小樽市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日
災害対策について
2023年6月20日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が「災害対策について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 中村岩雄 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 20番 中村岩雄
次に、災害対策について伺います。本年5月5日、午後2時42分頃、石川県能登地方を震源とする地震がありました。気象庁によると、震源の深さは約10キロメートル、地震の規模を示すマグニチュードは6.3と推定されるとのことでした。幸い、東日本大震災のような大規模な被災状況には至らなかったことに胸をなで下ろしております。本市では、これまで建物が倒壊するなどの地震は発生しておりませんが、いつ何どき、前触れもなく地震が発生するかもしれませんし、海を擁していることから津波の心配もあります。これまで、市では災害対策室を設けて防災に取り組んできておりますが、地域の防災を担うには行政に依存するばかりでは、いざというときに対応できない場合も想定されます。そこで、地域の防災活動を円滑に実施するための自主防災組織が結成されていますが、まず、自主防災組織育成推進要綱においての目的、活動の主な内容についてお聞かせください。次に、現在の自主防災組織結成団体の数と、世帯数の多い主な団体と少ない団体をお聞かせください。あわせて、全国、全道の自主防災組織活動カバー率及び本市の活動カバーと道内市の中での順位についてお知らせください。活動カバー率が全道に比べてもかなり低いようですが、この原因についてどのように考えているのかお聞かせください。今後、自主防災組織結成団体を順次増やしていくことが必要と考えますが、どのような取組を考えているのかお聞かせください。一方、防災訓練等の重要性は認識していても、町内会役員高齢化等のため、町内会単位での防災訓練の準備をするだけのスタッフ確保が難しいという御意見も耳にします。地域によっては学校と一体となった防災活動を行っているとのことですので、今後は町内会の範囲を超えた大きなエリア単位で自主防災組織の結成が求められるのではと考えております。例えば町内会、消防団のほか地域の学校の教師、児童、保護者、地元の企業、施設、団体なども入った地域別自主防災組織の結成であります。いざというときに機能することが重要ですので、こういう視点での防災組織の検討をしていく必要があると思いますが、市長のお考えをお聞かせください。自主防災組織結成団体を増やしていくと同時に、地域住民の防災に対する意識の向上と啓発も間断なく行うことも重要です。町内会単位で防災講話や非常食の試食など、様々な事業を町内会館で実施しておりますが、町内会館のない町内会もあることから、市内を何か所かに分けたエリア別に市主催で防災講習会を実施することもできないでしょうか。もちろん、その準備をするスタッフを市職員だけで賄うことは難しいと思いますので、スタッフに消防団や町内会役員のほか子育て世代の方々、学生などにも加わってもらう組織をつくり、運用する体制をつくると、世代間の交流にもつながり有効と考えます。市長のお考えをお聞かせください。さらには、市内の全ての小・中学校の教師、児童、保護者、近隣町会を対象に防災講習会を開催できないでしょうか。現在の開催を希望する学校による手挙げ方式ではなく、例えば3年後には全ての学校などが一度は防災講習会や訓練を受けることができるように防災講習会を開催できれば、地域全体の防災意識向上につながるのではと考えます。市長の御見解をお聞きします。この項目を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、災害対策について御質問がありました。初めに、自主防災組織育成推進要綱につきましては、目的としましては、地域の防災活動を円滑に実施するため、地域住民の自主防災組織の設置を促進し、育成をすることであります。また、活動の主な内容は、平常時は防災に関する知識の普及のほか高齢者や障害者などの要配慮者の把握、一時避難場所の周知と避難経路の確認などであり、災害時は避難誘導、要配慮者の安全確保などとなっております。次に、自主防災組織の結成団体数につきましては、令和5年4月1日現在で9団体であり、世帯数の多い団体は東小樽町会、銭函連合町会、少ない団体は、東雲町会、石山町会などであります。次に、自主防災組織の活動カバー率につきましては、令和4年4月1日現在、全国では約85%、全道では約64%、本市は約23%となっており、道内の市における順位は30番目となっております。次に、全道平均と比較して活動カバー率が低い原因につきましては、本市がこれまで大きな災害に見舞われた経験が少ないことのほか、高齢化率が既に40%を超えており、町内会役員等の担い手が不足していることなどが挙げられます。次に、自主防災組織結成団体の増加に向けた取組につきましては、災害に備えて町内会等による共助の力が欠かせないという意識の醸成が大切であると認識をしておりますので、町内会と市との定例連絡会議や他の会合の機会を通じ、共助の意義を啓発する活動を引き続き実施するとともに、町内会防災訓練の際には併せて防災講話を行うなど、皆さんの防災意識が向上する活動を進めてまいりたいと考えております。次に、町内会の範囲を超えた大きなエリアでの自主防災組織の結成につきましては、これまでも塩谷桃内地区や銭函地区のように連合町会単位で組織をしている例があります。人口が減少する中、広いエリアで組織を結成し、活動スタッフを確保することも手法の一つであると考えておりますので、まずは地区の事情に応じた事例を紹介するなど、防災啓発活動を進めてまいります。次に、エリア別に市主催の防災講習会の実施ができないかとのことにつきましては、現在、町内会や学校等からの申込みを受け、防災講習会を行っているところであります。地域防災力の強化は重要な取組と認識をしておりますので、まずは、一層の周知を図るとともに、町内会役員等とも連携をしながら、できるだけ多くの方々に参加をしていただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。次に、市内全小・中学校での防災講習会の開催につきましては、ただいま答弁をいたしましたとおり、まずは現在実施している防災講習会の一層の周知を図ることにより、できるだけ多くの方々に参加をいただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。