みんなの議会

小樽市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日

(1)通学路の交通安全対策について/(2)公共施設の無料のWi-Fi整備について/(3)公園について

2023年6月21日、小樽市議会の一般質問で、松岩一輝議員が「通学路の交通安全対策について」「公共施設の無料のWi-Fi整備について」「公園について」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、生活環境部長 佐藤靖久、建設部長 松浦裕仁が答弁しました。

質問者
松岩一輝 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、生活環境部長 佐藤靖久、建設部長 松浦裕仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 松岩一輝

自由民主党の松岩一輝でございます。一般質問を行います。第1項目、通学路の交通安全対策から、初めに、通学路の安全プログラムについてであります。警察庁交通局が令和5年3月に発表した令和4年における交通事故の発生状況によると、死者数が2,610人で、前年比マイナス26人、重症者数が2万6,027人で、前年比マイナス1,177人であり、どちらも過去最低の数値とされておりますが、依然として多くの貴い命が犠牲になっています。その中で、児童(小学生)に関する交通事故発生状況によると、死者・重症者数は618人で、歩行中児童の通行目的別死者・重症者数は、登下校中が4割を占めております。これらの数値は小学生だけですので、未就学児や中高生も含めるとその数値はさらに大きくなるものと推測されます。国土交通省の生活道路の交通安全対策ポータルによると、交通事故の死者数は減少傾向であるものの、生活道路では減少幅が小さいことや、生活道路の人口当たりの死傷事故件数では、小学生が他の年代より2から3倍多いことが紹介されています。事故を契機とした通学路等の交通安全対策の取組経緯には、平成24年4月23日に京都府亀岡市で起きた小学生等の死傷事故を踏まえ、同年5月30日に文部科学省、国土交通省、警察庁の3省庁連携による通学路の緊急合同点検要請を初めに、不幸な交通事故を繰り返さないために全国的に交通安全対策の取組を強化してきました。本市では、小樽市通学路安全推進会議を設置し、小樽市通学路安全プログラムの中で、通学路の安全確保を図ることを目的に、関係機関が連携の下、通学路の危険箇所に対する合同点検後に対策を検討の上、各管理者等が中心となって対策を実施し、その後、効果を把握することにより、改善と充実を図っています。しかしながら、主な対策の実施内容については、警戒標識の新設や歩行者用信号の青色点灯時間の延長が挙げられますが、多くが児童・生徒に対する交通安全の指導にとどまり、物理的な通学路の安全対策は行えておりません。市内全域の通学路の安全対策については、通学路安全プログラムには記載されていない危険箇所がありますが、本市はその状況について細かく把握しているのか、伺います。令和4年8月には、急速に進む人口減少と少子高齢化などによる社会経済情勢の変化などを理由に、都市計画道路の見直し方針が策定されました。これにより、これまで道路の拡張や歩道の新設によって通学路の安全確保が望まれていた箇所の多くが計画の変更や廃止となり、具体的な安全対策が行えなくなったのではないかと懸念されています。教育委員会や学校が児童・生徒に対して通学の際の留意点を指導するには限界があります。都市計画道路の見直しを進めた市としては、通学路の安全対策についてどのように考えているのか、伺います。次に、高島小学校区内の交通安全要望についてであります。令和5年第1回定例会における私の一般質問でも例示いたしましたが、高島小学校の通学路は、歩道のない区間が多く、交通量も多いため、降雪時には道路の端を歩かなければなりませんが、路面はすり鉢状になっており、足を滑らせて走行中の車両に巻き込まれる事故や、カーブや坂の多い状況から、児童の列に車両が突っ込むなどの事故がいつ起きてもおかしくない状況です。実際に雪が解け乾燥した路面状態であった4月12日の正午頃、高島小学校の正門前で車同士の接触事故により、事故車両が近隣の民家に衝突し、炎上する交通事故が発生しました。万が一、登下校の時間帯であれば、事故に巻き込まれていたかもしれません。そこで、高島小学校ではPTAや北小樽地区の高島、祝津、赤岩の3町内会が連携し、本年5月10日、校区内の交通安全に関する要望書を市長に手交いたしました。手交には、児童会の会長や在校生も同席し、実際に高島小学校に通う子供たちからも通学路が怖いという声を市長も直接お聞きになったことと思います。このほか、市内各地に、子供たちや保護者からも危険な通学路の状況について改善を要望されております。高島小学校区内の交通安全に関する要望書の内容について伺います。手交には、高島小学校の児童会長や在校生も同席し、市長に対して、子供たちの言葉で要望がありました。内容と、当事者である子供たちの意見に対する受け止めについて伺います。全体の要望内容について、改善に向けた本市の具体的な取組状況を伺います。関連して、主権者教育や子どもの権利条約の観点から、市政に対する理解と関心、郷土愛を深め、子供たちからの意見や提言を市政の参考とする子供議会の実施を令和3年第1回定例会、令和4年第4回定例会で提案をし続けております。現在の検討状況について、改めて伺います。本市が子供議会を実施しない、もしくは検討中の段階で、民間から企画が持ち込まれた場合、本市は協力されるおつもりがあるか伺います。次に、バス通学児童・生徒に係る通学費助成事業についてであります。本市では、小樽市立小・中学校にバス通学をする児童・生徒の保護者の負担の軽減を図るため、通学に要する費用を助成する制度が要綱で定められております。助成対象は、小・中学校の通学区域に住所を有し、かつ、当該小・中学校に在籍し、おおむね片道で、小学生が2キロメートル以上、中学生が3キロメートル以上で、バスの利用区間が2分の1以上あるものと定められておりますが、市内には基準に僅かに満たず、自費でバス通学をされている児童・生徒がいらっしゃると伺っております。まず、この制度を利用している令和4年度の児童・生徒数と割合について伺います。あわせて、これらの基準に僅かに満たず、自費でバス通学をしている児童・生徒数について伺います。助成対象とする通学距離はどのような考え方や計測方法によって決められているのか、また、おおむねの程度について伺います。通学距離については、ただし書で、教育長が必要と認めた場合はこの限りではないという例外規定がありますが、教育長が認める例外について伺います。通学費助成費用の算出方法について伺います。歩いて登下校することで脚力や体力が向上するなど、様々な教育的効果がありますが、本市は坂道で歩道が整備されていない通学路が多く、学校統廃合により、冬期間や特に小学校低学年では徒歩での通学が困難な実態があります。第7次総合計画では、まちづくり六つのテーマの一つ目に、安心して子どもを生み育てることのできるまちを掲げ、多様な市民ニーズに対応した、子育て支援の推進に努めるとあります。また、小・中学校からの通学距離が助成対象に僅かに満たない地域では、子育て世代の移住・定住の観点からも影響があると考えられます。通学距離や計測方法の見直しによって、事業の在り方を再検討するべきであると考えますが、教育委員会の見解を伺います。大項目二つ目は、公共施設の無料Wi-Fi整備についてであります。これまでデジタル化が進んだ今日において、公共施設の利用促進には、無料のWi-Fi環境を整備することがトイレや照明設備と同じように必要不可欠であると訴えてまいりました。まず、市全体の公共施設における無料のWi-Fi環境の整備について、本市の方向性を伺います。市民会館と市民センターについて、両施設のホールの有線でのインターネット接続を整備したのは、令和4年度の新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金の事業で、本市が整備し、昨年度まで回線使用料を市が負担しておりました。4月以降のインターネット回線使用料金はどこが負担をしているのか、伺います。現在、施設利用者がホールのインターネットを利用する場合の費用負担について伺います。前回定例会終了後に、市民会館のインターネット環境の整備状況を視察してまいりました。外からのインターネット回線が市民会館の事務室に引かれ、そこから有線LANケーブルを敷設し、舞台の下手にヤマハのRTX1220という定価12万円以上する超高性能のルーターが設置され、接続された有線LANケーブルを舞台上や客席に伸ばすことで、有線のインターネット接続ができる状態になっておりました。このルーターは8か所の有線LANケーブル差し込み口がありますので、整備されていない各会議室などに追加の有線LANケーブルを分岐させることができます。インターネットに無線接続するための無線LANルーターが数個あれば、市民会館のWi-Fi環境整備は容易であると考えられます。また、会議室等に設置する無線LANルーターは1万円程度で数十台の同時接続が可能な製品もあり、配線工事は専門業者に依頼せずとも可能なため、決して高い整備費用ではありません。市民会館では、指定管理者の事務室には職員用の無線LANルーターが整備されておりました。これらの状況を踏まえ、市民会館や市民センターの無料のWi-Fi整備について、本市の検討状況を伺います。そもそも建物にネット環境がなく、新たに回線工事をしなければならない施設や、明らかにネット回線の利用が見込まれない施設においては、初期費用の観点から導入が慎重になることは理解できますが、他の貸館機能を有する施設や図書館、市役所本庁舎など、既に回線工事が完了し、職員などがインターネット接続できる環境が整備されている施設において、利用者に対してネット環境が提供されていないのはなぜでしょうか。通信容量やセキュリティーの観点から議論すべき点はあると思いますが、少ない費用で整備できる無線LANルーターを設置しないのは、小・中学生に1人1台タブレット端末が配布されている現代の公共施設の在り方として考え直さなければならない状況であると考えますが、本市の認識を伺います。大項目三つ目は、公園について。初めに、子供、若者、子育て世代の要望実現についてであります。公園に関する市民要望は多数寄せられており、これまで各会派、多くの議員が質問で取り上げられておりました。第7次小樽市総合計画では、公園・緑地の現状と課題として、少子高齢化や多様な価値観に対応するよう、公園に求められているニーズの変化の把握に努め、子供から高齢者まで、誰もが快適に安全で安心して公園を利用できるよう維持管理を図るとともに、整備に当たっては、地域に配慮して進めていく必要があるとしています。一方で、令和5年3月に策定された第2次小樽市公園施設長寿命化計画では、日常的な維持管理に関する基本方針の中で、清掃・保守・修繕といった維持管理と日常点検を随時実施することで、公園施設の機能保全と安全性を維持するとともに、施設の劣化及び損傷状況を把握する。公園施設の異常が発見された場合は、必要に応じて利用禁止等の措置を行い、事故等を予防するとともに、この時点で健全度調査を実施し、補修もしくは更新を判断するとあります。過去の議会議論において、公園内に設置された、壊れた時計の維持、補修については、利用者の安全確保を最優先に考えているので、優先順位が低いと答弁をされました。これらを踏まえて、本市の公園管理の状況は、限られた財源の中で優先度に応じた必要最低限の維持、補修を行うことが精いっぱいであり、総合計画にある少子高齢化や多様な価値観に対応するよう、公園に求められるニーズの変化の把握に努めた公園の整備は全く行えていない状況です。この矛盾について、本市の見解を伺います。私も数多くの公園に関する要望を市民から直接伺うことがありましたが、特に子供や若者、子育て世代を中心に、そもそも小樽市の公園は、他都市に比べて様々な点で不便で楽しくない、つまらないという内容の御意見をよくいただきます。総合計画にある少子高齢化や多様な価値観に対応した公園に求められるニーズの変化について、どのように把握し、多様なニーズをどのように理解しているのか、具体的に伺います。安心・安全でも不便で楽しくない、つまらない公園では、子供、若者、子育て世代の利用は進みません。これらの要望把握についてはどのように行われているのか、また、実現について伺います。次に、公園の各種届出についてであります。私はこれまで、公共施設の利用促進に向け、オンライン上での利用状況の確認や予約、キャッシュレス決済について、導入を強く進めるべきであるという立場から質問を行ってまいりました。現在、全庁的に検討段階に入っているとのことですが、以前から一部施設では、メールの対応も可能ではありました。しかし、公園の各種届出については、現在でも直接、公園緑地課に持参しなければならない状況となっています。パソコンとプリンターがない方は申込みができませんし、市役所の開庁時間は一般的に働いている方が多く、不利益を被る市民が多いです。公園の利活用を増やす観点からも、各種届出については、オンライン上での利用状況の確認や予約、キャッシュレス決済の導入について、可及的速やかに進めるべきであると考えますが、いつまでに実施する予定なのか、本市の見解を伺います。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

