣接する都市との災害時の連携の在り方について意見交換をしてまいりたいと考えております。次に、避難所についてですが、まず、本市で震度6強以上の地震で倒壊のおそれのある建物の数につきましては、平成28年度北海道地震被害想定調査結果で申し上げますと、最も甚大な被害が想定される冬の夕方において、建物の全壊が156棟、半壊が844棟、また、火災による焼失が127棟と予測されております。次に、避難者が1次避難所から2次避難所に移行する場合のプロセスにつきましては、本市を含む広域な被災が生じたときには、まず、市内で開設の避難所に避難者を受け入れますが、その後、道路の寸断やライフライン等の復旧遅延により避難生活に支障が出る場合は、災害時等における北海道及び市町村相互の応援等に関する協定に基づき、北海道が広域避難の調整役となり、1次避難所での生活介助を必要とする要支援者の方など、2次避難を希望する方に対し、被災の少ない自治体のホテルや旅館などの2次避難所に移動する支援を行うことになるものと考えております。次に、仮設住宅の建設のプロセスにつきましては、本市において仮設住宅の建設が必要と判断した場合は、まず、小樽市地域防災計画に基づき、災害対策本部の建設対策部建築住宅班が応急仮設住宅の需要把握と用地確保を行うこととしております。この際、災害時等における北海道及び市町村相互の応援に関する協定に基づき、仮設住宅の建設に必要な物資や経費、それに伴う手続や応援について、市と北海道が協議し進めていくことになります。次に、市内の宿泊施設を2次避難所に利用できるかにつきましては、2次避難所が必要とされる状況においては、道路や各種ライフラインが寸断され、宿泊施設の従業員も被災者となる可能性が高いため、市民が利用できる状況にはならないのではないかと想定しております。このため、2次避難所が必要な場合には、北海道と調整しながら、被災が少ない本市以外のホテルなどを確保していくことになるものと考えております。次に、1.5次避難所につきましては、一般的には広域避難時の避難所の一種とされ、生活に介助を必要とする方などを対象に、2次避難所に移動前の数日間、被災の少ない地域で生活するための施設とされております。また、この避難所は、本市地域防災計画に記載はありませんが、本市において、被災の少ない民間施設等があった場合については、1.5次避難所になり得るものと考えております。次に、市立病院の断水の影響についてですが、まず、人工透析を必要とする患者の人数と災害時に透析患者の受入れが可能な施設数につきましては、令和4年12月1日時点の北海道の調査によりますと、小樽・後志管内で血液透析の患者数は合計で645人となっており、透析を実施している施設数は、市内で10施設、後志管内4施設の計14施設となっております。なお、災害の態様によって透析施設の被災状況は様々な様相を呈すると考えられ、一概に受入れ可能な施設数を申し上げることはできませんが、公益社団法人日本透析医会では情報ネットワークを構築し、災害時における透析患者の受入先の確保に努めているものと承知いたしております。次に、災害医療機関と水道局との断水対策につきましては、リスクコミュニケーションを図ることにより、相互のリスクとその対策についての理解が深まり、より現実的な断水対応が図られるものと考えております。また、現在の計画においてリスクコミュニケーションが図られているかにつきましては、小樽市地域防災計画の給水計画において、医療機関を重要施設として定めているほか、応急復旧に当たっては、優先的に復旧することを定めているものの、病院局とは、これまでリスクに対するコミュニケーションを図っておりませんので、今後は、改めて断水対応について協議してまいりたいと考えております。次に、銭函地域または札幌方面から通勤している正職員数とその割合につきましては、本年2月1日時点で申し上げますと、市立病院が136名、23.9%、水道局が9名、11.7%、その他が154名、13.6%であります。次に、本市職員が帰宅困難な場合の避難先につきましては、夜間等は原則、各職場か避難所とならない公共施設で休息することになるものと考えております。また、ホテル等の宿泊施設との協力関係につきましては、既に朝里川温泉組合等と避難場所の提供などの協定を締結しており協力関係にありますが、これらの施設は市民の皆さんの利用ニーズが多いものと想定しておりますので、職員の利用は原則、難しいものと考えております。次に、災害関連死についてですが、まず、本市の地域防災計画における対策につきましては、このことに特化した項目はありませんが、小樽市地域防災計画の避難救出計画における避難所関連の項目の中で、要配慮者への対応として、介護や医療相談が受けられるプライバシー空間を確保することや段ボールベッドなどの必要資材の備蓄に努めることとしております。また、小樽市地域防災計画の医療救護計画における避難所及び在宅の要配慮者対策の中で、要配慮者に対し、外部支援機関と協働の下、医師・保健師等による巡回相談と診療を実施することとしております。次に、新たな備蓄品の取組につきましては、プライバシーの面では、段ボール製品を優先供給できる民間事業者との協定締結により、段ボールベッドと間仕切りを災害時に一定量供給してもらうことで、多くの避難者に対してプライバシーを確保できることとなったほか、感染症対策では、市で避難所にマスク備蓄数を増強するとともに、アルコール消毒液や液体石けんを配備することで、感染症の拡大を防ぐ対策を講じたものであります。次に、災害ボランティアについてですが、まず、災害ボランティアセンター開設までの流れと行政との関係性につきましては、災害ボランティアセンター設置・運営マニュアルに基づき、災害発生後、社会福祉協議会に災害対策本部が設置され、本市からの要請または同協議会の災害対策本部が必要と判断した場合に設置されます。本市からは、連絡員のことですが、リエゾンとして職員を派遣し、市の災害対策本部と災害ボランティアセンターと連携を図り、被災者支援を行っていくものであります。次に、災害ボランティアセンターにつきましては、今までは開設したことはありません。社会福祉協議会では、センター開設に向けた準備として、定期的に災害ボランティア講座を開き、他市の事例を共有することや、被災者が必要とするボランティアの活動内容、被災者への接遇など、活動に必要な知識の習得を進めているとお聞きいたしております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)

ただいま、小池議員から能登半島地震に関連して御質問がありましたので、お答えいたします。初めに、市立病院の断水の影響についてですが、まず、当院の1日当たりの水の使用量につきましては、平日で約16万5,000リットルとなっております。一方、貯水量は、貯水槽に最大11万7,000リットル備蓄できるほか、トイレ用及びその他に利用可能な雑用水が約16万リットルあるものであります。1日の水の使用量が最大備蓄量を上回っていることから、断水が発生した場合には、事業継続計画に基づきトイレの使用を制限し、災害用携帯トイレを使用することや、入院患者の入浴制限、検査機器の稼働制限などによる節水を実施することで、災害時診療を継続できる3日分の水の確保をすることにしております。次に、災害時の透析患者受入れ可能人数につきましては、通常時には1日当たり2部体制で40名の透析を実施しておりますが、災害時には3部体制とし、60名の実施を想定しております。すなわち、通常よりも20名ほど多く受け入れることが可能ではないかと考えております。しかし、被災によるスタッフの勤務体制や電力、給水の状態によっては人数制限が必要となり、透析の継続が不可能となった場合には、日本透析医会の災害時情報ネットワークなどを活用し、患者の受入れを他院へ依頼することとしております。次に、災害医療機関と水道局との断水対策につきましては、断水により病院が機能停止に陥らないように、水道局と情報交換などを行い、相互理解を深める取組は重要であると考えております。また、当院の事業継続計画では、断水が発生した場合、市の災害対策本部を通じて給水車を要請することとしておりますが、平常時から断水リスクに備え、水道局とコミュニケーションを図るという視点が不足していたと感じております。今後は、水道局と連携を図りながら、断水対策の促進について協議していく考えでございます。

出典:小樽市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる