浜中町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月12日
ふれあい交流公園整備で計画している内容について
2025年6月12日、浜中町議会の一般質問で、國井葵議員が「ふれあい交流公園整備で計画している内容について」質問し、企画財政課長 渡部幸平、健康福祉課長 川村則彦、生涯学習課長 安住貴志、町長 齊藤清隆が答弁しました。
- 質問者
- 國井葵 議員
- 答弁者
- 企画財政課長 渡部幸平、健康福祉課長 川村則彦、生涯学習課長 安住貴志、町長 齊藤清隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 國井葵
通告に従いまして、ご質問させていただきます。ふれあい交流公園整備工事実施設計委託料1600万円が当初予算として計上されました。その際の3月の定例会予算質疑では、設計前であり、事業の内容自体は定めていないという答弁でした。浜中町第3期子ども・子育て支援事業計画策定時のアンケートなどでは、かねてから公園整備の要望は上がっておりましたが、ほかにも放課後の小学生の遊び場や中高生の勉強の場などといった子どもの居場所、また、町民が自由に行き来でき、世代を問わず気軽に交流できる施設はこのまちにはありません。ほかにも児童クラブに通う子どもたちと通わない子どもたちが一緒に遊べないこと、また、霧多布地区以外に図書室がないこと、雨天時や冬の遊び場がないことなども課題として挙げられ、集落が点在しているので、子どもの足のみでは通えないという実態もあります。これらのことから、新たな公園整備の意図と上記の課題などについて、行政の考えと解決策を伺いたいと思います。まず、ふれあい交流公園整備工事の実施設計についてお伺いしていきます。改めて、3月定例会の予算質疑を振り返りますと、1番議員から、かなり高額な予算だけれども、どのぐらいの規模のものを考えているのかという質問があったと思います。これについての回答としては、事業費については設計前であり、内容自体は定めていないとした上で、想定されるものとして、駐車場の造成など、また、落下防止柵がほとんど機能していないので、その修繕、目的としては、にぎわいを生み出す公園にしたいという思いがあるので、キッチンカーが乗り入れられるようなスペース、複合遊具の設置などを想定しており、一、二億円規模の工事規模になるというものでした。また、その後の再質問でも、大きな規模を想定しているようだが、母親たちとの懇談会も昨年に実施し、これは子育て座談会のことだと思うのですけれども、そういった中でも声が上がったのかと思う、それがどのようなものだったのかという質問に対し、昨年、パパ・ママ子育て座談会を実施し、その中で、できれば近隣の道立公園まで行かなくても町内にそういったものが欲しいという声があったこと、また、これまでは各地に公園を整備していたが、大きいものがないので、地域のコミュニティー創設のためにもつくりたい、駐車場や遊具増設も考えているので、まずは設計し、改めて周知したいというような回答だったと思います。加えて、第3期子ども・子育て支援事業計画のほうでは、力を入れてほしい子育ての支援の取組という質問がアンケートでありました。その結果として、まず、一番要望として多かったのは子どもが安心して遊べる公園などを整備してほしいというもので50.3%、2番目は子育て世帯への経済的援助を拡充してほしいが45.5%、3番目は安心して子どもが医療機関にかかれる体制を整備してほしいが39.2%という結果でした。これらを踏まえて、まず、一つ目の質問をさせていただきますが、ふれあい交流公園整備で計画している内容についてご回答ください。
答弁 企画財政課長 渡部幸平
それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。まず、かねてより、本町には、遊具の充実した遊び場、また、公園といった子育てをする世代や地域の住民が立ち寄って過ごせる場所が少ないと感じております。このことは議員のお話にもありましたとおり、浜中町第3期子ども・子育て支援事業計画の策定時のアンケートで、力を入れてほしい子育て支援の取組として、子どもが安心して遊べる公園などを整備してほしいという回答、また、親子が安心して楽しめる身近な場を整備してほしいという回答が上位を占めていることからも、現在、子育て世代にはそのような場所の整備が求められているということで認識しているところでございます。そこで、このたびのふれあい交流公園の整備事業につきましては、かつて公園として整備されましたが、現在は幼児用複合遊具が一つのみ設置されているという状況の茶内ふれあい広場を、子育て世代を中心にしながら、あらゆる世代の方が日常的に過ごせ、また、人々のよりどころとなるような場所をつくることを目指して再整備していこうというものです。現時点で計画している内容でございますが、ふれあい広場周辺の落下防止柵が機能していないということ、また、排水トラフも大分傾いておりまして、機能していないという状況で、それを改善したいと思っております。また、こういったことに加えまして、駐車場の拡張や公園内の通路等をつくるほか、必要と思われる整備をした上で遊具を数点設置したいという考えでございます。遊具として現在考えているものは、ブランコや滑り台、回転系遊具など、子どもたちには定番ではありますが、人気のものを中心にということで考えており、インクルーシブ遊具というものを導入していきたいと考えております。インクルーシブ遊具について少しお話をさせていただきますが、インクルーシブ遊具とは、障がいの有無や年齢、性別、それから、国籍などにかかわらず、誰もが分け隔てなく一緒に遊べるよう設計された遊具でして、欧米のほうが先進というふうに言われておりますけれども、近年、日本においても公園整備で広がりつつあります。一例を挙げますと、ブランコでは広い座面と背もたれがありまして、どちらもネットのような素材でつくられているということで、誰でも安全に使える配慮がなされたものになります。周辺自治体ではあまり見かけることはありませんけれども、このような配慮がされた遊具を導入しつつ、公園の整備を進めていきたいと考えております。
質問 3番 國井葵
ただいま詳しいご回答をいただき、どのような遊具を選定していくか、行政のお考えは理解いたしました。関連になるのですけれども、次の質問です。一、二億円規模のものを想定しているという答弁が過去にもあったかと思います。恐らく、今ご回答をいただいたような内容でその中身を構成していくことになるかと思うのですけれども、そのあらましといいますか、その根拠となるようなもの、また、遊び場というところから、全天候型も想定しているのか、この点についてご回答をお願いいたします。
答弁 企画財政課長 渡部幸平
ただいまのご質問にお答えいたします。3月定例会の予算質疑の中で、議員のおっしゃりますとおり、1億円から2億円の工事規模になるという答弁をさせていただきました。これは茶内ふれあい広場の再整備の工事内容が設計前で、事業の内容が決定していないということが前提でしたが、先ほどの答弁でも触れましたふれあい広場周辺の落下防止柵やトラフの更新、また、駐車場拡張や場内通路等を整備した上で遊具を一定程度設置したという場合のイメージをお答えしたものであります。1億円から2億円と工事費の想定に大きな幅がある回答になった理由ですが、公園整備は、建設工事の設計上、土木工事に分類されまして、土木工事においては整備する内容次第で事業費が大きく変動するからです。また、設置する遊具においても、特に複合遊具については、物によっては非常に高額なものがございますので、そういった選択するものによっては大きく事業費が変動することが予想されたためであります。また、このたびのふれあい交流公園の整備につきましては、公園を利用するであろう方々からの意見を参考にしながら整備の内容を定めることが望ましいと考えておりまして、従来の概算事業費を割り出しておくという手法ではなく、求められるものによって事業費がある程度変動することを想定しながら設計を進めるという手法を取らせていただきましたことをご理解いただきたいと存じます。また、全天候型の遊び場なども想定しているかというご質問でございますが、このたびは公園整備という屋外の土木設計でありまして、建築物に当たる全天候型施設というものを想定したものではございません。
質問 3番 國井葵
まず、ただいまの答弁について、総合計画と照らし合わせますと、児童の健全育成・環境づくりという項目がありまして、そちらに子どもの居場所の確保や親の憩いの場の設置について、使用されていない公共施設の利活用を含め検討しますという記載があります。また、子育て計画にもすべての家庭の子育てを支援する環境づくりで子どもたちの安全と自主性を尊重しながら子どもたちの居場所づくりや活動の促進を図りますということが明記されています。このようなことから、具体的にどのような公園整備にするかを決める際には、やはり町民の声を色濃く反映すべきと考えますし、ただいまのご答弁の中にも町民の声をという文言がありましたので、子育て計画策定時にもあった公園が欲しいという意見を集約すべきだと思っています。どこに、どういった規模の、どのような用途のというところまでは子育て計画策定時のアンケートでは恐らく拾い切れていないのが現状だと捉えていますし、これらの回答から、整備に当たって使用する一、二億円の中身については、行政の考えとともに、よりニーズに沿ったものが整備されるのが理想かと考えています。その点から次の質問になりますが、実施設計策定までの過程において、各地区の住民や子育て世帯など、幅広い層の町民の声を聴取する場が設けられるのか、また、その意見がどの程度反映されるのか、この点についてご回答ください。
答弁 企画財政課長 渡部幸平
ただいまのご質問にお答えいたします。このたびの設計費に関しましては、公園の再整備に係る土木設計に加えまして、ワークショップの開催費用も含まれております。ワークショップにつきましては、このたびの公園整備が多くの方々にとって利用しやすく、また、心地よい空間となることを目指すために、周辺に住まわれている方、子育て世帯、産業団体、企業など、公園を利用する可能性のある方々から意見を伺う機会としてあらかじめ設計費に組み込んでいたものでございます。ワークショップについては2回分を設計費に組み込んでおりまして、まずは、町と設計業者で作成した計画案をたたき台として提示し、公園の参加者と公園の目指す方向性や機能、事業規模などについて意見交換をしていく予定です。また、意見がどの程度反映されるかというご質問でございますが、こちらはワークショップの開催前ということで明言はできないところですが、公園整備の目的としております子育て世代を中心に、あらゆる世代の方が日常的に、また、気軽に過ごせる空間をつくることにつながるご意見につきましては、事業費とのバランスを考慮する必要もございますが、積極的に取り入れていきたいという考えでございます。
質問 3番 國井葵
ただいまのご回答の中にワークショップの実施ということもあり、考慮していただけるということですね。今までになかった取組をしていただけるとのことで、本当に期待しているといいますか、町民の皆さんの声が色濃く反映される場になればいいなと思っております。これまで公園整備について質問させていただいたのですけれども、先ほど、公園整備とは別に全天候型という提言も私からさせていただきました。ただ、それは想定していないというご答弁だったかと思います。あくまでも、屋外の公園を親子の集いの場、にぎわい創出として整備したいという町の意向だと解釈いたしました。ただ、浜中町の屋内で遊べる場所としては、総合文化センター、霧多布湿原センターの2か所ぐらいが思い当たるところで、ほかの地区の方はその地区に住んでいなければ子どもが一人で行ける場所とは言い難いと思います。公園を整備するのであれば、交流人口や関係人口を増やすことを見込んで整備したほうがよりよいという考えもあるのですけれども、そうなると、自然と屋内の遊び場のニーズが高くなり、厚岸町や別海町からの利用も見込むことができるのではないかと思います。釧路市、釧路町の住民に関してもそうで、現状、白糠の道立公園は整備中です。情報によりますと2035年までの整備を予定しているので、中標津の道立公園よりは近い場所で遊ぶことができる場にもなり得るのではという考えもありますが、こういった意味での屋内の遊び場になると、保護者が求める場というのは道立公園規模のものになってしまうのではないかなと思います。しかし、予算的にも規模的にも、道立公園の屋内遊戯場は、そもそも、このまちにとって現実的ではないと私は思いますし、そういう場所というのは、大抵、保護者と一緒に休日に車で出かけに行くといった方が多いと思いますので、浜中町での公園整備の意味合いとしては、行政がおっしゃるにぎわい創出、子育て世帯の集いの場となる整備のほうが急務であると考えます。つまり、居場所づくりということです。また、今ある冬場や悪天候時の遊び場がないといった課題も同時に解決できることが望ましいと考えます。公園整備から居場所づくりというワードに関連し、次の大きなテーマとして、小・中学生などの放課後の居場所づくりについて、順次、ご質問させていただきます。浜中町では、以前から放課後の小・中学生の居場所づくりが求められています。これは令和7年2月13日から25日に集約した子ども・子育て支援事業計画策定時のパブリックコメントでのものですが、茶内地域に、季節や天候にかかわらず、いつでも安心して安全に過ごせるみんなの場所をつくっていただく既存施設の整備を希望しますといったご意見のほか、その施設をみんなが平等に利用できるような仕組みづくりや公共交通機関の整備を希望しますというようなご意見が寄せられていました。また、再三となるのですけれども、本町の児童クラブは、労働している保護者の子どもを対象にしているので、就業していない保護者の子どもと一緒に遊ぶことがかなわない状況にあります。昨年度末、児童クラブには保護者にアンケートを行っていただき、体育館などで遊ばせてほしいという意見もたしか出たかと思うのですけれども、現状、毎日はできていません。時々遊ばせていただいていることは承知していますが、授業や下校時間のばらつき、支援員の配置の関係もあり、毎日はちょっと難しいというような説明が保護者にされたかと思います。そこでまず、12月定例会の際、総合文化センターを拠点とした移送方法を検討するとご答弁があった点について、現在の進捗状況についてお伺いいたします。