松岩議員の御質問にお答えいたします。初めに、通学路の交通安全対策について御質問がありました。まず、通学路安全プログラムについてですが、このプログラムに基づく合同点検実施箇所以外の危険箇所の状況把握につきましては、各小・中学校が抽出した危険箇所については、教育委員会にその情報が集約されることとなっております。合同点検実施箇所以外で、除排雪、草刈りなど、市長部局での対応が求められる事案については、都度、個別に関係部署に情報が提供されておりますので、必要な情報の共有は図られているものと考えております。次に、都市計画道路の見直しに伴う通学路の安全対策につきましては、都市計画道路を廃止した路線や区間については、街路事業での整備はできませんが、国の交通安全施設等整備事業などにより、通学路の安全対策に関する整備は可能であることから、引き続き効果的な対策について検討を行ってまいりたいと考えております。次に、高島小学校区内の交通安全要望についてですが、まず、同校区内の交通安全に関する要望書の内容につきましては、通学路の安全確保の観点から同校周辺及び校区内の道路5か所について、横断歩道や信号機の設置、適切なロードヒーティングの敷設等について、同校の校長、PTA会長、児童会会長のほか、高島、祝津及び赤岩の各町内会長の連名で要望があったものであります。次に、このたびの要望に対する受け止めにつきましては、頂いた要望に対し、市でできることについては、実施の可否を含め検討を進めてまいりたいと考えております。また、子供たちが登下校時などに感じた不安な思いや意見を直接聞くことができ、有意義であったと感じております。次に、要望内容に対する具体的な取組状況につきましては、まず、横断歩道及び信号機の設置については、北海道公安委員会が所管するものであることから、速やかに小樽警察署へ要望したところであります。また、本市が所管する横断歩道の注意看板及び公園にあるトイレの屋根の雪止め設置については、年内に実施する予定でありますが、歩道整備については、引き続き効果的な対策を検討してまいりたいと考えております。ロードヒーティングの設置については、要望箇所の道路勾配が設置基準に満たないことから、設置する予定はありませんが、代替対応として、滑り止めの砂散布を行いたいと考えております。次に、子供議会の検討状況につきましては、昨年第4回定例会での松岩議員からの御指摘を踏まえ、その後、子供の意見を聞く場を開催するに当たっての方法や課題について、教育委員会から意見を聞いたところであります。その中では、参加する児童・生徒の選び方や、事業の位置づけを授業の一環とするかどうか、などの意見があったところであり、引き続き、実施の在り方について検討してまいりたいと考えております。次に、民間から計画を持ち込まれた場合の市の対応につきましては、子供たち自身の言葉で、率直な意見を聞くことができる仕組みとなっているのであれば、必要な協力はしたいというふうに考えております。次に、公共施設の無料Wi-Fi整備について御質問がありました。まず、市全体の方向性につきましては、Wi-Fiが一つのインフラとして認識されている時代の流れからも、整備を進めていく必要があるものと考えております。現在、各部局における設置要望を取りまとめたところでありますので、今後は、各施設における優先順位など、財政的な負担も考慮しながら、整備に向けた検討を進めることとしております。次に、市民会館と市民センターの今年度のインターネット回線使用料金につきましては、施設利用者の方がインターネットを利用する場合に、回線使用料金相当分を施設の使用料に上乗せすることについても検討を行いましたが、今後の無料のWi-Fi整備の方向性との整合性を考慮し、利用者の方への負担は求めないこととしたものであります。このことから、回線使用料金は、昨年度同様、市が負担しております。次に、市民会館及び市民センターへの無料のWi-Fi整備につきましては、既存の回線の下、ホールと会議室等で複数同時にインターネットを利用した場合、通信に支障が生じる可能性があり、支障のないようにするには、現在の試算で、両施設を合わせますと900万円程度の整備費用が見込まれておりますので、今後、両施設についても、全庁的な優先順位に沿って、整備を進めてまいりたいと考えております。次に、図書館や市役所本庁舎など、既に回線工事が完了している施設において、ネット環境を提供していない理由につきましては、まず、図書館では、市民会館と同様に、複数同時にインターネットを利用した場合、通信に支障が生じる可能性があるためであります。また、市役所本庁舎では、業務で庁内からインターネットを利用する際は、道内の全自治体が安全に利用できるよう設計された北海道自治体情報セキュリティクラウドに接続することとなっておりますが、このシステムへの接続は自治体職員を対象としているものであり、セキュリティーや情報流通量の問題から、一般利用ができないためであります。次に、公園について御質問がありました。子供、若者、子育て世代の要望の実現についてですが、ニーズに応じた公園整備につきましては、小樽市公園施設長寿命化計画に基づく遊具の更新に当たっては、事前に地域へのアンケート調査を実施し、ニーズを把握した上で整備を行っておりますが、市民の皆さんに求められている公園整備に対しては、十分に応えられていないものと認識をしており、今後の課題であると考えております。次に、公園に求められるニーズの把握につきましては、令和2年度策定の第2次小樽市都市計画マスタープランや、令和4年度策定の第2次小樽市緑の基本計画において実施したアンケート調査や市民懇談会でのグループ討論によりニーズを把握しております。多様なニーズに対する私の見解につきましては、アンケート調査では、年代を問わず誰もが利用しやすく楽しめる公園の充実や既存の大型公園の充実など、市民懇談会では、小学生などの小さな子が遊べる公園や水辺で遊べる施設の整備など、多種多様なニーズがあることから、これらを踏まえた公園整備が必要であるものと考えております。次に、公園に求められるニーズの把握などにつきましては、先ほど申し上げましたアンケート調査や市民懇談会のほか、市長への手紙を通じて様々な要望があることは把握しており、私としましては、公園の整備や維持管理は子育て施策として重要であると認識をしておりますので、今後は、要望を踏まえた整備などについて検討をしてまいりたいと考えております。次に、公園の各種届出についてですが、オンライン上での予約につきましては、オンライン化により公園利用の利便性が高まる一方で、予約の独占やネット利用に不慣れな方の対策などが必要であることから、他都市の事例を調査し、本市での導入について研究してまいりたいと考えております。また、公園の各種届出に係るキャッシュレス決済につきましては、今後、全庁的な導入の中で検討をしてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

松岩議員の御質問にお答えをいたします。通学路の交通安全対策について御質問がありました。まず、バス通学児童・生徒に係る通学費助成事業についてですが、この助成事業を利用した令和4年度の児童・生徒数につきましては、小学生が22人、中学生が160人で、全児童・生徒に対する割合は、小学生が0.6%、中学生が7.4%となっております。また、自費でバス通学をした児童・生徒数につきましては、市教委への届出を要していないため、把握をしておりません。次に、助成対象となる通学距離や計測方法などにつきましては、通学距離が、小学生は片道2キロメートル以上、中学生は片道3キロメートル以上を対象としており、その計測方法につきましては、対象者の自宅から学校の玄関までの最も合理的な経路で計測をしております。また、バス通学児童・生徒に係る通学費助成事業実施要綱の中に記載しております、おおむねの程度につきましては、自宅が隣接する児童・生徒の一方だけが基準を満たさない場合などに、教育的配慮が行えるように規定したものであります。次に、実施要綱第3条ただし書の例外規定につきましては、身体的な理由など、バスを利用しなければ通学できない特別な理由がある事例に対応するためのものでございます。次に、通学費助成費用の算定方法につきましては、バス会社が発行しております、土日祝日以外の平日のみ使用できる実日数通学定期券の料金計算方法に基づいて算定しております。次に、通学距離などの見直しにつきましては、本助成事業は事業費の8割が特別交付税の支給対象であり、その基準値は、小学生が片道4キロメートル以上、中学生が片道6キロメートル以上で、豪雪地帯におきましては、それぞれ2キロメートル以上、3キロメートル以上となっております。本市は、国が定める豪雪地帯の基準を適用しておりますことから、現状では、通学距離の見直しなどによって事業の在り方を再検討することは難しいものと考えておりますが、児童・生徒の通学手段に対する環境整備は大切だと認識しておりますので、北海道都市教育委員会連絡協議会を通じて、道や国に対して、財政措置などについて要望してまいりたいと考えております。(「議長、12番」と呼ぶ者あり)