答弁 健康福祉課長 川村則彦
ただいまの質問にお答えいたします。総合文化センターへの移送ですが、当初、スクールバスの活用を検討していたところ、様々な制約があることから、町のバスにより試行事業として実施を予定しております。事業の内容ですが、茶内小・中学校、浜中小・中学校に通う児童生徒を対象としてバスで送迎するもので、6月25日、7月16日、8月6日の3回の予定で、下校時間の早い水曜日を実施日に設定しております。運行についてですが、QRコードから事前の申込みが必要で、利用される児童生徒は町のバスを利用し、往路は茶内小学校から浜中小学校経由で文化センターへ、復路はその逆の順で送迎する内容となっており、滞在できる時間は1時間半程度となっておりますが、8月6日は夏休み期間中であることから、時間設定を長くし、総合体育館、町民温水プールへの送迎も実施する予定でおります。
質問 3番 國井葵
試運行を考えていらっしゃるということでした。1か所の拠点に集約するというのも一つの考え方だと思いますし、文化センターへの移送にどのぐらいニーズがあるのかというのは私自身も予測ができないといいますか、未知なところだなと捉えております。ただ、まずは試運転を取り組んでいただけるという点を前向きに捉えたいなと思っております。その上で、居場所づくりという言葉と一緒によく出てくる、また、町民の中にも設置を希望している人が多くいるのが児童館という施設で、ここにつながるかと思うのですけれども、そこで児童館という施設について共通認識を持たせていただきたいです。こども家庭庁によると、児童福祉法第40条に規定する児童厚生施設の一つで、地域において「児童厚生施設は、児童遊園、児童館等児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操をゆたかにすることを目的とする施設とする」と記載されています。私が生まれ育った自治体には児童館が複数存在していたのですが、この定義はまず少し置いておいて、私の捉えとして、児童館というのは、一般的に児童クラブの入会の有無にかかわらず、地域の子どもたちが自由に遊べる施設だったのです。体育館で運動をしたり、図書室で本を読んだり、児童館の先生とボードゲームをしたり、すぐ裏には公園があったりしましたし、施設の中で児童クラブの利用児童と一般児童が使用できるエリアといいますか、設備のゾーニングをしており、児童クラブの子どもたちだけが身支度や宿題のために利用できる部屋といったものもありました。そのため、私は浜中町になぜ児童館がないのかという疑問を持っているのですけれども、ただ、この点から放課後の居場所づくりの解決策が児童館の創設一択ではないのではないかと考えております。例えば、阿寒のほうでも児童館を要望している保護者の皆さんがいらっしゃるのですけれども、まず、地域の大人たちが協力して、週に1回、公共施設を利用して放課後遊びの場を設けているという事例もありますし、今回のパブリックコメントでも、小学校などの空き教室を活用して児童館を設置するほか、地域の事例として千葉県のことを挙げていただいていたものもあったかと思います。私もこのパブリックコメントのご意見にはとても賛同しておりまして、仕組みづくりという点でこれらの機能を充実させるということが可能なのではないかと考えています。例えば、児童クラブとは別に支援員を増員する、地域おこし協力隊にその役割を担ってもらう、各地区の既存施設で、児童クラブの入所にかかわらず、子どもたちが自由に遊べる場をこういった点から設けていく、毎日ではなくてもいいと思いますので、そういったことはできることなのではないかなと考えております。再三になりますけれども、子ども・子育て支援事業計画を確認しても、まず、データとして、放課後の過ごし方の点について集約を取った結果では、低学年で児童クラブを利用しているのは81%、高学年になると、これが53%に下がります。中学生になると、部活、クラブ活動に参加している方が84.2%になるので、やはり高学年になるにつれて児童クラブを徐々に使わない傾向になります。ただ、この次の設問で児童クラブを利用したいかという質問では利用したいと思わないが41%になっているのです。では、親たちが求めているものが何なのかということが疑問に上がるかと思います。総合計画では、児童の健全育成・環境づくりというところで、子どもの居場所の確保や親の憩いの場の設置について、使用されていない公共施設の利活用を含め検討しますと明記されています。また、放課後児童クラブの機能充実を図り、安全対策を含め、利用しやすい環境整備に努めますともあります。文化センターに子どもが集まっている実態があるのであれば、例えば、毎日でなくても、より充実した子どもの遊び場の提供や居場所づくりが可能ではないかと思いますし、児童クラブの機能拡充の先に全児童がいるべきではないかと私は考えます。ちなみに、児童館の対象児童に関しては全ての児童となっていますが、このことから考えても、浜中町には真の意味で全ての児童を対象にした施設が存在しているのかという疑問が私は浮かびます。そこで、関連して再質問になるのですけれども、以前、総合文化センターが整備されたとき、ホールを使用されていないときは子どもたちが走り回れるような想定もしているとのご答弁をいただいたことがあったと思いますが、まず、そのような利用のされ方の実態はあるのか、また、そういった利用ができるという周知がされているのか、お答えをいただければと思います。
答弁 生涯学習課長 安住貴志
それでは、ご質問にお答えをいたします。総合文化センターの大ホールの開放につきましては、これまで、ロビーのキッズコーナー等の利用状況、混雑具合や文化センターの職員の勤務状況に応じて開放し、その中では鬼ごっこなどをする姿が見られております。改修後はキッズコーナーも大幅に広くなったことから、大ホールの開放までは行っておりませんが、利用人数や天候、ほかの利用者や文化センター職員の勤務状況等も勘案しながらとなりますので、周知は行っておりませんが、今後も、適宜、開放してまいりたいと考えておりますし、今回のバスの送迎事業でも状況を見て開放したいと考えております。
質問 3番 國井葵
試運転も始まりますし、現状で子どもたちがにぎわいの場としては活用してくれており、状況を見ながら大ホールの利用を促していただけるという点は理解いたしました。もう一点、放課後の居場所づくりについてです。今、文化センターについては集いの場になっているという実態ができていると思うのですけれども、やはり、地域の子どもたちが自らの足で行き来できる距離感というのも私は大事な視点の一つとして考えていただきたいなと考えています。少なくとも、学校が現存している4地区それぞれにそういった居場所が必要なのではないかと私は考えますし、先ほどの試運転のこともそうです。散布地区というのは、現状、試運転までも運べていないと捉えました。居場所づくりについては、新たな施設を建設しなくても、先ほど提案したような仕組みづくりで何とか解決できるのではないかと考えています。今回、茶内の公園が整備されるということをきっかけに、児童クラブが実施されている茶内の農業者トレーニングセンターについて、文化センターでにぎわいが生み出されているという点を踏まえると、この施設内の仕組みづくり、また、部屋の割り振りの仕方を見直すといったことで、利活用の余地は十分にあるのではないかと考えています。例えば、先ほど申し上げたような児童クラブと別の支援員を週に1回配置し、入所している入所していないにかかわらず、一緒に体育館で遊べる日を設ける、図書分室のようなスペースを確保する、また、児童だけではなく、中学生や高校生の勉強の場、実習の場、もっと言えば、リモートワークなどで使えるワーキングスペースのようなものを設けるというのも一つ案だと思いますし、地域の人が気軽に立ち寄れるような観覧スペースが憩いの場につながっていくと思います。この点は、子ども・子育て支援事業計画策定時のパブコメでも、一から建設することが難しく、時間とお金が必要であるため、現在利用されている施設やあまり利用されていない施設を改装し、再利用することを提案しますといった意見が出されています。これに対し、行政側は、浜中町の考え方として、既存の施設や公園を活用して、児童館に限らず、子どもが集まれる場所を充実させるよう、今後も関係各課との連携を図りながら取組を進めてまいりますと回答しています。以上のことからも農業者トレーニングセンターの利活用については検討の余地があるのではないかと考えていますが、どのようにお考えになっているか、ご回答をお願いいたします。
答弁 健康福祉課長 川村則彦