再質問 12番 松岩一輝

再質問をいたします。まず一つ目が、通学路安全プログラムについて、二つ目の質問に都市計画道路の見直しを進めた先の交通安全対策について伺いました。手法についてはいろいろなやり方があるのだというような趣旨の御答弁をいただいたのかと思うのですけれども、手法はもちろん、それはあるとは思うのです。都市計画道路を見直して、例えば、拡張計画を廃止したからといって、その道にもう絶対に拡張や歩道が造られないというわけではないと思いますので、交通事情だとか通学の状況に応じて、そういった様々な制度を活用して安全対策を行うということはできるのであろうとは思うのですけれども、とはいえ、それが本当に現実的にあり得るのかというと、なかなか考えられないのかなと。そういったところを踏まえると、今の答弁は非常に、あくまで制度的なことを言ったにすぎず、市として現実的にそこまで落とし込んで交通安全対策を考えられているのかというのが少し伝わらなかったので、もう一度御答弁をいただきたいと思います。それから、バス通学の助成の件ですが、まず対象の小学生が22名と中学生が160名、全体の0.6%と中学校は7.4%であると。自費でバス通学をしている生徒数、児童数は把握していないということでした。私のところに寄せられている声の一つに、要は僅かに基準に満たないので何とか例外的に認めていただけないだろうかということを教育委員会に相談した際に、ほかの児童・生徒との不公平感の観点から、1人を認めると全員を認めなければいけなくなるという理由で断られたという意見が複数上がっています。ただ、今の答弁を伺うと、自費でバス通学している生徒・児童数を把握していないということだと、その理由というのは成り立たないのではないかなと。仮に、教育委員会で何十人、何百人と自費でバス通学をしている人がいるので、不公平になってしまうから駄目なのだということであれば理解できるのですけれども、自費でバス通学をしている児童・生徒数を把握していない中でそういった事情でお断りしていたということがあるのは、おかしいのではないかと思います。それを踏まえて、通学の距離だとか、おおむねの程度だとかについて今後見直す必要はないということだったのですが、改めて、そういった事情について、細かいところは予算特別委員会でも質問させていただきますけれども、見直す予定がないのか、お考えを伺いたいと思います。それから、公共施設の無料のWi-Fi整備についてであります。私も正確に答弁を聞くことができていないのですが、市民会館やマリンホールでの無料のWi-Fi整備について検討したら900万円ほどの予算がかかるというお話でした。私は、マリンホールは視察に行っていませんでしたので、少なくとも市民会館だけを考えたときに、なぜそのぐらいの予算が合わさってかかるのかというのが分からなかったです。もし、その900万円の何か積算の根拠だとかがあれば、お聞かせいただきたいと思います。例えばどういうものに幾らぐらいかかる見込みであるとか、今、手元で分かればお聞かせいただきたいと思います。それから、公園整備について、各種の届出についてですけれども、この手の質問をした場合、必ずデジタル弱者だとか、制度を悪用した独占だとか、そういったことが懸念されるので検討が必要だという話が出てくるのですけれども、私は質問でも言っているとおり、今の仕組みでも不利益を被っている市民が一定数いるのですと。その人たちは不利益を被っているので使えていないわけです。その不利益を被る方に対する言及がありませんでしたので、その方についてどのようにお考えなのかを伺いたいと思います。その他、聞きたいことはたくさんあるのですが、予算特別委員会や常任委員会で伺いたいと思いますので、以上、再質問、御答弁をお願いいたします。

答弁 生活環境部長 佐藤靖久(生活環境部長は2025年3月まで)