ただいまの質問にお答えいたします。児童クラブが開設されております茶内の農業者トレーニングセンターの利活用についてです。昨年度に策定いたしました第3期子ども・子育て支援事業計画におけるアンケートの力を入れてほしい子育て支援の取組の設問において、子どもが安心して遊べる公園などを整備してほしいが前回計画に引き続き多い状況となっております。自由記載欄では、子どもたちだけで集まれる場所や体育館の使用など、居場所づくりに関する意見も見受けられました。現在、放課後児童の居場所づくりの一環として実施しております放課後児童クラブにつきましては、労働などにより、親が日中監護できないお子さんのみを対象とし、茶内と霧多布に開設しているところであります。昨年度、放課後児童クラブで実施した保護者アンケートにおきましても、体育館などで遊ばせてほしいという意見がありましたが、児童の受入れと保護者のお迎えの時間が重なり、クラブ室とアリーナの両方を利用すると、指導員の目が行き届かなくなることから、通常授業の日はアリーナを利用することはできませんが、振替休日の一日開所日や午前授業の日などは利用できるようにしているところであります。しかしながら、常時使用させることができる人員配置となっていないのが現状であります。放課後児童クラブにつきましては低学年を中心に利用が多い傾向となりますが、高学年や中学生ともなると、成長とともに、地域での遊び場や習い事など、放課後の活動を自主的に選ぶ傾向が強くなると認識しているところであり、この年代のお子さんたちの居場所づくりの場として、茶内地区にお住まいの方は茶内の農業者トレーニングセンターを拠点にしてはという意見であると認識しております。計画策定時のアンケートでは、体育館を開放してほしい、自由に集まり、遊べる児童館的な施設をといった意見も出されておりますが、社会体育施設として現在利用されている方々との調整や職員の確保、施設の基準など、課題もあり、これらの課題を整理した上で児童館としての設置の可否を改めて判断、検討してまいりたいと考えております。
質問 3番 國井葵
まず、意見が多かったということと公園整備という点から茶内地区に絞って提言をさせていただいてますが、課題の洗い出しが進んで検討の余地ができるような状況になりましたら、まず、茶内地区での事例づくりを進めていただければと思います。そうすることによって、ほかの地区にも応用でき得る事例になるのではないかと考えています。その上で次の質問になります。重複になるかもしれませんが、各地区での小・中学生の居場所づくり、多世代交流の場づくりをどのように進めていくのか、この点についてご回答ください。
答弁 健康福祉課長 川村則彦
お答えいたします。各地区での小・中学生の居場所づくり、多世代交流の場づくりについてです。地域におけるニーズや課題は多種多様であると思われます。子ども・子育て支援事業計画の際のアンケートや子育て座談会で出された意見なども重要であるとは考えておりますが、これまでのアンケートでは、地区ごとの集約がなされていないことから、地区ごとの潜在的なニーズを把握する必要があるのではと考えており、具体的にどのような方法で酌み取り、どのように解決していくのかについては子ども・子育て会議の活用なども考えられると思われます。時代とともに地域における実情やニーズは異なると思われますが、それを的確に把握することが重要であり、行政と地域との認識のずれがあってはならないと思っておりますことから、お互いが共通認識を持った上で地域と連携して居場所づくりに関して議論し、取り組んでいきたいと考えております。
質問 3番 國井葵
質問の2番目から続いて、まず、課題の把握、地区ごとでのニーズの集約がベースになると思いますが、その上で、試運転といいますか、一つの拠点に集めるということがどのようにいい効果を出すのか、また、地区ごとでどういうニーズが出るのかが合致しないと、行政の政策と本当に町民が求めるものが全くずれてしまい、避けたい事態だと思っています。その点も加味しますけれども、これまで公園整備や地域の居場所づくりの点を軸に質問させていただいて、今回、改めて重要視したいと感じた点が二つほどありました。それが行政間の連携、もう一つがその姿勢です。子どもの居場所、子育ての一つの軸に沿って私は以前から質問させていただいていますけれども、管轄が様々な課にわたっています。こういう提案がありますといったときも、それはこちらの課の管轄ですと言われます。これは仕方がないのですけれども、ちょっとした定番になっているのです。今まさにこの質疑でもそれが表れていると思うのです。質問しているのは私一人なのですけれども、答弁を下さる方が各課にわたっています。管轄上仕方のないこともあるでしょうし、それで効率化が図れているところもあるとは思います。この仕組み自体がどうこうということではなく、それによるデメリットとして、課題認識がずれていってしまう、また、希薄になってしまいやすいといった点が挙げられると思います。この点に関しては、子育てという軸だけではなく、水産や農林など、当事者ごとに思う疑問と意識が変わってしまうので、仕方がないのかもしれないのですけれども、その結果が今回の子ども・子育て世帯に及んではいけないと思っています。例えば、パブリックコメントの回答でも、恐らく、それぞれの項目への回答について、各担当課がそのコメントを評価し、返して、それを集約しているのだと思います。集約後に課長の皆様が何かしらの打合せをしていただいたとしても、先ほど申し上げたように、その場にいる課長のライフステージが当事者のライフステージではないことも多いと思いますので、そうなるとイメージもつきにくく、認識もしづらいと思います。また、役に就いている方や担当者の方がもらった意見に対し、一人でどうしたらいいのだろうか、町民が何を求めているのだろうかといった疑問を持ちながら進めることも往々にしてあるのではないかと思っています。ですから、そのずれを修正する必要があると思っております。比較的短いスパンで定期的に課題、問題を共有し、解決策まで協議するような連携体制が必須だと思っています。そこで、以前も提案したような課をまたいだプロジェクトのようなもの、まずは、関連する課長同士での体制づくり、そこから課題認識や進捗を共通認識し合うような会議を定例で開催してはどうかと思います。子ども・子育て会議というワードも出たのですが、申し訳ないのですけれども、事実上、計画策定時のときのみ機能していたという印象です。でも、最前線で意見を集約して動くべき、また、動けるのは行政の皆さんだと考えています。また、もう一つ申し上げた姿勢という点です。今回のパブリックコメントでやや残念に感じた点がありました。まず、パブリックコメントの集約結果についてで、ホームページに意見募集結果と書いてありまして、意見の取扱いに関しては、案を修正するものが0件、今後の参考とするものが6件、つまり、6件全てを今後の参考とするものとして集約されております。パブリックコメントの募集期間は、先ほどご提示したように、2月13日から2月25日でした。そして、集計結果の周知は、ホームページでは3月27日だったと記憶しています。計画策定の周知はホームページ上の日にちで4月21日でした。この周知時期を見ると、パブコメの集計からおおむね1か月あるのだと推察するのですけれども、今後の参考とするということについてです。これを決して後ろ向きに捉えているわけではないのですけれども、もう少し踏み込んで案の修正まで行くこともできたのではないかと思っています。実際に子ども・子育て支援事業計画を見てみると、ほとんど第2期と代わり映えしないという印象でした。なお、補聴器の助成のことや霧多布湿原センターの授乳室の設置のことなどは割と細かく記載されておりました。また、公共施設の整備という点で、霧多布児童遊園地の遊具更新、また、先ほどのふれあい広場の整備も明記されているかと思うのですけれども、こういったことからも、今までどおりの居場所づくりについて検討するという文言ではなく、こういった利活用を進める、この場所もこんな取組を進める、パブリックコメントからもらった意見に沿って新たに計画項目を追加するといったような動きもできたのではないかと思っています。端的に言うと、検討の段階から脱却していただきたいということです。そして、こういった動きを取れるかどうかで、重要なのは、再三申し上げているとおり、連携、共通認識という点だと私は思っています。以上のことから最後に町長にご質問させていただきます。以前に提案したようなプロジェクトチームといいますか、または、今回提案したような行政内での定例会議を組織することについてどのようにお考えを持っていらっしゃるか、このことを質問し、終わります。
答弁 町長 齊藤清隆
ただいまのご質問にお答えをします。まずもって、組織の連携、そして、姿勢も含めてどうなのだという話だと思います。組織的に言いますと、役場としては、事案があった都度、関係部署を集めて協議する場は常日頃から設けておりますけれども、子ども・子育て支援事業計画につきましては総合計画のように毎年ローリングをしているわけではありません。しかし、総合計画のように、子育て計画もスピード感を持って施策を実施するためにはそういったローリングする場を設ける必要があると認識しております。その場がもしかすると子ども・子育て会議になるのかもしれないですけれども、現状では、議員が言われますとおり、計画策定時以外は機能していないということですので、そういったことも含め、再度、内部で協議させていただきたいと思います。現在の子育てニーズをどうするかという課題が迫っている中で、よりスピード感を持ってやるためには、議員が言われるとおり、何らかの組織を立ち上げる必要があるだろうと認識をしておりますので、まずは、今回リニューアルした総合文化センターまで、茶内・浜中地区から子どもたちをバスで送迎しようと思います。6月26日から始め、3回の試行運転が始まりますが、児童や親御さんからアンケートを取りながら、今後の本格運用も含めて検討しつつ、それに向けての組織づくりもしてまいりたいと考えております。(3番國井葵議員、自席へ着く)