松岩議員の再質問にお答えをさせていただきます。私からは、市民会館のWi-Fi整備の関係の経費の関係ということでお答えをさせていただきたいと思います。市長答弁の中で900万円ということでお答えをさせていただいていますけれども、これは市民会館と市民センター両館を合わせた金額ということで、市民会館だけで申し上げますと530万円程度の経費がかかるということになってございます。その理由ということでございますけれども、今使用している有線LANにルーターをつけた場合には、仮にホールと会議室で両方同時に利用した場合、会議室のWi-Fiが使えなくなる可能性があるということで、ホールのほうが優先されるというようなことになるのだそうでございます。そのことから、市民会館で整備する場合には、アクセスポイントというのを複数箇所設置する工事が必要になるということで、その分の費用がかかるということと、その各アクセスポイントまで有線接続をする必要があるということで配線工事がかかるということで、市民会館については530万円程度のお金がかかるということでの業者からの見積りは徴しているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 松浦裕仁(建設部長は2025年3月まで)

松岩議員の再質問にお答えいたします。私から、都市計画道路の廃止に伴いまして、現実的に市として安全対策ができるのかということだったかと思いますけれども、都市計画道路を廃止したことによりまして、先ほど市長から申しましたとおり、街路事業などの整備ができませんが、拡幅するということになりますと、現実的には用地買収ですとか、今の住居の移転補償、こういったことが絡みますので、なかなか現実的ではありませんけれども、安全を確保するという上では、そのほかの手法として歩車道区分をする方法ですとか、ポールを設置して歩車を分離する方法、また、車道を狭窄して車のスピードを落とす方法ですとか様々な方法がございますので、これらについては引き続きどのような手法がいいかというのを検討してまいりたいということで考えております。もう1点、公園の届出につきましては、今現実的には、議員のおっしゃるとおり、公園緑地課に来て申込みしか実際にはありませんけれども、確かに働いている方ですとか、現実的には窓口に来られない方もおられますので、こういった方も含めて、今後どのような届出、受付がいいかというのは検討してまいりたいということで考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

松岩議員の再質問にお答えをさせていただきます。通学路の安全対策の関係で、通学費助成事業についての御質問でございますけれども、議員おっしゃるとおりで調査はしておりませんけれども、御相談のあった御家庭には、それぞれその範囲になるのかどうなのかということは、御相談に乗っているところでございます。そういった意味で、調査をすると言いましても、なかなか現実として難しい部分があります。例えば冬期間だけ歩くのは大変なのでバス通学をしているだとかという子供さんもいらっしゃいますし、それから、いつも送迎をしているのですけれども、送迎できない日だけ、例えばバスに乗せているというような御家庭、それから、天候によってそういう対応するだとか、どういうふうに調査をするかということもありますので、その辺は少し検討してみたいというふうに思います。それから、制度自体の制度設計変更はできないのかということでございますけれども、本答弁でも申し上げましたとおり、国の基準を基に実施をしているということでございます。それで最後の御答弁で国に対して財政措置などについて要望してまいりたいというふうにお答えしましたけれども、現状ではスクールバスも含めまして、北海道の地域性に応じた新たな補助制度の創設について国に対して要望しているところでございますので、そういったことも行いながら、さらに検討を進めてまいりたいというふうに思います。(「議長、12番」と呼ぶ者あり)

再質問 12番 松岩一輝

すみません、1点だけ確認をさせてください。先ほど、市民会館とマリンホールのWi-Fiの回線工事に900万円という話で、分かれば900万円の内訳をお聞かせいただきたいというところだったのですが、市民会館だけの言及でした。もしマリンホールの状況について分かればお聞かせいただきたいです。

答弁 生活環境部長 佐藤靖久(生活環境部長は2025年3月まで)

松岩議員の再々質問にお答えをさせていただきます。市民会館は先ほど530万円程度ということでお答えさせていただいたかと思いますが、市民センターについては380万円程度ということで、数字的には現在押さえているところでございます。

出典:小樽市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日 議事録 PDF(141ページ) 間違いを知らせる